JPH08260581A - 建築物における外壁開口部の防水構造 - Google Patents

建築物における外壁開口部の防水構造

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JPH08260581A
JPH08260581A JP6109495A JP6109495A JPH08260581A JP H08260581 A JPH08260581 A JP H08260581A JP 6109495 A JP6109495 A JP 6109495A JP 6109495 A JP6109495 A JP 6109495A JP H08260581 A JPH08260581 A JP H08260581A
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JP
Japan
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opening
wall
water
closing means
building
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Application number
JP6109495A
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English (en)
Inventor
Masami Fujito
正美 藤戸
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の外壁に設けた開口部からの建築物屋
内への水漏れを防ぐ。 【構成】 建築物13の外壁14を構成する外壁パネル
1及び外壁下地2に開閉手段7を備え、前記外壁パネル
1と前記外壁下地2との間に、前記外壁パネル1と前記
外壁下地2間を流下する水を受け、かつ前記開閉手段7
の左右方向外方へ前記水を案内する水受け材11を前記
開閉手段7の左右方向の幅の上方を覆うように設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁パネルを用いて外
壁を形成する建築物の、窓や出入り口等を取り付ける外
壁開口部の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように、建築物33
の外壁34は、柱、合板等の下地材24に建築物屋内へ
の防水をするシート25を貼りつけて形成した外壁下地
22の外面に複数の外壁パネル21を並設することによ
り形成され、該外壁パネル21と前記外壁下地22に
は、両者21、22を連通する開口23を設けている。
【0003】前記外壁下地22の前記開口23周りに、
該開口23を開閉可能とする窓等の開閉手段27の外周
部分の外枠27aを取り付け、前記外壁パネル21の開
口23部分に前記外枠27aを挿通し、該外枠27aと
前記外壁パネル21との隙間にシーリング材29を埋入
して建築物外部からの防水をしている。また、前記外枠
27aと前記下地材22の境界部分には、防水用の両面
接着テープ30を貼り前記下地材24と前記外枠27a
間の防水をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような建築物3
3の外壁34においては、強風時に外壁パネル21の最
上部の屋根際から入り込んだ雨水や、結露水が外壁パネ
ル21と下地材22の間を流れることがある(図4矢示
D、図5矢示E)。この際に前記開閉手段27の上部に
前記水が流下すると、前記外壁パネル21と前記開閉手
段27との隙間にシーリング材等を埋入しているので前
記水は建築物33外部に逃げることができず、前記開閉
手段27上に水が溜まる恐れがある。このため、前記外
壁下地22と前記外枠27aとの境界部分の防水用のテ
ープ30の施工が十分でない場合等にはこの境界部分に
水が入り込み開口33から建築物屋内に水漏れを起こす
恐れがあった。
【0005】そこで本発明においては、開閉手段上部へ
の水の流下を防ぐことにより該水が前記開閉手段上部に
溜まらないようにし、よって、開口から建築物屋内への
水漏れを防ぐ外壁開口部の防水構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外壁下地2の
外面に外壁パネル1を備え、該外壁パネル1及び前記外
壁下地2に、両者1、2を連通する開口3を設け、該開
口3を開閉可能とする開閉手段7を備えている建築物に
おける外壁開口部の防水構造において、上述の目的を達
成するために、以下の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、前記外壁パネル1と前記外壁下
地2との間に、前記外壁パネル1と前記外壁下地2間を
流下する水を受け、かつ前記開閉手段7の左右方向外方
へ前記水を案内する水受け材11を前記開閉手段7の左
右方向の幅の上方を覆うように設けていることを特徴と
している。また、前記水受け材11は、前記開閉手段7
の幅方向中間部分が高く、該中間部分より外方が低くな
るように形成していることを特徴としている。
【0008】そして、前記水受け材11は、前記開閉手
段7の左右方向両外方の一方から他方にむかって高所か
ら低所へ傾斜していることを特徴としている。
【0009】
【作用】外壁パネル1と外壁下地2間を流下する水を、
前記外壁パネル1と前記外壁下地2間に設けた水受け材
11によって開閉手段7の上方で受け、更に前記開閉手
段7の左右方向外方へ前記水を案内して流すため、開閉
手段上部に水が流下して溜まることはほとんどなく、よ
って、開口3から建築物屋内への水漏れを防止すること
ができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して説明する。図
1及び図2において、建築物13の外壁14は、柱や合
板等の下地材4に防水用のシート5を貼りつけることに
より形成した外壁下地2の外面に外壁パネル1を設ける
ことにより形成されている。
【0011】前記外壁パネル1は、長方形の板状で、該
外壁パネル1の複数が、その長辺が上下に位置するよう
に前記外壁下地2の外面に並設されている。前記外壁下
地2及び前記外壁パネル1には、両者1、2を連通する
開口3を設け、また、該開口3を開閉可能とする開閉手
段7を設けている。前記開閉手段7は、出入口ドアや窓
等であり、本実施例においては窓を採り上げて示してい
る。
【0012】前記開閉手段7は、その外周に設けた外枠
7aと、該外枠7aの内部に該外枠7aによって左右方
向に案内されて摺動する開閉部7bとからなっており、
前記外枠7aは、前記外壁下地2の開口3周りの外面に
取り付けられ、前記外壁パネル1の開口3部分に挿通し
ている。前記外壁パネル1と前記外枠7aの全外周との
隙間には、建築物13外部より雨水等の侵入を防ぐシー
リング材9を埋入している。
【0013】また、前記開閉手段7の外枠7aの外周と
前記下地材2の境界部分には、前記外壁下地2と前記外
枠7a間の防水をする防水用の両面接着テープ10を貼
りつけて、その上から前記防水用のシート5を被せるよ
うにしている。前記防水用の両面接着テープ10は、発
泡ゴム、又は、ブチルゴムにアスファルト紙を内包した
合成ゴム等の防水材の表裏面に接着剤を塗ることにより
なっている。
【0014】前記外壁パネル1と前記外壁下地2の間に
は、外壁パネル1と前記外壁下地2間を流下する水を受
け、かつ前記開閉手段7の左右方向外方へ前記水を案内
する水受け材11を前記開閉手段7の左右方向の幅の上
方を覆うように設けている。前記水受け材11は、前記
開閉手段7の幅方向中間部分が高く、該中間部分より外
方が低く傾斜した正面視く字形状となっており、前述し
た防水用の両面接着テープ10を前記外壁パネル1の内
面と前記外壁下地2の外面とに接着してこの間を埋める
ことで水受け材11としている。
【0015】外壁パネル1と外壁下地2の間には、強風
時に外壁パネル1の最上部の屋根際から入り込んだ雨水
や、結露水が図2矢示Bに示すように流下することがあ
るが、この際に流下した水は、前記開閉手段7の上方に
おいて水受け材11によって受けられる。そして、前記
水受け材11は、前記開閉手段7の幅方向中間部分が高
く、該中間部分より外方が低く傾斜した正面視く字形状
となっているため、前記開閉手段7の外方へと水を案内
し(図1矢示A)、前記開閉手段7の左右方向外方へと
流すことができる。したがって、前記開閉手段7上部に
水が流下して溜まり、前記外壁下地2と前記外枠7aと
の境界部分に水が入り込むことはほとんどなく、開口3
部分から建築物13屋内への水漏れを防止することがで
きる。
【0016】なお、本実施例においては、水受け材11
を正面視く字形状としているが、開閉手段7の幅方向中
間部分が高く、該中間部分より外方が低く傾斜した正面
視円弧状に形成することもできる。図3は、本発明の他
の実施例を示しており、水受け材11を、前記開閉手段
7の左右方向両外方の一方から他方にむかって高所から
低所へ直線状に傾斜して設けている。
【0017】本実施例においても、外壁パネル1と外壁
下地2の間に流下する強風時の雨水や結露水は、前記水
受け材11によって受けられ、矢示Cで示す方向へと案
内されて前記開閉手段7の幅方向の一方の外方へと流れ
るため、前記開閉手段7上部に水が流下して溜まり、前
記外壁下地2と前記外枠7aとの境界部分に水が入り込
むことはほとんどなく、開口3部分から建築物13屋内
への水漏れを防止することができる。
【0018】また、外壁パネルを胴縁を介して外壁下地
に取り付け、前記外壁パネルと前記外壁下地との間隔を
広くとって該間隔の通気を可能とした構造においても、
前記外壁パネルの内面と前記外壁下地の外面の双方に防
水用のテープを貼る等して前記間隔を埋めて水受け材と
することができる。なお、上述した実施例においては、
防水用の両面接着テープを流用して水受け材としたが、
これに限らず、例えば金属、樹脂等の防水可能な材質に
て水受け材を形成して実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、外壁パネルと外壁下地の間に水受け材を設け、該水
受け材は、外壁パネルと外壁下地の間を流下する水を開
閉手段の上方で受け、かつ、開閉手段の左右方向外方へ
と前記水を案内して流すため、前記開閉手段の上部に前
記水が溜まることはほとんどなく、よって、開口部分か
ら建築物屋内への水漏れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図4】従来例を示す正面図である。
【図5】従来例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル 2 外壁下地 3 開口 7 開閉手段 11 水受け材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁下地(2)の外面に外壁パネル
    (1)を備え、該外壁パネル(1)及び前記外壁下地
    (2)に、両者(1)、(2)を連通する開口(3)を
    設け、該開口(3)を開閉可能とする開閉手段(7)を
    備えている建築物における外壁開口部の防水構造におい
    て、 前記外壁パネル(1)と前記外壁下地(2)との間に、
    前記外壁パネル(1)と前記外壁下地(2)間を流下す
    る水を受け、かつ前記開閉手段(7)の左右方向外方へ
    前記水を案内する水受け材(11)を前記開閉手段
    (7)の左右方向の幅の上方を覆うように設けているこ
    とを特徴とする建築物における外壁開口部の防水構造。
  2. 【請求項2】 前記水受け材(11)は、前記開閉手段
    (7)の幅方向中間部分が高く、該中間部分より外方が
    低くなるように形成していることを特徴とする請求項1
    に記載の建築物における外壁開口部の防水構造。
  3. 【請求項3】 前記水受け材(11)は、前記開閉手段
    (7)の左右方向両外方の一方から他方にむかって高所
    から低所へ傾斜していることを特徴とする請求項1に記
    載の建築物における外壁開口部の防水構造。
JP6109495A 1995-03-20 1995-03-20 建築物における外壁開口部の防水構造 Pending JPH08260581A (ja)

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JP6109495A JPH08260581A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 建築物における外壁開口部の防水構造

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JP6109495A JPH08260581A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 建築物における外壁開口部の防水構造

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JPH08260581A true JPH08260581A (ja) 1996-10-08

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ID=13161159

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JP6109495A Pending JPH08260581A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 建築物における外壁開口部の防水構造

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JP (1) JPH08260581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009108498A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Misawa Homes Co Ltd 建物の外壁構造
CN105971130A (zh) * 2015-03-12 2016-09-28 日吉华株式会社 止水构件以及外壁构造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009108498A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Misawa Homes Co Ltd 建物の外壁構造
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