JPH08260197A - アルミニウム材の陽極酸化方法 - Google Patents

アルミニウム材の陽極酸化方法

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JPH08260197A
JPH08260197A JP6550095A JP6550095A JPH08260197A JP H08260197 A JPH08260197 A JP H08260197A JP 6550095 A JP6550095 A JP 6550095A JP 6550095 A JP6550095 A JP 6550095A JP H08260197 A JPH08260197 A JP H08260197A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム材の陽極酸化膜中に、母材のS
iを混入若しくは残留させない技術を提供する。 【構成】 錯化能を有する陰イオンを含む化合物、
酸素酸アニオンを含む有機酸及びハロゲン化物からな
る電解液を用いて陽極酸化処理をする。 【効果】 上記電解液を使用することで、酸化膜中のS
i含有量を大幅に削減でき、耐食性を増すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSiを含むアルミニウム
材、特にSi,Cu,Feなどを多く含むアルミニウム
合金鋳鍛材を対象に、この種の材料に陽極酸化処理を施
す技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平6−167243号公報
「エンジンシリンダの摺動部材」に、アルミニウム母材
に含まれるSiの処理を主旨とした発明が開示されてい
る。即ち、Siを8〜12%含むアルミニウム材に通常
の硫酸浴中での直流定電解法で陽極酸化処理すると、S
iがメッキ電流の通電を阻害し、その結果、薄く軟らか
な被膜しか得られない。そこで、特開平6−16724
3号では電流反転法を採用してSiを破砕し、通電を良
好にし、厚い硬い被膜を得るというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術では
針状のSiを破砕して微細化することはできるが、母材
及び酸化膜中にはSi粒は当然残留する。このため、酸
化膜は耐食性が低下し、好ましくない。そこで、本発明
の目的は陽極酸化膜中に、母材のSiを残留させない若
しくは影響が無い程度まで排除することのできる技術を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、Siを含むアルミニウム材に、下記〜
からなる電解液を用いて陽極酸化処理を施すことを特徴
とする。 錯化能を有する陰イオンを含む化合物 酸素酸アニオンを含む有機酸 ハロゲン化物 なお、「錯化能」とは金属イオンに配位子として配位し
て錯体をつくる能力のことをいう。「錯体」とは金属又
は金属類似元素の原子を中心原子として、それに他の原
子又は原子団すなわち配位子が結合して1つの原子団を
つくるとき、その原子団を錯体という。「アニオン」は
陰イオンを意味する。
【0005】前記錯化能を有する陰イオンを含む化合物
は、リン酸水素ナトリウム、リン酸3ナトリウムから選
ばれた少なくとも1つであり、前記酸素酸アニオンを含
む有機酸は、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、
ソルビトールから選ばれた少なくとも1つであり、前記
ハロゲン化物は、フッ化カリウム、フッ化ナトリウムか
ら選ばれた少なくとも1つであことを特徴とする
【0006】
【作用】上記〜からなる電解液を用いて陽極酸化す
ると、アルミニウム材の表面に所望の酸化膜が形成でき
る。この際に、電解液中の〜は各々次の作用をな
す。 酸素酸アニオンは、OH-イオンを陽極に供給し、被
膜の生成効率を向上させる。 ハロゲン化物は、酸素酸アニオンとともに、Siなど
の介在物、その他添加金属、金属間化合物を選択的に溶
解し、酸化膜から除去する。 錯化能を有する陰イオンを含む化合物は、酸化膜を平
坦にする作用をなす。即ち、生成途中に酸化膜の外表面
に凹凸があるとすると、前記陰イオンを含む化合物は、
凹部に厚く、凸部に薄く付着する。見掛け上、Alイオ
ンの溶出速度は凹部で遅く、凸部で早くなることから、
結果的に酸化膜の外表面は平坦になる。
【0007】なお、上記〜の具体的化合物及びその
好適濃度範囲は次の通りである。 錯化能を有する陰イオンを含む化合物; 好適化合物;リン酸水素ナトリウム、リン酸3ナトリウ
ム 好適濃度;リン酸水素ナトリウムは、0.2〜0.5モ
ル リン酸3ナトリウムは、0.2〜0.4モル 下限値より少ないと酸化膜の生成速度が例えば0.01
μm/分の如く遅くなり、生産性が悪化する。また、上
限値を超えると過飽和となり浴中に沈殿してしまい意味
が無くなる。
【0008】酸素酸アニオンを含む有機酸; 好適化合物;クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、
ソルビトール 好適濃度;クエン酸ナトリウムは0.1〜0.75モル 酒石酸ナトリウムは0.1〜0.55モル ソルビトールは0.25〜0.75モル 下限値より少ないと増膜効果がなくなり、また、上限値
を超えるとバーニング(焼け)が発生して膜の成長が止
まる。
【0009】ハロゲン化物: 好適化合物;フッ化カリウム、フッ化ナトリウム 好適濃度;フッ化カリウムは、0.1〜0.75モル フッ化ナトリウムは、0.1〜0.75モル 下限値より少ないと合金成分の残存量が過多となり、ま
た、上限値を超えると膜の成長が止まる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。表1は次に述べる実施例
及び比較例を対象としたを前処理の条件を示す。すなわ
ち、陽極酸化処理の前に母材(アルミニウム材)の表面
から油脂などを除去する処置を施す。
【0011】
【表1】
【0012】実施例1及び比較例1;実施例1及び比較
例1での母材は、アルミニウム合金ダイカスト材のAD
C12−JISH5302であり、その主成分は表2に
示す通り、1.5〜3.5wt%のCu、9.6〜1
2.0wt%ものSi、0.3〜0.6wt%のFeを
含むアルミニウム合金である。
【0013】
【表2】
【0014】実施例1は、前記前処理を施したADC1
2−JIS材に、表3に示す通りのリン酸3ナトリウム
0.3モル、ソルビトール0.5モル及びフッ化カリウ
ム0.5モルからなる電解液を用いて、陽極酸化を施
す。液温は20℃、電圧は50V(直流)とし、通電時
間を20〜90minの範囲で時間を変更しつつ6個の
サンプルを得、更にこれらを市販の封孔剤を添加した9
5℃の湯水中に20分間放置し、その後水洗いし、自然
乾燥させて、サンプルとした。
【0015】
【表3】
【0016】図1は本発明方法に係る実施例1及び比較
例1で得たサンプルにおける酸化膜厚さとレイティング
Noとの関係をまとめたグラフである。レイティングN
oとは、JISH8681「アルミニウム及びアルミニ
ウム合金の陽極酸化被膜の耐食性試験方法」で規定され
る試験方法の1つでる、キャス法で規定する耐食性指標
である。
【0017】キャス法は、キャス試験機を用いて、銅塩
を含む酢酸酸性の塩水溶液を規定時間サンプルに噴霧
し、腐食の発生状態によって酸化膜の耐食性を調べる方
法である。実施例及び比較例ではキャス試験時間を16
時間に定めた。レイティングNoは、No10が腐食な
しであり、No9.5が腐食面積率0.05%以下、N
o9が同0.10%以下、以降Noが小さくなるほど腐
食面積率は大きくなる。すなわち、Noが大きいほど耐
食性があるということを示す。一般に通常の使用に耐え
るレイティングNoは9と言われているので、本発明で
は基準レイティングNoを9とした。
【0018】実施例1の方法で得られたサンプル6個に
キャス試験を施した結果を、図1に○で示した。する
と、レイティングNo9を満足する酸化膜厚は3〜4μ
mでよいことが分かった。そして、酸化膜の成分をEP
MA(X線マイクロアナライザ)で分析したところ、S
iの含有量は8wt%であった。
【0019】比較例1は、前記前処理を施したADC1
2−JIS材に、表3に示す通りの15wt%硫酸から
なる電解液を用いて、陽極酸化を施す。液温は20℃、
電圧は10V(直流)とし、通電時間を10〜60mi
nの範囲で時間を変更しつつ5個のサンプルを得、更に
これらを市販の封孔剤を添加した95℃の湯水中に20
分間放置し、その後水洗いし、自然乾燥させて、サンプ
ルとした。
【0020】これらのサンプルにキャス試験を施した結
果を、図1に△で示した。すると、レイティングNo9
を満足する酸化膜厚は13μmであることが分かった。
そして、酸化膜の成分をEPMAで分析したところ、S
iの含有量は17wt%であった。実施例1は比較例1
の1/4程度の膜厚で、同等の耐食性を発揮すると言
え、この差は酸化膜に含まれるSiの量(実施例1は8
wt%、比較例1は17wt%)に依存すると考える。
【0021】実施例2及び比較例2;実施例2及び比較
例2での母材は、アルミニウム合金鋳物材のAC4C−
JISH5202であり、その主成分は表4に示す通
り、0.05wt%以下のCu、6.5〜7.5wt%
のSi、0.3〜0.45wt%のMg、0.3wt%
以下のFe、0.2wt%以下のTiを含むアルミニウ
ム合金である。
【0022】
【表4】
【0023】実施例2は、前記前処理を施したAC4C
−JIS材に、表5に示す通りのリン酸3ナトリウム
0.3モル、ソルビトール0.5モル及びフッ化カリウ
ム0.5モルからなる電解液を用いて、陽極酸化を施
す。液温は20℃、電圧は50V(直流)とし、通電時
間を20〜60minの範囲で時間を変更しつつ6個の
サンプルを得、更にこれらを市販の封孔剤を添加した9
5℃の湯水中に20分間放置し、その後水洗いし、自然
乾燥させて、サンプルとした。
【0024】
【表5】
【0025】図2は本発明方法に係る実施例2及び比較
例2で得たサンプルにおける酸化膜厚さとレイティング
Noとの関係をまとめたグラフである。実施例2の方法
で得られたサンプル6個にキャス試験を施した結果を、
図2に○で示した。すると、レイティングNo9を満足
する酸化膜厚は3μmでよいことが分かった。そして、
酸化膜の成分をEPMAで分析したところ、Siの含有
量は7wt%であった。
【0026】比較例2は、前記前処理を施したAC4C
材に、表5に示す通りの15wt%硫酸からなる電解液
を用いて、陽極酸化を施す。液温は20℃、電圧は15
V(直流)とし、通電時間を10〜60minの範囲で
時間を変更しつつ5個のサンプルを得、更にこれらを市
販の封孔剤を添加した95℃の湯水中に20分間放置
し、その後水洗いし、自然乾燥させて、サンプルとし
た。
【0027】これらのサンプルにキャス試験を施した結
果を、図2に△で示した。すると、レイティングNo9
を満足する酸化膜厚は13μmであることが分かった。
実施例2は比較例2の1/4程度の膜厚で、同等の耐食
性を発揮すると言える。この差は酸化膜に含まれるSi
の量(実施例2は7wt%、比較例1は17wt%)に
依存すると考える。
【0028】実施例3、実施例4及び比較例3;実施例
3、実施例4及び比較例3での母材は、前記表2に示し
たアルミニウム合金ダイカスト材のADC12−JIS
H5302である。
【0029】実施例3は、前記前処理を施したADC1
2−JIS材に、表6に示す通りのリン酸3ナトリウム
0.2モル、ソルビトール0.5モル及びフッ化カリウ
ム0.5モルからなる電解液を用いて、陽極酸化を施
す。液温は20℃、電圧は50V(直流)とし、通電時
間を20〜90minの範囲で時間を変更しつつ5個の
サンプルを得、更にこれらを市販の封孔剤を添加した9
5℃の湯水中に20分間放置し、その後水洗いし、自然
乾燥させて、サンプルとした。
【0030】
【表6】
【0031】図3は本発明方法に係る実施例3及び比較
例3で得たサンプルにおける酸化膜厚さとレイティング
Noとの関係をまとめたグラフである。実施例3の方法
で得られたサンプル5個にキャス試験を施した結果を、
図3に○で示した。すると、レイティングNo9を満足
する酸化膜厚は2.5μmでよいことが分かった。そし
て、酸化膜の成分をEPMAで分析したところ、Siの
含有量は7wt%であった。
【0032】比較例3は、前記前処理を施したADC1
2材に、表6に示す通りの15wt%硫酸からなる電解
液を用いて、陽極酸化を施す。液温は20℃、電圧は1
5V(直流)とし、通電時間を10〜60minの範囲
で時間を変更しつつ5個のサンプルを得、更にこれらを
市販の封孔剤を添加した95℃の湯水中に20分間放置
し、その後水洗いし、自然乾燥させて、サンプルとし
た。
【0033】これらのサンプルにキャス試験を施した結
果を、図3に△で示した。すると、レイティングNo9
を満足する酸化膜厚は13μmであることが分かった。
実施例3は比較例3の1/4程度の膜厚で、同等の耐食
性を発揮すると言える。この差は酸化膜に含まれるSi
の量(実施例3は7wt%、比較例3は17wt%)に
依存すると考える。
【0034】実施例4は、前記前処理を施したADC1
2−JIS材に、前記表6に示す通りのリン酸3ナトリ
ウム0.3モル、酒石酸ナトリウム0.3モル及びフッ
化ナトリウム0.3モルからなる電解液を用いて、陽極
酸化を施す。液温は20℃、電圧は50V(直流)と
し、通電時間を20〜90minの範囲で時間を変更し
つつ4個のサンプルを得、更にこれらを市販の封孔剤を
添加した95℃の湯水中に20分間放置し、その後水洗
いし、自然乾燥させて、サンプルとした。
【0035】図4は本発明方法に係る実施例4及び比較
例3で得たサンプルにおける酸化膜厚さとレイティング
Noとの関係をまとめたグラフである。実施例4の方法
で得られたサンプル4個にキャス試験を施した結果を、
図4に○で示した。すると、レイティングNo9を満足
する酸化膜厚は4μmでよいことが分かった。そして、
酸化膜の成分をEPMAで分析したところ、Siの含有
量は8wt%であった。
【0036】図4に示した比較例3は、図3のものと同
じでありレイティングNo9を満足する酸化膜厚は13
μmである。実施例4は比較例3の1/3程度の膜厚
で、同等の耐食性を発揮すると言える。この差は酸化膜
に含まれるSiの量(実施例4は8wt%、比較例3は
17wt%)に依存すると考える。
【0037】以上のことから、本発明の電解液は母材か
ら酸化膜へ見掛け上移動するSiを溶解する作用をなす
ので酸化膜中のSi含有量が減り、耐食性が増すことが
明かとなった。尚、本発明の電解液はSiのみならず、
Cu,Feなどの合金金属やその他金属間介在物をも溶
解するので、酸化膜の改良が図れる。しかし、本発明方
法を合金成分の比較的少ないアルミニウム材の陽極酸化
処理に適用することは差支えない。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の方法は、Siを含むアルミニウム材
に、錯化能を有する陰イオンを含む化合物+酸素酸
アニオンを含む有機酸+ハロゲン化物からなる電解液
を用いて陽極酸化処理を施すようにしたもので、のハ
ロゲン化物は、の酸素酸アニオンとともに、Siなど
の介在物、その他添加金属、金属間化合物を選択的に溶
解し、酸化膜から除去するから、酸化膜の耐食性が大い
に向上する。また、の錯化能を有する陰イオンを含む
化合物は、酸化膜を平坦にする作用をなす。即ち、生成
途中に酸化膜の外表面に凹凸があるとすると、前記陰イ
オンを含む化合物は、凹部に厚く、凸部に薄く付着す
る。見掛け上、Alイオンの溶出速度は凹部で遅く、凸
部で早くなることから、結果的に酸化膜の外表面は平坦
になる。
【0039】請求項2の方法は、前記錯化能を有する陰
イオンを含む化合物をリン酸水素ナトリウム、リン酸3
ナトリウムから選ばれた少なくとも1つとし、前記酸素
酸アニオンを含む有機酸をクエン酸ナトリウム、酒石酸
ナトリウム、ソルビトールから選ばれた少なくとも1つ
とし、また前記ハロゲン化物をフッ化カリウム、フッ化
ナトリウムから選ばれた少なくとも1としたので、これ
ら化合物の選定を容易になせ、指定品目内での代替も可
能であるから、準備が簡単になり処理作業の効率化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に係る実施例1及び比較例1で得た
サンプルにおける酸化膜厚さとレイティングNoとの関
係をまとめたグラフ
【図2】本発明方法に係る実施例2及び比較例2で得た
サンプルにおける酸化膜厚さとレイティングNoとの関
係をまとめたグラフ
【図3】本発明方法に係る実施例3及び比較例3で得た
サンプルにおける酸化膜厚さとレイティングNoとの関
係をまとめたグラフ
【図4】本発明方法に係る実施例4及び比較例3で得た
サンプルにおける酸化膜厚さとレイティングNoとの関
係をまとめたグラフ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Siを含むアルミニウム材に、錯化能を
    有する陰イオンを含む化合物、酸素酸アニオンを含む有
    機酸及びハロゲン化物からなる電解液を用いて陽極酸化
    処理を施すことを特徴とするアルミニウム材の陽極酸化
    方法。
  2. 【請求項2】 前記錯化能を有する陰イオンを含む化合
    物は、リン酸水素ナトリウム、リン酸3ナトリウムから
    選ばれた少なくとも1つであり、前記酸素酸アニオンを
    含む有機酸は、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウ
    ム、ソルビトールから選ばれた少なくとも1つであり、
    前記ハロゲン化物は、フッ化カリウム、フッ化ナトリウ
    ムから選ばれた少なくとも1つであことを特徴とした請
    求項1記載のアルミニウム材の陽極酸化方法。
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