JPH08259456A - アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患治療薬 - Google Patents

アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患治療薬

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Publication number
JPH08259456A
JPH08259456A JP7104553A JP10455395A JPH08259456A JP H08259456 A JPH08259456 A JP H08259456A JP 7104553 A JP7104553 A JP 7104553A JP 10455395 A JP10455395 A JP 10455395A JP H08259456 A JPH08259456 A JP H08259456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
atopic dermatitis
dermal diseases
treating agent
skin
Prior art date
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Pending
Application number
JP7104553A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kuga
正明 久我
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】治療が困難なアトピー性皮膚炎等の各種皮膚疾
患に対して副作用がなく、かゆみがつよくとれ、かつ治
療効果の大きい治療薬を得ることである。 【構成】オウレン,オウゴン,シャクヤク,ボウフウ,
ケイガイ等の生薬を組合わせて、これらをオリーブ油等
の植物油で煮出して得られた抽出液を濾過、その他によ
り固形物を除去してエキスを得る、これに馬の油とワセ
リンを加えて溶解、攪拌しながら冷やして膏剤としたも
のを主成分とする各種皮膚疾患に対する治療薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアトピー性皮膚炎の皮
膚疾患治療薬ならびに、皮膚掻痒症,乾燥性皮膚炎,口
内炎,外耳道炎,にきび,その他の皮膚疾患治療薬とし
て利用される。
【0002】
【従来の技術】従来は、同一人出願による特願平5−9
3519号,特願平5−105881号,特願平5−1
41135号、特願平5−204408号及び特願平5
−320810号のアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患治療
薬がある。又、同じく従来よりアトピー性皮膚炎等に対
する治療薬としては副腎皮質ステロイドホルモン剤があ
るが、この薬品のもつ全身症状,皮膚の黒色化,皮膚の
菲薄化等の副作用のため使用を中止せざるをえないこと
も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アトピー性皮膚炎の皮
膚疾患に作用して、かゆみをよりよく抑え、副作用がな
く、かつアレルギー等による炎症をより効果的に抑え
て、効果がより大きい治療薬を得ることである。また、
かゆみを伴う皮膚疾患に作用して、かゆみをよりよく抑
え、副作用がなく、炎症をより効果的に抑えて、効果が
より大きい治療薬を得ることである。また、口内炎,外
耳道炎,にきび,その他の皮膚疾患に作用して、副作用
がなく、アレルギー等による炎症をより効果的に抑え、
かつ、かゆみ,いたみをよりよく抑えて、効果がより大
きい治療薬を得ることである また、現在アトピー性皮膚炎に対して有効な治療剤とさ
れている副腎皮質ステロイドホルモン剤の場合は、全身
症状、皮膚の黒色化、皮膚の菲薄化等の副作用のため使
用を中止せざるをえないことも多く、これにかわり得る
外用剤が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の手段としてオウレ
ン,オウゴン,シャクヤク,ボウフウ,ケイガイ等の生
薬を組合わせて、これらをオリーブ油等の植物油で煮出
して得たエキスに馬の油とワセリンを組み合わせたもの
を有効主成分とすることを特徴とする各種皮膚疾患に対
する治療薬。第2の手段として第1の手段の生薬を組合
わせて、これらをオリーブ油等の植物油で煮出して得た
エキスを有効主成分とすることを特徴とする各種皮膚疾
患に対する治療薬。アトピー性皮膚炎は原因が多岐にわ
たり、又症状も多彩である。これらの皮膚症状を改善す
るために、漢方生薬のもつ有効な薬理作用を組合せた軟
膏剤を発明した。上記の生薬は下記のものより組み立て
られている。 1.消炎、解毒等の薬理作用をもつ : オウレン,オウゴン 2.皮膚の滋潤等の薬理作用をもつ : シャクヤク 3.かゆみ止め等の薬理作用をもつ : ボウフウ,ケイガイ また上記と同様の薬理作用をもつ、その他の生薬を適宜
組み合わせることもできる。そして更に皮膚の湿潤化,
皮膚組織への強力な浸透力等、その他の効果をもつ馬油
と、皮膚の保湿作用および保護作用のあるワセリンとそ
して、植物油を組み合わせることで、より治療効果を高
めることができる。
【0005】
【作用】本発明の治療薬を局所に軽く塗布するか、ガー
ゼや紙などに伸ばして貼布することにより、アトピー性
皮膚炎に対して副作用がなく、かつ、かゆみをよく抑え
るため、その患部への引っ掻き傷等による悪化が防止で
きると共に、アレルギーによる炎症をより効果的に抑え
ていくため、治療効果がより大きく作用する。そして、
アトピー性皮膚炎においては、皮膚を正常に回復させる
ことはもちろん、副腎皮質ステロイドホルモン剤の使用
により変色した皮膚の色を正常に戻すこともできる。口
内炎,外耳道炎,にきび,その他の皮膚疾患に対して
も、副作用がなくアレルギー,炎症等を効果的に抑える
と共に、かゆみ,いたみもよく抑えて治療効果がより大
きく作用する。かゆみをもつ、その他の皮膚疾患に対し
ても、副作用がなく、かゆみをよく抑えると共に、炎症
等を効果的に抑えるので治療効果がより大きく作用す
る。
【0006】
【実施例1】オウレン,オウゴン,シャクヤク,ボウフ
ウ,ケイガイの生薬を組合わせて、これらをオリーブ油
で煮出して得られた抽出液を濾過、その他の方法により
固形物を除去してエキスを得る。これに馬の油とワセリ
ンを加えて溶解、攪拌しながら冷やして膏剤としたもの
を主成分とする各種皮膚疾患に対する治療薬。上記の生
薬は適当な割合で用いることができるがオウレン20
g,オウゴン20g,シャクヤク20g,ボウフウ20
g,ケイガイ20gの割合で用いるのが好ましい。また
上記生薬と同様の薬理作用をもつその他の生薬を適宜用
いてもよい。次に本発明の薬剤の製造の1例を示す。オ
ウレン20g,オウゴン20g,シャクヤク20g,ボ
ウフウ20g,ケイガイ20g の生薬を約140℃の
オリーブ油約350〜400ccで約10分間煮出して
得た抽出液を濾過してエキスを得る。そしてエキスの温
度が約80〜100℃の時、ワセリン約500gと馬の
油約100gを加えて溶解、攪拌しながら冷やしてつく
った薬剤。また、上記のそれぞれの量は、適宜変えても
よい。
【0007】
【実施例2】実施例1におけるオリーブ油を胡麻油,サ
フラワー油,ナタネ油,月見草油,ヒマワリ油,コーン
油等その他の植物油としたもの。
【0008】
【実施例3】実施例1におけるオリーブ油をαリノレン
酸系のシソ油,エゴマ油等その他の植物油としたもの。
【0009】
【実施例4】実施例1,実施例2,実施例3における、
煮出して得られた抽出液を濾過、その他の方法により固
形物を除去して得たエキスに、それぞれヒノキチオール
(植物油の成分)を組み合わせたもの。
【0010】
【実施例5】オウレン,オウゴン,シャクヤク,ボウフ
ウ,ケイガイの生薬を組合わせて、これらをオリーブ油
で煮出して得られた抽出液を濾過、その他の方法により
固形物を除去してエキスを得る。これにワセリンを加え
て溶解、攪拌しながら冷やして膏剤としたものを主成分
とする各種皮膚疾患に対する治療薬。上記の生薬は適当
な割合で用いることができるがオウレン20g,オウゴ
ン20g,シャクヤク20g,ボウフウ20g,ケイガ
イ20gの割合で用いるのが好ましい。また上記生薬と
同様の薬理作用をもつその他の生薬を適宜用いてもよ
い。次に本発明の薬剤の製造の1例を示す。オウレン2
0g,オウゴン20g,シャクヤク20g,ボウフウ2
0g,ケイガイ20gの生薬を約140℃のオリーブ油
約350〜400ccで約10分間煮出して得た抽出液
を濾過してエキスを得る。そしてエキスの温度が約80
〜100℃の時、ワセリン約500gを加えて溶解、攪
拌しながら冷やしてつくった薬剤。また、上記のそれぞ
れの量は、適宜変えてもよい。
【0011】
【実施例6】実施例5におけるオリーブ油を胡麻油,サ
フラワー油,ナタネ油,月見草油,ヒマワリ油,コーン
油等その他の植物油としたもの。
【0012】
【実施例7】実施例5におけるオリーブ油をαリノレン
酸系のシソ油,エゴマ油等その他の植物油としたもの。
【0013】
【実施例8】実施例5,実施例6,実施例7における、
煮出して得られた抽出液を濾過、その他の方法により固
形物を除去して得たエキスに、それぞれヒノキチオール
(植物油の成分)を組み合わせたもの。
【0014】
【実施例9】実施例5,実施例6,実施例7,実施例8
におけるワセリンに蜜蝋を加えたもの。
【0016】
【発明の効果】治療が困難なアトピー性皮膚炎に対して
これらの薬を用いることにより、患部のかゆみがよく抑
えられるため、引っかき傷等による患部の悪化が防止で
きて、かつ副作用がなく、アレルギーによる炎症をより
効果的に抑えるため、従来より大変有効な治療ができ
る。そして皮膚を正常に戻すと共に、副腎皮質ステロイ
ドホルモン剤の使用による副作用で変色した皮膚を正常
な色に戻すこともできる。これらの薬は、皮膚のかゆみ
どめ作用および保護作用がつよいため、かゆみが伴うそ
の他の皮膚疾患(皮膚掻痒症,乾燥性皮膚炎)にも、大
変有効である。また、口内炎,外耳道炎,にきびなどの
皮膚疾患にも大変有効である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オウレン,オウゴン,シャクヤク,ボウフ
    ウ,ケイガイの生薬を組合わせて、これらを植物油で煮
    出して得たエキスに馬の油とワセリンを組み合わせたも
    のを有効主成分とすることを特徴とする各種皮膚疾患に
    対する治療薬。
  2. 【請求項2】オウレン,オウゴン,シャクヤク,ボウフ
    ウ,ケイガイの生薬を組合わせて、これらを植物油で煮
    出して得たエキスを有効主成分とすることを特徴とする
    各種皮膚疾患に対する治療薬。
JP7104553A 1995-03-25 1995-03-25 アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患治療薬 Pending JPH08259456A (ja)

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JP7104553A JPH08259456A (ja) 1995-03-25 1995-03-25 アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患治療薬

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JP7104553A JPH08259456A (ja) 1995-03-25 1995-03-25 アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患治療薬

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JP (1) JPH08259456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120928A (ja) * 2008-10-21 2010-06-03 Kowa Co γ−オリザノール含有外用剤組成物
JP2016117677A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 淳 今井 漢方成分含有油剤

Cited By (2)

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