JPH08259367A - 単結晶インゴットおよびその製造方法ならびにこれを用いた単結晶ブロックの製造方法、磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

単結晶インゴットおよびその製造方法ならびにこれを用いた単結晶ブロックの製造方法、磁気ヘッドの製造方法

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JPH08259367A
JPH08259367A JP6139995A JP6139995A JPH08259367A JP H08259367 A JPH08259367 A JP H08259367A JP 6139995 A JP6139995 A JP 6139995A JP 6139995 A JP6139995 A JP 6139995A JP H08259367 A JPH08259367 A JP H08259367A
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Toru Matsunaga
融 松永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁変換特性に優れ、且つ、耐摩耗性に優れ
た磁気ヘッドを収率よく容易に加工できる単結晶インゴ
ットを提供することを目的とする。 【構成】 原材料を成長容器内に入れ、該成長容器を温
度勾配を有する加熱炉内で移動させながら加熱溶融さ
せ、一端から徐々に結晶化させるに際し、長手方向が<
100>結晶方位である種結晶を用い、<100>結晶
方位へ単結晶を成長させることによって、Mn−Zn系
フェライトよりなる単結晶インゴット11を製造する。
なお、この単結晶インゴット11を(001)結晶面に
略平行にスライス後、(010)、(100)なる結晶
面に略平行に切断することによって、(010)、(0
01)、(100)なる結晶面にて構成される単結晶ブ
ロックを製造し、この単結晶ブロックから、磁気記録媒
体摺動面、突き合わせ面が、それぞれ略(010)、
(001)なる結晶面よりなる磁気ヘッドを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、<100>結晶方位へ
単結晶が成長されてなる単結晶インゴットおよびその製
造方法に関する。また、この単結晶インゴットから単結
晶ブロックを製造する方法、該単結晶ブロックから磁気
ヘッドを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、Mn−Zn系フェライト単結
晶を製造する方法としては、操作が容易で、簡単な設備
によって実現可能なブリッジマン法が広く用いられてい
る。このブリッジマン法は、温度勾配を利用して結晶化
を進めるものであり、例えば、溶融した原材料の一端を
冷却して結晶化させ、単結晶を徐々に成長させるもので
ある。このようなブリッジマン法を適用すると、Mn−
Zn系フェライト単結晶のみならず、金属や塩類等の大
きな単結晶を製造することが可能となるため、このブリ
ッジマン法は、工業的にも光学材料や磁性材料、半導
体、各種合金等の単結晶を製造するために利用されてい
る。
【0003】Mn−Zn系フェライト単結晶の製造方法
としては、出来上がった単結晶インゴットから最終的な
単結晶ブロックの形状にまで加工するに際し、その加工
性や収率に優れていることから、<110>結晶方位に
成長させる方法が一般的に行われている。特に、8mm
フォーマットあるいはβフォーマット向けの磁気ヘッド
として代表的な、磁気記録媒体との摺動面、磁気コアの
突き合わせ面、主磁路形成面がそれぞれ略(1−1
0)、(001)、(110)なる結晶面によって構成
される磁気ヘッド(以下、β型結晶方位を用いた磁気ヘ
ッドと称する。)は、上述した<110>結晶方位に成
長させた単結晶インゴットから製造されて好適である。
【0004】具体的には、先ず、図14に示されるよう
に、単結晶インゴット111の先端部111aと後端部
111bの不要な部分を(110)結晶面に略平行に切
断することにより、図15に示されるように、(11
0)結晶面よりなる基準面111c,111dを形成し
た後、(001)結晶面に略平行にスライスすることに
より、図16に示されるように、(001)結晶面より
なる主面112a、(110)結晶面よりなる側面11
2cを有する単結晶スライス112を形成する。
【0005】そして、図17に示されるように、この単
結晶スライス112を、(1−10)結晶面および(1
10)結晶面に略平行に切断することにより、図18に
示されるような、(001)、(1−10)、(11
0)なる結晶面よりなる平面113a,113b,11
3cを有する単結晶ブロック113を切り出す。
【0006】その後、この単結晶ブロック113の主面
113a対して、図19に示されるように、<110>
結晶方位に平行に、巻線溝114、図示しないガラス溝
等を形成すると共に、これらの溝に直交する方向に複数
のトラック幅規制溝115を形成する。そして、この単
結晶ブロック113と、巻線溝114が形成されていな
い以外は同様の加工が施された単結晶ブロック113と
を突き合わせる工程、ヘッドチップを切り出す工程等、
通常の磁気ヘッドの製造工程を経て、図20に示される
ような磁気ヘッドが完成する。
【0007】上述のようにして磁気ヘッドを製造するこ
とにより、各磁気コア101,102の磁気記録媒体摺
動面101a,102aが略(1−10)結晶面より構
成され、磁気ギャップg1 を形成する突き合わせ面10
1b,102bが(001)結晶面より構成され、磁気
コア101,102の側面となる主磁路形成面101
c,102cが略(110)結晶面より構成されること
となる。
【0008】また、VHSフォーマット向けの磁気ヘッ
ドであり、磁気記録媒体摺動面、突き合わせ面、主磁路
形成面が、それぞれ略(1−12)、(−111)、
(110)なる結晶面にて構成される磁気ヘッド(以
下、J型の結晶方位を用いた磁気ヘッドと称する。)を
製造する場合においても、これに用いる単結晶ブロック
を、上述した<110>結晶方位に成長させた単結晶イ
ンゴット111から容易に製造できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
記録波長の短波長化に伴い、磁気ヘッドと磁気記録媒体
との相対速度は大きくなっており、これに伴って、磁気
ヘッド自体の摩耗特性を向上させることが重要な課題と
なってきている。この摩耗特性は、単純に磁気ヘッドの
寿命を決定するのみならず、磁気記録媒体との走行特性
や、スペーシングロスといった磁気ヘッドの電磁変換特
性にも大きく影響を及ぼすものである。
【0010】例えば、上述したJ型の結晶方位を用いた
磁気ヘッドは、β型の結晶方位を用いた磁気ヘッドより
も電磁変換特性が良好であり、記録再生時の出力特性に
優れている反面、磁気記録媒体との摺動面である(1−
12)結晶面が他の結晶面よりも耐摩耗性に劣り、ま
た、摺動方向により摩耗量に差が生じやすく偏摩耗が発
生しやすいといった欠点を有する。このため、このよう
な磁気ヘッドにおいて、さらなる高出力化、高記録密度
化を進めると、磁気ヘッドの製品寿命や信頼性が大きく
損なわれると思われる。
【0011】即ち、さらなる高出力化、高記録密度化に
対応するためには、電磁変換特性に優れているのみなら
ず、磁気記録媒体との摺動面が、耐摩耗性に優れ、偏摩
耗が生じない結晶面から構成される必要がある。しか
し、このような磁気ヘッドを効率よく製造するために
は、磁気ヘッドの製造に用いる単結晶ブロックを製造す
る方法や、該単結晶ブロックの製造に有利な単結晶イン
ゴット、該単結晶インゴットを製造するための方法等も
併せて確立する必要がある。
【0012】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、単結晶インゴットおよびその
製造方法、ならびにこれを用いた単結晶ブロックの製造
方法、磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するために提案されたものである。
【0014】即ち、本発明に係る単結晶インゴットは、
成長方向が<100>結晶方位となされているものであ
る。
【0015】この単結晶インゴットは、Mn−Zn系フ
ェライト単結晶より構成されて好適である。
【0016】また、本発明に係る単結晶インゴットの製
造方法は、原材料を加熱溶融し、一端から徐々に結晶化
させて単結晶を成長させるに際し、長手方向が<100
>結晶方位である種結晶を用いて、<100>結晶方位
へ単結晶を成長させるものである。
【0017】ここで、前記原材料を成長容器内に入れ、
該成長容器を温度勾配を有する加熱炉内で移動させるこ
とにより前記加熱溶融を行って好適である。
【0018】さらに、本発明に係る単結晶ブロックの製
造方法は、上述したような成長方向が<100>結晶方
位となされている略円柱状の単結晶インゴットを、(0
01)結晶面に略平行にスライスする工程と、(01
0)結晶面および(100)結晶面に略平行に切断する
工程とを有することにより、(010)結晶面、(00
1)結晶面、(100)結晶面によって構成される単結
晶ブロックを製造するものである。
【0019】また、本発明に係る磁気ヘッドの製造方法
は、上述したような(010)結晶面、(001)結晶
面、(100)結晶面によって構成される単結晶ブロッ
クの(001)結晶面に対して、所定の溝加工を施す工
程と、前記溝加工が施された面同士を対向させて1対の
単結晶ブロックを突き合わせる工程と、ヘッドチップを
切り出す工程とを有することにより、磁気記録媒体との
摺動面、磁気コアの突き合わせ面が、それぞれ略(01
0)結晶面、(001)結晶面となされた磁気ヘッドを
製造するものである。
【0020】ここで、前記磁気記録媒体との摺動面で
は、磁気記録媒体との摺動方向が<001>結晶方位に
略一致するようになされて好適である。
【0021】なお、上述した結晶面指数(100)、
(010)、(001)、および結晶方位指数<100
>には、これらの結晶面指数や結晶方位指数とそれぞれ
等価な指数を含むことは言うまでもない。
【0022】
【作用】本発明を適用すると、成長方向が<100>結
晶方位となされた単結晶インゴットが製造でき、この単
結晶インゴットを用いると、(010)、(001)、
(100)なる結晶面によって構成される単結晶ブロッ
クを容易に製造することができる。
【0023】従来法によって製造された、成長方向が<
110>結晶方位となされた単結晶インゴットを用い
て、上述のような単結晶ブロックを製造するには、(0
01)結晶面に略平行にスライスした後、この単結晶ス
ライスをその側面に対して45°の角度をもって切断す
る必要があった。これに対して、本発明の単結晶インゴ
ットを用いると、単結晶スライスの側面に対して平行方
向および直交方向に切断することによって上記単結晶ブ
ロックを製造できる。このため、本発明の単結晶インゴ
ットを用いることにより、同一形状の単結晶スライスか
ら得られる単結晶ブロックの収率が大幅に向上し、ま
た、切断も著しく容易となる。
【0024】そして、(010)、(001)、(10
0)なる結晶面によって構成される単結晶ブロックを用
いると、磁気コアの磁気記録媒体との摺動面が略(01
0)結晶面となり、突き合わせ面が(001)結晶面よ
りなる磁気ヘッドを容易に製造できる。
【0025】このようにして得られた磁気ヘッドは、磁
気記録媒体との摺動面における耐摩耗性に優れると共
に、電磁変換特性も良好なものとなる。
【0026】さらに、磁気記録媒体との摺動方向を<0
01>結晶方位に略一致させると、磁気記録媒体との摺
動面がさらに摩耗しにくくなり、偏摩耗を防止できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0028】ここでは、Mn−Zn系フェライト単結晶
よりなる単結晶インゴットを製造し、これを用いて単結
晶ブロック、磁気ヘッドを製造した。なお、以下、説明
のために結晶面指数として(100)、(010)、
(001)等を用い、結晶方位指数として<100>、
<001>等を用いるが、フェライト単結晶は立方晶で
あるので、これらの結晶面指数や結晶方位指数とそれぞ
れ等価な指数としたときも本発明の効果が得られること
は言うまでもない。
【0029】実施例1 先ず、本発明に係る単結晶インゴットおよびその製造方
法について説明する。
【0030】図1に示されるように、この単結晶インゴ
ット11は、Mn−Zn系フェライト単結晶よりなり、
その成長方向が<100>結晶方位となされたものであ
る。その形状は、主要部の直径が65mmとなされ、そ
の一端部で徐々に径が小さくなされた略円柱状である。
【0031】本実施例においては、上述のような単結晶
インゴット11を製造するために、いわゆるブリッジマ
ン法を適用し、一定のメルトゾーンの幅を保ちながら、
<100>結晶方位へ単結晶を成長させた。
【0032】ここで用いた単結晶製造装置は、図2に示
されるように、上方から吊り下げられた上部ルツボ1と
該上部ルツボ1の下方に配設された下部ルツボ2とから
なる成長容器、これを収納する加熱炉3を備えるもので
ある。
【0033】上部ルツボ1は、白金よりなる略円筒状の
容器であり、その上部に棒状の供給原料4を保持できる
ようになされているとともに、その底部には、鉛直方向
から所定の角度をもって形成された注ぎ口1aを有す
る。ここでは、上部の内径を65mmとし、底部ではそ
の内径が徐々に小となされる形状とした。また、この上
部ルツボ1は、図示しない駆動機構に接続され、図中A
方向に移動可能となされている。
【0034】下部ルツボ2は、白金よりなり、その上部
に開口2aを有するとともに、その底部には、小径の棒
状の種結晶5を挿入するため、他の部分よりも小径とな
された種結晶挿入部2bを有する略円筒状の容器であ
る。ここでは、上部の内径を65mmとし、底部ではそ
の内径が徐々に小となされ、種結晶挿入部2bでは5m
mとなされる形状とした。また、下部ルツボ2も、図示
しない駆動機構に接続され、図中A方向に移動可能とな
されるとともに、図中B方向へ回転可能となされてい
る。
【0035】上部ルツボ1と下部ルツボ2との鉛直方向
の位置関係は、上部ルツボ1の注ぎ口1aの先端部が下
部ルツボ2の開口2a付近の内壁面近傍に配されるよう
な距離とされ、これによって、上部ルツボ1内にて溶融
した供給原料4が、注ぎ口1aから下部ルツボ2の開口
2a付近の内壁面に沿って下部ルツボ2内に供給される
ようになされている。なお、この上部ルツボ1と下部ル
ツボ2とは、水平方向には、上部ルツボ1と下部ルツボ
2との両中心線が一致するような位置関係となされてい
る。
【0036】一方、加熱炉3は、その内部に鉛直方向の
温度勾配を生じさせることができるものである。図2で
は、鉛直方向に温度勾配が生じていることを模式的に示
すために、加熱炉3の内壁面を湾曲させ、この内壁面と
両ルツボ1,2との距離を鉛直方向で変化させている。
ここでは、地点Xから地点Yに至る領域に対向する範囲
においてのみ、両ルツボ1,2内に、原料を溶融可能な
温度を与え、地点Xより上方および地点Yより下方の領
域に対向する範囲では、該溶融温度よりも低い温度を与
えるようになされた。
【0037】なお、図示しないが、加熱炉3には、この
内部へ酸素ガスを導入するためのガス導入管、排気を行
うための排気管が設けられている。ここでは、外気の影
響を受けないようにするために、ガス導入管の断面積と
排気管の断面積とを等しくした。
【0038】上述のような単結晶製造装置を用いて、単
結晶インゴットを製造するには、先ず、上部ルツボ1の
上部に、酸化第二鉄Fe2 3 :54モル%、酸化マン
ガンMnO:24モル%、酸化亜鉛ZnO:22モル%
が仮焼されてなる棒状の供給原料4を保持させた。ま
た、下部ルツボ2の種結晶挿入部2bには、上述の組成
よりなり、長手方向が<100>結晶方位である直径5
mm、長さ115mmの種結晶5を挿入しておいた。さ
らに、下部ルツボ2内には上述の供給原料と同一の材料
よりなる一次原料6を適量配した。
【0039】ここで、上述の種結晶5は、従来公知の方
法によって製造された、長手方向が<110>結晶方位
となされたMn−Zn系フェライトよりなる単結晶イン
ゴットから切り出して作製しておいたものである。
【0040】続いて、上部ルツボ1内の供給原料4が加
熱炉3の地点Xよりも上方に位置し、下部ルツボ2内の
一次原料6が地点Xと地点Yの間に位置し、また、上部
ルツボ1と下部ルツボ2とが上述した位置関係となるよ
うに、上部ルツボ1および下部ルツボ2をセッティング
した。
【0041】そして、この状態にて、加熱炉3内に所定
の温度勾配を発生させ、地点Xと地点Yの中間において
は、最高温度1710℃を示すように温度調整した後、
上部ルツボ1と下部ルツボ2との位置関係を一定に保ち
ながら、両ルツボ1,2をそれぞれ図中A方向へ3.0
mm/時間なる速度にて移動させて、加熱炉3との相対
位置を変化させた。このとき、下部ルツボ2は図中B方
向へ2rpmなる回転数にて回転させておいた。また、
この加熱炉3内には、酸素ガスを1000sccmにて
導入し、ガス圧を98kPaに維持しておいた。
【0042】これにより、図3に示されるように、下部
ルツボ2内の一次原料6が溶融して融液6aとなった
後、図4に示されるように、地点Yに対向する位置にて
晶出を開始し、地点Yよりも下方まで移動したときには
単結晶7となった。一方、加熱炉3の地点Xより上方に
位置していた上部ルツボ1内の供給原料4も、地点Xに
対向する位置にて溶融を開始し、地点Xよりも下方では
融液4aとなって、注ぎ口1aを通過して下部ルツボ2
へ供給された後、地点Yに対向する位置にて晶出を開始
し、地点Yよりも下方で単結晶7となった。
【0043】ここでは、一次原料6の融液6aあるいは
供給原料4の融液4aが、下部ルツボ2内で未だ溶融状
態で存在している領域(メルトゾーン)の幅dを常に3
5mmに保ち、融液6a,4aの濃度勾配と拡散する酸
素量との変化による組成変動を抑制した。
【0044】上述のような操作により、最終的には、図
5に示されるように、上部ルツボ1内の全ての供給原料
4が、下部ルツボ2内で単結晶7となった。その後、下
部ルツボ2から製造された単結晶7を取り出すと、上述
したような図1に示される単結晶インゴット11が得ら
れた。
【0045】本実施例においては、下部ルツボ2内に予
め長手方向が<100>結晶方位となる種結晶5を充填
しておいたため、単結晶7を<100>結晶方位へ成長
させることができた。
【0046】以上、本発明に係る単結晶インゴットおよ
びその製造方法について説明したが、本発明は上述の実
施例に限定されるものではなく、同様の操作によって、
Mn−Zn系フェライト以外の材料よりなる単結晶イン
ゴットを製造することも可能である。例えば、磁気ヘッ
ド材料として、Mnフェライトよりなる単結晶インゴッ
トを同様の操作によって製造してもよい。また、単結晶
の製造装置における種々の設定や、製造される単結晶イ
ンゴットのサイズ等も適宜変形変更が可能である。
【0047】実施例2 次に、本発明を適用した単結晶ブロックの製造方法につ
いて説明する。
【0048】本実施例においては、実施例1の単結晶イ
ンゴット11から、(010)結晶面、(001)結晶
面、(100)結晶面によって構成される単結晶ブロッ
クを製造した。
【0049】具体的には、先ず、図1に示されるよう
な、実施例1の単結晶インゴット11を、長手方向を水
平方向として、切削性に優れたセラミックス製の図示し
ない載置台に固定した。このとき、単結晶インゴット1
1における(010)結晶面が水平面に平行となるよう
にした。
【0050】そして、これをゴニオ治具に固定し、光像
法により単結晶インゴット11の結晶方位を正確に決定
してから、該単結晶インゴット11の先端部11aと後
端部11bの不要な部分を(100)結晶面と略平行
に、上述の載置台ごと切断した。これにより、図6に示
されるように、(100)結晶面よりなる基準面11
c,11dが形成された。なお、単結晶インゴット11
が長い場合には、該単結晶インゴット11を載置台ご
と、適当な長さに切断して分断してもよい。
【0051】その後、この単結晶インゴット11を載置
台ごと、図示しない内周刃スライシングマシンにセット
し、(001)結晶面に略平行に1.0±0.002m
mなる厚さにスライスした。これにより、図7に示され
るように、(001)結晶面よりなる主面12aと、
(100)結晶面よりなる側面12cとを有する単結晶
スライス12が形成された。
【0052】ところで、内周刃スライシングマシンと
は、研削ブレードとして、輪の内周に刃が設けられてな
る内周刃を用いたスライシングマシンであり、加工物を
内周刃の内側から外側に向かって動かすことにより、加
工物をスライスするものである。このような内周刃スラ
イシングマシンは、輪の外周に刃が設けられてなる外周
刃を用いたスライシングマシンに比して、肉厚の加工物
のスライスが容易であるとともに、比較的薄い刃で、厚
み精度よく加工物をスライスすることができる。
【0053】ここでは、単結晶スライス12における主
面12a同士の平行度が0.01mm以内であった。
【0054】次に、上述のようにして得られた単結晶ス
ライス12に対して、スライスされた面(主面12a)
をラップで研磨して表面仕上げを施した後、X線カウン
ター法等で単結晶スライス12の結晶面方位を検査し
た。
【0055】続いて、図8に示されるように、この単結
晶スライス12を、(010)結晶面および(100)
結晶面に略平行に切断することにより、図9に拡大した
斜視図が示されるような、(001)結晶面よりなる主
面13a、(010)結晶面よりなる長手方向側面13
b、(100)結晶面よりなる幅方向側面13cより構
成される単結晶ブロック13が製造された。
【0056】ここでは、(001)結晶面よりなる主面
13aの長手方向の長さが30±0.1mm、幅方向の
長さが11±0.02mmなる大きさの単結晶ブロック
13を製造した。
【0057】1本の単結晶インゴット11から得られる
単結晶ブロック13の枚数、単結晶インゴット11から
全ての単結晶ブロック13を切り出すまでの総加工時
間、得られた単結晶ブロック13の問題点を調べたとこ
ろ、 単結晶ブロック13の枚数 : 534 枚 総加工時間 : 1160 時間 問題点 : なし といった結果であった。
【0058】ここで、比較のため、図14に示されるよ
うな、成長方向が<110>結晶方位となされた単結晶
インゴット111を、実施例1の単結晶インゴット11
と同じ大きさに製造し、この単結晶インゴット111か
ら、上述した単結晶ブロック13と同一形状、同一結晶
面、同一サイズを有する単結晶ブロックを切り出した。
具体的には、図16に示されるように(001)結晶面
に平行にスライスした後、図21に示されるように(1
10)結晶面よりなる側面112cに対して45°の角
度をもって切断することによって、単結晶ブロック13
と同様の構成を有する単結晶ブロック123を製造し
た。
【0059】そして、上述したと同様の測定を行ったと
ころ、 単結晶ブロックの枚数123: 232 枚 総加工時間 : 1420 時間 問題点 : 欠けが多い といった結果が得られた。
【0060】これらの結果より、本実施例を適用して成
長方向が<100>結晶方位となされた単結晶インゴッ
ト11を用いると、成長方向が<110>結晶方位とな
された単結晶インゴット111を用いた場合に比して、
上述した(001)、(010)、(100)なる結晶
面より構成される単結晶ブロック13の加工が容易で、
収率も高いことがわかる。
【0061】これは、単結晶インゴット111から切り
出された単結晶スライス112においては、その側面1
12cに対して45°の角度をもって切断する必要があ
るのに対して、本実施例においては、単結晶スライス1
2の側面12cに対して平行方向および直交方向に切断
すればよいからである。
【0062】以上、本発明に係る単結晶ブロックの製造
方法について説明したが、本発明は上述した実施例に限
定されるものではなく、単結晶ブロックの材料、サイ
ズ、加工に用いる装置等、適宜変形変更が可能である。
【0063】実施例3 次に、本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法について
説明する。
【0064】本実施例においては、実施例2によって製
造された単結晶ブロック13から、磁気コアの磁気記録
媒体摺動面、突き合わせ面が、それぞれ略(010)、
(001)なる結晶面より構成される磁気ヘッドを製造
した。
【0065】具体的には、先ず、図9に示されるよう
な、(001)結晶面よりなる主面13a、(010)
結晶面よりなる長手方向側面13b、(100)結晶面
よりなる幅方向側面13cによって構成される単結晶ブ
ロック13の主面13aに対して、回転砥石加工を行う
ことによって、図10に拡大した斜視図を示すように、
<100>結晶方位に平行な巻線溝14、図示しないガ
ラス溝等を形成した。そして、単結晶ブロック13の主
面13aを傾けてから、上記巻線溝14等に直交する方
向に溝加工を行うことにより、主面13aに対して斜め
のトラック幅規制溝15を複数形成した。
【0066】続いて、図11に示されるように、上述の
加工が施された単結晶ブロック13と、巻線溝14が形
成されていない以外は同様の加工が施された単結晶ブロ
ック13とを、加工が施された主面13a同士を対向さ
せて突き合わせた後、融着ガラスを用いて接合一体化し
た。
【0067】その後、図示しない巻線ガイド溝を形成す
る工程、円筒研磨を行う工程、所定のアジマス角を持た
せてヘッドチップを切り出す工程等、通常の磁気ヘッド
の製造工程を経て、図12,図13に示されるような磁
気ヘッドを完成した。
【0068】完成された磁気ヘッドは、磁気ギャップg
1 (いわゆるフロントギャップ),磁気ギャップg2
(いわゆるバックギャップ)を境として一対の磁気コア
21,22が突き合わされ接合一体化されてなる。な
お、磁気コア21,22の突き合わせ面21b,22b
には、磁気ギャップg1 のトラック幅を規制するための
トラック幅規制溝23,24が設けられており、該トラ
ック幅規制溝23,24間には融着ガラス25が溶融充
填されて、磁気コア21,22を接合している。
【0069】また、磁気コア21の突き合わせ面21a
側にはコイル巻装用の巻線溝26が設けられ、図示しな
いコイルの巻装が可能となされている。さらに、磁気コ
ア21,22の上記巻線溝26に相対向する位置にはコ
イルの巻装を補助する巻線ガイド溝27,28が設けら
れている。さらに、図13に磁気ヘッドの上面図を示す
ように、上記磁気ギャップg1 は、所定のアジマス角θ
を有している。
【0070】そして、この磁気ヘッドにおいては、各磁
気コア21,22の磁気記録媒体摺動面21a,22a
が、円筒研磨されている分だけずれるものの略(01
0)結晶面より構成され、磁気ギャップg1 を形成する
突き合わせ面21b,22bが(001)結晶面より構
成され、磁気コア21,22の側面となる主磁路形成面
21c,22cが、アジマス角θ(通常6〜7°であ
る。)分だけずれているものの略(100)結晶面より
構成される。また、磁気記録媒体摺動面21a,22a
においては、磁気記録媒体の摺動方向が、アジマス角θ
(通常6〜7°である。)分だけずれているものの、<
001>結晶方位に略一致している。
【0071】したがって、この磁気ヘッドにおいては、
磁気コア21,22の磁気記録媒体摺動面21a,22
aが摩耗特性の良好な(010)結晶面にて構成されて
いることにより、耐摩耗性が向上して製品寿命が長くな
るとともに信頼性が高まる。また、磁気ギャップg1
形成する突き合わせ面21b,22bが(001)結晶
面にて構成されていることにより、電磁変換特性が良好
となる。
【0072】さらには、磁気記録媒体の摺動方向が<0
01>結晶方位に略一致するため、磁気記録媒体摺動面
21a,22aがさらに摩耗しにくくなり、磁気ヘッド
の偏摩耗を抑制できる。
【0073】以上、本発明に係る磁気ヘッドの製造方法
について説明したが、本発明は上述の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形変更が可能である。例え
ば、上述の実施例においたは、磁気コア21,22を構
成するために単結晶ブロック13同士を突き合わせるに
際し、一方の単結晶ブロック13の主面13aにのみ巻
線溝14を形成しておいたが、他方の単結晶ブロック1
3の主面13aにも同様に巻線溝を形成しておいてもよ
い。また、上述の実施例においては、単結晶ブロック1
3の主面13aにトラック幅規制溝15を形成するに際
して、該トラック幅規制溝15を主面13aに対して斜
めに設けたが、主面13aに対して平行にトラック幅規
制溝を設けてもよい。
【0074】また、アジマス角θが大きくなるようにヘ
ッドチップを切り出してもよい。この場合、磁気記録媒
体の摺動方向が<001>結晶方位から大きく外れるこ
とになるが、磁気記録媒体摺動面21a,22aが摩耗
特性の良好な(010)結晶面にて構成されているた
め、該磁気記録媒体摺動面21a,22aが他の結晶面
にて構成されている磁気ヘッドよりは、十分耐摩耗性に
優れたものとなる。
【0075】さらに、本発明は、各磁気コア21,22
の磁気記録媒体摺動面21a,22aが略(010)結
晶面よりなり、突き合わせ面21b,22bが(00
1)結晶面よりなる磁気ヘッドであれば、メタル・イン
・ギャップ(MIG)型、ラミネート型等、従来公知の
いずれの構造を有するものに適用してもよい。もちろ
ん、本発明を適用して、一対のコア半体の互いの突き合
わせ面に臨んで斜面を有する溝が設けられ、該斜面に形
成された強磁性金属薄膜の端面が互いに突き合わされて
両者間に磁気ギャップが形成されてなるような磁気ヘッ
ドを製造してもよい。
【0076】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すると、成長方向が<100>結晶方位となさ
れた単結晶インゴットが製造でき、この単結晶インゴッ
トを用いると、(010)、(001)、(100)な
る結晶面にて構成される単結晶ブロックを高い収率にて
容易に加工できる。そして、この単結晶ブロックを用い
ると、磁気コアの磁気記録媒体摺動面が略(010)結
晶面より構成され、突き合わせ面が(001)結晶面よ
り構成される磁気ヘッドを容易に製造できる。
【0077】したがって、本発明を適用することによ
り、磁気記録媒体摺動面における耐摩耗性に優れると共
に、電磁変換特性にも優れた磁気ヘッドを、歩留まりよ
く、低コストに製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造された単結晶インゴットを示す模式的斜視
図である。
【図2】単結晶製造装置の一構成例を示す模式図であ
る。
【図3】図2の単結晶製造装置を用いた単結晶の製造工
程を示すものであり、加熱により一次原料を溶融させた
状態を示す模式図である。
【図4】図3の状態から上部ルツボおよび下部ルツボを
移動させることにより、供給原料の溶融および晶出を順
次行わせている状態を示す模式図である。
【図5】図4の状態からさらに上部ルツボおよび下部ル
ツボを移動させることにより、全ての供給原料の溶融お
よび晶出が終了した状態を示す模式図である。
【図6】図1の単結晶インゴットにおける不要な部分を
(100)結晶面に平行に切断した状態を示す模式的斜
視図である。
【図7】図6の単結晶インゴットから、切断後の主面が
(001)結晶面に平行となるように単結晶スライスを
切り出した状態を示す模式的斜視図である。
【図8】図7の単結晶スライスを切断面が(010)結
晶面と(100)結晶面とに平行となるように切断する
状態を示す模式的斜視図である。
【図9】図8の単結晶スライスから切り出された単結晶
ブロックを示す模式的斜視図である。
【図10】図9の単結晶ブロックの主面に所定の溝加工
を施した状態を示す模式的斜視図である。
【図11】図10の単結晶ブロックと、巻線溝が形成さ
れていない以外は同様の単結晶ブロックとを突き合わせ
接合一体化させた状態を示す模式的斜視図である。
【図12】製造された磁気ヘッドを示す模式的斜視図で
ある。
【図13】図12の磁気ヘッドにおける磁気記録媒体摺
動面を示す模式的平面図である。
【図14】従来法によって製造された単結晶インゴット
を示す模式的斜視図である。
【図15】図14の単結晶インゴットにおける不要な部
分を(110)結晶面に平行に切断した状態を示す模式
的斜視図である。
【図16】図15の単結晶インゴットから、切断後の主
面が(001)結晶面に平行となるように単結晶スライ
スを切り出した状態を示す模式的斜視図である。
【図17】図16の単結晶スライスを切断面が(1−1
0)結晶面と(110)結晶面とに平行となるように切
断する状態を示す模式的斜視図である。
【図18】図17の単結晶スライスから切り出された単
結晶ブロックを示す模式的斜視図である。
【図19】図18の単結晶ブロックの主面に所定の溝加
工を施した状態を示す模式的斜視図である。
【図20】従来法によって製造された磁気ヘッドを示す
模式的斜視図である。
【図21】図16の単結晶スライスを切断面が(01
0)結晶面と(100)結晶面とに平行となるように切
断する状態を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 上部ルツボ 2 下部ルツボ 3 加熱炉 4 供給原料 5 種結晶 6 一次原料 7 単結晶 11 単結晶インゴット 12 単結晶スライス 13 単結晶ブロック 14 巻線溝 15 トラック幅規制溝 21,22 磁気コア 21a,22a 磁気記録媒体摺動面 21b,22b 突き合わせ面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成長方向が、<100>結晶方位となさ
    れていることを特徴とする単結晶インゴット。
  2. 【請求項2】 Mn−Zn系フェライト単結晶よりなる
    ことを特徴とする請求項1記載の単結晶インゴット。
  3. 【請求項3】 原材料を加熱溶融し、一端から徐々に結
    晶化させて単結晶を成長させるに際し、 長手方向が<100>結晶方位である種結晶を用いて、
    <100>結晶方位へ単結晶を成長させることを特徴と
    する単結晶インゴットの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記原材料を成長容器内に入れ、該成長
    容器を温度勾配を有する加熱炉内で移動させることによ
    り前記加熱溶融を行うことを特徴とする請求項3記載の
    単結晶インゴットの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記単結晶として、Mn−Zn系フェラ
    イト単結晶を成長させることを特徴とする請求項3記載
    の単結晶インゴットの製造方法。
  6. 【請求項6】 成長方向が<100>結晶方位となされ
    ている略円柱状の単結晶インゴットを、(001)結晶
    面に略平行にスライスする工程と、 (010)結晶面および(100)結晶面に略平行に切
    断する工程とを有することにより、(010)結晶面、
    (001)結晶面、(100)結晶面によって構成され
    る単結晶ブロックを製造することを特徴とする単結晶ブ
    ロックの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記単結晶インゴットとして、Mn−Z
    n系フェライト単結晶よりなるものを用いることを特徴
    とする請求項6記載の単結晶ブロックの製造方法。
  8. 【請求項8】 (010)結晶面、(001)結晶面、
    (100)結晶面によって構成される単結晶ブロックの
    (001)結晶面に対して、所定の溝加工を施す工程
    と、 前記溝加工が施された面同士を対向させて1対の単結晶
    ブロックを突き合わせる工程と、 ヘッドチップを切り出す工程とを有することにより、磁
    気記録媒体との摺動面、磁気コアの突き合わせ面が、そ
    れぞれ略(010)結晶面、(001)結晶面となされ
    た磁気ヘッドを製造することを特徴とする磁気ヘッドの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記磁気記録媒体との摺動面では、磁気
    記録媒体との摺動方向が<001>結晶方位に略一致す
    ることを特徴とする請求項8記載の磁気ヘッドの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記単結晶ブロックとして、Mn−Z
    n系フェライト単結晶よりなるものを用いることを特徴
    とする請求項8記載の磁気ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115198356A (zh) * 2022-07-15 2022-10-18 郑州大学 一种特定取向的大规格金属单晶及其制备方法
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