JPH0825920A - 識別用カラーゴムを有する空気入りタイヤ - Google Patents

識別用カラーゴムを有する空気入りタイヤ

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JPH0825920A
JPH0825920A JP6182781A JP18278194A JPH0825920A JP H0825920 A JPH0825920 A JP H0825920A JP 6182781 A JP6182781 A JP 6182781A JP 18278194 A JP18278194 A JP 18278194A JP H0825920 A JPH0825920 A JP H0825920A
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    • B60C13/001Decorating, marking or the like
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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    • B29D2030/726Decorating or marking the sidewalls before tyre vulcanization

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤサイドウォール部の適所箇所に対し
て、任意の彩色を有する光安定性カラーゴムを簡易に形
成した空気入りタイヤを提供する。 【構成】 環状のトレッド2、および一対のビード部3
を備え、かつ該トレッド部2の両端部からビード部3に
かけて延在するサイドウォール部4とを備えた空気入り
タイヤ1において、サイドウォール4の適所に、カーボ
ンブラックを含まないカラーゴム配合系としてヒンダー
トアミン系光安定剤を配合したカラーゴムを形成する構
成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、識別用カラーゴムを
有する空気入りタイヤに関し、特にタイヤのサイドウォ
ール部に形成したカラーゴムの光安定性を改良した空気
入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自己所有のタイヤに対して、他と
の識別、差別化を行うために、往々にしてタイヤサイド
ウォール部の適所に、自己の目印としてのマーク付けが
行なわれており、例えばその1例としてマークの入った
凹凸面のある焼印をサイドウォール部に押圧形成してい
た。しかしながら、この種焼印によってもタイヤの識別
は可能であるが、焼印によりタイヤサイドウォール部の
外観を損なうばかりでなく、刻印のある焼ゴテを用いる
ために、時としてサイドウォール部のゴムが焼ゴテの高
温により変質して、タイヤ本来の機能が十分に発揮され
ないという欠点があった。識別用焼印使用の本来の目的
は、自己の所有権が存在するタイヤの盗難防止にあった
が、トラック・バスおよびタクシー等の輸送、運送関連
の企業では、カラーによる企業イメージアップもこれに
付加されて、今日では自社所有のタイヤに対する特定の
企業カラーおよびマーク等を選定するに及び、タイヤに
対するこれらカラー付けが簡易、迅速になし得られる技
術的ニーヅが発生するに至った。
【0003】従来、この種、タイヤサイドウォール部に
カラーゴムを形成する方法は種々なされているが、その
方法は工程上やや複雑であって、とても簡易になされる
ものではなかった。例えば、タイヤサイドウォール部の
彩色部に対し、紫外線により容易に変色するアミン系老
化防止剤を除去した非ジエン系ゴムを含むゴム組成物
を、その表面に非ジエン系ゴムを主成分とした彩色ゴム
を接着させる方法(特開昭63−34207号公報)が
試みられている。また、タイヤサイドウォール部の複数
色の装飾部上面に、耐候性カバーシートを設けて加硫
し、その後にこのカバーシートをバフ掛けすることによ
り装飾部を露出させる方法(特開平4−121205号
公報)も試みられている。また更に、サイドウォール部
に凹溝を形成し、この溝の中にステッカーを貼付けて剥
離を防止する方法(特開平6−40219号公報)等種
々な方法が試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法では、カラーゴムに非ジエン系ゴムを用い、ま
たアミン系防止剤からの移行汚染を防止しなければなら
ず、更には、装飾部の表面にカーバーシートを設けて加
硫後にこれをバフ掛けで除去する等、その作業工数が余
分に付加する必要上工程が煩雑となり、また一方におい
ては、サイドウォール部に凹溝を形成するためには、タ
イヤの加硫用金型に凸溝を形成するために、特定の加硫
用金型を必要とするほか、加硫後のサイドウォール部へ
のステッカーの貼着等、材料面、作業工程上必ずしも簡
便になし得られるものではなかった。
【0005】そこで、この発明者らは、上記実状に対処
するために、従来技術の如きアミン系老化防止剤から隔
離する必要はなく、また、サイドウォール部に凹溝を形
成したり、更にカーバーシートをバフ掛けする等の余分
の作業工数を必要とすることのない、従来のタイヤの成
形・加硫工程においてそのまま実施できるような工程の
簡易化をはかるべく、まず、カラーゴムの配合系につい
て鋭意検討を続け、特に、サイドウォールゴムの配合中
のアミン系老化防止剤の影響を受けることなく、しか
も、紫外線に対してもすぐれた安定性を有する各種光安
定剤について検討を行った結果、ある種の光安定剤がこ
の目的に合致するという事実を知見するに至った。即
ち、この発明の目的は、タイヤサイドウォール部の適宜
箇所に対して、任意の彩色を有する光安定性カラーゴム
を簡易に形成した空気入りタイヤを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成に適合す
るこの発明の特徴は、環状のトレッド部、および一対の
ビード部を備え、かつ、該トレッド部の両端部からビー
ド部にかけて延在するサイドウォール部とを備えた空気
入りタイヤにおいて、サイドウォール部の適所に、カー
ボンブラックを含まないカラーゴム配合系として、ヒン
ダートアミン系光安定剤を配合したカラーゴムを形成し
た構成である。
【0007】この発明におけるカラーゴム配合系とは、
ゴム成分をベースとし、主として有機顔料等の色材と、
これに光安定剤、更に該ゴム分が加硫するための諸配合
薬を所定量配合したものである。そしてこの配合系に
は、カーボンブラックは排除することが必要である。そ
して、この発明において用いられるヒンダートアミン系
光安定剤とは、一般的に、紫外線吸収剤、安定剤として
分類されるヒンダートアミン系化合物のことであって、
官能基が化学構造的立体障害性を有するアミン化合物が
これに該当する。そして、他の紫外線吸収剤・安定剤に
比して、この発明の目的において優れている理由は、ヒ
ンダートアミン系化合物が主として光安定性酸化防止剤
として機能するからであって、更にゴム等の高分子に対
して有効である。特に、この種ヒンダートアミン系光安
定剤は、ゴムの光劣化開始剤とされるヒドロパーオキシ
ドを非ラジカル的に分解、および安定N−オキシルの再
生に伴う有害ラジカルを触媒的に捕捉・除去することに
より耐光性を示すと共に、チタン等の遷移金属に対して
は、これと一種の錯体を形成して不活性化することによ
って耐光性が得られるものであり、この傾向は有機顔料
配合系においても効果的であることから、この発明のカ
ラーゴム配合系に特に適しているものである。
【0008】ヒンダートアミン系光安定剤の具体的化合
物としては、例えは、ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)セバケート(以下本化合物を
「H1」と略す。)、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)セバケート、1−〔2−
{3−(3,5 −ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ}エチル〕−4−{3−(3,5
−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニルオキシ}−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン(以下本化合物を「H2」と略す。)、8−ベンジル
−7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,
2,3−トリアザスピロ〔4,5〕ウンデカン−2,4 −
ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、こはく酸ジメチル−1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジル重縮合物、ポリ〔〔6−(1,
1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5
−トリアジン−2,4 −ジイル〕〔(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕ヘキサメチレン
〔〔2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ〕〕、2−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、テ
トラキシ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジノールと
トリデシルアルコールとの縮合物、1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボン酸と2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジノールとトリデシルアルコールとの縮合
物、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジノールと
β,β,β′,β′−テトラメチル−3,9 −(2,4,
8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン)
ジエタノールとの縮合物、1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボン酸と2,2,6,6,−テトラメチル−4−
ピペリジノールとβ,β,β′,β′−テトラメチル−
3,9 −(2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,
5〕ウンデカン)ジエタノールとの縮合物、1,2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−メタクリ
レート、および2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル−メタクリレート等がある。
【0009】また、カラーゴム配合系におけるゴム分と
して適当なものは、例えば、天然ゴム、ポリブタジエン
ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン・ブタジエン共重
合ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、クロロプレンゴム、エ
チレン・プロピレン三元共重合ゴム、およびクロロスル
フォン化ポリエチン等のジエン系、非ジエン系ゴムから
適宜選択することができ、中でも特に天然ゴム、ポリブ
タジエンゴムおよび塩素化ブチルゴムが好適である。こ
こで、特に注意する点は、この発明においては、カラー
ゴム配合系であるために、この系にはカーボンブラック
の添加はさけなければならない。一方、着色剤としての
無機、有機顔料は、その識別色の目的により種々なもの
を用いることができる。
【0010】この発明におけるカラーゴムをタイヤサイ
ドウォール部に形成するその位置は、主としてビード部
寄りが適当であるが、特にこれに限定されるものではな
い。カラーゴムの形状は、特に限定はないが、作業工程
上細帯体、テープ状等が適当である。そして、必要に応
じてこの細帯体等の周辺部には各種形状の切込み部を設
けてもよく、また更に、細帯体に予め特定形状の貫通孔
を設けておけば、タイヤのサイドウォール部の黒色との
コントラストで複数色の装飾模様が顕出される。この発
明では、単なるカラーゴムの細帯体を貼り付けるのみで
はなく、色彩、模様との関係において、カラーゴムをベ
ースとしてその表面に文字、記号、模様等を予め刻印、
または貼着等により彩色することができるのは、もちろ
んである。カラーゴムの厚みは特に制限はないが、加硫
工程において、サイドウォール部面に対してカラーゴム
の加硫加圧による周辺部の押圧拡大をなくし、かつ両面
をほぼ面一とするためには、0.5 〜2mm程度が好適で
ある。次に、この発明におけるカラーゴムをタイヤサイ
ドウォール部に形成される方法としては、タイヤ成形工
程において、サイドウォールゴム面上の所定位置に、予
め押出し成形したカラーゴムのストリップを載置貼着し
これを通常のタイヤ成形方法により成形後、通常のタイ
ヤ加硫金型により加硫すれば、カラーゴムも同時に加硫
されて、サイドウォール部面上の所定位置に加硫接着さ
れるのでその接着は強固であり、しかも、カラーゴム面
とサイドウォール部面とはほぼ面一となるので、タイヤ
走行中における道路の縁石等に接触しても剥離破損する
ことはない。
【0011】
【作用】この発明における識別用カラーゴムの配合系に
おいては、配合系にカーボンブラックを混入しないこと
が必要であり、また、同配合系には、天然ゴム、ポリブ
タジエンゴム、ポリイソプレンゴム等の通常の天然ゴ
ム、合成ゴムを用いるため、加硫接着したカラーゴムは
屈曲疲労性、耐摩耗性にすぐれ、しかも、ヒンダートア
ミン系光安定剤を配合したために、太陽光線に対する光
安定性は良好であって、変・退色することなく、更にこ
の発明のカラーゴムはタイヤ成形工程において、予めサ
イドウォール部ゴムの面上に載置、貼着するのみで、そ
れ以降は通常の成形、加硫工程において形成されるので
工程的に容易であり、その結果、この発明のタイヤは、
企業カラーによる企業のイメージアップの宣伝媒体とし
て機能すると共に、タイヤの盗難防止等にも頗る効果的
である。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図1を参照して説
明するが、この発明は、これに限定されるものでないの
は、云うまでもない。
【0013】図において、この発明タイヤ1は、環状の
トレッド部2および左右一対のビード部3,3を備えて
おり、該タイヤ1は、トレッド部2の両端部から左右一
対のビード部3,3にかけて延びるサイドウォール部4
を備えている。上記左右一対のビード部3,3を構成す
るビードコア3′,3′には、これを巻き付けてタイヤ
ラジアル方向にカーカス層5が装架されており、また、
このカーカス層5とトレッド部2との間には、該トレッ
ド部2の全域にわたって、4層のベルト層6がゴム中に
配設されている。そして、この発明においては、加硫後
のタイヤにおいて、サイドウォール部4の外面上にあつ
て、ややビード部3寄りにカラーゴム7の細帯体がタイ
ヤ周方向に対し平行にかつ、全周にわたつて位置して形
成されるように、予めタイヤ成形工程においてサイドウ
ォール部のゴム外面上に載置して成形後、モールド加硫
した。この場合、本例ではカラーゴムCは、タイヤサイ
ドウォール部において、タイヤ周方向に対し全周にわた
って形成したが、全周にわたらずに部分的に形成しても
よい。
【0014】次に、表1および表2に記載のカラーゴム
配合系において、本発明タイヤ(実施例1〜11)と比
較タイヤ(比較例1〜5)との合計試料1〜16の対比
において耐光性試験を行なった。なお、表1および表2
における光安定剤の配合量は、ゴム分100重量部に対
する重量部を示す。
【0015】A供試タイヤ タイヤサイズ11.00 R22.5のタイヤを本発明タイヤおよ
び比較タイヤ共に同一サイズ、同一ゴム配合で表1記載
の試料No.の本数作成した。即ち、同様に表1記載の
配合系(配合量はすべてゴム分100重量部に対する重
量部数で示される。)で押出し成形した幅30mm、厚
み1mmのカラーゴムテープを予めサイドウォール部ゴ
ム面上にタイヤ周方向に平行に全周に載置してタイヤを
成形・加硫した。そのカラーゴムの位置は、図1に示す
とおり、ビード部からタイヤ半径方向外方でタイヤ最大
幅よりはややビード部寄りの全周領域である。
【0016】B試験方法 (1)屋外暴露試験 各供試タイヤを屋外にて、暴露する面を南の方向に向け
て1週間放置後、その時のカラーゴムの変色度を数値化
して耐光性の指標とし、これを1〜5の5段階にランク
付けして表示した(数値大程良好)。 (2)紫外線暴露試験 供試タイヤを、100ボルト250ワットのスタンレー
サンランプを用いて24時間紫外線を照射した後、その
時のカラーゴムの変色度を数値化して耐光性の指標と
し、これを1〜5の5段階にランク付けして表示した
(数値大程良好)。
【0017】また、カラーゴムの基本配合は次のとおり
である。 ◎ カラーゴムの基本配合 天然ゴム 50重量部 ポリブタジエンゴム 20 塩素化ブチルゴム 30 酸化チタン 20 クレー 30 亜鉛華 5 ステアリン酸 2 パラフインワックス 5 加硫促進剤CBS 1 (注1) 有機顔料 2 注1)N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド 以下余白
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】耐光試験の結果は、実施例1〜9は表1
に、実施例10,11及び各比較例は表2に示した。本
発明の光安定剤であるヒンダートアミン系としてH1を
配合した場合では、ゴム100重量部に対して5.0 重量
部(実施例4)を配合した場合は、屋外暴露試験、紫外
線暴露試験共に最高であり、またヒンダートアミン系で
あってもH2を配合した場合では、ベンゾントリアゾー
ル系を併用した場合(実施例11)が最高である。そし
て、ヒンダートアミン系のH1とベンゾントリアゾール
系を併用した場合(実施例9)も最高値を示した。一
方、ヒンダートアミン系以外の光安定剤では共に耐光性
は改良されていない(各比較例参照)。従って、ヒンダ
ートアミン系では、他の光安定剤との併用した配合系に
おいても耐光性が優れている点が認められた。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るために、以下の効果を奏する。即ち、光安定剤として
ヒンダートアミン系化合物を用いたので、紫外線吸収剤
として作用する他の光安定剤に比してすぐれた光安定効
果を発揮する。また、前記この発明の光安定剤は、ゴム
分をベースとしたカラーゴム配合であるために、この配
合にはカーボンブラックを除外するだけのゴム配合でよ
く、また該カラーゴムのゴムストリップは押出し加工等
で成形されるので、タイヤ成形工程において該ゴムスト
リップを予めサイドウォール部ゴム面上の適所に載置貼
着するだけでよく、しかも、カラーゴムのストリップは
タイヤの加硫工程において加硫されてサイドウォール部
面に加硫接着されるので剥離することなく、また道路の
縁石等と接触しても反発弾性に富んでいるので破損に耐
える。特に、従来の技術に見られたカラーゴムを貼着す
るサイドウォール部面に対してアミン系老化防止剤の排
除の予備処理は必要なく、通常のタイヤ成形工程におい
て、簡易かつ、任意の識別用カラーゴムの選択・応用が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を半断面にして示す部分斜
視説明図である。
【符号の説明】 1 タイヤ 2 トレッド部 3 ビード部 3′ ビードコア 4 サイドウォール部 5 カーカス層 6 ベルト層 C カラーゴム細帯体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のトレッド部、および一対のビード
    部を備え、かつ、該トレッド部の両端部からビード部に
    かけて延在するサイドウォール部とを備えた空気入りタ
    イヤにおいて、サイドウォール部の適所に、カーボンブ
    ラックを含まないカラーゴム配合系として、ヒンダート
    アミン系光安定剤を配合したカラーゴムを形成すること
    を特徴とする識別用カラーゴムを有する空気入りタイ
    ヤ。
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