JPH0825868B2 - 熱反応性組成物の投与装置 - Google Patents

熱反応性組成物の投与装置

Info

Publication number
JPH0825868B2
JPH0825868B2 JP61243999A JP24399986A JPH0825868B2 JP H0825868 B2 JPH0825868 B2 JP H0825868B2 JP 61243999 A JP61243999 A JP 61243999A JP 24399986 A JP24399986 A JP 24399986A JP H0825868 B2 JPH0825868 B2 JP H0825868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
composition
active agent
dosing device
compartment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61243999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63101315A (ja
Inventor
ジェームス・ビー・エッケンホフ
フェリクス・ザユーウィーズ
ジョセフ・シー・データーズ
Original Assignee
アルザ・コ−ポレ−シヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルザ・コ−ポレ−シヨン filed Critical アルザ・コ−ポレ−シヨン
Publication of JPS63101315A publication Critical patent/JPS63101315A/ja
Publication of JPH0825868B2 publication Critical patent/JPH0825868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0002Galenical forms characterised by the drug release technique; Application systems commanded by energy
    • A61K9/0004Osmotic delivery systems; Sustained release driven by osmosis, thermal energy or gas

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は新規でかつ有用な投与装置に関する。さらに
詳しくは、本発明は有効剤を含む熱反応性組成物を制御
された速度で長時間にわたつて使用環境へ放出するため
の浸透圧投与装置に関する。
発明の背景 有効剤を使用環境に放出する投与装置は、薬物投与技
術上周知である。例えば、特許権保持者シーウベス(Th
eeuwes)に発行された米国特許第3,760,984号は、外面
上に浸透性溶質と液体に対して透過性のポリマーの離れ
た膜とを有する熱収縮性容器から成る投与装置を開示し
ている。この投与装置は容器をふさぐためのプラグを有
する。この投与装置は投与装置内に吸収される液体によ
つて圧力を受ける;吸収された液体は溶質を溶解するこ
とによつて溶液を形成し、この溶液が収縮可能な容器に
対して圧力を及ぼして容器を収縮させ、投与装置から有
効剤を放出する。特許権所有者ハートツプ(Hartop)の
米国特許第3,865,108号では、膨潤可能な物質から成る
基部要素中に配置した薬物を含有する折りたたみ可能な
内部チューブが開示されている。この投与装置は、基部
と部品が環境から液体を吸収することによつて膨張し、
折りたたみ可能なチューブを圧縮して、チューブから薬
物を押し出すものである。米国特許第3,971,376号で
は、特許権所有者ヴイヒテル(Wichterle)が液体中で
膨潤する架橋したゲルから形成される単独の壁を有する
カプセルから成る投与装置を開示している。この材料に
は繊維が埋込まれており、材料に強度を与え、投与装置
を加圧するための液体吸収中に示される、材料の機械的
強度が弱いことによる問題を最小にしている。米国特許
第3,987,790号では、特許権所有者エツケンホフ(Ecken
hoff)等が投与装置内の袋を充てんするための流路から
成る、浸透圧投与装置の改良を開示している。投与装置
は浸透的に有効な溶質が投与装置内へ液体を吸収するこ
とによって加圧される;吸収された液体が水圧を発生さ
せ、この水圧が袋に作用して、これを内側へ圧縮して、
薬剤を投与装置から放出させる。米国特許第3,995,631
号では特許権者ヒグチ(Higuchi)等が、外面上に浸透
性溶質の単層と、液体に対する透過性を抑制された部分
を含む材料から成る離れた壁とを有する袋を開示してい
る。作用中に、溶質から溶液が形成され、この溶液が袋
を圧搾して袋から有効剤を放出させる。米国特許第4,32
0,758号では、特許権所有者エツケンホフ(Eckenhoff)
等がフレキシブルな袋と、溶解性ポリマー中の浸透的に
有効な溶質から成る分散系から形成されたスリーブと、
液体に対して透過性の外壁とから成る投与装置を開示し
ている。この投与装置では、外壁と袋との間の空間にス
リーブが水を吸収することによつて、袋に水圧が及ぼさ
れ、この水圧が袋を圧搾して、袋から有効剤を放出させ
る。
上述の投与装置は多くの薬剤を使用環境へ放出するた
めに有用であり、投薬技術上の栄利的な進歩を表してい
るが、投与装置に発明による新しい改良を加えるならば
投薬分野において営利的に広く用いられるようになると
考えられる場合があることは、当業者によつて理解され
るであろう。例えば、投与装置をフレキシブルな袋なし
に、また繊維要素なしに製造し、投与装置を製造するた
めに必要な工程や部品数を減ずることによつて投与装置
に改良を加えるならば、このような装置は直ちに受容さ
れ、技術上の大きな進歩を表すことになる。同様に、投
与装置が先行技術の投与装置の放出薬剤が溶液または懸
濁液でなければならないという制限を、液体、半固体等
として可溶性もしくは不溶性の有効剤をも放出可能であ
る投与装置によつて克服するならば、このような投与装
置は直ちに高く評価され、科学、医学及び商業の分野に
価値ある貢献をなすであろう。
本発明の目的 投与装置分野での改良を表す新規な投与装置によつて
あらゆる形状の有効剤を使用環境に放出する投与装置を
提供することが本発明の直接の目的である。
液状環境で自己充足性、自動開始性、自動動力供給性
であり、製造が容易であり、ヒトを含めた動物ならびに
他の生物学的及び非生物学的使用環境へ有効剤を放出す
るために用いることのできる投与装置を提供すること
が、本発明の他の目的である。
さらに、不溶性〜溶解性の薬物を含む熱反応性、疎水
性組成物を収容する投与装置であつて、熱反応性組成物
が生物学的環境の温度に応じてその形状を変え、液体、
半固体等になつて投与装置からの放出を容易にするよう
な投与装置を提供することが、本発明の他の目的であ
る。
さらに、熱感受性組成物を含有する内腔、組成物を1
部囲繞する膨張可能な要素、この要素と内腔を囲繞する
半透過性外壁、及び放出通路から成り;組成物が溶融し
て液体〜半固体等になる複合物理−化学作用によつて組
成物を放出し;組成物が膨張可能な要素の界面に混和不
能な境界を維持し;膨張可能な要素が膨潤して投与装置
から増大量に等しい量の組成物を排出するような投与装
置を提供することが、本発明の他の目的である。
さらに、高温において液化する固体組成物を充てんす
るまで空であり;充てんした場合には完全な薬学的投与
計画に従つて長期間にわたつて組成物を放出し;その使
用のために投与計画の開始と終了のためにのみ介入を必
要とするような投与装置を提供することが、本発明の他
の目的である。
さらに、熱エネルギーの存在下で溶融して放出可能な
組成物に変ることができる、無害であつて哺乳動物組織
の刺激及び哺乳動物組織との相互作用を避けることので
きる薬剤学的に受容できる熱反応性親油性キヤリアに含
まれた有効剤を放出することのできる投与装置を提供す
ることが、本発明の他の目的である。
さらに、少なくとも2種類の成分と少なくとも1種類
の薬物から形成され、温血動物の体温にほぼ等しい温度
の融点を有し、前記温度において投与装置から動物に投
与される共融組成物を含有する浸透圧投与装置を提供す
ることが、本発明の他の目的である。
さらに、不溶性から溶解性までの薬物を含む熱反応性
親水性組成物を収容し、エネルギーインプツトを伴う生
物学的使用環境に応じて熱反応性組成物がその形状を変
え、実際の投与のために投与装置から放出可能になるよ
うな投与装置を提供することが、本発明の他の目的であ
る。
さらに、水性環境において化学的に不安定であるの
で、非水性投与キヤリヤに含まれて投与装置に収容さ
れ、非水性キヤリアに保護されて投与装置から放出され
る有効剤を含有する投与装置を提供することが、本発明
の他の目的である。
本発明のその他の目的、特徴及び利点は添付図面及び
特許請求の範囲に関連して述べた、明細書の次の詳細な
説明から、投薬分野の通常の知識をもつた人に容易に理
解されると思われる。
本発明は、抑制された速度で使用環境へ熱感受性組成
物中の有効剤を投与するための装置において、その装置
は、 (a) コンパートメント; (b) 該コンパートメントを取囲みそして定める内
壁、その内壁は開口を有し、前記内壁は親水性ヒドロゲ
ルによって形成され、そして、環境から流体を吸収し、
それによって膨潤しそしてそのコンパートメント内に膨
張し、 (c) その内壁を囲む外壁、その外壁は、液体の通過
に対して透過性であるが有効剤の通過に対しては実質的
に不透過性である半透過性組成物から形成される、 (d) 有効剤を含むコンパートメント内の熱感受性組
成物、 (e) 投与装置から有効剤組成物を放出するための上
記内壁の開口と連結する外壁中の通路 を含む、熱感受性有効剤組成物を使用環境へ制御され
た速度で放出する投与装置に関する。
図面の詳細な説明 次に、有効剤を投与するための新規で有用な投与装置
の実施例であり、本発明を限定するものとは解釈すべき
ではない実施例の図面を詳細に参照する。図1におい
て、投与装置の1実施例を数字10で示す。図において、
投与装置10は壁12と、投与装置10の外部と内部(図2に
見られる)を連結する壁12内の通路13とを有するボデイ
要素11を含有するのが見られる。
図2は、ボデイ11、内部コンパートメント14を囲繞す
る壁12、コンパートメント14と投与装置10の外部とを連
結する壁12内の通路13を含む投与装置10を示す図1の断
面図である。壁12は外部液体の通過に対しては実質的に
透過性であるが、コンパートメント14に含まれる有効剤
とその他の成分の通過に対しては実質的に不透過性であ
る、半透過性ポリマー壁形成組成物から形成れさる。壁
12は無毒性であり、投与装置10の耐用寿命中その物理的
化学的完全性を維持する。
コンパートメント14または、コンパートメント14の内
面と接触する膨張可能な駆動要素の層15をも含む。内層
15は層15の間隔おいて分離した両端部17によつて限定さ
れた開口部16を除いて、コンパートメント14を部分的に
囲繞する。内層15は半透過性壁12とコンパートメント14
との形状に一致する形状を有する。層15は架橋したもし
くは任意に架橋したヒドロゲル組成物から形成され、半
透過性壁12を通して外部液体を吸収し得る能力のような
浸透性を有し、投与装置10の外部の液体に対して半透過
性壁12を横切る浸透圧勾配を示す。
図3は図1の投与装置10を図示する、切り開き断面図
である。図3において、投与装置10は図1と2で述べた
構造要素を含み、さらに点で示した有効剤18と波線で示
した熱反応性、熱感受性組成物19とをコンパートメント
14内に含むことを説明する。組成物19は有効剤18の放出
手段であり、かつ運搬キヤリアである。コンパートメン
ト14に含まれ、投与装置10から放出される有効剤18は、
水性液体と親油性媒質との両方に不溶性から易溶性まで
の有効剤を含むものである。有効剤18を均質または不均
質に分散もしくは溶解した形で含有する熱反応性組成物
19は、本発明の好ましい実施態様で形成した場合に、21
℃及びそれから数℃の範囲の室温において固体様の性質
を有し、37℃及びそれから数℃の範囲の哺乳動物の体温
に近い融点を有する、無水の熱感受性、親水性もしくは
疎水性物質である。本発明では、熱反応性組成物が溶融
する、分解するまたは溶解して、投与装置10から有効剤
18を放出するために用いることのできる、放出可能なキ
ヤリヤを形成することのできる温度を示すために、「融
点」、「軟化点」または「液化」なる用語を用いる。
37℃及びそれから数℃の範囲の温度を有する使用環境
における作用時に、投与装置10は熱力学的活性と動的活
性との組合せによつて、有効剤18を放出する。すなわ
ち、作用時に熱感受性組成物19は溶融して、液状、半固
体状または同様の放出可能な相を形成して、有効剤18を
通路13から放出する。組成物19が溶融すると、液体は半
透過性壁12を通つて親水性層15によつて浸透圧平衡に達
する方向で吸収され、層15を連続的に膨潤または膨張さ
せ、層15の体積を増加させる、同時に層15はコンパート
メント14内で界面に完全に混合不能な境界を維持しなが
ら膨張する。同時に、層15がその体積を高めると、層15
は組成物19を加圧して、その体積を減少させる。層15の
膨張、コンパートメント14の収縮、及び組成物19の溶融
が同時に生成すると、有効剤18を含む組成物19は通路13
から投与装置10の外部へ放出される。図3と4は、一緒
に考えると、作用時に有効剤18を放出する投与装置10を
説明する。図3は有効剤放出開始時の投与装置10を示
し、図4は有効剤放出期間の終了近くの投与装置10を示
す。組成物19の溶融と組成物19の非混和性が膨張層15に
加わり、層15の膨潤と膨張に伴つて図4に見られるよう
に体積が増加し、同時にこれに対応して図4に見られる
ようにコンパートメント14の体積が減少して、有効剤18
は制御された速度で、連続的に長期間にわたつて確実に
放出される。
図5は図1〜4の投与装置10の実施態様であり、コン
パートメント14の開放端部に嵌合する閉鎖手段20を付加
的に示す。閉鎖手段20はコンパートメント14にぴつたり
と嵌合するのに適した大きさであり、層15の内面に接触
する。閉鎖手段20の外側は、閉鎖手段20が接触する層15
の内面の1部とともに液体を通さないシールを形成す
る。任意にプラグと呼ばれる閉鎖手段20はこれを完全に
貫通する、軸方向の中心孔21を有する。孔21は有効剤18
を含む組成物19をコンパートメント14に充てんするため
の、投与装置10、主とてコンパートメント14への接近手
段である。同時に、孔21は投与装置10から有効剤18を含
む組成物19を放出するための、半透過性壁12内通路13へ
の接近手段である。
図6と7は本発明によつて提供する投与装置10の他の
実施態様を示す。図6と7において、投与装置10は投与
装置10を形成する構造要素を同時押出成形することによ
る、本発明の好ましい製造方法で形成される。図6で
は、投与装置10の構造を示すために両端部22と23を切開
いて、投与装置10を示す。投与装置10は、投与装置10の
構造を説明するために両端部22と23を切開く前の投与装
置10の外部全体を囲繞する半透過性壁24、中央の膨潤・
膨張可能な押圧帯25、及び内部の熱反応性有効剤溜り帯
26から本質的に成る。投与装置10はさらに、閉じた有効
剤放出端部22と23から有効剤を放出するための、閉じた
周囲半透過性壁24に設けられた1対の放出オリフイス27
をも含有する。
図7は放出ポンプとしての使用に適した種々なサイズ
で製造される投与装置10を示す。図示した実施態様で
は、投与装置10が動物に有効剤を投与するための移植用
投与装置として用いるために縮少されている。投与装置
10を8−8に沿つた切開き図として示すが、この投与装
置は内部の膨潤可能なポケツト要素42を囲繞する半透過
性材料から少なくとも1部が形成された形状維持壁41を
含む。ポケツト42は内部空間43と、閉鎖手段44によつて
適当に閉鎖される開口50とを有する開放容器である。閉
鎖手段44は供給口−流出口、充てん−放出孔45を有す
る。ポケツト42は有効剤44と熱反応性キヤリヤ組成物47
を含む。半透過性壁41の通路49は投与装置10に充てん
し、投与装置10から有効剤46を放出する孔45と一直線を
なす。
図1〜7は本発明によつて製造することのできる種々
な投与装置を説明するが、投与装置は使用環境に有効剤
を放出するために広範囲な形状、サイズ及び形式をとり
得るので、これらの投与装置が本発明を限定するものと
解釈すべきでないことを理解すべきである。例えば、直
径0.48〜2.54cm(3/16インチ〜1インチ)の円形のよう
な、種々な形状とサイズを有する投与装置を経口用に製
造することができる。この投与装置は、頬側、移植物、
人工腺、頸部、子宮内、耳、鼻、皮膚、膣、肛門直腸、
こぶ胃(ウシの第2胃のような)、及び皮下の投与装置
としての使用に適切できる。また、この投与装置は川、
養魚池、畑、工場、タンク、工場施設、温室、輸送手
段、病院、海軍及び陸軍の機関、家畜病院、療養院、農
場、動物園、病室、化学反応器及びその他の使用環境で
活性剤を投与するのに適した形状、大きさ、構造にして
適用することができる。
発明の詳細な説明 本発明の実施に伴つて、宿主または動物に不利な影響
を与えず、水及び生物学的液体のような外部水性液体の
通過に対しては透過性であるが、薬物、浸透剤を含めた
有効剤の通過に対して本質的に不透過性であり、熱反応
性組成物の存在下でその完全性を維持する半透過性材料
から成る壁を投与装置10に設けることができることが、
現在以外にも発見されている。外壁を形成する選択的に
半透過性材料は液体に実質的に不溶であり、無毒性であ
り、非腐食性である。
半透過性壁を形成するための典型的な材料は、半透過
性ホモポリマー、半透過性コポリマー等を含む。1実施
態様では、代表的な材料はセルロースエステル、セルロ
ースモノエステル、セルロースジエステル、セルロース
トリエステル、セルロースエーテル、セルロースエステ
ル−エーテルを含む。これらのセルロースポリマーは0
より大きく3までの無水グルコース単位の置換度(D.
S.)を有する。置換度とは、置換基によつて置換され
た、または他の基に転化した、無水グルコース単位上に
最初に存在したヒドロキシル基の平均数を意味する。無
水グルコース単位は例えばアシル、アルカノイル、アロ
イル、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロゲン、
カルボアルキル、アルキルカルバメート、アルキルカル
ボネート、アルキルスルホネート、アルキルスルフアメ
ート、及び同様な半透過性ポリマー形成基のような基で
部分的にまたは完全に置換することができる。
半透過性材料には典型的に、セルロースアシレート、
セルロースジアシレート、セルローストリアシレート、
セルロースアセテート、セルロースジアセテート、セル
ローストリアセテート、モノ,ジ及びトリセルロースア
ルカニレート、モ,ジ及びトリアルケニレート、モ,ジ
及びトリアロイレート等から成る群から選択した要素を
含む。典型的なポリマーには、D.S.1.8〜2.3、アセチル
含量32〜39.9%のセルロースアセテート;D.S.1〜2、ア
セチル含量21〜35%のセルロースジアセテート;D.S.2〜
3、アセチル含量34〜44.8%のセルローストリアセテー
ト;等がある。さらに特別なセルロースポリマーには、
D.S.1.8、プロピオニル含量38.5%のセルロースプロピ
オネート;アセチル含量1.5〜7%、プロピオニル含量3
9〜42%のセルロースアセテート・プロピオネート;ア
セチル含量2.5〜3%、平均プロピオニル含量39.2〜45
%、ヒドロキシル含量2.8〜4.5%のセルロースアセテー
ト・プロピオネート;D.S.1.8、アセチル含量13〜50%、
ブチリル含量34〜39%のセルロースアセテート・ブチレ
ート;アセチル含量2〜29.5%、ブチリル含量17〜53
%、ヒドロキシル含量0.5〜4.7%のセルロースアセテー
トブチレート;例えばセルローストリバレレート、セル
ローストリラウレート、セルローストリパルミテート、
セルローストリオクタノエート及びセルローストリプロ
ピオネートのような、D.S.2.9〜3のセルローストリア
シレート;例えばセルロースジスクシネート、セルロー
スジパルミテート、セルロースジオクタノエート、セル
ロース・ジカルピレート等のような、D.S.2.2〜2.6のセ
ルロース・ジエステル;例えば、セルロースアセテート
バレレート、セルロースアセテート・スクシネート、セ
ルロースプロピオネートスクシネート、セルロースアセ
テートオクタノエート、セルロースバレレート・パルミ
テート、セルロースアセテート・ヘプトネート等のよう
な、混合セルロース・エステルがある。半透過性ポリマ
ーは米国特許第4,077,407号から公知であり、インター
サイエンス・パブリツシヤーズ社(ニユーヨーク)から
発行された、エンサイクロペデイア オブ ポリマー
サイエンス アンド テクノロジー(Encyclopedia of
Polymer Science and Technolozy)3巻,325〜354頁,
(1964)に述べられた方法によつて製造することができ
る。
この他の半透過性ポリマーには、アセトアルデヒドジ
メチルアセテート;セルロースアセテート・エチルカル
バメート;セルロースアセテート・メチルカルバメー
ト;セルロース ジメチルアミノアセテート;半透過性
ポリアミド;半透過性ポリウレタン;半透過性ポリスル
フアン;半透過性スルホン化ポリスチレン、米国特許第
3,173,876号、第3,276,586号;第3,541,005号;第3,54
1,006号と第3,546,142号に開示されているような、ポリ
アニオンとポリカチオンの共沈によつて形成される、架
橋した選択的半透過性ポリマー;選択的半透過性シリコ
ーンゴム;ロエブとスーリラヤン(LoebとSourirazan)
によつて米国特許第3,133,132号に開示されている半透
過性ポリマー;半透過性ポリスチレン誘導体;半透過性
(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム);半透過性ポリ
(ビニルベンジルトリメチル)アンモニウムクロリド;
半透過性壁を横切る静水圧差または浸透圧差を1気圧あ
たりで表現して101〜107(cc.mil/cm2・時・atm)の液
体透過性を示す半透過性ポリマーがある。これらのポリ
マーは米国特許第3,845,770号、第3,916,899号と第4,16
0,020号及びジエイ・アール・スコツト(J.R.Scott)と
ダブリユ・ジエイ・ロフ(W.J.Roff)によるハンドブツ
ク オブ カモン ポリマース(Handbook of Common P
olynmers(1971)〔シーアールシー・プレス(C.R.C.Pr
ess)オハイオ州、クリーブランドから出版〕から、技
術上周知である。
膨潤・膨張可能な内壁とポケツトの形成に用いる材料
はポリマー材料ニート及び浸透剤と混合したポリマー材
料であり、水または生物学的液体と相互作用して、液体
を吸収して、平衡状態に達するまで膨潤または膨張す
る。このポリマーはポリマー分子構造中に吸収した液体
のかなりの部分を保持する能力を有する。好ましい実施
態様のポリマーは、非常に高度に膨潤または膨張し、通
常は2〜50倍量に増加するゲルポリマーである。オスモ
ポリマーとしても知られる、膨潤可能な親水性ポリマー
は非架橋性または弱架橋性である。架橋は液体の存在下
で膨潤することのできるポリマーとの共有結合またはイ
オン結合であり、架橋した場合には、液体に溶解しな
い。ポリマーは植物性、動物性または合成起原を有す
る。このために用いられるポリマー材料には、5,000〜
5,000,000の分子量を有するポリ(ヒドロキシルアルキ
ルメタクリレート);10,000〜360,000の分子量を有する
ポリ(ビニルピロリドン);陰イオン系及び陽イオン系
ヒドロゲル;電解質ポリマー複合体;アセテート残基の
低いポリ(ビニルアルコール);寒天とカルボキシメチ
ルセルロースの膨潤可能な混合物;わずかに架橋した寒
天と混合したメチルセルロースから成る膨潤可能な混合
物;無水マレイン酸とスチレン、エチレン、プロピレン
またはイソブチレンとの微細に分割したコポリマーの分
散系から得られる水によつて膨潤可能なポリマー;N−ビ
ニルラクタムの水によつて膨潤可能なポリマー等があ
る。
親水性膨張可能な押圧要素の形成に用いることのでき
る、他のゲル化可能な、液体を吸収し保持できるポリマ
ーには、30,000〜300,000の範囲の分子量を有するペク
チン;15〜30ミリポアズの粘度と150gまでのブルーム強
度を有するゼラチン;160〜250のブルーム値を有するゼ
ラチン;寒天、アカシア、カラヤ、トラガカント、アル
ギン及びグアーのような多糖類;Carbopol (グリット
リッチ・カンパニー、オハイオ州クリーブランド)酸性
カルボキシポリマーとその塩誘導体;ポリアクリルアミ
ド;水によつて膨潤可能なインデン無水マレイン酸ポリ
マー;分子量80,000〜200,000を有するGood−rite
(グリットリッチ−カンパニー)ポリアクリル酸;10
0,000〜5,000,000の分子量を有するPolyox (ユニオン
・カーバイト・コーポレーション)ポリエチレンオキシ
ドポリマー;殿粉グラフトコポリマー;本来の重量の約
400倍の吸水性を有するAqua−Keep (積水化学)アク
リレート・ポリマー;ポリグルカンジエステル;架橋し
たポリビニルアルコールとポリ(N−ビニル−2−ピロ
リドン)の混合物;プロールアミンとして入手可能なゼ
イン;分子量4,000〜100,000を有するポリ(エチレング
リコール);等がある。好ましい実施態様では、膨張可
能な壁を熱変形可能なポリマーとポリマー組成物とから
形成する。親水性を有する代表的なポリマーは米国特許
第3,865,108号、第4,002,173号、第4,207,893号と第4,3
27,725号から、及びスコツト(Scott)とロフ(Roff)
によるハンドブツク オブ カモン ポリマーズ(Hand
−book of Common Polymers)〔グリーブランドラバー
カンパニー(Cleveland Rubber Company)オハイオ州
クリーブランドから出版〕から公知である。
膨張可能なポリマーと均質または不均質に混合して、
押圧壁要素を形成することのできる浸透的に有効な化合
物は、膨潤可能なポリマーに吸収される液体に可溶であ
り、外部液体に対して半透過性壁を横切る浸透圧勾配を
示す、浸透的に有効な溶質である。浸透的に有効な化合
物は浸透剤としても知られている。このために用いられ
る浸透的に有効な浸透剤には、硫酸マグネシウム、塩化
マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化リチウム、硫酸カ
リウム、硫酸ナトリウム、マンニトール、尿素、ソルビ
トール、イノシトール、スクロース、グルコース等があ
る。本発明に適した浸透剤の浸透圧(気圧、Atm)は0At
mより大きく、一般に0Atmから500Atm以上までである。
膨潤・膨張可能なポリマーは、投与装置から有効剤を
放出するための駆動源を提供する他、さらに浸透的に有
効な溶質の支持マトリクスとして作用するのに役立つ。
浸透性溶質をポリマーと均質または不均質に混合して、
好ましい膨張可能な壁または膨張可能なポケツトを形成
することができる。本発明の好ましい実施態様の組成物
は、少なくとも1種類のポリマと少なくとも1種類の浸
透性溶質を含有する。一般に組成物はポリマー約20〜90
重量%と浸透性溶質80〜10重量%を含有し、好ましい組
成物はポリマー35〜75重量%と浸透性溶質65〜25重量%
を含有する。
ここで用いる有効剤なる用語は、放出されて所定の有
効でかつ有用な結果をもたらすような組成物、製剤また
は化合物を意味する。有効剤には、アルギシド、抗酸化
薬、空気清浄剤、バイオサイド、触媒、化学反応物、コ
スメテイツク、薬物、感染防止剤、抗真菌剤、食物、繁
殖抑制剤、繁殖促進剤、食物補充剤、発酵剤、殺菌剤、
殺虫剤、微生物抑制剤、栄養物、植物成長促進剤、植物
成長抑制剤、防腐剤、界面活性剤、殺菌消毒剤、避妊
薬、ビタミン類、ならびに環境、周囲、動植物生息地及
び動物に益するような、その他の組成物が含まれる。有
効剤は投与装置に含まれる熱感受性組成物中で不溶から
易溶であり得る。
明細書と特許請求の範囲において、薬物なる用語は温
血哺乳動物、ヒト、霊長類、鳥類、魚類、家庭内動物、
競技用動物、飼育動物、実験動物及び動物園動物を含め
た動物に局所効果または全身効果を与えるような生理学
的または薬理学的に活性な物質を含む。ここで用いる生
理学的なる用語は、正常なレベル及び機能をもたらすた
めの薬物投与を意味する。薬理学的なる用語は宿主に投
与した薬物量に応じた変化を意味まする。ウイリアム
(Williams)とウイルキンス(Wilkins)(メリーラン
ド州、バルチモア)によつて発行された、「ステツドマ
ン医学事典(Stedman′s Medical Dictionary)」(196
6)参照。投与することのできる有効薬物は制限なく、
無機薬物と有機薬物を含み、神経系に作用する薬物、抗
うつ薬、睡眠薬、鎮静薬、精神活性化剤、トランキライ
ザー、鎮痙薬、筋肉弛緩薬、抗パーキンソン病薬、鎮痛
薬、抗炎症薬、抗マラリア薬、ホルモン剤、避妊薬、交
換神経作用薬、利尿薬、駆虫薬、腫瘍薬、低血糖薬、眼
薬、電解質、診断薬、及び血管薬を含む。投与装置に含
まれる薬物量は0.05ng〜20g以上である。医学的用途に
は、投与装置は例えば25ng,1mg,5mg,125mg,250mg,500m
g,750mg,15g等のような種々な量を含み得る。投与装置
は1日1回、1日2回または1日3回用いることができ
る。また、投与装置は1週間2回等のように用いること
もできる。
この発明のために用いる熱反応性なる用語は熱に反応
して軟化して放出可能になり、冷却時に再び効果し得る
熱過可塑組成物を含むものである。この用語はまた、傾
斜的なエネルギー投与に反応して変化することのできる
熱感受性組成物を含む。これらはエネルギーの投与また
は除去に対する反応において温度に敏感である。本発明
の好ましい実施態様で用いる熱反応性なる用語は、34℃
までの温度において、通常は20〜33℃の範囲の温度にお
いて固体または固体様の性質を示し、33℃以上の温度、
通常は33〜40℃の範囲の温度の熱を与えられた時に液
体、半固体または粘性になる有効剤組成物キヤリヤの物
理化学的性質を意味する。熱反応性キヤリヤは熱感受性
であり、昇温下で溶融、溶解、分解、軟化または液化し
て、均質または不均質に混和した有効剤とともに投与装
置から放出される性質を有する。熱反応性キヤリヤは親
油性、親水性または疎水性であり得る。キヤリヤの他の
重要な性質は有効剤を貯蔵する間または有効剤を放出す
る間、含有する有効剤の安定性を維持できることであ
る。典型的な熱反応性組成物とその融点は次の通りであ
る:ココアバター32〜34℃;ココアバター+2%みつろ
う35〜37℃;プロピレングリコールモノステアレートト
ジステアレート32〜35℃;水素化植物油のような水素化
油36〜37.5℃;水素化植物80%とソルビタンモノパルミ
テート20%39〜39.5℃;水素化植物油80%とPolysorbat
e60 20% 36〜37℃;水素化植物油77.5%,ソルビタ
ントリオレート20%とみつろう2.5% 35〜36℃;水素
化植物油72.5%,ソルビタントリオレート20%,みつろ
う2.5%と蒸留水5% 37〜38℃;例えばパルミチン
酸,ステアリン酸,オレイン酸,リノール酸,リノレン
酸及びフラキドン酸のような飽和酸と不飽和酸を含む炭
素数8〜22の酸のモノグリセリド,ジグリセリド及びト
リグリセリド;飽和脂肪酸のモノグリセリドとジグリセ
リドとを加えたトリグリセリド 34〜34.5%;プロピン
グリコールモノステアレートとジステアレート33〜34
℃;不完全水素化綿実油 35〜39℃;硬化脂肪アルコー
ルと脂肪 33〜36℃;ヘキサジエノールと含水ラノリン
トリエタノールアミングリセリルモノステアリート 38
℃;モノグリセリド,ジグリセリドとトリグセリドの共
融混合物 35〜39℃;Witepsol #15,植物性飽和脂肪酸
のトリグリセリドとモノグリセリド 33.5〜35.5℃;ヒ
ドロキシル基を含まないWitepsol (ハルス・アメリカ
・ダイナミック−ノーベル、ニュージャージー州ピスカ
タウエ)H32 31〜33℃;ケン化価225〜240と融点33.5
〜35.5℃を有するWitepsol W25;ケン化価225〜240と融
点37〜39℃を有するWitepsol E75;例えばポリエチレン
グリコール1000,エチレンオキシドの線形ポリマーのよ
うなポリアルキレングリコール 38〜41℃;ポリエチレ
ングリコール1500,融点38〜41℃;ポリエチレングリコ
ールモノステアレート 39〜42.5℃;ポリエチレングリ
コール1500 33%,ポリエチレングリコール6000 47%
と蒸留水20% 39〜41℃;ポリエチレングリコール1500
30%,ポリエチレングリコール4000 40%とポリエチ
レングリコール400 30% 33〜38℃;炭素数11〜17の
飽和脂肪酸のモノグリセリド,ジグリセリドとトリグリ
セリドの混合物 33〜35℃等。熱反応性組成物は20〜33
℃の温度において固体の組成物中に有効剤を貯蔵し、膨
潤する組成物の界面に混和不能の境界を維持し、通常33
℃より高い温度、一般に33〜40℃の温度において流動可
能な組成物に含めて有効剤を放出するための手段であ
る。生物学的環境に放出された熱反応性組成物は、有効
剤が有効に使用されるために、容易に排泄、代謝、吸収
等される。
半透過性壁は、膨張可能な壁もしくはポケツト、積層
した熱反応性層−膨張可能な層上に半透過性壁形成材料
を鋳造、成形、吹付ける、またはこの材料中に浸漬する
ことによつて塗付することができる。半透過性壁塗付に
用いることのできる、他の好ましい方法は、エアーサス
ペンジヨン法とパンコーチング法である。この方法は積
層体またはポケツト要素を空気と半透過性壁形成組成物
との流れの中に、この要素が壁で囲繞され被覆されるま
で、吊して回転させることから成る。種々な半透過性壁
形成組成物を用いて、この方法をくり返して、半透過性
積層壁を形成する。エアーサスペンジヨン法は米国特許
第2,799,241号;ジエイ.アム.フアーム.アソク(J.A
m.Pharm.Assoc)48巻,451〜459頁,1979;同誌,49巻,82〜
84頁,1960に述べられている。他の標準的な方法はモダ
ーン.プラスチツクス.エンサイクロペデイア(Modern
Plastics Encyclopedia)46巻,62〜70頁,(1969)及
びフアーマシユーテイカル サイエンス(Pharmceutica
l Science)〔レミントン(Remington)による、14版,1
926〜1678頁(1970)、ハツク.パブリツシユイング社
(Mack Publishing Co.)、ペンシルバニア州,イース
トン,より出版〕に述べられている。
半透過性壁の形成に適した典型的な溶媒は、壁形成材
料、膨張可能な壁、ポケツト、熱反応性組成物及び最終
的な投与装置に不利な影響を与えないような、不活性な
無機溶媒と有機溶媒である。溶媒は水性溶媒、アルコー
ル、ケトン、エステル、エーテル、脂肪族炭化水素、ハ
ロゲン化物溶媒、脂環式化合物、芳香族化合物、複素環
式溶媒及びこれらの混合物から成る群から選択される要
素を広範囲に含む。
典型的な溶媒には、アセトン、ジアセトンアルコー
ル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、メチルアセトーテ、エチルアセ
テート、イソプロピルアセテート、n−ブチルアセテー
ト、メチルイソブチルアセテート、メチルプロピルケト
ン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルア
セテート、メチレンジクロリド、エチレンジクロリド、
プロピレンジクロリド、四塩化炭素、ニトロエタン、ニ
トロプロパン、四塩化エタン、エチルエテール、イソプ
ロピルエーテル、シクロヘキサン、シクロオクタン、ベ
ンゼン、トルエン、ナフサ、1,4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジグリム、水、ならびにアセトンと水、
アセトンとメタノール、アセトンとエチルアルコール、
メチレンジクロリドとメタノール、エチレンジクロリド
とメタノールがある。一般に本発明のためには、熱反応
性組成物の融点よりも数度低い温度で半透過性壁を塗布
する。または、半透過性壁を塗布した後に、熱可塑性組
成物を投与装置に注入する。
膨張可能な壁、ポケツト要素または膨張可能な積層体
は、例えばマンドレルへの吹き付け、壁形成組成物中へ
の壁の浸漬、ブロー成形、真空成形、圧縮成形、射出成
形、押出成形及びラミネーシヨンのような、通常の熱成
形ポリマー方法によつて製造することができる。本発明
の好ましい実施態様では、ポケツトまたは膨張可能な、
成形した押圧コンパートメントを図10に説明する圧縮成
形法によつて製造する。圧縮成形法は型空隙とプランジ
ヤーとを用いる。型空隙は成形部品の表面を形成するの
で、ポリマー壁形成組成物を型に装入する。型プランジ
ヤーはポケツトの他の表面を形成する。型を閉じたとき
に、プランジヤーはポリマー組成物を圧縮し、圧縮され
たポリマー組成物は採集のポケツト形状に圧縮形成され
る。ポリマー組成物が硬化するまで、型空隙とプランヤ
ーとをこの状態に維持する。図8では、ポケツトまたは
成形した押圧コンパートメントを文字aで示す。このコ
ンパートメントは圧縮型から押出した状態である。次
に、1実施態様では、ポケツトを充てん工程bに移し、
充てんホツパーの下に置き、溶融した有効剤組成物を充
てんする。冷却後に、充てんしたコンパートメントにc
において半透過性壁を塗付し、半透過性壁にオリフイス
をレーザー穿孔して、投与装置を得る。同様なプロセス
で、成形したコンパートメントaをdにおいて、充てん
−放出孔を有する閉鎖手段で閉鎖し、閉鎖したコンパー
トメントに充てん工程eにおいて、溶融した有効剤組成
物を室温において充てんする。最後に、充てんしたコン
パートメントにfにおいて半透過性壁を塗付し、半透過
性壁に充てん−放出孔と軸方向で一直線をなすオリフイ
スをレーザー穿孔して投与装置を得る。同様なプロセス
で、閉鎖したコンパートメントに半透過性膜(壁)を塗
付し、充てん−放出孔と軸方向で一直線をなすオリフイ
スをレーザー穿孔し、gによつて示す空の投与装置を得
る。次に、この投与装置に室温において、溶融した有効
剤組成物を充てんして、最終の、作用可能な投与装置h
を得る。
ここで用いるオリフイスまたは通路なる表現は投与装
置から有効剤組成物を放出させるために適した、半透過
性壁中の手段及び方法を含むものである。オリフイスは
機械的穿孔もしくはレーザー穿孔によつて、または例え
ばゼラチンプラグのような、壁中の浸食性要素の浸食に
よつて形成することができる。オリフイスの詳細な説明
とオリフイスの好ましい最大、最小のサイズは米国特許
第3,845,770号と第3,916,899号に述べられている。
特開昭60-237016号公報(以下60-237016号という)に
は、本発明と同じような投与装置が記載されている。
本発明と60-237016号の発明との比較において、本発
明の装置においては、内壁(例えば図面第2〜5図で1
5)と60-237016号の発明のデイスペンサーの親水性組成
物又は駆動部材17は半透過性壁(本発明では外壁そして
60-237016号の発明では器壁12)を通して入ってくる使
用環境からの液体によって膨張し、有効成分を装置か
ら、使用環境に徐々に押出す役割を果たす点では同一で
ある。60-237016号の発明の駆動部材17は組成物16と層
となって接触している(60-237016号第4頁左下欄第7
〜9行及び引例の図面第2図参照)60-237016号の発明
の駆動部材17はデイスペンサーの底部の限定された区域
にのみ存在する。そのためその駆動部材17は、デイスペ
ンサーの小さな区域の半透膜12を通過する液体のみを吸
収する。例えば60-237016号の図面の第2図において、
駆動部材17が接触している底部のみから液体を吸収する
にすぎない。すなわち、駆動部材17は、小さな区域の半
透膜12に対応する浸透圧を発生するにすぎない。その小
さな浸透圧はデイスペンサー10から濃密な有効剤組成物
を押出すのに十分ではない。
一方本発明においては、内壁(図面第2〜5図では1
5)は、コンパートメント(図面第2〜5図では14)を
取囲んでおり、それがため内壁(図面では15)は半透膜
(図面では12)の大きな表面と直接接触状態にあり、そ
れによって半透膜(図面では12)の大きな区域からより
多くの液体を吸収することができる。従ってこれはコン
パートメント(図面では14)の全体にわたって均一に浸
透圧を付与することができる。端的に言えば本発明で
は、コンパートメント(図面では14)を取囲んだ内壁
(図面では15)が広い面積にわたって接触している半透
膜(図面では12)から多くの液体を吸収し、コンパート
メントを包みこむように浸透圧(圧力)をかけるので、
濃密な有効剤を装置から円滑に排出できる。
本発明の実施例の説明 次の実施例は本発明を単に説明するものであり、これ
らの実施例とこれらと同等の装置はこの説明、図面及び
特許請求の範囲を考慮することによつて当業者に明らか
になるので、いずれにせよこれらの実施例を、本発明の
範囲を限定するものと解釈すべきではない。
実施例1 投与装置は次のように製造する:第一に、ポリマー組
成物を射出成形することによて、膨張可能なカプセル状
容器を形成する。容器は直径12mmと深さ40mmを有する。
塩化ナトリウム30重量%と分子量3000000のポリエチレ
ンオキシド70重量%とから成る組成物から、容器の壁を
形成する。壁形成成分を市販ブレンダー内で20分間混合
して、均質な組成物を得る。この組成物を錠剤に圧縮成
形して、射出成形機に入れ、145〜150℃、6.5〜7.0×10
kPaにおける射出成形によつて容器を形成する。
次に、この容器にテオフイリン0.5重量%、水素化植
物油77重量%、ソルビタントリオレート20重量%とみつ
ろう2.5重量%から成る熱感受性組成物を充てんする。
熱感受性薬物組成物は36〜37℃において容器に充てんす
る。21℃に冷却した後、半透過性外壁をWurster エア
ーサスペンジヨン・コーター内でのコーチングによつ
て、充てん容器に塗布する。半透過性壁はセルロースア
セテート・ブチレートの5重量%メチレンクロリド溶液
から塗布する。半透過性壁を0.4mmの厚さに塗付し、こ
の予備投与装置を50℃の乾燥器内で5〜10日間乾燥させ
る。最後に、投与装置のコンパートメントから薬物組成
物を放出するための0.75mmオリフイスを、半透過性壁に
レーザー穿孔する。
実施例2 容器すなわち広口ポケツトを実施例1に従つて製造
し、パラセタモール0.20g、リン酸コデイン0.02g、アセ
チルサリチル酸0.15gと、ラウリン酸が大部分をなす飽
和植物性脂肪酸のグリセリンエステル混合物であるWite
psol H35 2.0gとから成る薬物組成物を充てんする。
薬物全てを粉砕し充分に混合してから、38〜40℃におい
てこれにWitepsolキヤリヤ基剤を加えることによつて、
組成物を形成する。溶融した組成物をポケツトに充てん
し、冷却するとクリーム状稠度が生ずる。ポケツトに半
透過性壁を塗付し、既述したようにオリフイスをレーザ
ー穿孔する。
参考例3 熱反応性熱感受性組成物を膨張可能な組成物と層状配
置で含むコンパートメントを収容する投与装置は次の通
りに製造する:第一に、フエノバルビタール2.5%、グ
リセルゼラチン20.5%、ステアリン酸、パルミチン酸と
ラウリン酸のグリセリドであるテオブロマ油77.0%から
成る溶融組成物を型に連続的に装入し、室温に冷却して
熱反応性積層体を形成する。次に、エチレングリコール
ジメタクリレート0.12部を含むエチレングリコールモノ
メタクリレート30部と0.13%二硫酸ナトリウム水溶液10
部とをエタノール水溶液中に含む混合物を型に装入す
る。この混合物は30℃において重合し、室温と平衡に達
してから20分後に、固体積層体を型から取り出す。
次に、アセチル含量39.8%のセルロースアセテートの
15重量%アセトン溶液を調製して、この溶液に積層体を
15回浸漬〔最初10秒間浸漬、次に5分間の乾燥期間をお
いて1分間ずつ浸漬〕することによつて被覆する。浸漬
後に、投与装置を22.2℃(72゜F)の室温において10日間
乾燥させる。この方法によつて、積層体の周囲に0.7mm
厚さの半透過性速度制御壁が形成される。投与装置の外
部と熱反応性層とを連結する通路を半透過性壁にレーザ
ー穿孔する。
参考例4 投与装置を次の通りに製造する:第一に、融点35〜37
℃の中性脂77%と融点52℃のパラフインワツクス19.5%
とを含む熱感受性共融混合物を加熱し、液化させる。こ
の液状溶融物にアセチルサリチル酸3.5%を加え、混合
物を型に注入する。冷却凝固後に、分子量約200,000の
ヒドロゲルであるCyanamer (アメリカン・サイナミド
・コーポレーション)ポリアクリルアミド500mgを型に
加え、層を圧縮してヒドロゲル層と接触する熱反応性層
を形成し、接触した層を型から取り出す。
次に、アセチル含量39.8のセルロースアセテート85g
にメチレンクロリド200mlとメタノール200mlを混合し、
エアサスペンジヨンコーター内で二層式コンパートメン
ト形成要素を、0.25mm厚さの半透過性壁がコンパートメ
ントを囲繞するまで、吹付け塗装することによつて、半
透過性壁を形成する。この装置を2週間乾燥させ、熱感
受性組成物と連通する0.4mm通路を半透過性壁にレーザ
ー穿孔する。
参考例5 参考例4の方法を前述の組成物を用いてくり返した
が、この場合には熱反応性組成物は脂肪酸不完全エステ
ルのポリオキシエチレンエーテルとポリヒドロキシ環式
内部エーテルから成り、薬物を含むものであつた。ポリ
オキシエチレンエーテルはオキシエチレン基2〜5個を
有し、脂肪酸の不完全エステルは炭素数14〜18である。
組成物は薬物を含み、熱反応性組成物は体温で迅速かつ
完全に溶融して、投与装置から方出され易い液状組成物
となつた。
参考例6 参考例4と5の方法をくり返して、1moleにつきオキ
シエチレン基4個を有し、融点85℃を有するソルビタン
モノステアレートヒドロキシポリオキシエチレンエーテ
ル85mg、1moleにつきオキシエチレン基20個を有するソ
ルビタンモノステアレートヒドロキシポリオキシエチレ
ンエーテル5mg、脂肪酸エステルソルビタンモノリシノ
レート5mgとインドメタシンナトリウム15mgからなる熱
反応性組成物を調合した。
実施例7 ポリエチレングリコール1500 30%、ポリエチレング
リコール4000 30%、ポリエチレングリコール400 30
%、ココアバター9%と塩酸オキシプレノロール1%を
加熱混合して、実施例1の投与装置に用いるための熱感
受性組成物を調製する。
実施例8 半球状底を備えた薄壁シリンダー状の浸透性カプセル
を、塩化ナトリウム65%、Polyox (分子量約200,000
のポリ(オキシエチレン)ポリマー)20%とポリエチレ
ングリコール200,000 15%から本質的に成る組成物か
ら射出成形した。カプセルを成形する射出条件は次の通
りであつた: ノズル温度 180±20℃ 第1帯 第2帯 230±25℃ 第3帯 220±25℃ ホツトチツプ温度 180±25℃ 型空隙温度 18±3℃ コアピン温度 8±3℃ ストツパープレート温度 8±3℃ ランプ時間 13.5±2秒 射出時間 1.9±0.5秒 射出速度 5±1 射出圧 84±7Kg/cm2 背圧 42±7Kg/cm2 サイクル時間 20秒 内径と外径及び内部長さと外部長さはそれぞれ1.17cm
と1.33cm、3.70cmと3.85cmであつた。
浸透性カプセルに油溶性赤色染料0.1%を含む飽和植
物性脂肪酸・グリセリンエステルWitespolH−15 2.88g
を充てんした。パンコーター(Acccela−Cota)内でこ
の予備充てんした浸透性カプセルに、メチレンクロリ
ド:エタノール(95:5)から成る溶媒に溶かしたセルロ
ースアセテート・ブチレートを、0.5mm厚さの半透過性
膜が均一に形成されるまで塗付した。この系を55℃にお
いて7日間乾燥させ、1mm直径の方法孔を穿孔した。こ
の系の放出速度をテストした。添付図の図9は系からの
熱感受性組成物の放出速度(mg/時/日)を示す。図10
は熱感受性組成物の累積放出量を系からの全放出量の%
として示す。円は垂直状態の系からの放出を示し、四角
形は水平状態の系からの放出を示す。
本発明の実施態様は、温血動物の膣管または肛門−直
腸管に有効薬を制御された速度で投与するための放出に
関する:この方法は次の段階から成る: (A) 次の要素: (1) 内部コンパートメントを囲繞し形成する、膨潤
・膨張可能なポリマー組成物から成る内壁; (2) 内壁中の開口; (3) 治療プログラムを実施するための薬物の単位投
与量と、体温で溶融、溶解し、薬物を投与装置から搬出
するための手段である熱感受性キヤリヤとから成る、コ
ンパートメント内の有効薬組成物; (4) 液体に対しては透過性であるが薬物に対しては
不透過性である半透過性組成物から成る、ポケツトとそ
の開口を囲繞する外壁;及び (5) 外壁を貫通して、開口を通して内部コンパート
メントと連結するオリフイスから成る投与装置を前記管
路に挿入する; (B) 半透過性壁の透過度と半透過性壁を横切る浸透
圧勾配によつて定まる速度で、内壁によつて半透過性壁
を介して液体が吸収され、内壁を膨潤膨張させる; (C) コンパートメント中の薬物組成物が溶融して流
動性組成物を形成する; (D) 内壁が膨潤膨張して、溶融した組成物を押圧
し、有効薬組成物をコンパートメントから放出し、組成
物を治療的有効量でオリフイスから前記管路に制御され
た速度において投与し、目的の医学的効果を1時間〜数
か月、好ましくは1時間〜24時間の長期間にわたつて作
用させる。
上述の説明は本発明の好ましい実施態様に関するもの
であるので、開示した本発明の原理に従い、本発明の範
囲から逸脱することなく変化及び変更が可能であること
を理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
図面は正確な縮尺に従つたものではないが、本発明の種
々の実施態様を説明するものである。 図1は温血動物に有効薬を経口投与するために設計、製
造した投与装置を示す; 図2は完全な投与装置として製造した、内部コンパート
メントと熱力学的要素とを説明するための図1の2−2
線を通る切開き図であり; 図3は有効剤を含む熱感受性組成物を装入した投与装置
コンパートメントを示す、図1の投与装置の切開き図で
ある; 図4は投与装置から有効剤を放出するために用いられる
駆動要素の膨張を説明する、図3の投与装置の図であ
る; 図5は投与装置の内腔の閉鎖手段を示す、図1の投与装
置の切開き図である; 図6は投与装置形成要素が同心状に配置された本発明の
実施態様を示す; 図7は投与装置形成要素がポケツト内に配置された本発
明の実施態様を説明する; 図8は本発明の投与装置製造に用いる3製造プロセスの
フローダイヤグラムである; 図9は投与装置からの1時間あたりの放出速度を示すグ
ラフである; 図10は投与装置から放出される熱感受性組成物の全量を
説明するグラフである。 図面と説明において、関連する図の同じ部分は同一数字
で表す。発明の説明、図面の説明及び実施態様の説明に
現われた用語は、明細書の他の個所でさらに説明する。 10……投与装置,11……ボデイ 12……半透過性壁,13……放出孔 14……コンパートメント, 15……駆動要素,18……有効剤 19……熱感受性組成物,20……閉鎖手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ・シー・データーズ アメリカ合衆国カリフォルニア州94040, マウンテン・ビュー,コーネル・ドライブ 1677 (56)参考文献 特開 昭60−237016(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抑制された速度で使用環境へ熱感受性組成
    物中の有効剤を投与するための装置において、その装置
    は、 (a) コンパートメント; (b) 該コンパートメントを取囲みそして定める内
    壁、その内壁は開口を有し、前記内壁は親水性ヒドロゲ
    ルによって形成され、そして、環境から流体を吸収し、
    それによって膨潤しそしてそのコンパートメント内に膨
    張し、 (c) その内壁を囲む外壁、その外壁は、液体の通過
    に対しては透過性であるが有効剤の通過に対しては実質
    的に不透過性である半透過性組成物から形成される、 (d) 有効剤を含むコンパートメント内の熱感受性組
    成物、 (e) 投与装置から有効剤組成物を放出するための上
    記内壁の開口と連結する外壁中の通路 を含む、熱感受性有効剤組成物を使用環境へ制御された
    速度で放出する投与装置。
  2. 【請求項2】33℃までは固体又は半固体であり、33℃以
    上では溶融する有効剤組成物をコンパートメントが含有
    する、特許請求の範囲第1項記載の熱感受性有効剤組成
    物を制御された速度で放出する投与装置。
  3. 【請求項3】内壁がヒドロゲルポリマーと浸透圧的に有
    効な溶質とから成る組成物から形成されている、特許請
    求の範囲第1項記載の熱感受性有効剤組成物を制御され
    た速度で放出する投与装置。
  4. 【請求項4】内壁をポリエチレンオキシドで形成する特
    許請求の範囲第1項記載の熱感受性有効剤組成物を制御
    された速度で放出する投与装置。
  5. 【請求項5】内壁をポリエチレンオキシド、ポリエチレ
    ングリコールと浸透圧的に有効な溶質から形成する特許
    請求の範囲第1項記載の熱感受性有効剤組成物を制御さ
    れた速度で放出する投与装置。
  6. 【請求項6】コンパートメントが飽和脂肪酸のグリセリ
    ンエステルを含有する熱感受性を含む特許請求の範囲第
    1項記載の熱感受性有効剤組成物を制御された速度で放
    出する装置。
JP61243999A 1983-11-02 1986-10-14 熱反応性組成物の投与装置 Expired - Fee Related JPH0825868B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54788583A 1983-11-02 1983-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63101315A JPS63101315A (ja) 1988-05-06
JPH0825868B2 true JPH0825868B2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=24186544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61243999A Expired - Fee Related JPH0825868B2 (ja) 1983-11-02 1986-10-14 熱反応性組成物の投与装置

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JPH0825868B2 (ja)
AU (1) AU591171B2 (ja)
BE (1) BE905583A (ja)
DE (1) DE3634864C2 (ja)
FR (1) FR2604904B1 (ja)
GB (1) GB2182559B (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4684524A (en) * 1984-03-19 1987-08-04 Alza Corporation Rate controlled dispenser for administering beneficial agent
US4716496A (en) * 1986-05-09 1987-12-29 Eaton Corporation Panel-mounted control station housing
US4792448A (en) * 1987-06-11 1988-12-20 Pfizer Inc. Generic zero order controlled drug delivery system
FR2651643B1 (fr) * 1989-09-11 1993-06-18 Rhone Poulenc Sante Systeme de liberation continue de la vitamine a dans l'eau d'alimentation.
US5324280A (en) * 1990-04-02 1994-06-28 Alza Corporation Osmotic dosage system for delivering a formulation comprising liquid carrier and drug
ZA953078B (en) * 1994-04-28 1996-01-05 Alza Corp Effective therapy for epilepsies
DE19537090A1 (de) * 1995-10-05 1997-04-10 Lohmann Therapie Syst Lts Osmotische Vorrichtung zur kontinuierlichen Freisetzung von Wirkstoffen in die Flüssigkeiten des Gastrointestinaltraktes
DE19717023C2 (de) 1997-04-23 2003-02-06 Micronas Gmbh Vorrichtung zum Behandeln von malignen, tumorösen Gewebebereichen
DK1067910T3 (da) 1998-04-03 2004-10-04 Egalet As Komposition med styret afgivelse
DE69928815T2 (de) * 1998-09-09 2006-06-29 Alza Corp., Mountain View Dosierungsform mit flüssiger formulierung
DE69915346T2 (de) * 1998-12-17 2004-07-22 Alza Corp., Mountain View Umwandlung von flüssigkeitsgefüllten gelatinkapseln in systeme mit gesteuerter wirkstoffabgabe durch mehrfache beschichtungen
CN1331586A (zh) 1998-12-18 2002-01-16 阿尔扎有限公司 透明的透皮烟碱输送装置
WO2003024429A1 (en) 2001-09-21 2003-03-27 Egalet A/S Polymer release system
US20040253310A1 (en) 2001-09-21 2004-12-16 Gina Fischer Morphine polymer release system
US7838026B2 (en) 2001-09-28 2010-11-23 Mcneil-Ppc, Inc. Burst-release polymer composition and dosage forms comprising the same
US6767200B2 (en) 2001-09-28 2004-07-27 Mcneil-Ppc, Inc. Systems, methods and apparatuses for manufacturing dosage forms
MXPA04002980A (es) 2001-09-28 2005-06-20 Johnson & Johnson Formas de dosificacion que tienen un nucleo interior y coraza exterior con diferentes formas.
US6742646B2 (en) 2001-09-28 2004-06-01 Mcneil-Ppc, Inc. Systems, methods and apparatuses for manufacturing dosage forms
US7122143B2 (en) 2001-09-28 2006-10-17 Mcneil-Ppc, Inc. Methods for manufacturing dosage forms
US7217381B2 (en) 2001-09-28 2007-05-15 Mcneil-Ppc, Inc. Systems, methods and apparatuses for manufacturing dosage forms
WO2004026281A2 (en) * 2002-09-23 2004-04-01 Microchips, Inc. Micro-reservoir osmotic release systems and microtube array device
US7807197B2 (en) 2002-09-28 2010-10-05 Mcneil-Ppc, Inc. Composite dosage forms having an inlaid portion
US20040151772A1 (en) 2002-11-08 2004-08-05 Egalet A/S Controlled release carvedilol compositions
US8877241B2 (en) 2003-03-26 2014-11-04 Egalet Ltd. Morphine controlled release system
JP4989217B2 (ja) 2003-03-26 2012-08-01 エガレット エイ/エス 薬剤物質の送達制御用マトリックス組成物
DE10342867B4 (de) * 2003-09-15 2008-05-29 Eurocopter Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung eines wasserlöslichen Formkerns
DE102004061732B4 (de) * 2004-12-17 2015-05-21 Technische Universität Dresden Steuerbare Einrichtung aus mehreren Einzelspeicherzellen auf Hydrogelbasis
US8673352B2 (en) 2005-04-15 2014-03-18 Mcneil-Ppc, Inc. Modified release dosage form
CA2611081C (en) * 2005-06-03 2016-05-31 Egalet A/S A drug delivery system for delivering active substances dispersed in a dispersion medium
EP2155167A2 (en) 2007-06-04 2010-02-24 Egalet A/S Controlled release pharmaceutical compositions for prolonged effect
CA2751667C (en) 2009-02-06 2016-12-13 Egalet Ltd. Immediate release composition resistant to abuse by intake of alcohol
EP2445487A2 (en) 2009-06-24 2012-05-02 Egalet Ltd. Controlled release formulations
CN104684548A (zh) 2012-07-06 2015-06-03 埃格勒特有限责任公司 防止滥用的控释药物组合物
JP2020536059A (ja) * 2017-10-02 2020-12-10 ノバルティス アーゲー 医薬担体を製造するための方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3995631A (en) * 1971-01-13 1976-12-07 Alza Corporation Osmotic dispenser with means for dispensing active agent responsive to osmotic gradient
US3865108A (en) * 1971-05-17 1975-02-11 Ortho Pharma Corp Expandable drug delivery device
US3760984A (en) * 1971-09-29 1973-09-25 Alza Corp Osmotically powered agent dispensing device with filling means
US3971376A (en) * 1973-02-26 1976-07-27 Ceskoslovenska Akademie Ved Method and apparatus for introducing fluids into the body
US3987790A (en) * 1975-10-01 1976-10-26 Alza Corporation Osmotically driven fluid dispenser
US4014334A (en) * 1976-02-02 1977-03-29 Alza Corporation Laminated osmotic system for dispensing beneficial agent
US4235236A (en) * 1979-02-12 1980-11-25 Alza Corporation Device for dispensing drug by combined diffusional and osmotic operations
US4327725A (en) * 1980-11-25 1982-05-04 Alza Corporation Osmotic device with hydrogel driving member
US4455143A (en) * 1982-03-22 1984-06-19 Alza Corporation Osmotic device for dispensing two different medications
US4449983A (en) * 1982-03-22 1984-05-22 Alza Corporation Simultaneous delivery of two drugs from unit delivery device
US4627850A (en) * 1983-11-02 1986-12-09 Alza Corporation Osmotic capsule
US4595583A (en) * 1984-03-19 1986-06-17 Alza Corporation Delivery system controlled administration of beneficial agent to ruminants
US4624945A (en) * 1984-03-19 1986-11-25 Alza Corporation Dispensing system with means for increasing delivery of beneficial agent from the system
GB2155889B (en) * 1984-03-21 1988-03-02 Alza Corp Dispenser-capsule

Also Published As

Publication number Publication date
DE3634864A1 (de) 1988-04-14
FR2604904A1 (fr) 1988-04-15
FR2604904B1 (fr) 1989-05-05
GB8623470D0 (en) 1986-11-05
AU6265386A (en) 1988-03-17
GB2182559A (en) 1987-05-20
AU591171B2 (en) 1989-11-30
JPS63101315A (ja) 1988-05-06
GB2182559B (en) 1989-10-25
DE3634864C2 (de) 1995-11-02
BE905583A (fr) 1987-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0825868B2 (ja) 熱反応性組成物の投与装置
US4781714A (en) Dispenser for delivering thermo-responsive composition
US4663148A (en) Dispenser comprising telescopically engaging members
US4663149A (en) Dispenser comprising inner and outer walls functioning as cooperative unit
US4612186A (en) Method for establishing blood levels of biocide in animals
US4717566A (en) Dosage system and method of using same
US4627850A (en) Osmotic capsule
US4595583A (en) Delivery system controlled administration of beneficial agent to ruminants
US4704118A (en) Ruminant dispensing device with thermo-activated memory
US4814180A (en) Agent dispenser comprising a semipermeable wall surrounding single-piece or two-piece container
US4716031A (en) Drug dispenser comprising a multiplicity of members acting together for successfully dispensing drug
JPS6234576A (ja) 有用薬物を受容体に投与するための制御された供与器具
JPH07502252A (ja) 液状薬品の放出のための浸透性の投与系
NL8601971A (nl) Afgiftesysteem met een middel om de afgifte van een heilzaam middel uit het systeem te versnellen.
US4883667A (en) Process for forming dispensing device
US4955881A (en) Ruminant dispensing device
DE3509743C2 (de) Abgabevorrichtung zur Freisetzung eines Wirkstoffs
US4678467A (en) Dispenser comprising capsule with volume displacing member
US4800056A (en) Process for making dispenser with cooperating elements
US4729793A (en) Composition for manufacturing wall of dispensing device
US4871544A (en) Ruminant dispensing device
US5098425A (en) Method of administering a ruminant dispensing device comprising density member dispersed in hydrogel member
US4927633A (en) Dispenser for delivering drug to livestock
US4692326A (en) Dispenser comprising inner positioned soft or hard capsule
US4966767A (en) Ruminant dispensing device comprising agent displacement member

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees