JPH08258679A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置

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JPH08258679A
JPH08258679A JP6459195A JP6459195A JPH08258679A JP H08258679 A JPH08258679 A JP H08258679A JP 6459195 A JP6459195 A JP 6459195A JP 6459195 A JP6459195 A JP 6459195A JP H08258679 A JPH08258679 A JP H08258679A
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裕巳 稲垣
Yoshimichi Kawamoto
善通 川本
Kazuya Sakurai
一也 櫻井
Wataru Saito
渉 斎藤
Masaaki Kitazawa
正晃 北沢
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両用ブレーキ装置において、減圧開始圧を可
変とした比例減圧弁を用いた簡単な構成で左、右前輪ブ
レーキの制動力配分制御を可能とするとともに、エネル
ギー消費量の低減を可能とし、制動力のロス発生を防止
する。 【構成】制御液圧が小さくなるのに応じて減圧開始圧が
大となる方向で減圧開始圧を制御液圧に応じて可変とし
た比例減圧弁41 ,42 が、マニュアル操作に応じた制
動液圧を発生する制動液圧発生手段Mと、右前輪ブレー
キBFRおよび左前輪ブレーキBFLとの間にそれぞれ設け
られ、両比例減圧弁41 ,42 には、制御液圧発生手段
FR,AFLがそれぞれ個別に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ブレーキ装置に
関し、特に左、右前輪ブレーキの制動力配分を制御可能
な車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】左、右輪の接地荷重に応じた制動力を得
るために、左、右輪ブレーキの制動力配分制御を行なう
ことが望ましく、それを実現するために、実公平2−7
738号公報で開示されるような比例減圧弁、すなわち
減圧開始圧を可変とした比例減圧弁を、マスタシリンダ
等の制動液圧発生手段と左、右両輪ブレーキとの間にそ
れぞれ介設し、減圧開始圧を左、右で異ならせることに
より左、右輪ブレーキの制動力に差を生じさせるように
したものが在る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記実公平
2−7738号公報で開示される比例減圧弁は、入力さ
れる制御荷重が大となるのに応じて減圧開始圧を大とす
るようにして減圧開始圧を変化させるものである。この
ため、フロントエンジン・フロントドライブ車両のよう
に後輪側の荷重が比較的小さい車両の左、右後輪では、
比例減圧弁の減圧開始圧が比較的低く設定されるので、
比例減圧弁に入力される制御荷重を比較的低くすること
が可能であるが、接地荷重が比較的大きな左、右前輪に
適用しようとすると、左、右の制動力配分制御を行なわ
ない通常のブレーキ時には、減圧開始圧を制動液圧発生
手段から出力される液圧以上の充分大きな値とする必要
があり、通常ブレーキ時には比例減圧弁への入力制御荷
重をそれに見合って大きな値とする必要がある。したが
って制動力の左、右配分制御を行なわない通常ブレーキ
時には非常に大きな制御荷重を比例減圧弁に与えておく
必要があり、エネルギー消費量が大となる。しかも制御
荷重が大となるのに応じて減圧開始圧を大とするもので
は、何らかの故障によって制御荷重を発生できなくなる
と減圧開始圧が低いままとなってしまうので制動力のロ
スが大きい。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、減圧開始圧を可変とした比例減圧弁を用いた
簡単な構成で左、右前輪ブレーキの制動力配分制御を可
能とし、エネルギー消費量の低減を図るとともに、制動
力のロスが大きくなることを防止した車両用ブレーキ装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、制御液圧が小さくなるのに応じて
減圧開始圧が大となる方向で減圧開始圧を制御液圧に応
じて可変とした比例減圧弁が、マニュアル操作に応じた
制動液圧を発生する制動液圧発生手段と、右前輪ブレー
キおよび左前輪ブレーキとの間にそれぞれ設けられ、両
比例減圧弁には、制御液圧発生手段がそれぞれ個別に接
続される。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明をフロントエンジン
・フロントドライブ車両のブレーキ装置に適用したとき
の一実施例について説明する。
【0007】図1ないし図4は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は車両用ブレーキ装置の構成を示す
図、図2は前輪ブレーキに対応した比例減圧弁、アクチ
ュエータおよび液圧切換手段の構成を示す断面図、図3
は比例減圧弁の比例減圧特性図、図4は後輪ブレーキに
対応したアクチュエータおよび開閉弁の構成を示す断面
図である。
【0008】先ず図1において、このブレーキ装置は、
マニュアル操作に応じた液圧を出力可能な制動液圧発生
手段としてのマスタシリンダMと、入力電気量に応じた
液圧をそれぞれ出力可能として右前輪ブレーキBFR、左
前輪ブレーキBFL、右後輪ブレーキBRRおよび左後輪ブ
レーキBRLにそれぞれ対応したアクチュエータAFR,A
FL,ARR,ARLとを備える。
【0009】マスタシリンダMはタンデム型のものであ
り、ブレーキペダル1のブレーキ操作力が負圧ブースタ
2を介して該マスタシリンダMに入力される。該マスタ
シリンダMは、相互に独立した第1および第2出力ポー
ト31 ,32 を備えるものであり、第1出力ポート31
は、第1比例減圧弁41 、第1液圧切換手段51 および
第1アンチロックブレーキ制御用モジュレータ61 を介
して右前輪ブレーキB FRに接続されるとともに第1電磁
切換弁71 を介して左後輪ブレーキBRLに接続され、第
2出力ポート32 は第2比例減圧弁42 、第2液圧切換
手段52 および第2アンチロックブレーキ制御用モジュ
レータ62 を介して左前輪ブレーキBFLに接続されると
ともに第2電磁切換弁72 を介して右後輪ブレーキBRR
に接続される。
【0010】また右前輪ブレーキBFRに対応した制御液
圧発生手段としてのアクチュエータAFRは第1比例減圧
弁41 に接続されるとともに第1常閉型電磁弁81 を介
して第1液圧切換手段51 に接続され、左前輪ブレーキ
FLに対応した制御液圧発生手段としてのアクチュエー
タAFLは第2比例減圧弁42 に接続されるとともに第2
常閉型電磁弁82 を介して第2液圧切換手段52 に接続
され、左後輪ブレーキBRLに対応したアクチュエータA
RLは第1開閉弁91 を介して第1電磁切換弁7 1 に接続
され、右後輪ブレーキBRRに対応したアクチュエータA
RRは第2開閉弁92 を介して第2電磁開閉弁92 に接続
される。
【0011】図2において、アクチュエータAFRは、制
御弁10と、リニアソレノイド11とから構成されるも
のである。
【0012】制御弁10のハウジング12には、出力室
13と、該出力室13との間に隔壁14を介在させた解
放室15と、一端を該解放室15に連ならせた摺動孔1
6と、摺動孔16よりも大径にして該摺動孔16の他端
に一端を同軸に連ならせるとともに他端を開放した作動
室17とが設けられており、駆動ロッド18を備えるリ
ニアソレノイド11は、駆動ロッド18を作動室17内
に同軸に配置して作動室17の外端を塞ぐようにしてハ
ウジング12に取付けられる。
【0013】摺動孔16には、一端を解放室15に臨ま
せたスプール弁体19が摺動自在に嵌合され、解放室1
5内でスプール弁体19の一端および隔壁14間には戻
しばね20が縮設される。而して該戻しばね20のばね
力により、スプール弁体19はその他端を駆動ロッド1
8に常時当接させるように付勢される。
【0014】隔壁14には、スプール弁体19よりも小
径に形成された反力ピン21が液密にかつ摺動自在に貫
通されており、出力室13に臨む反力ピン21の一端と
ハウジング12との間には、反力ピン21の他端をスプ
ール弁体19の一端に常時当接させる程度の弱いばね力
を発揮するばね22が縮設される。
【0015】摺動孔16には、解放室15側の第1環状
凹部23と、作動室17側の第2環状凹部24とが軸方
向に間隔をあけて設けられ、第1および第2環状凹部2
3,24間で摺動孔16の内面に一端を開口させる連通
路25がハウジング12に設けられ、該連通路25の他
端は出力室13に連通される。またスプール弁体19に
は環状溝26が設けられており、該環状溝26は、スプ
ール弁体19が図2で示すように後退位置に在るときに
は第2環状凹部24を連通路25に連通させるが第1環
状凹部23を連通路25と遮断し、スプール弁体19が
前進したときには第1環状凹部23を連通路25に連通
させるが第2環状凹部24を連通路25とは遮断する。
【0016】ハウジング12には、解放室15および第
2環状凹部24にそれぞれ通じる第1および第2解放ポ
ート27,28と、第1環状凹部23に通じる入力ポー
ト29と、出力室13に通じる出力ポート30とが設け
られ、図1で示すように、第1および第2解放ポート2
7,28はマスタシリンダMに付設されているリザーバ
Rに連通され、入力ポート29は液圧供給源31に連通
される。
【0017】液圧供給源31は、前記リザーバRから作
動液を汲上げるポンプ32と、該ポンプ32に接続され
るアキュムレータ33と、アキュムレータ33の圧力を
検出する圧力検出器34とを備え、常時一定の液圧を供
給可能である。
【0018】リニアソレノイド11は、図示しないコン
トローラから入力される電気量に応じた軸方向推力を駆
動ロッド18からスプール弁体19に与えるものであ
り、スプール弁体19は、リニアソレノイド11からの
前記軸方向推力で連通路25すなわち出力室13を第1
環状凹部23すなわち入力ポート29に連通する方向に
押圧されることになる。一方、スプール弁体19には、
戻しばね20により前記軸方向推力に対抗するばね力が
与えられるとともに、出力室13の液圧が反力ピン21
に作用することにより反力ピン21からの反力が前記軸
方向推力に対抗して与えられることになる。このように
して、スプール弁体19は、リニアソレノイド11の推
力と、戻しばね20のばね力ならびに反力ピン21から
の反力とが均衡するように、出力室13すなわち出力ポ
ート30を第2環状凹部24すなわち第2解放ポート2
8に連通させる後退位置と出力ポート30を入力ポート
29に連通させる前進位置との間で摺動孔16内を移動
し、これにより出力ポート30からリニアソレノイド1
1の入力電気量に応じた液圧が出力されることになる。
【0019】比例減圧弁41 のハウジング36には、一
端を閉じたシリンダ孔37と、該シリンダ孔37の他端
に一端が連なる大径孔38と、大径孔38との間に隔壁
39を介在させるとともに隔壁39とは反対側を閉塞し
た摺動孔40とが同軸に設けられる。シリンダ孔37に
は、該シリンダ孔37の一端閉塞部との間に出力液圧室
41を形成して受圧ピストン42が摺動自在に嵌合さ
れ、受圧ピストン42に設けられた小シリンダ孔43に
は、バルブ移動ピストン44が摺動自在に嵌合され、バ
ルブ移動ピストン44および受圧ピストン42間には入
力液圧室45が形成される。また摺動孔40には、隔壁
39との間に制御液圧室46を形成して制御ピストン4
7が摺動自在に嵌合され、該制御ピストン47に同軸に
かつ一体に連設されて隔壁39を液密にかつ摺動自在に
貫通するロッド48の先端には、受圧ピストン42およ
びバルブ移動ピストン44に同軸に対向するばね受け部
49が一体に設けられる。
【0020】ハウジング36には、マスタシリンダMの
第1出力ポート31 に通じる入力ポート51と、第1液
圧切換手段51 に接続される出力ポート52と、アクチ
ュエータAFRの出力ポート30に接続される制御ポート
53とが設けられており、入力ポート51は入力液圧室
45に連通され、出力ポート52は出力液圧室41に連
通され、制御ポート53は制御液圧室46に連通され
る。
【0021】受圧ピストン42の出力液圧室41側端部
には、出力液圧室41に通じる弁孔54と、該弁孔54
を中心部に開口させて入力液圧室45に臨むテーパ状の
弁座55とが同軸に設けられており、入力液圧室45内
には、弁座55に着座可能な弁体56が収納され、弁体
56およびバルブ移動ピストン44間には閉じばね57
が縮設される。しかも弁体56には、弁孔54に遊嵌さ
れる開弁ロッド58が一体に突設される。
【0022】弁体56にはコネクタ59の一端が取付け
られる。このコネクタ59の他端側には、バルブ移動ピ
ストン44に一体に連設されたストッパ60が、弁体5
6から離反する方向に移動したときにコネクタ59に係
合可能として挿通される。
【0023】受圧ピストン42の出力液圧室41と反対
側の端部には止め輪61が嵌着されるとともに、止め輪
61よりも出力液圧室41側で該止め輪61に対向する
段部62が設けられており、入力液圧室45とは反対側
からバルブ移動ピストン44に係合する座金63の受圧
ピストン42に対する軸方向相対移動が前記止め輪61
および段部62で規制される。
【0024】またばね受け部49および受圧ピストン4
2間には第1調圧ばね64が縮設され、ばね受け部49
および座金63間には第1調圧ばね64よりもばね荷重
の小さな第2調圧ばね65が縮設される。しかも摺動孔
40の隔壁39とは反対側の閉塞部と制御ピストン47
との間には設定圧変更ばね66が縮設されており、この
設定圧変更ばね66のばね荷重は、第1および第2調圧
ばね64,65のばね荷重よりも充分に大きく設定され
る。したがって制御ピストン47すなわちばね受け部4
9の軸方向位置は、制御液圧室46の制御液圧と、設定
圧変更ばね66のばね力とが均衡する位置に定まり、そ
れにより第1および第2調圧ばね64,65の軸方向長
さすなわちセット荷重が定まることになる。
【0025】このような第1比例減圧弁41 の比例減圧
作動を説明するにあたって、シリンダ孔37の横断面積
をA1 、受圧ピストン42における小シリンダ孔43の
横断面積をA2 、弁孔54の弁座55への開口端横断面
積をA3 、第1および第2調圧ばね64,65のセット
荷重をFS 、入力ポート51への入力液圧をPI 、出力
ポート52からの出力液圧をPO とする。
【0026】而してPI ≦FS /(A1 −A2 )の状態
では、第1比例減圧弁41 は開弁したままであり、PI
=PO である。したがって図3の実線で示す直線L1
ように、出力液圧PO は入力液圧PI の変化に比例して
変化することになる。
【0027】入力液圧PI が増大して、PI >FS
(A1 −A2 )となると、受圧ピストン42は、第1お
よび第2調圧ばね64,65を圧縮して出力液圧室41
の容積を増大する側に移動する。一方、バルブ移動ピス
トン44は、ばね受け部49に当接した状態にあって移
動することはなく、弁体56はその開弁ロッド58をシ
リンダ孔37の一端閉塞部に当接させる位置に閉じばね
57により保持されている。したがって弁体56が弁座
55に着座して弁孔54が閉じられることになるが、入
力液圧PI がさらに増加すると、受圧ピストン42は出
力液圧室41の容積を縮小する側に移動して、弁体56
が弁座55から離反して弁孔54を開放することにな
り、このような受圧ピストン42の軸方向移動により、
入力液圧PIを比例的に減圧した出力液圧PO が得られ
ることになる。すなわち、PI >FS/(A1 −A2
の状態では、 PO =FS /(A1 −A2 )+PI ×{(A2 −A3
/(A1 −A3 )} となり、図3の実線で示す直線L2 のように、出力液圧
O は入力液圧PI を一定比率{(A2 −A3 )/(A
1 −A3 )}で減少した値となる。
【0028】しかも第1および第2調圧ばね64,65
のセット荷重FS は、ばね受け部49の軸方向位置に応
じて変化するものであり、ばね受け部49が隔壁39に
近接する側に移動したとき、すなわち制御液圧室46に
アクチュエータAFRから入力される制御液圧が増大した
ときに前記セット荷重FS は小さくなって減圧開始圧
{FS /(A1 −A2 )}が低下し、またばね受け部4
9が隔壁39から離反する側に移動したとき、すなわち
制御液圧室46にアクチュエータAFRから入力される制
御液圧が低下したときに前記セット荷重FS は大きくな
って減圧開始圧{FS /(A1 −A2 )}が増大する。
したがって第1比例減圧弁41 は、図3の鎖線で示すよ
うに、制御液圧室46の制御液圧が小さくなるのに応じ
て減圧開始圧が大となる方向で減圧開始圧を制御液圧に
応じて変化するように構成されることになる。
【0029】第1液圧切換手段51 は、アクチュエータ
FRの出力液圧を右前輪ブレーキB FRに間接的に作用せ
しめる液圧伝達機構67と、第1比例減圧弁41 および
第1アンチロックブレーキ制御用モジュレータ61 を遮
断可能なカット弁68とを備える。
【0030】液圧伝達機構67は、両端を閉じたシリン
ダ体69と、シリンダ体69の一端壁61aとの間に形
成される入力液圧室70ならびにシリンダ体69の他端
壁69bとの間に形成される出力液圧室71に両端を臨
ませてシリンダ体69に摺動自在に嵌合されるフリーピ
ストン72と、入力液圧室70の容積を減少する側にフ
リーピストン72を付勢するばね力を発揮して出力液圧
室71に収納される戻しばね73とを備える。シリンダ
体69の一端側には入力液圧室70に連通した入力孔7
4が設けられ、シリンダ体69の他端側には出力液圧室
71に連通した出力孔75が設けられ、入力孔74には
第1常閉型電磁弁81 を介してアクチュエータAFRの出
力ポート30が接続され、出力孔75には第1アンチロ
ックブレーキ制御用モジュレータ61 が接続される。
【0031】カット弁68は、第1比例減圧弁41 の出
力ポート52に通じてシリンダ体69の他端壁69bの
中央部に設けられる弁孔76と、該弁孔76を開閉可能
にして出力液圧室71内に収納される弁体77と、該弁
体77を閉弁方向に付勢する弁ばね78とを備える。
【0032】出力液圧室71内には、シリンダ体69の
他端壁69b内面に当接する皿状のリテーナ79と、フ
リーピストン72に当接する皿状のリテーナ80とが収
納されており、戻しばね73は両リテーナ79,80間
に縮設される。
【0033】弁体77は、リテーナ79の中央部を移動
自在に貫通する弁軸81の前端部(図2の上端部)に固
設されてリテーナ79内に収納されており、弁軸81の
前端寄りには、リテーナ79の内面に係合することによ
り弁軸81すなわち弁体77の弁孔76から遠ざかる方
向の移動を規制する規制鍔部81aが設けられる。而し
て弁ばね78は、戻しばね73よりも小さなばね荷重に
設定されるものであり、リテーナ79の内面と弁軸81
の前端部との間に縮設される。
【0034】フリーピストン72には、弁軸81と同軸
である有底の収納凹部82が出力液圧室71側に開口し
て設けられており、リテーナ80の中央部を移動自在に
貫通した弁軸81の後端部が収納凹部82内に移動自在
に挿入される。而して弁軸81の後端には、リテーナ8
0に係合することにより、弁軸81すなわち弁体77の
弁孔76に向けての移動を規制する規制鍔部81bが設
けられる。
【0035】このような第1液圧切換手段51 による
と、アクチュエータAFRからの液圧が入力液圧室70に
作用しておらず、液圧伝達機構67のフリーピストン7
2が入力液圧室70の容積を最小とする位置に在る状態
(図2の状態)では、規制鍔部81bをリテーナ80に
係合させた弁軸81が弁ばね78のばね力に抗して弁孔
76を開放させる位置に弁体77を移動させており、カ
ット弁68は開弁状態となる。また入力液圧室70への
液圧作用に応じて、液圧伝達機構67のフリーピストン
72が出力液圧室71の容積を減少せしめる側に移動し
たときには、リテーナ80への規制鍔部81bの係合が
解除されることにより、弁軸81は弁ばね78のばね力
により弁孔76を閉鎖する位置まで弁体77を移動させ
ることができ、カット弁68が弁ばね78のばね力によ
り閉弁することが可能となる。しかるに、この状態で第
1比例減圧弁41 側から、出力液圧室71の液圧よりも
所定値以上高い液圧が弁孔76に作用したときには、弁
体77は弁ばね78のばね力に抗して弁孔76を開放す
る位置まで移動することができ、カット弁68は開弁可
能である。
【0036】左前輪ブレーキBFLに対応するアクチュエ
ータAFL、第2比例減圧弁42 および第2液圧切換手段
2 は、上記右前輪ブレーキBFRに対応するアクチュエ
ータAFR、第1比例減圧弁41 および第1液圧切換手段
1 と同様に構成される。
【0037】第1アンチロックブレーキ制御用モジュレ
ータ61 は、第1液圧切換手段51および右前輪ブレー
キBFR間に介設される常開型電磁弁841 と、右前輪ブ
レーキBFRおよび第1リザーバR1 間に介設される常閉
型電磁弁851 と、右前輪ブレーキBFRから第1液圧切
換手段51 側への作動液の流通を許容して常開型電磁弁
841 に並列に接続されるチェック弁861 とで構成さ
れ、第2アンチロックブレーキ制御用モジュレータ62
は、第2液圧切換手段52 および左前輪ブレーキBFL
に介設される常開型電磁弁842 と、左前輪ブレーキB
FLおよび第2リザーバR2 間に介設される常閉型電磁弁
852 と、左前輪ブレーキBFLから第2液圧切換手段5
2 側への作動液の流通を許容して常開型電磁弁842
並列に接続されるチェック弁862 とで構成される。
【0038】第1リザーバR1 には吸入弁871 を介し
て第1戻しポンプ881 の吸入口が接続されており、第
1戻しポンプ881 の吐出口は吐出弁891 を介して、
マスタシリンダMにおける第1出力ポート31 に接続さ
れる。また第2リザーバR2には吸入弁872 を介して
第2戻しポンプ882 の吸入口が接続され、第2戻しポ
ンプ882 の吐出口は吐出弁892 を介して、マスタシ
リンダMの第2出力ポート32 に接続される。
【0039】図4において、左後輪ブレーキBRLに対応
するアクチュエータARLは、右前輪ブレーキBFRに対応
するアクチュエータAFRと同様の構成を有するものであ
り、アクチュエータAFRと同一の符号を付して図示する
のみとする。而して図1で示すように、該アクチュエー
タARLの第1および第2解放ポート27,28はマスタ
シリンダMのリザーバRに連通され、入力ポート29は
液圧供給源31に連通され、出力ポート30は第1開閉
弁91 に接続される。
【0040】第1開閉弁91 の弁ハウジング90には、
一端を閉じた大径摺動孔91と、大径摺動孔91よりも
小径にして大径摺動孔91の他端に一端が同軸に連なる
小径摺動孔92と、小径摺動孔92よりも小径にして小
径摺動孔92の他端に一端が同軸に連なる弁孔93と、
弁孔93の他端に連なる弁室94とが設けられており、
弁孔93および弁室94間には、弁孔93の他端を中心
部に開口させたテーパ状の弁座95が形成される。
【0041】弁室94内には、弁座95に着座可能な球
状の弁体96と、該弁体96を弁座95に着座せしめる
方向に付勢するばね97とが収納される。
【0042】大径摺動孔91には、大径摺動孔91の一
端閉塞部との間にパイロット室98を形成して大径ピス
トン99が液密にかつ摺動自在に嵌合され、小径摺動孔
92には、大径ピストン99に同軸にかつ一体に連設さ
れる小径ピストン100が液密にかつ摺動自在に嵌合さ
れる。しかも弁孔93には、ロッド101が遊挿されて
おり、該ロッド101の一端は小径ピストン100に一
体かつ同軸に連設あるいは同軸に当接され、ロッド10
1の他端は弁体96に当接可能である。また弁ハウジン
グ90における大径摺動孔91および小径摺動孔92間
の段部と、大径ピストン99との間にはばね102が縮
設される。
【0043】弁ハウジング90には、アクチュエータA
RLの出力ポート30に通じる通路103が設けられてお
り、該通路103は、弁孔93の中間部内面に開口され
る。また通路103は、絞り104を介してパイロット
室98に連通される。
【0044】かかる構成の第1開閉弁91 にあっては、
アクチュエータARLの出力ポート30から所定値以上の
液圧が出力されると、パイロット室98の液圧により大
径ピストン99がばね102のばね力に抗してパイロッ
ト室98の容積を増大する側に移動し、ロッド101で
弁体96が押されて弁座95から離反することにより開
弁する。またアクチュエータARLの出力ポート30から
の出力液圧が所定値未満であるときには、ばね102の
ばね力により大径ピストン99がパイロット室98の容
積を減少する側に移動し、弁体96を弁座95に着座さ
せるようにロッド101が移動して、第1開閉弁91
閉弁することになる。しかも絞り104により通路10
3の液圧低下に対してパイロット室98の液圧低下を遅
らせることができ、第1開閉弁91 は通路103の液圧
が充分に低下してから閉弁することになり、弁室94で
の残圧の発生はない。
【0045】第1電磁切換弁71 は、その消磁状態で左
後輪ブレーキBRLをマスタシリンダMの第1出力ポート
1 に接続するが第1開閉弁91 とは遮断する位置と、
その励磁状態で左後輪ブレーキBRLを第1開閉弁91
接続するが前記第1出力ポート31 とは遮断する位置と
を切換可能である。
【0046】右後輪ブレーキBRRに対応するアクチュエ
ータARRおよび第2開閉弁92 は、左後輪ブレーキBRL
に対応する上記アクチュエータARLおよび第1開閉弁9
1 と同様に構成されており、第2電磁切換弁72 は、そ
の消磁状態で右後輪ブレーキBRRをマスタシリンダMの
第2出力ポート32 に接続するが第2開閉弁92 とは遮
断する位置と、その励磁状態で右後輪ブレーキBRRを第
2開閉弁92 に接続するが前記第2出力ポート32 とは
遮断する位置とを切換可能である。
【0047】次にこの実施例の作用について説明する
と、ブレーキペダル1を踏込み操作した通常のブレーキ
時には、第1および第2アンチロックブレーキ制御用モ
ジュレータ61 ,62 、第1および第2電磁切換弁
1 ,72 ならびに第1および第2常閉型電磁弁81
2 は図1で示す状態に在る。すなわち第1および第2
アンチロックブレーキ制御用モジュレータ61 は、右前
輪ブレーキBFRおよび左前輪ブレーキBFLを第1および
第2液圧切換手段51 ,52 および第1および第2比例
減圧弁41 ,42 を介してマスタシリンダMの第1およ
び第2出力ポート31,32 にそれぞれ接続した状態に
在り、第1および第2電磁切換弁71 ,72 は左後輪ブ
レーキBRLおよび右後輪ブレーキBRRをマスタシリンダ
Mの第1および第2出力ポート31 ,32 にそれぞれ接
続した状態に在り、第1および第2常閉型電磁弁81
2 はアクチュエータAFR,AFLと第1および第2液圧
切換手段51 ,52 との間をそれぞれ遮断した状態に在
る。
【0048】この状態では、ブレーキペダル1の踏込み
操作によってマスタシリンダMの第1出力ポート31
ら出力される液圧は、第1比例減圧弁41 、第1液圧切
換手段51 のカット弁68および第1アンチロックブレ
ーキ制御用モジュレータ61の常開型電磁弁841 を介
して右前輪ブレーキBFRに作用するとともに第1電磁切
換弁71 を介して右後輪ブレーキBRRに作用し、第2出
力ポート32 から出力される液圧は、第2比例減圧弁4
2 、第2液圧切換手段52 のカット弁68および第2ア
ンチロックブレーキ制御用モジュレータ62 の常開型電
磁弁842 を介して左前輪ブレーキBFLに作用するとと
もに第2電磁切換弁72 を介して右後輪ブレーキBRR
作用する。
【0049】この際、右前輪ブレーキBFRおよび左前輪
ブレーキBFLに対応するアクチュエータAFR,AFLは非
作動状態に在り、第1および第2比例減圧弁41 ,42
にアクチュエータAFR,AFLから作用する制御液圧は
「0」である。したがって第1および第2比例減圧弁4
1 ,42 では、制御ピストン47が制御液圧室46の容
積を最小とする位置に在り、第1および第2調圧ばね6
4,65のセット荷重は最大となっている。したがって
マスタシリンダMから出力される液圧は、両比例減圧弁
1 ,42 で減圧されることはなく、右前輪ブレーキB
FR,BFLに作用することになる。
【0050】また左後輪ブレーキBRLおよび右後輪ブレ
ーキBRRに対応するアクチュエータARL,ARRも非作動
状態にあって出力ポート30がリザーバRに連通してい
るが、第1および第2電磁切換弁71 ,72 でシール不
良等が在っても、第1および第2開閉弁91 ,92 が閉
弁状態に在るので、左後輪ブレーキBRLおよび右後輪ブ
レーキBRRまたはマスタシリンダMからアクチュエータ
RL,ARR側に作動液が漏出してしまうことはない。さ
らに右前輪ブレーキBFRおよび左前輪ブレーキBFLにそ
れぞれ通じるとともにマスタシリンダMにも通じた状態
に在る第1および第2液圧切換手段51 ,52 の出力液
圧室71と、アクチュエータAFR,AFRとの間にはフリ
ーピストン72ならびに閉弁状態に在る第1および第2
常閉型電磁弁81 ,82 が介在しているので、右前輪ブ
レーキBFRおよび左前輪ブレーキBFLまたはマスタシリ
ンダMからアクチュエータAFR,AFL側に作動液が漏出
してしまうことはない。
【0051】このようなブレーキ時に、左、右前輪の制
動力を配分制御するには、第1および第2比例減圧弁4
1 ,42 での比例減圧度に差を生じさせればよい。すな
わちアクチュエータAFR,AFLから第1および第2比例
減圧弁41 ,42 に異なる制御液圧を作用せしめること
により、第1および第2比例減圧弁41 ,42 での比例
減圧度に差を生じさせて、右前輪ブレーキBFRおよび左
前輪ブレーキBFLの制動力配分制御を行なうことができ
る。かかる制動力配分制御を実行する機会は、極めて少
ないものであり、通常のブレーキ時には第1および第2
比例減圧弁41,42 にアクチュエータAFR,AFLから
制御液圧を作用せしめる必要はないので、第1および第
2比例減圧弁41 ,42 をマスタシリンダMと右前輪ブ
レーキB FRおよび左前輪ブレーキBFLとの間に介設した
簡単な構成で右前輪ブレーキBFRおよび左前輪ブレーキ
FLの制動力配分制御が可能となるとともに、第1およ
び第2比例減圧弁41 ,42 を設けたことによりエネル
ギー消費量が増大することもない。
【0052】しかも制御液圧「0」で減圧開始圧が最高
となるので、何らかの故障によってアクチュエータ
FL,AFRから制御液圧が出力されない状態となったと
きにも制動力のロスを生じることはない。
【0053】また左後輪ブレーキBRLおよび右後輪ブレ
ーキBRRの制動力配分制御を行なう際には、第1および
第2電磁切換弁71 ,72 により左後輪ブレーキBRL
アクチュエータARLに接続されるとともに右後輪ブレー
キBRRがアクチュエータARRに接続され、その状態でア
クチュエータARL,ARRへの入力電気量が個別に制御さ
れる。それにより両後輪での制動力の左右配分制御が可
能となる。
【0054】またブレーキ時に車輪がロックする可能性
が生じたときに、前輪側では第1および第2アンチロッ
クブレーキ制御用モジュレータ61 ,62 の働きにより
右前輪ブレーキBFRおよび左前輪ブレーキBFLのブレー
キ力が個別に制御され、また後輪側では、第1および第
2電磁切換弁71 ,72 により左および右後輪ブレーキ
RL,BRRがアクチュエータARL,ARRに接続された状
態でアクチュエータA RL,ARRへの入力電気量が個別に
制御され、それにより左および右後輪ブレーキBRL,B
RRの制動力が個別に制御される。
【0055】ブレーキペダル1を踏込み操作していない
非ブレーキ操作時に、前方の車両との衝突の可能性判断
等により自動ブレーキ制御を行なう際には、第1および
第2常閉型電磁弁81 ,82 が励磁されて開弁し、アク
チュエータAFR,AFLが作動せしめられる。そうする
と、アクチュエータAFR,AFLの出力液圧が、第1およ
び第2液圧切換手段51 ,52 の入力液圧室70に作用
することにより、第1および第2液圧切換手段51 ,5
2 のカット弁68がそれぞれ閉弁し、アクチュエータA
FR,AFLが第1および第2液圧切換手段51 ,52 の液
圧伝達機構67を介して右前輪ブレーキBFRおよび左前
輪ブレーキBFLに接続された状態となる。したがってア
クチュエータAFR,AFLの出力液圧により右前輪ブレー
キBFRおよび左前輪ブレーキBFLでそれぞれ制動力を得
ることができる。一方、後輪側では、第1および第2電
磁切換弁71 ,72 により左および右後輪ブレーキ
RL,B RRがアクチュエータARL,ARRに接続され、ア
クチュエータARL,ARRの出力液圧により左および右後
輪ブレーキBRL,BRRで制動力をそれぞれ得ることがで
きる。
【0056】さらに非ブレーキ操作時のトラクション制
御にあたっては、第1および第2常閉型電磁弁81 ,8
2 が励磁されて開弁し、アクチュエータAFR,AFLが作
動せしめられる。これにより、第1および第2液圧切換
手段51 ,52 の液圧伝達機構67を介して、アクチュ
エータAFR,AFLの出力液圧を右前輪ブレーキBFRおよ
び左前輪ブレーキBFLにそれぞれ作用させ、駆動輪に装
着されている両前輪ブレーキBFR,BFLで制動力を発揮
させて、左、右独立の制動力によるトラクション制御が
可能となる。
【0057】ところで、上記実施例では、フロントエン
ジン・フロントドライブ車両であることに伴ってトラク
ション制御時にアクチュエータAFR,AFLを右前輪ブレ
ーキBFRおよび左前輪ブレーキBFRに接続するようにし
たが、リヤドライブ車両の場合には、アクチュエータA
RL,ARRを左後輪ブレーキBRLおよび右後輪ブレーキB
RRに接続するようにすればよい。
【0058】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御液圧
が小さくなるのに応じて減圧開始圧が大となる方向で減
圧開始圧を制御液圧に応じて可変とした比例減圧弁が、
マニュアル操作に応じた制動液圧を発生する制動液圧発
生手段と、右前輪ブレーキおよび左前輪ブレーキとの間
にそれぞれ設けられ、両比例減圧弁には、制御液圧発生
手段がそれぞれ個別に接続されるので、比例減圧弁を用
いた簡単な構成により両前輪ブレーキでの制動力の配分
制御が可能となり、またエネルギー消費量も小さく抑え
られ、制御液圧発生手段の故障時にも制動力のロスが生
じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ブレーキ装置の構成を示す図である。
【図2】前輪ブレーキに対応した比例減圧弁、アクチュ
エータおよび液圧切換手段の構成を示す断面図である。
【図3】比例減圧弁の比例減圧特性図である。
【図4】後輪ブレーキに対応したアクチュエータおよび
開閉弁の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ,42 比例減圧弁 AFL,AFR 制御液圧発生手段としてのアクチュエー
タ BFL 左前輪ブレーキ BFR 右前輪ブレーキ M 制動液圧発生手段としてのマスタシリン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 一也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 斎藤 渉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 北沢 正晃 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御液圧が小さくなるのに応じて減圧開
    始圧が大となる方向で減圧開始圧を制御液圧に応じて可
    変とした比例減圧弁(41 ,42 )が、マニュアル操作
    に応じた制動液圧を発生する制動液圧発生手段(M)
    と、右前輪ブレーキ(BFR)および左前輪ブレーキ(B
    FL)との間にそれぞれ設けられ、両比例減圧弁(41
    2 )には、制御液圧発生手段(AFR,AFL)がそれぞ
    れ個別に接続されることを特徴とする車両用ブレーキ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019186458A1 (en) * 2018-03-30 2019-10-03 Veoneer-Nissin Brake Systems Japan Co., Ltd. Braking system including a secondary path to provide fluid to a secondary braking system
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