JPH08258241A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH08258241A
JPH08258241A JP6824695A JP6824695A JPH08258241A JP H08258241 A JPH08258241 A JP H08258241A JP 6824695 A JP6824695 A JP 6824695A JP 6824695 A JP6824695 A JP 6824695A JP H08258241 A JPH08258241 A JP H08258241A
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JP
Japan
Prior art keywords
printing
thickness
thin film
membrane
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6824695A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Nakai
法行 中井
Masaaki Suzuki
正明 鈴木
Masayuki Shimamune
正幸 島宗
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to JP6824695A priority Critical patent/JPH08258241A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜の厚さを変える場合または印刷する
凸版の版厚もしくは展色テーブルの板厚を変える場合、
印刷圧力の調整が容易に可能な作業効率の良い、かつ、
均一な厚さが得られ、品質の良い薄膜を形成できる薄膜
形成装置を提供する。 【構成】 展色テーブル1上に供給されたインキをモー
タ8が展色テーブル1を回転させ拡散させる。展色テー
ブル1は、駆動装置によって凸版12に対して接近離反
する機構であるため、印刷圧力の調整が容易に可能であ
る。従って、形成しようとする薄膜の厚さまたは印刷す
る凸版12の版厚もしくは展色テーブル1の板厚の変化
にも拘らず、印刷圧力の調整が容易に可能であるため作
業効率が向上し、ステージ15の上に載置した被印刷体
14の薄膜が所望の均一な厚さにて形成され、品質も向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶素子の配向膜等の薄
膜および半導体素子の絶縁被膜等をガラス基板や半導体
基板等の被印刷体上に印刷形成する薄膜形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶配向膜などの低粘度インキを
用いてガラス板などに印刷する凸版印刷装置では、印刷
凸版の版厚や展色テーブルの高さに合わせてスキマゲー
ジ等を用いて、人手を介入して印刷凸版と展色テーブル
との間の圧力である印刷圧力を調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、薄膜の厚さを変える場合または印刷する凸版
の版厚もしくは展色テーブルの板厚を変える場合、印刷
圧力の調整にかなりの工数を要し、作業効率の低下を期
していた。
【0004】更に、人手を介入するため熟練を要し、印
刷圧力にバラツキが生じ易く、印刷圧力の再現性が乏し
かった。従って、 均一な厚さが得られず品質上の問題
があった。
【0005】そこで本発明の第一の目的は、薄膜の厚さ
を変える場合または印刷する凸版の版厚もしくは展色テ
ーブルの板厚を変える場合、印刷圧力の調整が容易に可
能な作業効率の良い薄膜形成装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第ニの目的は、印刷圧力の微調整
が可能であり、均一な厚さが得られ、品質の良い薄膜を
形成できる薄膜形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、薄膜を形成するためのイン
キを高速回転により所定の厚さに広げる展色テーブル
と、前記展色テーブルを回転させる回転装置と、形成し
ようとするパターンを有する凸版を備えた版胴と、被印
刷体を支持するステージと、を備えてなる薄膜形成装置
において、前記展色テーブルが、前記凸版に対して接近
離反可能になる駆動機構を備えた薄膜形成装置にある。
【0008】更に、前記駆動機構が傾斜面を有するブロ
ックを備えても良い。
【0009】また、前記ブロックの傾斜面が、1/10
の傾斜を備えると好ましい。
【0010】
【作用】以上の構成に基づき、本発明は、薄膜を形成す
るためのインキを拡散させる展色板が凸版に対して接近
離反するため、印刷圧力の調整が容易になされる。
【0011】また、駆動機構が傾斜面を有するブロック
を備えているため、展色板が凸版に対して微量で接近離
反することにより、印刷圧力の微調整が容易になされ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明による実施例に
ついて説明する。
【0013】図1に示されているのは本発明の薄膜形成
装置100の基本的構成である。図1において1は、展
色テーブルであり、平坦な金属、ガラスまたは高分子材
料等からなり、その形状は、形成しようとするパターン
よりも広い面積の円盤状である。 前記展色テーブル1
は、支持体2の上面に回転可能に載置されている。前記
支持体2の下端には、傾斜面2aが備えられている。傾
斜面2aは,ブロック部材3の上端に備えられた傾斜面
3aと当接する(図2)。
【0014】前記ブロック部材3は、移動体4に固定さ
れている。移動体4は、ボールネジ部材5およびパルス
モータ6により、図1において、左右に移動可能に設け
られている。
【0015】一方、前記展色テーブル1は、その下面に
備えられた回転軸7および前記回転軸7を回転させるモ
ータ8とにより前述の支持体2の上部の端面上を回転滑
動する。
【0016】前記展色テーブル1の外周には、スピンカ
ップ9が備えられている。
【0017】前記展色テーブル1、回転軸7、モータ8
およびスピンカップ9は、図示を省略した駆動機構によ
り破線で示す上方位置に上昇される。
【0018】前記展色テーブル1の左側には、展色テー
ブル1の中心に加圧タンク10より送られてくるインキ
を一定量吐出するインキ供給部11が備えられている。
尚、本実施例において使用するインキは、数センチポア
ズ(CP)から200センチポアズ(CP)の範囲の低
粘度であり、樹脂または樹脂前駆体および溶剤の混合物
からなるインキが好ましい。
【0019】更に、インキ供給部11左側には、印刷ゴ
ム凸版12を備えた版胴13が図1において、駆動装置
(不図示)により左右に移動可能に設けられている。前
記印刷ゴム凸版12は、形成しようとするパターン形状
を有し、例えばブチルゴムなどのゴムもしくはナイロン
系樹脂などの樹脂または感光性ゴムもしくは感光性樹脂
よりなる。
【0020】他方、前記展色テーブル1の右側には、被
印刷体14を載置するステージ15が備えられている。
被印刷体14は、ガラス板などの表面が平滑なものが好
ましい。
【0021】上記構成において、前記展色テーブル1、
回転軸7、モータ8およびスピンカップ9は、駆動機構
(不図示)により破線で示す上方位置に上昇され、イン
キ供給部11が破線で示す位置移動される。
【0022】次に、インキ供給部11により、インキが
前記展色テーブル1の中心に吐出される。吐出後、イン
キ供給部11は実線で示す位置に復帰する。その後、モ
ータ8の回転により前記展色テーブル1は、設定された
回転速度により設定された時間回転する。これにより、
前記展色テーブル1上に吐出されたインキは、均一に前
記展色テーブル1上において拡散される。
【0023】インキが拡散された後、前記展色テーブル
1、回転軸7、モータ8およびスピンカップ9は、図示
を省略した駆動機構により実線で示す位置に復帰され、
A1に位置していた版胴13がA2の位置に移動する。
これにより、印刷ゴム凸版12が展色テーブル1上を圧
接しながら回転し、インキを印刷ゴム凸版12の表面に
転移する。
【0024】印刷ゴム凸版12にインキが転移した後、
被印刷体14を載置するステージ15の上方に破線で示
すA3の位置版胴13が移動し、印刷ゴム凸版12を被
印刷体14に圧接して、インキを被印刷体14に転移さ
せ、薄膜を形成する。
【0025】次に、印刷ゴム凸版12を版厚が異なるも
のに交換して作業を行う場合について以下に説明する。
【0026】例えば、印刷ゴム凸版12をその版厚が
0.2mm厚いものに変更した場合、制御装置(不図
示)に版厚値を入力すると、ボールネジ部材5およびパ
ルスモータ6が回転することにより移動体4が図1にお
いて2mm右側に移動する。
【0027】ブロック部材3の上端に備えられた傾斜面
3aは、1/10の傾斜を備えたテーパ面が加工されて
いる。従って、支持体2および前記展色テーブル1は、
0.2mm下降する。
【0028】インキは、ポリイミド樹脂SP−710に
より固形分4%の溶液を作成する。直径470mmの大
きさでインキを前記展色テーブル1に35cc吐出し、
前記展色テーブル1を2秒間で毎分2000回転(r.
p.m.)に到達させ、2秒間で停止させる条件にて回
転させ、前記溶液を拡散させる。
【0029】次に、印刷ゴム凸版12を備えた版胴13
を毎秒200mmの速度で移動し、インキを前記展色テ
ーブル1から印刷ゴム凸版12へ、更に、被印刷体14
に転移させることにより印刷を行なう。この場合、被印
刷体14の寸法は、一辺が450mm、もう一方の辺が
550mmで、厚さは、1.1mmである。
【0030】こうして印刷された被印刷体14をオーブ
ンにて摂氏275度で1時間焼成する。上記により形成
された薄膜を触針式膜厚計で測定したところ、面内10
点のサンプリングで、500から510オングストロー
ム厚の均一な薄膜が得られた。
【0031】以上述べた実施例において、ボールネジ部
材5およびパルスモータ6を回転させることにより印刷
圧力を変えた場合、図3に示すような印刷圧力と薄膜の
膜厚との関係が得られた。
【0032】ついで、配向膜を絶縁層に置き換えて変更
した実施例について説明する。なお、先の実施例と同じ
部分は、同じ付号を付して説明を省略する。
【0033】本実施例の絶縁層形成では、配向膜の形成
に比し、インキの粘性を高くする必要がある。そのた
め、前記展色テーブル1の回転速度も高くする必要があ
り、前記展色テーブル1を軽量化するため0.4mm薄
くした。
【0034】従って、ボールネジ部材5およびパルスモ
ータ6を回転させることにより、前記展色テーブル1を
0.4mm上昇させる必要がある。
【0035】前実施例と同様に、直径470mmの大き
さでインキを前記展色テーブル1に35cc吐出する。
次に、前記展色テーブル1を3秒間で毎分3000回転
(r.p.m.)に到達させ、2秒間で停止させる条件
にて回転させ、絶縁層のインキを拡散させる。
【0036】更に、印刷ゴム凸版12を備えた版胴13
を毎秒200mmの速度で移動し、インキを前記展色テ
ーブル1から印刷ゴム凸版12へ、更に、被印刷体14
に転移させることにより印刷を行なう。この場合も、被
印刷体14の寸法は、一辺が450mm、もう一方の辺
が550mmで、厚さは、1.1mmである。
【0037】こうして印刷された被印刷体14をオーブ
ンにて摂氏275度で1時間焼成する。上記により形成
された薄膜を触針式膜厚計で測定したところ、面内10
点のサンプリングで、1200から1210オングスト
ローム厚の均一な薄膜が得られた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
薄膜を形成するためのインキを拡散させる展色板が、駆
動機構によって凸版に対して接近離反するため、形成し
ようとする薄膜の厚さまたは印刷する凸版の版厚もしく
は展色テーブルの板厚の変化にも拘らず、印刷圧力の調
整が容易に可能であり、作業効率も向上する。
【0039】更に、本発明によると、駆動機構が傾斜面
を有するブロックを備えているため、形成しようとする
薄膜の厚さまたは印刷する凸版の版厚もしくは展色テー
ブルの板厚の変化にも拘らず、印刷圧力の微調整が可能
であり、所望の均一な厚さが得られ、品質の良い薄膜を
形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の全体図。
【図2】その要部の一部拡大図。
【図3】本発明に係る実施例に基づいて実験を行ない、
得られた値を示す図。
【符号の説明図】
1 展色テーブル 3 ブロック 3a 傾斜面 5 ボールネジ 6 パルスモータ 8 モータ 12 凸版 13 版胴 15 ステージ 100 薄膜形成装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜を形成するためのインキを高速回転
    により所定の厚さに広げる展色テーブルと、 前記展色テーブルを回転させる回転装置と、 形成しようとするパターンを有する凸版を備えた版胴
    と、 被印刷体を支持するステージと、 を備えてなる薄膜形成装置において、 前記展色テーブルが、前記凸版に対して接近離反可能に
    なる駆動機構を備えたことを特徴とする薄膜形成装置
  2. 【請求項2】 前記駆動機構が傾斜面を有するブロック
    を備えてなる、請求項1記載の薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ブロックの傾斜面が、1/10の傾
    斜を備えてなる、請求項2記載の薄膜形成装置。
JP6824695A 1995-03-27 1995-03-27 薄膜形成装置 Pending JPH08258241A (ja)

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JP6824695A JPH08258241A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 薄膜形成装置

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JP6824695A JPH08258241A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 薄膜形成装置

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JPH08258241A true JPH08258241A (ja) 1996-10-08

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JP6824695A Pending JPH08258241A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 薄膜形成装置

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