JPH08258050A - ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装置 - Google Patents

ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装置

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Publication number
JPH08258050A
JPH08258050A JP6402795A JP6402795A JPH08258050A JP H08258050 A JPH08258050 A JP H08258050A JP 6402795 A JP6402795 A JP 6402795A JP 6402795 A JP6402795 A JP 6402795A JP H08258050 A JPH08258050 A JP H08258050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dome
seal member
mold
tubular seal
domes
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6402795A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Hirano
信一郎 平野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部材の摩耗、減肉によるシール寿命
の早期の低下を防止でき、シール部材のアダプタリン
グ溝への装着を容易に行うことができ、最適なシール
条件を得ることができる。 【構成】 タイヤ加硫開始のために上金型の閉動作が始
まり、上金型が下降すると、これに伴い上ドームが下降
して、上ドーム側筒7と下ドーム側筒2とが重なり、金
型が閉じたら、加圧ガスが加圧ガス供給管5→口金4→
下ドーム側筒2側のチューブ状シール部材1内へ供給さ
れて、チューブ状シール部材1が膨張し、上ドーム側筒
7に接触して、上下ドームの外周部間が気密的にシール
され、金型が閉じたら、上下ドーム内に蒸気が供給され
て、加硫が開始される。また加硫が終了したら、上下ド
ーム内の蒸気が抜かれ、チューブ状シール部材1内の加
圧ガスも排気され、この排気により、チューブ状シール
部材1が縮小して、上ドーム側筒7から離れる。そして
上下ドームの内圧が低下したら、金型の開動作が行われ
るとともに、上ドームが上昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドーム型液圧タイヤ加
硫機のドームシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のドーム型液圧タイヤ加硫
機を示し、図5は、同ドーム型液圧タイヤ加硫機の上下
ドームを示し、図6は、ドームシール装置を示してい
る。図4、図5のaが昇降可能な上ドーム、bが固定し
た下ドーム、cがアダプタリング、hがベース、図6の
fが下ドームbの側筒、eが同下ドームbの側筒fに固
定したアダプタリング、dが同アダプタリングeの環状
溝に挿入したリング状のシール部材、gが上ドームaの
側筒である。
【0003】なお図4のAは上記ドームシール装置d、
eを示し、Bは上下ドームa、b外に設けた金型厚み調
整機構を示している。金型の厚みは、金型厚み調整機構
Bのコラム高さ調節ねじまたはスペーサ(図示せず)に
より、調整する。この場合、上ドームaの側筒gが下ド
ームbの側筒fの内側に入り込む。図5は、この状態を
示している。
【0004】このドーム型液圧タイヤ加硫機のドームで
は、タイヤ加硫開始のために上金型の閉動作が始まり、
上金型が下降すると、これに伴い上ドームaが下降し
て、上ドームaの側筒gと下ドームbの側筒fとが重な
り、金型が閉じたら、下ドームb側のシール部材dが上
ドームaの側筒gに接触して、上下ドームa、bの外周
部が気密的にシールされ、金型が閉じたら、上下ドーム
a、b内に蒸気が供給されて、加硫が開始される。
【0005】また加硫が終了したら、上下ドームa、b
内の蒸気が抜かれ、上下ドームa、bの内圧が低下した
ら、金型の開動作が行われるとともに、上ドームaが上
昇するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図4〜図6に示す
従来のドーム型液圧タイヤ加硫機では、(1)上ドーム
aの昇降時、リング状のシール部材dが上ドームaの側
筒gにより擦られるので、シール部材dが摩耗、減肉し
て、シール寿命が早期に低下する。(2)これを防ぐた
めには、上ドームaの昇降時にシール部材dが上ドーム
aの側筒gに接触せず、上ドームaの下降終了時にシー
ル部材dが上ドームaの側筒gに接触するようにする必
要がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、シール部材の摩耗、減
肉によるシール寿命の早期の低下を防止でき、シール
部材のアダプタリング溝への装着を容易に行うことがで
き、最適なシール条件を得ることができるドーム型液
圧タイヤ加硫機のドームシール装置を提供しようとする
点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、固定した下ドームと昇降可能な上ドー
ムとの外部に金型厚み調整機構を設けたドーム型液圧タ
イヤ加硫機において、前記上ドームの昇降時には前記下
ドームに接触せず、これらの上下ドームに加熱媒体を入
れる前には接触して上下ドームの外周部間を気密的に閉
じるシール部材を有し,同シール部材を弾性材によりチ
ューブ状に形成し、同チューブ状シール部材を上下ドー
ムの何れか一方に固定して、同チューブ状シール部材に
加圧ガスを導入して膨張可能に構成している。
【0009】
【作用】本発明のドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシ
ール装置は前記のように構成されており、タイヤ加硫開
始のために上金型の閉動作が始まり、上金型が下降する
と、これに伴い上ドームが下降して、上ドーム側筒と下
ドーム側筒とが重なり、金型が閉じたら、加圧ガスがチ
ューブ状シール部材内へ供給されて、チューブ状シール
部材が膨張し、上ドーム側筒に接触して、上下ドームの
外周部間が気密的にシールされ、金型が閉じたら、上下
ドーム内に蒸気が供給されて、加硫が開始される。加硫
が終了したら、上下ドーム内の蒸気が抜かれ、チューブ
状シール部材内の加圧ガスも排気され、この排気によ
り、チューブ状シール部材が縮小して、上ドーム側筒か
ら離れる。そして上下ドームの内圧が低下したら、金型
の開動作が行われるとともに、上ドームが上昇する。
【0010】
【実施例】次に本発明のドーム型液圧タイヤ加硫機のド
ームシール装置を図1に示す一実施例により説明する
と、1がチューブ状のシール部材、2が下ドーム側筒、
3が同下ドーム側筒2に固定されたアダプタリングで、
シール部材1がアダプタリング3の環状溝6に挿入され
ている。
【0011】上記シール部材1は、弾性材によりチュー
ブ状に形成されている。4が同シール部材1内に加圧ガ
スを導入するための口金で、同口金4がアダプタリング
3外に出ており、同口金4に加圧ガス供給管5が接続さ
れている。次に前記図1に示すドーム型液圧タイヤ加硫
機のドームシール装置の作用を具体的に説明する。
【0012】タイヤ加硫開始のために上金型の閉動作が
始まり、上金型が下降すると、これに伴い上ドームが下
降して、上ドーム側筒7と下ドーム側筒2とが重なり、
金型が閉じたら、加圧ガスが加圧ガス供給管5→口金4
→下ドーム側筒2側のチューブ状シール部材1内へ供給
されて、チューブ状シール部材1が膨張し、上ドーム側
筒7に接触して、上下ドームの外周部間が気密的にシー
ルされ、金型が閉じたら、上下ドーム内に蒸気が供給さ
れて、加硫が開始される。
【0013】また加硫が終了したら、上下ドーム内の蒸
気が抜かれ、チューブ状シール部材1内の加圧ガスも排
気され、この排気により、チューブ状シール部材1が縮
小して、上ドーム側筒7から離れる。そして上下ドーム
の内圧が低下したら、金型の開動作が行われるととも
に、上ドームが上昇する。
【0014】図2は、チューブ状シール部材1の環状溝
6からの脱落を防止するために、環状溝6及びチューブ
状シール部材1の上ドーム側筒7側の幅を小さくした他
の実施例、図3は、環状溝6及びチューブ状シール部材
1を断面円形に形成したさらに他の実施例で、これらの
実施例でも前記と同様の作用が行われる。なおチューブ
状シール部材1内に供給する加圧ガスとしては、ドーム
内に供給する蒸気を使用することも可能である。但しこ
の場合には、チューブ状シール部材1内でのコンデンス
ドレンの処置を考慮する必要がある。
【0015】
【発明の効果】本発明のドーム型液圧タイヤ加硫機のド
ームシール装置は前記のようにタイヤ加硫開始のために
上金型の閉動作が始まり、上金型が下降すると、これに
伴い上ドームが下降して、上ドーム側筒と下ドーム側筒
とが重なり、金型が閉じたら、加圧ガスがチューブ状シ
ール部材内へ供給されて、チューブ状シール部材が膨張
し、上ドーム側筒に接触して、上下ドームの外周部間が
気密的にシールされ、金型が閉じたら、上下ドーム内に
蒸気が供給されて、加硫が開始される。加硫が終了した
ら、上下ドーム内の蒸気が抜かれ、チューブ状シール部
材内の加圧ガスも排気され、この排気により、チューブ
状シール部材が縮小して、上ドーム側筒から離れる。そ
して上下ドームの内圧が低下したら、金型の開動作が行
われるとともに、上ドームが上昇するので、上ドームの
昇降時、チューブ状シール部材を上ドーム側筒に対して
非接触にできて、シール部材の摩耗、減肉によるシール
寿命の早期の低下を防止できる。
【0016】またシール部材をチューブ状に形成したの
で、シール部材のアダプタリング溝への装着を容易に行
うことができる。また加圧ガスによりチューブ状シール
部材を膨張させるので、内圧調整及び膨張量の調整を容
易に行うことができて、最適なシール条件を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシ
ール装置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同ドームシール装置の他の実施例を示す縦断側
面図である。
【図3】同ドームシール装置のさらに他の実施例を示す
縦断側面図である。
【図4】従来のドーム型液圧タイヤ加硫機を示す側面図
である。
【図5】同ドーム型液圧タイヤ加硫機の上下ドームを示
す側面図である。
【図6】同ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装
置を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 チューブ状シール部材 2 下ドーム側筒 3 アダプタリング 4 口金 5 加圧ガス供給管 6 環状溝 7 上ドーム側筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定した下ドームと昇降可能な上ドーム
    との外部に金型厚み調整機構を設けたドーム型液圧タイ
    ヤ加硫機において、前記上ドームの昇降時には前記下ド
    ームに接触せず、これらの上下ドームに加熱媒体を入れ
    る前には接触して上下ドームの外周部間を気密的に閉じ
    るシール部材を有し,同シール部材を弾性材によりチュ
    ーブ状に形成し、同チューブ状シール部材を上下ドーム
    の何れか一方に固定して、同チューブ状シール部材に加
    圧ガスを導入して膨張可能に構成したことを特徴とする
    ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装置。
JP6402795A 1995-03-23 1995-03-23 ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装置 Withdrawn JPH08258050A (ja)

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JP6402795A JPH08258050A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装置

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JPH08258050A true JPH08258050A (ja) 1996-10-08

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ID=13246253

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JP6402795A Withdrawn JPH08258050A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 ドーム型液圧タイヤ加硫機のドームシール装置

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JP (1) JPH08258050A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101976699B1 (ko) * 2018-01-26 2019-05-09 넥센타이어 주식회사 공기입 타이어용 금형

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101976699B1 (ko) * 2018-01-26 2019-05-09 넥센타이어 주식회사 공기입 타이어용 금형

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Effective date: 20020604