JPH08257854A - 移動テーブルおよびその保持器 - Google Patents

移動テーブルおよびその保持器

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JPH08257854A
JPH08257854A JP9170395A JP9170395A JPH08257854A JP H08257854 A JPH08257854 A JP H08257854A JP 9170395 A JP9170395 A JP 9170395A JP 9170395 A JP9170395 A JP 9170395A JP H08257854 A JPH08257854 A JP H08257854A
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JP
Japan
Prior art keywords
balls
cage
pocket
moving table
ball
Prior art date
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Pending
Application number
JP9170395A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Suzuki
克義 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP9170395A priority Critical patent/JPH08257854A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷容量の増大と、保持器のポケット孔の加
工の容易化、および組立時のボールの挿入,回収の迅速
化を図る。XYテーブルやXYθテーブルに応用され
る。 【構成】 移動テーブル1は、ボール3を介して固定盤
2上に可動盤5を移動自在に設置したものとする。前記
ボール3を保持する保持器4を、平板状の保持器本体4
aに複数のボール3が一緒に入るポケット7を設けたも
のとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶ガラス基板の貼
合せ装置、導通チェック装置等の上方からの大負荷の支
持を要求される装置、あるいは中央貫通孔形状を要求さ
れる装置に応用可能な移動テーブルおよびその保持器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、XYテーブルやXYθテーブル等
の移動テーブルにおいて、固定基盤上にボールを介して
可動基盤を移動自在に設置したものがある。この種の移
動テーブルでは、ボールの保持に図7に示す保持器が一
般に用いられている。この保持器71は、平板状の保持
器本体に、ボール72の径に対して若干大きめの寸法の
孔73を明け、ボール72を1個ずつ分離して保持する
構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、負荷容量の増大
の要求が強くなる傾向にあり、これに伴い、保持器71
の孔73の加工数を増やさざるを得なかった。可動盤の
上面高さの制限、負荷容量の確保を前提とする際、この
種の従来の保持器71であると、ボール72の挿入個数
に限界があり、また薄板の軽合金に1000を超える孔
の加工は、作業性および加工精度を考慮すると、製作は
非常に難しく、必然的に高価な部品となっていた。孔加
工の数が増えると、加工時に発生する反りの問題も生じ
る。また、組立作業においても、保持器71の着脱時の
ボールの挿入や回収作業に時間を要していた。
【0004】この発明の目的は、負荷容量の増大が図
れ、保持器のポケット孔の加工も容易で、孔加工時に発
生する反りが減少でき、また組立時のボールの挿入,回
収が短時間で行える移動テーブルおよびその保持器を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の移動テーブル
は、ボールを介して固定盤上に可動盤を移動自在に設置
した移動テーブルであって、前記ボールを保持する保持
器を、平板状の保持器本体に複数のボールが一緒に入る
ポケットを設けたものとする。この発明の保持器は、上
記構成の移動テーブルに用いられるものであって、平板
状の保持器本体に複数のボールが一緒に入るポケットを
有するものである。
【0006】
【作用】この構成によると、保持器の一つのポケットに
複数個のボールが入るため、負荷を受けるボール数が増
やせて負荷容量が増大し、また固定盤や可動盤のボール
転走面の加工精度のばらつきが吸収され、負荷分布の均
一性が得られる。また、ポケットの加工数が少なくて済
み、そのため加工に伴う反り等も発生し難く、精度の良
い保持器が得られる。複数のボールが同じポケットに入
ることから、組立作業時の保持器の着脱に伴うボールの
挿入や回収作業も簡略化される。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。この実施例は、直交する2方向の移動と
回動とを可能とした移動テーブル、いわゆるXYθテー
ブルに応用した例である。固定盤2の上面に、多数のボ
ール3を回動自在に組み込んだ保持器4が載置され、そ
のボール3の上に可動盤5が支持されている。ボール3
は鋼球等からなる。この支持状態では、固定盤2の上を
自由に転がるボール3の案内により可動盤5は全方向に
移動可能になる。固定盤2の上面の4隅には、ボール3
の転がりと共に移動する保持器4の動きの範囲を規制す
るストッパピン6が設けられている。
【0008】保持器4は、図2に示すように円板状の保
持器本体4aに、各々複数のボール3が一緒に入る円形
のポケット7を複数形成したものである。ポケット7
は、中央に1個設けると共に、周囲に円周方向に等間隔
に並べて複数個設けてある。保持器本体4aは、フッ素
を含浸させたアルミニウム板や、その他の軽合金等の薄
い金属板、または樹脂板などの軽い材料のものであり、
金属板製とする場合は、各ポケット7はフライス盤等で
孔加工される。各ポケット7は、ボール3を数個ないし
十数個、あるいはそれ以上挿入可能な大きさとしてあ
る。なお、ボール3は、図3に示すように固体潤滑剤8
と共にポケット7内に入れ、個々のボール3が固体潤滑
剤8で保持されるようにしても良い。
【0009】図1に示すように、固定盤2の側辺2aに
は1個の支持板10aが設けられ、それに隣接する側辺
2bには所定の間隔をあけて2個の支持板10b,10
cが固定されている。これら各支持板10a〜10c
に、それぞれ接続シャフト11を有するテーブル駆動装
置12,13,14が取付けられている。各テーブル駆
動装置12,13,14はそれぞれボールねじ装置から
なり、内蔵のモータおよびボールねじを介して接続シャ
フト11を軸方向に進退駆動させる構成となっている。
接続シャフト11は先端部がピン15を介してスライダ
16に回動自在に連結され、スライダ16は可動盤5の
側辺5a,5bに設けた水平方向の案内棒17に移動可
能に嵌合している。このスライダ16とピン15によっ
て、各接続シャフト11は可動盤5の各側辺に対して回
動可能かつスライド可能になっている。
【0010】可動盤5は、図の右側のテーブル駆動装置
12のみを伸縮駆動するとX方向に移動し、下側2つの
テーブル駆動装置13,14を同じ方向に同じ伸縮量だ
け移動させるとY方向に移動し、下側2つのテーブル駆
動装置13,14を伸縮量を変えて駆動すると回転方向
(θ方向)に移動する。この可動盤5に各種のワークが
載せられ、各種の作業に使用される。
【0011】この構成の移動テーブル1によると、可動
盤5の負荷荷重は、ボール3を介して固定盤2と可動盤
5の対向する面と面とで受けられる。この場合に、保持
器4の各ポケット7に各々複数個のボール3が入るた
め、負荷を受けるボール数が増やせて負荷容量が増大
し、また固定盤2や可動盤5のボール転走面の加工精度
のばらつきが吸収され、負荷分布の均一性が得られる。
また、ポケット7の加工数が少なくて済み、そのため加
工に伴う反り等も発生し難く、精度の良い保持器4が得
られる。したがって、移動テーブル1の設計段階におけ
る構想,検討,作図等の時間も短縮され、高効率化,迅
速化が図れる。部品検査工程も簡略化される。さらに、
複数のボール3が同じポケット7に入ることから、組立
作業時の保持器4の着脱に伴うボール3の挿入や回収作
業も簡略化される。
【0012】図4はこの発明の他の実施例を示す。この
例は、固定盤2および可動盤5に中央貫通孔20を設
け、これと対応して保持器4にも中央貫通孔21を設け
たものである。保持器4のポケット7は、円周方向に延
びる長孔とし、短辺幅も複数のボール3が並ぶ寸法とし
てある。中央貫通孔20,21は、テープ露光機や液晶
ディスプレイ検査機の作業テーブル等として移動テーブ
ル1を構成する場合等に設けられる。その他の構成は図
1の実施例と同じである。この構成の場合、中央貫通孔
21があるために保持器4の面積が小さくなるが、各ポ
ケット7に複数のボール3を入れてあるため、十分な負
荷容量が得られる。
【0013】図5はこの発明のさらに他の実施例を示
す。この例は、可動盤5の回動機能を持たない直交2方
向だけの移動テーブル、すなわちXYテーブルに応用し
た例である。テーブル駆動装置12,13は、固定盤2
の2辺2a,2bに各々1台ずつ設けてある。その伸縮
する連結軸11とスライダ16とは互いに一体の固定状
態としてある。保持器4は可動盤5よりも若干小さな方
形とし、各ポケット7は六角形状として千鳥状に複数列
に配列してある。各ポケット7にはボール3が数個ない
しそれ以上入れてある。その他の構成は図1の実施例と
同様である。このように保持器4のポケット7を構成し
た場合も、前記各実施例と同様に負荷容量の増大と組み
立て簡易等の各効果が得られる。
【0014】なお、前記各実施例では、保持器4のポケ
ット7内にボール3を平面的に多数入れたが、図6
(A)や(B)の例等のように、ポケット内にボールを
一列で入れるようにしても良い。図6(A)の例はポケ
ット7を放射状に形成し、かつ単独でボール3を保持す
るポケット23をその各放射状ポケット7,7間に配置
してある。図6(B)の例は、細い円弧状の長孔からな
るポケット7を、複数の同心円上に配列してある。
【0015】なお、前記実施例では可動盤5が直交する
2軸方向の移動を行うものとしたが、この発明は可動盤
5が往復直線移動のみする移動テーブル等にも適用する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】この発明の移動テーブルは、ボールを介
して固定盤上に可動盤を移動自在に設置した移動テーブ
ルにおいて、前記ボールを保持する保持器を、平板状の
保持器本体に複数のボールが一緒に入るポケットを有す
るものとしたため、負荷容量の増大が図れ、保持器のポ
ケット孔の加工も容易で、孔加工時に発生する反りが減
少でき、また組立時のボールの挿入,回収が短時間で行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例にかかる移動テー
ブルの一部切欠平面図、(B)はその側面図である。
【図2】同移動テーブルにおける保持器を一部のボール
と共に示す平面図、(B)は同断面図である。
【図3】この発明の他の実施例にかかる保持器の断面図
である。
【図4】この発明のさらに他の実施例にかかる移動テー
ブルの一部切欠平面図、(B)はその保持器を一部のボ
ールと共に示す平面図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例にかかる移動テー
ブルの一部切欠平面図、(B)はその保持器を一部のボ
ールと共に示す平面図である。
【図6】(A),(B)は各々この発明のさらに他の実
施例にかかる保持器の平面図である。
【図7】従来の保持器の断面図および平面図である。
【符号の説明】
1…移動テーブル、2…固定盤、3…ボール、4…保持
器、5…可動盤、7…ポケット、12〜14…テーブル
駆動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールを介して固定盤上に可動盤を移動
    自在に設置した移動テーブルにおいて、前記ボールを保
    持する保持器を、平板状の保持器本体に複数のボールが
    一緒に入るポケットを設けたものとした移動テーブル。
  2. 【請求項2】 移動テーブルの固定盤と可動盤との間に
    介在するボールを保持する保持器であって、平板状の保
    持器本体に、複数のボールが一緒に入るポケットを設け
    たことを特徴とする保持器。
JP9170395A 1995-03-24 1995-03-24 移動テーブルおよびその保持器 Pending JPH08257854A (ja)

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JP9170395A JPH08257854A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 移動テーブルおよびその保持器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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