JPH0825767A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
- Publication number
- JPH0825767A JPH0825767A JP16215894A JP16215894A JPH0825767A JP H0825767 A JPH0825767 A JP H0825767A JP 16215894 A JP16215894 A JP 16215894A JP 16215894 A JP16215894 A JP 16215894A JP H0825767 A JPH0825767 A JP H0825767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- speed
- time
- mark
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクリボンのフィード速度が減速したとき
に発生するジャムを無くすことを目的とする。 【構成】 センサ20で読み取った前のマークと後のマ
ークとの間の時間をタイマ回路28で計測し、計測され
た時間と各マーク間の距離との関係から制御部21で速
度を算出し、この速度を監視してインクリボンの巻き始
めから巻き終わりまでの速度を一定にするようにインク
リボンの繰り出しモータの回転速度を制御部で制御する
信号を駆動モータドライバ26を介して駆動モータ8の
回転速度を制御することにより、インクリボンの巻き始
めから巻き終わりまでの速度を一定にして、一定張力で
引っ張るようにした。
に発生するジャムを無くすことを目的とする。 【構成】 センサ20で読み取った前のマークと後のマ
ークとの間の時間をタイマ回路28で計測し、計測され
た時間と各マーク間の距離との関係から制御部21で速
度を算出し、この速度を監視してインクリボンの巻き始
めから巻き終わりまでの速度を一定にするようにインク
リボンの繰り出しモータの回転速度を制御部で制御する
信号を駆動モータドライバ26を介して駆動モータ8の
回転速度を制御することにより、インクリボンの巻き始
めから巻き終わりまでの速度を一定にして、一定張力で
引っ張るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き取りローラでイン
クリボンを巻き取りながら転写するサーマルプリンタに
関する。
クリボンを巻き取りながら転写するサーマルプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のサーマルプリンタの一例
を示す要部概略斜視図である。このサーマルプリンタ1
は、ライン式のもので、面順次のスイング方式でカラー
転写処理を行うものである。このカラー転写処理を以下
に説明する。なお、シリアル式でもよく、また、前記方
式でなくてもよい。
を示す要部概略斜視図である。このサーマルプリンタ1
は、ライン式のもので、面順次のスイング方式でカラー
転写処理を行うものである。このカラー転写処理を以下
に説明する。なお、シリアル式でもよく、また、前記方
式でなくてもよい。
【0003】2はインクリボンで、図7に示すように、
その表面には、イエロー(以下、Yと略称する),マゼ
ンダ(以下、Mと略称する),シアン(以下、Cと略称
する)の3原色の転写用の転写インクを塗布し、これら
3原色Y,M,Cが右から順に繰り返しており、各Y,
M,Cは記録エリアEに転写できるだけの大きさにして
ある。
その表面には、イエロー(以下、Yと略称する),マゼ
ンダ(以下、Mと略称する),シアン(以下、Cと略称
する)の3原色の転写用の転写インクを塗布し、これら
3原色Y,M,Cが右から順に繰り返しており、各Y,
M,Cは記録エリアEに転写できるだけの大きさにして
ある。
【0004】3,4,5はマークであり、前記インクリ
ボン2の周縁の一端側に設けて、光の透過率または反射
率の違いから前記Y,M,Cを区別するものである。こ
こでは、Yはマーク3,Mはマーク4,Cはマーク5で
表し、反射率で区別するものとして説明する。また、前
記インクリボン2は、供給ロール6から繰り出して巻き
取りロール7に巻き取りながら転写処理を行う。
ボン2の周縁の一端側に設けて、光の透過率または反射
率の違いから前記Y,M,Cを区別するものである。こ
こでは、Yはマーク3,Mはマーク4,Cはマーク5で
表し、反射率で区別するものとして説明する。また、前
記インクリボン2は、供給ロール6から繰り出して巻き
取りロール7に巻き取りながら転写処理を行う。
【0005】前記巻き取りロール7は、その軸を介して
駆動モータ8に接続し、この駆動モータ8の駆動により
前記インクリボン2を巻き取るようにしてある。また、
インクリボン2を挟んで、サーマルヘッド9とプラテン
10とを対向して配置してある。前記サーマルヘッド9
は、ライン式の発熱抵抗体であり、インクリボン2およ
び用紙ロール11から繰り出す用紙12に熱を与えて転
写するためのものである。この時、ブラケット13に取
り付けられた支点14を回転中心としてスプリング15
によりプラテン10に対して押圧するようにしてある。
なお、転写しない時にはモータ16を駆動して変形カム
17を回転し、前記スプリング15の付勢力に抗して押
圧状態を解除するようにしてある。
駆動モータ8に接続し、この駆動モータ8の駆動により
前記インクリボン2を巻き取るようにしてある。また、
インクリボン2を挟んで、サーマルヘッド9とプラテン
10とを対向して配置してある。前記サーマルヘッド9
は、ライン式の発熱抵抗体であり、インクリボン2およ
び用紙ロール11から繰り出す用紙12に熱を与えて転
写するためのものである。この時、ブラケット13に取
り付けられた支点14を回転中心としてスプリング15
によりプラテン10に対して押圧するようにしてある。
なお、転写しない時にはモータ16を駆動して変形カム
17を回転し、前記スプリング15の付勢力に抗して押
圧状態を解除するようにしてある。
【0006】前記プラテン10は、インクリボン2との
間に用紙12を矢印A方向に走行して転写するときに、
用紙12をインクリボン2に押圧するためのものであ
る。18,19はプレッシャローラであり、用紙12を
プラテン10の両脇から押しつけて、プラテン10に用
紙12を接するように補助する。20はセンサであり、
前記インクリボン2のマーク3,4,5の軌跡上に配置
し、上述したように各マークの光の反射を感知する。
間に用紙12を矢印A方向に走行して転写するときに、
用紙12をインクリボン2に押圧するためのものであ
る。18,19はプレッシャローラであり、用紙12を
プラテン10の両脇から押しつけて、プラテン10に用
紙12を接するように補助する。20はセンサであり、
前記インクリボン2のマーク3,4,5の軌跡上に配置
し、上述したように各マークの光の反射を感知する。
【0007】次に、上記構成のサーマルプリンタの転写
動作を説明する。まず始めに、インクリボン2を走行し
てセンサ20の働きによりマーク3を感知して、Yを印
刷初期位置に設定し、用紙12も印刷初期位置に設定す
る。次に、用紙12を矢印A方向に繰り出し、この用紙
12の動きに合わせてインクリボン2を走行し、用紙1
2にYの転写を行い、センサ3がマーク4を感知した
ら、Yの転写が終了する。
動作を説明する。まず始めに、インクリボン2を走行し
てセンサ20の働きによりマーク3を感知して、Yを印
刷初期位置に設定し、用紙12も印刷初期位置に設定す
る。次に、用紙12を矢印A方向に繰り出し、この用紙
12の動きに合わせてインクリボン2を走行し、用紙1
2にYの転写を行い、センサ3がマーク4を感知した
ら、Yの転写が終了する。
【0008】この時、インクリボン2および用紙12の
動きを停止し、用紙12を一端逆送りして、始めの印刷
初期位置に戻す。そして、Yと同様にして、順に、Mを
転写し、Cを転写する。この一回のY,M,Cの転写で
一ラインの転写が終了し、次のラインを上述したように
して転写を行い、これを繰り返して1枚の用紙にカラー
印刷を行う。
動きを停止し、用紙12を一端逆送りして、始めの印刷
初期位置に戻す。そして、Yと同様にして、順に、Mを
転写し、Cを転写する。この一回のY,M,Cの転写で
一ラインの転写が終了し、次のラインを上述したように
して転写を行い、これを繰り返して1枚の用紙にカラー
印刷を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のサーマルプリンタでは、巻き取りロールの駆動
モータを、例えば、DCモータとした場合、トルクが一
定であるために一定の力で巻き取りロールを駆動してイ
ンクリボン2を巻き取っている。このため、巻き取りロ
ールにインクリボンが巻き取られて、次第に巻き取りロ
ールの巻き径が増してきた場合、その巻き取りロールを
駆動するために必要な力が次第に増してくる。
た従来のサーマルプリンタでは、巻き取りロールの駆動
モータを、例えば、DCモータとした場合、トルクが一
定であるために一定の力で巻き取りロールを駆動してイ
ンクリボン2を巻き取っている。このため、巻き取りロ
ールにインクリボンが巻き取られて、次第に巻き取りロ
ールの巻き径が増してきた場合、その巻き取りロールを
駆動するために必要な力が次第に増してくる。
【0010】しかし、上述のように一定の力で巻き取っ
ているため、巻き径の増加に反比例して巻き取りロール
の回転が落ちて走行中のインクリボン2に弛みができ、
この弛みによりジャムが発生し易くなる問題がある。
ているため、巻き径の増加に反比例して巻き取りロール
の回転が落ちて走行中のインクリボン2に弛みができ、
この弛みによりジャムが発生し易くなる問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、前のマ
ークと後のマークとの間の時間を計測する時間計測手段
と、計測された時間と各マーク間の距離との関係から速
度を算出する速度算出手段と、この速度算出手段が算出
した速度を監視してインクリボンの巻き始めから巻き終
わりまでの速度を一定にするようにインクリボンの繰り
出しモータの回転速度を制御する速度制御手段とを設
け、インクリボンの巻き始めから巻き終わりまでの速度
を一定にして、一定張力で引っ張ることを特徴とする。
ークと後のマークとの間の時間を計測する時間計測手段
と、計測された時間と各マーク間の距離との関係から速
度を算出する速度算出手段と、この速度算出手段が算出
した速度を監視してインクリボンの巻き始めから巻き終
わりまでの速度を一定にするようにインクリボンの繰り
出しモータの回転速度を制御する速度制御手段とを設
け、インクリボンの巻き始めから巻き終わりまでの速度
を一定にして、一定張力で引っ張ることを特徴とする。
【0012】
【作用】このような構成によると、インクリボンのマー
クを監視して、各マークが通る時間を計測しているた
め、常にインクリボンの状態を把握して制御する。この
ため、常に一定のフィード力でインクリボンを走行する
ことができるようになる。
クを監視して、各マークが通る時間を計測しているた
め、常にインクリボンの状態を把握して制御する。この
ため、常に一定のフィード力でインクリボンを走行する
ことができるようになる。
【0013】
【実 施 例】以下に図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。なお、従来例と同様のものには、同一の番
号を付し、その説明を省略し、同様の動作をする場合は
その説明を省略する。図1はインクリボンのフィード速
度制御を説明する要部概略ブロック図、図2はリボンド
ライバの一例を示す回路図、図3は制御部の一例を示す
ブロック図、図4はセンサの読み取り信号を説明するタ
イムチャート、図5はセンサの読み取り信号を説明する
タイムチャートである。
を説明する。なお、従来例と同様のものには、同一の番
号を付し、その説明を省略し、同様の動作をする場合は
その説明を省略する。図1はインクリボンのフィード速
度制御を説明する要部概略ブロック図、図2はリボンド
ライバの一例を示す回路図、図3は制御部の一例を示す
ブロック図、図4はセンサの読み取り信号を説明するタ
イムチャート、図5はセンサの読み取り信号を説明する
タイムチャートである。
【0014】図において、21は制御部であり、例え
ば、CPU,ROM,RAM等で構成し、サーマルヘッ
ド制御回路22を介してサーマルヘッド9を制御する。
さらに、I/Oポート23を通して、用紙モータドライ
バ24を介し用紙モータ25を制御し、ヘッドモータド
ライバ26を介しヘッドアップモータ16を制御し、駆
動モータドライバ27を介し駆動モータ8を制御し、セ
ンサ受信回路28を介しセンサ20からの信号を受け、
また、タイマ回路29を制御する。
ば、CPU,ROM,RAM等で構成し、サーマルヘッ
ド制御回路22を介してサーマルヘッド9を制御する。
さらに、I/Oポート23を通して、用紙モータドライ
バ24を介し用紙モータ25を制御し、ヘッドモータド
ライバ26を介しヘッドアップモータ16を制御し、駆
動モータドライバ27を介し駆動モータ8を制御し、セ
ンサ受信回路28を介しセンサ20からの信号を受け、
また、タイマ回路29を制御する。
【0015】前記サーマルヘッド制御回路22は、例え
ば、印刷情報であるデータ、ヘッド転送用の同期クロッ
ク、ラッチ、同期クロックに合わせてデータを検出する
制御信号であるストローブを出力してサーマルヘッド9
を制御する。前記駆動モータドライバ27により、駆動
モータ8の回転数を数段階に分けて駆動モータ8の回転
速度を段階的に制御して、インクリボン2のフィード速
度を変化するようにしてある。前記駆動モータ8の回転
速度を段階的に変えるためには、例えば、トランジスタ
を段階数に応じて設け、そのトランジスタのスイッチン
グ動作により段階的に変化するようにする。
ば、印刷情報であるデータ、ヘッド転送用の同期クロッ
ク、ラッチ、同期クロックに合わせてデータを検出する
制御信号であるストローブを出力してサーマルヘッド9
を制御する。前記駆動モータドライバ27により、駆動
モータ8の回転数を数段階に分けて駆動モータ8の回転
速度を段階的に制御して、インクリボン2のフィード速
度を変化するようにしてある。前記駆動モータ8の回転
速度を段階的に変えるためには、例えば、トランジスタ
を段階数に応じて設け、そのトランジスタのスイッチン
グ動作により段階的に変化するようにする。
【0016】例えば、図2に示すように、2段階に駆動
モータ8の回転数を変える場合には、2個のトランジス
タTr0,Tr1を用いてスイッチング動作を行う。こ
の場合、トランジスタTr0,Tr1のエミッタ側に
は、常に例えば24Vの電圧をかけ、コレクタ側にはそ
れぞれ違う抵抗値の抵抗R0,R1を介して、駆動モー
タ8に接続する。ここで、R0>R1とする。また、ベ
ース側には、それぞれ制御信号P0,P1が入力するよ
うにしてあり、各制御信号の入力により各トランジスタ
がON,OFFするようにする。このようにすると、駆
動モータ8に与える電流値を変えて回転速度を変化させ
ることができる。
モータ8の回転数を変える場合には、2個のトランジス
タTr0,Tr1を用いてスイッチング動作を行う。こ
の場合、トランジスタTr0,Tr1のエミッタ側に
は、常に例えば24Vの電圧をかけ、コレクタ側にはそ
れぞれ違う抵抗値の抵抗R0,R1を介して、駆動モー
タ8に接続する。ここで、R0>R1とする。また、ベ
ース側には、それぞれ制御信号P0,P1が入力するよ
うにしてあり、各制御信号の入力により各トランジスタ
がON,OFFするようにする。このようにすると、駆
動モータ8に与える電流値を変えて回転速度を変化させ
ることができる。
【0017】次に、従来と同様にして印刷動作をしてい
る場合に、次第にインクリボン2が巻き取りローラ7に
巻き取られてくると、従来のように巻き取りローラ7の
回転が遅くなりそうになり、インクリボン2のフィード
速度も遅くなりそうになる場合に、インクリボン2を一
定のフィード速度に制御して、インクリボン2のフィー
ド力を一定にする動作を説明する。
る場合に、次第にインクリボン2が巻き取りローラ7に
巻き取られてくると、従来のように巻き取りローラ7の
回転が遅くなりそうになり、インクリボン2のフィード
速度も遅くなりそうになる場合に、インクリボン2を一
定のフィード速度に制御して、インクリボン2のフィー
ド力を一定にする動作を説明する。
【0018】インクリボン2の走行が初期の頃、すなわ
ち、巻き取りロール7の巻き径が小さい場合には、制御
部21からの制御信号P0を駆動モータドライバ27に
与えて、図2に示すトランジスタTr0を動作させて、
抵抗R0を通して駆動モータ8に電流を流している。こ
の時には、センサ20は、図4に示すように、時間t1
毎にマーク3,4,5を感知している。
ち、巻き取りロール7の巻き径が小さい場合には、制御
部21からの制御信号P0を駆動モータドライバ27に
与えて、図2に示すトランジスタTr0を動作させて、
抵抗R0を通して駆動モータ8に電流を流している。こ
の時には、センサ20は、図4に示すように、時間t1
毎にマーク3,4,5を感知している。
【0019】また、センサ20は各マークの感知毎に信
号をタイマ回路29に送る。このタイマ回路29では、
各マークの感知毎にリセットしなおして各マークの間の
時間を計測し、その時間をI/Oポート23を通して制
御部21に送っている。制御部21は、例えば、図3に
示すように、記憶部30に記憶してある各マーク間距離
を前記時間で割ってインクリボン2のフィード速度を除
算器31で算出する。そして、このフィード速度は、比
較器32で、予め設定しておいたフィード速度を記録部
33から取り出してその都度比較し、その比較の結果を
判断部34に送る。
号をタイマ回路29に送る。このタイマ回路29では、
各マークの感知毎にリセットしなおして各マークの間の
時間を計測し、その時間をI/Oポート23を通して制
御部21に送っている。制御部21は、例えば、図3に
示すように、記憶部30に記憶してある各マーク間距離
を前記時間で割ってインクリボン2のフィード速度を除
算器31で算出する。そして、このフィード速度は、比
較器32で、予め設定しておいたフィード速度を記録部
33から取り出してその都度比較し、その比較の結果を
判断部34に送る。
【0020】そして、判断部34では、次第に巻き取り
ローラ7の巻き径が大きくなってきて、図5に示すよう
に、時間t1よりも長い時間t2毎にマーク3,4,5
を感知した場合であって、算出したフィード速度が予め
設定しておいたフィード速度よりも小さいときには、イ
ンクリボン2が弛まないように、フィード速度を速くす
る制御信号P1をI/Oポート23を通して駆動モータ
ドライバ27に与え、これと同時に制御信号P0を切る
動作を行う。
ローラ7の巻き径が大きくなってきて、図5に示すよう
に、時間t1よりも長い時間t2毎にマーク3,4,5
を感知した場合であって、算出したフィード速度が予め
設定しておいたフィード速度よりも小さいときには、イ
ンクリボン2が弛まないように、フィード速度を速くす
る制御信号P1をI/Oポート23を通して駆動モータ
ドライバ27に与え、これと同時に制御信号P0を切る
動作を行う。
【0021】すると、トランジスタTr0がOFFし、
これと同時にトランジスタTR1がONする。これによ
り、電流が抵抗R1を通って駆動モータ4に流れるよう
になり、電流値が切り換わる。この電流値が切り換わっ
たことで、駆動モータ4の回転数が増え、インクリボン
2のフィード速度を速くして印刷動作を行う。
これと同時にトランジスタTR1がONする。これによ
り、電流が抵抗R1を通って駆動モータ4に流れるよう
になり、電流値が切り換わる。この電流値が切り換わっ
たことで、駆動モータ4の回転数が増え、インクリボン
2のフィード速度を速くして印刷動作を行う。
【0022】なお、以上の説明では、制御信号P0,P
1の2つの場合で、2段階に電流値を変える場合を説明
したが、さらに、P2,P3・・・と増やして、トラン
ジタもこれに応じて増やすことで、リボン巻き径に応じ
て、より細かな電流制御が可能となる。また、この場
合、前記記録部33に記憶するフィード速度は、複数用
意して、制御信号およびトランジスタに対応するように
する。
1の2つの場合で、2段階に電流値を変える場合を説明
したが、さらに、P2,P3・・・と増やして、トラン
ジタもこれに応じて増やすことで、リボン巻き径に応じ
て、より細かな電流制御が可能となる。また、この場
合、前記記録部33に記憶するフィード速度は、複数用
意して、制御信号およびトランジスタに対応するように
する。
【0023】なお、上記実施例では、算出したフィード
速度と予め決めたフィード速度とを比較しているが、こ
れらのフィード速度に対応する時間同志を直接に比較し
てもよいし、フィード力を算出してこのフィード力と予
め設定したフィード力とを比較するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、センサ20でインクリボン2
の各マークを監視して予め決めたものと比較している
が、巻き取りロール7の駆動モータ8の回転速度を直接
に監視して、この回転速度が一定の速度を越えたときに
この回転速度を変えるように制御してインクリボンのフ
ィード速度を一定にするようにしてもよい。
速度と予め決めたフィード速度とを比較しているが、こ
れらのフィード速度に対応する時間同志を直接に比較し
てもよいし、フィード力を算出してこのフィード力と予
め設定したフィード力とを比較するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、センサ20でインクリボン2
の各マークを監視して予め決めたものと比較している
が、巻き取りロール7の駆動モータ8の回転速度を直接
に監視して、この回転速度が一定の速度を越えたときに
この回転速度を変えるように制御してインクリボンのフ
ィード速度を一定にするようにしてもよい。
【0024】以上説明した実施例によれば、インクリボ
ン2のフィード速度を監視することで、このフィード速
度に対応したインクリボン2のフィード力を一定にする
ことができるため、インクリボン2に弛みが生じにくく
することが可能となる。
ン2のフィード速度を監視することで、このフィード速
度に対応したインクリボン2のフィード力を一定にする
ことができるため、インクリボン2に弛みが生じにくく
することが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のサーマルプ
リンタは、走行中のインクリボンの前のマークと後のマ
ークとの間の時間を計測する時間計測手段と、計測され
た時間と各マーク間の距離との関係から速度を算出する
速度算出手段と、この速度算出手段が算出した速度を監
視してインクリボンの巻き始めから巻き終わりまでの速
度を一定にするようにインクリボンの繰り出しモータの
回転速度を制御する速度制御手段とを設け、インクリボ
ンの巻き始めから巻き終わりまでの速度を一定にして、
一定張力で引っ張るようにして、インクリボンに弛みが
生じないようにすることができるようにした。
リンタは、走行中のインクリボンの前のマークと後のマ
ークとの間の時間を計測する時間計測手段と、計測され
た時間と各マーク間の距離との関係から速度を算出する
速度算出手段と、この速度算出手段が算出した速度を監
視してインクリボンの巻き始めから巻き終わりまでの速
度を一定にするようにインクリボンの繰り出しモータの
回転速度を制御する速度制御手段とを設け、インクリボ
ンの巻き始めから巻き終わりまでの速度を一定にして、
一定張力で引っ張るようにして、インクリボンに弛みが
生じないようにすることができるようにした。
【0026】このため、インクリボンの巻き径の増加に
伴って変動する駆動モータの負荷に対して常に一定のフ
ィード力でインクリボンを走行することができるように
なるという効果が得られる。また、モータのバックラッ
シュ、部品の取り付け誤差、抵抗値のバラツキ等に対し
ても常に一定のフィード力でインクリボンを走行できる
ようになり、印刷動作時にインクリボンジャムによるエ
ラーが発生しなくなり、インクリボンおよび記録紙のシ
ワ等による印刷品位の劣化も防ぐことができるという効
果が得られる。
伴って変動する駆動モータの負荷に対して常に一定のフ
ィード力でインクリボンを走行することができるように
なるという効果が得られる。また、モータのバックラッ
シュ、部品の取り付け誤差、抵抗値のバラツキ等に対し
ても常に一定のフィード力でインクリボンを走行できる
ようになり、印刷動作時にインクリボンジャムによるエ
ラーが発生しなくなり、インクリボンおよび記録紙のシ
ワ等による印刷品位の劣化も防ぐことができるという効
果が得られる。
【図1】インクリボンのフィード速度制御を説明する要
部概略ブロック図である。
部概略ブロック図である。
【図2】駆動モータドライバの一例を示す回路図であ
る。
る。
【図3】制御部の一例を示すブロック図である。
【図4】センサの読み取り信号を説明するタイムチャー
トである。
トである。
【図5】センサの読み取り信号を説明するタイムチャー
トである。
トである。
【図6】従来のサーマルプリンタの一例を示す要部概略
斜視図である。
斜視図である。
【図7】インクリボンの表面を説明する一部正面図であ
る。
る。
1 サーマルプリンタ 2 インクリボン 3,4,5 マーク 6 供給ロール 7 巻き取りロール 8 駆動モータ 20 センサ 21 制御部 23 I/Oポート 27 駆動モータドライバ 28 センサ受信回路 29 タイマ回路 30 記録部 31 除算部 32 比較部 33 記憶部 32 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾形 秀一郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 供給ロールから繰り出すインクリボンの
幅方向の一端側に長手方向に等間隔に並べたマークを読
み取り手段で読み取りながら、駆動モータを駆動して巻
き取りロールにインクリボンを巻き取り、このインクリ
ボンの動きに合わせて記録紙をサーマルヘッド上を走行
させ印刷するサーマルプリンタにおいて、 前のマークと後のマークとの間の時間を計測する時間計
測手段と、計測された時間と各マーク間の距離との関係
から速度を算出する速度算出手段と、この速度算出手段
が算出した速度を監視してインクリボンの巻き始めから
巻き終わりまでの速度を一定にするようにインクリボン
の繰り出しモータの回転速度を制御する速度制御手段と
を設け、インクリボンの巻き始めから巻き終わりまでの
速度を一定にして、一定張力で引っ張ることを特徴とす
るサーマルプリンタ。 - 【請求項2】 供給ロールから繰り出すインクリボンの
幅方向の一端側に長手方向に等間隔に並べたマークを読
み取り手段で読み取りながら、駆動モータを駆動して巻
き取りロールにインクリボンを巻き取り、このインクリ
ボンの動きに合わせて記録紙をサーマルヘッド上を走行
させ印刷するサーマルプリンタにおいて、 前のマークと後のマークとの間の時間を計測する時間計
測手段と、この時間計測手段が算出した時間を監視して
インクリボンの巻き始めから巻き終わりまでに各マーク
を検出する時間を一定にするようにインクリボンの繰り
出しモータの回転速度を制御する速度制御手段とを設
け、インクリボンの巻き始めから巻き終わりに各マーク
を検出する時間を一定にして、一定張力でインクリボン
を引っ張るようにしたことを特徴とするサーマルプリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16215894A JPH0825767A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16215894A JPH0825767A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825767A true JPH0825767A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15749140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16215894A Pending JPH0825767A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015150800A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | 三菱電機株式会社 | 熱転写プリンタ |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP16215894A patent/JPH0825767A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015150800A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | 三菱電機株式会社 | 熱転写プリンタ |
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