JPH08256788A - ムチンの製造法 - Google Patents

ムチンの製造法

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JPH08256788A
JPH08256788A JP7092992A JP9299295A JPH08256788A JP H08256788 A JPH08256788 A JP H08256788A JP 7092992 A JP7092992 A JP 7092992A JP 9299295 A JP9299295 A JP 9299295A JP H08256788 A JPH08256788 A JP H08256788A
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JP
Japan
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mucin
water
soluble fraction
fat
membrane
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JP7092992A
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English (en)
Inventor
Fumio Ito
文雄 伊藤
Hiroshi Tanaka
博 田中
Junko Kubo
純子 久保
Tetsuo Nakamura
哲郎 中村
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SHOKUHIN SANGYO ECO PROCESS GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
SHOKUHIN SANGYO ECO PROCESS GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブタ内臓の洗浄あるいは煮沸廃液からムチン
を製造する方法を提供する。 【構成】 ムチンを含むブタ内臓の洗浄あるいは煮沸廃
液を解乳化して脂肪を除去した後、膜処理やプロテアー
ゼ処理を行うことにより、低分子化したムチンを得る。 【効果】 従来、廃棄されていたムチンを含むブタ内臓
の洗浄あるいは煮沸廃液から、溶解性の良好なムチンを
回収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ムチンを含むブタ内臓
の洗浄あるいは煮沸廃液から低分子化したムチンを製造
する方法に関する。本発明の方法により得られる低分子
化したムチンは、良好な溶解性を有すると共に病原性細
菌の付着阻害活性を有するので、食品、化粧品あるいは
医薬品の素材として有用である。
【0002】
【従来の技術】ムチンは、哺乳動物の上皮性細胞、粘
膜、耳下腺や顎下腺あるいは舌下腺などの唾液腺、胃や
腸などの消化管に存在する粘液糖タンパク質である。こ
のムチンは、例えば、胃の表層粘液細胞、胃底腺副細胞
あるいは幽門腺粘液細胞で生合成されて胃液中に分泌さ
れ、胃液の構成成分として食物を包括し、胃粘膜を保護
しながら食物を混合、消化する作用を担っている。ま
た、粘液ゲル層を形成して胃の内壁を覆い、胃酸やペプ
シンなどの刺激から胃粘膜を保護する防御作用を担って
いる。
【0003】ムチンは超巨大分子量物質であり、メルカ
プトエタノール還元やプロテアーゼ消化などの処理によ
り得られる分子量2,000kDa〜3,000kDaのサブユニットや
分子量300kDa〜400kDaのモノマーにおいても高分子量物
質である。この高分子量のムチン分子は、10〜20%(w/
w) のタンパク質と80〜90%(w/w) の糖質で構成されて
おり、また、ムチン中に含まれるムチン糖鎖の構成糖
は、L−フコース、D−ガラクトース、N−アセチル−
D−グルコサミン、N−アセチル−D−ガラクトサミン
及びシアル酸である。そして、L−フコースを多く含む
フコムチン、シアル酸を多く含むシアロムチン及び硫酸
基を多く含むスルホムチンに分類される。
【0004】また、ムチン糖鎖は、N−アセチル−D−
ガラクトサミンを介してポリペプチド中のセリン又はス
レオニンにO−グリコシド結合している。そして、4〜
5個のアミノ酸残基当たり1本の割合でムチン糖鎖が結
合しており、ムチン1分子では、合計 150本以上のムチ
ン糖鎖がポリペプチドに密に結合した構造を有してい
る。このように、ムチンは特異な糖鎖構造を有するの
で、プロテアーゼが作用し難いという性質を有すると共
に、粘性が高く、水に難溶性を示す。
【0005】従来、ムチンの抽出、分離、精製などにつ
いては、上皮性細胞、粘膜、耳下腺や顎下腺あるいは舌
下腺などの唾液腺、胃や腸などの消化管を出発材料とす
る実験室レベルの方法が良く知られている [生化学実験
講座4 糖質の化学 (上) , pp.155-170, 東京化学同人,
1976年発行] 。例えば、ウシやヒツジなどの顎下腺に存
在するムチンはシアル酸含量の高いシアロムチンである
ので、セチルピリジニウムクロリド(CPC)やセチル
トリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)などの4
級アンモニウム塩で沈澱するという性質を利用し、分離
回収されている。また、消化管粘膜や粘液ゲル層などに
存在するムチンは顎下腺に存在するムチンとは異なり、
L−フコースを多く含むフコムチンが主体となっている
ので、シアロムチンやスルホムチンのように4級アンモ
ニウム塩と不溶性複合体を形成させたり、酸性とし、沈
澱物としてムチンを分離回収する方法ではなく、ムチン
を可溶化した後、高分子量画分を分離回収する方法が用
いられている。すなわち、ムチンを含む粘膜を組織から
掻き取った後、ホモゲナイズしてムチンを可溶化する。
なお、ムチンを可溶化する方法としては、グアニジン塩
酸、尿素、塩溶液、界面活性剤、例えばTriton X-100な
どを用い重合体のままの分子として抽出する方法や還元
剤又はプロテアーゼ処理を行いサブユニットやモノマー
として抽出する方法がある。そして、これらの方法によ
りムチンを可溶化した後、遠心分離や濾過などの処理に
より残査を除去し、ゲル濾過やエタノール沈澱などの処
理により高分子量画分を分離回収する。さらに、消化液
からムチンを分離する際には、消化液のpHを中性に調整
し、消化液の濃度が低い場合は消化液を濃縮した後、ゲ
ル濾過することにより行う。そして、脂質、核酸、グル
コサミノグルカンなどの不純物を除去する際には、適
宜、有機溶媒による抽出やプロテアーゼによる加水分解
を行い、また、共存するタンパク質については、密度勾
配超遠心法などの方法で除去している。
【0006】一方、ムチンを含むブタの胃、小腸及び大
腸などの内臓は、食品素材として利用されている現状に
ある。しかし、従来の方法でブタの胃、小腸あるいは大
腸からムチンを分離回収すると、食用には不適当な抽出
溶剤や有機溶媒などを使用するので、ムチンを分離回収
した後、これらの胃、小腸あるいは大腸を食品素材とし
て利用することはできないという問題がある。
【0007】なお、生体内におけるムチンの生理的な作
用については、細胞間に存在して水を保持することによ
るイオンバランスの維持、軟骨の石灰化、組織の繊維
化、創傷の癒合、肉芽形成の促進、細菌やウイルスの感
染に対する防御、関節滑性液による潤滑作用、血液凝固
作用、血中コレステロールの血管壁沈着防止作用などが
知られている。また、ムチンは、胃腸粘膜保護剤として
胃や腸の潰瘍治療剤に配合されたり、胃の低酸症や胃炎
などの治療剤として利用されたり、ビタミンB12やアミ
ノ酸の腸管吸収の増強作用、リゾチームの活性化作用あ
るいは脂肪の分散化作用など成長促進を目的として乳児
用ミルクに配合し利用されている。さらには、創傷治癒
促進作用、保湿効果あるいは乳化特性などを有するの
で、化粧品素材としても利用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述し
たように食品、医薬品あるいは化粧品などの有用な素材
として用いることのできるムチンを製造するに際して、
ブタの胃、小腸、大腸などの内臓を原料とし、かつ、ム
チンを分離回収した後のブタの胃、小腸あるいは大腸に
ついても食品素材としての価値を維持できるようなムチ
ンの製造法を開発することを目的として鋭意研究を進め
ていたところ、屠殺場などにおいてブタから摘出した
胃、小腸、大腸などの内臓を洗浄あるいは煮沸(ボイ
ル)した廃液に比較的多量のムチンが含まれていること
を確認し、さらに、このムチンを含む廃液に種々の操作
を施すことにより、比較的容易にムチンを分離回収する
ことができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。したがって、本発明は、食品素材として利用される
ブタの胃、小腸、大腸などの内臓を洗浄あるいはボイル
した廃液を原料とし、ムチンを分離回収して製造する方
法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】従来、中小規模の屠殺場
においては、以下のようにして、ブタの胃、小腸、大腸
などの内臓の加工を行っている。例えば、ブタから摘出
した胃、小腸、大腸などの内臓の内側の粘膜層を外側に
反転させた後、流水で軽く洗浄することにより飼料など
の内容物を除去する。そして、家庭用洗濯機に類似の撹
拌式洗浄機で、流水中、5分間〜20分間撹拌し、胃、小
腸、大腸などの内臓の粘膜に付着している粘液を分離除
去した後、 100℃に加熱した熱湯中で胃、小腸、大腸な
どの内臓をボイルし、食肉加工業者に卸している。ま
た、ボイル兼用洗浄機を用い、胃、小腸、大腸などの内
臓の撹拌洗浄とボイルを同時に行う屠殺場もある。な
お、ムチンを含有する洗浄廃液やボイル廃液は、廃水処
理した後、廃棄されている。そこで、このムチンを含有
する洗浄廃液やボイル廃液に着目し、これらの廃液から
ムチンを分離回収する方法を検討して、以下のような方
法を確立した。
【0010】まず、洗浄廃液やボイル廃液から脂肪を除
去する。すなわち、廃液を好ましくは1.0mm 程度の網目
間隔のステンレス製メッシュを用いて濾過し、廃液中に
含まれる脂肪片や肉片などを除去した後、この濾液を調
合タンクに回収する。そして、水で撹拌洗浄して得られ
た廃液、すなわち、非加熱洗浄で得られた廃液の場合、
好ましくは38℃以上の温度に加温しながら、また、熱湯
で撹拌洗浄して得られた廃液、すなわち、加熱洗浄で得
られた廃液の場合、好ましくは38℃以上の温度に保持し
ながら、解乳化剤を加えずに、もしくは、廃液に対して
0.5〜10%(w/w) 、好ましくは 0.5〜5%(w/w) となる
よう解乳化剤として1価あるいは2価の陽イオンを含む
塩類を撹拌しながら加えて、乳化状態で存在する脂肪を
解乳化させる。この際、調合タンク内の廃液を加温する
方法としては、生蒸気を廃液に直接吹き込む方法、調合
タンクのジャケットに生蒸気を吹き込む方法、調合タン
クのジャケットに温水を循環させる方法、廃液をプレー
ト型熱交換器に通液して加温する方法などを適用するこ
とができる。また、解乳化剤として使用可能な1価ある
いは2価の陽イオンを含む塩類としては、種々のナトリ
ウム塩、カリウム塩、カルシウム塩などを例示すること
ができる。そして、この解乳化溶液の水溶液層と脂肪層
を分離させ、水溶液層を回収する。水溶液層を回収する
方法としては、解乳化溶液を調合タンク内で静置し、分
離した下層の水溶液層を調合タンク下部より排出して回
収する方法、バッチ式遠心分離機やクラリファイヤーな
どの連続式遠心分離機で遠心分離することにより脂肪層
を完全に分離除去し、水溶液層を回収する方法などを適
用することができる。このように、廃液から脂肪を除去
する処理を実施することにより、廃液中に含まれる脂肪
を最大98%(w/v) 程度まで除去することができる。この
ようにして、脂肪を除去したムチンを含む水溶性画分を
得る。
【0011】次に、脂肪を除去したムチンを含む水溶性
画分について、平均分画分子量 10kDa〜1,000kDa、好ま
しくは300kDa〜1,000kDaの限外濾過(UF)膜、あるい
は、平均細孔径0.10〜0.50μm 、好ましくは0.10〜0.30
μm の精密濾過(MF)膜で処理し、分子量 10kDa〜30
0kDaの夾雑する糖タンパク質を濾液側に排出させると共
に、ムチンを含む画分を濃縮液側に濃縮する。ここで使
用するUF膜又はMF膜について、材質やモジュール形
態など特に制限はないが、粘性の高いムチンを含む水溶
性画分を処理しなければならないので、目詰まりし難
く、洗浄や殺菌が容易な膜を使用することが好ましく、
例えば、日本ガイシ社製のUF用セラミック膜フィルタ
ー(Cefilt-UF、分画分子量 150kDa)やMF用セラミック
膜フィルター(Cefilt-MF、平均細孔径 0.1μm 〜 0.5μ
m)などを例示することができる。また、MF装置やUF
装置としては、アミコン社製のダイアフロー撹拌式セル
・モデル8000シリーズ、ダウ社製のモデル LABO-20など
を例示することができる。なお、ムチンを含む画分をさ
らに濃縮する場合は、MF膜やUF膜で処理しても良い
し、大型のロータリーエバポレーターや遠心式蒸発器な
どのバッチ式蒸発濃縮器、あるいは、連続式蒸発濃縮器
で処理しても良い。なお、MF膜又はUF膜で処理する
ことにより、濃縮と同時に、解乳化剤として使用した1
価あるいは2価の陽イオンを含む塩類を脱塩することが
できる。さらに、この濃縮液をドラム乾燥器や伝導撹拌
乾燥器などの乾燥器で乾燥又は半乾燥しても良い。この
ようにして、濃縮したムチンを含む水溶性画分を得る。
【0012】なお、必要に応じて、濃縮したムチンを含
む水溶性画分に残存する脂肪を除去しても良い。すなわ
ち、炭素数5〜10の直鎖炭化水素、メタノール、エタノ
ール、2−プロパノールなどのアルコール類、ジエチル
エーテルや石油エーテルなどのエーテル類、アセトンや
アセトニトリルなどの有機溶媒を単独又は適宜混合し
て、濃縮したムチンを含む水溶性画分の溶液に対し10〜
50%(v/v) となるよう加え、充分に撹拌混合して残存す
る脂肪を完全に有機溶媒層に抽出分離し、ムチンを含む
水溶液層を回収する。また、このような撹拌混合操作に
よる液−液抽出法以外に、向流液−液抽出法などで残存
する脂肪を除去することもできる。そして、炭素数5〜
10の直鎖炭化水素、メタノール、エタノール、2−プロ
パノールなどのアルコール類、ジエチルエーテルや石油
エーテルなどのエーテル類、アセトンやアセトニトリル
などの有機溶媒を単独又は適宜混合して、回収された水
溶液層の水溶液に対し50〜80%(v/v) となるよう加え、
ムチンを沈澱として回収する。
【0013】さらに、濃縮したムチンを含む水溶性画分
については、夾雑する糖タンパク質を除去する前処理と
して、プロテアーゼで処理する。使用するプロテアーゼ
については、特に制限は無いが、実質的にグリコシダー
ゼを含まないプロテアーゼを使用することが好ましい。
なお、ムチン糖鎖に含まれるL−フコースは糖鎖の非還
元末端側のD−ガラクトースにα−ケトシド結合してい
るが、このα−ケトシド結合は、L−フコース以外のム
チン糖鎖の構成糖であるD−ガラクトース、N−アセチ
ル−D−ガラクトサミン及びN−アセチル−D−グルコ
サミン相互の結合様式であるβ−ケトシド結合と比較
し、酸性条件下での安定性が低いので、至適pHが酸性側
にある酸性プロテアーゼの使用は避けたほうが良い。ま
た、ムチン糖鎖はN−アセチル−D−ガラクトサミンを
介してポリペプチド中のセリン又はスレオニンにO−グ
リコシド結合しているが、このO−グリコシド結合は、
アルカリ条件下で不安定であり、いわゆるピーリング反
応と呼ばれるN−アセチル−D−ガラクトサミンの六炭
糖構造の開列及びムチン糖鎖の離脱を誘発するので、至
適pHがアルカリ側にあるアルカリプロテアーゼの使用も
避けたほうが良い。したがって、至適pHが中性付近のプ
ロテアーゼを選択することが特に好ましい。そして、プ
ロテアーゼ処理は、固形分が1〜20%(w/v) となる調製
したムチン溶液に、ムチンの固形重量に対して 0.1〜1
%(w/w) 、好ましくは 0.1〜 0.5%(w/w) となるようプ
ロテアーゼを添加し、10〜80℃、好ましくは20〜75℃の
温度範囲で、1〜60時間、好ましくは3〜48時間行えば
良い。このようにして、ムチンを低分子化すると共に、
夾雑する糖タンパク質の分子量を 10kDa以下とすること
ができ、低分子化したムチンを含む水溶性画分を得るこ
とができる。
【0014】最後に、この低分子化したムチンを含む水
溶性画分について、平均分画分子量10kDa〜1,000kDa、
好ましくは100kDa〜300kDaのUF膜で処理し、分子量 1
0kDa以下の夾雑する糖タンパク質を濾液側に排出させる
と共に、低分子化したムチンを濃縮液側に濃縮すること
ができる。このようにして得られたムチンは、必要に応
じ乾燥し、食品、化粧品あるいは医薬品の素材として使
用することができる。
【0015】次に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明する。
【実施例1】屠殺したブタから摘出した胃内側の粘膜層
を外側に反転し、飼料などの内容物を流水により軽く洗
浄して除去した後、ブタ胃袋ボイル兼用洗浄機(六星工
業社製)中に50頭分の胃を投入し、生蒸気を吹き込んで
100℃に加熱した熱湯90リトルを加えてボイルしながら
15分間撹拌洗浄した。そして、回収したボイル廃液約10
0リットルをステンレスメッシュ(平織網目;1.0mm)で
粗濾過し、ボイル廃液中に含まれる脂肪片や肉片を除去
した。この濾液に対して5重量%となるように塩化カリ
ウムを加え、均質機(三和機械社製)で加圧、均質(温
度;50〜60℃、圧力;150kg/cm2)し、ボイル廃液中に乳
化している脂肪を解乳化させた後、連続超高速遠心機
(セパ社製)で連続遠心分離(室温、20,000rpm;20,000
×g)し、水溶液層と脂肪層を分離して水溶液層とペレッ
トを回収した。
【0016】次に、この水溶液層を精密濾過(MF)し
た。なお、MF膜はセラミック製のCefilt-MF(平均細孔
径; 0.1〜 0.5μm 、膜面積;0.35m2、日本ガイシ社
製)を、MF濾過装置はフィルトレーションエンジニア
リング社製テストユニットを、それぞれ使用した。約 1
00リットルの溶液が約10リットルの溶液になるまで濃縮
(原液濃縮倍率;1/10)した後、20リットルのイオン交換
水を加えながら最終的に10リットルになるまで再濃縮し
た。そして、先に回収していたペレットとこの濃縮液10
リットルとをエースホモジナイザー(日本精機製作所社
製)で撹拌混合(100rpm、10分間)して溶解させた。こ
の撹拌混合溶液を調合タンクに移し、過飽和の水酸化ナ
トリウムを滴下してpHを 8.0に調整した後、ノボ・トリ
プシン PTN6.0S(ノボ・インダストリージャパン社製)
をムチンの固形重量に対して 0.5%(w/w) となるよう、
すなわち、撹拌混合溶液に対して0.0025%(w/v) となる
よう加えて溶解し、45℃で24時間緩やかに撹拌しながら
プロテアーゼ処理した。処理終了後、調合タンクのジャ
ケットに温水を循環させて85℃で20分間保持し、ノボ・
トリプシン PTN6.0Sを加熱失活させ、高速冷却遠心機
(トミー精工社製)で遠心分離(温度;4℃、8,500rp
m;13,600×g 、20分間)して上層の水溶液層を分離回
収した。水溶液層をトーヨー濾紙 No.5A(平均細孔径;7
μm)で濾過した。
【0017】最後に、この濾液の限外濾過(UF)処理
した。なお、UF膜はダイアフローメンブランXM-300
(平均分画分子量;300kDa、膜面積;45cm2、アミコン社
製)を、UF濾過装置はアミコン社製モデル8400セル
を、それぞれ使用した。約10リットルの濾液が 0.1リッ
トルになるまで濃縮(原液濃縮倍率;1/100) した後、
0.2リットルのイオン交換水を加え、最終的に 0.1リッ
トルになるまで再濃縮した。そして、この濃縮液を凍結
乾燥し、ブタ胃ムチン 12.0gを得た。
【0018】
【実施例2】屠殺したブタから摘出した胃内側の粘膜層
を外側に反転し、飼料などの内容物を流水により軽く洗
浄して除去した後、ブタ胃袋ボイル兼用洗浄機(六星工
業社製)中に50頭分の胃を投入し、水道水 100リトルを
加えて加温せずに15分間撹拌洗浄した。そして、回収し
た洗浄廃液約 100リットルをステンレスメッシュ(平織
網目;1.0mm)で荒濾過し、洗浄廃液中に含まれる脂肪片
や肉片を除去した。この濾液を調合タンクに回収し、調
合タンクのジャケットに温水を循環させて濾液を40℃に
加温後、この濾液に対して5重量%となるように塩化カ
リウムを加え、均質機 (三和機械社製) で加圧、均質
(温度;50〜60℃、圧力;150kg/cm2)し、洗浄廃液中に
乳化している脂肪を解乳化させた後、連続超高速遠心機
(セパ社製)で連続遠心分離(室温、20,000rpm;20,000
×g)し、水溶液層と脂肪層を分離して水溶液層とペレッ
トを回収した。
【0019】次に、この水溶液層の溶液を精密濾過(M
F)した。なお、MF膜はセラミック製のCefilt-MF(平
均細孔径; 0.1〜 0.5μm 、膜面積;0.35m2、日本ガイ
シ社製)を、MF濾過装置はフィルトレーションエンジ
ニアリング社製テストユニットを、それぞれ使用した。
約 100リットルの溶液が約10リットルの溶液になるまで
濃縮(原液濃縮倍率;1/10)した後、20リットルのイオン
交換水を加えながら最終的に10リットルになるまで再濃
縮した。そして、先に回収していたペレットとこの濃縮
液10リットルとをエースホモジナイザー(日本精機製作
所社製)で撹拌混合(100rpm、10分間)して溶解させ、
この混合液を中型ロータリーエバポレーター(柴田科学
機械工業社製)で2リットルになるまで濃縮(原液濃縮
倍率;1/5)した後、この濃縮液に対して50%(v/v) とな
るように99.5%(v/v) エタノールを加え、エースホモジ
ナイザーで撹拌混合(100rpm、10分間)し、残存する脂
肪を完全にエタノール層に溶解させた。そして、撹拌混
合液を静置し、分離した上層のエタノール層をデカンテ
ーションし、分離除去した後、沈澱物を回収した。沈澱
物に微量残存するエタノールを風乾させた後、沈澱物に
2.5%(w/v) となるようイオン交換水を加え、エースホ
モジナイザーで撹拌混合(100rpm、10分間)して溶解さ
せた。この撹拌混合液を調合タンクに移し、過飽和の水
酸化ナトリウムを滴下してpHを 8.0に調整した後、ノボ
・トリプシン PTN6.0S(ノボ・インダストリージャパン
社製)をムチンの固形重量に対して 0.5%(w/w) となる
よう加えて溶解し、45℃で24時間緩やかに撹拌しながら
プロテアーゼ処理した。処理終了後、調合タンクのジャ
ケットに温水を循環させて85℃で20分間保持し、ノボ・
トリプシン PTN6.0Sを加熱失活させ、高速冷却遠心機
(トミー精工社製)で遠心分離(温度;4℃、8,500rp
m;13,600×g 、20分間)して上層の水溶液層を分離回
収した。水溶液層をトーヨー濾紙 No.5A(平均細孔径;7
μm)で濾過した。 最後に、この濾液の限外濾過(U
F)処理した。なお、UF膜はダイアフローメンブラン
XM-300(平均分画分子量;300kDa、膜面積;45cm2、アミ
コン社製)を、UF濾過装置はアミコン社製モデル8400
セルを、それぞれ使用した。約10リットルの濾液が 0.1
リットルになるまで濃縮(原液濃縮倍率;1/100) した
後、 0.2リットルのイオン交換水を加え、最終的に 0.1
リットルになるまで再濃縮した。そして、この濃縮液を
凍結乾燥し、ブタ胃ムチン 50.5gを得た。
【0020】なお、このブタ胃ムチンの主要な中性糖及
びアミノ糖の組成は、L−フコース;6.22%(w/w) 、D
−ガラクトース;5.84%(w/w) 、N−アセチル−D−グ
ルコサミン;3.65%(w/w) 及びN−アセチル−D−ガラ
クトサミン;5.84%(w/w) であり、D−マンノース;0.
38%(w/w) 及びD−グルコース;1.58%(w/w) も含まれ
ていた。
【0021】
【試験例1】実施例2で得られたムチンの溶解性につい
て検討した。1%(w/v) 濃度となるようにムチンを水に
溶解した後、遠心分離 (3,000rpm;4,800×g 、10分間)
し、上清を回収して凍結乾燥した。そして、元の固形物
重量に対する上清の固形物重量比を求め、溶解性の指標
とした。その結果、本発明の方法により得られたムチン
は96.4%(w/w) が可溶性であることが判った。なお、6
種類の市販ブタ胃ムチン (和光純薬工業社製の一級及び
特級、ナカライテスク社製の一級及び特級、シグマ社製
のType II 及びType III) を用いて同様の検討を行った
ところ、45.0〜91.7%(w/w) が可溶性であった。
【0022】
【試験例2】実施例2で得られたムチンについて、ヒト
大腸由来上皮細胞への病原性大腸菌の付着阻害活性を測
定した。
【0023】(1)病原性大腸菌のラベル 東京都立衛生試験所より分譲を受けた病原性大腸菌 H-1
0407株及びPb-176株を普通ブイヨン培地中で37℃、一夜
振盪培養した後、遠心分離(310×g 、10分間)すること
により集菌し、リン酸緩衝生理食塩水PBS(pH 8.0)で
2回洗浄した。これらの病原性大腸菌を 0.5%(w/v) の
フルオレッセイイソチオシアネート (FITC、シグマ
社製) を含むPBS(pH 8.0)に懸濁し、4℃で3時間イ
ンキュベートした。インキュベート終了後、遠心分離(3
10×g 、10分間) し、上清を除去してPBS(pH 7.0)で
3回洗浄した。そして、このFITCでラベルした病原
性大腸菌(FITC大腸菌) をPBS(pH 7.0)に1×10
9CFU/ml となるように懸濁し、次のアッセイに使用し
た。
【0024】(2)FITC大腸菌を用いた付着阻止活
性の測定 (1)で調製したFITC大腸菌液 0.4mlとムチンのP
BS(pH 7.0)溶液 0.2mlを混合し、37℃で1時間インキ
ュベートした。一方、ヒト大腸由来上皮細胞 HT-29株(A
TCC HTB38)及びCaco-2株(ATCC HTB37)を1×106 CFU/ml
となるよう1%(v/v) 牛胎児血清(FCS)を含むダル
ベッコ変法イーグル培地(DMEM、ニッスイ製) に懸
濁し、ポリプロピレン製チューブに1ml分注し、5%C
2 下、37℃で3日間培養した。
【0025】そして、この培養したヒト大腸由来上皮細
胞をPBS(pH 7.0)で2回洗浄し、予めインキュベート
しておいたFITC大腸菌とムチンの混合液 0.6mlを加
え、37℃で30分間インキュベートした。なお、チューブ
壁面へのFITC大腸菌の非特異的な吸着を測定するた
めに、ヒト大腸由来上皮細胞の入っていないチューブに
ついても同様の操作を行いこれをチューブブランクとし
た。
【0026】インキュベート後、遠心分離(170×g 、5
分間) し、上清を除去してヒト大腸由来上皮細胞に付着
したFITC大腸菌と付着しなかったFITC大腸菌を
分離した。さらに、同様な方法によりPBS(pH 7.0)で
ヒト大腸由来上皮細胞を2回洗浄した。そして、 0.002
%(w/v) のEDTAを含む 0.5U/mlのトリプシン溶液を
加え、充分撹拌し、チューブに付着したヒト大腸由来上
皮細胞を剥離させた。次にヒト大腸由来上皮細胞及びF
ITC大腸菌体を溶解させるために1%(w/v)のドデシ
ル硫酸ナトリウム(SDS)1mlを、続いて水1mlを加
え、充分撹拌した後、チューブ内の溶液の蛍光強度を励
起波長490nm 、蛍光波長530nm で蛍光分光光度計を用い
て測定した。実験は全て3連で行いFITC大腸菌に対
する付着阻害率を求めた。その結果を図1に示す。
【0027】本発明の方法により得られたムチンは、ヒ
ト大腸由来上皮細胞への病原性大腸菌の付着阻害活性が
認められた。すなわち、 0.5〜2.5mg/mlのムチン濃度の
範囲で直線的に付着阻害活性が増大し、2.5mg/mlのムチ
ン濃度でほぼ 100%の付着阻害活性を示した。なお、市
販ブタ胃ムチン (Type III、シグマ社製) を用いて同様
の付着阻害活性を測定したところ、 0.1〜2.5mg/mlのム
チン濃度の範囲で直線的に付着阻害活性は増大した。し
かし、5mg/mlのムチン濃度で最大阻害率となったもの
の、その阻害率は70〜80%であり、本発明の方法により
得られたムチンより明らかに付着阻害活性が低かった
(図2) 。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によると、従来廃棄されて
いたブタ内臓の洗浄あるいは煮沸(ボイル)廃液からム
チンを回収することができる。このようにして得られた
ムチンはL−フコースを多く含み、病原性細菌の付着阻
害活性などの生理的機能性を有しており、さらに、溶解
性にも優れているので、飲食品、化粧品、医薬品、飼料
などの素材として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例2における本発明の方法により得られた
ムチンの病原性大腸菌付着阻害活性を示す。
【符号の説明】
○は病原性大腸菌 H-10407株に対する付着阻害活性を示
す。●は病原性大腸菌Pb-176株に対する付着阻害活性を
示す。
【図2】試験例2における市販のブタ胃ムチンの病原性
大腸菌付着阻害活性を示す。
【符号の説明】
○は病原性大腸菌 H-10407株に対する付着阻害活性を示
す。●は病原性大腸菌Pb-176株に対する付着阻害活性を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 A61K 37/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程からなるムチンの製造法。 (1)ムチンを含むブタ内臓の洗浄あるいは煮沸廃液を
    解乳化し、脂肪を除去する工程。 (2)脂肪を除去したムチンを含む水溶性画分を膜処理
    し、ムチンを含む水溶性画分を濃縮する工程。 (3)濃縮したムチンを含む水溶性画分をプロテアーゼ
    処理し、水溶性画分中のムチンを低分子化する工程。 (4)低分子化したムチンを含む水溶性画分を膜処理
    し、水溶性画分中のムチンを濃縮する工程。
  2. 【請求項2】 濃縮したムチンを含む水溶性画分をさら
    に有機溶媒処理し、残存する脂肪を除去する工程を含む
    請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 ムチンを含むブタ内臓の洗浄あるいは煮
    沸廃液を解乳化するに際し、解乳化剤を 0.5〜5重量%
    添加する請求項1記載の製造法。
  4. 【請求項4】 脂肪を除去したムチンを含む水溶性画分
    を膜処理するに際し、平均細孔径 0.1μm 〜 0.3μm の
    精密濾過膜を使用する請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】 低分子化したムチンを含む水溶性画分を
    膜処理するに際し、分画分子量100kDa〜300kDaの限外濾
    過膜を使用する請求項1記載の製造法。
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