JPH08256786A - リボフラビンの精製方法 - Google Patents
リボフラビンの精製方法Info
- Publication number
- JPH08256786A JPH08256786A JP4572696A JP4572696A JPH08256786A JP H08256786 A JPH08256786 A JP H08256786A JP 4572696 A JP4572696 A JP 4572696A JP 4572696 A JP4572696 A JP 4572696A JP H08256786 A JPH08256786 A JP H08256786A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- riboflavin
- fermentation
- minutes
- broth
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
な程度行った、好ましくは発酵を完了させた後に、発酵
ブロス中に存在するリボフラビンを回収及び精製する方
法であって、少なくともその後の使用目的に適した許容
しうる品質のリボフラビン生成物を得る方法を提供す
る。 【解決手段】 発酵後ブロスからリボフラビンを回収及
び精製する方法であって、(i)該発酵後ブロスを、約
45℃〜約120℃の温度で、約10分間〜約2時間に
わたって殺菌のために加熱し、(ii)殺菌したブロスを
1回以上遠心分離して、主にリボフラビンからなる生成
物を得、(iii)前工程の生成物を、水性鉱酸により、約
80℃〜約130℃の温度で、約30分〜約24時間に
わたって処理し、そして(iv)前工程の水性酸性媒質か
ら、ろ過によりリボフラビンを集め、水洗する必須工程
からなり、そして場合により、(v)前工程で集めた洗
浄後の生成物を乾燥して、十分な純度のリボフラビンを
得る工程も含む方法。
Description
るリボフラビンを回収及び精製する方法に関する。
タミンB2)は、有用な健康維持効果、医薬品としての効
果(例えば、脚気に対する)及び成長促進効果を有する
ため、食品及び飼料の添加物として広く使用されてい
る。リボフラビンは、食品の黄色着色料としても有用で
ある。更にまた、リボフラビンは、合成及び各種発酵法
により生産可能であることが知られており、なかでも微
生物であるBacillus subtilis 、Ashbya gossypii 又は
Eremothecium ashbyiiを、適当な栄養培地中で培養する
ことによって生産することができる。得られるリボフラ
ビンは、用いる単離/回収及び精製の工程などの生産法
に応じて、ある種の品質に関する要件、例えば、動物用
飼料における使用向けではあるが、そのほか、特に人間
用の食料向けではないなどの要件を満たすことができ
る。しかし、従来、合成後又は発酵後の単離/回収及び
精製の工程について、鋭意検討されてきたにもかかわら
ず、目的とする用途について望まれる品質が、容易には
得られていなかった。
法により生産された、つまり発酵を十分な程度行った、
好ましくは発酵を完了させた後に、いわゆる発酵ブロス
中に存在するリボフラビンを回収及び精製する方法であ
って(該ブロスを、以降、「発酵後ブロスと記載す
る」)、少なくとも以降の使用目的に適した許容しうる
品質のリボフラビン生成物を得る方法を提供することで
ある。
からリボフラビンを回収及び精製する方法であって、
(i)該発酵後ブロスを、約45℃〜約120℃の温度
で、約10分間〜約2時間にわたって殺菌のために加熱
し、(ii)殺菌したブロスを1回以上遠心分離して、主
にリボフラビンからなる生成物を得、(iii)前工程の生
成物を、水性鉱酸により、約80℃〜約130℃の温度
で、約30分〜約24時間にわたって処理し、そして
(iv)前工程の水性酸性媒質から、ろ過によりリボフラ
ビンを集め、水洗する必須工程からなり、そして場合に
より、(v)前工程で集めた洗浄後の生成物を乾燥し
て、十分な純度のリボフラビンを得る工程も含む方法を
提供するものである。
ンは、一般的に、少なくとも96%の純度を有するの
で、適当な添加剤の配合及び噴霧乾燥などの処理を行え
ば、動物用飼料への適用には非常に適している。
合により、水性鉱酸による処理、ろ過及び水洗によりあ
る程度は既に精製されたリボフラビンを更に精製する方
法であって、(vi)濃塩酸及び水から該リボフラビンを
結晶化し、(vii)前工程の酸性媒質から、ろ過により固
形分のリボフラビンを集め、水洗し、そして(viii)前
工程で集めた洗浄生成物を乾燥して、高純度のリボフラ
ビンを得る必須工程からなる方法もまた提供するもので
ある。
び(viii)の工程を含む方法での更なる精製のための出
発物質であるリボフラビンは、好ましくは、(i)、
(ii)、(iii)及び(iv)並びに場合により(v)の工
程を含む上述の方法により回収及び精製されたものであ
る。しかし、(i)及び(ii)の工程のみを行った後に
得られたリボフラビンであってもよい。生成物は、高純
度、つまり一般的には、少なくとも98%の純度を有す
るため、ヒトにおける使用、特に食品及び医薬品への使
用に非常に適している。
ボフラビンを生産するための発酵自体は、それ自体、適
切ないかなる方法によっても行うことができる。公知の
発酵法は、Bacillus subtilis (以降、B. subtilis と
称する)、Ashbya gossypii、Eremothecium ashbyii、C
andida flaveri 、Clostridium acetobutylicum、Sacch
aromyces cerevisiae、Brevibacterium ammoniagenes
及びTorulopsis xylinusなどのリボフラビン産生微生物
を、適当な栄養培地中、通常は好気性条件下で培養する
ことからなる。リボフラビンを生産するために実際に使
用する発酵法は、本発明にとっては重要ではない。しか
し、本発明の方法のための予備的条件が関連する限りで
は、発酵によりリボフラビンを生産するには、B. subti
lis が、好ましい培養微生物である。発酵方法がどのよ
うなものであろうとも、発酵が、十分な程度行われたこ
と、好ましくは、発酵が完了したことを確認するための
技術もまた良く知られており、その方法としては、HP
LCが挙げられる。
ロスである。該ブロスを、(i)の工程に従い、約45
℃〜約120℃の範囲の温度で、約10分間〜約2時間
加熱する。一般的には、この方法で「殺菌」を行うに
は、約120℃までは、温度が高いほど、約10分間と
短かい時間しか必要とされない。これらの条件下で加熱
又は殺菌を行う効果は、その前の発酵後残留している微
生物を非活性化して、ブロスが不適当に自己分解するの
を予防し、長期間にわたって相対的に低粘度のブロスを
保持又は作成し、その結果、以降の遠心分離〔(ii)の
工程〕を容易かつ効率的に行うことができるというもの
である。約50℃〜約70℃の狭い温度範囲で加熱する
のが好ましく、その加熱の間、発酵後ブロスを撹拌する
のが好都合である。加熱期間を、約45分以下に限定す
るのも好ましい。発酵後ブロスのpH値は、加熱を行う
(i)の工程の前には、調節する必要はないが、所望で
あれば、適当な量の鉱酸、好ましくは濃塩酸又は硫酸を
加えることによって、pH値を約5〜約7の範囲に調節
してもよい。このような酸性化は、加熱と同様の目的に
有用であり、実際、加熱を行う(i)の工程に替えるこ
とさえできる。
スを1回以上遠心分離することからなる。場合により、
室温で一時的に保存することも含む、ブロスを遠心分離
装置に移動する通常工程においては、ブロスは、かな
り、特に約40℃〜約20℃の範囲の温度に冷却するか
もしれない。しかし、このような冷却は必須ではなく、
このような冷却を行うために、特別な手段を講じる必要
はない。しかし、ブロスは、(第1回目の)遠心分離の
直前に、上記の温度範囲内にあるのが好ましい。このブ
ロスは、その前の発酵に由来する栄養分、塩などを溶解
して含む水性媒質に、固形分のリボフラビン及びバイオ
マスが懸濁した懸濁液の形である。
ら、より高密度のリボフラビンを分離するために行い、
遠心分離を繰り返す間に分離する高密度の層を、好都合
には脱イオン水に懸濁させて、更に遠心分離を行う。こ
のような遠心分離を行うごとに分離される高密度の層
は、その前の遠心分離により得られたそれよりもリボフ
ラビンを多く含む。2回以上の遠心分離を行う場合、遠
心分離により分離される(又は放出される)固形分(リ
ボフラビン)の層に、更に遠心分離を行うために加える
脱イオン水の量は、適当には、該分離又は放出された固
形分層の重量の約2〜6倍である。上述したように、遠
心分離されるリボフラビン、バイオマス及び水性媒質の
混合物の温度は、決定的なものではなく、約15℃〜約
80℃の範囲内であることができるが、実際的には、一
回のみの遠心分離又は数回のうちの最初の遠心分離の間
では、通常では約20℃〜約40℃の範囲内である。以
降行う遠心分離の際は、遠心分離される混合物の温度
は、好ましくは室温である。遠心分離に用いる相対的遠
心力(RCF)については、遠心分離又は最初の遠心分
離は、好ましくは、約2,500xg〜約3,000xg、
より好ましくは約2,600xg〜約2,800xgの範囲
内のRCFで行う。それ以降の遠心分離は、好ましくは
約600xg〜約750xgの範囲内のRCFで行う。適当
な遠心分離装置、特にFlottweg Z1Ld 及びFlottweg Z18
-3などのいわゆる遠心分離デカンタは市販されており、
本目的には好適であり、このような装置においては、パ
ラメーター、例えばボール及びスクロールの間の速度
差、ウエアー直径、及び供給又は液体放出の流入速度
は、最適の結果を得るために、相互に関連させて変化さ
せることができる。分離後、十分な純度のリボフラビン
材料を、以降の処理工程において更に精製することを目
的とする条件に付すには、2〜4回の遠心分離、特に3
回の遠心分離が、十分であることが認められている。
分離されるリボフラビン材料の純度は、例えば、3回の
遠心分離後で、一般的に約90%の範囲である。
前の遠心分離により分離されるリボフラビンを、上述の
温度及び時間条件で、水性鉱酸と共に加熱することを含
むが、(i)の工程の場合におけるように、実際の加熱
方法は、重要ではない。しかし、該加熱は、過熱蒸気を
用い、約6〜約10bar の範囲の圧力下で行うのが、好
都合である。更に、約130℃まででは、加熱温度が高
いほど、加熱時間は、約30分ほどと短くて済む。好ま
しいとされる加熱温度範囲と加熱時間との組み合わせ
が、いろいろに確立されており、約90℃〜約130℃
で約30分〜約6時間、詳細には、約100℃〜約12
5℃で約1〜3時間;そして約80℃〜約100℃で約
8〜約16時間加熱するなどの組み合わせがある。原則
として、この処理工程においては、いかなる鉱酸、例え
ば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、及びこれらの酸の
混合物を使用することができるが、好ましくは塩酸を使
用する。水性鉱酸中の酸(例えばHCl)の濃度は、好
都合には、約0.1〜約2wt%であり、水性鉱酸中のリ
ボフラビン濃度は、好都合には、約3〜約10wt%であ
る。リボフラビンを鉱酸と接触させるための実際の方法
は、好都合には、リボフラビンを水に懸濁させ、次に濃
酸を加えるか、又はリボフラビンを、それほど高濃度で
はない酸に懸濁させて、懸濁液に水を加えることからな
る。用いる水は、好ましくは、脱イオン化したものであ
る。次に、懸濁液を、好都合には撹拌しながら、加熱す
る。
い不純物として存在するバイオマスを加水分解し、それ
によってバイオマスを、水性鉱酸に可溶な形に変換する
ことである。それと共に、存在するいかなるDNAをも
分解(加水分解)し、タンパク質及び多糖などの高分子
不純物を分解し、そして可溶な形に変換する。リボフラ
ビンは、この工程の終了時には、ほとんど溶けない形の
ままである。
の実施によりバイオマス及びその他の不純物がほとんど
除去されたリボフラビンを、ろ過により水性の酸性媒質
から分離し、水洗する。ろ過は、媒質と共に、室温で、
又は約125℃、もしくは約130℃にまで温度を上げ
て行うことができる。前の酸処理の工程の終了後、直
接、つまりこの2工程の間でいかなる(有意な)冷却を
行うこともなく、(iv)のろ過の工程を行うのが、好都
合であり、事実、これが、本発明の好ましい特性を示
す。ろ過は、前の酸処理の工程を、同じ温度で行ったか
どうかとは関係なく、好ましくは、約70℃〜約90℃
の温度範囲で行う。ろ過は、ろ過の手段(これは、本発
明にとっては、重要ではない)及びその他の因子の特性
に応じて、約3〜4時間行う。リボフラビンをこのよう
にして集めた後、水、好ましくは脱イオン水により、ろ
過装置上で、又は水、好ましくは脱イオン水に懸濁さ
せ、再びろ過することのいずれかによって、最適には繰
り返して洗浄する。いかなる場合においても、洗浄水自
体は、室温又は約80℃までのより高い温度のものであ
る。
その添加剤として使用する予定である場合は、一般的に
は、最適な(v)の乾燥の工程を実施する。このような
乾燥は、好都合には、約70℃〜約90℃の範囲、好ま
しくは約80℃の温度で、減圧下、好ましくは約60〜
約30mmHgの圧力下で行う。上述したように、この段階
では、リボフラビンの純度は、一般的には、少なくとも
96%である。しかし、特にヒトへの使用を予定してい
る場合などで、リボフラビンを更に精製するのであれ
ば、上述の以降の(vi)、(vii)及び(viii)の3工程
のために、(v)の乾燥工程を省略してもよい。
フラビンを、濃塩酸及び水から結晶化することを含み、
好都合には、リボフラビンを、最少量又は少なくとも最
少ではない程度の量の濃塩酸に、選択した特定の温度で
溶解し、次にリボフラビンの濃塩酸溶液を、水、好まし
くは脱イオン水と接触させることによって、リボフラビ
ンの沈殿、より詳細にはリボフラビンの結晶化を促進す
ることによって行う。該接触は、好都合には、溶液を、
例えば、水に注ぐなどのように加えることによって行
う。リボフラビンの塩酸への溶解は、室温又は例えば約
80℃までの室温以上の温度、しかし好ましくは室温で
行う。塩酸の濃度は、好ましくは約25%〜約35%で
ある。所望であれば、吸収木炭及び/又は、例えばセル
ロースもしくはけいそう土などのろ過助剤などの物質
を、溶液に加え、これを、ろ過してから、水と接触させ
る。リボフラビン塩酸溶液の水に対する体積比は、好都
合には、約1:5〜約1:15、好ましくは約1:7〜
約1:12の範囲内である。沈殿/結晶化は、適当には
約20℃〜約95℃、好ましくは約80℃の温度で行わ
せる。
のリボフラビン懸濁液をろ過し、このようにして集めた
リボフラビンを、(vii)の工程に従って水洗する。これ
は、上述の(iv)の工程と同様に行ってよいが、温度が
約40℃を超えるのは、勧められない。ろ過及び洗浄
は、好ましくは、ほぼ室温から約40℃の範囲の媒質温
度で行う。
ンを、乾燥する〔(viii)の工程〕。これもまた、前の
工程、つまり上述の(v)の工程と同様の条件下で行う
のが好都合である。このようにして精製したリボフラビ
ンは、一般的には、少なくとも98%の高い純度を有
し、所望の通り、食品又は医薬品への加工に直接使用す
ることができる。
(iv)の工程、そして場合により(v)の工程からなる
上述の方法の変法にあり、変法は、発酵後ブロスのpH
値を、適量の鉱酸、例えば塩酸、硫酸、硝酸又はリン
酸、好ましくは(濃)塩酸又は硫酸を加えることによっ
て、約5〜約7の範囲に調節する(ia)の工程によ
り、最初の(i)の工程を、付加する又は置き換えるも
のである。このように添加を行う間、発酵後ブロスは、
撹拌しておくのが適当である。
に行うことができるが、あるいは2工程以上を連続し
て、連続操作の一端として行うこともできる。後者の例
としては、上述したような中間冷却を行わない酸処理及
びろ過の連続工程〔(iii)及び(iv)〕が挙げられる。
る。 実施例1 公知の方法により、B. subtilis を用い、発酵により、
リボフラビンを産生させた。発酵後ブロスを、約60℃
で約30分間加熱して、殺菌した。
ル)をデカンタ(Tanabe Z3LL-V)により遠心分離した。
遠心分離は、相対遠心力(RCF)2,800xg、ボー
ル及びスクロール間の速度差(DS−BS)10rpm 、
及びインペラ直径(ID)240mmで行った。発酵後ブ
ロスを、デカンタに、2,700l/h の速度で供給し
た。固形の分離物1(リボフラビン純度:55.7%)
を、次の遠心分離の工程へ進めた。
klの発酵槽懸濁容器中、水に懸濁させて、懸濁液3,3
30リットルを得た。30分間撹拌した後、懸濁液を、
1,500l/h の速度で、デカンタ中に入れた。RCF
2,800xg、DS−BS10rpm 、ID240mmで、
遠心分離を行った。固形の分離物2(リボフラビン純
度:76.9%)を、次の工程に進めた。
発酵槽懸濁容器中、水に懸濁させて、懸濁液3,330
リットルを得た。30分間撹拌した後、懸濁液を、1,
200l/h の速度で、デカンタ中に入れた。主にRCF
1,630xg、DS−BS8rpm 、ID240mmで、遠
心分離を行った。固形の分離物3の重量は、552kg
であり、水分含有率は、72.6%、リボフラビン純度
は、87.4%であった。
形の分離物3)を、4klのガラスライニング容器中、脱
イオン水及び塩酸に懸濁させた。固形分及び塩酸の濃度
は、固形分含有率が、3.9wt%、HCl含有率が0.
6wt%となるように調節した。リボフラビン懸濁液を、
約120〜125℃まで加熱し、撹拌しながら、この温
度範囲で、約60分間保持し、次に、80℃まで冷却し
た。
ニング遠心機(Mitsubishi Krauss-Maffei, Peeler Cen
trifuge TypeHZ 125)を用いてろ過した。リボフラビン
ケークを、80℃で、脱イオン水2,000リットルで
洗浄し、次に20〜30℃で脱イオン水200リットル
で洗浄した。湿潤した「リボフラビン96%」約190
kgを得、その水分含有率は、30.5%、リボフラビン
純度は、97%であった。
115リットルを、3klの混合容器中で混合し、湿潤し
た「リボフラビン96%」180kgを、塩酸溶液に加え
た。混合物を、1時間撹拌した。試料溶液を容器から取
り出し、リボフラビンの溶解していることを確認した。
活性炭1kg(Takeda Shirasagi-A、50wt%)を、混合
容器中に導入し、溶液を、1時間撹拌した。次に、ろ過
助剤(Nippon Paper Industries KC-Floc 、セルロー
ス)0.6kgを加え、混合物を、30分間撹拌した。次
に混合物を、混合容器から、ろ過のためのゴムライニン
グ溶解容器に移した。
(sparkler filter)2個を、ろ過のために準備した。第
1のフィルターには、ろ紙Toyo No.424 を、第2のフィ
ルターには、パッドToyo NA10 を使用した。次に、ゴム
ライニング溶解容器中のリボフラビンの塩酸溶液を、加
圧空気により、スパークラーフィルターに供給し、ろ液
を、保持タンクに集めた。ろ液が活性炭により汚染され
ていないことを確認後、保持タンク中のろ液を、溶解容
器に移した。次に、ろ液を、ろ液タンクに移した。フィ
ルターに残留している溶液を、加圧空気により、ろ液タ
ンクに移した。溶解容器とフィルターを、35%塩酸1
30リットルと脱イオン水60リットルの混合物で洗浄
した。ろ過した洗浄液も、ろ液タンクに移した。試料溶
液を、ろ液タンクから取りだしたところ、活性炭により
汚染されていないことが確認できた。
のガラスライニング結晶化容器に入れ、78〜82℃ま
で加熱した。ろ液タンク中のリボフラビンの塩酸溶液
を、300〜350l/h の速度で、結晶化容器に注ぎ、
熱水中で、リボフラビンを、結晶化させた。混合物を、
1時間撹拌し、次に、撹拌せずに、冷却した。混合物の
温度が、50℃まで低下した後、撹拌を再開し、混合物
を、40℃以下にまで更に冷却した。
ゴムライニングの再スラリー化用タンクに入れた。結晶
化容器中のリボフラビンスラリーを、ストリング分離フ
ィルター(string discharge filter)に供給した。ろ過
したリボフラビン結晶を、脱イオン水で洗浄し、再スラ
リー化用タンクに分離し、ろ液を、廃水処理プラントに
放出した。
tsubishi Krauss-Maffei, Peeler Centrifuge Type HZ
125)により950rpm でろ過し、脱イオン水500リッ
トルで洗浄した。ろ過後のケーク約140kgを、容器に
集め、10klの円錐状の乾燥機に移した。
の乾燥機に入れ、68〜72℃で、60〜35mmHgの圧
力下、8時間乾燥した。次に、乾燥機を、35℃以下に
まで冷却し、乾燥粉末約90kgを、プラスチック製バッ
グに集めることができた。生成物を、「リボフラビン9
8%」とした。
再結晶リボフラビンの含有率は、光度測定では、10
0.2%であった(E値=328)。不純物について
は、6,7−ジメチル−8−リビチルルマジン(DMR
L)が、リボフラビン98%から除去されたが、再結晶
の間に8−ヒドロキシメチルリボフラビンが形成され
た。ルミクロムが、リボフラビン96%及びリボフラビ
ン98%の両方に検出された。上記のように得られたリ
ボフラビン98%は、クロマトグラフィーによると、合
成されたリボフラビン98%と比べて、不純物を含んで
いなかった。リボフラビン98%の品質は、EP/BP
(ヨーロッパ薬局方/イギリス薬局方)及びUSP(米
国薬局方)の仕様に合致していた。
フラビンを産生させた。発酵後ブロスを、約60℃で、
約30分間加熱して殺菌し、次に更に処理するために、
ブロス貯蔵タンクに移した。
3.0m3/hの速度で、連続して供給した。第1の遠心分
離を、相対遠心力(RCF)2,800xgで行った。デ
カンタから分離された固形分を、スラッジタンクに移
し、インラインミキサーを用いて、水により再びスラリ
ー化した。次に、スラリーを、第2のデカンタに、約
1.5m3/hの速度で供給した。第2の遠心分離を、RC
F700xgで行った。第2のデカンタより分離された固
形分を、水と再びスラリー化し、第3のデカンタに、約
1.5m3/hの速度で供給した。第3の遠心分離を、RC
F700xgで行った。第3の工程で得た固形分を、脱イ
オン水及び35%塩酸と混合し、酸処理のための貯蔵タ
ンクに移した。35%塩酸を貯蔵タンクからポンプによ
りくみ出した。デカンタより得た上清の流れを、水受理
タンクに供給し、廃水処理プラントに放出した。
るリボフラビンスラリーを、ガラスライニング反応器3
個に供給した。スラリーを、125℃で2時間加熱し、
反応器中で80℃にまで冷却した。反応器より得たスラ
リーを、連続真空フィルターに、約2.5m3/hの速度
で、供給した。ろ過したケークを、熱した脱イオン水で
洗浄し、混合タンク中に集めた。ろ液及び洗浄水を、廃
水処理プラントに放出した。
混合タンク中で再スラリー化し(水分含有率:約65
%)、エアヒーター、排気送風機及びスクリューフィー
ダーの取りつけられたスプレー型乾燥機に連続して供給
した。乾燥した生成物を、生成物ホッパー中に、約70
kg/hの速度で集めた。生成物ホッパー中の生成物「リボ
フラビン96%」を、包装システムに送り、バルクバッ
グ又はバッグ−イン−ボックス容器中で包装した。
8時間の発酵後、2000リットルの発酵容器を、蒸気
ジャケットヒーターにより、蒸気温度120℃で加熱し
た。このようにして、発酵後のブロスを、45分間かけ
て60℃にまで加熱し、58〜62℃の温度範囲で30
分間保持(殺菌)し、そして1時間かけて25℃にまで
冷却させた。以降、殺菌された発酵後ブロスは、以下の
特性を有していた: 臭い:わずかに酸臭;色:橙黄色;密度:1.037g/
ml(20℃);pH値:6.93(20℃);リボフラ
ビン力価:18.45g/l (HPLC)。
tweg Z 1Ldデカンタで遠心分離した。殺菌工程の終了
後、すぐに遠心分離を開始した。発酵槽容器に設定した
約0.5bar の圧力で、ブロスをデカンタに供給した。
パラメーターの設定の調節後(ボール及びスクロール間
の速度差、ウエアー直径、容器の深さ、乾燥及び貯蔵ゾ
ーン、デカンタの容量、液体分離物の流れ、及び相対遠
心力)、デカンタをRCF2600xgで、約30分間作
動させて、固形分及び液体分離物の試料を、分析のため
に採取した。液体分離物を、400リットルの撹拌容器
中に集め、28%水酸化ナトリウム水溶液(液体分離物
20リットル当り1リットル)を加えることによって、
pH≧11に調節した。本溶液を、アルカリ性pHで30
分間保持した後、液体部分を、廃水処理プラントに放出
し、デカンタは、工業用水で完全に洗浄することによっ
て清浄化した。
成物1)61.4kgを得、この生成物を、4℃で一夜貯
蔵した。
0リットル容器中、脱イオン水に懸濁して、懸濁液23
0リットルを得たが、これは以下の特長を有していた: 臭い:わずかに酸臭;色:橙黄色;密度:1.028g/
ml(20℃);pH値:7.45(20℃);粘度:
2.28cSt (20℃);リボフラビン濃度:52.4
9g/l (HPLC)。
1 S/R 蠕動ポンプ(シリコンチューブ、内径φ:10m
m;外径φ:15mm)によりくみ上げることによって、F
lottweg Z1Ld デカンタに導入した。パラメーターの設
定値の調節後、デカンタを、RCF650xgで、約15
分間作動させて、固形及び液体分離物の試料を、分析の
ために採取した。液体分離物を集め、第1回の遠心分離
における液体分離物と同様に処理した。
物2)45.6kgを得、この生成物を、速やかに、更に
処理した。
懸濁液210リットルを得たが、これは以下の特長を有
していた: 臭い:わずかに酸臭;色:橙黄色;密度:1.021g/
ml(20℃で);pH値:8.21(20℃で);粘
度:1.37cSt (20℃で);リボフラビン濃度:5
4.13g/l (HPLC)。
1 S/R 蠕動ポンプ(仕様は、上述の通り)によりくみ上
げることによって、Flottweg Z1Ld デカンタに導入し
た。パラメーターの設定値の調節後、デカンタを、RC
F650xgで、約15分間作動させて、固形及び液体分
離物の試料を、分析のために採取した。液体分離物を集
め、前の遠心分離におけるものと同様に処理した。
物3)36.4kgを得た。
各種用いることによって、上記の遠心分離の作動を繰り
返し行って得た結果には、以下の表2に示すような最適
値が含まれていた。
及び3回の遠心分離による精製により得られた、「90
%リボフラビン」を、次に、実施例1(第5パラグラフ
以降)及び実施例2(第2パラグラフ以降)に記載され
たのと同様に、酸処理(iii)、ろ過及び洗浄(iv)、結
晶化(vi)、ろ過及び洗浄(vii)、そして乾燥(viii)
の工程に付して、適宜、「リボフラビン96%」及び/
又は「リボフラビン98%」を得ることができた。
ントロール実験を実施した。1番目の実験(A)では、
発酵後ブロスを、25%塩酸でpH5に酸性化したが、リ
ボフラビンの回収前に加熱は行わなかった。2番目の実
験(B)においては、発酵後ブロスを、回収の前に、約
60℃で約30分間加熱した(殺菌)。
を、RCF1,100xgで5分間(スイングアウト式ロ
ーター258-963 付きの遠心機Mistral 6000、2,000
rpm)遠心分離した。上清を取り出し、固形分のより高密
度の物質(ペレット)を、15分間撹拌しながら、脱イ
オン水に再懸濁させた。このようにして得られたリボフ
ラビンをRCF630xgで5分間(同一の遠心機により
1,500rpm)遠心分離し、新たな上清を取り出し、ペ
レットを水に再懸濁させた。この方法により最後(第3
回目)の遠心分離の後、得られたペレットを、真空中、
80℃で20時間乾燥し、粉砕し、この条件下で更に4
時間、再び乾燥した。
の収率及び純度を求めた。リボフラビン懸濁液2mlを、
真空中、110℃で30分間乾燥して、乾燥後の残渣の
重量を測定し、リボフラビン懸濁液10mlを、リボフラ
ビン濃度(純度)の分析のために採取した。
す。
3回の遠心分離による精製により得られた「90%リボ
フラビン」を、次に、実施例1(第5パラグラフ以降)
及び実施例2(第2パラグラフ以降)に記載したのと同
様に、酸処理(iii)、ろ過及び洗浄(iv)、結晶化(v
i)、ろ過及び洗浄(vii)、並びに乾燥(viii)の工程
に付して、適宜、「リボフラビン96%」及び/又は
「リボフラビン98%」を得ることができた。
g、バイオマス3g、水100g)、1M 塩酸120ml
及び脱イオン水440mlを混合して、固形分5%の懸濁
液を得た。オクチルアルコール50μl を、消泡剤とし
て加えた。スラリーを、300rpm で撹拌しながら、1
00℃で30分間加熱した。しかし、100℃まで加熱
する間に、リボフラビン結晶の形状の変化によりスラリ
ーの粘度が上昇した場合には、撹拌速度を、75rpm ま
で低下させた。次にスラリーを、蒸気容器に移し、12
0〜125℃で60分間加熱した。リボフラビンスラリ
ーを80℃まで冷却した後、真空下、ろ紙(Machery an
d Nagel 713 、φ90mm)を用いてろ過した。ろ過後の
ケークを、80℃で、脱イオン水300mlで洗浄した。
リボフラビンを、脱イオン水300mlで再びスラリー化
した。スラリーを、撹拌しながら、80℃で15分間加
熱した。次に、リボフラビンスラリーを、真空下、80
℃で、ろ紙を用いてろ過した。ろ過後のケークを、80
℃で脱イオン水300mlで洗浄した。得られたリボフラ
ビンを、真空中、80℃で乾燥し、粉砕した。このよう
にして得られたリボフラビン生成物を、「リボフラビン
96%」とし、これは一般的に、少なくとも96%の純
度を有し、高品質であった。
しながら、25%塩酸105ml(リボフラビン1g当り
3.5ml)に溶解した。活性炭Norit SX2 0.9gを加
えた。溶液を、約8分間かけて80℃まで加熱し、次に
この温度で20分間保持した。この熱溶液を、クラルセ
ル(Clarcel)1.0gで被覆した2層のろ紙(Machery
and Nagel 713 、φ40mm)を用い、真空下でろ過し
た。ろ過時間は、用いる「90%」の品質に応じて、1
0〜70分間とした。ろ液(約117ml)を、80℃で
撹拌(300rpm)しながら、脱イオン水840ml(用い
る酸の8倍量)に、2ml/minの速度で導入した。リボフ
ラビンの種結晶を、5分後及び10分後に加えた。リボ
フラビンの沈殿の完了後、結晶スラリーを、80℃で更
に30分間撹拌した。次に、スラリーを、60分以内
に、約25℃に冷却した。リボフラビンスラリーを、真
空下、ろ布(DACRON DA-50)でろ過した。ろ過後のケー
クを、脱イオン水300mlで洗浄し、脱イオン水300
mlで再びスラリー化し、23℃で15分間撹拌した。リ
ボフラビンスラリーを、真空下、ろ布でろ過し、ろ過後
のケークを、脱イオン水300ml、次にメタノール(FL
UKA puriss)300mlで洗浄した。得られたリボフラビ
ンを、真空オーブン中、80℃で、重量が一定になるま
で乾燥し、粉砕した。このようにして得られたリボフラ
ビン生成物を、「リボフラビン98%」とし、これは一
般的には、少なくとも98%の純度を有し、特に高品質
であった。
しながら、25%塩酸105ml(リボフラビン1g当り
3.5ml)に溶解した。溶液を、約8分間かけて80℃
まで加熱し、この温度で20分間保持した。熱溶液を、
真空下、2層のろ紙(Machery and Nagel 713 、φ40
mm)でろ過した。ろ過時間は、出発物質である「リボフ
ラビン90%」の品質に応じて、1〜6分間とした。ろ
液(約121ml)を、撹拌(300rpm)しながら、80
℃で、脱イオン水840ml(使用する塩酸の8倍量)
に、2ml/minの速度で導入した。リボフラビンの種結晶
を、5分後及び10分後に加えた。リボフラビンの沈殿
の完了後、結晶スラリーを、80℃で更に30分間撹拌
した。次に、スラリーを、60分以内に約25℃まで冷
却した。スラリーを、真空下、ろ布(DACRON DA-50)で
ろ過した。ろ過後のケークを、脱イオン水300mlで洗
浄し、脱イオン水300mlで再びスラリー化し、23℃
で15分間撹拌した。リボフラビンスラリーを、真空
下、ろ布でろ過し、ろ過後のケークを脱イオン水300
ml、次にメタノール(FLUKA puriss)300mlで洗浄し
た。このようにして得られたリボフラビンを、真空オー
ブン中、重量が一定になるまで、80℃で乾燥し、粉砕
した。このようにして得たリボフラビンを、「リボフラ
ビン98%」とし、これは、一般的には、少なくとも9
8%の純度を有し、特に高品質であった。
不純物3.4g及び水56.3g)90.4gを、1M
塩酸120ml及び脱イオン水460mlに懸濁し、懸濁液
に、消泡剤としてオクチルアルコール50μl を加え
た。全体を撹拌しながら、100℃で30分間、次に1
20〜125℃で60分間、蒸気容器中で加熱した。
ery and Nagel (MN) 713、φ90mm)を用いたろ過によ
り、ろ化フラスコに結晶を集めた。このようにして集め
たリボフラビン結晶を、80℃で、脱イオン水300ml
で洗浄した後、脱イオン水300mlに再懸濁し、懸濁液
を、撹拌しながら、80℃で15分間加熱した。次に、
結晶を、前回と同様にろ過し、80℃で、脱イオン水3
00mlで洗浄し、真空中、80℃で20時間乾燥し、粉
砕後、真空中で更に2時間乾燥した。
定される「リボフラビン96%」29.07gを、収率
約95%で得た。
0.0gを、10分間撹拌しながら、25w/v %塩酸1
05mlに溶解し、その後、活性炭Norit SX2 0.9gを
加えた。混合物を、80℃で20分間撹拌した。次に混
合物を、ろ過フラスコ中、クラルセル(Clarcel)1.0
gで被覆したろ紙(MN 713、φ40mm)2層でろ過し
た。
ン水840mlに、2ml/minの速度で加え、種結晶とし
て、リボフラビン結晶を加えた。リボフラビンの沈殿の
終了後、得られた懸濁液を、更に30分間撹拌し、次に
60分以内に25℃まで冷却した。
リボフラビン結晶を、ろ過フラスコ中、懸濁液からろ過
し、20℃で脱イオン水300mlで洗浄した。このよう
にして集めたリボフラビンを、20℃で、脱イオン水3
00mlで再びスラリー化し、結晶を、前のように再びろ
過及び洗浄し、更にメタノール300mlで洗浄した。
ンを、真空中、80℃で、重量が一定となるまで乾燥し
た後、純度がほぼ100%と推定される「リボフラビン
98%」25.1gを、収率約93%で得た。
ン90%」を単離し、脱イオン水及び塩酸と混合した。
このようにして得た、希酸溶液中に懸濁したリボフラビ
ンの各種試料を、貯蔵タンク中、室温で、貯蔵した。各
試料溶液を、貯蔵タンクから取り出し、本発明の酸処理
及びろ過の工程〔(iii)及び(iv)の工程〕についての
実験のために使用した。それぞれの場合、希塩酸とのリ
ボフラビンのスラリーを、分離フラスコ中、大気圧下、
撹拌しながら、90〜120℃で一定時間、加熱し、熱
い状態で(冷却せずに)ろ過し、集めた固形分を、熱水
で洗浄し、真空下、80℃で約12時間乾燥し、このよ
うにして得た「リボフラビン96%」の純度を求めた。
本発明方法の(iii)及び(iv)の工程のバッチ処理操作
より得たデータ及び結果を、表4に示す。
(iv)の工程〕に従って行った一連の実験において、濃
度0.8wt%の希塩酸との「リボフラビン90%」のス
ラリーの試料を、72ml/hの速度で加熱フラスコに供給
し、そこで90℃で加熱し、72ml/hの速度で連続して
第2の加熱フラスコに移し、90℃で更に一定時間、こ
のフラスコ中で加熱した。第2のフラスコ中の加熱した
内容物を、冷却せずに、72ml/hの速度で、ろ過ユニッ
トに連続して移し、熱い状態でろ過した。最後に、集め
た固形分を熱水で洗浄し、真空下、80℃で約12時間
乾燥し、このようにして得た「リボフラビン96%」の
純度を求めた。酸処理及びろ過の連続操作より得たデー
タ及び結果を、表5に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 発酵後ブロスからリボフラビンを回収及
び精製する方法であって、(i)該発酵後ブロスを、4
5℃〜120℃の温度で、10分間〜2時間にわたって
殺菌のために加熱し、(ii)殺菌したブロスを1回以上
遠心分離して、主にリボフラビンからなる生成物を得、
(iii)前工程の生成物を、水性鉱酸により、80℃〜1
30℃の温度で、30分〜24時間にわたって処理し、
そして(iv)前工程の水性酸性媒質から、ろ過によりリ
ボフラビンを集め、水洗する必須工程からなり、そして
場合により、(v)前工程で集めた洗浄後の生成物を乾
燥して、十分な純度のリボフラビンを得る工程も含む方
法。 - 【請求項2】 発酵後ブロスから回収され、場合によ
り、水性鉱酸による処理、ろ過及び水洗によりある程度
は既に精製されたリボフラビンを更に精製する方法であ
って、(vi)濃塩酸及び水から該リボフラビンを結晶化
し、(vii)前工程の酸性媒質から、ろ過により固形分の
リボフラビンを集め、水洗し、そして(viii)前工程で
集めた洗浄生成物を乾燥して、高純度のリボフラビンを
得る必須工程からなる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP95103025 | 1995-03-03 | ||
CH95103025.3 | 1995-03-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256786A true JPH08256786A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=8219033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4572696A Pending JPH08256786A (ja) | 1995-03-03 | 1996-03-04 | リボフラビンの精製方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08256786A (ja) |
CN (1) | CN1056845C (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000128880A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-05-09 | F Hoffmann La Roche Ag | リボフラビンの精製および晶出方法 |
JP2006528150A (ja) * | 2003-07-22 | 2006-12-14 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | リボフラビンの精製方法 |
JP4832697B2 (ja) * | 2000-04-12 | 2011-12-07 | スミスクライン ビーチャム ピー エル シー | アンサミトシンの製法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101941974B (zh) * | 2010-09-15 | 2012-09-26 | 赤峰制药股份有限公司 | 核黄素纯化精制方法 |
CN102367255B (zh) * | 2011-12-07 | 2013-09-18 | 广济药业(孟州)有限公司 | 一种从核黄素发酵液中提取核黄素的方法 |
CN104961740B (zh) * | 2015-06-02 | 2016-04-27 | 湖北广济药业股份有限公司 | 一种含核黄素的固体制剂及其制备方法 |
CN109851619B (zh) * | 2019-02-02 | 2021-04-23 | 赤峰制药股份有限公司 | 一种核黄素提纯工艺 |
CN110283175A (zh) * | 2019-06-29 | 2019-09-27 | 赤峰制药股份有限公司 | 一种高纯度核黄素的制备工艺 |
CN110272424A (zh) * | 2019-06-29 | 2019-09-24 | 赤峰制药股份有限公司 | 一种从核黄素发酵液中提取核黄素的方法 |
CN113943291B (zh) * | 2021-11-30 | 2023-09-08 | 湖北广济药业股份有限公司 | 一种核酸酶去除核黄素中的残留dna的方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4021274A1 (de) * | 1990-07-04 | 1992-01-09 | Basf Ag | Verfahren zur reinigung von fermentativ hergestelltem riboflavin |
-
1996
- 1996-03-01 CN CN96104219A patent/CN1056845C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-04 JP JP4572696A patent/JPH08256786A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000128880A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-05-09 | F Hoffmann La Roche Ag | リボフラビンの精製および晶出方法 |
JP4560155B2 (ja) * | 1998-10-19 | 2010-10-13 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | リボフラビンの精製および晶出方法 |
JP4832697B2 (ja) * | 2000-04-12 | 2011-12-07 | スミスクライン ビーチャム ピー エル シー | アンサミトシンの製法 |
JP2006528150A (ja) * | 2003-07-22 | 2006-12-14 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | リボフラビンの精製方法 |
JP4895810B2 (ja) * | 2003-07-22 | 2012-03-14 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | リボフラビンの精製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1146455A (zh) | 1997-04-02 |
CN1056845C (zh) | 2000-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2206613C2 (ru) | Способ выделения клавулановой кислоты | |
JPH08256786A (ja) | リボフラビンの精製方法 | |
JP2006296430A (ja) | ナタマイシンの回収 | |
EP0323790B1 (fr) | Procédé continu d'obtention de gélatine à partir de poudre d'os et gélatine obtenue | |
KR890003736B1 (ko) | 밀납보리로부터 생성물을 회수하는 방법 | |
JP2000128880A (ja) | リボフラビンの精製および晶出方法 | |
AU639809B2 (en) | Method for purification of amino acids, nucleic acids or derivatives thereof | |
EP0730034A1 (en) | Purification of riboflavin | |
TW201809261A (zh) | 可食用真菌 | |
US5210023A (en) | Method of purifying ferment-produced riboflavin | |
HUT67678A (en) | A process for the preparation of wort | |
CN111334550A (zh) | 一种从翅果仁中提取小分子肽的方法 | |
CN112939795B (zh) | 一种高纯度颗粒状l-缬氨酸晶体及其制备方法和其应用 | |
JP2003529606A (ja) | 水処理用凝集剤の製造方法 | |
EP0720647B1 (en) | Recovery of insoluble indigo | |
CZ307497A3 (cs) | Způsob oddělování ampicilinu | |
RU2192879C1 (ru) | Способ получения бетулина | |
NO880590L (no) | Hoeyere alkylpyrrolidon-ekstraksjonsmidler for vannopploeselige fenoliske eller karbocykliske antibiotika. | |
JPH0234589B2 (ja) | ||
SU726162A1 (ru) | Способ получени спирта-сырца, виннокислой извести и корма из отходов винодельческой промышленности-дрожжевых осадков | |
JPH0833493A (ja) | L−アスパラギン酸の製造方法 | |
JPH10327852A (ja) | 焼酎蒸留残液から微生物増殖促進成分を分離濃縮する方法 | |
CN114315549A (zh) | 一种维生素k2的提取方法 | |
GB1591048A (en) | Microbiological production of ubiquinones | |
JPH09275993A (ja) | K−252aの精製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050816 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Effective date: 20051031 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Effective date: 20051107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060307 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060605 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |