JPH08256742A - 電子レンジ用冷凍ハンバーガー - Google Patents

電子レンジ用冷凍ハンバーガー

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JPH08256742A
JPH08256742A JP7091664A JP9166495A JPH08256742A JP H08256742 A JPH08256742 A JP H08256742A JP 7091664 A JP7091664 A JP 7091664A JP 9166495 A JP9166495 A JP 9166495A JP H08256742 A JPH08256742 A JP H08256742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patty
hamburger
microwave oven
buns
patties
Prior art date
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Pending
Application number
JP7091664A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kawasaki
由布次 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical Nippon Suisan Kaisha Ltd
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍ハンバーガーを電子レンジで加熱する際
に、バンズとパティーとが共に所定の加熱時間で喫食に
適する温度に加熱され、食感のよい冷凍ハンバーグを提
供することを目的とする。 【構成】 冷凍ハンバーガーにおいて、パティーが少な
くとも1つの貫通孔を、好ましくは中央部に、形成した
パティーからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ用の調理済
冷凍ハンバーガーに関する。詳しくは電子レンジで解凍
・加熱する際、短時間でバンズ、パティーとも喫食に適
する温度に加熱でき、食感のよい電子レンジ用調理済冷
凍ハンバーガーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子レンジの普及により、電子レ
ンジ調理用の冷凍食品が販売されている。本発明が対象
とする冷凍ハンバーガーもその一つである。
【0003】冷凍ハンバーガーは一種のサンドイッチ
で、丸形などいろいろの形をしたロールパンを横に二つ
に切ったハンバーガーバンズ(以下、バンズと言う)の
間にハンバーグステーキなどのハンバーガーパティー
(以下、パティーと言う)を挟んだものを冷凍したもの
である。これを喫食するときは、最近では、電子レンジ
を内蔵した冷凍食品用自動販売機で自動的に解凍・加熱
して喫食するが、家庭では家庭用電子レンジで加熱して
喫食するのが普通である。ところが、従来の冷凍ハンバ
ーガーを電子レンジで解凍・加熱すると、バンズが喫食
するのにほど好い温度になっても、パティーがまだ冷た
いままという状態であったり、またパティーが喫食適温
になるまで加熱すると、上下のバンズが加熱オーバーに
より固くなってしまうという状態が生じた。
【0004】一般に、電子レンジは構造的にマグネトロ
ンから発信したマイクロ波がスターラーで撹拌されてレ
ンジ内の電波密度が一様になるように拡散されながら食
品に照射されるが、電子レンジ内の食品の配置や向き、
あるいは、食品の部位により電波むらが生ずる現象があ
るので、底部のターンテーブルで食品を回転するように
して電波むらを防止するようになっている。しかし、そ
れでも前記の冷凍ハンバーガーのように水分の少ない冷
凍バンズと水分の多い冷凍パティーのような異なる素材
の組合せ食品を照射したとき、照射時間や素材の性質の
違いや位置関係などにより加熱ムラが生ずるという問題
がある。
【0005】例えば、本発明者によると、バンズ上下5
0g、パティー50g、ソース10g合計110gの冷
凍ハンバーガー(品温ー18℃)を電子レンジ1400
Wで加熱すると、加熱33秒ではバンズはソフトでよい
が、パティーはー2℃〜39℃と部位的に冷たいところ
が発生している。そして通常の加熱時間である48秒で
はパティーは45℃〜65℃と加熱されるがバンズは水
分が蒸発して固くなって好ましい食感にはならなかっ
た。
【0006】このようにバンズとパティーのように異な
る素材同士の組合せ食品を電子レンジで加熱すると、加
熱時間によりマイクロ波の配分に偏りが生じたのであ
る。
【0007】この問題を解決するために、従来は加熱に
よっても固くなりにくいバンズの製造法が、特開昭62
ー104536、特開昭64ー47334に提案されて
いるが、十分に改善されたとは言えなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、こ
のような実情に鑑み、冷凍ハンバーガーを電子レンジで
加熱する際に、バンズとパティーとが共に所定の短い加
熱時間で喫食に適する温度に加熱され、食感のよい冷凍
ハンバーガーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、冷凍ハンバーガーのパティーに貫通孔
を形成したパティーを用いることによって、電子レンジ
で加熱したとき短時間でバンズとパティーとが共に喫食
するのに好ましい状態で加熱できることを見いだしたも
のである。すなわち、本発明は、冷凍ハンバーガーにお
いて、パティーが少なくとも1つの貫通孔を、好ましく
は中央部に形成したパティーからなることを特徴とする
電子レンジ用冷凍ハンバーガーである。以下、本発明に
ついて詳細に述べる。
【0010】本発明が対象とする冷凍ハンバーガーは通
常、丸形などいろいろな形のロールパンを横に切り、こ
の間にハンバーガーパティー、野菜、ソースなどを挟ん
でなるものから構成される一種のサンドイッチを冷凍し
たものである。その構成の一例を図1に示す。
【0011】本発明でいうバンズは、すなわち、このハ
ンバーガーのロールパンは別にハンバーガーロールとも
いわれている。本発明のバンズは常法に従って作られる
ものであればよく、特に限定されるものではない。すな
わち、小麦粉および/または他の穀粉を原料として、
水、食塩、イーストまたはベーキングパウダーを加え、
さらに油、砂糖、卵、粉乳などを加えて混合し、発酵さ
せた後、オーブンで焼いたものである。このバンズを横
に切り、バンズを上下に二分割する。上部をバンズクラ
ウン2a、下部をバンズヒル2bという(図1)。ま
た、バンズはロールパンに限らずスライスした食パンを
用いてもよい。
【0012】通常、パティーはハンバーグステーキの材
料を混合して練り合わせ凍結した調理原料のことで、畜
肉を荒挽きしたもの、または、これに肉様の組織を有す
る植物性たんぱく質を加えたものに調味料、香辛料、つ
なぎ等を加え、または加えないで練り合わせた後、円盤
状などの形状に成形して急速凍結したもので、ハンバー
ガーの材料として加熱調理して使用されるものである。
本発明では畜肉を主とするハンバーガーのほかその他の
鳥獣肉、魚介肉、さらにフライ類なども使用できる。
【0013】本発明のパティー3はパティーに少なくと
も1つの貫通孔5を形成してなるもので、好ましくは中
央部に貫通孔を形成してなるものである。図2に一例と
して.ドーナツ型のパティーの模式図を示す。貫通孔は
パティー3の中央部からはずして形成することもできる
が、後述する電子レンジで加熱する際のマイクロ波の拡
散状況と本発明の食品の構成からすると中央部に形成す
るのが好ましい。パティー3に貫通孔を形成する手段
は、例えば、前記円盤状などの形状に成形する際にドー
ナツ成形機により中央部を貫通してドーナツ状に成形す
ることによって得られる。このほか貫通孔を設ける手段
としては二重ノズル充填機などが挙げられる。
【0014】次に、パティー3の貫通孔の大きさについ
て、本発明の目的に対する効果との関係を調べた。外径
75mmのパティーを使用して、内径18mmと20m
mの貫通孔を形成したドーナツ型のパティーを作り、バ
ンズに挟んで冷凍したものを電子レンジで1400w、
38秒加熱した。その結果、パティーの中央部に貫通孔
を形成したドーナツ型のパティーとバンズとを組み合わ
せた冷凍ハンバーガーは、電子レンジで加熱調理すると
良好な食感が得られた。また貫通孔の径が大きいほど有
効であることがわかった。すなわち、二種類ともバンズ
とパティーは短時間で喫食温度に加熱されて良好な状態
であったが、内径20mmの方がより若干調理時間が短
縮されることがわかった。しかし、貫通孔の大きさはパ
ティーの外観との関係から内径が外径の1/2以下にす
るのが好ましい。
【0015】さらに本発明の特徴は以下に述べる試験で
確認できた。すなわち、常法に従ってパティーとロール
パンを作り、中心部に貫通孔を形成したパティーを挟ん
だ冷凍ハンバーガーと貫通孔を形成しないパティーを挟
んだ冷凍ハンバーガーについて電子レンジで加熱した。
電子レンジの加熱条件は1400W、38秒、パティー
の初温はー20℃である。その結果、貫通孔を設けたパ
ティーは温度範囲が内側の一部が21℃〜外側の一部が
60℃と部位的にバラツキがあるが、ほとんどの部位で
40℃前後であり、また、バンズは33秒前後で水蒸気
を発生し、38秒では固くならず食感的に良好であっ
た。一方、パティーに貫通孔を設けない方はバンズは品
温、食感ともによかったが、パティーは温度範囲が9℃
〜38℃でバラツキがあり、中央部で低温の領域が多
く、全体としても20℃前後で冷たい食感が残った。
【0016】本発明の冷凍ハンバーガーのようにパティ
ーに少なくとも1つの貫通孔を、好ましくはその中央部
に、形成することによって、この穴あきパティーとバン
ズの組み合わせた食品にマイクロ波が照射されると、バ
ンズは33秒前後から水蒸気が発生しはじめ、パティー
は徐々に加熱され、38秒経過すると全体的に暖かい状
態となり、所定時間内でバンズ、パティーともに喫食適
温になり、品質の劣化の少ない食感のよいものが得られ
たのである。
【0017】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0018】〔実施例〕外形10cmの丸形のロールパ
ン(50g)を横にきり、この間に外形7.5cm、内
径2cm、厚さ3mmのドーナツ状に形成した牛肉10
0%のハンバーガーパティー(40g)にミートソース
(12g)をかけたものを挟んで冷凍した。
【0019】この冷凍ハンバーグ(品温ー20℃)を電
子レンジで1400W、38秒、40秒、43秒間と時
間を変えて加熱した。加熱する際、バンズ、パティーと
もに部位的に温度測定箇所(3〜8箇所)を設けて温度
測定を行った。その結果、バンズはいずれの時間におい
ても33秒前後から水蒸気が発生し、時間をかけるほど
食感が固くなる傾向であった。パティーは38秒では2
1℃(内側1か所)〜60℃(外側1か所)に加熱さ
れ、中央部は21℃〜48℃であり、外側で35℃〜6
0℃であり、全体的に40℃前後であった。40秒、4
3秒ではほとんど近い温度帯で21℃(内側1か所)〜
73℃(外側1か所)に加熱され、中央部は21℃〜3
6℃であり、外側で33℃〜73℃であった。温度ムラ
は生じたが、いずれの時間でも全体的に40℃前後であ
った。いずれの加熱時間でも、バンズ、パティー共に喫
食に良好な温度となり、バンズは時間が短いほどソフト
で食感も良好であった。
【0020】〔比較例〕対照として貫通孔を形成しない
ハンバーガーパティーを使い、実施例1と同様に冷凍ハ
ンバーガーを作り、電子レンジで加熱したところ、バン
ズは実施例1と同様であったが、パティーは38秒では
9℃〜38℃、中央部で9℃〜21℃、外側で14℃〜
38℃であり、40秒、43秒ではほとんど近い温度帯
で11℃〜56℃、中央部で11℃〜28℃、外側で8
℃〜56℃であった。全体的に冷たい部位が多くあり、
38秒では20℃前後、40秒、43秒でも26℃前後
であり、暖かくならず好ましい喫食温度状態ではなかっ
た。
【0021】
【発明の効果】本発明の冷凍ハンバーガーは、パティー
に少なくとも1つの貫通孔を好ましくはその中央部に形
成したハンバーガーパティーを用いることにより、電子
レンジでバンズ、パティー共に短時間で喫食温度内に加
熱することができる。電子レンジで加熱すると、通常よ
りパティーの昇温が早くなり、加熱時間が短くなり、そ
の結果、バンズは加熱オーバーによる固化がなくなり、
バンズ、パティー共に暖かい状態で喫食でき、良好な食
感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍ハンバーガーの一例の断面図である。
【図2】本発明のパティーの模式図である。
【符号の説明】
1 冷凍ハンバーガー 2a バンズクラウン 2b バンズヒル 3 パティー 4 ソース 5 貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍ハンバーガーにおいて、パティーが
    少なくとも1つの貫通孔を形成したパティーからなるこ
    とを特徴とする電子レンジ用冷凍ハンバーガー。
  2. 【請求項2】 パティーが中央部に少なくとも1つの貫
    通孔を形成したパティーからなる請求項1記載の電子レ
    ンジ用冷凍ハンバーガー。
JP7091664A 1995-03-24 1995-03-24 電子レンジ用冷凍ハンバーガー Pending JPH08256742A (ja)

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JP7091664A JPH08256742A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 電子レンジ用冷凍ハンバーガー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233093A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Panex:Kk パテ含有食品の製造方法
CN112739241A (zh) * 2018-09-21 2021-04-30 Ip创意生产有限责任两合公司 用于制备和呈递食品的系统

Cited By (4)

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