JPH08256539A - 乗用移植機 - Google Patents

乗用移植機

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JPH08256539A
JPH08256539A JP8108506A JP10850696A JPH08256539A JP H08256539 A JPH08256539 A JP H08256539A JP 8108506 A JP8108506 A JP 8108506A JP 10850696 A JP10850696 A JP 10850696A JP H08256539 A JPH08256539 A JP H08256539A
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planting
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claw
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JP8108506A
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Shuichi Shimizu
水 修 一 清
Takeshi Shiraishi
石 武 白
Hideo Nakajima
島 英 夫 中
Masatoshi Hiasa
朝 正 俊 日
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用型の自動移植機にあって、苗植付
部を良好に倣い制御させて、植付深さの安定維持を図
る。 【解決手段】 苗載台(27)を有する苗供給装置
(13)と、苗取出爪(43)を有する苗取出装置(1
4)と、苗植付爪(50)を有する苗植付装置(15)
など自動移植部(12)を乗用型走行車(1)に装備さ
せるようにした構造において、前記苗供給装置(13)
と苗取出装置(14)とを油圧昇降リンク(17)(1
8)を介し走行車(1)に昇降自在に支持すると共に、
前記苗植付装置(15)を倣いリンク(21)(22)
を介し苗取出装置(14)に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台の苗トレイか
ら苗取出爪によって取出した1株分のポット苗を植付爪
に受取って順次圃場に自動植付けする主に野菜などの乗
用移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種苗供給装置・苗取出装置・苗植付
装置の全てを油圧昇降リンクのみを介し本機側に支持さ
せる構造のものにあっては、前記昇降リンクの油圧制御
のみで植付深さ制御が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
制御の場合、畝面に苗取出装置が正確に倣い追従した植
付けが行われ難く、したがって植付深さ制御が不安定と
なったり、畝面を検出するゲージホイルでもって畝面に
大きな凹凸を形成させるなどの欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、苗
載台を有する苗供給装置と、苗取出爪を有する苗取出装
置と、苗植付爪を有する苗植付装置など自動移植部を乗
用型走行車に装備させるようにした構造において、前記
苗供給装置と苗取出装置とを油圧昇降リンクを介し走行
車に昇降自在に支持すると共に、前記苗植付装置を倣い
リンクを介し苗取出装置に支持させることによって、植
付深さ制御を前記昇降リンクによる油圧制御と、倣いリ
ンクによる倣い制御との2重制御で可能とするもので、
しかもこの場合苗取出装置のみを倣いリンクに支持させ
て、このならい部分の重量の軽減化を図って、植付深さ
制御をスムーズにして高精度なものとさせることができ
る。また予備苗載台或いは水タンクなど重量変動部を本
機側の走行車に固定支持させることによって、これら重
量変動部を植付深さ制御に悪影響を与えることなく、こ
の制御をより安定あるものとさせることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用移植機の全体側面図、図2
は移植部の側面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗す
る走行車であり、(2)はエンジン(3)を前部に搭載
する車体フレーム、(4)(5)は走行用前後輪、
(6)は前記エンジン(3)などを覆うボンネット、
(7)は前記ボンネット(6)両側に装備する予備苗載
台、(8)は車体カバー(9)上部に設ける運転席、
(10)は前記運転席(8)の前方でボンネット(6)
後部に設ける操向ハンドル、(11)は前記運転席
(8)後部の車体カバー(9)上に搭載する移植用水タ
ンクである。
【0006】また図中(12)は苗供給装置(13)及
び苗取出装置(14)及び苗植付装置(15)などを有
する苗自動移植部であり、前記苗供給装置(13)及び
苗取出装置(14)を支持する移植フレーム(16)を
トップリンク(17)及びロワーリンク(18)を含む
三点リンク機構(19)を介して走行車(1)後側に昇
降自在に連結させると共に、前記苗植付装置(15)の
苗植付駆動ケース(20)を上下平行リンク(21)
(22)を介して移植フレーム(16)に上下動自在に
連結させて、前記ロワーリンク(18)に連結させる油
圧昇降シリンダ(23)の伸縮動作でもって移植部(1
2)の昇降制御を行う一方、前記植付装置(15)後方
に延設するゲージフレーム(24)後端の上下高さ調節
自在なゲージホイル(25)を畝(A)上面に転接させ
て、畝(A)上面に追従させる如く植付装置(15)を
上下動させて、畝(A)に対し植付装置(15)を倣い
制御するように構成している。
【0007】図3にも示す如く、前記苗供給装置(1
3)は、苗トレイ(26)を搭載する苗載台(27)
と、苗載台(27)下部の左右側板(28)(29)を
支持して苗載台(27)を左右方向に横送り案内する上
下ガイド軸(30)(31)と、苗載台(27)をアー
ム杆(32)を介して横送り駆動する横送り駆動ケース
(33)と、左右の駆動スプロケット(34)と遊転輪
(35)間に張架する左右の縦送りチェン(36)と、
左右の縦送りチェン(36)間に等間隔毎に設ける縦送
りピン(37)と、前記苗載台(27)上方に下部支点
軸(38)及び上部供給シリンダ(39)を介して補助
苗載台(40)を支持する苗トレイ自動供給部(41)
とを備え、前記苗載台(27)の横送り終端時苗トレイ
(26)の各セル(26a)底部間に掛合させる縦送り
ピン(37)でもって苗トレイ(26)の縦送りを行う
一方、前記補助苗載台(40)の供給シリンダ(39)
の伸張時該台(40)上の苗トレイ(26)を苗載台
(27)に自動供給するように構成している。
【0008】前記苗取出装置(14)は、前記横送り駆
動ケース(33)に駆動力を入力する苗取出駆動軸(4
2)にロータリケースなどを介し苗取出爪(43)を連
結支持させる苗取出アーム(44)と、前記苗供給装置
(13)に駆動力を入力する縦送り駆動軸(45)の固
定押出カム(46)に揺動アーム(47)を介しピン支
持体(48)を連結させる苗押出ピン(49)とを備
え、前記駆動軸(42)の回転による苗取出爪(43)
の苗トレイ(26)への上方よりの突入直前に、苗押出
ピン(49)を苗トレイ(26)底面側より突入させて
苗を押出動作させて、これら苗取出爪(43)と苗押出
ピン(49)による苗取出しを行うように構成してい
る。
【0009】前記苗植付装置(15)は、前記苗取出爪
(43)によって取出された苗トレイ(26)からの1
株分のポット苗を受取って畝(A)上面に植付ける2つ
の分離爪体(50a)(50b)を有するホッパ形植付
爪(50)と、PTO伝達軸(51)を介し植付駆動ケ
ース(20)に入力される植付駆動力を出力する植付ケ
ース(52)と、該ケース(52)の植付駆動軸(5
3)にロータリケース(54)及びクランクアーム(5
5)を介し支持する植付爪(50)の植付アーム(5
6)と、前記植付アーム(56)一端側のガイドローラ
(57)を嵌入させてクランクアーム(55)の回転時
植付爪(50)を上下に案内して植付運動させる昇降ガ
イド(58)と、前記クランクアーム(55)の植付ア
ーム(56)取付軸(59)に固設して前記爪体(50
a)(50b)を支持するアーム(60a)(60b)
に揺動板(61a)(61b)及び進退ロッド(62)
を介し連結させる爪開閉カム(63)とを備え、前記植
付駆動軸(53)の回転時昇降ガイド(58)に沿って
植付アーム(56)を上下動させると共に、該アーム
(56)の下動時前記カム(63)でもって爪体(50
a)(50b)を開放して、これら爪体(50a)(5
0b)内のポット苗を畝(A)に植付けるように構成し
ている。
【0010】また、畝面にマルチシートを敷設しての作
業時に、マルチカッタ(64)を上下動させるカッタ駆
動機構(65)を設けるもので、前記植付ケース(5
2)の固定取付板(66)にマルチカッタ(64)を上
下動自在に支持する一対の上下リンク(67)(68)
と、前記植付駆動軸(53)に取付けてこの外周カム面
を上リンク(67)の回転子(69)に摺接させるカッ
タ上下動用カム(70)とを駆動機構(65)は備え、
前記植付爪(50)の上下動作に連動してマルチカッタ
(64)を上下動させてマルチシートに植付穴を穿孔す
るように構成している。
【0011】さらに、前記取付板(66)に枢支軸(7
1)及び支持アーム(72)を介して培土ローラ(7
3)を設けるもので、前記駆動軸(53)に取付けるカ
ム(74)に回転子(75)を摺接させる揺動アーム
(76)を、揺動板(77)及びロッド(78)を介し
て前記支持アーム(72)に連動連結させて、前記植付
爪(50)の上下動作に連動して培土ローラ(73)を
上下動させて植付直後の苗に培土を施すように構成して
いる。
【0012】ところで前記移植フレーム(16)の上リ
ンク(21)基端枢支軸(21a)には、移植フレーム
(16)と植付装置(15)との相対位置変化を検出す
るポテンショメータ型の植深センサ(79)を設けてい
て、畝(A)高さの変化でもって移植フレーム(16)
に対し植付装置(15)が設定以上に変化するとき前記
昇降シリンダ(23)を伸縮制御して植付装置(15)
を設定以内に維持するように構成している。
【0013】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、作業者が走行車(1)に搭乗しての走行中、前記移
植部(12)において自動的に苗トレイ(26)より1
株分のポット苗を苗取出爪(43)で取出して植付爪
(50)によって畝(A)上面に一定間隔毎に植付ける
植付け作業が行われるものである。
【0014】而して該構成の場合、重量も大で変動も大
きい前記予備苗載台(7)や移植の際活着用として必要
な水タンク(11)など重量変動部を、本機側の車体カ
バー(9)に固定し、次に比較的重量物の苗供給装置
(13)及び苗取出装置(14)を三点リンク機構(1
9)に支持して昇降シリンダ(23)による油圧昇降制
御を行わしめ、さらに、植付装置(15)のみを平行リ
ンク(21)(22)に上下動自在に支持させてゲージ
ホイル(25)による畝(A)上面に追従させての倣い
制御を行わしめて、重量変動部(7)(11)の悪影響
を移植部(12)側に与えることなく、昇降シリンダ
(23)による油圧昇降制御とゲージホイル(25)に
よる倣い制御の二重構造の制御でもって植付深さ制御を
スムーズで高精度に行わしめるようにしたものである。
またこの場合倣い部分の重量を植付装置(15)のみに
軽減させることによって、正確な倣い制御が行われると
共に、ゲージホイル(25)で形成される畝(A)上面
の凹凸も減少させることができ、しかも走行抵抗も小と
させることができるためマルチシートの引きづりなども
低減させることができて、高精度にして良好な移植作業
を可能にできるものである。
【0015】
【発明の効果】以上実施例からも明らかなように本発明
は、苗載台(27)を有する苗供給装置(13)と、苗
取出爪(43)を有する苗取出装置(14)と、苗植付
爪(50)を有する苗植付装置(15)など自動移植部
(12)を乗用型走行車(1)に装備させるようにした
構造において、前記苗供給装置(13)と苗取出装置
(14)とを油圧昇降リンク(17)(18)を介し走
行車(1)に昇降自在に支持すると共に、前記苗植付装
置(15)を倣いリンク(21)(22)を介し苗取出
装置(14)に支持させたものであるから、植付深さ制
御を昇降リンク(17)(18)による油圧制御と、倣
いリンク(21)(22)による倣い制御の2重制御で
スムーズにして高精度なものとさせることができるもの
で、しかもこの場合苗取出装置(14)のみを倣いリン
ク(21)(22)に支持させて倣い部分の重量を軽減
させるため、畝(A)面に悪影響を与えることのない良
好に畝(A)に追従させた倣い移植作業を可能にでき
る。また予備苗載台(7)或いは水タンク(11)など
重量変動部を本機側の走行車(1)に固定支持させるこ
とによって、これら重量変動部を植付深さ制御に悪影響
を与えることのない安定した作業を可能にできるなど顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用移植機の全体側面図である。
【図2】移植部の側面図である。
【図3】移植部の部分側面図である。
【図4】植付装置部の側面説明図である。
【図5】植付装置部の平面説明図である。
【符号の説明】
(1) 走行車 (7) 予備苗載台 (11) 水タンク (12) 移植部 (13) 苗供給装置 (14) 苗取出装置 (15) 苗植付装置 (17)(18) リンク (21)(22) リンク (27) 苗載台 (43) 苗取出爪 (50) 苗植付爪
フロントページの続き (72)発明者 日 朝 正 俊 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台を有する苗供給装置と、苗取出爪
    を有する苗取出装置と、苗植付爪を有する苗植付装置な
    ど自動移植部を乗用型走行車に装備させるようにした構
    造において、前記苗供給装置と苗取出装置とを油圧昇降
    リンクを介し走行車に昇降自在に支持すると共に、前記
    苗植付装置を倣いリンクを介し苗取出装置に支持させた
    ことを特徴とする乗用移植機。
  2. 【請求項2】 予備苗載台或いは水タンクなど重量変動
    部を本機側の走行車に固定支持させたことを特徴とする
    請求項1の乗用移植機。
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