JPH08256294A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH08256294A
JPH08256294A JP7058603A JP5860395A JPH08256294A JP H08256294 A JPH08256294 A JP H08256294A JP 7058603 A JP7058603 A JP 7058603A JP 5860395 A JP5860395 A JP 5860395A JP H08256294 A JPH08256294 A JP H08256294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
clock pulse
data
integration
image pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7058603A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Abe
達朗 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7058603A priority Critical patent/JPH08256294A/ja
Publication of JPH08256294A publication Critical patent/JPH08256294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像素子からの映像信号のフリッカー補正を
行う。 【構成】 撮像素子からの映像信号をデジタル信号に変
換し、これをフィールド積分した積分データAと第1の
F/F25の出力を加算器23で加算する。第1のF/
F25は、mフィールドの間に1度発生する第1のクロ
ックパルスに同期してデータを保持する。除算回路27
は、フリッカー周期以上の周期をもつ第2のクロックパ
ルス間に存在する第1のクロックパルスの個数nで、第
1のF/F25の出力を割算し、これを第2のF/F2
9は第2のクロックパルスに同期してホールドする。除
算回路31は、積分データAに対する第2のF/F29
の出力Bの比を算出し、この比をフリッカー補正量とし
て前記デジタル信号の利得制御に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光灯フリッカーを抑
圧する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に、従来の撮像装置の構成を示
す。この従来例は、50Hz電源で点灯された蛍光灯を
照明光とする被写体を59.94フィールド/秒のテレ
ビジョン方式の撮像装置で撮影したときに生じるフリッ
カーをデジタル回路で抑圧するものである。
【0003】自動利得制御回路(AGC)203は、入
力端子201に入力された固体撮像素子からの映像信号
の利得を制御した後、アナログ・デジタル変換器(A/
D)205に出力する。入力端子201に入力される映
像信号は、3フィールドを1周期とする蛍光フリッカー
成分を含んでいる。アナログ・デジタル変換器205
は、入力をデジタル信号に変換して、信号処理回路20
7に供給する。信号処理回路207は、所定の処理を行
う。
【0004】アナログ・デジタル変換器205のデジタ
ル信号は、また第1のスイッチ手段217の入力端子に
供給される。第1のスイッチ手段217は、3フィール
ド繰返しパルスによって制御され、第1乃至第3のフィ
ールド積分回路209乃至213に対し順次1フィール
ド分のデジタル信号を供給する。
【0005】第1乃至第3のフィールド積分回路209
乃至213は、それぞれ1フィールド分のデジタル信号
の積分をとり、その積分データを加算平均回路215に
供給する。加算平均回路215は、第1乃至第3のフィ
ールド積分回路209乃至213からの積分データの加
算平均を算出し、比較回路221に供給する。
【0006】第2のスイッチ手段219は、3フィール
ド繰返しパルスによって制御され、第1乃至第3のフィ
ールド積分回路209乃至213の積分データを1フィ
ールド毎に順次取り出し、比較回路221に供給する。
比較回路221は、第2のスイッチ手段219からの積
分データに対する加算平均回路215からの加算平均値
の比を算出し、デジタル・アナログ変換器(D/A)2
23に供給する。デジタル・アナログ変換器223は、
入力をアナログ信号に変換し、このアナログ信号を自動
利得制御回路203の制御信号としてフィードバックす
ることにより、フリッカー成分を抑圧している。
【0007】上記した従来例では、50Hz電源で点灯
された蛍光灯を照明光とする被写体の場合には効果があ
る。しかしながら、60Hz電源で点灯された蛍光灯を
照明光とする被写体を、59.94フィールド/秒方式
の撮像装置で撮像したときに生じる低周波、即ち(1/
8.33)Hzのフリッカーを抑圧できない。
【0008】また、メカアイリス等による絞り制御装置
を備えた操像装置では、絞りの応答の方が速いため上記
低周波のフリッカーを抑圧することが出来るが、安価な
電子シャッターのみによる絞り制御の撮像装置は上記周
波数のフリッカーを抑圧出来ず不快な画像を生成してし
まう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来例のフリッカー抑
圧は、50Hz電源で点灯された蛍光灯を照明光とする
被写体の場合には効果があるものの、60Hz電源で点
灯された蛍光灯を照明光とする被写体の場合には効果が
ない。また、安価な電子シャッターによる絞り制御の場
合には、上記低周波のフリッカー成分を抑圧できず不快
な画像を生成してしまうという欠点が有った。
【0010】本発明は、メカアイリス或いは電子シャッ
ターによる絞り制御にかかわらず、50Hz及び60H
zで駆動の蛍光灯下でフリッカー成分を抑圧する撮像装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(第1の構成例)撮像素子からの出力信号を、アナログ
・デジタル変換手段によりデジタル信号化し、このデジ
タル信号を信号処理回路を用いて信号処理を行う撮像装
置において、前記アナログ・デジタル変換手段の出力或
いは前記信号処理回路の途中の信号或いは前記信号処理
回路の出力を少なくとも1フィールド期間積分する積分
手段と、クロックパルスを発生するクロックパルス生成
手段と、前記クロックパルス生成手段からの前記クロッ
クパルスのタイミングで前記積分手段の積分データから
フリッカー補正量を生成するフリッカー補正量生成手段
と、前記フリッカー補正量生成手段からのフリッカー補
正量により、前記アナログ・デジタル変換手段の出力或
いは前記信号処理回路の途中の信号或いは前記信号処理
回路の出力を利得制御する乗算手段と、を具備する。
【0012】(第2の構成例)撮像素子からの出力信号
を自動利得制御手段で利得制御した後、アナログ・デジ
タル変換手段によりデジタル信号化し、このデジタル信
号を信号処理回路を用いて信号処理を行う撮像装置にお
いて、前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前
記信号処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の
出力を少なくとも1フィールド期間積分する積分手段
と、クロックパルスを発生するクロックパルス発生手段
と、前記クロックパルス発生手段からのクロックパルス
のタイミングで前記積分手段の積分データからフリッカ
ー補正量を生成するフリッカー補正量生成手段と、前記
フリッカー補正量生成手段からのフリッカー補正量をア
ナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換手段と、
を具備し、前記デジタル・アナログ変換手段の出力によ
り前記自動利得制御手段の利得を制御する。
【0013】(第3の構成例)撮像素子からの出力信号
を、アナログ・デジタル変換手段によりデジタル信号化
し、このデジタル信号を信号処理回路を用いて信号処理
を行う撮像装置において、前記アナログ・デジタル変換
手段の出力或いは前記信号処理回路の途中の信号或いは
前記信号処理回路の出力を少なくとも1フィールド期間
積分する積分手段と、前記積分手段の積分データをサン
プリングする周期t1とフリッカー周期の整数倍の期間
t2(t2>t1)と基準値kを初期設定する第1の工
程と、t1期間に1度サンプリングした前記積分データ
と前回のt1時間で算出した平均値と選択した最大値と
最小値とから改めて平均値の算出と最大値と最小値の選
択をやり直して、第1のメモリ手段の平均値と最大値と
最小値の内容を更新する動作をt2の期間繰り返す第2
の工程と、t2の期間経過後前記第1のメモリの平均値
と最大値と最小値の内容を第2のメモリにコピーした後
初期化する第3の工程と、前記積分手段の積分データと
前記第2のメモリに記憶された最大値と最小値それぞれ
との比と前記基準値kを比較して前記積分データが前記
基準値kによって決まる所定範囲内にあるか否かを判断
する第4の工程と、前記積分データが前記所定範囲内に
あると判断したときは前記第2のメモリ手段の平均値と
前記積分データの比をフリッカー補正量として出力し、
前記積分データが前記所定範囲内にないと判断したとき
はフリッカー補正を停止する値を出力する第5の工程と
を実行するマイクロコンピュータ手段と、前記マイクロ
コンピュータ手段からの出力により、前記アナログ・デ
ジタル変換手段の出力或いは前記信号処理回路の途中の
信号或いは前記信号処理回路の出力を利得制御する乗算
手段と、を具備する。
【0014】(第4の構成例)撮像素子からの出力信号
を自動利得制御手段で利得制御した後、アナログ・デジ
タル変換手段によりデジタル信号化し、このデジタル信
号を信号処理回路を用いて信号処理を行う撮像装置にお
いて、前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前
記信号処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の
出力を少なくとも1フィールド期間積分する積分手段
と、前記積分手段の積分データをサンプリングする周期
t1とフリッカー周期の整数倍の期間t2(t2>t
1)と基準値kを初期設定する第1の工程と、t1期間
に1度サンプリングした前記積分データと前回のt1時
間で算出した平均値と選択した最大値と最小値とから改
めて平均値の算出と最大値と最小値の選択をやり直し
て、第1のメモリ手段の平均値と最大値と最小値の内容
を更新する動作をt2の期間繰り返す第2の工程と、t
2の期間経過後前記第1のメモリの平均値と最大値と最
小値の内容を第2のメモリにコピーした後初期化する第
3の工程と、前記積分手段の積分データと前記第2のメ
モリに記憶された最大値と最小値それぞれとの比と前記
基準値kを比較して前記積分データが前記基準値kによ
って決まる所定範囲内にあるか否かを判断する第4の工
程と、前記積分データが前記所定範囲内にあると判断し
たときは前記第2のメモリ手段の平均値と前記積分デー
タの比をフリッカー補正量として出力し、前記積分デー
タが前記所定範囲内にないと判断したときはフリッカー
補正を停止する値を出力する第5の工程とを実行するマ
イクロコンピュータ手段と、前記マイクロコンピュータ
手段の出力をアナログ信号に変換するデジタル・アナロ
グ変換手段と、を具備し、前記デジタル・アナログ変換
手段の出力により前記自動利得制御手段の利得を制御す
る。
【0015】
【作用】
(第1と第2の構成例)積分手段は、アナログ・デジタ
ル変換手段の出力或いは信号処理回路の途中の信号或い
は前記信号処理回路の出力を例えば1フィールド期間積
分する。フリッカー補正量生成手段は、クロックパルス
生成手段からのクロックパルスのタイミングで前記積分
手段の積分データからフリッカー補正量を生成する。
【0016】乗算手段は、前記フリッカー補正量によ
り、前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは信号
処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の出力を
利得制御する。別の方法として、フリッカー補正量をデ
ジタル・アナログ変換手段によりアナログ信号に変換
し、自動利得制御手段の利得を制御する。
【0017】(第3と第4の構成例)積分手段は、アナ
ログ・デジタル変換手段の出力或いは信号処理回路の途
中の信号或いは前記信号処理回路の出力を例えば1フィ
ールド期間積分する。
【0018】マイクロコンピュータ手段は次に述べる動
作を実行する。まず、積分データををサンプリングする
周期t1とフリッカー周期の整数倍の期間t2(t2>
t1)と基準値kを初期設定する。
【0019】次にt1期間に1度サンプリングした前記
積分データと前回のt1期間で算出した平均値と最大値
と最小値とから、改めて平均値の算出と最大値と最小値
の選択をやり直し、第1のメモリ手段の平均値と最大値
と最小値の内容を更新する。この動作を、t2の期間繰
り返す。
【0020】t2の期間が経過したら、前記第1のメモ
リの平均値と最大値と最小値の内容を第2のメモリにコ
ピーし、前記第1のメモリの内容を初期化する。
【0021】次に、前記積分手段の積分データと前記第
2のメモリに記憶された最大値と最小値それぞれの比を
算出し、更にこれら比と前記基準値kを比較して前記積
分データが前記基準値kによって決まる所定範囲内にあ
るか否かを判断する。
【0022】前記積分データが前記所定範囲内にあると
判断したときは、前記積分データに対する平均値の比を
フリッカー補正量として出力する。前記積分データが前
記所定範囲内にないと判断したときは、フリッカー補正
を停止する値を出力する。
【0023】乗算手段は、前記マイクロコンピュータ手
段の出力により、前記アナログ・デジタル変換手段の出
力或いは前記信号処理回路の途中の信号或いは前記信号
処理回路の出力を利得制御する。別の方法として、フリ
ッカー補正量をデジタル・アナログ変換手段によりアナ
ログ信号に変換し、自動利得制御手段の利得を制御す
る。
【0024】
【実施例】図1に、本発明の撮像装置の第1の実施例の
ブロック図を示す。図1において、入力端子1に固体撮
像素子(図示せず)からの映像信号が入力される。自動
利得制御回路(AGC)3は、入力端子1に入力された
映像信号の利得増幅を行った後、アナログ・デジタル変
換器(A/D)5に出力する。アナログ・デジタル変換
器(A/D)5は、入力をデジタル信号に変換して、フ
ィールド積分回路7に供給する。
【0025】フィールド積分回路7には、画面領域選択
手段(図示せず)から画面領域選択パルスが供給されて
いる。このパルスにより、フィールド積分回路7は、入
力デジタル信号の中で画面領域選択手段が選択した画面
領域部分のみのデータの1フィールド分を積分する。
【0026】フリッカー補正量生成回路11は、タイミ
ング用クロックパルス生成回路9で生成したクロックパ
ルスのタイミングで、フィールド積分回路の積分データ
からフリッカー補正量を生成する。
【0027】乗算回路13は、アナログ・デジタル変換
器5の出力にフリッカー補正量を掛算することにより、
アナログ・デジタル変換器5の出力を利得制御し、信号
処理回路15に供給する。信号処理回路15は、所定の
信号処理を行って出力端子17に出力する。
【0028】尚、フィールド積分回路7は、アナログ・
デジタル変換器5の出力に代えて、信号処理回路15の
途中の信号或いは信号処理回路15の出力を入力信号と
しても良い。これに対応して、乗算回路13を信号処理
回路15の途中或いは信号処理回路15の後に配置する
ことになる。
【0029】フリッカー補正量生成回路の具体例を説明
する前に、図12の波形図を説明する。図12は、60
Hz電源で点灯された蛍光灯を照明光とした被写体を、
59.94フィールド/秒のテレビジョン方式の撮像装
置に生じるフリッカー成分を時間と輝度の関係で表わし
たものである。この正弦波の振幅がフリッカー成分であ
り、その1周期は約8.33秒と長く、約5000フィ
ールド期間である。
【0030】図2に、フリッカー補正量生成回路11の
第1の具体例を、図3にそのタイミング図を示す。図2
において、入力端子21には、フィールド積分回路7か
らの積分データが入力される。加算器23は、第1の入
力端子に入力される前記積分データと第2の入力端子に
入力される次段の第1のフリップフロップ(F/F)の
出力を加算する。
【0031】第1のフリップフロップ25は、具体的に
は並列に複数接続されたフリップフロップからなる。第
1のフリップフロップ25は、クロックパルス生成回路
9からの第1のクロックパルスのローからハイの立ち上
がりに同期した積分データをホールドする。第1のクロ
ックパルスは、第1のフリップフロップ25がm個(m
≧1)のデータの中の1つをサンプルホールドするため
のタイミングパルスであり、例えば1秒に1度ローから
ハイに立ち上がる。この例では、m番目のデータのとき
にローからハイに立ち上がる。第1のフリップフロップ
25の出力は、前記した如く加算回路23でフィールド
積分回路7からの積分データと加算される。
【0032】クロックパルス生成回路9で生成する後述
の第2のクロックパルスの周期の間に、n個の第1のク
ロックパルスが存在する。除算回路27は、第1のフリ
ップフロップ25の出力をnで割り算する。除算回路2
7の出力は、第1のクロックパルスがローからハイに立
ち上がる毎に変化するが、第1のクロックパルスのn番
目のパルスがローからハイに立ち上がったときに、フリ
ッカーの平均値を得ることになる。尚、mが小さい程、
フリッカーの平均値精度が高くなるが、ビットの深みが
大きくなる。
【0033】前記第2のクロックパルスは、フリッカー
周期の少なくとも1周期以上に1度ローからハイに立ち
上がる。第2のフリップフロップ29は、第2のクロッ
クパルスのローからハイの立ち上がりに同期したフリッ
カーの平均値をホールドし、除算回路7にその値Bを供
給する。
【0034】除算回路7には、またフィールド積分回路
7からの積分データAが供給されており、積分データA
に対する第2のフリップフロップ29の出力Bの比(B
A)を算出する。その比がフリッカー補正量であり、出
力端子33に供給する。
【0035】尚、第1のフリップフロップ25は、次に
述べるクリアパルスによって、出力データが0に初期化
される。インバータ回路35は、第2のクロックパルス
を反転しタイミングマージン用遅延手段37に供給す
る。遅延手段37は、入力のパルスを所定時間遅延し、
クリアパルスとして第1のフリップフロップ25に供給
する。
【0036】前記クリアパルスのタイミングは、平均値
を第2のクロックパルスの立ち上がりでホールドした
後、第1のフリップフロップ25の出力データを0に初
期化し、次に生じる第1のクロックの立ち上がりで初期
化動作を解除できるものであれば良い。この具体例で
は、インバータ回路35と遅延手段37によりクリアパ
ルスのタイミングを作っている。そして、第1のフリッ
プフロップ25の初期化動作により、急なシーン変化等
によりフリッカーの絶対量が変化した場合でも高速に対
応出来る。
【0037】このように、フリッカー周期の1周期以上
の期間、1フィールド分の積分データのn個の離散値
(この例の場合は、1秒当り1個)の平均を求めること
により、擬似的な輝度の平均値を求め、その平均値と現
フィールドの積分値との比をもって、フリッカー補正量
としている。
【0038】図4に、フリッカー補正量生成回路11の
第2の具体例を、図5にそのタイミング図を示す。図4
において、入力端子41には、フィールド積分回路7か
らの積分データが入力されている。第1の選択回路43
は、第1の入力端子に入力される前記積分データと第2
の入力端子に入力される次段の第3のフリップフロップ
(F/F)45の出力の中で大きい方のデータを選択し
て、第3のフリップフロップ45に供給する。
【0039】第3のフリップフロップ45は、クロック
パルス生成回路9からの第1のクロックパルスのローか
らハイの立ち上がりに同期したデータをホールドする。
第1のクロックパルスは、第3のフリップフロップ45
がm個(m≧1)のデータの中の1つをサンプルホール
ドするためのタイミングパルスであり、例えば1秒に1
度ローからハイに立ち上がる。この例では、m番目のデ
ータのときにローからハイに立ち上がる。第3のフリッ
プフロップ45の出力は、前記した如く第1の選択回路
43の第2の入力端子に供給される。
【0040】第2の選択回路47は、第1の入力端子に
入力される前記積分データと第2の入力端子に入力され
る次段の第4のフリップフロップ(F/F)49の出力
の中で小さい方のデータを選択して、第4のフリップフ
ロップ49に供給する。
【0041】第4のフリップフロップ49は、前記第1
のクロックパルスのローからハイの立ち上がりに同期し
たデータをホールドする。
【0042】加算平均回路51は、第3と第4のフリッ
プフロップ45と49の出力の加算平均を算出し、第5
のフリップフロップ53に供給する。
【0043】第5のフリップフロップ53は、クロック
パルス生成回路9からの第2のクロックパルスのローか
らハイの立ち上がりに同期したデータをホールドし、除
算回路55にその値Cを供給する。前記第2のクロック
パルスは、フリッカー周期の少なくとも1周期以上に1
度ローからハイに立ち上がる。
【0044】除算回路55には、またフィールド積分回
路7からの積分データAが供給されており、積分データ
Aに対する第5のフリップフロップ53の出力Cの比
(C/A)を算出する。その比がフリッカー補正量であ
り、出力端子57に供給する。
【0045】第3と第4のフリップフロップ45と49
は、第1の具体例で述べたと同じタイミングのクリアパ
ルスによって、出力データが0に初期化される。前記ク
リアパルスを生成するのは、第1の具体例と同様、第2
のクロックパルスとインバータ回路35と遅延手段37
である。
【0046】図6に、フリッカー補正量生成回路11の
第3の具体例を示す。第1と第2の具体回路と同じ動作
を行う構成要素については、第1と第2の具体回路で使
用した参照符号を付している。クロックパルス生成回路
9で生成する第1及び第2のクロックパルスとクリアパ
ルスは第1と第2の具体回路で述べたと同じタイミング
のパルスである。ここでは、第1と第2の具体例と重複
する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明
する。
【0047】第3のフリップフロップ45の出力は、第
6のフリップフロップ63に供給される。第6のフリッ
プフロップ63は、前記第2のクロックパルスのローか
らハイの立ち上がりに同期したデータをホールドし、そ
の値Dを除算回路65に出力する。除算回路65には、
また入力端子61からの積分データAが入力されてお
り、第6のフリップフロップ63の出力Dに対する前記
積分データAの比(A/D)を算出する。比較回路67
は、除算回路65の出力Fと基準値k(例えば1.5又
は2等)を比較し、出力Fが基準値kより大きいときは
1を出力し、出力Fが基準値kより小さいときは0を出
力する。
【0048】第4のフリップフロップ49の出力は、第
7のフリップフロップ69に供給される。第7のフリッ
プフロップ69は、前記第2のクロックパルスのローか
らハイの立ち上がりに同期したデータをホールドし、そ
の値Eを除算回路71に出力する。除算回路71には、
また入力端子61からの積分データAが入力されてお
り、前記データAに対する第7のフリップフロップ69
の出力Eの比(E/A)を算出する。比較回路73は、
除算回路71の出力Gと基準値kを比較し、出力Gが基
準値kより大きいときは1を出力し、出力Gが基準値k
より小さいときは0を出力する。
【0049】比較回路67と73は、急な光量変化の有
無を判断するものであり、比較回路67の出力が1のと
き光量が増加したことを、比較回路73の出力が1のと
きは光量が減少したことを検出することになる。
【0050】NOR回路75は、比較回路67と73の
出力を論理演算(NOR)し、出力Sをスイッチ回路7
7の制御信号とする。出力Sが1のとき、スイッチ回路
77は除算回路31の出力をフリッカー補正量として出
力端子79に供給する。出力Sが0のとき、スイッチ回
路77は1(フリッカー補正を停止する値)を出力端子
79に供給する。このように、急な光量変化があった場
合には、フリッカー補正量生成回路11は、フリッカー
補正を停止する値を出力する。
【0051】図7に、本発明の撮像装置の第2の実施例
のブロック図を示す。第1の実施例と異なる部分のみを
説明する。第2の実施例では、乗算回路13を具備して
いない。代わりに、フリッカー補正量生成回路11から
のフリッカー補正量を、デジタル・アナログ変換器81
によりアナログ信号に変換し、これを自動利得制御回路
(AGC)3の制御信号として使う。
【0052】フリッカー補正量生成回路11の具体例と
しては、図2と図4と図6で示した回路が採用される。
尚、フィールド積分回路7の入力は、アナログ・デジタ
ル変換器5の出力に限定されず、信号処理回路15の途
中の信号或いは信号処理回路15の出力でも良い。
【0053】図8に、本発明の撮像装置の第3の実施例
のブロック図を示す。第3の実施例が第1の実施例と異
なるところは、フリッカー補正量をマイクロコンピュー
タ83で生成する点である。尚、第1の実施例と同様、
フィールド積分回路7は、アナログ・デジタル変換器5
の出力に代えて、信号処理回路15の途中の信号或いは
信号処理回路15の出力を入力信号としても良い。これ
に対応して、乗算回路13を信号処理回路15の途中或
いは信号処理回路15の後に配置することになる。
【0054】図9と図10に、マイクロコンピュータ8
3の動作の一連のフローチャートを示す。ST100乃
至ST114は、各動作ステップを示す。ST100に
おいて、入力積分データをサンプリングする周期t1
と、フリッカー周期の整数倍t2(t2>t1)と、基
準値k(例えば1.5又は2等)を初期設定する。
【0055】ST101において、入力積分データを1
度サンプリングし、その積分データを平均値H1,最大
値MAX1、最小値MIN1として第1のメモリに記憶
する。
【0056】ST102において、t1期間経過したか
否かを判断する。NOの場合は、t1経過する迄待つ。
YESの場合は、ST103に移行する。
【0057】ST103において、t1経過直前の現入
力積分データをサンプリングする。尚、これに限定され
ずt1の期間に積分データを1度サンプリングすれば良
い。
【0058】ST104において、サンプリングした積
分データと前記第1のメモリに記憶された平均値H1,
最大値MAX1,最小値MIN1とから改めて平均値H
1の算出と最大値MAX1及び最小値MIN1の選択を
やり直して、前記第1のメモリの平均値H1,最大値M
AX1,最小値MIN1の内容を更新する。
【0059】ST105において、t2期間経過したか
否かを判断する。NOの場合は、ST102に戻る。
【0060】次のt1経過直前の現入力積分データをサ
ンプリングする。尚、これに限定されずt1の期間に積
分データを1度サンプリングすれば良い。このサンプリ
ングした積分データと前記第1のメモリに記憶された平
均値H1,最大値MAX1,最小値MIN1とから、改
めて平均値H1の算出と最大値MAX1及び最小値MI
N1の選択をやり直して、前記第1のメモリの平均値H
1,最大値MAX1、最小値MIN1の内容を更新す
る。以上の動作を、t2期間経過する迄繰り返す。
【0061】t2期間経過すると、ST106におい
て、前記第1のメモリに記憶されている平均値H1,最
大値MAX1,最小値MIN1を、第2のメモリにコピ
ーして、各々平均値H2,最大値MAX2,最小値MI
N2とする。
【0062】ST107において、前記第1のメモリの
平均値H1,最大値MAX1,最小値MIN1の内容を
0に初期化する。
【0063】ST108において、前記第2のメモリの
最大値MAX2に対する前記フィールド積分回路7の積
分データの比が前記基準値kより大きいか、或いは前記
フィールド積分回路7に対する前記第2のメモリの最小
値の比が前記基準値kより大きいかを判断する。
【0064】NOの場合、ST110に移行し、前記フ
ィールド積分回路7の積分データに対する前記第2のメ
モリの平均値H2の比を算出し、この比をフリッカー補
正量として出力する。YESの場合、1(フリッカー補
正量を停止する値)を出力する。
【0065】ST106からST110の動作と並行し
て、ST111においてt1期間経過したか否かを判断
する。NOの場合は、ST108に戻る。YESの場合
は、ST112に移行する。
【0066】ST112において、t1経過直前の現入
力積分データをサンプリングする。尚、これに限定され
ずt1の期間に積分データを1度サンプリングすれば良
い。
【0067】ST113において、前記第1のメモリの
平均値H1,最大値MAX1,最小値MIN1が0であ
るから、サンプリングした積分データを平均値H1,最
大値MAX1,最小値MIN1として前記第1のメモリ
の内容を更新する。
【0068】ST114において、t2期間経過したか
否かを判断する。NOの場合は、ST108に戻る。
【0069】次のt1経過直前の現入力積分データをサ
ンプリングする。尚、これに限定されずt1の期間に積
分データを1度サンプリングすれば良い。このサンプリ
ングした積分データと前記第1のメモリに記憶された平
均値H1,最大値MAX1,最小値MIN1とから、改
めて平均値H1の算出と最大値MAX1及び最小値MI
N1の選択をやり直して、前記第1のメモリの平均値H
1,最大値MAX1,最小値MIN1の内容を更新す
る。以上の動作を、t2期間経過する迄繰り返す。
【0070】t2期間経過すると、ST106へ戻る。
【0071】ST108は、急な光量変化の有無を判断
するものであり、急な光量の変化が有った場合には、フ
リッカー補正を停止する値1を出力する。
【0072】図11に、本発明の撮像装置の第4の実施
例のブロック図を示す。第2の実施例と異なる部分のみ
を説明する。第4の実施例が第2の実施例と異なるとこ
ろは、フリッカー補正量をマイクロコンピュータ83で
生成する点である。尚、第2の実施例と同様、フィール
ド積分回路7は、アナログ・デジタル変換器5の出力に
代えて、信号処理回路15の途中の信号或いは信号処理
回路15の出力を入力信号としても良い。マイクロコン
ピュータ83は、第3の実施例のマイクロコンピュータ
83と同じ動作を行う。
【0073】尚、第1乃至第4の実施例では、1フィー
ルド分のデータを積分する例を述べたが、これに限定さ
れない。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、メカアイリス或いは電
子シャッターによる絞り制御にかかわらず、50Hz及
び60Hz駆動の蛍光灯下でフリッカー成分を抑圧する
ことが出来る。更に、急な光量変化に対しても対応出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】フリッカー補正量生成回路の第1の具体例を示
すブロック図である。
【図3】フリッカー補正量生成回路の第1の具体例の動
作を説明するためのタイミング図である。
【図4】フリッカー補正量生成回路の第2の具体例を示
すブロック図である。
【図5】フリッカー補正量生成回路の第2の具体例の動
作を説明するためのタイミング図である。
【図6】フリッカー補正量生成回路の第3の具体例を示
すブロック図である。
【図7】本発明の撮像装置の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図8】本発明の撮像装置の第3の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図9】フリッカー補正量生成用マイクロコンピュータ
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に引き続き、フリッカー補正量生成用マ
イクロコンピュータの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】本発明の撮像装置の第4の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図12】60Hz電源で点灯された蛍光灯を照明光と
した被写体に対して、59.94フィールド/秒のテレ
ビジョン方式の撮像装置で生じるフリッカー成分をあら
わす波形図である。
【図13】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
3…自動利得制御回路(AGC)、5…アナログ・デジ
タル変換器、7…フィールド積分回路、9…タイミング
用クロックパルス生成回路、11…フリッカー補正量生
成回路、13…乗算回路、15…信号処理回路、23…
加算器、25…第1のフリップフロップ、27…除算回
路(1/n)、29…第2のフリップフロップ、31…
除算回路(B/A)、35…インバータ回路、37…タ
イミングマージン用遅延手段、43…第1の選択回路、
45…第3のフリップフロップ、47…第2の選択回
路、49…第4のフリップフロップ、51…加算平均回
路、53…第5のフリップフロップ、55…除算回路、
63…第6のフリップフロップ、65…除算回路(A/
D)、67…比較回路、69…第7のフリップフロッ
プ、71…除算回路(E/A)、73…比較回路、75
…NOR回路、77…スイッチ回路、81…デジタル・
アナログ変換器、83…フリッカー補正量生成用マイク
ロコンピュータ。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子からの出力信号を、アナログ・
    デジタル変換手段によりデジタル信号化し、このデジタ
    ル信号を信号処理回路を用いて信号処理を行う撮像装置
    において、 前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前記信号
    処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の出力を
    少なくとも1フィールド期間積分する積分手段と、 クロックパルスを発生するクロックパルス生成手段と、 前記クロックパルス生成手段からの前記クロックパルス
    のタイミングで前記積分手段の積分データからフリッカ
    ー補正量を生成するフリッカー補正量生成手段と、 前記フリッカー補正量生成手段からのフリッカー補正量
    により、前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは
    前記信号処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路
    の出力を利得制御する乗算手段と、 を具備したことを特徴とした撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像素子からの出力信号を自動利得制御
    手段で利得制御した後、アナログ・デジタル変換手段に
    よりデジタル信号化し、このデジタル信号を信号処理回
    路を用いて信号処理を行う撮像装置において、 前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前記信号
    処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の出力を
    少なくとも1フィールド期間積分する積分手段と、 クロックパルスを発生するクロックパルス発生手段と、 前記クロックパルス発生手段からのクロックパルスのタ
    イミングで前記積分手段の積分データからフリッカー補
    正量を生成するフリッカー補正量生成手段と、 前記フリッカー補正量生成手段からのフリッカー補正量
    をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換手段
    と、 を具備し、 前記デジタル・アナログ変換手段の出力により前記自動
    利得制御手段の利得を制御することを特徴とした撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フリッカー補正量生成手段は、 前記積分手段の積分データを入力し、前記クロックパル
    ス生成手段からの第1のクロックパルスの変化時の前記
    入力積分データ同志の平均値を算出する平均値検出手段
    と、 前記クロックパルス生成手段からの第2のクロックパル
    スの変化により、前記平均値検出手段の平均値出力を保
    持出力する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段の出力と前記積分手段の積分データ
    との比を算出する算出手段とを具備し、 前記算出手段の出力をフリッカー補正量として出力する
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記平均値検出手段は、 第1の入力端子に前記積分手段の積分データが入力され
    る加算手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第1のクロックパル
    スの変化により、前記加算手段の出力を保持し前記加算
    手段の第2の入力端子に供給する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段の出力を所定数n(n>1)で除算
    する除算手段とを具備し、 前記除算手段の出力を平均値出力とすることを特徴とす
    る請求項3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記フリッカー補正量生成手段は、 前記積分手段の積分データを入力とし、前記クロックパ
    ルス生成手段からの第1のクロックパルスの変化時の前
    記入力積分データの中から最大値と最小値をそれぞれ検
    出する第1と第2の検出手段と、 前記第1と第2の検出手段からの最大値と最小値の加算
    平均を算出する加算平均手段と、 前記クロックパルス発生手段からの第2のクロックパル
    スの変化により、前記加算平均手段の加算平均出力を保
    持出力する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段の出力と前記積分手段の積分データ
    の比を算出する算出手段とを具備し、 前記算出手段の出力をフリッカー補正量として出力する
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の検出手段は、 第1と第2の入力端子を有し、第1の入力端子には前記
    積分手段の積分データが入力され、前記第1と第2の入
    力端子に入力されるデータの中で大きい方のデータを選
    択出力する第1の選択手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第1のクロックパル
    スの変化により、前記第1の選択手段の出力を保持し、
    前記第1の選択手段の第2の入力端子と前記加算平均手
    段に出力する第2の記憶手段とを具備し、 前記第2の検出手段は、 第1と第2の入力端子を有し、第1の入力端子には前記
    積分手段の積分データが入力され、前記第1と第2の入
    力端子に入力されるデータの中で小さい方のデータを選
    択出力する第2の選択手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第1のクロックパル
    スの変化により、前記第2の選択手段の出力を保持し、
    前記第2の選択手段の第2の入力端子と前記加算平均手
    段に出力する第3の記憶手段とを具備したことを特徴と
    する請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記フリッカー補正量生成手段は、 前記積分手段の積分データを入力とし、前記クロックパ
    ルス生成手段からの第1のクロックパルスの変化時の前
    記入力積分データ同志の平均値を算出する平均値検出手
    段と、 前記クロックパルス生成手段からの第2のクロックパル
    スの変化により、前記平均値検出手段の平均値出力を保
    持出力する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段の出力と前記積分手段の積分データ
    との比を算出する第1の算出手段と、 前記積分手段の積分データを入力とし、前記クロックパ
    ルス生成手段からの第1のクロックパルスの変化時の前
    記入力積分データの中から最大値と最小値をそれぞれ検
    出する第1と第2の検出手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第2のクロックパル
    スの変化により、前記第1と第2の検出手段からの最大
    値と最小値をそれぞれ保持出力する第2と第3の記憶手
    段と、 前記第2の記憶手段の出力と前記積分手段の積分データ
    との比を算出する第2の算出手段と、 前記第3の記憶手段の出力と前記積分手段の積分データ
    との比を算出する第3の算出手段と、 前記第2と第3の算出手段の両出力と基準値kとから、
    前記積分手段の積分データが基準値kによって決まる所
    定の範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、 前記積分データが前記所定の範囲内にあると判断したと
    きは前記第1の算出手段の出力をフリッカー補正量とし
    て出力し、 前記積分データが前記所定の範囲内にないと判断したと
    きにはフリッカー補正を停止する値を出力する第1の選
    択手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1或いは2記載の撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 前記平均値検出手段は、 第1の入力端子に前記積分手段の積分データが入力され
    る加算手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第1のクロックパル
    スの変化により、前記加算手段の出力を保持し前記加算
    手段の第2の入力端子に供給する第4の記憶手段と、 前記第4の記憶手段の出力を所定数n(n>1)で除算
    し、前記第1の記憶手段に出力する除算手段とを具備
    し、 前記第1の検出手段は、 第1と第2の入力端子を有し、第1の入力端子には前記
    積分手段の積分データが入力され、前記第1と第2の入
    力端子に入力されるデータの中で大きい方のデータを選
    択出力する第2の選択手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第1のクロックパル
    スの変化により、前記第2の選択手段の出力を保持し、
    前記第2の選択手段の第2の入力端子と前記第2の記憶
    手段に出力する第5の記憶手段とを具備し、 前記第2の検出手段は、 第1と第2の入力端子を有し、第1の入力端子には前記
    積分手段の積分データが入力され、前記第1と第2の入
    力端子に入力されるデータの中で小さい方のデータを選
    択する第3の選択手段と、 前記クロックパルス生成手段からの第1のクロックパル
    スの変化により、前記第3の選択手段の出力を保持し、
    前記第3の選択手段の第2の入力端子と前記第3の記憶
    手段に出力する第6の記憶手段とを具備したことを特徴
    とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の記憶手段が前記第2のクロッ
    クパルスの変化によりデータを保持してから次回の前記
    第1のクロックパルスが変化するまでの期間の間に前記
    平均値検出手段の出力データを初期化することを特徴と
    する請求項3記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の記憶手段が前記第2のクロ
    ックパルスの変化によりデータを保持してから次回の前
    記第1のクロックパルスが変化するまでの期間の間に、
    前記第2の記憶手段の出力データを初期化することを特
    徴とする請求項4記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の記憶手段が前記第2のクロ
    ックパルスの変化によりデータを保持してから次回の前
    記第1のクロックパルスが変化するまでの期間の間に、
    前記第1と第2の検出手段の出力データを初期化するこ
    とを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の記憶手段が前記第2のクロ
    ックパルスの変化によりデータを保持してから次回の前
    記第1のクロックパルスが変化するまでの期間の間に、
    前記第2と第3の記憶手段それぞれの出力データを初期
    化することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記第1と第2と第3の記憶手段それ
    ぞれが前記第2のクロックパルスの変化によりデータを
    保持してから次回の前記第1のクロックパルスが変化す
    るまでの期間の間に、前記平均値検出手段と前記第1の
    検出手段と前記第2の検出手段それぞれの出力データを
    初期化することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記第1と第2と第3の記憶手段それ
    ぞれが前記第2のクロックパルスの変化によりデータを
    保持してから次回の前記第1のクロックパルスが変化す
    るまでの期間の間に、前記第4と第5と第6の記憶手段
    それぞれの出力データを初期化することを特徴とする請
    求項8記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記クロックパルス生成手段におい
    て、前記第1のクロックパルスは、少なくとも前記フィ
    ールド積分期間より長い期間に一度ハイからロー或いは
    ローからハイに変化し、前記第2のクロックパルスは、
    フリッカー周期の少なくとも1周期以上に一度ハイから
    ロー或いはローからハイに変化することを特徴とする請
    求項3乃至14の内いずれかに記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 撮像素子からの出力信号を、アナログ
    ・デジタル変換手段によりデジタル信号化し、このデジ
    タル信号を信号処理回路を用いて信号処理を行う撮像装
    置において、 前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前記信号
    処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の出力を
    少なくとも1フィールド期間積分する積分手段と、 前記積分手段の積分データをサンプリングする周期t1
    とフリッカー周期の整数倍の期間t2(t2>t1)と
    基準値kを初期設定する第1の工程と、t1期間に1度
    サンプリングした前記積分データと前回のt1時間で算
    出した平均値と選択した最大値と最小値とから改めて平
    均値の算出と最大値と最小値の選択をやり直して、第1
    のメモリ手段の平均値と最大値と最小値の内容を更新す
    る動作をt2の期間繰り返す第2の工程と、t2の期間
    経過後前記第1のメモリの平均値と最大値と最小値の内
    容を第2のメモリにコピーした後初期化する第3の工程
    と、 前記積分手段の積分データと前記第2のメモリに記憶さ
    れた最大値と最小値それぞれとの比と前記基準値kを比
    較して前記積分データが前記基準値kによって決まる所
    定範囲内にあるか否かを判断する第4の工程と、前記積
    分データが前記所定範囲内にあると判断したときは前記
    第2のメモリ手段の平均値と前記積分データの比をフリ
    ッカー補正量として出力し、前記積分データが前記所定
    範囲内にないと判断したときはフリッカー補正を停止す
    る値を出力する第5の工程とを実行するマイクロコンピ
    ュータ手段と、 前記マイクロコンピュータ手段からの出力により、前記
    アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前記信号処理
    回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の出力を利得
    制御する乗算手段と、 を具備したことを特徴とした撮像装置。
  17. 【請求項17】 撮像素子からの出力信号を自動利得制
    御手段で利得制御した後、アナログ・デジタル変換手段
    によりデジタル信号化し、このデジタル信号を信号処理
    回路を用いて信号処理を行う撮像装置において、 前記アナログ・デジタル変換手段の出力或いは前記信号
    処理回路の途中の信号或いは前記信号処理回路の出力を
    少なくとも1フィールド期間積分する積分手段と、 前記積分手段の積分データをサンプリングする周期t1
    とフリッカー周期の整数倍の期間t2(t2>t1)と
    基準値kを初期設定する第1の工程と、t1期間に1度
    サンプリングした前記積分データと前回のt1時間で算
    出した平均値と選択した最大値と最小値とから改めて平
    均値の算出と最大値と最小値の選択をやり直して、第1
    のメモリ手段の平均値と最大値と最小値の内容を更新す
    る動作をt2の期間繰り返す第2の工程と、t2の期間
    経過後前記第1のメモリの平均値と最大値と最小値の内
    容を第2のメモリにコピーした後初期化する第3の工程
    と、 前記積分手段の積分データと前記第2のメモリに記憶さ
    れた最大値と最小値それぞれとの比と前記基準値kを比
    較して前記積分データが前記基準値kによって決まる所
    定範囲内にあるか否かを判断する第4の工程と、前記積
    分データが前記所定範囲内にあると判断したときは前記
    第2のメモリ手段の平均値と前記積分データの比をフリ
    ッカー補正量として出力し、前記積分データが前記所定
    範囲内にないと判断したときはフリッカー補正を停止す
    る値を出力する第5の工程を実行するマイクロコンピュ
    ータ手段と、 前記マイクロコンピュータ手段の出力をアナログ信号に
    変換するデジタル・アナログ変換手段と、 を具備し、 前記デジタル・アナログ変換手段の出力により前記自動
    利得制御手段の利得を制御することを特徴とした撮像装
    置。
  18. 【請求項18】 画面領域選択手段を具備し、前記積分
    手段は前記撮像素子からの出力信号の中で前記画面領域
    選択手段が選択した画面領域部分のみのデータを積分す
    ることを特徴とする請求項1乃至17の内いずれかに記
    載の撮像装置。
JP7058603A 1995-03-17 1995-03-17 撮像装置 Pending JPH08256294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058603A JPH08256294A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7058603A JPH08256294A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08256294A true JPH08256294A (ja) 1996-10-01

Family

ID=13089102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7058603A Pending JPH08256294A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08256294A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005034510A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像信号処理装置
WO2006051914A1 (ja) * 2004-11-15 2006-05-18 Sony Corporation フリッカ補正方法及びフリッカ補正回路並びにそれらを用いた撮像装置
US7679655B2 (en) 2006-09-07 2010-03-16 Sony Corporation Image-data processing apparatus, image-data processing method, and imaging system for flicker correction

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005034510A1 (ja) * 2003-10-01 2005-04-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像信号処理装置
WO2006051914A1 (ja) * 2004-11-15 2006-05-18 Sony Corporation フリッカ補正方法及びフリッカ補正回路並びにそれらを用いた撮像装置
US8040392B2 (en) 2004-11-15 2011-10-18 Sony Corporation Flicker correcting method, flicker correcting circuit, and imaging device using them
KR101143861B1 (ko) * 2004-11-15 2012-05-23 소니 주식회사 플리커 보정방법 및 플리커 보정회로와 그것들을 이용한촬상장치
US7679655B2 (en) 2006-09-07 2010-03-16 Sony Corporation Image-data processing apparatus, image-data processing method, and imaging system for flicker correction

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970010398B1 (ko) 디지탈 카메라용 비디오 신호 처리 회로와 자동 제어 회로
JP4364903B2 (ja) 自動利得制御回路
US7522193B2 (en) Histogram-based automatic gain control method and system for video applications
US6650364B1 (en) Selectable threshold multimode gain control apparatus and method for setting mutually continuous analog, digital, and shutter gain levels
EP1156673A2 (en) Image input apparatus
US6630953B1 (en) Flicker control imaging apparatus
KR970003032B1 (ko) 고체 촬상 장치
JP2007104107A (ja) 半導体集積装置及びイメージセンサの黒レベル補正方法
JPH0918793A (ja) 撮像装置
JPH08256294A (ja) 撮像装置
JP4331026B2 (ja) フリッカノイズ検出方法、フリッカノイズ低減方法及びフリッカノイズ検出回路
JPH11252446A (ja) フリッカ補正装置
JP4323343B2 (ja) 撮像装置及びフリッカ検出方法
KR930007286A (ko) 2계통의 촬상부와1게통의 신호 처리부를 갖고 있고 화이트 밸런스 제어가 개선된 촬상 장치
JP3100762B2 (ja) デジタルカメラ用クランプ回路
JP2005142713A (ja) 固体撮像装置と固体撮像装置の調整方法
US5043815A (en) Video signal processing device
JP3610882B2 (ja) 映像信号処理装置
JPH0682875A (ja) 露光量計測装置
JPH02306777A (ja) 撮像装置における商用電源周波数フリツカ除去回路
JP3639946B2 (ja) ディジタルディスプレイ
JP3996491B2 (ja) 垂直偏向波形生成装置
JP3410911B2 (ja) フリッカ補正機能を有した電子撮像装置
KR960016526A (ko) 화상 디스플레이 시스템
JPH05336436A (ja) 自動利得制御装置