JPH08256271A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08256271A
JPH08256271A JP8052935A JP5293596A JPH08256271A JP H08256271 A JPH08256271 A JP H08256271A JP 8052935 A JP8052935 A JP 8052935A JP 5293596 A JP5293596 A JP 5293596A JP H08256271 A JPH08256271 A JP H08256271A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー原稿か白黒原稿かを簡単に識別できる
ようにし、ブロック単位での画像の領域識別を容易にす
る。 【解決手段】 入力された画像データを複数の画素から
なるブロックにブロック化するブロック化手段と、前記
ブロックに含まれる色情報を代表するブロック色を判定
するブロック色判定手段11、21と、前記ブロック色
判定手段による判定結果に基づき、前記画像データがカ
ラー画像であるか白黒画像であるかを判定する判定手段
15、23とを有する。さらに、前記判定手段による判
定結果に基づき、黒のみの出力とフルカラー出力を選択
して、前記画像データに基づき画像を出力する出力手段
とを有する。メインスキャンで得られる画像データによ
りカラー原稿か白黒原稿かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像か白黒
画像かを判定してカラー原稿の場合にはフルカラーの出
力処理を行い白黒原稿の場合には黒トナーの現像出力処
理を行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はデジタルカラー画像処理装置の構
成を示す図、図5は従来のエッジ処理回路の構成例を示
す図、図6は色相検出回路の構成を示す図である。
【0003】一般にカラー複写機では、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)
の4色からなる現像プロセスを実行してフルカラーの原
稿を再現している。このとき、1回の原稿読み取りスキ
ャンで得たフルカラーの画像データを4回の現像プロセ
ス実行のために記憶しておくには、非常に大きなメモリ
容量が必要となる。そのため、各現像色毎に繰り返し原
稿読み取りスキャンを行いながら、信号処理を行い現像
プロセスを実行している。
【0004】原稿読み取りでは、ラインセンサーを用い
て光学的にB(青)、G(緑)、R(赤)の色分解信号
により読み取り画像データを取り込み、図4に示すよう
にEND変換31、カラーマスキング(カラーコレクシ
ョン)32を通してカラーのトナー信号Y、M、Cに変
換している。その後、UCR33により墨版(K)生
成、下色除去を行い、色相分離型非線形フィルタ部、T
RC(トーン調整)40、SG(スクリーンジェネレー
タ)41を通し現像色のトナー信号Xをオン/オフの2
値化データにする。そして、この2値化データでレーザ
光を制御して帯電した感光体を露光し網点階調により各
色の画像を重ね合わせフルカラーの原稿を再現してい
る。
【0005】通常、デジタルカラー画像処理装置では、
原稿のコピーを行うメインスキャンに先立ってまずプリ
スキャンを行い、このプリスキャンで原稿サイズの検知
やカラー原稿か白黒原稿かの識別を行う。そして、メイ
ンスキャン時にその情報を基に、カラー原稿の場合には
フルカラー出力処理を行い、白黒原稿の場合にはK
(黒)だけの出力処理を行う等、コピー動作の制御、パ
ラメータの切り換え等を行っている。また、文字、線画
等の2値画像と、写真や網点印刷物等の中間調画像とが
混在するような、種類の異なった画像を有する原稿に対
しては、非線形フィルタ処理を導入し、特に鮮鋭度の高
い文字、線画等の2値画像を得るためにエッジ強調処理
を行う方式が種々提案されている。その1例として色相
分離型非線形フィルタ部を備えた構成例を示したのが図
4である。
【0006】色相分離型非線形フィルタ部には、UCR
33において墨版生成、下色除去処理を施して生成され
たY、M、C、K信号から現像工程にしたがってセレク
トされた現像色の画像データXが入力され、2系統に分
岐される。そのうち一方は平滑化フィルタ34で平滑化
の処理が行われ、他方はγ変換36、エッジ検出フィル
タ37、エッジ強調用LUT38でエッジ強調の処理が
行われる。そして、これらの出力が最終的に加算器39
で合成されて非線形フィルタ信号として出力される。そ
のエッジ処理回路の構成例を示したのが図5である。
【0007】エッジ処理では、色相検出回路35により
入力画像の色相を検出し、そのときの現像色が必要色か
否かの判定を行う。ここで、もし入力画像が黒領域であ
る場合には、Y、M、Cの有彩色信号のエッジ強調は行
わずに、Kのみをエッジ量に応じて強調するように制御
する。
【0008】色相検出回路35は、図6(a)に示すよ
うにY、M、Cの最大値と最小値を求める最大最小回路
42、現像色を選択するマルチプレクサ43、最大値と
最小値との差を計算する減算回路44、最小値と現像色
との差を計算する減算回路45、及びコンパレータ46
〜48を有している。コンパレータ46〜48は、閾値
と比較し、閾値より大きい場合にr、m、c′、m′、
y′の出力をそれぞれ論理「1」にするものである。そ
して、この出力から同図(b)に示す判定条件により判
定色相を導き、さらに、同図(c)に示す必要色・不必
要色の判定条件により現像色について必要色「1」か不
必要色「0」かを判定する。判定色相としては、通常の
文字の色として用いられる、W(白)、Y、M、C、
B、G、R、Kの8色を対象としている。
【0009】必要色・不必要色の判定条件から明らかな
ように色相が例えばBの場合には、現像色でmとcが必
要色とされ、他は不必要色とされる。従って、この場
合、必要色のサイクルではエッジ強調用LUT38の
によりエッジが強調され、不必要色のサイクルではエッ
ジ強調用LUT38のによりエッジ強調をしない信号
としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7は文字太り現象を
説明するための図、図8はエッジ強調処理を説明するた
めの図である。
【0011】上記のようにエッジ強調処理では、閾値t
hとの比較により色相識別を行い、その結果によりエッ
ジ検出信号をエッジ強調用LUTで変換してエッジ強調
信号を生成している。ところが、IITのMTF特性
は、図7(a)に示すように周波数が高くなるにしたが
って悪くなってくる。しかも、このMTFの劣化の度合
は、色や主、副の走査方向によっても異なる。このよう
なMTFの劣化により、原稿の濃度分布が例えば同図
(b)のaに示すようなものであっても同図(b)のb
に示すようにつぶれたデータとなってしまう。色相検出
では、この信号bを閾値thと比較して色相を判定する
ため、本来はwの幅のものがw′のようにかなり太った
状態で色相が判定され、これがエッジ強調の処理範囲と
される。この判定に基づいて同図(c)に示すようなエ
ッジ強調信号dが加算されエッジが強調されるので、同
図(b)のcのように太った文字により再現される。さ
らに、この文字太りは、IITだけでなくIOTの現像
材、現像方式、現像特性等にも起因して現れる。
【0012】また、上記の方式では、Y、M、C、K信
号全てを強調していた他の従来方式に比べると、黒文字
再現は向上できるが、Y、M、C信号中に平滑化信号が
残る。すなわち、図5のエッジ強調用LUT38に示す
ように必要色はにより強調し、不必要色はにより除
去するだけであるため、例えば図8(a)に示すような
黒文字のフィルタ入力信号に対して、Y、M、Cを強調
せずKのみを強調するようなエッジ強調処理信号が生成
されるが、平滑化フィルタでは、同図(b)に示すよう
にY、M、C、K信号全てについて滑らかにした平滑化
処理信号が生成される。従って、これらを最終的に合成
すると、同図(c)に示すようにY、M、C、Kの平滑
化信号が残る。
【0013】通常、黒文字の場合であっても、Kだけで
なくY、M、Cの信号も載ってくるので、エッジの部分
にこのY、M、Cの平滑化された色が現れ、つまり黒文
字をK1色で再現することができない。このような構成
では、K1色再現の場合と比較すると、線の太り、レジ
ズレ等によるエッジの色変わりや濁りが生じ、そのため
鮮鋭さがなくなり画質的に劣るという問題がある。
【0014】さらに、文字、線画等の2値画像と、写真
や網点印刷物等の中間調画像において、それぞれの原稿
や領域を予め指定することが容易である場合には、その
原稿毎に或いは領域毎に画像種を指定することによっ
て、それぞれに最適なパラメータを選択することがで
き、再現性を高めることができるが、これらの混在画像
の場合には、2値画像にも中間調画像にもそれなりに再
現できるパラメータが選択されることになる。そのた
め、2値画像に対しても中間調画像に対しても最適な処
理にはならず、いずれにも満足できる画像を得ることは
難しい。例えば2値画像では、エッジ強調が弱くぼけ
て、文字が鮮明でなくなったり、また、黒文字では、エ
ッジ部や小文字部に濁りが生じてしまうという問題があ
る。他方、中間調画像については、エッジ検出周波数の
近傍が強調されてしまうため、中間調画像の滑らかさが
なくなり、変なモアレやエッジが変に強調された荒い画
像になってしまう。
【0015】その他、画調を識別する装置としては、所
定の画素ブロック内の平均値と標準偏差等を使うもの
(例えば特開昭63ー205783号公報)や位相の異
なる複数のディザ変換で変換した2値出力を使うもの
(例えば特開昭63ー193770号公報)があるが、
文字でも色文字と黒文字、さらには中間調画像との識別
ができないという問題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであって、カラー原稿か白黒原稿かを簡単
に識別できるようにし、ブロック単位での画像の領域識
別を容易にするものである。
【0017】そのために本発明は、入力された画像デー
タを複数の画素からなるブロックにブロック化するブロ
ック化手段と、前記ブロックに含まれる色情報を代表す
るブロック色を判定するブロック色判定手段と、前記ブ
ロック色判定手段による判定結果に基づき、前記画像デ
ータがカラー画像であるか白黒画像であるかを判定する
判定手段とを有することを特徴とし、前記判定手段は、
前記ブロック色判定手段による判定結果から有彩色であ
る頻度と有彩色でない頻度との比較に基づき、前記画像
データがカラー画像であるか白黒画像であるかを判定
し、或いは前記ブロック色判定手段による判定結果から
有彩色である頻度と閾値とを比較する比較手段を有し、
前記比較手段の比較結果に基づき前記画像データがカラ
ー画像であるか白黒画像であるかを判定することを特徴
とするものである。
【0018】また、入力された画像データを複数の画素
からなるブロックにブロック化するブロック化手段と、
前記ブロックに含まれる色情報を代表するブロック色を
判定するブロック色判定手段と、前記ブロック色判定手
段による判定結果に基づき、前記画像データがカラー画
像であるか白黒画像であるかを判定する判定手段と、前
記判定手段による判定結果に基づき、黒のみの出力とフ
ルカラー出力を選択して、前記画像データに基づき画像
を出力する出力手段とを有するものであり、さらにメイ
ンスキャンで得られる画像データによりカラー原稿か白
黒原稿かを判定する画像処理装置であって、スキャンさ
れた画像データを複数の画素からなるブロックにブロッ
ク化するブロック化手段と、前記ブロックに含まれる色
情報を代表するブロック色を判定するブロック色判定手
段と、前記ブロック判定手段による判定結果に基づき、
前記画像データがカラー原稿であるか白黒原稿であるか
を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に
基づいて、黒のみの出力とフルカラー出力とを切り換え
て出力する出力手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、画素をブロック化してブロ
ック色判定を行うことによって従来より高精度に自動的
にカラー原稿か白黒原稿に対応した動作の選択を実現で
きるようにした本発明の実施の形態を説明する。図1は
本発明のブロック色判定を利用した画像処理装置の実施
の形態を示す図である。
【0020】図1(a)において、黒ブロックカウンタ
12は、ブロック色判定部11で判定した黒ブロックの
数をカウントするものであり、色ブロックカウンタ13
は、背景のW、黒のK以外の色ブロックの数をカウント
するものである。比率計算部14は、黒ブロックカウン
タ12のカウント値fb と色ブロックカウンタ13のカ
ウント値fc との比率計算(fc /fb )を行うもので
あり、判定部15は、その比率がある閾値を越えたか否
かの判定によりカラー原稿か白黒原稿かを識別するもの
である。上記構成によりカラー原稿と白黒原稿とを識別
できるので、プリスキャンを実行してこの判定を行い、
判定部15の信号をメインスキャン時に用いることによ
りカラー原稿の場合にはフルカラーの出力処理を行い、
白黒原稿の場合にはK現像出力処理を行うようにするこ
とができる。また、同図(b)に示すように黒ブロック
カウンタを省き色ブロックカウンタ22のみを用いて色
ブロックをカウントし、その出力を比較器23で閾値t
hと比較してカラー原稿か白黒原稿かの識別を行うよう
に構成してもよい。
【0021】次に、文字と中間調の混在原稿について文
字領域か中間調領域かを判定し、判定した原稿領域毎に
パラメータの切り換えを行って画像データを調整し生成
するようにした画像処理装置によりブロック色判定をさ
らに具体的に説明する。
【0022】図2は文字と中間調の混在原稿について文
字領域か中間調領域かを判定するように構成した画像領
域識別方式の画像処理装置の実施の形態を示す図、図3
は図2に示す回路の動作を説明するための図である。
【0023】図2において、色相検出部1は、各画素毎
に8色(Y、M、C、K、W、B、G、R)の色相のい
ずれかを検出するものであり、コンパレータ2は、YM
Cのうち最大のものが閾値thmax 以上か否かを検出す
るものである。色相検出部1では、低い濃度のノイズ等
も検出するので、この場合には、後述するランレングス
が短くなって、文字領域と誤って認識してしまうという
問題が生じる。そこで、少なくともある程度以上の濃度
を有する画素を文字候補とするために閾値thmax との
比較判定を行い、ノイズを除去するのがコンパレータ2
である。
【0024】ブロック化部3は、数画素例えば図3
(a)に示すように4×4〜8×8に各画素をブロック
化するものである。この場合のブロックサイズは、大き
くすることによって識別確度は上がるが、ライン数が増
えるのでハードウエア規模が大きくなるという問題が生
じる。したがって、プリスキャンを前提とした場合のス
キャンスピードによって変わる。
【0025】ブロック判定部4は、7色判定を行うもの
である。7色判定は、Wを除く7色(Y、M、C、K、
B、G、R)についてブロック内の最大頻度色を判定
し、それをブロック色とするものである。実際の例を示
して説明する。図3(a)に示したように4×4画素を
1ブロックとしてそれぞれの色の頻度をカウントする
と、K=6,M=2,R=1,C=1,W=6となる
が、Wを除いた色/黒画素で最大である色をブロック色
として採用する。この場合は、Kが最大であるので、ブ
ロック色はKとなる。このようにブロック色を求める
と、図3(d)に示すように画素単位のランレングスで
は、ランが短くなり文字との切り分けが困難であった網
点領域のランレングスが長くなる。一方、文字領域の場
合は、文字と文字との間が網点のピッチより長いためブ
ロックランレングスは短くなる。このようにブロックラ
ン長でみると切り分けが可能になる。
【0026】主走査方向カラーランカウント部6は、ブ
ロック色判定部4からW(0)か、それ以外の色黒
(1)かを表す1ビットをもらい、主走査方向の色/黒
ブロックのランレングスをカウントするものであり、コ
ンパレータ7は、図3(c)に示すような各ブロックの
カウント値(ランレングス)が閾値thrun より短いか
否かを判定するものである。ここでは、色/黒ブロック
のランレングスが閾値thrun より短いと文字の候補と
なる。
【0027】副走査方向エッジ検出部5は、図3(b)
に示すように副走査方向の数ブロックの範囲でエッジが
あるか否かを検出するものであり、エッジがある場合に
文字の候補とする。これは、文字領域で用いられる横線
も長いランレングスとなるため、上記の主走査方向のラ
ンレングスでは文字の候補とならないので、このような
場合にも文字の候補として検出するためのものである。
そのため、例えば図3(b)に示すように副走査方向に
例えば5ブロックをとり、注目ブロックの両側を見て白
ブロックがある場合に文字の候補としている。
【0028】オアゲート8とアンドゲート9は、上記の
検出結果から主走査方向か副走査方向のいずれかで文字
の候補が存在し、且つブロックのmaxフラグが1であ
れば、このブロックを文字領域と判定し、ブロック色判
定部4で判定したブロック色信号を出力するものであ
る。なお、maxフラグは、コンパレータ2でYMCの
うち最大のものが閾値thmax 以上であると判定された
画素がブロック内に1以上あることを示す信号である。
【0029】上記実施の形態は、この文字部周辺のラン
レングスが短いことに着目したものである。すなわち、
文字部は、文字のブロックのかたまりと背景のかたまり
で構成され、地肌背景中にあるため、濃度変化が急峻で
あるのに対し、画像部は、画像背景中にあり濃度が緩や
かである。そのため、ランレングスを観察すると、文字
領域ではランレングスが短く、中間調領域ではランレン
グスが長くなる。しかも、画素単位では網点領域と文字
領域との識別が困難であったが、網点の場合にはブロッ
ク化することによりランレングスが長くなるので、文字
領域ではなく中間調領域で認識することができる。つま
り、ブロック化によって高い周波数を有する網点パッチ
部もランレングスが長い色ブロックとして発生しやすく
なり、中間調領域として取り込むことができる。また、
主走査方向カラーランカウント部6とコンパレータ7に
より文字の候補を検出するだけでは、主走査方向にラン
レングスの長いライン等を誤認してしまうため、副走査
方向エッジ検出部5によりエッジがある場合も文字の候
補とすることによって認識精度を上げている。
【0030】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、YMCの信号で色相検出を行った
が、a* 、b* 、IQ等の色度信号を用いてもよい。ま
た、画素毎に色相判定を行ってブロック色を求めたが、
画素毎に平均化した後ブロック色を求めるようにしても
よい。従来は、画素単位での色判定を用いていたため
に、実際には黒文字原稿でありながらも、読取装置、或
いはセンサーによって特に文字のエッジ部での色判定エ
ラーが発生しやすく、これらの誤認の積算でカラー原稿
と見誤るケースが多々あった。本発明のブロック色によ
る判定ではこの点を大幅に改善できる。また、多少のラ
インバッファの追加でプリスキャンの必要なしにメイン
スキャンと同時に識別可能であることはいうまでもな
い。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各画素をブロック化してブロック色を判定
し、それをカウントした値でカラー原稿か白黒原稿かを
識別し、それぞれの原稿に対応した処理を行うことがで
きるので、白黒原稿での無駄の動作をなくすこともでき
る。また、識別のためのハードウエアも簡易な構成で高
精度の識別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブロック色判定を利用した画像処理
装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 文字と中間調の混在原稿について文字領域か
中間調領域かを判定するように構成した画像領域識別方
式の画像処理装置の実施の形態を示す図である。
【図3】 図2に示す回路の動作を説明するための図で
ある。
【図4】 デジタルカラー画像処理装置の構成を示す図
である。
【図5】 従来のエッジ処理回路の構成例を示す図であ
る。
【図6】 色相検出回路の構成を示す図である。
【図7】 文字太り現象を説明するための図である。
【図8】 エッジ強調処理を説明するための図である。
【符号の説明】
11、21…ブロック判定部、12…黒ブロックカウン
タ、13、22…色ブロックカンウタ、14…比率計算
部、15…判定部、23…比較器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを複数の画素から
    なるブロックにブロック化するブロック化手段と、 前記ブロックに含まれる色情報を代表するブロック色を
    判定するブロック色判定手段と、 前記ブロック色判定手段による判定結果に基づき、前記
    画像データがカラー画像であるか白黒画像であるかを判
    定する判定手段とを有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像処理装置において、 前記判定手段は、前記ブロック色判定手段による判定結
    果から有彩色である頻度と有彩色でない頻度との比較に
    基づき、前記画像データがカラー画像であるか白黒画像
    であるかを判定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の画像処理装置において、 前記判定手段は、前記ブロック色判定手段による判定結
    果から有彩色である頻度と閾値とを比較する比較手段を
    有し、前記比較手段の比較結果に基づき前記画像データ
    がカラー画像であるか白黒画像であるかを判定すること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力された画像データを複数の画素から
    なるブロックにブロック化するブロック化手段と、 前記ブロックに含まれる色情報を代表するブロック色を
    判定するブロック色判定手段と、 前記ブロック色判定手段による判定結果に基づき、前記
    画像データがカラー画像であるか白黒画像であるかを判
    定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づき、黒のみの出力と
    フルカラー出力を選択して、前記画像データに基づき画
    像を出力する出力手段とを有する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 メインスキャンで得られる画像データに
    よりカラー原稿か白黒原稿かを判定する画像処理装置で
    あって、 スキャンされた画像データを複数の画素からなるブロッ
    クにブロック化するブロック化手段と、 前記ブロックに含まれる色情報を代表するブロック色を
    判定するブロック色判定手段と、 前記ブロック判定手段による判定結果に基づき、前記画
    像データがカラー原稿であるか白黒原稿であるかを判定
    する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、黒のみの出力
    とフルカラー出力とを切り換えて出力する出力手段とを
    有する画像処理装置。
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