JPH08255921A - 冷却型素子装置 - Google Patents

冷却型素子装置

Info

Publication number
JPH08255921A
JPH08255921A JP7059565A JP5956595A JPH08255921A JP H08255921 A JPH08255921 A JP H08255921A JP 7059565 A JP7059565 A JP 7059565A JP 5956595 A JP5956595 A JP 5956595A JP H08255921 A JPH08255921 A JP H08255921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
heat transfer
transfer section
head
support base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7059565A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritomo Satou
徳朋 佐藤
Tomoshi Ueda
知史 上田
Hiroyuki Tsuchida
浩幸 土田
Shigeki Hamashima
茂樹 濱嶋
Yoshio Watanabe
芳夫 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7059565A priority Critical patent/JPH08255921A/ja
Publication of JPH08255921A publication Critical patent/JPH08255921A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D19/00Arrangement or mounting of refrigeration units with respect to devices or objects to be refrigerated, e.g. infrared detectors
    • F25D19/006Thermal coupling structure or interface

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷却型素子装置に関し、赤外線検出
素子の冷却効率の向上を実現することを目的とする。 【構成】 冷却して使用される赤外線検出素子11が、
クーリングヘッド17の上面に固着してある。冷却装置
本体20より延出しているコールドフィンガ21の頂部
の伝熱部ヘッド23が、クーリングヘッド17の下面
に、半田層31によって融着してある。半田層31は、
クーリングヘッド17と伝熱部ヘッド23との間の熱抵
抗を小とするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却型素子装置に係り、
特に、冷却して使用される赤外線検出素子等を冷却装置
により冷却する構成の冷却素子装置に関する。赤外線検
出素子は、例えば、人工衛星に搭載されて、地球から発
せられる赤外線を検知して、鉱物を探査するのに利用さ
れる。この赤外線検出素子は、所望の特性を発揮するた
めには、概略、液体窒素の温度まで冷却される必要があ
る。
【0002】このため、赤外線検出素子を備えた装置
は、赤外線検出素子を効率良く冷却しうる構成であるこ
とが必要とされる。
【0003】
【従来の技術】図12は、従来の1例の赤外線検出素子
装置10を示す。赤外線検出素子装置10は、大略、冷
却して使用される冷却型素子としての赤外線検出素子1
1と、冷却装置12とを有する。
【0004】基板13に、外筒部14及び内筒部15が
取り付けてある。外筒部14及び内筒部15の内部は、
共に真空状態にある。外筒部14は、光学窓16を有す
る。内筒部15は、ガラス製であり、頂部に支持台とし
てのクーリングヘッド17が取り付けてある。このクー
リングヘッド17は、金属製であり、板状の部材であ
る。
【0005】基板13は、基台18に取り付けてある。
冷却装置12は、循環型冷却装置本体20と、これより
上方に延出しているコールドフィンガ21と、このコー
ルドフィンガ21の先端側に固着された伝熱部22と、
この伝熱部22に固着された伝熱部ヘッド23とよりな
る。
【0006】伝熱部22は、蛇腹状をなし、可撓性及び
ばね性を有する。伝熱部ヘッド23は、円板状のブロッ
クである。冷却装置本体20は、基台18に固定してあ
る。コールドフィンガ21、伝熱部22、及び伝熱部ヘ
ッド23は、内筒部15内に入り込んでいる。
【0007】頂部に位置する伝熱部ヘッド23は、クー
ニングヘッド17の下面に力F1 で押し付けられてい
る。冷却装置12が動作されると、コールドフィンガ2
1、伝熱部22、伝熱部ヘッド23を介して、赤外線検
出素子11が冷却される。
【0008】赤外線検出素子装置10は、冷却装置10
が動作しており、赤外線検出素子11が略液体窒素の温
度にまで冷却されている状態で動作される。赤外線検出
素子11が赤外線を検出することによって赤外線検出素
子11から出力される信号は、リード線24を通して、
端子25から取り出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、伝熱部ヘッド
23とクーリングヘッド17との関係についてみる。伝
熱部ヘッド23の上面23aが、クーリングヘッド17
の下面17aに押し当たって、接触し合っているだけで
ある。
【0010】ここで、接触し合っている上記の面23a
及び面17aは、図13に示すように完全な平面ではな
く、微視的にみると、凹凸面であるため、接触していな
い部分26が分散して存在している。接触している部分
27の熱抵抗は小さいけれども、接触せずに浮いている
部分26の熱抵抗は高い。
【0011】よって、伝熱部ヘッド23とクーリングヘ
ッド17との間の熱抵抗を十分に小さくすることが困難
であり、赤外線検出素子11を効率良く冷却することが
困難となる虞れがあった。また、伝熱部ヘッド23はク
ーリングヘッド17の下面に押し当たっているだけであ
るため、冷却装置12の振動の影響によって、伝熱部ヘ
ッド23がクーリングヘッド17に対する微小な位置ず
れを振動的に起こす。
【0012】伝熱部ヘッド23がクーリングヘッド17
に対して微小な位置ずれを振動的に起こすと、伝熱部ヘ
ッド23とクーリングヘッド17との間に隙間が発生し
易くなって、伝熱部ヘッド23とクーリングヘッド17
との間の熱抵抗が不要に上がってしまう。このことも、
赤外線検出素子11の冷却効率を低下させていた。
【0013】赤外線検出素子11が効率良く冷却されな
い場合には、その分、赤外線検出素子装置10の性能が
低下してしまう。そこで、本発明は、上記課題を解決し
た冷却素子装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、支持
台に固着してあり、冷却して使用される冷却型素子を、
冷却装置の伝熱部ヘッドによって、上記支持台を介して
冷却する構成の冷却型素子装置において、上記伝熱部ヘ
ッドを、上記支持台に固着した構成としたものである。
【0015】請求項2の発明は、支持台に固着してあ
り、冷却して使用される冷却型素子を、冷却装置の伝熱
部ヘッドによって、上記支持台を介して冷却する構成の
冷却型素子装置において、上記伝熱部ヘッドを、上記支
持台に、低融点金属によって融着した構成としたもので
ある。
【0016】請求項3の発明は、支持台に固着してあ
り、冷却して使用される冷却型素子を、冷却装置の伝熱
部ヘッドによって、上記支持台を介して冷却する構成の
冷却型素子装置において、上記伝熱部ヘッドを、上記支
持台にねじ止めした構成としたものである。
【0017】請求項4の発明は、支持台に固着してあ
り、冷却して使用される冷却型素子を、冷却装置の伝熱
部ヘッドによって、上記支持台を介して冷却する構成の
冷却型素子装置において、上記伝熱部ヘッドを、上記支
持台に凹凸嵌合させた構成としたものである。
【0018】請求項5の発明は、支持台に固着してあ
り、冷却して使用される冷却型素子を、 冷却装置の伝
熱部ヘッドによって、上記支持台を介して冷却する構成
の冷却型素子装置において、上記伝熱部ヘッドを、該伝
熱部ヘッドより大きい径を有する伝熱メッシュを介し
て、上記支持台に押圧させた構成としたものである。
【0019】請求項6の発明は、冷却して使用される冷
却型素子を真空とされたケーシング内に組込んでパッケ
ージ化すると共に、該パッケージ化された冷却型素子パ
ッケージを、冷却装置に取り外し可能に取り付けてなる
構成としたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明において、伝熱部ヘッドを支持
台に固着した構成は、伝熱部ヘッドを支持台とを密着さ
せると共に、振動を受けた場合にも、伝熱部ヘッドの支
持台に対する密着状態が変化しないように作用する。
【0021】請求項2の発明において、伝熱部ヘッドを
支持台に低融点金属によって融着した構成は、低融点金
属層が、伝熱部ヘッドと支持台との間を完全に占めるよ
うに作用する。請求項3の発明において、ねじ止めは、
加熱せずに固着するように作用する。
【0022】請求項4の発明において、凹凸嵌合は、伝
熱部ヘッドが支持台に対して位置ずれすることを制限す
るように作用する。請求項5の発明において、伝熱部ヘ
ッドの径より大きい径を有する伝熱メッシュは支持台と
伝熱メッシュとが突き合わされる部分の面積を増やすよ
うに作用する。また、伝熱メッシュは、それ自体が歪ん
で、冷却装置の振動を吸収するように作用する。
【0023】請求項6の発明において、冷却型素子を真
空雰囲気内に組み込んでパッケージ化した構成は、パッ
ケージの単位で、冷却型素子が真空断熱された状態とな
るようにさようする。また、このパッケージを冷却装置
に取り外し可能に取り付けた構成は、パッケージの交換
を容易とするように作用する。
【0024】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は、本発明の第1実施例になる赤外
線検出素子装置30を示す。図1中及び本発明の別の実
施例を示す図中、図12に示す構成部分と対応する部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0025】31は半田層である。伝熱部ヘッド23
は、半田層31によって、クーリングヘッド17に半田
付けされて固着してある。図2に拡大して示すように、
伝熱部ヘッド23とクーリングヘッド17との間は、半
田層31によって占められている。
【0026】伝熱部ヘッド23の上面23aは、微視的
にみると凹凸面となっているけれども、全面に亘って、
半田層31の下面31aに密着している。また、クーリ
ングヘッド17の下面17aは、微視的にみると凹凸面
となっているけれども、全面に亘って半田層31の上面
31bに密着している。
【0027】このため、クーリングヘッド17と伝熱部
ヘッド23との間の熱抵抗は、従来に比べて小さい。な
お、伝熱部ヘッド23の上面23aが、凹凸の程度が大
きい面である場合でも、また、クーリングヘッド17の
下面17aが凹凸の程度が大きい面である場合でも、上
記の上面23a及び下面17aは共に全面に亘って半田
層31に密着し、伝熱部ヘッド23とクーリングヘッド
17との間は、完全に半田層31によって占められ、隙
間は存在しない。
【0028】即ち、クーリングヘッド17と伝熱部ヘッ
ド23との間の熱抵抗は、融着される面の凹凸の如何に
関係なく、従来に比べて、小さい。また、伝熱部ヘッド
23はクーリングヘッド17に半田付けされているた
め、冷却装置12が振動しても、伝熱部ヘッド23はク
ーリングヘッド17に対して位置ずれを起こさず、面2
3aと面17aとの間に隙間は生じない。
【0029】このため、冷却装置12の振動によって
は、クーリングヘッド17と伝熱部ヘッド23との間の
熱抵抗は、少しも影響を受けない。即ち、赤外線検出素
子装置30は振動に強い。従って、本実施例の赤外線検
出素子装置30によれば、赤外線検出素子11は、従来
に比べて効率良く冷却され、よって従来に比べて良好な
性能を発揮し得る。 なお、半田層31に代えて、半田
とは異なる低融点金属の層を用いても、同様の効果が得
られる。 〔第2実施例〕図3は、本発明の第2実施例になる赤外
線検出素子装置40を示す。
【0030】図4に拡大して示すように、伝熱部ヘッド
23Aは、複数本のねじ41によって、クーリングヘッ
ド17Aにねじ止めしてある。このため、冷却装置12
が振動しても、伝熱部ヘッド23Aは、クーリングヘッ
ド17Aに対して位置ずれを起こさない。
【0031】また、伝熱部ヘッド23Aは、クーリング
ヘッド17Aに、強く圧着している。従って、クーリン
グヘッド17Aと伝熱部ヘッド23Aとの間の熱抵抗
は、従来のものに比べて低く、且つ振動を受けても少し
も上がらない。
【0032】また、伝熱部ヘッド23Aをクーリングヘ
ッド17Aに固着するときに加熱する必要がないため、
赤外線検出素子11を無用に加熱することなく、伝熱部
ヘッド23Aをクーリングヘッド17Aに固着できる。
よって、本実施例は、熱に弱い冷却型の素子を使用する
場合に好適である。 〔第3実施例〕図5は、本発明の第3実施例になる赤外
線検出素子装置50を示す。
【0033】図7に示すように、伝熱部ヘッド23B
は、上面23aに、三つの突条部51 -1,51-2,51
-3を有する。三つの突条部51-1〜51-3は、一の円を
三等分したときの各円弧部分に対応する形状を有し、当
該一の円を形成するように並んでいる。
【0034】同じく、図7に示すように、クーリングヘ
ッド17Bは、下面17aに上記突条部51-1〜51-3
に対応する円弧溝部52-1,52-2,52-3を有する。
図6及び図7に示すように、伝熱部ヘッド23Bは、突
条部51-1〜51-3が夫々円弧溝部52-1〜52-3に嵌
合した状態で、且つ面23aが面17aに押し当たった
状態で、クーリングヘッド17と結合されている。
【0035】このため、冷却装置12が振動しても、伝
熱部ヘッド23Bはクーリングヘッド17Bに対して位
置ずれを起こすことがなく、クーリングヘッド17Bと
伝熱部ヘッド23Bとの間の熱抵抗は、少しも影響を受
けず、少しも上がらない。 〔第4実施例〕図8は、本発明の第4実施例になる赤外
線検出素子装置60を示す。
【0036】61は伝熱メッシュである。伝熱メッシュ
61は、図9(A)に示すように、円柱形を有する。伝
熱メッシュ61は、図9(B)に示すように圧縮された
状態で、伝熱ヘッド部23とクーリングヘッド17との
間に挟まれている。
【0037】伝熱メッシュ61の径d1 は、伝熱部ヘッ
ド23の径d2 より大きい。従って、伝熱メッシュ61
の上面61aの面積S1 は、伝熱部ヘッド23の上面2
3aの面積S2 より広い。このため、クーリングヘッド
17と伝熱部ヘッド23との間の熱抵抗は、伝熱部ヘッ
ド23をクーリングヘッド17に押し付けている、図1
2に示す従来の構造における熱抵抗よりも小さい。
【0038】また、伝熱メッシュ61自体が歪むことに
よって、冷却装置12の振動が吸収される。このため、
冷却装置12が振動しても、伝熱部ヘッド23の上面2
3aと伝熱メッシュ61の下面61bとの間及び伝熱メ
ッシュ61の上面61aとクーリングヘッド17の下面
17aとの間において、振動的な位置ずれは起きない。
【0039】従って、クーリングヘッド17と伝熱部ヘ
ッド23との間の熱抵抗は、従来のものに比べて低く、
且つ振動を受けても少しも上がらない。 〔第5実施例〕図10は、本発明の第5実施例になる赤
外線検出素子装置70を示す。
【0040】図10及び図11に示すように、71は赤
外線検出素子パッケージであり、赤外線検出素子11
が、ケーシング72の底板部72aの上面に固着してあ
る。ケーシング72は、光学窓73及び端子74を有す
る。端子74は、下方に突き出している。赤外線検出素
子11と端子74の間が、ワイヤ75で接続してある。
【0041】ケーシング72の内部は真空状態とされて
いる。これによって、赤外線検出素子11は、真空断熱
されている。また、ケーシング72の底板部72aの下
面72bには、めねじ部72cが形成してある。
【0042】赤外線検出素子11は、赤外線検出素子パ
ッケージ71を単位として交換可能である。76は台座
部材であり、円筒部76aがコールドフィンガ21の頂
部に嵌合し、面72dがコールドフィンガ21の頂面2
1aに密着した状態でコールドフィンガ21に固定して
ある。
【0043】台座部材76は、スルーホール76cより
引き出されているパターン76eを有する。リード線2
4は、パターン76eの端から引き出されている。赤外
線検出素子パッケージ71は、ねじ78によって台座部
材76上に固定してある。
【0044】ねじ78による締め付け力によって、ケー
シング72の底板部72aの下面72bと、台座部材7
6の上面76bとが密着している。また、端子74がス
ルーホール76cに挿入されており、赤外線検出素子1
1が、台座部材76と電気的に接続されている。
【0045】また、外筒部14Aは、基台18にねじ8
0によってねじ止めしてあり、簡単に取り外しうる状態
で取り付けてある。外筒部内部は、真空状態とはされて
いない。また、内筒部15Aは、台座部材76から引き
出されているリード線24を配線するために利用されて
いる。円筒部15の内側も、真空状態とはなっていな
い。
【0046】ここで、赤外線検出素子11の冷却効率に
ついてみる。まず、赤外線検出素子11は真空断熱され
ている。また、面72bと面76bとは密着している。
また、面76dと面21aも密着している。
【0047】また、冷却装置12が振動しても、面76
bは面72bに対してずれず、また、面21aは面76
dに対してずれない。このため、ケーシング72とコー
ルドフィンガ21との間の熱抵抗は小さく、且つ、冷却
装置12が振動しても、少しも上がらない。
【0048】従って、赤外線検出素子11は、効率良く
冷却される。また、赤外線検出素子11が劣化した場合
又は故障した場合には、ねじ80を外して外筒部14A
を取り外し、ねじ78をゆるめることによって、赤外線
検出素子パッケージ71を取り外し、新しい赤外線検出
素子パッケージと交換し、更に外筒部14Aを取り付け
ることによって、修理が完了する。
【0049】従って、本実施例の赤外線検出素子装置7
0は、優れた保守性を有する。なお、本発明は上記各実
施例における赤外線検出素子11に限らず、冷却して使
用される素子であれば、どのような素子にも適用しう
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、伝熱部ヘッドが支持台に固着してあるため、伝
熱部ヘッドが支持台に単に押し付けられている従来の構
成に比べて、伝熱部ヘッドと支持台とがより密着した状
態となり、これによって支持台と伝熱部ヘッドとの間の
熱抵抗を、伝熱部ヘッドが支持台に単に押し当たってい
る従来の構成における熱抵抗よりも小さくすることが出
来る。これにより、素子を、従来の構成に比べて、効率
良く冷却することが出来る。
【0051】また伝熱部ヘッドが支持台に固着してある
ため、冷却装置が動作して振動している状態において
も、伝熱部ヘッドの支持台に対する密着状態は変化せ
ず、良好な状態を維持し、効率良く冷却され続ける。即
ち、振動によって冷却効率が少しも損なわれない冷却型
素子装置を実現出来る。
【0052】請求項2の発明によれば、支持台の面の状
況及び伝熱部ヘッドの面の状況の如何に関係なく、支持
台と伝熱部ヘッドとの間の熱抵抗を、十分に小さくし
得、且つ冷却装置の振動の影響を少しも受けないように
することが出来る。請求項3の発明によれば、ねじ止め
による固着であるため、請求項1の発明による効果に加
えて、冷却型素子を無用に加熱することなく固着できる
という効果を有する。
【0053】請求項4の発明によれば、簡単な構造によ
って、支持台と伝熱部ヘッドとの間の熱抵抗が、冷却装
置の振動によって少しも影響を受けない構造を実現出来
る。請求項5の発明によれば、伝熱部ヘッドの径より大
き目の径を有する伝熱メッシュを設けたことにより、伝
熱メッシュと支持台とが突き合わされている部分の面積
が増え、これによって、支持台と伝熱部ヘッドとの間の
熱抵抗を、伝熱部ヘッドが支持台に当接した構成におけ
る支持台と伝熱部ヘッドとの間の熱抵抗に比べて小さく
することが出来る。
【0054】また、伝熱メッシュ自体によって冷却装置
の振動を吸収し得、よって、上記の熱抵抗が冷却装置の
振動によって少しも影響を受けないようにすることが出
来る。請求項6の発明によれば、冷却型素子が真空雰囲
気内に組込まれてパッケージ化されたパッケージを、冷
却装置に取り外し可能に取り付けた構成であるため、冷
却型素子が劣化等した場合には、パッケージを取り外
し、新しいパッケージを取り付ければよく、よって良好
な保守性を実現出来る。
【0055】また、パッケージの状態で、冷却型素子は
真空断熱されているため、冷却素子を十分に冷却出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になる赤外線検出素子装置
を示す図である。
【図2】図1中、円Aで囲んだ部分を拡大して示す図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例になる赤外線検出素子装置
を示す図である。
【図4】図3中、円Bで囲んだ部分を拡大して示す図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例になる赤外線検出素子装置
を示す図である。
【図6】図5中、円Cで囲んだ部分を拡大して示す図で
ある。
【図7】図5及び図6中、クーリングヘッドと伝熱部ヘ
ッドとを対応させて示す図である。
【図8】本発明の第4実施例になる赤外線検出素子装置
を示す図である。
【図9】伝熱メッシュを示す図である。
【図10】本発明の第5実施例になる赤外線検出素子装
置を示す図である。
【図11】図10中、赤外線検出パッケージの部分を分
解して示す図である。
【図12】従来の赤外線検出素子装置を示す図である。
【図13】図12中、円A’で囲んだ部分を拡大して示
す図である。
【符号の説明】
11 赤外線検出素子 12 冷却装置 13 基板 14 外筒部 15 内筒部 16 光学窓 17,17A,17B クーリングヘッド(支持台) 18 基台 20 循環型冷却装置本体 21 コールドフィンガ 22 伝熱部 23,23A,23B 伝熱部ヘッド 24 リード線 25 端子 26 接触していない部分 27 接触している部分 30,40,50,60,70 赤外線検出素子装置 31 半田層 31a 上面 31b 下面 41 ねじ 51-1,51-2,51-3 円弧突条部 52-1,52-2,52-3 円弧溝部 61 伝熱メッシュ 70 赤外線検出素子パッケージ 72 ケーシング 72a 底板部 72b 下面 72c めねじ部 73 光学窓 74 端子 75 ワイヤ 76 台座部材 77 ねじ 78 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 浩幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 濱嶋 茂樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 渡邊 芳夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に固着してあり、冷却して使用さ
    れる冷却型素子を、 冷却装置の伝熱部ヘッドによって、上記支持台を介して
    冷却する構成の冷却型素子装置において、 上記伝熱部ヘッドを、上記支持台に固着した構成とした
    ことを特徴とする冷却型素子装置。
  2. 【請求項2】 支持台に固着してあり、冷却して使用さ
    れる冷却型素子を、 冷却装置の伝熱部ヘッドによって、上記支持台を介して
    冷却する構成の冷却型素子装置において、 上記伝熱部ヘッドを、上記支持台に、低融点金属によっ
    て融着した構成としたことを特徴とする冷却型素子装
    置。
  3. 【請求項3】 支持台に固着してあり、冷却して使用さ
    れる冷却型素子を、 冷却装置の伝熱部ヘッドによって、上記支持台を介して
    冷却する構成の冷却型素子装置において、 上記伝熱部ヘッドを、上記支持台にねじ止めした構成と
    したことを特徴とする冷却型素子装置。
  4. 【請求項4】 支持台に固着してあり、冷却して使用さ
    れる冷却型素子を、 冷却装置の伝熱部ヘッドによって、上記支持台を介して
    冷却する構成の冷却型素子装置において、 上記伝熱部ヘッドを、上記支持台に凹凸嵌合させた構成
    としたことを特徴とする冷却型素子装置。
  5. 【請求項5】 支持台に固着してあり、冷却して使用さ
    れる冷却型素子を、 冷却装置の伝熱部ヘッドによって、上記支持台を介して
    冷却する構成の冷却型素子装置において、 上記伝熱部ヘッドを、該伝熱部ヘッドより大きい径を有
    する伝熱メッシュを介して、上記支持台に押圧させた構
    成としたことを特徴とする冷却型素子装置。
  6. 【請求項6】 冷却して使用される冷却型素子を真空と
    されたケーシング内に組込んでパッケージ化すると共
    に、 該パッケージ化された冷却型素子パッケージを、冷却装
    置に取り外し可能に取り付けてなる構成としたことを特
    徴とする冷却型素子装置。
JP7059565A 1995-03-17 1995-03-17 冷却型素子装置 Withdrawn JPH08255921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7059565A JPH08255921A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 冷却型素子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7059565A JPH08255921A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 冷却型素子装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08255921A true JPH08255921A (ja) 1996-10-01

Family

ID=13116900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7059565A Withdrawn JPH08255921A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 冷却型素子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08255921A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999026298A1 (fr) * 1997-11-19 1999-05-27 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetecteur et dispositif de prise d'image utilisant ledit photodetecteur
JP2011086818A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2016050714A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社東芝 冷凍機用真空断熱モジュールケースと冷凍機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999026298A1 (fr) * 1997-11-19 1999-05-27 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetecteur et dispositif de prise d'image utilisant ledit photodetecteur
US6573640B1 (en) 1997-11-19 2003-06-03 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetecting device and image sensing apparatus using the same
KR100494264B1 (ko) * 1997-11-19 2005-06-13 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 광 검출 장치 및 이것을 사용한 촬상 장치
JP3884616B2 (ja) * 1997-11-19 2007-02-21 浜松ホトニクス株式会社 光検出装置およびこれを用いた撮像装置
JP2011086818A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2016050714A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社東芝 冷凍機用真空断熱モジュールケースと冷凍機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6480382B2 (en) Cooling device for hard disc
US20070063338A1 (en) Bottom lighting type backlight module
US5995525A (en) Semiconductor laser module
JP2013508944A (ja) 放熱印刷回路基板とそれを備えたシャシー組立体
JP5931732B2 (ja) 放熱印刷回路基板とこれを備えたシャーシ組立体
US20030021310A1 (en) Method and apparatus for cooling electronic or opto-electronic devices
JPH08255921A (ja) 冷却型素子装置
US20080284936A1 (en) Lcd-Backlighting Unit with Improved Cooling Facilities
JP3372482B2 (ja) 透過型液晶表示装置
US11956522B2 (en) Electronic component assembly with thermally conductive structures for image sensors
JPH11249120A (ja) 透過型表示装置
JPH07131106A (ja) 半導体レーザモジュール
JPH10143082A (ja) 平板表示パネル冷却装置
JPH10144997A (ja) 半導体レーザ装置
JPH06138351A (ja) 光源装置
JP2000294702A (ja) 映像表示装置
JPS6089946A (ja) 半導体素子の冷却構造
JPH11167806A (ja) 照明器具
CN212727604U (zh) 一种包装电子元器件用塑胶外壳
JPH0927655A (ja) 光半導体結合器
JP2004312986A (ja) 排熱利用装置
JPH0623010Y2 (ja) レーザ光源
JP3298532B2 (ja) 半導体レーザモジュール
JPH10242313A (ja) 光電変換素子収容真空容器
TWI285773B (en) Cooling-fastening device and method for cooling

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604