JPH0825583A - 紙製ラップ - Google Patents
紙製ラップInfo
- Publication number
- JPH0825583A JPH0825583A JP6190049A JP19004994A JPH0825583A JP H0825583 A JPH0825583 A JP H0825583A JP 6190049 A JP6190049 A JP 6190049A JP 19004994 A JP19004994 A JP 19004994A JP H0825583 A JPH0825583 A JP H0825583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wrap
- food
- paper
- adhesion
- water vapor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Wrappers (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 適度の透湿性を保持させることにより、電子
レンジで食品を加熱調理するのに使用しても、水蒸気に
より膨張又は収縮して破損したり、水蒸気の凝縮による
水滴が付着して食品を濡らすといった不都合のないラッ
プを得る。 【構成】 柔軟性と透湿性とを有する平面状の紙製基材
2の片面に、食品容器に対する接着性を付与するための
透湿性ある接着性付与層3を付設する。
レンジで食品を加熱調理するのに使用しても、水蒸気に
より膨張又は収縮して破損したり、水蒸気の凝縮による
水滴が付着して食品を濡らすといった不都合のないラッ
プを得る。 【構成】 柔軟性と透湿性とを有する平面状の紙製基材
2の片面に、食品容器に対する接着性を付与するための
透湿性ある接着性付与層3を付設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品の包装に使用する
ラップに関するものであり、更に詳しくは、電子レンジ
で食品を加熱調理する際に使用して好適な紙製ラップに
関するものである。
ラップに関するものであり、更に詳しくは、電子レンジ
で食品を加熱調理する際に使用して好適な紙製ラップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より家庭用あるいは業務用として用
いられているラップは、ポリ塩化ビニリデンやポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル等を素材とした合成樹脂製フィル
ムからなるものが一般的であるが、上述した合成樹脂を
素材とするラップは、耐熱性や耐油性に劣ることから、
それを電子レンジで使用した場合に、収縮したり、油性
食品と接したときに破れ易いという欠点を有していた。
いられているラップは、ポリ塩化ビニリデンやポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル等を素材とした合成樹脂製フィル
ムからなるものが一般的であるが、上述した合成樹脂を
素材とするラップは、耐熱性や耐油性に劣ることから、
それを電子レンジで使用した場合に、収縮したり、油性
食品と接したときに破れ易いという欠点を有していた。
【0003】これらの欠点を改良すべく、耐熱性及び耐
油性に優れた合成樹脂素材、例えばポリメチルペンテン
(特開平03−033140号、特開平05−2392
91号)あるいは、ポリプロピレン/ポリアミド(特開
平03−202346号、特開平04−211922
号)等を素材とするフィルムからなるラップが開示され
ている。
油性に優れた合成樹脂素材、例えばポリメチルペンテン
(特開平03−033140号、特開平05−2392
91号)あるいは、ポリプロピレン/ポリアミド(特開
平03−202346号、特開平04−211922
号)等を素材とするフィルムからなるラップが開示され
ている。
【0004】これらの改良されたラップは、確かに改良
前のものに比べて耐熱性及び耐油性に優れ、また食品か
らの剥離性にも優れているが、改良前のものと同様に透
湿性に劣ることから、電子レンジで食品を加熱するのに
使用した場合、食品から出る水蒸気により該ラップが膨
張して破裂し易く、破裂しないまでも、その内面に水蒸
気の凝縮により生じた水滴が多量に付着して食品上に滴
下したり、電子レンジから取り出してラップが収縮した
際に食品と接触して水滴が食品に付着することにより、
該食品の表面がベタッとした仕上がりになり易いという
欠点がある。また、収縮時にラップが破損することもあ
る。
前のものに比べて耐熱性及び耐油性に優れ、また食品か
らの剥離性にも優れているが、改良前のものと同様に透
湿性に劣ることから、電子レンジで食品を加熱するのに
使用した場合、食品から出る水蒸気により該ラップが膨
張して破裂し易く、破裂しないまでも、その内面に水蒸
気の凝縮により生じた水滴が多量に付着して食品上に滴
下したり、電子レンジから取り出してラップが収縮した
際に食品と接触して水滴が食品に付着することにより、
該食品の表面がベタッとした仕上がりになり易いという
欠点がある。また、収縮時にラップが破損することもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、適度
の透湿性を保持させることにより、電子レンジで食品を
加熱調理するのに使用しても、食品から出る水蒸気によ
り膨張して破裂したり、内面に水蒸気の凝縮による水滴
が付着したり、収縮により破損するといった不都合を生
じることのないラップを提供することにある。
の透湿性を保持させることにより、電子レンジで食品を
加熱調理するのに使用しても、食品から出る水蒸気によ
り膨張して破裂したり、内面に水蒸気の凝縮による水滴
が付着したり、収縮により破損するといった不都合を生
じることのないラップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、ラップの基材と
して紙を用い、その片面に特殊な接着性付与層を付設す
ることにより、適度の透湿性と食品容器等に対する良好
な接着性とを備えたラップが得られることを見出し、本
発明を成すに至ったのである。即ち、本発明は、柔軟性
と透湿性とを有する平面状の紙製基材の片面に、食品容
器に対する接着性を付与するための透湿性ある接着性付
与層を付設してなることを特徴とするものである。本発
明の好ましい態様によれば、上記接着性付与層が、ガラ
ス転移温度が0℃以下の発泡された高分子エマルジョン
により形成されている。本発明のラップにおいては、透
湿度が1,000〜15,000g/m2 ・24hrで
あることが望ましい。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、ラップの基材と
して紙を用い、その片面に特殊な接着性付与層を付設す
ることにより、適度の透湿性と食品容器等に対する良好
な接着性とを備えたラップが得られることを見出し、本
発明を成すに至ったのである。即ち、本発明は、柔軟性
と透湿性とを有する平面状の紙製基材の片面に、食品容
器に対する接着性を付与するための透湿性ある接着性付
与層を付設してなることを特徴とするものである。本発
明の好ましい態様によれば、上記接着性付与層が、ガラ
ス転移温度が0℃以下の発泡された高分子エマルジョン
により形成されている。本発明のラップにおいては、透
湿度が1,000〜15,000g/m2 ・24hrで
あることが望ましい。
【0007】
【作用】上記構成を有する紙製ラップで食品を覆い、該
食品を電子レンジで加熱した場合、食品から出る水蒸気
がラップ内に充満しても、該水蒸気の一部は透湿性ある
ラップを透過して外部に放出されるため、該ラップが蒸
気圧で膨張することがなく、仮に若干膨張しても、過剰
に膨張して破裂するようなことはない。従って、食品を
電子レンジから取り出したあと、ラップが収縮すること
もなく、若干収縮してもその度合いは小さく、収縮によ
る破損を生じない。また、水蒸気の放出によりラップの
内部の水蒸気量が調節されるため、該水蒸気の凝縮によ
る水滴がラップの内面に付着しにくく、仮に少量が付着
しても、その水滴は紙製基材に吸収されるため、食品に
付着するおそれが少ない。更に、ラップの基材が紙製で
あっても、該基材の片面に設けた接着性付与層の作用に
より、該ラップを食品容器等に確実に密着させることが
できる。
食品を電子レンジで加熱した場合、食品から出る水蒸気
がラップ内に充満しても、該水蒸気の一部は透湿性ある
ラップを透過して外部に放出されるため、該ラップが蒸
気圧で膨張することがなく、仮に若干膨張しても、過剰
に膨張して破裂するようなことはない。従って、食品を
電子レンジから取り出したあと、ラップが収縮すること
もなく、若干収縮してもその度合いは小さく、収縮によ
る破損を生じない。また、水蒸気の放出によりラップの
内部の水蒸気量が調節されるため、該水蒸気の凝縮によ
る水滴がラップの内面に付着しにくく、仮に少量が付着
しても、その水滴は紙製基材に吸収されるため、食品に
付着するおそれが少ない。更に、ラップの基材が紙製で
あっても、該基材の片面に設けた接着性付与層の作用に
より、該ラップを食品容器等に確実に密着させることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明するに、図1に示すように、本発明の紙製
ラップ1は、柔軟性と透湿性とを有する所要厚さの平面
状をなす紙製基材2の片面に、食品容器に対する接着性
を付与するための透湿性ある接着性付与層3を付設する
ことにより、形成されたものである。
ら詳細に説明するに、図1に示すように、本発明の紙製
ラップ1は、柔軟性と透湿性とを有する所要厚さの平面
状をなす紙製基材2の片面に、食品容器に対する接着性
を付与するための透湿性ある接着性付与層3を付設する
ことにより、形成されたものである。
【0009】上記紙製基材2は、木材あるいは非木材原
料をクラフト法やサ−モメカニカル法等により調整し、
漂白及び抄紙することにより製造されたセルロ−スやヘ
ミセルロ−ス繊維が、水素結合したものであればよい。
料をクラフト法やサ−モメカニカル法等により調整し、
漂白及び抄紙することにより製造されたセルロ−スやヘ
ミセルロ−ス繊維が、水素結合したものであればよい。
【0010】上記抄紙段階において、セルロ−スやヘミ
セルロ−ス繊維以外に、レ−ヨン等の半合成繊維や、ポ
リエチレンテレフタレ−ト又はポリエチレン等の合成繊
維を配合したり、サイズ剤や紙力増強剤あるいは顔料等
を添加することは、任意である。また、これらの繊維を
乾式方法にて抄造した不織布形態のものを、上記紙製基
材2として用いても構わない。
セルロ−ス繊維以外に、レ−ヨン等の半合成繊維や、ポ
リエチレンテレフタレ−ト又はポリエチレン等の合成繊
維を配合したり、サイズ剤や紙力増強剤あるいは顔料等
を添加することは、任意である。また、これらの繊維を
乾式方法にて抄造した不織布形態のものを、上記紙製基
材2として用いても構わない。
【0011】上記紙製基材2の坪量は特に限定されない
が、ラップ1で食品容器を覆う場合に該ラップ1ができ
るだけ柔軟性を持っている方が良いため、該紙製基材2
の坪量は、60g/m2 以下であることが好ましく、よ
り好ましくは10〜30g/m2 である。
が、ラップ1で食品容器を覆う場合に該ラップ1ができ
るだけ柔軟性を持っている方が良いため、該紙製基材2
の坪量は、60g/m2 以下であることが好ましく、よ
り好ましくは10〜30g/m2 である。
【0012】一方、接着性付与層3は、それ自体は接着
性を持たない紙製基材2に、食品容器の平滑な表面に対
して所要の力で接着し得る程度の接着性を持たせるため
のもので、その形成には、粒子状の高分子を乳化重合あ
るいは懸濁重合等の方法で水中に安定的に分散させたエ
マルジョンを、物理的あるいは化学的に発泡させて得ら
れたものが、好適に使用される。
性を持たない紙製基材2に、食品容器の平滑な表面に対
して所要の力で接着し得る程度の接着性を持たせるため
のもので、その形成には、粒子状の高分子を乳化重合あ
るいは懸濁重合等の方法で水中に安定的に分散させたエ
マルジョンを、物理的あるいは化学的に発泡させて得ら
れたものが、好適に使用される。
【0013】上記エマルジョンの発泡には、公知の方法
を用いることができ、例えば、エマルジョンを機械的に
攪拌して空気を混在させる方法や、発泡剤を混入して熱
によりガスを発生させる方法等が好適に使用されるが、
製造面からは、物理的に発泡させる方法が好ましい。
を用いることができ、例えば、エマルジョンを機械的に
攪拌して空気を混在させる方法や、発泡剤を混入して熱
によりガスを発生させる方法等が好適に使用されるが、
製造面からは、物理的に発泡させる方法が好ましい。
【0014】上記発泡エマルジョンを紙製基材2に塗工
する方法は、一般的に使用される方法を用いることがで
き、例えば、ドクタ−バ−コ−タやグラビアコ−タ等を
用いて所要の厚さに塗工した発泡エマルジョンを、自然
乾燥法や加熱乾燥法等の一般的な方法で乾燥することに
より、上記接着性付与層3が形成される。
する方法は、一般的に使用される方法を用いることがで
き、例えば、ドクタ−バ−コ−タやグラビアコ−タ等を
用いて所要の厚さに塗工した発泡エマルジョンを、自然
乾燥法や加熱乾燥法等の一般的な方法で乾燥することに
より、上記接着性付与層3が形成される。
【0015】かくして得られた接着性付与層3は、図2
に示すように、連続気泡4と独立気泡5の両方を持って
いて、連続気泡4によりに適度の透湿性が保たれ、独立
気泡5の一部が吸盤の役目を果すことによって食品容器
の平滑な表面に吸着することになる。しかも、該接着性
付与層3の表面の、気泡と気泡との間の部分が平滑であ
ると共に、該接着性付与層自体が柔軟で若干の粘着力を
持っていて、これらが接着に対して補助的に作用するこ
とにより、その接着は一層確実なものとなる。この場合
に使用する食品容器は、表面が平滑であればどのような
素材からなるものでも良く、例えば、ガラス製や陶磁器
製、ほうろう引製の容器であっても、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリメタアクリル酸メチル、メラニン樹脂等から
なるプラスチック製容器であっても良い。
に示すように、連続気泡4と独立気泡5の両方を持って
いて、連続気泡4によりに適度の透湿性が保たれ、独立
気泡5の一部が吸盤の役目を果すことによって食品容器
の平滑な表面に吸着することになる。しかも、該接着性
付与層3の表面の、気泡と気泡との間の部分が平滑であ
ると共に、該接着性付与層自体が柔軟で若干の粘着力を
持っていて、これらが接着に対して補助的に作用するこ
とにより、その接着は一層確実なものとなる。この場合
に使用する食品容器は、表面が平滑であればどのような
素材からなるものでも良く、例えば、ガラス製や陶磁器
製、ほうろう引製の容器であっても、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリメタアクリル酸メチル、メラニン樹脂等から
なるプラスチック製容器であっても良い。
【0016】上記接着性付与層3を形成する高分子の種
類は特に限定されないが、例えばエチレン/酢酸ビニル
共重合体、アクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン/アクリル酸エステル共重合体、
スチレン/ブタジエン共重合体等が、好適に使用され
る。
類は特に限定されないが、例えばエチレン/酢酸ビニル
共重合体、アクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン/アクリル酸エステル共重合体、
スチレン/ブタジエン共重合体等が、好適に使用され
る。
【0017】但し、使用される高分子エマルジョンのガ
ラス転移温度は0℃以下であることが好ましく、より好
ましくは−5度以下であり、2種以上の単量体からなる
共重合体を用いる場合は、それぞれの成分のガラス転移
温度、重量分率が適宜調整される。即ち、ガラス転移温
度が0℃より高い場合には、接着性付与層自体の若干の
粘着力が失われ、また剛直になって吸盤の役目を果さな
くなるという理由のため、上述した種類の食品容器に対
する接着性が悪くなるからである。
ラス転移温度は0℃以下であることが好ましく、より好
ましくは−5度以下であり、2種以上の単量体からなる
共重合体を用いる場合は、それぞれの成分のガラス転移
温度、重量分率が適宜調整される。即ち、ガラス転移温
度が0℃より高い場合には、接着性付与層自体の若干の
粘着力が失われ、また剛直になって吸盤の役目を果さな
くなるという理由のため、上述した種類の食品容器に対
する接着性が悪くなるからである。
【0018】また、上記食品容器に対する接着性付与層
3の接着力は、電子レンジによる加熱時に、食品から出
る水蒸気の蒸気圧によって食品容器から剥れない程度で
あれば良く、それを剥離強度で表わすと、略5g/25
mm以上であれば良い。このような剥離強度は、上述し
たようなガラス転移温度が0℃以下の高分子エマルジョ
ンを使用し、その発泡倍率及び紙製基材に対する塗工量
等を適宜調整することにより、容易に得ることができ
る。因に、紙製ラップ1の透湿度に影響を及ぼさないで
上記剥離強度を得るには、一般に、発泡倍率を1.3〜
6.0倍、塗工量(固形分)を8〜40g/m2 程度に
設定すれば良い。
3の接着力は、電子レンジによる加熱時に、食品から出
る水蒸気の蒸気圧によって食品容器から剥れない程度で
あれば良く、それを剥離強度で表わすと、略5g/25
mm以上であれば良い。このような剥離強度は、上述し
たようなガラス転移温度が0℃以下の高分子エマルジョ
ンを使用し、その発泡倍率及び紙製基材に対する塗工量
等を適宜調整することにより、容易に得ることができ
る。因に、紙製ラップ1の透湿度に影響を及ぼさないで
上記剥離強度を得るには、一般に、発泡倍率を1.3〜
6.0倍、塗工量(固形分)を8〜40g/m2 程度に
設定すれば良い。
【0019】上記構成を有する紙製ラップ1は、通常の
合成樹脂フィルムからなるラップと同様に、食品容器に
入れた食品を電子レンジで加熱する際に、該食品を覆う
のに使用される。この際、基材2の片面に設けた接着性
付与層3の作用により、該ラップ1は食品容器に確実に
密着する。
合成樹脂フィルムからなるラップと同様に、食品容器に
入れた食品を電子レンジで加熱する際に、該食品を覆う
のに使用される。この際、基材2の片面に設けた接着性
付与層3の作用により、該ラップ1は食品容器に確実に
密着する。
【0020】上記ラップ1で覆った食品を電子レンジで
加熱すると、食品から出る水蒸気がラップ内に充満する
が、該水蒸気の一部は透湿性あるラップ1を透過して外
部に放出されるため、該ラップが蒸気圧で膨張すること
がなく、仮に若干膨張してもその度合いは小さく、過剰
に膨張して破裂するようなことはない。従って、食品を
電子レンジから取り出したあと、ラップが収縮すること
もなく、若干収縮してもその度合いは小さく、収縮によ
る破損を生じない。
加熱すると、食品から出る水蒸気がラップ内に充満する
が、該水蒸気の一部は透湿性あるラップ1を透過して外
部に放出されるため、該ラップが蒸気圧で膨張すること
がなく、仮に若干膨張してもその度合いは小さく、過剰
に膨張して破裂するようなことはない。従って、食品を
電子レンジから取り出したあと、ラップが収縮すること
もなく、若干収縮してもその度合いは小さく、収縮によ
る破損を生じない。
【0021】また、水蒸気の放出によりラップの内部の
水蒸気量が調節されるため、該水蒸気の凝縮により生じ
る水滴がラップの内面に付着しにくく、仮に少量が付着
しても、その水滴は直ちに紙製基材に吸収されるため、
電子レンジから取り出すことによりラップが若干収縮し
て食品に接触することがあっても、水滴が該食品に付着
するおそれはない。
水蒸気量が調節されるため、該水蒸気の凝縮により生じ
る水滴がラップの内面に付着しにくく、仮に少量が付着
しても、その水滴は直ちに紙製基材に吸収されるため、
電子レンジから取り出すことによりラップが若干収縮し
て食品に接触することがあっても、水滴が該食品に付着
するおそれはない。
【0022】ここで、電子レンジで食品を加熱する際に
生じる水蒸気量は、マイクロ波の特性により同一加熱時
間内においては略一定であるから、蒸気圧によるラップ
の膨張と、水分の蒸発による食品の乾燥とを防ぐために
は、上記ラップに、発生した水蒸気の一部を透過させ得
るだけの透湿度を持たせておけば良く、この場合の好ま
しい透湿度の範囲は1,000〜15,000g/m2
・24hrであり、より好ましくは2,000〜6,0
00g/m2 ・24hrである。因に、透湿度が1,0
00g/m2 ・24hr未満では、水蒸気の透過量が少
ないために蒸気圧でラップが過剰膨張し、破裂するおそ
れがあり、逆に、透湿度が15,000g/m2 ・24
hrを越えると、水蒸気が抜け過ぎて食品がパサパサの
状態になる。
生じる水蒸気量は、マイクロ波の特性により同一加熱時
間内においては略一定であるから、蒸気圧によるラップ
の膨張と、水分の蒸発による食品の乾燥とを防ぐために
は、上記ラップに、発生した水蒸気の一部を透過させ得
るだけの透湿度を持たせておけば良く、この場合の好ま
しい透湿度の範囲は1,000〜15,000g/m2
・24hrであり、より好ましくは2,000〜6,0
00g/m2 ・24hrである。因に、透湿度が1,0
00g/m2 ・24hr未満では、水蒸気の透過量が少
ないために蒸気圧でラップが過剰膨張し、破裂するおそ
れがあり、逆に、透湿度が15,000g/m2 ・24
hrを越えると、水蒸気が抜け過ぎて食品がパサパサの
状態になる。
【0023】次に、本発明の紙製ラップの性能実験につ
いて説明する。 《実験1》この実験は、本発明の紙製ラップを電子レン
ジによる食品の加熱に使用した場合の、膨張性と収縮
性、及び食品のべたつき性を評価したものである。実験
では、本発明の試料として次の1〜8の紙製ラップを作
成し、比較例としてポリエチレン製のラップ(比較例
1)と、ポリ塩化ビニリデン製のラップ(比較例2)と
を用意し、それぞれについて下記の方法にて膨張性と収
縮性、及び食品のべたつき性を評価した。その結果は表
1に示すとおりである。
いて説明する。 《実験1》この実験は、本発明の紙製ラップを電子レン
ジによる食品の加熱に使用した場合の、膨張性と収縮
性、及び食品のべたつき性を評価したものである。実験
では、本発明の試料として次の1〜8の紙製ラップを作
成し、比較例としてポリエチレン製のラップ(比較例
1)と、ポリ塩化ビニリデン製のラップ(比較例2)と
を用意し、それぞれについて下記の方法にて膨張性と収
縮性、及び食品のべたつき性を評価した。その結果は表
1に示すとおりである。
【0024】〈試料1〉 坪量20g/m2 の平抄レ−
ヨン紙(ト−ヨ−(株)製)に、エチチレン/酢酸ビニ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−15℃
(カネボウNSC(株)製レジン)100部と、増粘剤
(カネボウNSC(株)製アルコガム)5部、及び整泡
剤(カネボウNSC(株)製カネビノ−ル)5部をミキ
サ−(日立ホ−ムテック(株)製)で6.0分間攪拌
し、フレキシブルトレ−リングブレ−ドコ−タ(熊谷理
機工業(株)製)を用いて塗工量20g/m2 となる様
にコ−ティングした紙製ラップ。
ヨン紙(ト−ヨ−(株)製)に、エチチレン/酢酸ビニ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−15℃
(カネボウNSC(株)製レジン)100部と、増粘剤
(カネボウNSC(株)製アルコガム)5部、及び整泡
剤(カネボウNSC(株)製カネビノ−ル)5部をミキ
サ−(日立ホ−ムテック(株)製)で6.0分間攪拌
し、フレキシブルトレ−リングブレ−ドコ−タ(熊谷理
機工業(株)製)を用いて塗工量20g/m2 となる様
にコ−ティングした紙製ラップ。
【0025】〈試料2〉 試料1において、攪拌時間を
2.5分間とした以外は、同様な方法で作成した紙製ラ
ップ。 〈試料3〉 試料1において、攪拌時間を0.5分間と
した以外は、同様な方法で作成した紙製ラップ。 〈試料4〉 試料1において、塗工量を15g/m2 と
した以外は、同様な方法で作成した紙製ラップ。
2.5分間とした以外は、同様な方法で作成した紙製ラ
ップ。 〈試料3〉 試料1において、攪拌時間を0.5分間と
した以外は、同様な方法で作成した紙製ラップ。 〈試料4〉 試料1において、塗工量を15g/m2 と
した以外は、同様な方法で作成した紙製ラップ。
【0026】〈試料5〉 試料1において、高分子エマ
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−5℃(カ
ネボウNSC(株)製ヨドソ−ル)とした以外は、同様
の方法で作成した紙製ラップ。
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−5℃(カ
ネボウNSC(株)製ヨドソ−ル)とした以外は、同様
の方法で作成した紙製ラップ。
【0027】〈試料6〉 試料1において、高分子エマ
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−25℃
(日本ゼオン(株)製ニポ−ル)とした以外は、同様の
方法で作成した紙製ラップ。
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−25℃
(日本ゼオン(株)製ニポ−ル)とした以外は、同様の
方法で作成した紙製ラップ。
【0028】〈試料7〉 試料1において、高分子エマ
ルジョンをアクリル酸エステル/酢酸ビニル共重合体エ
マルジョン:ガラス転移温度=−20℃(昭和高分子
(株)製ポリゾ−ル)とした以外は、同様の方法で作成
した紙製ラップ。 〈試料8〉 試料1において、紙製基材を坪量25g/
m2 の平抄ポリエステル紙(ト−ヨ(株)製)とした以
外は、同様の方法で作成した紙製ラップ。
ルジョンをアクリル酸エステル/酢酸ビニル共重合体エ
マルジョン:ガラス転移温度=−20℃(昭和高分子
(株)製ポリゾ−ル)とした以外は、同様の方法で作成
した紙製ラップ。 〈試料8〉 試料1において、紙製基材を坪量25g/
m2 の平抄ポリエステル紙(ト−ヨ(株)製)とした以
外は、同様の方法で作成した紙製ラップ。
【0029】〈比較例1〉ポリエチレン製フィルムから
なるラップ。 〈比較例2〉ポリ塩化ビニリデン製フィルムからなるラ
ップ。
なるラップ。 〈比較例2〉ポリ塩化ビニリデン製フィルムからなるラ
ップ。
【0030】〈透湿度の算出法〉TAPPI 448
om−84に準拠し、試験皿の中に無水塩化カルシウム
を、試料の下面より6mm以内になるように水平に入
れ、接着性付与層を内にして、皿の上に置く。次にワセ
リンを、封ろう用型板の傾斜した端に、薄い膜状に塗
り、80℃に加熱したろうを、傾斜した型板の周りの環
状部に流し込む。ろうが固まったら型板を取り外し、適
宜試験皿を秤量する。
om−84に準拠し、試験皿の中に無水塩化カルシウム
を、試料の下面より6mm以内になるように水平に入
れ、接着性付与層を内にして、皿の上に置く。次にワセ
リンを、封ろう用型板の傾斜した端に、薄い膜状に塗
り、80℃に加熱したろうを、傾斜した型板の周りの環
状部に流し込む。ろうが固まったら型板を取り外し、適
宜試験皿を秤量する。
【0031】透湿度Tは次式により算出する。 T=24x/Sy(g/m2 ・24hr) 但し、x:y時間当たりの重量増加量 y:xgの増加に要した時間 S:試験片の露出面積
【0032】〈膨張性・収縮性・食品表面のべたつき性
の評価法〉冷蔵保存してあるご飯約130gを茶碗にい
れて上記各ラップで覆い、電子レンジ(松下住設機器
(株)製600W)で2分間加熱した時のラップの膨ら
み具合と、取りだした時の縮み具合、及びラップを剥し
た時のご飯表面のべたつき度合いとを、以下の基準によ
り官能で評価した。
の評価法〉冷蔵保存してあるご飯約130gを茶碗にい
れて上記各ラップで覆い、電子レンジ(松下住設機器
(株)製600W)で2分間加熱した時のラップの膨ら
み具合と、取りだした時の縮み具合、及びラップを剥し
た時のご飯表面のべたつき度合いとを、以下の基準によ
り官能で評価した。
【0033】 〈評価基準〉 評価点 膨張性 収縮性 べたつき性 ────────────────────────────────── 1 破れる 激しく縮む 大分べたっとしている 2 大分膨らむ 大分縮む 若干べたっとしている 3 若干膨らむ 若干縮む 炊きたてと同等 4 膨らまない 縮まない
【0034】
【表1】
【0035】《実験2》この実験は、本発明の紙製ラッ
プの剥離強度及び食品容器に対する接着性を評価したも
のである。この実験2に使用した試料は、上記実験1に
おいて使用した試料1,2,5,6,7と同じ構成のも
のと、新たに作成した下記の試料9,10とであり、比
較例として、上記実験1において使用した比較例1,2
の他、新たに作成した下記3,4のものを使用した。そ
の評価結果は表2に示すとおりである。
プの剥離強度及び食品容器に対する接着性を評価したも
のである。この実験2に使用した試料は、上記実験1に
おいて使用した試料1,2,5,6,7と同じ構成のも
のと、新たに作成した下記の試料9,10とであり、比
較例として、上記実験1において使用した比較例1,2
の他、新たに作成した下記3,4のものを使用した。そ
の評価結果は表2に示すとおりである。
【0036】〈試料9〉 試料1において、高分子エマ
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−35℃
(カネボウNS(株)製ヨドソール)とした以外は、同
様の方法で作成した紙製ラップ。
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=−35℃
(カネボウNS(株)製ヨドソール)とした以外は、同
様の方法で作成した紙製ラップ。
【0037】〈試料10〉 試料1において、紙製基材
を坪量30g/m2 の平抄ポリエステル紙(ト−ヨ
(株)製)とした以外は、同様の方法で作成した紙製ラ
ップ。
を坪量30g/m2 の平抄ポリエステル紙(ト−ヨ
(株)製)とした以外は、同様の方法で作成した紙製ラ
ップ。
【0038】〈比較例3〉試料1において、高分子エマ
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=5℃(カネ
ボウNSC(株)製ヨドソ−ル)とした以外は、同様の
方法で作成した紙製ラップ。 〈比較例4〉試料1において、高分子エマルジョンをス
チレン/アクリル酸エステル共重合体エマルジョン:ガ
ラス転移温度=10℃(カネボウNSC(株)製ヨドソ
−ル)とした以外は、同様の方法で作成した紙製ラッ
プ。
ルジョンをアクリル酸エステル/メタアクリル酸エステ
ル共重合体エマルジョン:ガラス転移温度=5℃(カネ
ボウNSC(株)製ヨドソ−ル)とした以外は、同様の
方法で作成した紙製ラップ。 〈比較例4〉試料1において、高分子エマルジョンをス
チレン/アクリル酸エステル共重合体エマルジョン:ガ
ラス転移温度=10℃(カネボウNSC(株)製ヨドソ
−ル)とした以外は、同様の方法で作成した紙製ラッ
プ。
【0039】〈剥離強度の評価法〉JIS Z 023
7に準拠し、25mm×200mmの短冊型に形成した
ラップの接着性付与層面を、25mm×200mmの短
冊型に形成したA〜Dの試験板に軽く貼り、圧着装置
(テスタ−産業(株)製:2kg)で1往復圧着した
後、引張強度試験機(エ−・アンド・デイ(株)製)に
取り付け、180度の剥離強度を測定した。このときの
引張速度は200mm/minとした。また、試験片の
素材は下記の通りである。 A:ガラス(旭硝子(株)製) B:ポリポロピレン(三井東圧化学(株)製) C:ポリブチレンテレフタレ−ト(ポリプラスチックス
(株)製) D:メラミン樹脂(住友ベ−クライト(株)製)
7に準拠し、25mm×200mmの短冊型に形成した
ラップの接着性付与層面を、25mm×200mmの短
冊型に形成したA〜Dの試験板に軽く貼り、圧着装置
(テスタ−産業(株)製:2kg)で1往復圧着した
後、引張強度試験機(エ−・アンド・デイ(株)製)に
取り付け、180度の剥離強度を測定した。このときの
引張速度は200mm/minとした。また、試験片の
素材は下記の通りである。 A:ガラス(旭硝子(株)製) B:ポリポロピレン(三井東圧化学(株)製) C:ポリブチレンテレフタレ−ト(ポリプラスチックス
(株)製) D:メラミン樹脂(住友ベ−クライト(株)製)
【0040】〈食品容器への接着性の評価法〉素材の異
なる下記の食品容器に紙製ラップを接着したときの接着
性を、以下の基準により官能で評価した。 X:陶磁器製容器(ノリタケカンパニ−リミテド(株)
製) Y:ポリプロピレン製容器(岩崎工業(株)製)
なる下記の食品容器に紙製ラップを接着したときの接着
性を、以下の基準により官能で評価した。 X:陶磁器製容器(ノリタケカンパニ−リミテド(株)
製) Y:ポリプロピレン製容器(岩崎工業(株)製)
【0041】〈評価基準〉 評価点 接着性 ───────────── 1 十分接着する 2 若干接着する 3 接着しない
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】このように本発明によれば、紙製基材の
片面に、食品容器に対する接着性を付与するための透湿
性ある接着性付与層を付設することにより、適度の透湿
性と付着性とを備えていて、電子レンジで食品を加熱調
理するのに使用しても、食品から出る水蒸気により膨張
及び収縮して破損したり、内面に水蒸気の凝縮による水
滴が付着して食品を濡らす等の不都合を生じないラップ
を得ることができる。
片面に、食品容器に対する接着性を付与するための透湿
性ある接着性付与層を付設することにより、適度の透湿
性と付着性とを備えていて、電子レンジで食品を加熱調
理するのに使用しても、食品から出る水蒸気により膨張
及び収縮して破損したり、内面に水蒸気の凝縮による水
滴が付着して食品を濡らす等の不都合を生じないラップ
を得ることができる。
【図1】本発明に係るラップの一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
1 ラップ 2 紙製基材 3 接着性付与層
Claims (3)
- 【請求項1】柔軟性と透湿性とを有する平面状の紙製基
材の片面に、食品容器に対する接着性を付与するための
透湿性ある接着性付与層を付設してなることを特徴とす
る紙製ラップ。 - 【請求項2】接着性付与層が、ガラス転移温度が0℃以
下の発泡された高分子エマルジョンにより形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の紙製ラップ。 - 【請求項3】透湿度が1,000〜15,000g/m
2 ・24hrであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の紙製ラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190049A JPH0825583A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 紙製ラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190049A JPH0825583A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 紙製ラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825583A true JPH0825583A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16251503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6190049A Pending JPH0825583A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 紙製ラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825583A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022435A1 (ja) | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | プラスチックパウチおよびその製造方法 |
US9938056B2 (en) | 2014-02-12 | 2018-04-10 | Toppan Printing Co., Ltd. | Package |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP6190049A patent/JPH0825583A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006022435A1 (ja) | 2004-08-25 | 2006-03-02 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | プラスチックパウチおよびその製造方法 |
US9938056B2 (en) | 2014-02-12 | 2018-04-10 | Toppan Printing Co., Ltd. | Package |
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