JPH0825565A - 電磁誘導加熱装置の断熱部材 - Google Patents

電磁誘導加熱装置の断熱部材

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JPH0825565A
JPH0825565A JP16956794A JP16956794A JPH0825565A JP H0825565 A JPH0825565 A JP H0825565A JP 16956794 A JP16956794 A JP 16956794A JP 16956794 A JP16956794 A JP 16956794A JP H0825565 A JPH0825565 A JP H0825565A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱材からの熱的、化学的、機械的に苛酷
な条件の下にあっても十分な耐久性を有して磁極とイン
ダクタを保護するとともに対向する磁極の間の空隙が小
さくなって加熱効率を良くする電磁誘導加熱装置の断熱
部材を提供する。 【構成】 環状鉄芯の空隙を挟んで対向する磁極にイン
ダクタを取り付け、このインダクタに交番電流を通電し
て環状鉄芯を励磁するとともに、板状の被加熱材を搬送
して空隙を通過する被加熱材の側辺部を電磁誘導により
加熱する電磁誘導加熱装置の磁極とインダクタを被加熱
材から熱的、化学的、機械的に保護する断熱部材におい
て、炭化珪素繊維の織布を積層するとともに織布の積層
方向にも織布を形成した立体織物にポリカルボシラン変
成溶液と炭化珪素粉とを配合したスラリを含浸し、加
熱、加圧して所定の形状に成形したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鋼板などの被加熱材を
搬送し、対向する磁極の間の空隙を通過させながら電磁
誘導によりその側辺部を加熱する電磁誘導加熱装置の断
熱部材に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば、特開平1−313882
号公報に開示されたものに類似した従来の電磁誘導加熱
装置の要部を示す断面図である。図において、1は圧延
鋼板などの被加熱材、11は珪素鋼板を積層したC型の環
状鉄芯でその空隙を含む部分を示す。12は鉄芯11の磁極
の部分に取り付けたインダクタ、13は鉄芯11とインダク
タ12をほぼ被覆する保護カバー、14は剛性と防水性とを
備えた電気絶縁材料からなる支持板、15は炭化珪素をベ
ースとする耐火コンクリート、16耐火コンクリート15に
埋設した非磁性のステンレス鋼からなるチューブで内部
を冷却流体が流れる。17は耐火コンクリート15の表面を
覆うプレートでガラス−セラミックからなり、熱的衝撃
に強く、また、優れた機械的強度を有する。18は耐火コ
ンクリート15の周縁部を保護する周縁カバーである。こ
の従来の技術では耐火コンクリート15とチューブ16で断
熱部材を構成している。
【0003】この電磁誘導加熱装置は以上のように構成
されており、インダクタ12に数100Hz の交番電流を通電
して環状鉄芯11を励磁し、対向する磁極の間の空隙に磁
束を発生させる。被加熱材1を搬送してその側辺部がこ
の空隙を通過すると、電磁誘導電流を生じて加熱され
る。加熱効率を良くするには対向する磁極を被加熱材1
にできるだけ接近させる必要があり、したがって、磁極
とインダクタ12は高温の被加熱材1からの輻射熱に曝さ
れるほか、潤滑油や冷却水の噴霧を受け、また、スケー
ルが堆積して接触化学反応をおこすなど熱的、化学的、
機械的に苛酷な条件の下におかれる。そのため磁極とイ
ンダクタ12と保護カバー13の対向する表面に剛性と防水
性を備えた支持板14、チューブ16を埋設した耐火コンク
リート15、熱的衝撃に強く機械的強度の優れたプレート
17を重ねて取り付け、チューブ16に冷却水を通して、磁
極とインダクタ12と保護カバー13を熱的、化学的、機械
的に保護するようになっている。しかし、チューブ16が
酸化しやすく閉塞するほか、高温の被加熱材1からの冷
却水の噴霧や熱的衝撃によって耐火コンクリート15にひ
び割れが生じてかなり頻繁に交換しなければならないと
言う欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁誘導加熱装
置の断熱部材は以上のように耐火コンクリート15とこれ
に埋設したチューブ16からなっているが、チューブ16が
酸化して閉塞するほか、高温の被加熱材1からの冷却水
の噴霧や熱的衝撃によって耐火コンクリート15にひび割
れが生じてかなり頻繁に新しいものと交換しなければな
らず、耐火コンクリート15のコストが高いうえ、その都
度、運転を停止するので運転コストも高いと言う課題が
あった。また、チューブ16を埋設するので耐火コンクリ
ート15の板厚が大きくなって対向する磁極の間の空隙も
大きくなり、加熱効率が悪いと言う課題もあった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被加熱材からの熱的、化学的、機
械的に苛酷な条件の下にあっても十分な耐久性を有して
磁極とインダクタを保護するとともに板厚を小さくする
ことができる電磁誘導加熱装置の断熱部材を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁誘導
加熱装置の断熱部材は、環状鉄芯の空隙を挟んで対向す
る磁極にインダクタを取り付け、このインダクタに交番
電流を通電して環状鉄芯を励磁するとともに、板状の被
加熱材を搬送して空隙を通過する被加熱材の側辺部を電
磁誘導により加熱する電磁誘導加熱装置の磁極とインダ
クタを被加熱材から熱的、化学的、機械的に保護するも
のにおいて、炭化珪素繊維の織布を積層するとともに織
布の積層方向にも織布を形成した立体織物にポリカルボ
シラン変成溶液と炭化珪素粉とを配合したスラリを含浸
し、加熱、加圧して所定の形状に成形したものである。
【0007】また、同じ電磁誘導加熱装置の磁極とイン
ダクタを被加熱材から熱的、化学的、機械的に保護する
断熱部材において、炭化珪素繊維の織布を平板状に巻い
た巻物にポリカルボシラン変成溶液と炭化珪素粉とを配
合したスラリを含浸し、加熱、加圧して所定の形状に成
形したものである。
【0008】さらに、同じ電磁誘導加熱装置の磁極とイ
ンダクタを被加熱材から熱的、化学的、機械的に保護す
る断熱部材において、酸化アルミニウム70〜90重量%、
酸化珪素10〜30重量%、断熱部材の板厚の1倍より小さ
い繊維長のセラミックファイバ0.1 〜2重量%に水を加
えて混練し、所定の形状に成形して乾燥、焼成したもの
である。
【0009】次に、同じ電磁誘導加熱装置の磁極とイン
ダクタを被加熱材から熱的、化学的、機械的に保護する
断熱部材において、酸化アルミニウム70〜80重量%、酸
化珪素20〜30重量%、断熱部材の板厚の1倍より小さい
繊維長のセラミックファイバ0.1 〜2重量%、断熱部材
の板厚の2倍より小さい繊維長の非磁性金属ファイバ0.
5 〜5重量%に水を加えて混練し、所定の形状に成形し
て乾燥、焼成したものである。
【0010】そして、非磁性金属ファイバを非直線形状
にする。
【0011】
【作用】この発明においては炭化珪素繊維の織布を積層
するとともに織布の積層方向にも織布を形成した立体織
物が被加熱材からの冷却水の噴霧や熱的衝撃に対して断
熱部材のひび割れを防止し、積層した織布の層間の剥離
を防ぐ。
【0012】また、炭化珪素繊維の織布を平板状に巻い
た巻物が被加熱材からの冷却水の噴霧や熱的衝撃に対し
て断熱部材のひび割れを防止し、断熱部材の周辺部分に
生じる炭化珪素繊維の末端からの層間の剥離をなくす。
【0013】さらに、断熱部材の板厚の1倍より小さい
繊維長で0.1 〜2重量%のセラミックファイバが被加熱
材からの冷却水の噴霧や熱的衝撃に対して断熱部材のひ
び割れを防止する。
【0014】次に、断熱部材の板厚の1倍より小さい繊
維長で0.1 〜2重量%のセラミックファイバと、同じく
その2倍より小さい繊維長で0.5 〜5重量%の非磁性金
属ファイバとが被加熱材からの冷却水の噴霧や熱的衝撃
に対して断熱部材のひび割れを防止する。
【0015】そして、非直線形状の非磁性金属ファイバ
が断熱部材からの抜け落ちをなくす。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1の断熱部材を用い
た電磁誘導加熱装置の要部を示す断面図、図2は実施例
1の断熱部材を示す斜視図である。図1において、1,
11〜14,17, 18は従来の技術の図6ですでに説明した。
25は環状鉄芯11の磁極とインダクタ12と保護カバー13と
を被加熱材1から熱的、化学的、機械的に保護する断熱
部材である。また、図2において、25a は積層した炭化
珪素繊維の織布、25b は織布25a の積層方向に形成した
織布である。
【0017】この発明の実施例1による電磁誘導加熱装
置は以上のように構成されており、インダクタ12に数10
0Hz の交番電流を通電して環状鉄芯11を励磁し、対向す
る磁極の間の空隙に磁束を発生させる。被加熱材1を搬
送してその側辺部がこの空隙を通過すると、電磁誘導電
流を生じて加熱される。磁極とインダクタ12と保護カバ
ー13の対向する表面に剛性と防水性を備えた支持板14、
板状の断熱部材25、熱的衝撃に強く機械的強度の優れた
プレート17を重ねて置き、周縁カバー18で固定して被加
熱材1から磁極とインダクタ12と保護カバー13を熱的、
化学的、機械的に保護する。断熱部材25の積層する織布
25a は編み目密度の大きいことが望ましいが、積層方向
の織布25b は積層した織布25a が熱的衝撃の繰り返しに
より層間で剥離するのを防ぐために設けているので、そ
の間隔を小さくする必要はない。積層した織布25a と積
層方向に形成した織布25b とからなる立体織物にポリカ
ルボシラン変成溶液と炭化珪素粉を配合したスラリを含
浸してプリプレグを作り、これを加熱プレスあるいはオ
ートクレーブで所定の形状に成形する。この断熱部材25
を加熱して1100℃の高温状態に置き、これに室温の水を
かけて冷却し、再び、高温状態まで急加熱するヒートシ
ョック試験を繰り返し行なってひび割れ、層間の剥離、
表面の膨張のないことを確認している。また、被加熱材
1のスケールと接触して化学反応をおこすこともなかっ
た。この断熱部材25を用いると従来の技術で説明したチ
ューブ16(図6を参照)を埋設して冷却流体を通す必要
がないので、板厚を小さくすることができ、したがって
環状鉄芯11の空隙も小さくなって加熱効率がよくなり、
また、電磁誘導加熱装置を小型化することが可能であ
る。この実施例1による電磁誘導加熱装置2は断熱部材
25の上にプレート17を重ねたが、このプレート17はなく
てもよく、被加熱材1から磁極とインダクタ12と保護カ
バー13を熱的、化学的、機械的に保護するうえで殆ど影
響はない。
【0018】実施例2.図3は炭化珪素繊維の織布を平
板状に巻いた巻物を示す断面図である。炭化珪素繊維の
織布を積層しただけでこれにポリカルボシラン変成溶液
と炭化珪素粉とを配合したスラリを含浸し、加熱加圧し
て成形した断熱部材であれば、熱的衝撃を繰り返し与え
ることにより断熱部材の周辺部分に現れる炭化珪素繊維
の末端から層間の剥離が始まる傾向があるが、炭化珪素
繊維の織布を平板状に巻いた巻物35a であれば断熱部材
の周辺部分に繊維の末端の来るのが少なくなるので、こ
の巻物35a にポリカルボシラン変成溶液と炭化珪素粉と
を配合したスラリを含浸し、加熱加圧して成形した断熱
部材は層間の剥離をなくすことができ、また、実施例1
と同様の効果を期待することができる。
【0019】実施例3.図4はこの発明の実施例3の断
熱部材を示す斜視図である。この断熱部材は炭化珪素繊
維の織布の代わりに断熱部材の板厚の1倍より小さい繊
維長のセラミックファイバ45a を用いたもので、酸化ア
ルミニウム70〜90重量%,酸化珪素10〜30重量%,セラ
ミックファイバ0.1 〜2重量%に水を加えて混練し、所
定の形状に成形して乾燥させ、高温で焼成したものであ
り、実施例1で行なったヒートショック試験を同様に繰
り返し行なったが、ひび割れなどの発生はなかった。な
お、セラミックファイバ45a が0.1 重量%以下であれ
ば、熱的衝撃に対する強度が低下し、2重量%以上であ
れば、機械的強度が低下して実用に供することは困難に
なる。この実施例3の断熱部材によっても実施例1と同
様の効果が得られる。
【0020】実施例4.実施例3と同様の断熱部材で酸
化アルミニウム70〜80重量%,酸化珪素20〜30重量%,
断熱部材の板厚の1倍より小さい繊維長のセラミックフ
ァイバ0.1 〜2重量%,同じく2倍より小さい繊維長の
非磁性金属ファイバ,例えば、ステンレスファイバ(S
US310)0.5 〜5重量%とすれば、機械的強度はさ
らに向上する。
【0021】実施例5.図5はこの発明の実施例5の断
熱部材に用いる非磁性金属ファイバの形状を示す平面図
である。非磁性金属ファイバはほぼ直線形状であっても
断熱部材は長期に亘って十分な機械的強度を保持する
が、苛酷な条件で繰り返し使用していると断熱部材の表
面近傍にある非磁性金属ファイバ,例えば、ステンレス
ファイバがその表面に対し平行状態であるなしに関係な
く酸化したり、また、酸化アルミニウム,酸化珪素など
のセラミック部分の劣化により脱落して機械的強度の低
下することがあるが、非直線形状の非磁性金属ファイバ
にすれば脱落を防ぐことができ、したがって、機械的強
度の低下もほとんどない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
炭化珪素繊維の織布を積層するとともに織布の積層方向
にも織布を形成した立体織物にポリカルボシラン変成溶
液と炭化珪素粉とを配合したスラリを含浸し、加熱、加
圧して所定の形状に成形するので、被加熱材からの熱
的、化学的、機械的に苛酷な条件の下にあっても十分な
耐久性を有して磁極とインダクタを保護するとともに対
向する磁極の間の空隙が小さくなって加熱効率を良くす
る。
【0023】また、炭化珪素繊維の織布を平板状に巻い
た巻物にポリカルボシラン変成溶液と炭化珪素粉とを配
合したスラリを含浸し、加熱、加圧して所定の形状に成
形するので、被加熱材からの熱的、化学的、機械的に苛
酷な条件の下にあっても十分な耐久性を有して磁極とイ
ンダクタを保護するとともに対向する磁極の間の空隙が
小さくなって加熱効率を良くする。
【0024】さらに、酸化アルミニウム70〜90重量%、
酸化珪素10〜30重量%、断熱部材の板厚の1倍より小さ
い繊維長のセラミックファイバ0.1 〜2重量%に水を加
えて混練し、所定の形状に成形して乾燥、焼成するの
で、被加熱材からの熱的、化学的、機械的に苛酷な条件
の下にあっても十分な耐久性を有して磁極とインダクタ
を保護するとともに対向する磁極の間の空隙が小さくな
って加熱効率を良くする。
【0025】次に、酸化アルミニウム70〜80重量%、酸
化珪素20〜30重量%、断熱部材の板厚の1倍より小さい
繊維長のセラミックファイバ0.1 〜2重量%、断熱部材
の板厚の2倍より小さい繊維長の非磁性金属ファイバ0.
5 〜5重量%に水を加えて混練し、所定の形状に成形し
て乾燥、焼成するので、被加熱材からの熱的、化学的、
機械的に苛酷な条件の下にあっても十分な耐久性を有し
て磁極とインダクタを保護するとともに対向する磁極の
間の空隙が小さくなって加熱効率を良くする。
【0026】そして、非磁性金属ファイバを非直線形状
にするので、機械的強度が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による電磁誘導加熱装置
の要部を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例1の断熱部材を示す斜視図
である。
【図3】 この発明の実施例2に用いる織布の巻物を示
す断面図である。
【図4】 この発明の実施例3の断熱部材を示す斜視図
である。
【図5】 この発明の実施例5の断熱部材に用いる非磁
性金属ファイバの形状を示す平面図である。
【図6】 従来の電磁誘導加熱装置の要部を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 被加熱材 11 環状鉄芯 12 インダクタ 14 支持板 25 断熱部材 25a 織布 25b 織布 35a 巻物 45a セラミックファイバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状鉄芯の空隙を挟んで対向する磁極に
    インダクタを取り付け、前記インダクタに交番電流を通
    電して前記環状鉄芯を励磁するとともに、板状の被加熱
    材を搬送して前記空隙を通過する前記被加熱材の側辺部
    を電磁誘導により加熱する電磁誘導加熱装置の前記磁極
    と前記インダクタを前記被加熱材から熱的、化学的、機
    械的に保護する断熱部材において、炭化珪素繊維の織布
    を積層するとともに前記織布の積層方向にも織布を形成
    した立体織物にポリカルボシラン変成溶液と炭化珪素粉
    とを配合したスラリを含浸し、加熱、加圧して所定の形
    状に成形した電磁誘導加熱装置の断熱部材。
  2. 【請求項2】 環状鉄芯の空隙を挟んで対向する磁極に
    インダクタを取り付け、前記インダクタに交番電流を通
    電して前記環状鉄芯を励磁するとともに、板状の被加熱
    材を搬送して前記空隙を通過する前記被加熱材の側辺部
    を電磁誘導により加熱する電磁誘導加熱装置の前記磁極
    と前記インダクタを前記被加熱材から熱的、化学的、機
    械的に保護する断熱部材において、炭化珪素繊維の織布
    を平板状に巻いた巻物にポリカルボシラン変成溶液と炭
    化珪素粉とを配合したスラリを含浸し、加熱、加圧して
    所定の形状に成形した電磁誘導加熱装置の断熱部材。
  3. 【請求項3】 環状鉄芯の空隙を挟んで対向する磁極に
    インダクタを取り付け、前記インダクタに交番電流を通
    電して前記環状鉄芯を励磁するとともに、板状の被加熱
    材を搬送して前記空隙を通過する前記被加熱材の側辺部
    を電磁誘導により加熱する電磁誘導加熱装置の前記磁極
    と前記インダクタを前記被加熱材から熱的、化学的、機
    械的に保護する断熱部材において、酸化アルミニウム70
    〜90重量%、酸化珪素10〜30重量%、前記断熱部材の板
    厚の1倍より小さい繊維長のセラミックファイバ0.1 〜
    2重量%に水を加えて混練し、所定の形状に成形して乾
    燥、焼成した電磁誘導加熱装置の断熱部材。
  4. 【請求項4】 環状鉄芯の空隙を挟んで対向する磁極に
    インダクタを取り付け、前記インダクタに交番電流を通
    電して前記環状鉄芯を励磁するとともに、板状の被加熱
    材を搬送して前記空隙を通過する前記被加熱材の側辺部
    を電磁誘導により加熱する電磁誘導加熱装置の前記磁極
    と前記インダクタを前記被加熱材から熱的、化学的、機
    械的に保護する断熱部材において、酸化アルミニウム70
    〜80重量%、酸化珪素20〜30重量%、前記断熱部材の板
    厚の1倍より小さい繊維長のセラミックファイバ0.1 〜
    2重量%、前記断熱部材の板厚の2倍より小さい繊維長
    の非磁性金属ファイバ0.5 〜5重量%に水を加えて混練
    し、所定の形状に成形して乾燥、焼成した電磁誘導加熱
    装置の断熱部材。
  5. 【請求項5】 非磁性金属ファイバを非直線形状にした
    請求項4に記載の電磁誘導加熱装置の断熱部材。
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