JPH0673895U - 誘導加熱装置のインダクター - Google Patents

誘導加熱装置のインダクター

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JPH0673895U
JPH0673895U JP2054993U JP2054993U JPH0673895U JP H0673895 U JPH0673895 U JP H0673895U JP 2054993 U JP2054993 U JP 2054993U JP 2054993 U JP2054993 U JP 2054993U JP H0673895 U JPH0673895 U JP H0673895U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating coil
heat
iron core
inductor
induction heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2054993U
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English (en)
Inventor
宏憲 田中
哲嗣 土斐崎
健二 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
JFE Engineering Corp
Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
JFE Engineering Corp
Kitashiba Electric Co Ltd
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Publication date
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  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱コイルの取付けや絶縁施工が容易で、運
転中に積層した鉄心や加熱コイルの間に水や鉄粉などが
侵入するのを防止して絶縁性と耐久性を向上させるもの
である。 【構成】 鉄心1に水冷された加熱コイル2を巻回し、
被加熱材3と対向する側に耐熱断熱板4を設けた誘導加
熱装置のインダクターにおいて、前記加熱コイル2と鉄
心1に耐熱性絶縁材10を充填して一体に固定したことを
特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は連続的に搬送される被加熱材を誘導加熱するインダクターにおいて、 その加熱コイルの絶縁支持構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄鋼圧延ラインなど被加熱材を連続的に走行させて加熱する誘導加熱 装置のインダクターは、従来例えば図3に示すように構成されている。この誘導 加熱装置のインダクターは、積層鉄心1の外周に、水冷銅管を巻回して加熱コイ ル2を形成し、被加熱材3と対向する加熱コイル2の表面側に耐火キャスタブル セメントで形成された耐熱断熱板4を設けて、被加熱材3の輻射熱から加熱コイ ル2を保護するようになっている。
【0003】 この鉄心1に巻回した加熱コイル2を支持するために、加熱コイル2にスタッ ド5を接合してこれをベース6に吊下げ、バインドで各所を連結して固定し、更 に加熱コイル2間に絶縁材7を介在させてコイル間絶縁を行なっている。
【0004】 しかしながら従来の構造では、加熱コイル2の取付けや絶縁施工に手間がかか り、しかも運転中に積層した鉄心1の間や加熱コイル2の間に水や鉄粉などが侵 入して絶縁不良となる問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記欠点を除去し、加熱コイルの取付けや絶縁施工が容易で、運転中 に積層した鉄心や加熱コイルの間に水や鉄粉などが侵入するのを防止して絶縁性 と耐久性を向上させた誘導加熱装置のインダクターを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、鉄心に水冷された加熱コイルを巻回し、被加熱材と対向する側に耐 熱断熱板を設けた誘導加熱装置のインダクターにおいて、前記加熱コイルと鉄心 に耐熱性絶縁材を充填して一体に固定したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案の誘導加熱装置のインダクターは、耐熱性絶縁材を充填して鉄心と加熱 コイルを一体に固定した構造であるので、加熱コイルの取付けや絶縁施工が容易 で組立て作業性に優れている。また鉄心や加熱コイルの隙間が耐熱性絶縁材で充 填されているので、運転中に水や鉄粉などが侵入するのを防止することができる 。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図1および図2を参照して詳細に説明する。この誘導 加熱装置のインダクターは、水冷銅管8の表面を絶縁テープ9で被覆した加熱コ イル2を、けい素鋼板を積層した鉄心1の外周に巻回して、エポキシ樹脂などの 耐熱性絶縁材10を充填して鉄心1と加熱コイル2を一体に固定したものである。 また耐熱性絶縁材10の内部の鉄心1と加熱コイル2との間にはテフロンシートな どの絶縁シート11が介在されている。また被加熱材3と対向する加熱コイル2の 表面側には耐火キャスタブルセメントで形成された耐熱断熱板4を設けて、被加 熱材3の輻射熱から加熱コイル2を保護するようになっている。
【0009】 このインダクターを組立てる場合は、例えば図2に示すように鉄心1の先端側 にベース6を取付け、この下部を成型形枠に挿入してからエポキシ樹脂などの耐 熱性絶縁材10を充填して鉄心1の絶縁を行なう。またこれとは別に、水冷銅管8 の表面を絶縁テープ9で被覆して、螺旋状に巻回した加熱コイル2を、成型形枠 に挿入してから耐熱性絶縁材10を充填して、円板状の耐熱性絶縁材10の上面に凹 部12を形成して加熱コイル2の絶縁を行なう。次に前記凹部12に絶縁シート11を 挿入してから、鉄心1の外周に一体に形成した耐熱性絶縁材10を嵌合させて図1 に示すように一体構造としたものである。
【0010】 従って上記構成のインダクターは、耐熱性絶縁材10を充填して鉄心1と加熱コ イル2とを一体に固定するので、従来のようにスタッド5を接合したりバインド で各所を連結する必要がなく、また加熱コイル間の絶縁施工も不要で組立て作業 性に優れている。また鉄心1や加熱コイル2が耐熱性絶縁材10で充填されている ので、隙間がなく運転中に水や鉄粉などが侵入するのを確実に防止して絶縁性と 耐久性を向上させることができる。
【0011】 なお上記実施例では、耐熱性絶縁材10としてエポキシ樹脂を使用した場合につ いて示したが耐火キャスタブルセメントなどを用いても良い。
【0012】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案に係る誘導加熱装置のインダクターによれば、加熱コ イルの取付けや絶縁施工が容易で、運転中に積層した鉄心や加熱コイルの間に水 や鉄粉などの侵入を防止して絶縁性と耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による誘導加熱装置のインダ
クターを示す断面図である。
【図2】図1のインダクターを組立てている状態を示す
断面図である。
【図3】従来の誘導加熱装置のインダクターを示す断面
図である。
【符合の説明】
1 鉄心 2 加熱コイル 3 被加熱材 4 耐熱断熱板 5 スタッド 6 ベース 7 絶縁材 8 水冷銅管 9 絶縁テープ 10 耐熱性絶縁材 11 絶縁シート 12 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 土斐崎 哲嗣 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)考案者 高岡 健二 広島県福山市鋼管町1番地 日本鋼管株式 会社福山製鉄所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心に水冷された加熱コイルを巻回し、
    被加熱材と対向する側に耐熱断熱板を設けた誘導加熱装
    置のインダクターにおいて、前記加熱コイルと鉄心に耐
    熱性絶縁材を充填して一体に固定したことを特徴とする
    誘導加熱装置のインダクター。
JP2054993U 1993-03-29 1993-03-29 誘導加熱装置のインダクター Pending JPH0673895U (ja)

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JP2054993U JPH0673895U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 誘導加熱装置のインダクター

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JPH0673895U true JPH0673895U (ja) 1994-10-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154805A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 誘導加熱装置
WO2024024670A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 日本製鉄株式会社 トランスバース方式の誘導加熱装置

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