JPH08255548A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JPH08255548A JPH08255548A JP7056997A JP5699795A JPH08255548A JP H08255548 A JPH08255548 A JP H08255548A JP 7056997 A JP7056997 A JP 7056997A JP 5699795 A JP5699795 A JP 5699795A JP H08255548 A JPH08255548 A JP H08255548A
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- operation handle
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Abstract
このハンドルの棒状把持部が本体カバーの窓枠を貫通し
て外方へ延びる回路遮断器において、筐体本体を大形化
することなく操作ハンドルと充電部との沿面距離が確保
できしかも把持部と窓枠との隙間から遮断器内部への粉
塵侵入を防止することができ、これにより遮断器内部部
材への粉塵付着による各種の事故発生を防止するハンド
ル部の粉塵侵入防止構造を提供する。 【構成】粉塵侵入は粉塵の自然落下によるものであるこ
とに着目し、隙間を通って遮断器の筐体内部へ侵入しよ
うとする粉塵あるいは隙間を通った粉塵を受け止める鍔
2aを操作ハンドル2に備えさせる。
Description
構の固定軸まわりに回動する操作ハンドルを備え、この
操作ハンドルの棒状把持部が開閉機構を収納した本体筐
体のカバーに形成された窓枠を貫通して外部へ延びる回
路遮断器に関する。
および図4に示す。図3は配線用遮断器と並んで回路遮
断器の一方を代表する漏電遮断器の内部構造例を示す側
面図であり、図4は図3における要部拡大図である。図
3において、5および1はそれぞれ漏電遮断器(以下E
LBと記す)本体の筐体を構成するケースとカバーとで
あり、この筐体内に収納される開閉機構は、サイドプレ
ート4を部材組立て用固定フレームとしてケース5に固
定されている。サイドプレート4に支持されて中心軸位
置が固定される固定軸3は、OFF状態となったELB
を再びON状態にリセットするための操作ハンドル2の
回動中心を構成する。
20,可動接触子21、バイメタル22,零相変流器
(以下ZCTと記す)23の1次導体24,負荷側導体
25で構成され、ZCT23の1次導体24の一方の端
部はバイメタル22の途中にろう付けで接続され、また
他方の端部は負荷側導体25に同じくろう付けで接続さ
れている。また、可動接触子21は良導電性金属からな
る板ばね21bの先端部に可動接点21aを固定してな
り、ELBのON状態では板ばね21bの長手方向中間
位置が押し棒10で押されて可動接点21aに固定接点
20aへの接触圧力が与えられている。
負荷に一線地絡が生じると、地絡電流がZCT23の2
次巻線で検出され、この2次巻線電流がZCT23に塔
載されたプリント板の増幅回路で増幅されてサイリスタ
のゲートを叩き、主回路を電源とした引外し機構が作動
し、押し棒10をON位置に保持していた操作ハンドル
2が捩りばね8の力で図の破線位置へ回動して押し棒1
0がフリーとなり、可動接触子21の可動接点21aが
板ばね21bのOFF状態への変形により固定接点20
aより開離して電流が遮断される。ELBのこの動作
は、主回路に過電流が流れてバイメタル22が変形した
ときにも同様に行われる。
ルを備えた従来の回路遮断器では、操作ハンドルと充電
部であるバイメタルとの沿面距離を十分に確保するため
に、バイメタルの先端部を下方へ下げなければならず、
ELBが大形化するといった問題があった。また、操作
ハンドルの棒状把持部とカバーの窓枠との間に隙間が設
けられ、把持部と窓枠との間に摩擦が起こらないように
して操作ハンドルの回動が重くならないようにしてい
る。このため、この隙間から筐体内へ塵埃や、遮断器を
ベースに取り付けるためのベースへの孔明けやねじ切り
の際に発生する切り粉等が侵入し、開閉機構部のラッチ
や爪に付着して操作ハンドルをON状態に保持すること
ができなかったり、遮断器のOFF動作ができなかった
り、あるいは塵埃や切り粉が接点に付着して接触不良を
起こしたり、主回路導体、特にELBでは窓枠近くまで
延びているバイメタルに付着して短絡事故を発生させる
といった問題があった。
漏電遮断器本体を大形化することなく操作ハンドルと充
電部との沿面距離が確保でき、しかも操作ハンドルの棒
状把持部とカバーの窓枠との隙間からの粉塵侵入が防止
できる回路遮断器を提供することを目的とする。
め、本発明においては、請求項1に記載のごとく、操作
ハンドルに棒状把持部と窓枠との隙間を閉鎖する鍔を設
ける。そして、この鍔は、請求項2に記載のごとく、操
作ハンドルと一体に成形するのがよい。
ように成形すれば好適である。
の隙間からの粉塵侵入防止構造を考慮するに当たり、粉
塵の侵入が粉塵の自然落下による侵入であり、遮断器の
筐体外部から内部への気流に乗っての侵入ではないこと
から、隙間を鉛直方向に通過しようとする粉塵、あるい
は隙間を鉛直方向に通過した粉塵を受ける面があれば、
隙間を完全に密閉せずとも、筐体内部への粉塵の侵入を
防止できることに着目したものである。従って、請求項
1記載のように操作ハンドルに鍔を備えさせると、この
鍔の広さを、棒状把持部と窓枠との隙間を隙間に垂直方
向に閉鎖して余りある広さとすることにより、鍔とカバ
ーとの対向面間には隙間があっても粉塵の侵入防止が可
能となり、しかも操作ハンドルと充電部との沿面距離が
十分確保できる。
けるために絶縁物で作られるが、この絶縁物には通常合
成樹脂が用いられ、操作ハンドルは一般には合成樹脂の
注型成形品として作られる。従って、操作ハンドルに鍔
を備えさせる際、鍔を操作ハンドル本体とは別体として
これを操作ハンドル本体中の適宜の部位に圧入したり、
ねじ込んだりすることなく、請求項2記載のように、操
作ハンドル本体と一体に成形するようにすると、成形の
ための金型費はやや高価となるものの、量産される操作
ハンドル1個当たりの金型費増加分は無視できるほど小
さくなり、操作ハンドルの組立て費を必要としない分操
作ハンドルを安価に作ることができる。
に際し、請求項3記載のように、鍔がカバーの内側に位
置するように成形すると、鍔をカバーの外側に位置する
ように成形する場合のように、円弧状に移動する鍔と窓
枠との対向面(重なり面)相互間の隙間を一定の小さい
値に保つために窓枠の高さを高くする必要がなく、遮断
器の大形化を避けることができる。
この実施例によるELBは図3および図4に示したもの
と操作ハンドル部を除いては同一構造であるので、図3
および図4と同一部材には同一符号を付して説明を省略
し、ここでは操作ハンドル部の構造につき説明する。
部の根元に把持部と一体に側面形状を円弧状に形成され
てハンドルピン3を覆う。紙面の前後方向に張り出す鍔
2aが形成され、また、図2に示すように、カバー1の
窓枠部の筐体内部側を円弧状にえぐり取って窓枠部に鍔
1aを形成し、鍔1a,2aの対向面相互間に一定の隙
間を形成している。これにより、操作ハンドル2の棒状
把持部とカバー側の鍔1aとの隙間を通って落下する粉
塵はすべて操作ハンドル側の鍔2aで受け止められ、筐
体内部の部材に付着することができない。また、操作ハ
ンドルと充電部であるバイメタルとの沿面距離が十分に
確保できるので、ELB全体を小型化することができ
る。
ンドル部を以上の構造としたので、以下に記載する効果
が得られる。請求項1の構造では、棒状の把持部が本体
カバーの窓枠を貫通して外部へ延びる操作ハンドルを、
把持部と窓枠との隙間を閉鎖する鍔を備えたものとした
のでELB本体を大形化することなく、操作ハンドルと
充電部との沿面距離が確保でき、しかも、隙間を通って
落下しようとする粉塵、あるいは隙間を通った粉塵がす
べて鍔で受け止められ、筐体内部の部材に付着すること
がなくなった。これにより、粉塵がラッチや爪に付着し
て操作ハンドルをON状態に保持することができなかっ
たり、遮断器のOFF動作ができなかったりといった動
作不良や、粉塵が接点に付着して接触不良を起こすこと
による接点の過熱や、主回路導体に付着して短絡事故を
起こすことによる遮断器の損傷等の問題が解消され、電
気的,機械的両面の事故発生が顕著に少なくなり、回路
遮断器の信頼性を従来と比べ大幅に向上させることがで
きた。
体と一体に成形されるので、鍔を別体として操作ハンド
ル本体に一体化する場合と比べ、金型費はやや高価とな
るものの、操作ハンドルが量産品であることから、操作
ハンドル1個当たりの金型費増加分は無視できる程度に
小さくなり、鍔を別体とする場合と比べて、一体化作業
を必要としない分操作ハンドルを安価に作ることができ
る。
カバーの内側に位置するように成形されるので、回路遮
断器の大形化を避けることができる。
備えたELBの内部構造例を示す側面図
の内部構造例を示す側面図
Claims (3)
- 【請求項1】ケースとカバーとからなる本体の筐体内に
収納された開閉機構の固定軸の中心を回動中心として回
動し、棒状把持部が、カバーに形成された窓枠を貫通し
て外部へ延びる操作ハンドルと、本体の筐体内に収納さ
れ、前記窓枠近傍に一端が位置する充電部とを備えた回
路遮断器において、操作ハンドルが棒状把持部と窓枠と
の隙間を閉鎖する鍔を備えていることを特徴とする回路
遮断器。 - 【請求項2】請求項1に記載の回路遮断器において、操
作ハンドルの棒状把持部と窓枠との隙間を閉鎖する鍔は
操作ハンドルと一体に成形されることを特徴とする回路
遮断器。 - 【請求項3】請求項2に記載の回路遮断器において、操
作ハンドルの棒状把持部と窓枠との隙間を閉鎖する鍔
は、カバーの内側に位置するように成形されることを特
徴とする回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7056997A JPH08255548A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7056997A JPH08255548A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255548A true JPH08255548A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13043138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7056997A Pending JPH08255548A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08255548A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880775B1 (ko) * | 2006-06-01 | 2009-02-02 | 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 | 회로 차단기 |
JPWO2014162662A1 (ja) * | 2013-04-03 | 2017-02-16 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP7056997A patent/JPH08255548A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880775B1 (ko) * | 2006-06-01 | 2009-02-02 | 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 | 회로 차단기 |
JPWO2014162662A1 (ja) * | 2013-04-03 | 2017-02-16 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
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