JPH08254766A - 写真プリントの作成方法 - Google Patents

写真プリントの作成方法

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JPH08254766A
JPH08254766A JP5933695A JP5933695A JPH08254766A JP H08254766 A JPH08254766 A JP H08254766A JP 5933695 A JP5933695 A JP 5933695A JP 5933695 A JP5933695 A JP 5933695A JP H08254766 A JPH08254766 A JP H08254766A
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Takaaki Terashita
隆章 寺下
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既にプリントを作成したフィルムの原画像か
らプリントを作成したときの露光量決定方法の種類に拘
わらず良質のプリントを作成する。 【構成】 各色毎の露光制御量や識別コードを含むプリ
ント情報を読み取り(200)、プリント対象コマの原
画像をLATDセンサにより測光し(202)、基本露
光量を演算する(204)。識別コードを用い、最初の
プリント作成のときの露光量決定方法と本プリンタの露
光量決定方法との一致を判断し(206、208)、一
致の場合に読み取った露光補正量を設定し(210)、
不一致の場合に本プリンタによる補正量を演算し露光補
正量を決定する(212)。基本露光量と求めた露光補
正量とを加算し最終露光量を求め(214)、最終露光
量E i に応じて露光しプリントを作成する(216)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリントの作成方
法にかかり、特に、フィルムに記録された原画像からプ
リントを作成する写真プリントの作成方法に関する。写
真プリント法は、アナログ式プリント法ばかりではな
く、デジタル式プリント法にも適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリントを作成するときの露光
量は、色素フィルタや蒸着フィルタで構成された色分解
フィルタを備えた測光装置を用いて赤(R)、緑
(G)、青(B)光の積算透過濃度を測定し、R、G、
B光各々について決定している。撮影済の写真フィルム
(例えば、ネガフィルム)は、大量の写真フィルムを扱
う大規模な現像所(所謂、大ラボ)や写真フィルムを1
本づつ処理するような少量の写真フィルムを扱う小規模
な現像所(所謂、ミニラボ)で大別されるラボにおいて
発色現像等の処理液による処理がなされ、この後、ネガ
フィルムに記録された原画像からプリントが作成され
る。
【0003】ラボでは、カラー原画像から印画紙等の複
写感材へ画像を再現するため、ネガフィルムにおける濃
度の違い等により仕上がりプリントの品質にばらつきが
ないように、露光量を決定する必要がある。このため、
フィルム検定装置等の前検定段階でオペレータによりカ
ラー原画像の目視検査から補正したり、カラー原画像を
3色分解して測光し、この測光値に基づいて補正したり
して得た情報によって露光量を決定し、プリントを作成
している。
【0004】ところで、プリントを作成する際に上記前
段階やオペレータの入力が必要である場合には、上記の
ようにして得た情報を授受する必要がある。このような
情報を授受するため、ネガフィルムへ透明磁性体を塗布
して磁気記録層を形成し、このネガフィルムを特定する
情報及びネガフィルムに焼付けられた画像を特定する情
報を磁気記録することが提案されている(一例として、
International Publication Number WO 90/04205)。こ
れによれば、画像コマにそれぞれ対応して情報を記憶さ
せることができるので、プリントを作成する時にはこれ
らの情報に基づいて画像コマ毎に適正な露光条件で露光
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
トを作成するためのプリンタでは、複数の露光量決定方
法が知られており、例えば複数のプリンタを備えている
大ラボではプリンタ毎に異なる場合がある。この露光量
決定方法には、LATD方式、濃度平均方式、及び露光
量方式に大別できる。
【0006】LATD方式は、フィルムに記録された原
画像の略全ての領域からの透過光量を測定するLATD
センサにより原画像の濃度(平均透過濃度、LATD)
を求め、求めたLATDに基づいて基本露光量を求め
る。また、予め、原画像の略全ての領域またはそれより
小さな領域(例えば、全画面の約70%の測光面積)を
多数画素に分割して測光するスキャナにより原画像を3
色分解測光し(プレ測光)、この測光値に基づいて基本
露光量に対する露光補正量を求める。これら基本露光量
とスキャナによる露光補正量との加算量に基づいて露光
量を決定する。
【0007】このLATD方式は、スキャナによる測光
値のみで露光量を決定するためにはスキャナの測光精度
が不十分である場合に多く用いられる。また、LATD
方式は、プレ測光するためのスキャナとプリンタが分離
されたシステムでも用いられる。
【0008】なお、スキャナによる測光値が十分な精度
を有する場合には、スキャナによる多数画素の測光値か
らLATDを求め、求めたLATDにより基本露光量を
求めることもできる。
【0009】濃度平均方式は、スキャナ性能が基本露光
制御をするのに十分な性能である場合に多く用いられ、
スキャナによる測光値を用いて濃度平均を求め、求めた
濃度平均値に基づいて基本露光量を求める。また、原画
像の略全ての領域または小さな領域をプレ測光し、この
測光値に基づいて基本露光量に対する露光補正量を求め
る。これら基本露光量とスキャナによる露光補正量との
加算量に基づいて露光量を決定する。
【0010】露光量方式は、上記のように、基本露光量
と露光補正量とを分離せずに、原画像を測光した測光値
から直接プリントすべき露光量を求めるものである。こ
の露光量方式は、無人化を指向するプリンタに用いられ
ている。
【0011】このように、露光量決定方法が異なると、
最終的な露光量へ至るまでの過程が異なるので、プリン
トを作成する毎にそのプリンタの露光量決定方法に従っ
た測光や補正を行わなければならずに、仕上がりプリン
トの品質がばらつくことが多かった。従って、プリント
の再注文時のように、最初に作成されたプリントと略一
致する色味や濃度となるようなプリントを作成する場合
には、複数回の焼直しや熟練したオペレータの手作業に
より補正する必要があった。
【0012】本発明は、上記事実を考慮して、既にプリ
ントを作成したフィルムの原画像から当該プリントを作
成したときの露光量決定方法の種類に拘わらず良質のプ
リントを作成することができる写真プリントの作成方法
を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、フィルムに記録された原画
像からプリントを作成するにあたり、第1のプリンタに
おいて、前記原画像を測光すると共に、測光値に基づい
て露光条件を決定し、決定した露光条件で最初のプリン
トを作成し、第2のプリンタにおいて、前記原画像を測
光すると共に、測光値に基づいて露光条件を決定し、決
定した露光条件で第2のプリントを作成する、写真プリ
ントの作成方法であって、前記第1のプリンタの露光条
件を決定するための露光条件決定方法の種類を表す識別
情報、及び当該露光条件決定方法により前記原画像の最
初のプリントを作成したときの露光量又は当該露光量に
補正した露光補正量を表す補正量情報からなる露光条件
を前記原画像のコマに対応して記憶し、前記第2のプリ
ンタにおいて、記憶された露光条件と当該第2のプリン
タの識別情報とに基づいて、前記原画像から最初にプリ
ントを作成したときの露光条件決定方法を判定し、判定
結果及び第2のプリンタの露光条件に基づいて、最終露
光量を決定し、決定した最終露光量で第2のプリントを
作成する。
【0014】請求項2の発明は、請求項1に記載の写真
プリント作成方法であって、前記識別情報は、プリンタ
機種を表す機種情報を用いると共に、前記原画像から最
初にプリントを作成したときのプリンタ機種を判定する
ことを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明は、フィルムに記録
された原画像からプリントを作成するにあたり、第1の
プリンタにおいて前記原画像を測光すると共に、測光値
に基づいて露光条件を決定し、決定した露光条件で最初
のプリントを作成し、第2のプリンタにおいて、前記原
画像を測光すると共に、測光値に基づいて露光条件を決
定し、決定した露光条件で第2のプリントを作成する、
写真プリントの作成方法であって、前記第1のプリンタ
において決定される露光条件決定方法によって前記原画
像の最初のプリントを作成したときの露光量又は当該露
光量に補正した露光補正量を表す補正量情報を、予め定
めた露光条件決定方法による補正量情報の露光条件に変
換して前記原画像のコマに対応して記憶し、前記第2の
プリンタにおいて、記憶された露光条件に含まれる補正
量情報を当該第2のプリンタの露光条件決定方法におけ
る補正量情報に変換し、変換された補正量情報に基づい
て、最終露光量を決定し、決定した最終露光量で第2の
プリントを作成する。
【0016】
【作用】フィルムに記録された原画像からプリントを作
成する第1のプリンタでは、フィルムに記録された原画
像を測光すると共に、測光値に基づいて露光条件を決定
し、決定した露光条件で最初のプリントを作成する。第
2のプリンタでは原画像を測光すると共に、測光値に基
づいて露光条件を決定し、決定した露光条件で第2のプ
リントを作成する。請求項1に記載した発明によれば、
この第1のプリンタの露光条件を決定するための露光条
件決定方法の種類を表す識別情報、及び当該露光条件決
定方法により原画像の最初のプリントを作成したときの
露光量又は当該露光量に補正した露光補正量を表す補正
量情報からなる露光条件を原画像のコマに対応して記憶
する。第2のプリンタでは、記憶された露光条件と当該
第2のプリンタの識別情報とに基づいて、前記原画像か
ら最初にプリントを作成したときの露光条件決定方法を
判定する。従って、原画像の最初のプリントを作成した
ときの露光量又は当該露光量に補正した露光補正量を表
す補正量情報からなる露光条件を特定できる。この判定
結果及び第2のプリンタの露光条件に基づいて最終露光
量を決定し、決定した最終露光量で第2のプリントを作
成する。このようにすることによって、第2のプリンタ
が最初のプリントを作成した第1のプリンタと異なる露
光条件決定方法によるプリンタであっても、最初に作成
したプリントと色味や濃度の一致するプリントを作成す
ることができる。
【0017】前記識別情報は、請求項2の発明にも記載
したように、プリンタ機種を表す機種情報を用いること
ができ、これと共に、原画像から最初にプリントを作成
したときのプリンタ機種を判定するようにする。従っ
て、プリンタの機種が定まるので、そのプリンタにおい
て露光量を決定するために用いた露光量決定方法の種類
を定めることができ、2のプリンタが最初のプリントを
作成した第1のプリンタと異なる露光条件決定方法によ
るプリンタであっても、最初に作成したプリントと色味
や濃度の一致するプリントを作成することができる。
【0018】請求項3に記載の発明では、第1のプリン
タにおいて決定される露光条件決定方法によって原画像
の最初のプリントを作成したときの露光量又は当該露光
量に補正した露光補正量を表す補正量情報を、予め定め
た露光条件決定方法による補正量情報の露光条件に変換
して原画像のコマに対応して記憶する。従って、最初の
プリントを作成したときの露光条件決定方法の違いに拘
わらず、予め定めた露光条件決定方法による露光条件が
記憶される。このため、記憶された露光条件は、露光条
件決定方法が異なるいずれの露光条件決定方法からで
も、予め定めた露光条件決定方法を標準的な露光条件決
定方法として扱うことができ、第2のプリンタにおい
て、記憶された露光条件に含まれる補正量情報を当該第
2のプリンタの露光条件決定方法における補正量情報に
変換すれば、第2のプリンタで最初のプリントを作成し
たときの露光条件決定方法による補正量情報が、第2の
プリンタ用の補正情報として機能することになる。従っ
て、変換された補正量情報に基づいて最終露光量を決定
し決定した最終露光量で第2のプリントを作成すれば第
2のプリンタにおいて最初のプリントを作成した第1の
プリンタで最初に作成したプリントと色味や濃度の一致
するプリントを作成することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の第1実施例を
詳細に説明する。図1は本発明が適用可能な写真焼付装
置(プリンタ)を示すものである。
【0020】カラーネガフィルム20をローラ対で挟持
してネガフィルムの長さ方向に搬送するネガキャリヤ2
1の下方には、ミラーボックス18及びハロゲンランプ
を備えたランプハウス10が配置されている。ミラーボ
ックス18とランプハウス10との間には、調光フィル
タ60が配置されている。調光フィルタ60は、周知の
ように光路内に出入り可能なY(イエロー)フィルタ、
M(マゼンタ)フィルタ、C(シアン)フィルタを含ん
で構成されている。
【0021】ネガキャリヤ21の上方には、レンズ2
2、ブラックシャッタ24及びカラーペーパ26が順に
配置されており、ランプハウス10から照射された光線
が、調光フィルタ60、ミラーボックス18、ネガキャ
リヤ21に装填されたネガフィルム20、及びレンズ2
2を透過し、ネガフィルム20の原画像がレンズ22に
よってカラーペーパ26上に結像されるように構成され
ている。
【0022】ネガフィルム20の側縁部には、ネガフィ
ルムの種類を表すDXコードがバーコードによって記録
されると共に、各フレームに対応してノッチが穿設され
ている。ネガキャリヤ21には、このDXコードやノッ
チを検出するために、ネガフィルム20の側縁部を挟む
ように配置されかつ発光素子と受光素子とで構成された
検出器52が配置されている。
【0023】上記の結像光学系の光軸に対して傾斜した
方向でかつネガフィルム20の原画像の濃度を測光可能
な位置には、ネガフィルム20の原画像を多数個に分割
してR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)毎に
測光するCCDを備えた2次元イメージセンサで構成さ
れたスキャナ28が配置されている。このスキャナ28
によって、ネガキャリア21に位置決めされたフレーム
(コマ)の原画像(の全領域または全領域より小さな領
域)を多数個に分割してRGBの3つの波長帯に分光し
て測光することができる。
【0024】スキャナ28は、スキャナ28で測光され
た測光値を対数変換してフレーム毎に記憶する測光デー
タメモリ30を介してパーソナルコンピュータで構成さ
れた露光量決定装置32に接続されている。なお、測光
値をパーソナルコンピュータで対数変換して測光データ
メモリ30に記憶するようにしてもよい。
【0025】また、上記スキャナ28と同様に結像光学
系の光軸に対して傾斜した方向でかつネガフィルム20
の原画像の濃度を測定可能な位置に、ネガフィルム20
の原画像の濃度を測光するLATDセンサ29が配置さ
れている。このLATDセンサ29によって、ネガキャ
リア21に位置決めされたフレーム(コマ)の原画像の
100%の領域についての濃度を測定することによりL
ATD(平均透過濃度)を求めることができる。このL
ATDセンサ29は、ドライバ31を介して露光量決定
装置32に接続されている。
【0026】なお、これらのスキャナ28及びLATD
センサ29は、独立して備えることなく、スキャナ28
を、LATDセンサ29として兼用してもよい。この場
合には、スキャナ28において、検出された測光値から
LATDを求める。このため、スキャナ28の検出領域
を原画像の100%の領域について高精度で検出可能で
ある必要がある。
【0027】露光量決定装置32は、入出力ポート3
4、中央処理装置(CPU)36、リードオンリメモリ
(ROM)38、ランダムアクセスメモリ(RAM)4
0、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバ
ス等を含むバス等を含んで構成されている。このROM
38には、以下で説明する露光量制御ルーチンが記憶さ
れている。
【0028】この露光量決定装置32の入出力ポート3
4は、書込み及び読み出しタイミングを制御するように
測光データメモリ30に接続されると共に、測光タイミ
ングを制御するようにスキャナ28及びLATDセンサ
29に接続されている。
【0029】また、入出力ポート34は、駆動回路48
を介してネガキャリア21のローラ対を駆動するモータ
に接続されると共に、駆動回路50を介して調光フィル
タ60の駆動部、駆動回路54を介してブラックシャッ
タ24の駆動部に各々接続されている。また、この入出
力ポート34には、キーボード44、検出器52及びC
RT46が接続されている。さらに、入出力ポート34
には、露光量や露光補正量等のデータを原画像のコマに
対応して読み書きするためのICカードリーダ45が接
続されている。
【0030】なお、ICカードリーダ45を用いること
なく、露光量や露光補正量等のデータ等のプリント情報
を原画像のコマに対応して記録媒体を備えたネガフィル
ム、例えば、ネガフィルムの全面に透明磁気層を塗布
し、この磁気層に磁気情報を記録する場合に適用が可能
である。この場合には、最初のプリント作成時における
最終露光量決定におけるネガフィルムの搬送工程で磁気
記録情報を記録し、実質的にプリントを作成する時点に
おけるネガフィルムの搬送工程で磁気記録情報を読み出
すようにすればよい。
【0031】次に、本実施例の制御ルーチンについて説
明する。図2を参照して、現像終了後に最初のプリント
を作成する場合の露光制御を説明する。
【0032】ネガキャリア21にネガフィルム20が装
填されてスタートスイッチがオンされると、ステップ1
00においてICカードからプリント情報を読み取る。
このプリント情報には、現像条件等が記憶されている。
なお、後述するプリント情報(露光補正量)の記憶の有
無により、最初のプリントを作成する処理か否かを判断
し、本ルーチンを実行するようにしてもよい。
【0033】次のステップ102では、LATDセンサ
29によって、ネガキャリア21に位置決めされたフレ
ーム(コマ)の原画像の約100%の領域についての濃
度を測定する。次のステップ104では、LATD(平
均透過濃度)を演算すると共に、このLATDを用い
て、基本露光量LATD(Pr)i を演算する。次のス
テップ106では、上記で求めた基本露光量を補正する
修正露光量を求めるため、プリント位置にセットされた
フレームの原画像(の約70%の領域)をスキャナ28
によって多数画素に分割し、各画素についてR,G,B
の3色毎に測光し、次のステップ108で測光値を対数
変換すると共に、周知の補正量を求める方法によって露
光補正量を演算する。
【0034】ステップ110では、ステップ104で演
算された基本露光量及びステップ108で演算された露
光補正量を用いて、各々加算することにより最終露光量
iを演算し、次のステップ112で最終露光量Ei
応じて調光フィルタ60を制御して露光を行い、プリン
トを作成する。
【0035】ステップ114では、前記で求めた露光補
正量を含むプリント対象コマのプリント情報をICカー
ドに記憶する。
【0036】このプリント情報には、プリント対象コマ
の各々に対応する各色毎の露光制御量及び当該露光量を
決定した露光量決定方法を識別するための識別コードを
含んでいる。なお、各色毎の露光制御量としては、基本
露光量に対する露光補正量や露光量を用いることがで
き、識別コードとしては、プリンタ機種を表すプリンタ
コードや露光量を決定した露光量決定方法を識別する予
め定めたコードを用いることができる。また、本実施例
では、露光量を決定した露光量決定方法を識別する予め
定めたコードとして、基本露光方式の違いをコード化し
た符号を用いている。この符号は、符号「0」でLAT
D方式を表し、符号「1」で濃度平均方式を表してい
る。この符号は、測光面積の大きさに応じて更に増加し
てもよい。
【0037】次に、図3を参照して既にプリントが作成
されたネガフィルムから再度プリントを作成する場合の
露光制御に用いる制御ルーチンについて説明する。
【0038】ネガキャリア21にネガフィルム20が装
填されてスタートスイッチがオンされると、ステップ2
00においてICカードからプリント情報を読み取る。
このプリント情報には、上記で説明した各色毎の露光制
御量、及び識別コードが記憶されている。次のステップ
202では、プリント位置にセットされたプリント対象
コマの原画像をLATDセンサ29により測光し、次の
ステップ204で測光値を用いて、プリント対象コマの
原画像のLATD(平均透過濃度)を演算すると共に、
このLATDを用いて基本露光量LATD(Pr)i
演算する。
【0039】次のステップ206では、ステップ200
で読み取ったプリント情報の識別コードを用いて、最初
にプリントを作成したときの露光量を決定した露光量決
定方法を判定する。この判定結果により、次のステップ
208で、最初にプリントを作成したときの露光量決定
方法と本プリンタにおける露光量決定方法とが一致する
か否かを判断し、一致して肯定判断の場合には次のステ
ップ210で読み取ったプリント情報の各色毎の露光制
御量を露光補正量として決定する。一方、識別コードが
不一致となりステップ208で否定判断の場合には、ス
テップ212において本プリンタにおいて用いられる補
正量を演算し(後述)、演算された各色毎の露光制御量
を露光補正量として決定する。
【0040】次のステップ214では、ステップ204
で求めた基本露光量とステップ210またはステップ2
12で求めた露光補正量とを加算することにより最終露
光量Ei を求め、次のステップ216で最終露光量Ei
に応じて調光フィルタ60を制御して露光を行い、プリ
ントを作成する。
【0041】これらのステップ206〜212による処
理は、最初にプリントを作成したときの露光量決定方法
と本プリンタにおける露光量決定方法との組み合わせに
よって判断される。本実施例では、露光量を決定した露
光量決定方法を識別する識別コードに、基本露光方式の
違いによる、符号「0」のLATD方式と、符号「1」
の濃度平均方式がある。このため、露光量決定方法が一
致する場合には、その露光補正量を求める必要がないの
で、読み取られたプリント情報に含まれる露光量または
露光補正量を用いればよい。一方、露光量決定方法が不
一致の場合には、これからプリントを作成するプリンタ
の露光量決定方法による基本露光量を補正するための露
光補正量として、最初にプリントを作成したときの露光
量決定方法による露光量または露光補正量を、これから
プリントを作成するプリンタの露光量決定方法に応じて
修正すればよい。
【0042】次に、濃度平均方式によって最初のプリン
トが作成されたプリント対象コマの最終露光量をLAT
D方式で求める場合を説明する。この場合、LATDセ
ンサ29による測光値から求まる基本露光量をLATD
センサ29より狭い検出エリアのスキャナ28による測
光値から求まる修正露光量によって補正する。
【0043】図4には、スキャナ28における測光エリ
アAsと、LATDセンサ29の測光エリアApとを比
較して示した。LATDセンサ29の測光エリアAp
は、プリント対象コマのLATDを演算するために、プ
リント対象コマの全画面範囲となっている。これに対し
てスキャナ28における測光エリアAsは、プリント対
象コマの全画面範囲より狭い範囲(本実施例では、約7
0%)とされている。
【0044】スキャナ28では、先ず各測光セル(図4
の分割測光エリアDAsに対応する)からの分割測光値
i,k (k:1〜n、スキャナ28の各測光セルの位置
を表す。)から測光エリアAs内の平均透過濃度LAT
D(Sc)i を次の式(1)によって演算する。
【0045】
【数1】
【0046】また、測光エリアAs内の濃度平均値Dp
i は、次の式(1A)によって演算する。
【0047】
【数2】
【0048】次に、測光エリアAsをスキャナ28で測
光した測光値からLATDセンサ29の測光エリアAp
に相当する予測LATD’(Pr)i を次のようにして
演算する。
【0049】LATDセンサ29の測光エリアApから
スキャナ28の測光エリアAsを除いたエリアを仮想測
光エリアAeと設定する。次に、この仮想測光エリアA
eをスキャナ28の各測光セルに対応させて、分割測光
エリアDAsと同様に分割して、各測光セルの水平及び
垂直方向への延長性上に配置される仮想分割測光エリア
DAeを設定する。また、スキャナ28からの分割測光
値di,k を、その測光セルに水平、垂直、及び対角線方
向で隣接する仮想分割測光エリアAeの予測分割測光値
d’i,p (p:1〜m、仮想分割測光エリアの位置を表
す。)とする。これら予測分割測光値d’i,p と実際の
分割測光値di,k とに基づいて、次の式(2)を用いて
LATDセンサ29の測光エリアApに相当する予測L
ATD’(Pr)i を演算する。
【0050】
【数3】
【0051】次に、プリント情報から得た露光補正量C
(Sc)i を露光補正量として設定する。この露光補正
量C(Sc)i は、次の式(3)により、濃度平均値D
pに対する差分値を表す露光補正量C(Sc)i を演算
し、演算された値を用いることができる。この場合、以
下の各濃度値をプリント情報として記憶し、この記憶さ
れた各値を読み取って演算してもよい。 C(Sc)i =A1+A2・Dmax +A3・Dmin +A4・Dpw +A5・(DC-DF) +A6・(DL-DU) +A7・DB+A8・IR(N) +CSi ・・・(3) 但し、Dmax :中性灰色の最大濃度 Dmin :中性灰色の最小濃度 DC :画面中央部の平均濃度 DF :画面周辺部の平均濃度 DL :画面下方部の平均濃度 DU :画面上方部の平均濃度 IR(N) :中性色と判定された濃度点の数 CSi :各色毎の補正値(高彩度点の数等によって
決定される値) A1 〜A8 :定数 Dpw :次の式(4)で演算した演算結果 Dpw=0.33{DpR +DpG +DpB }・・・(4) DB :次の式(5)で演算した演算結果
【0052】
【数4】
【0053】 但し、dk =0.33(dRk +dGk +dBk
【0054】上記読み取ったプリント情報による露光補
正量または演算された露光補正量C(Sc)i は、スキ
ャナ測光エリアでの濃度平均値Dpi と、LATD(S
c) i との差の補正と、LATD(Sc)i とLAT
D’(Pr)i との差の補正によって修正する。濃度平
均値Dpi とLATD’(Pr)i とを用いて、次の式
(6)により、修正露光補正量C(Pr)i を演算す
る。 C(Pr)i =C(Sc) i + {Dpi -LATD(Sc) i}+{LATD(Sc)i -LATD'(Pr) i} =C(Sc) i +{Dpi −LATD'(Pr) i } ・・・(6)
【0055】演算された修正露光補正量C(Pr)
i と、LATDセンサ29により測光して演算された測
光エリアApのLATD(Pr)i とを用いて次の式
(7)により最終露光量Ei を演算することができる。
【0056】 Log(Ei )=Ai +αi ・{LATD(Pr)i +C(Pr) i} ・・・(7) 但し、Ai :カラーペーパとプリンタとにより決定され
る定数であり、第1のプリンタと第2のプリンタの測光
特性が略同じであるならば「0」としてもよい。 αi :補正係数、第1のプリンタと第2のプリンタの測
光特性が略同じであるならば「0」としてもよい。
【0057】一方、最初のプリントが作成されたときの
LATD方式と同一の露光量決定方法のプリンタでプリ
ント対象コマの最終露光量を求める場合には、露光補正
量を修正する必要がないため、プリント情報から得た露
光補正量C(Sc)i を露光補正量として設定し、修正
露光補正量C(Pr)i =C(Sc)i として、上記式
(7)から最終露光量を求めればよい。
【0058】露光補正量C(Sc)i は、式(3)のよ
うに、スキャナ28から求めた露光補正量だけではな
く、更に手動的に修正した量を含めることが好ましい。
手動的に求める修正量は、CRTモニタ等で評価して、
キーボード上から入力される方法が有効である。これら
入力値に一定係数を乗じた値を露光補正量C(Sc)i
に加算して用いる。
【0059】次に、濃度平均方式によるプリンタにより
プリント対象コマの最終露光量を求める場合を説明す
る。濃度平均方式による露光量の決定の一例を次の式
(8)に示す。
【0060】 Di=Dpi−Dni Dw=(ΣDi)/3 LogEi=Si・{Ci(Di−Dw)+Dw} ・・・(8) 但し、Dpi:プリントコマの原画像の濃度平均値 Dni:基準フィルムの原画像の濃度平均値 Ci :カラーコレクション係数 Si :スロープコントロール値(Di<0のときアン
ダースロープ係数Di≧0のときオーバースロープ係数
を用いる) Ei :露光量 i :R,G,Bの何れか1つの色
【0061】上記画像濃度は、例えば、全画面平均濃
度、画像中の最大中性色濃度等を用いることができる。
【0062】最初のプリントを作成したときの濃度平均
方式と同様のプリンタでプリント対象コマの最終露光量
を求める場合には、露光補正量を修正する必要がないた
め、プリント情報から得た露光補正量である露光補正量
C(Sc)i を露光補正量として設定して、上記式
(8)から最終露光量を求めればよい。
【0063】一方、最初のプリントを作成したときがL
ATD方式の場合には、プリント情報から得られる修正
露光補正量C(Pr)i であるから、次の式(9)によ
って修正露光補正量C(Sc)i を求める。この求めた
修正露光補正量C(Sc)iを用いて、上記式(8)か
ら最終露光量を求めればよい。 C(Sc)i =C(Pr)i +{LATD’(Pr)i −Dpi }・・・(9)
【0064】このように、最初にプリントを作成したと
きの露光量決定方法と異なる露光量決定方法のプリンタ
によって焼直しや再焼付けを行う場合であっても、最初
のプリントを作成したときの露光補正量を用い、これか
らプリントを作成するためのプリンタにおける露光補正
量を求めているので、最初のプリントと一致する色味及
び濃度のプリントを得ることができる。
【0065】なお、本実施例のプリンタを最初のプリン
トを作成するプリンタとして用いる場合において、LA
TDの他に画面平均濃度を更に求め、この画面平均濃度
をプリント情報に含ませることによって、次のプリント
を作成するときのプリンタがLADT方式及び濃度平均
方式の何れであっても、最初のプリントを作成したとき
の色味や濃度が反映された最終露光量を求めることがで
きる。また、求めたLATDと濃度平均の差を求めて、
この差を記憶するようにしてもよい。
【0066】次に、第2実施例の制御ルーチンを説明す
る。本実施例は、最初にプリントを作成したときのプリ
ンタで用いられた露光量決定方法における露光量または
露光補正量を、予め定めた基準露光量決定方法における
露光量または露光補正量に変換し、この変換結果を最初
にプリントを作成したときのプリント情報として記録す
るようにしたものである。なお、本実施例は、上記の実
施例と同様の構成のため、同一部分は同一符号を付し詳
細な説明を省略する。
【0067】本実施例の最初のプリントを作成する場合
の制御ルーチンは、図2の制御ルーチンのステップ11
2とステップ114との間に、図5のステップ120の
処理を追加したものである。
【0068】ステップ120では、プリンタの露光量決
定方法において決定された露光量または露光補正量を、
予め定めた基準露光量決定方法(本実施例ではLATD
方式で説明するが、濃度平均値であってもよいのは勿論
である。)における露光量または露光補正量に変換し、
この変換結果を次のステップ114でプリント情報とし
て記録する。この露光量または露光補正量への変換は、
既存の露光量決定方法間において定まる関係をテーブル
や関数式等により予め記憶すればよい。
【0069】次に、本実施例の既にプリントが作成され
たネガフィルムから再度プリントを作成する場合の露光
制御に用いる制御ルーチンについて説明する。この制御
ルーチンは、図3の制御ルーチンのステップ204とス
テップ214との間に、図6のステップ220の処理を
追加したものである。
【0070】ステップ220では、読み取ったプリント
情報の露光量または露光補正量を、これからプリントを
作成するプリンタの露光量決定方法で用いられる露光量
または露光補正量に変換する。この露光量または露光補
正量への変換は、上記で説明した露光量決定方法間にお
いて定まる関係をテーブルや関数式等の逆変換を予め記
憶しておけばよい。この変換された露光量または露光補
正量により、プリントを作成する。
【0071】このように、本実施例では、最初にプリン
トを作成したときのプリンタで用いられた露光量決定方
法における露光量または露光補正量を、予め定めた基準
露光量決定方法における露光量または露光補正量に変換
して記憶しているので、プリントを作成するための次の
または他のプリンタの露光量決定方法における露光量ま
たは露光補正量に変換が可能である。従って、再度プリ
ントを作成する場合には、最初にプリントを作成したと
きの露光量または露光補正量が反映されたプリントが作
成され、最初のプリントと一致する色味及び濃度のプリ
ントを得ることができる。
【0072】次に、第3実施例を説明する。上記実施例
では、LATDや濃度平均に基づいて決定した基本露光
量を補正することによって最終露光量を求めているが、
本実施例は、プリントすべきプリント対象コマの最終露
光量のみが得られるプリンタに本発明を適用したもので
ある。
【0073】LATDや濃度平均に基づいて基本露光量
を決定することなく、プリントすべき最終露光量のみを
得るプリンタであっても、LATDや濃度平均の値は求
めている。従って、プリントすべきプリント対象コマの
最終露光量、すなわち、濃度と、このプリント対象コマ
のLATDまたは濃度平均値との差を演算することは可
能である。本実施例では、最初にプリントを作成すると
きに、プリント対象コマの最終露光量に相当する濃度E
xと、このプリント対象コマのLATDまたは濃度平均
値との差△Dを演算し、プリント情報として記憶する。
この差△Dはプリントを作成するときの露光補正量に相
当する。従って、この差△Dを上記実施例と同様に、プ
リント情報から得た露光補正量を用いて、最終露光量を
求めればよい。
【0074】このようにすることによって、基本露光量
を決定することなく、プリントすべき最終露光量のみを
得るプリンタで最初に作成されたプリントに対するプリ
ント対象コマであっても、最初にプリントを作成したと
きの露光量が反映されたプリントを作成でき、最初のプ
リントと一致する色味及び濃度のプリントを得ることが
できる。
【0075】なお、プリンタ情報として、露光量決定方
法(プリンタの機種等)を記憶せずに、この差△Dのみ
を記憶する場合には、最初にプリントを作成したときに
どれだけ補正したかの傾向を判断することができ、最初
に作成したプリントに近いプリントを得られるように補
正することができる。
【0076】なお、上記実施例では、スキャナを備えた
プリンタに、本発明を適用させた場合を説明したが、本
発明はスキャナを備えたプリンタに限定されるものでは
なく、スキャナを備えていないプリンタへの適用も可能
である。例えば、リバーサルフィルムのプリントを作成
する場合や大伸ばしプリントを作成する場合には、オペ
レータが手動で露光補正量を操作する。このオペレータ
が露光補正量を操作する場合には、プリント情報である
最初に作成したプリントの露光量や露光補正量をディス
プレイや専用の表示装置へ表示させることで提示すれば
よい。
【0077】以上説明したように、上記各実施例によれ
ば、これからプリントを作成するプリンタの露光量また
は露光補正量として、最初にプリントを作成したプリン
タの露光量または露光補正量をプリント情報を用いて修
正できるので、最初に作成したプリントと同じ色味及び
濃度のプリントを作成できる。とくに、最初のプリント
時、CRTモニタ等を用いて手動的に露光量を補正して
も、再注文時において同じプリントを作成することがで
きる優れた効果を得ることができる。
【0078】また、最初のプリントと再注文プリントが
同一現像所でなくても、また、同一の現像所内の異なる
プリンタ間であっても、最初に作成したプリントと同じ
色味及び濃度の再注文プリントを作成できる。さらに、
再注文プリントの場合には、再注文のプリント対象コマ
のみの測光とプリント情報の読み取り、または入力でよ
いため、1本分の全てのコマや所定のコマを測光した後
にプリントを作成する必要がなく、再注文プリントの生
産性の向上を図ることができる。
【0079】さらにまた、不良プリント等により、焼直
しを必要とするプリント対象コマについて、焼直しをす
る場合には、この焼直しプリンタを別途のプリンタによ
って焼直しプリントを作成できる。この場合、焼直しを
必要とする不良プリント等が作成されたときのプリント
情報が記憶されているので、焼直しをする場合の露光量
または露光補正量を、不良プリント等が作成されたとき
のプリント情報を用いて修正すれば、良好なプリントを
作成できる。また、不良プリント等が作成されたときの
プリント情報を、焼直しをする場合の露光量または露光
補正量を求めるための判定用に用いることができる。
【0080】上記実施例では、最初にプリントを作成し
たときのプリント情報を用いて次のプリントを作成する
場合について説明したが、上記プリント情報を試し焼き
の情報として利用することもできる。また、プリント情
報には、プリント対象コマの各々に対応する各色毎の露
光制御量等を決定した露光量決定方法を識別するための
識別コードを含んでいるので、これからプリントを作成
するためのプリンタに用いることが可能なプリント情報
に含まれる情報を選択することができ、プリントを作成
するためのプリンタに最適な情報を用いることができ
る。
【0081】なお、本発明は、図1に示したプリンタ装
置だけではなく、デジタル複写装置にも同様に適用する
ことができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1のプリンタの露光条件決定方法による識別情報及び補
正量情報からなる露光条件に基づいて、第2のプリンタ
で最初にプリントを作成したときの露光条件決定方法を
判定して最終露光量を決定しているので、最初に作成し
たプリントと同じ色味及び濃度の第2のプリントを作成
できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なプリンタの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1実施例の最初のプリントを作成するときの
露光制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図3】第1実施例の再度プリントを作成するときの露
光制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図4】スキャナ及びLATDセンサの各測光エリアと
仮想測光エリアとを示すイメージ図である。
【図5】第2実施例の最初のプリントを作成するときの
露光制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図6】第2実施例の再度プリントを作成するときの露
光制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
28 スキャナ 29 LATDセンサ 32 露光量決定装置 44 キーボード 45 ICカードリーダ 46 CRT

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに記録された原画像からプリン
    トを作成するにあたり、第1のプリンタにおいて、前記
    原画像を測光すると共に、測光値に基づいて露光条件を
    決定し、決定した露光条件で最初のプリントを作成し、
    第2のプリンタにおいて、前記原画像を測光すると共
    に、測光値に基づいて露光条件を決定し、決定した露光
    条件で第2のプリントを作成する、写真プリントの作成
    方法であって、 前記第1のプリンタの露光条件を決定するための露光条
    件決定方法の種類を表す識別情報、及び当該露光条件決
    定方法により前記原画像の最初のプリントを作成したと
    きの露光量又は当該露光量に補正した露光補正量を表す
    補正量情報からなる露光条件を前記原画像のコマに対応
    して記憶し、 前記第2のプリンタにおいて、記憶された露光条件と当
    該第2のプリンタの識別情報とに基づいて、前記原画像
    から最初にプリントを作成したときの露光条件決定方法
    を判定し、 判定結果及び第2のプリンタの露光条件に基づいて、最
    終露光量を決定し、 決定した最終露光量で第2のプリントを作成する、 写真プリントの作成方法。
  2. 【請求項2】 前記識別情報は、プリンタ機種を表す機
    種情報を用いると共に、前記原画像から最初にプリント
    を作成したときのプリンタ機種を判定することを特徴と
    する請求項1に記載の写真プリント作成方法。
  3. 【請求項3】 フィルムに記録された原画像からプリン
    トを作成するにあたり、第1のプリンタにおいて、前記
    原画像を測光すると共に、測光値に基づいて露光条件を
    決定し、決定した露光条件で最初のプリントを作成し、
    第2のプリンタにおいて、前記原画像を測光すると共
    に、測光値に基づいて露光条件を決定し、決定した露光
    条件で第2のプリントを作成する、写真プリントの作成
    方法であって、 前記第1のプリンタにおいて決定される露光条件決定方
    法によって前記原画像の最初のプリントを作成したとき
    の露光量又は当該露光量に補正した露光補正量を表す補
    正量情報を、予め定めた露光条件決定方法による補正量
    情報の露光条件に変換して前記原画像のコマに対応して
    記憶し、 前記第2のプリンタにおいて、記憶された露光条件に含
    まれる補正量情報を当該第2のプリンタの露光条件決定
    方法における補正量情報に変換し、 変換された補正量情報に基づいて、最終露光量を決定
    し、 決定した最終露光量で第2のプリントを作成する、 写真プリントの作成方法。
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