JPH08254281A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH08254281A
JPH08254281A JP8467995A JP8467995A JPH08254281A JP H08254281 A JPH08254281 A JP H08254281A JP 8467995 A JP8467995 A JP 8467995A JP 8467995 A JP8467995 A JP 8467995A JP H08254281 A JPH08254281 A JP H08254281A
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JP
Japan
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chamber
plunger
sub
valve
passage
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JP8467995A
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English (en)
Inventor
Takeshi Asaba
毅 浅場
Motohiro Sumiyoshi
始洋 住吉
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Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランジャーの応答遅れが生じない電磁弁を
提供する。 【構成】 電磁弁本体2の弁室5にメインプランジャー
10を内嵌し、弁室5を先端室11と基端室12とに区
分する。メインプランジャー10を第1のスプリング室
14のリターンスプリング17により、先端の弁部13
が流出路8のシート7に着座するように付勢する。弁部
13に基端室12に連通する連通路16を設ける。電磁
弁本体2にメインプランジャー10を後退させるソレノ
イド18を設ける。サブ弁室20を中間路22により基
端室12と連通させる。サブ弁室20にサブプランジャ
ー24を内嵌し、サブプランジャー24をボール弁26
が中間路22のサブシート21に着座するようにサブス
プリング29により付勢する。サブプランジャー24に
孔27を設け、サブ弁室20が排出路31に連通するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流入路を閉鎖するプラ
ンジャーをソレノイドによって移動させ、流入路から流
入する流体を流出路より流出させる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧の制御を行う際には電磁弁が
用いられている。図5は、一般的な電磁弁71を示すも
のであり、電磁弁本体72内には弁室73が設けられて
いる。この弁室73には、加圧されたオイルが送られて
来る流入路74と、弁室73内のオイルを流出させる流
出路75とが設けられており、前記流入路74には円筒
状のシート部材76が内嵌している。また、前記弁室7
3には、プランジャー77が摺動自在に内嵌しており、
このプランジャー77は、該プランジャー77の先端部
に設けられたボール弁体78が、前記シート部材76の
開口部76aを閉鎖するようにリターンスプリング79
によって付勢されている。
【0003】一方、前記電磁弁本体72にはソレノイド
80が設けられており、電磁弁本体72は、前記ソレノ
イド80に駆動信号が加えられた際に、前記プランジャ
ー77を前記リターンスプリング79による付勢方向と
逆方向に移動させ、前記流入路74より前記オイルを弁
室73内へ流入させるとともに、このオイルを前記流出
路75より流出させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
磁弁71において、前記流出路75より大量のオイルを
流出させたい場合には、前記流入路74に内嵌するシー
ト部材76の開口部76aの面積を大きくするととも
に、該開口部76aを閉鎖するボール弁体78を大きく
しなければならない。すると、前記ボール弁体78の受
圧面積が大きくなり、この受圧面積と前記オイルの圧力
との積によって決まる前記プランジャー77が受ける押
圧力は強くなる。また、前記流入路74より送られて来
るオイルの圧力が高い場合にも、前述と同様に、前記プ
ランジャー77が受ける押圧力は強くなる。
【0005】これらのように、前記プランジャー77が
受ける押圧力が強くなった場合には、前記プランジャー
77が後退しないように、リターンスプリング79の付
勢力を高めるのが一般的であり、前記ソレノイド80に
おいては、前記リターンスプリング79の付勢力の増加
に伴いプランジャー77の吸引力を高める必要性が生じ
る。つまり、前記ソレノイド80の巻き数を増加させた
り、プランジャー77を大型にしなければならず、電磁
弁71が大型になってしまう。また、巻き数を増加させ
ることにより、ソレノイド80のインダクタンスが増え
制御の遅延が懸念される一方、プランジャー77の大型
化においては、プランジャー77の応答性が悪くなる。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、プランジャーに大きな圧力が加わ
る場合であっても、プランジャーの応答遅れが生じない
電磁弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に発明にあっては、電磁弁本体内に設けられた弁室に、
先端に弁部が形成されたメインプランジャーを摺動自在
に内嵌し、前記弁室を、前記メインプランジャーの先端
側に形成される先端室と前記メインプランジャーの基端
側に形成される基端室とに隔成するとともに、前記電磁
弁本体に前記先端室に連通する流入路及び流出路を設
け、前記メインプランジャーを、前記弁部が前記流出路
を閉鎖する方向に付勢する一方、前記電磁弁本体に設け
られたソレノイドに駆動信号を加えて前記メインプラン
ジャーを前記付勢方向と逆方向に駆動し、前記流入路よ
り前記先端室に流入した流体を前記流出路より流出させ
る電磁弁であって、前記メインプランジャーに、前記先
端室と前記基端室とを連通する連通路を設け、前記先端
室から前記基端室へ流れ込む流体を、前記メインプラン
ジャーの駆動タイミングに同期して排出する排出手段を
設けた。
【0008】好ましくは、前記排出手段を、前記基端室
に中間路を介して連通されたサブ弁室と、先端部に設け
られたサブ弁部が前記中間路を閉鎖する方向に付勢され
たサブプランジャーと、該サブプランジャーを前記駆動
信号に同期して駆動させ、前記中間路を開通させるサブ
ソレノイドとにより構成し、前記中間路が開通した状態
で、該中間路より前記サブ弁室に流入する流体を、当該
サブ弁室に連通した排出路より排出するようにした。
【0009】さらに、前記連通路の断面積を、前記サブ
プランジャーを駆動させた状態での前記中間路における
通流面積よりも小さく設定した。
【0010】
【作用】前記構成において、付勢されたメインプランジ
ャーによって流出路が閉鎖された状態においては、前記
メインプランジャーにより区分された弁室の先端室に流
入する流体は、メインプランジャーに設けられた連通路
を介して基端室へも流入し、前記先端室の圧力と前記基
端室の圧力とは、同圧に保たれる。
【0011】そして、電磁弁本体に設けられたソレノイ
ドに駆動信号を加え、前記メインプランジャーを前記付
勢方向と逆方向、すなわち基端室側に駆動させる際に
は、基端室の流体は、前記メインプランジャーの駆動タ
イミングに同期して排出されるので、基端室の圧力は低
下する。すると、この基端室と前記先端室との間には圧
力差が生じ、この圧力差は、前記メインプランジャーを
基端室側へ駆動させる際の補助力として利用される。
【0012】次に、メインプランジャーの駆動を停止
し、メインプランジャーによって流出路を閉鎖する際に
は、前記先端室の流体が前記連通路を介して前記基端室
へ流入し、やがて先端室の圧力と基端室の圧力とは同圧
となる。このとき、前記メインプランジャーには、先端
室の圧力によって基端室へ向けた押圧力が働くが、これ
と同時に基端室の圧力により前記先端室へ向けた戻し力
が働く。このとき、前記両室は同圧なので、受圧面積の
差によって前記戻し力が大きくなり、メインプランジャ
ーによって流出路が閉鎖される。
【0013】また、前記基端室の流体を、サブプランジ
ャーおよびこれを駆動するサブソレノイドにより排出さ
せる構成では、前記メインプランジャーを駆動する前記
駆動信号を利用してサブプランジャーを駆動することが
可能となる。
【0014】さらに、前記連通路の断面積を、前記サブ
プランジャーを駆動させた状態での前記中間路における
通流面積よりも小さく設定したものに関しては、サブプ
ランジャーが駆動した状態おいて、連通路を介して基端
室へ流れ込む流体の流入量は、当該基端室から排出され
る流体の排出量より少なくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1に示すように、本実施例にかかる電磁弁
1は、電磁弁本体2内の先端側に設けられたメインバル
ブ機構3と、基端側に設けられた排出手段としてのサブ
バルブ機構4とにより構成されている。
【0016】前記メインバルブ機構3は電磁弁本体2の
長さ方向に延在する円筒状の弁室5を有し、この弁室5
の先端部側方にはオイルが流入する流入路6が設けられ
ており、先端には非磁性体のシート7が内嵌する流出路
8が設けられている。前記弁室5には、非磁性体からな
るパイプ状の第1のガイド9を介して、円柱状のメイン
プランジャー10が摺動自在に内嵌しており、この弁室
5は、メインプランジャー10の先端側に形成される先
端室11と、メインプランジャー10の基端側に形成さ
れる基端室12とに区分されている。
【0017】前記メインプランジャー10の先端部に
は、円錐台形状の弁部13が形成されており、メインプ
ランジャー10の内部には、前記基端室12側に開口す
る第1のスプリング室14が設けられている。前記弁部
13の側壁には、前記流入路6へ向けて開口する案内孔
15が設けられており、この案内孔15の端部には、前
記第1のスプリング室14に連通する連通路16が設け
られている。また、前記第1のスプリング室14には、
リターンスプリング17が収容されており、このリター
ンスプリング17によって、前記メインプランジャー1
0は、前記弁部13が前記シート7に着座するように付
勢されている。そして、前記メインバルブ機構3は、前
記メインプランジャー10を前記リターンスプリング1
7の付勢方向と逆方向に駆動するソレノイド18を備え
ており、該ソレノイド18に駆動信号が加えられた際
に、前記メインプランジャー10を後退させ、流入路6
より流入したオイルを前記流出路8から流出させるよう
に構成されている。
【0018】一方、前記サブバルブ機構4は、電磁弁本
体2の長さ方向に延在する前記弁室5の内径より小さな
内径を有した円筒状のサブ弁室20を有しており、この
サブ弁室20は、非磁性体のサブシート21が内嵌する
中間路22によって前記メインバルブ機構3の基端室1
2に連通している。また、前記サブ弁室20には、非磁
性体からなるパイプ状の第2のガイド23を介して円柱
状のサブプランジャー24が摺動自在に内嵌しており、
このサブプランジャー24の先端部には、すり鉢状の受
容部25を介して球状のボール弁26が設けられてい
る。
【0019】また、サブプランジャー24の先端部に
は、前記受容部25を包囲するように複数の孔27,・
・・が設けられており、このサブプランジャー24の内
部には、前記孔27,・・・に連通するとともに後方に
貫通する第2のスプリング室28が設けられている。該
第2のスプリング室28には、サブスプリング29が収
容されており、このサブスプリング29によって、前記
サブプランジャー24は、前記ボール弁26がサブシー
ト21に着座するように付勢されている。
【0020】そして、前記サブバルブ機構4は、前記サ
ブプランジャー24をサブスプリング29の付勢方向と
逆方向に駆動するサブソレノイド30を備えており、該
サブソレノイド30に駆動信号が加えられた際に、前記
サブプランジャー24を後退させ、前記基端室12のオ
イルを中間路22を介して前記サブ弁室20に流入し、
このオイルを、前記孔27,・・・を介して第2のスプ
リング室28に流入させるとともに、第2のスプリング
室28の後方に設けられた排出路31より排出するよう
に構成されている。また、前記連通路16の断面積は、
前記サブプランジャー24が駆動した状態における前記
サブシート21の開口面積よりも小さく設定されてい
る。
【0021】以上の構成にかかる本実施例において、前
記電磁弁1によって、自動車の自動変速機(AT)やブ
レーキ制御装置(ABS)等における高圧あるいは大容
量の油圧を制御する際には、電磁弁1に設けられた前記
流入路6をオイルの供給側に接続するとともに、メイン
バルブ機構3の流出路8とサブバルブ機構4の排出路3
1とを連結して被供給側に接続する。また、メインバル
ブ機構3に設けられたソレノイド18と、サブバルブ機
構4に設けられたサブソレノイド30とを並列に接続す
るとともに、ON/OFF制御された駆動信号を出力す
る駆動装置に接続する。
【0022】そして、前記流入路6より加圧されたオイ
ルを、メインプランジャー10の先端側に形成された先
端室11に流入させる。このとき、このオイルは、メイ
ンプランジャー10に設けられた案内孔15の連通路1
6、該連通路16に連通する第1のスプリング室14を
介して、メインプランジャー10の基端側に形成された
基端室12へ流入し、前記先端室11の圧力と前記基端
室12の圧力とは、やがて同圧となる。
【0023】次に、前記制御装置から出力する駆動信号
をONにする。このとき、メインバルブ機構3のソレノ
イド18とサブバルブ機構4のサブソレノイド30との
両者には、この駆動信号が伝達され、前記メインバルブ
機構3のメインプランジャー10は、前記サブバルブ機
構4のサブプランジャー24の駆動タイミングに合わせ
て駆動する。すると、図2に示すように、前記サブプラ
ンジャー24が後退し、メインプランジャー10の基端
側に形成された基端室12のオイルを中間路22を介し
てサブ弁室20へ流出させ、このオイルをサブプランジ
ャー24に設けられた孔27,・・・、第2のスプリン
グ室28を介して排出路31より排出させる。
【0024】この排出路31は、前記流出路8に接続さ
れるとともに低圧の被供給側に接続されているので、前
記基端室12の圧力は次第に低下する。これにより、前
記基端室12と前記先端室11との間には圧力差が生じ
るので、この圧力差を、前記メインプランジャー10を
基端室12側へ駆動させる際の補助力Aとして利用する
ことができる。したがって、付勢されたプランジャーを
ソレノイドによる吸引力のみによって後退させる従来の
電磁弁と比較して、本発明の電磁弁1においては、メイ
ンプランジャー10を短時間にて後退させることができ
る。
【0025】また、このとき前記基端室12には、前記
先端室11のオイルが前記連通路16を介して流入する
が、前記連通路16の断面積は、前記サブプランジャー
24が駆動した状態における前記サブシート21の開口
面積よりも小さく設定されているので、前記連通路16
を介して基端室12へ流れ込むオイルの流入量は、当該
基端室12から排出されるオイルの排出量より少なくな
る。このため、前記基端室12の圧力の低下は、効率的
に行われる。
【0026】図4は、前記駆動信号をOFFからONに
した時の、本発明の電磁弁1における前記先端室11の
圧力P1及び前記基端室12の圧力P2と、従来の電磁
弁における弁室の圧力Pとを比較した図であり、本発明
の電磁弁1においては、前記基端室12の圧力P2が前
記先端室11の圧力P1より先行して低下することがわ
かる。また、本発明の電磁弁1における先端室11の圧
力P1は、従来の電磁弁における弁室の圧力Pより短時
間でミニマム値(MIN値)に到達していることから、
本発明の電磁弁1におけるメインプランジャー10は、
従来の電磁弁におけるプランジャーより短時間に移動し
ていることが推測される。
【0027】一方、前記駆動信号をOFFにして、メイ
ンプランジャー10によって流出路8を閉鎖する際に
は、前記サブプランジャー24により前記中間路22が
閉鎖される。すると、図3に示すように、前記先端室1
1のオイルが連通路16を介して基端室12へ流入し、
やがて前記先端室11の圧力と前記基端室12の圧力と
が同圧となる。このとき、前記メインプランジャー10
には、先端室11の圧力によって基端室12側へ向けた
押圧力Bが働くが、これと同時に基端室12の圧力によ
り前記先端室11側へ向けた戻し力Cが働く。
【0028】しかし、前記両室11,12は同圧であ
り、前記先端室11の油圧を受けるメインプランジャー
10の受圧面積は、前記基端室12の油圧を受けるメイ
ンプランジャー10の受圧面積より小さいので、前記押
圧力Bよりも前記戻し力Cは大きく働き、前記メインプ
ランジャー10を前記流出路8側へ移動させる方向に作
用する。よって、先端室11の圧力が基端室12に伝達
されない従来の電磁弁のように、メインプランジャー1
0が前記先端室11の圧力による戻し力B,Bのみを受
けることはなく、メインプランジャー10による流出路
8の閉鎖を短時間にて行うことができる。
【0029】前述したように、前記電磁弁1により高圧
あるいは大容量の油圧を制御する際に、この油圧により
前記メインプランジャー10に大きな力を受ける場合で
あっても、メインプランジャー10を後退させる開弁動
作時には、これを補助力Aとして利用するとともに、閉
弁動作時には、メインプランジャー10を先端室11の
方向へ移動するよう働くので、前記メインプランジャー
10の応答遅れを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
流出路を閉鎖する方向に付勢されたメインプランジャー
を前記付勢方向と逆方向に駆動する開弁動作時には、排
出手段により先端室と基端室とに圧力差を生じさせ、こ
の圧力差を前記メインプランジャーを駆動させる際の補
助力として利用することができる。
【0031】また、前記メインプランジャーにより流出
路を閉鎖する閉弁動作時には、前記先端室と前記基端室
とを同圧とすることにより、メインプランジャーの受圧
面積の差によって先端室へ向けた戻し力が大きくなとと
もに、先端室の圧力はメインプランジャーを閉じる方向
に作用する。このため、先端室の圧力が基端室に伝達さ
れない従来の電磁弁のように、メインプランジャーが前
記先端室の圧力によって基端室側に作用することはな
い。
【0032】したがって、本発明の電磁弁により流体の
制御を行う際に、該流体の圧力によって前記メインプラ
ンジャーに大きな力が加わる場合であっても、開弁動作
時には、これを補助力として利用するとともに、閉弁動
作時には、先端室の圧力によってメインプランジャーを
閉じる方向に作用させることができるので、前記メイン
プランジャーの応答遅れを防止することができる。よっ
て、高圧の流体の制御を行う場合や、大流量の制御を行
う場合に適した電磁弁となる。また、制御する流量や圧
力が大きい場合であっても、小さい起磁力のソレノイド
でも前記メインプランジャーを作動することができるの
で、電磁弁の小型化を図ることができる。
【0033】また、前記基端室の流体を、サブプランジ
ャーおよびこれを駆動するサブソレノイドにより排出さ
せる構成では、前記メインプランジャーを駆動する前記
駆動信号を利用してサブプランジャーを駆動することが
可能であり、駆動制御の簡素化を図ることができる。
【0034】さらに、前記連通路の断面積を、前記サブ
プランジャーを駆動させた状態での前記中間路における
通流面積よりも小さく設定したものに関しては、サブプ
ランジャーが駆動した状態おいて、連通路を介して基端
室へ流れ込む流体の流入量は、当該基端室から排出され
る流体の排出量より少なくなるので、より効率的に前記
基端室の圧力を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の開弁状態を示す要部拡大図である。
【図3】同実施例の閉弁状態を示す要部拡大図である。
【図4】駆動信号をOFFからONにした時の、本発明
の電磁弁における先端室の圧力P1及び基端室の圧力P
2と、従来の電磁弁における弁室の圧力Pとを示した図
である。
【図5】従来の電磁弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 2 電磁弁本体 4 サブバルブ機構(排出手段) 5 弁室 6 流入路 8 流出路 10 メインプランジャー 11 先端室 12 基端室 13 弁部 16 連通路 18 ソレノイド 20 サブ弁室 22 中間路 24 サブプランジャー 26 ボール弁(サブ弁部) 30 サブソレノイド 31 排出路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁本体内に設けられた弁室に、先端
    に弁部が形成されたメインプランジャーを摺動自在に内
    嵌し、前記弁室を、前記メインプランジャーの先端側に
    形成される先端室と前記メインプランジャーの基端側に
    形成される基端室とに隔成するとともに、前記電磁弁本
    体に前記先端室に連通する流入路及び流出路を設け、前
    記メインプランジャーを、前記弁部が前記流出路を閉鎖
    する方向に付勢する一方、前記電磁弁本体に設けられた
    ソレノイドに駆動信号を加えて前記メインプランジャー
    を前記付勢方向と逆方向に駆動し、前記流入路より前記
    先端室に流入した流体を前記流出路より流出させる電磁
    弁であって、 前記メインプランジャーに、前記先端室と前記基端室と
    を連通する連通路を設け、前記先端室より前記基端室へ
    流入した流体を、前記メインプランジャーの駆動タイミ
    ングに同期して排出する排出手段を設けたことを特徴と
    する電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記排出手段を、前記基端室に中間路を
    介して連通されたサブ弁室と、先端部に設けられたサブ
    弁部が前記中間路を閉鎖する方向に付勢されたサブプラ
    ンジャーと、該サブプランジャーを前記駆動信号に同期
    して駆動させ、前記中間路を開通させるサブソレノイド
    とにより構成し、 前記中間路が開通した状態で、該中間路より前記サブ弁
    室に流入する流体を、当該サブ弁室に連通した排出路よ
    り排出することを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記連通路の断面積を、前記サブプラン
    ジャーを駆動させた状態での前記中間路における通流面
    積よりも小さく設定したことを特徴とする請求項2記載
    の電磁弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101068991B1 (ko) * 2005-11-03 2011-09-30 주식회사 만도 릴리프 밸브 및 이를 이용한 쇽업소버
KR101227685B1 (ko) * 2010-06-14 2013-03-11 주식회사 영일인덱스 왕복동식 공압모터
KR101240517B1 (ko) * 2011-04-05 2013-03-11 (주)대성마리프 유체 제어용 멀티 솔레노이드 밸브 및 이를 이용한 에어 매트

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