JPH08253019A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH08253019A
JPH08253019A JP7057340A JP5734095A JPH08253019A JP H08253019 A JPH08253019 A JP H08253019A JP 7057340 A JP7057340 A JP 7057340A JP 5734095 A JP5734095 A JP 5734095A JP H08253019 A JPH08253019 A JP H08253019A
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勉 ▲高▼野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電時の電力を有効に利用することができる
車両用空調装置の提供。 【構成】 バッテリー4と、車両1の車室内温度に相関
する温度情報を検出する温度センサ9と、バッテリー4
充電時に、バッテリー4によって温められた空気を車両
1の車室内1aおよび車外のいずれに導くかを切換える
ダクト3j,3mおよびドア8と、温度センサ9の検出
温度情報が所定値以下の場合に、空気が車室内1aに導
かれるようにダクト3j,3mおよびドア8を制御する
制御アンプ10およびドア駆動機構12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車等の駆動用
バッテリーを搭載する車両に用いられる車両用空調装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は電気自動車における従来のバッテ
リー冷却装置を説明する図であり、(b)は側面図、
(a)は(b)のD−D断面図である。1は電気自動車
であって、座席2の下方に設けられた容器3には、不図
示の駆動モータの電源であるバッテリー4が納められて
おり、この例では9個のバッテリー4で1つのバッテリ
ーユニットを構成している。バッテリー4を充電する際
には、コネクタ4aが不図示の充電器に接続される。容
器3には吸入用ダクト3aおよび排出用ダクト3bが設
けられ、ダクト3aの吸入口3cにはファン5が備えら
れている(類似技術としては、特開平5−169981
号公報に開示されている)。
【0003】6はバッテリーコントローラであって、温
度センサ7によって検出されたバッテリー4の温度TB
に基づいてファン5のオン,オフを制御している。すな
わち、バッテリー4は充電している最中に発熱し、この
発熱によってバッテリー4が過熱されるとその寿命の劣
化が生じるため、バッテリー4の温度TBが所定の上限
温度T1以上になると、バッテリーコントローラ6がフ
ァン5を起動して吸入口3cから吸入した外気をバッテ
リー4に送風してこれを冷却する。バッテリー4を通過
した空気はダクト3bを通って排出口3dから排出され
る。バッテリーコントローラ6は、バッテリー4が満充
電状態になり充電が完了したならば、ファン5を停止す
る。なお、11はバッテリー4の電流値および電圧値を
検出するセンサであり、検出されたこれらの情報はバッ
テリーコントローラ6から充電器へ送られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにバッテリー充電時に供給される電力の一部はバ
ッテリー4の発熱エネルギーとなり、従来のバッテリー
冷却装置ではこの熱エネルギー、すなわちバッテリー4
で温められた空気が車外に排出されているため、電力が
有効に利用されていないという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、充電時の駆動用バッテリ
ーによって温められた空気を車室内暖房に用いることに
よって、電力を有効に利用することができる車両用空調
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、請求項1の発明は駆動用バッテリ
ー4によって駆動される車両1の車両用空調装置に適用
され、車両1の車室内温度に相関する温度情報を検出す
る温度情報検出手段9と、駆動用バッテリー4充電時
に、駆動用バッテリー4によって温められた空気を車両
1の車室内1aおよび車外のいずれに導くかを切換える
切換手段3j,3mおよび8と、温度情報検出手段9の
検出温度情報が所定値以下の場合に、空気が車室内1a
に導かれるように切換手段3j,3mおよび8を制御す
る切換制御手段10および12とを備えて上述の目的を
達成する。請求項2の発明は駆動用バッテリー4によっ
て駆動される車両1の車両用空調装置に適用され、充電
中の駆動用バッテリー4に送風して駆動用バッテリー4
を冷却する送風器5と、駆動用バッテリー4の温度を検
出するバッテリー温度検出手段7と、バッテリー温度検
出手段7の検出温度が所定温度以上の場合に、送風器5
を作動させる送風器制御手段6と、車両1の車室内温度
に相関する温度情報を検出する室内温度情報検出手段9
と、送風器5から送風され駆動用バッテリー4を通過し
た空気を車両1の車室内1aおよび車外のいずれに導く
かを切換える切換手段3j,3mおよび8と、室内温度
情報検出手段9で検出された温度情報が所定値以下で、
かつ送風器5が作動している場合に、駆動用バッテリー
4を通過した空気が車室内1aへ導かれるように切換手
段3j,3mおよび8を制御する切換制御手段10およ
び12とを備えて上述の目的を達成する。請求項3の発
明による車両用空調装置では、切換手段3j,3mおよ
び8は、駆動用バッテリー4を通過した空気を車外へ排
出する第1の管路3mと、空気を車室内1aへ導く第2
の管路3jと、バッテリー収容空間3を第1の管路3m
と連通するとともに第2の管路3jと遮断する排出位置
B、および空間3を第2の管路3jと連通するとともに
第1の管路3mと遮断する車室内導入位置Aに切換可能
なドア8とを有し、切換制御手段10および12は、ド
ア8を車室内導入位置Aに切換えることにより駆動用バ
ッテリー4の通過空気を車室内1aに導く。請求項4の
発明による車両用空調装置では、駆動用バッテリー4は
充電時にガスを発生するガス発生部を有し、バッテリー
収容空間3には、駆動用バッテリー4のガス発生部を収
容する第1の空間3eと、その他の部分を収容する第2
の空間3fとを形成する隔離壁3gが設けられ、第1の
空間3eは第3の管路3kによって車外と連通してい
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、温度情報検出手段9によ
って検出された温度情報が所定値以下の場合には、切換
制御手段10および12が切換手段3j,3mおよび8
を制御して、駆動用バッテリー4によって温められた空
気を車両1の車室内1aへ導く。請求項2の発明では、
送風器制御手段6は、バッテリー温度検出手段7によっ
て検出された駆動用バッテリー4の温度が所定温度以上
の場合に、送風器5を作動させて駆動用バッテリー4を
冷却する。切換制御手段10および12は、温度検出手
段9によって検出された温度が所定の切換温度以下で、
かつ送風器5が作動している場合に、切換手段3j,3
mおよび8を制御して駆動用バッテリー4を通過した空
気を車室内1aへ導く。請求項3の発明では、切換制御
手段10および12は、バッテリー収容空間3を第2の
管路3jと連通するとともに第1の管路3mと遮断する
車室内導入位置A、または、バッテリー収容空間3を第
1の管路3mと連通するとともに第2の管路3jと遮断
する排出位置Bにドア8を切換える。請求項4の発明で
は、駆動用バッテリー4のガス発生部から発生したガス
は、第1の空間3eから第3の管路3kを通って車外に
排出される。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】以下、図1〜3を参照して本発明の一実施例
を説明する。図1は本発明の実施例を説明する図であっ
て、本発明による車両用空調装置を電気自動車の駆動用
バッテリーに適用した例である。図において、(b)は
側面図、(a)は(b)のC−C断面図であり、図4と
同様の部位および部材には同一の符号を付し、重複する
説明は省略する。バッテリー4は充電中に上部からガス
(水素ガス等)を発生するため、隔離壁3gによってバ
ッテリー収納部分を空間3eおよび3fに、ダクト3b
をダクト3kおよび3mにそれぞれ2分して、バッテリ
ー4のガス排出部分(上部)が空間3eに、その他の部
分が空間3fに位置するようにバッテリーを配置する。
これにより、ファン5によって吸入された外気は、ダク
ト3aから空間3eおよび3fのそれぞれに導かれる。
【0010】容器3fと連通するダクト3mには、ダク
ト3mと電気自動車1の車室内1aとを連通するダクト
3jが連結されるとともに、ダクト3mとダクト3jと
の分岐位置にはドア8が設けられている。なお、3nは
ダクト3jがダクト3mから分岐する部分の開口部を示
している。ドア8はドア駆動機構12によって図の位置
Aと位置Bとの間で駆動され、ドア8が位置Aにあると
きには、バッテリー4を通過した冷却風は排出口3d側
には導かれず、開口部3nおよびダクト3jを介して電
気自動車1の車室内に導かれる。一方、ドア8が二点鎖
線で示す位置Bにあるときには、開口部3nがドア8に
よって塞がれるため、バッテリー4を通過した冷却風は
車室1a内には導かれず、排出口3dより外部に排出さ
れる。一方、バッテリー4から発生したガスは、空間3
eに導かれた外気によって空間3eからダクト3kを通
って排出口3hより外部へ排出される。
【0011】バッテリーコントローラー6は、図4で示
した従来例と同様に、温度センサ7により検出されたバ
ッテリー4の温度TBが所定の上限温度T1以上になる
と、ファン5を起動してバッテリー4を冷却する。さら
に本実施例では、ファン5の電流値に基づいたファン5
のオン,オフ情報が、バッテリーコントローラ6から制
御アンプ10へ送信される。制御アンプ10は、ファン
5のオン,オフ情報と温度センサ9によって検出された
車室内温度とに基づいて、ドア駆動機構12によるドア
8の開閉を制御する。
【0012】図2はバッテリーコントローラ6で実行さ
れる制御プログラムを示すフローチャートであり、この
フローチャートによりバッテリーコントローラ6の動作
を説明する。この制御プログラムは、不図示の充電器の
メインスイッチがオンされると開始され、ステップS1
へ進み制御アンプ10へスタート信号を送信する。ステ
ップS2では充電器から充電器準備完了信号を受信した
か否かを判別し、充電器準備完了信号を受信したらばス
テップS3へ進みバッテリー4の充電を開始する。
【0013】ステップS4では、バッテリー4の温度T
Bが上限温度T1以上か否かを判別し、TB<T1の場合に
はステップS6へ進んでファン5をオフした後にステッ
プS9へ進む。一方、ステップS4でTB≧T1と判別さ
れた場合には、ファン5がオンかオフかを判別するステ
ップS5へ進み、ファン5がオンの場合はステップS9
へ進む。ファン5がオフの場合はステップS7へ進んで
ファン5をオンにする。ステップS8ではファン5をオ
ンしてから所定時間経過したか否かを判別し、所定時間
経過したならばステップS9へ進む。ステップS9で
は、ファン5のオン,オフ状態に関する情報を制御アン
プ10へ送信してステップS10へ進む。
【0014】ステップS10では、バッテリー4のバッ
テリー状態(温度,電圧等)に基づいて充電が完了した
か否かを判別し、充電が完了したならばステップS11
へ進み、充電が完了していない場合にはステップS4へ
戻って充電が完了するまでステップS4からステップS
10までを繰り返す。ステップS11では、バッテリー
4の充電を停止するとともに、ファン5をオフしてステ
ップS12へ進み充電完了信号を制御アンプへ送信して
このプログラムを終了する。
【0015】図3は制御アンプ10で実行される制御プ
ログラムを示すフローチャートであり、このフローチャ
ートにより制御アンプ10の動作を説明する。制御アン
プ10がバッテリーコントローラ6からのスタート信号
を受信すると、このプログラムがスタートしてステップ
S21へ進む。ステップS21では、バッテリーコント
ローラ6からのファン5のオン,オフ状態に関する情報
を受信したか否かを判別し、この情報を受信したならば
ステップS22へ進む。
【0016】ステップS22ではファン5がオンである
か否かを判別し、ファン5がオンであればステップS2
3へ進む。ステップS23では電気自動車1の車室内1
aの温度TRが上限温度T2以下か否かを判別し、TR
T2の場合にはステップS24でドア駆動機構12によ
りドア8を位置Aへ移動してステップS26へ進む。ス
テップS22でファン5がオフと判別された場合、およ
びステップS23でTR>T2と判別された場合にはステッ
プS25へ進み、ドア8を位置Bへ移動してステップS
26へ進む。なお、ステップS24でドア8を位置Aへ
移動する場合には、ファン5起動後、所定時間経過して
から移動する(図2のステップS7およびS8を参
照)。すなわち、容器3eおよび3f内の空気にガスが
混入している場合に備え、容器3eおよび3f内の空気
を車外に排出した後にドア8を位置Aへ移動する。
【0017】ステップS26ではバッテリーコントロー
ラ6からの充電完了信号を受信したか否かを判別し、充
電完了信号を受信していなければステップS21へ戻
り、受信したらステップS27へ進み、ドア8を位置B
へ移動してこのプログラムを終了する。
【0018】以上説明したように、本実施例では、バッ
テリー4の充電時に、バッテリー4を冷却するファン5
が作動中で、かつ、車室内温度が上限温度T2以下であ
る場合には、ドア8を位置Bから位置Aへ移動してバッ
テリー4により温められた冷却風を車室内へ導いて車室
内暖房に利用しているため、冷却風を常に車外に排出し
ている従来のバッテリー冷却装置に比べて、供給された
電力の利用効率を向上させることができる。また、充電
時にバッテリー4により温められた冷却風によって車室
内が暖房されるため、車両使用時にエアコンで暖房をす
る際のウォームアップ時間が短縮されるという利点があ
る。
【0019】さらに、バッテリー4を収納する容器3
を、隔離壁3gによってバッテリー4のガス発生部分を
収納する3eとその他の部分を収容する3fとに分離
し、ガスがダクト3kおよび排出口3hを経て車外へ排
出されるようにしているため、車室内へガスが侵入する
ことがなく、車室内環境がガスによって汚染されること
がない。
【0020】なお、本実施例では、ファン5は一つだけ
使用したが、複数使用してもよい。また、ファン5によ
って外気を導入してバッテリー4によって温められた冷
却風を車室内へ導いたが、ファン5を使用せず、熱対流
によってバッテリー4によって温められた空気を車室内
に導くようにしてもよい。この場合、ファン5によって
強制的に車室内へ送風する場合に比べて暖房効果は劣る
が、ファン5が不要となりコスト面では有利である。さ
らに、ドア8を用いて切換えたが、ドアに限らず、例え
ば三方弁等を用いてもよい。また、車室内温度に基づい
てドア8を位置Aまたは位置Bに駆動したが、外気温度
に基づいてドア8を駆動するようにしてもよい。
【0021】以上説明した実施例と請求の範囲との対応
において、バッテリー4は駆動用バッテリーを、電気自
動車1は車両を、温度センサ9は温度情報検出手段およ
び室内温度情報検出手段を、ダクト3mおよび3jとド
ア8とは切換手段を、制御アンプ10およびドア駆動機
構は切換制御手段を、ファン5は送風器を、温度センサ
7はバッテリー温度検出手段を、バッテリーコントロー
ラ6は送風器制御手段を、ダクト3mは第1の管路を、
ダクト3jは第2の管路を、ダクト3kは第3の管路
を、容器3はバッテリー収容空間を、空間3eは第1の
空間を、空間3fは第2の空間をそれぞれ構成する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
充電時に従来は車外に排出されていた駆動用バッテリー
によって温められた空気を、切換手段により車室内へ導
いて車室内暖房に用いているため、供給された電力を有
効に利用することができるとともに、エアコンで車室内
を暖房する際のウォームアップ時間を短縮することがで
きる。特に、請求項2の発明では、駆動用バッテリーに
よって温められた空気を送風器によって強制的に室内へ
導いているため、暖房の効果がより一層高まる。さら
に、請求項4の発明では、駆動用バッテリーから発生し
たガスは第3の管路によって車外に排出されるため、ガ
スが車室内へ侵入することがなく、ガスによる車室内環
境の汚染を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用空調装置の第1実施例を説
明する図。
【図2】図1のバッテリーコントローラ6の動作を説明
するフローチャートを示す図。
【図3】図1の制御アンプ10の動作を説明するフロー
チャートを示す図。
【図4】従来のバッテリー冷却装置を説明する図。
【符号の説明】
1 電気自動車 1a 車室内 3 容器 3a,3b,3k,3m,3j ダクト 3d,3h 排出口 3e,3f 空間 3g 隔離壁 4 バッテリー 4a コネクタ 5 ファン 6 バッテリーコントローラ 7 温度センサ 8 ドア 9 室温センサ 10 制御アンプ 11 センサ 12 ドア駆動機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用バッテリーによって駆動される車
    両の車両用空調装置において、 前記車両の車室内温度に相関する温度情報を検出する温
    度情報検出手段と、 前記駆動用バッテリー充電時に、前記駆動用バッテリー
    によって温められた空気を前記車両の車室内および車外
    のいずれに導くかを切換える切換手段と、 前記温度情報検出手段の検出温度情報が所定値以下の場
    合に、前記空気が前記車室内に導かれるように前記切換
    手段を制御する切換制御手段とを備えることを特徴とす
    る車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 駆動用バッテリーによって駆動される車
    両の車両用空調装置において、 充電中の駆動用バッテリーに送風して前記駆動用バッテ
    リーを冷却する送風器と、 前記駆動用バッテリーの温度を検出するバッテリー温度
    検出手段と、 前記バッテリー温度検出手段の検出温度が所定温度以上
    の場合に、前記送風器を作動させる送風器制御手段と、 前記車両の車室内温度に相関する温度情報を検出する室
    内温度情報検出手段と、 前記送風器から送風され前記駆動用バッテリーを通過し
    た空気を前記車両の車室内および車外のいずれに導くか
    を切換える切換手段と、 前記室内温度情報検出手段で検出された温度情報が所定
    値以下で、かつ前記送風器が作動している場合に、前記
    駆動用バッテリーを通過した空気が前記車室内へ導かれ
    るように前記切換手段を制御する切換制御手段とを備え
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用空調装
    置において、 前記切換手段は、前記駆動用バッテリーを通過した空気
    を車外へ排出する第1の管路と、前記空気を前記車室内
    へ導く第2の管路と、バッテリー収容空間を前記第1の
    管路と連通するとともに前記第2の管路と遮断する排出
    位置、および前記空間を第2の管路と連通するとともに
    前記第1の管路と遮断する車室内導入位置に切換可能な
    ドアとを有し、 前記切換制御手段は、前記ドアを前記車室内導入位置に
    切換えることにより前記駆動用バッテリーの通過空気を
    前記車室内に導くことを特徴とする車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記駆動用バッテリーは充電時にガスを発生するガス発
    生部を有し、前記バッテリー収容空間には、前記駆動用
    バッテリーのガス発生部を収容する第1の空間と、その
    他の部分を収容する第2の空間とを形成する隔離壁が設
    けられ、前記第1の空間は第3の管路によって車外と連
    通していることを特徴とする車両用空調装置。
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