JPH08252913A - 液体噴射装置および液体噴射方法 - Google Patents

液体噴射装置および液体噴射方法

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JPH08252913A
JPH08252913A JP5602395A JP5602395A JPH08252913A JP H08252913 A JPH08252913 A JP H08252913A JP 5602395 A JP5602395 A JP 5602395A JP 5602395 A JP5602395 A JP 5602395A JP H08252913 A JPH08252913 A JP H08252913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
liquid
gas
pressure chamber
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP5602395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Koyanagi
憲二 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5602395A priority Critical patent/JPH08252913A/ja
Publication of JPH08252913A publication Critical patent/JPH08252913A/ja
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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧力発生手段の素材及び液体の特定が不要
な液体噴射装置および液体噴射方法を提供することを目
的とする。 【構成】 気体ノズル29で流路23と連通した気体圧
力室22に振動板27と電気−機械変換素子28を備え
た構成である。 【効果】 上記構成により、気体圧力室22に気体を有
しているため振動板27と液体とが直接接触せず、振動
板27の素材及び液体の特定を行わなくてよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を噴射するための
液体噴射装置および液体噴射方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置に応用さ
れた液体噴射装置は図2に示すものである。即ち、噴射
ヘッド1は圧力室2、流路3、ノズル4を有し、圧力室
2及び流路3にはインクを供給するためのインク供給管
5が接続されている。インク供給管5はさらにインク供
給源であるインクタンク6に連なっている。圧力室2後
面は振動板7及びそれに接続された圧電素子などの電気
−機械変換素子8で構成されている。この構成に於いて
電気−機械変換素子8に印字信号に応じた電圧パルスを
印加すると、振動板7は変形し圧力室2の容積を急激に
減少させるため内部インクの圧力が高まりノズル4より
インクの小滴が噴射され、記録紙等に印字される。
【0003】上記装置に於ける液滴形成過程をさらに詳
しく説明すると以下のとおりである。図3に従来の液体
噴射装置の電気−機械変換素子に印加する駆動パルスの
タイミング図を、図4に従来の液体噴射装置の液滴形成
過程を示す。図3に示すt1の間は電気−機械変換素子
8には電圧は加わっておらず、噴射ヘッド1は平衡状態
にある。このとき図4(a)に示すようにノズル4先端
のメニスカス11は通常内側に引き込まれているが、こ
れはインクタンク6とノズル4間の負圧及びノズル4内
のインク表面張力のつりあいによるものであり、ノズル
4の先端のぬれを防止するためである。さて、図3に示
すt2に於いて電気パルスが電気−機械変換素子8に加
わると振動板7は図4(b)に示すように内側に変形
し、圧力室2の容積を急激に減少させる。このため内部
インクの圧力は高まりノズル4よりインクが押し出され
インク柱12が形成される。このときインクの一部はイ
ンク供給管5の方にも押し戻される。この状態でインク
柱12がノズル4より離れて飛行していこうとすると、
インク柱12にはインクの表面張力が作用するだけなの
でインク柱12の切れははなはだ悪く安定しない。とこ
ろが図3に示すt3に於いてパルスが切れ、図4(c)
に示すように、振動板7がもとの状態に復元すると、圧
力室2中のインクは負圧になりインク柱12を引き戻す
力が働きインク柱12はノズル4の先端より切れてイン
ク滴13となって飛行していく。このときメニスカス1
1は平衡状態に於ける位置よりさらに内側へ引き込まれ
る事になる。これと同時に、インク供給管5からのイン
ク供給が、同時に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の液体噴射装置では、インクを噴射させるのにインクの
切れが悪く、実際に噴出されるタイミングが電気パルス
が切られた時であり、噴射タイミングが安定しずらいた
め印字の位置ズレ及びサテライト(メインのインク滴の
飛翔の後に付随して飛翔する多数の小さなインク滴)等
の印刷品質低下の問題点や、振動板7がインクと直接接
触するため腐食しやすい材質であれば、特定されたイン
クの選定や振動板7とインクの間に保護層を作成しなく
てはならない等の対策が必要という問題点を有してい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため気体圧力室に連通した液路と、この液路に
連通したノズルと、気体圧力室に対応して設けられた加
圧力発生手段とを備えたものである。また、液体を噴射
するノズルに連通した液路に気体を送り込み、この気体
の圧力でノズルより液体を噴射させるものである。
【0006】
【作用】本発明は上記構成により、気体圧力室に気体を
有しているため加圧力発生手段とインクとが直接接触せ
ず、このため、加圧力発生手段の材質及びインクの特定
を行わなくてよい。また、気体で液体を外部へ押し出す
事によりインク噴射の切れを向上させる事ができ、かつ
気体により液体に圧力をかける時と液体の噴射とが同期
するため噴射タイミングが安定し、印刷品質が向上す
る。
【0007】
【実施例】本発明の液体噴射装置は、従来の圧力室を気
体を有した気体圧力室に置き換えた点が特徴である。以
下に、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例における液体噴射
装置の構成、液滴形成過程、および他の実施例を示す図
である。噴射ヘッド21は気体圧力室22,流路23,
ノズル24,インク供給管25,振動板27,圧電素子
などの電気−機械変換素子28より構成されインク供給
源であるインクタンク26に連なっている。29は気体
ノズルで流路23のインクが気体圧力室22へ流入しな
いようにノズル4より開口部が小さく形成されている。
【0009】さて、本装置に於ける液滴形成過程を説明
すると以下のとおりである。ここで、駆動パルスは従来
例で示した図3と同じとする。まず、電気−機械変換素
子28に電気パルスが加わらないときの図3に示すt1
の間は、図1(b)に示すようにインクタンク26,気
体ノズル29とノズル24の負圧及びノズル24内のイ
ンクの表面張力のつりあいにより噴射ヘッド21は平衡
状態にある。次に、図3に示すt2に於いて電気パルス
が電気−機械変換素子28に加わると振動板27は内側
に変形し、気体圧力室22の容積を急激に減少させる。
このため内部気体の圧力は高まり図1(c)に示すよう
に気体は気体圧力室22から流路23へ広がり最終的に
はノズル4よりインクが押し出されインク滴31が噴射
され記録紙等に印字される。このときインクは気体によ
って押し出されるため切れが良く噴射タイミングも駆動
パルスに同期する。また、図3に示すt3に於いてはパ
ルスが切れ、振動板27はもとに復元するので、気体圧
力室22内は負圧になり気体は外部から気体圧力室22
へ、インクはインク供給管25より流路23へ供給さ
れ、平衡状態へ戻る。ここでインク供給管25と流路2
3のつながる位置は気体の供給を考慮しできるだけのノ
ズル24の近傍に配置すべきである。
【0010】なお、本実施例では気体圧力室22の加圧
変化を起こす手段として電気−機械変換素子28いわゆ
る圧電素子を例に上げているが、加圧変化を起こす他の
手段として気体圧力室22にヒータ有しヒータを加熱し
て気体の体積を増やし加圧する方法や図1(a)に示す
ように気体圧力室22に気体供給管32を接続し直接気
体を加え加圧する方法でもよい。この気体圧力室22に
直接気体を加える具体的な構成としては、例えば公知の
ポンプ等を使用したりすることができる。以上の説明に
於いて噴射ヘッド21自体の構成は実施例に限定される
ものでなく、ヘッドをマルチノズル噴射ヘッドとしたも
のにも応用できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、気体圧力
室に気体を有しているため加圧力発生手段と液体とが直
接接触せず、加圧力発生手段の材質及び液体の特定を行
わなくてよいので設計の自由度が増しまた、気体で液体
を外部へ押し出す事により液体の噴射の切れが向上し、
飛翔する液滴の大きさをほぼ一定にできるためサテライ
トを防止でき、かつ噴射タイミングは気体により液体に
圧力をかける時に同期するため印字装置に用いた場合は
安定した印字位置を確保でき印刷品質の良い記録を行う
事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における液体噴射装置の構
成、液滴形成過程、および他の実施例を示す図
【図2】従来の液体噴射装置の断面図
【図3】従来の液体噴射装置の電気−機械変換素子に印
加する駆動パルスのタイミング図
【図4】従来の液体噴射装置の液滴形成過程を示す図
【符号の説明】
21 噴射ヘッド 22 気体圧力室 23 流路 24 ノズル 25 インク供給管 26 インクタンク 27 振動板 28 電気−機械変換素子 29 気体ノズル 31 インク滴 32 気体供給管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を噴射するノズルと、前記ノズルに連
    通した液路とを備え、前記液路に気体を送り込み、この
    気体の圧力で前記ノズルより液体を噴射させることを特
    徴とする液体噴射方法。
  2. 【請求項2】気体圧力室と、この気体圧力室に連通した
    液路と、この液路に連通したノズルと、前記気体圧力室
    に対応して設けられた加圧力発生手段とを備えたことを
    特徴とする液体噴射装置。
  3. 【請求項3】前記加圧力発生手段が電気−機械変換素子
    であることを特徴とする請求項2記載の液体噴射装置。
  4. 【請求項4】前記加圧力発生手段がヒータであることを
    特徴とする請求項2記載の液体噴射装置。
  5. 【請求項5】前記加圧力発生手段が前記気体圧力室に気
    体を供給する手段であることを特徴とする請求項2記載
    の液体噴射装置。
JP5602395A 1995-03-15 1995-03-15 液体噴射装置および液体噴射方法 Pending JPH08252913A (ja)

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