JPH08252019A - コンバインの浮き藁検出装置 - Google Patents

コンバインの浮き藁検出装置

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JPH08252019A
JPH08252019A JP5684895A JP5684895A JPH08252019A JP H08252019 A JPH08252019 A JP H08252019A JP 5684895 A JP5684895 A JP 5684895A JP 5684895 A JP5684895 A JP 5684895A JP H08252019 A JPH08252019 A JP H08252019A
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culm
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grain culm
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Teruo Minami
照男 南
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 穀稈搬送装置9に、穂先側の第1センサS1
と株元側の第2センサS2 を備え、両センサS1,S2 の
間に搬送穀稈の穂先が位置するように、穀稈搬送装置9
を揺動昇降する扱深さ調節制御手段を備えたコンバイ
ン。搬送穀稈の長さが扱深さ調節範囲外の設定以上の長
稈であるか否かを検出する第3センサS3 をフィードチ
ェーン8の始端部に設け、第1及び第2センサS1,S2
が共に存在検出し、かつ、第3センサS3 が非存在検出
するとブザーが鳴るように扱深さ調節制御手段が機能す
る。 【効果】 扱ぎ深さ調節範囲外の長稈でも作動する誤検
出や不要な警報作動が無くなり、真に浮き藁である場合
でのみ警報装置が作動する信頼性に優れる浮き藁検出装
置を提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱ぎ深さ調節制御を行
うコンバインに係り、詳しくは、扱ぎ深さ調節に悪影響
を及ぼすおそれの強い浮き藁を正確に検出できるように
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンバインは、実開平1‐68
738号公報に示されたもの等が知られている。つま
り、刈取穀稈の扱室に向けての搬送経路途中に、穂先部
分に接触して作動する2個のスイッチ型センサを設け、
株元側のセンサが検出作動し、かつ、穂先側のセンサは
検出作動しない状態に搬送装置を位置制御することで、
極力穂先部分のみを扱室に投入できるようにするもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、2個のセン
サが共に検出作動すると深扱ぎになるから、制御装置が
浅扱ぎ方向に搬送装置を移動させるのであるが、倒伏穀
稈等の刈取りに伴って搬送茎稈の穂先側に発生する団子
状の浮き藁があると、その浮き藁によって2個のセンサ
が作動してしまうことがある。そのための余計な制御作
動を防止するために、前記2個のセンサの上方に浮き藁
センサ(前記公報の図面第2図における符号S3 )を設
けてあり、この浮き藁センサが作動する場合には制御作
動しないように構成されていた。しかしながら、長さの
相当長い穀稈の刈取りでは、3個のセンサが全て作動し
てしまうことがあり、その場合でも浮き藁と見なして制
御作動されないのは都合が悪い。つまり、浮き藁である
か長稈であるかを自動的に判断できないものでもあっ
た。本発明の目的は、扱ぎ深さ調節制御を行うコンバイ
ンにおいてより良好な制御作動を行うべく、搬送されて
くる穀稈が浮き藁であるか長稈であるかを装置として検
出できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、脱穀装置への穀稈搬送経路に、穀稈の有無を
検出する穂先側の第1センサと株元側の第2センサを備
え、これら両センサの間に搬送穀稈の穂先が位置するよ
うに、穀稈搬送装置の位置を移動操作する扱深さ調節制
御手段を備えたコンバインの浮き藁検出装置において、
搬送穀稈の長さが扱深さ調節範囲外となる設定値以上で
あるか否かを検出する稈長検出手段を設け、第1及び第
2センサが共に存在検出し、かつ、稈長検出手段が非存
在検出することによって作動する警報装置を備えてある
ことを特徴とするものである。そして、稈長検出手段を
フィードチェーンの始端部に配置してあると好都合であ
る。
【0005】
【作用】扱深さ調節範囲外の相当長い長稈が搬送される
と、第1,第2センサ、及び稈長検出手段の全部が検出
作動することになるが、この場合は扱ぎ深さ制御を実行
して良い状況である。これに対し、浮き藁が搬送されて
第1,第2センサが検出作動したとしても、稈長検出手
段は検出作動しない。従って、請求項1の構成によれ
ば、第1,第2センサが検出作動し、かつ、稈長検出手
段が検出作動しない場合には警報装置が作動するから、
それによって浮き藁が搬送されていることを知ることが
できる。つまり、浮き藁によって扱ぎ深さ調節制御が作
動される不都合を未然に防止するとかの対策を取ること
ができるようになる。
【0006】例えば、第1,第2センサが共に検出作動
すると警報ブザーが作動するものであると、長稈であっ
ても浮き藁であっても警報ブザーが鳴って騒音になると
ともに、長稈か浮き藁かの判断ができないものである
が、請求項1の構成では、長稈か浮き藁かの判断を自動
的に行えるとともに警報装置が不要に作動しないように
できる。
【0007】請求項2の構成によれば、稈長検出手段を
フィードチェーンの始端部に配置してあるので、穀稈搬
送装置を移動操作しても稈長検出状態が変化しない。従
って、扱ぎ深さ調節制御の作動に拘らずに正確な稈長検
出が行えるようになる。
【0008】
【発明の効果】その結果、請求項1に記載の浮き藁検出
装置では、長稈でも作動する誤検出や不要な警報作動が
無くなり、真に浮き藁である場合でのみ警報装置が作動
する信頼性に優れるものにできた。請求項2に記載の浮
き藁検出装置では、穀稈搬送装置の位置制御に拘らずに
正確な稈長検出が行え、上記効果を一層確実に得られる
利点がある。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1、図2にコンバインが示され、1はクロー
ラ走行装置、2は脱穀装置、3は運転部、4は刈取部、
8はフィードチェーンである。刈取部4は、引起し装置
5、刈取装置6、掻込み回転体7、穀稈搬送装置9等を
備えて構成されており、昇降シリンダ10によって駆動
昇降可能である。このコンバインでは、刈取穀稈の稈長
長さに応じた適正な扱ぎ処理が行えるように、扱ぎ深さ
調節制御が行えるようにしてある。
【0010】すなわち、株元挟持搬送機構9aと穂先係
止搬送機構9bとで成る穀稈搬送装置9をその後部支点
Pで枢支し、ギヤードモータMによって駆動揺動昇降可
能に構成するとともに、逆U字パイプ11に、穂先側の
第1センサS1 と株元側の第2センサS2 を取付け、こ
れら両センサS1,S2 の間に搬送穀稈の穂先が位置する
ようにギヤードモータMを駆動する扱深さ調節制御手段
である制御装置Aを備えてある。尚、両センサS1,S2
は、共に穂先部位との接触片を持つ公知の接触スイッチ
式に構成されている。
【0011】つまり、図3に示すように、第1センサS
1 が穂先を非存在検出し、かつ、第2センサS2 が穂先
を存在検出する状態が正常な扱ぎ深さであり、フィード
チェーン8で株元を挟持した状態で穂先部分だけが脱穀
装置2の扱室2aに投入されるのである。そこで、両セ
ンサS1,S2 が共に存在検出すると深扱ぎになるから穀
稈搬送装置9を上昇揺動させ、又、両センサS1,S2 が
共に非存在検出すると浅扱ぎになるから穀稈搬送装置9
を下降揺動させ、いずれの場合でも正常な扱ぎ深さが現
出されるように制御装置Aが機能する。
【0012】図1〜図3に示すように、搬送穀稈の長さ
が扱深さ調節範囲外の設定以上であるか否かを検出する
稈長検出手段である第3センサS3 を、フィードチェー
ン8の始端部に配置してある。すなわち、上下軸心Zで
揺動自在な略く字形状の接触片12とスイッチ本体13
とで第3センサS3 が構成され、最も浅扱ぎ状態(穀稈
搬送装置9を上限まで上昇揺動した状態)における第1
センサS1 に対応する位置(又は僅かに機体右側に寄っ
た位置)に接触片12を配置してある。接触片12は、
浮き藁との接触では揺動せず、フィードチェーン8で挟
持搬送される穀稈の穂先部位が接当すると揺動変位して
スイッチ本体13を作動させるよう、バネ等で軽く突出
側に復帰付勢させておくのが望ましい。そして、これら
3個のセンサS1,S2,S3 の検出情報から穀稈搬送装置
9で搬送されている浮き藁を自動的に検出して知らせる
浮き藁検出装置Wが構成されている。
【0013】詳述すると、扱深さ調節範囲外に長い長稈
が搬送されると、第1及び第2センサS1,S2 が共に存
在検出し、かつ、第3センサS3 も存在検出するから、
この場合は制御装置Aは穀稈搬送装置9を上昇揺動させ
て浅扱ぎ方向に制御する。第1及び第2センサS1,S2
が共に存在検出しているのに第3センサS3 が非存在検
出するのは浮き藁が搬送されていることであり、この場
合にはギヤードモータMを駆動せず、ブザー14を作動
させてその旨を知らせるのである。
【0014】又、第1及び第2センサS1,S2 が共に非
存在検出しているのは、搬送穀稈が短稈であるから、こ
の場合は穀稈搬送装置9を下降揺動させて深扱ぎ方向に
制御する。そして、株元側の第2センサS2 が非存在検
出し、かつ、第1センサS1が存在検出しているのは、
これも浮き藁の仕業であるから、この場合もギヤードモ
ータMを駆動せず、ブザー14を作動させてその旨を知
らせるのである。尚、以上の制御を行う場合には、第1
及び第2センサS1,S2 の配置地点から第3センサS3
配置地点までの距離を考慮して、第1センサS1 又は第
2センサS2 の検出作動から若干の時間遅れ(約5秒)
を取った後にギヤードモータMが駆動されるようにして
ある。又、以上、一連の判断手順は、図4のフローチャ
ートを参照されたい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の側面図
【図2】コンバイン前部の平面図
【図3】制御ブロック図
【図4】浮き藁検出装置の作動手順を示すフローチャー
【符号の説明】
2 脱穀装置 8 フィードチェーン 9 穀稈搬送装置 14 警報装置 A 扱深さ調節制御手段 S1 第1センサ S2 第2センサ S3 稈長検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置(2)への穀稈搬送経路に、穀
    稈の有無を検出する穂先側の第1センサ(S1 )と株元
    側の第2センサ(S2 )を備え、これら両センサ(S1
    ),(S2 )の間に搬送穀稈の穂先が位置するよう
    に、穀稈搬送装置(9)の位置を移動操作する扱深さ調
    節制御手段(A)を備えたコンバインの浮き藁検出装置
    であって、 搬送穀稈の長さが扱深さ調節範囲外となる設定値以上で
    あるか否かを検出する稈長検出手段(S3 )を設け、前
    記第1及び第2センサ(S1 ),(S2 )が共に存在検
    出し、かつ、前記稈長検出手段(S3 )が非存在検出す
    ることによって作動する警報装置(14)を備えてある
    コンバインの浮き藁検出装置。
  2. 【請求項2】 前記稈長検出手段(S3 )をフィードチ
    ェーン(8)の始端部に配置してある請求項1に記載の
    コンバインの浮き藁検出装置。
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