JPH08251672A

JPH08251672A - リモコンサーチャー

Info

Publication number: JPH08251672A
Application number: JP5545195A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Yamakawa; 正弘山川; Nobuhiko Matsui; 宣彦松井; Yoshimi Umezawa; 吉見梅沢
Original assignee: Wako KK
Current assignee: Wako KK
Priority date: 1995-03-15
Filing date: 1995-03-15
Publication date: 1996-09-27

Abstract

(57)【要約】【目的】書類や机の引き出しなどに隠れているリモコ
ンを、容易に探し出すこと。【構成】サーチャー（２）から音声信号（Ａ）を搬送
波（Ｂ）にのせて発信し、リモコンに設けたポジショナ
ー（１０）で受信し、復調して音や光で所在を報知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、リモコンサーチャーに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の家庭用電化製品、例えば、テレ
ビ、クーラー、照明装置、ビデオデッキ、ＣＤラジカセ
や浴室の湯沸し、さらには、ガレージシャッター等まで
赤外線を利用したリモートコントローラ（以後リモコン
と言う）が使用されている。そしてこれらの家庭電化製
品は、本体の主電源の入、切を、リモコンだけに頼って
いることが多い。またこれらのリモコンは、比較的小さ
いので書類や小物類に隠れたり、時には机の引き出しに
紛れ込んだりすることもあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の、リモコンだけ
が主電源の入、切をする製品では、例えば「切」の状態
のままでリモコンを紛失すると、主電源を、「入」の状
態にすることが困難であった。例えば、テレビの場合は
画像が写し出されないことや、クーラーの場合には温度
調節ができなかった。また、リモコンは、小さく持ち運
びが便利なだけに紛失しやすく、探し出しにくかった。

【０００４】本発明は、書類の机や引き出しなどに隠れ
ているリモコンを、容易に探し出すリモコンサーチャー
を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、サーチ
ャーケース内に音声信号をのせた搬送波を発信する発信
装置を設けたサーチャーと、リモコンに設けられたポジ
ショナーケース内に前記搬送波を受信し前記音声信号を
復調・発信する受発信装置におよび所在を知らせる報知
装置を内蔵したポジショナーとで構成している。

【０００６】また、報知装置を、メロディ音を発信する
スピーカで構成している。

【０００７】また、報知装置を、メロディ音を発信する
スピーカと、光を発信する発光回路及び発光灯とで構成
している。

【０００８】

【作用】上記のように構成されたリモコンサーチャーに
おいては、音声信号を搬送波に乗せて発信するサーチャ
ーと、その搬送波を受信し、復調・発信するポジショナ
ーとで一対となって機能する。即ち、テレビ受像器等の
近くに置いたサーチャーからの発信を、リモコンに設け
られたポシショナーが受信して、メロディ音や光で所在
を報知する。

【０００９】

【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。

【００１０】図１において、本発明のリモコンサーチャ
ー１は、信号を発信するサーチャー２と、その信号を受
信して自己の所在を報知させるポジショナー１０とで構
成されている。

【００１１】そのサーチャー２は、音声回路６、搬送回
路７、変調・発信回路８からなる発信装置５と、電源で
ある例えばバッテリ９とが内蔵されたサーチャーケース
３と、そのサーチャーケース３の外部に設けられたサー
チャースイッチ４とで構成されている。ここで音声回路
６は、メロディー音を音声信号Ａとして変調・発信回路
８に送るようになっている。また、搬送波回路７は電波
法の範囲内で免許資格と審請が不要な、例えば４２２、
２ＭＨｚを発信し、搬送波Ｂとして変調・発信回路８に
送るようになっている。また、変調・発信回路８は、音
声信号Ａを振幅変調して、これも電波法の範囲内で、例
えば１０ｍＷで電波Ｃを発信するようになっている。な
お、この場合、音声信号Ａはメロディー音でも、音声で
も、その他の信号音でも良い。また、搬送波Ｂは４２
２、２ＭＨｚにしたが、搬送波として使える低周波から
高周波まですべての周波数が選択可能である。また、変
調は、周波数変調でもパルス変調でも良い。また、出力
は１０ｍＷにしたが周囲環境および使用条件で決めて良
い。なおまた、サーチャー２は、テレビＴＶの上に設置
したが、判別容易な定位置ならどこでもよい。

【００１２】一方、ポジショナー１０は、同調回路１
４、復調回路１５、増幅回路１６からなる受発信装置１
３と、報知装置即ちスピーカー１８と、バッテリ１９と
が内蔵されたポジショナーケース１１と、そのポジショ
ナーケース１１に接続されたアンテナ１２とで構成され
ている。ここで、前記スピーカー１８の出力は、例え
ば、５０ｍＷである。また、それぞれの回路１４、１
５、１６は、サーチャー２の発信する音声信号Ａを復調
して、この場合は、メロディー音をポジショナー１０か
ら発信信号Ｄとして発信するようになっている。なお、
スピーカー１８の出力は、５０ｍＷにしたが周囲環境お
よび使用条件で決めて良い。また、図示しない音量調節
器でも調節できるようになっている。そしてポジショナ
ー１０は、リモコンＲに図示しない締結バンドでとめら
れている。

【００１３】次に作用を説明する。

【００１４】まず、テレビＴＶ上のサーチャー２にある
サーチャースイッチ４を入れる。直ちにバッテリ９を電
源として音声回路６と搬送波回路７が作動を開始する。
そして、音声回路６はメロディ音を音声信号Ａとして、
搬送波回路７は４２２、２ＭＨｚを搬送波Ｂとして、そ
れぞれ変調・発信回路８に入力する。次に変調・発信回
路８は、前記入力を振幅変調して、音をのせた搬送波Ｃ
を発信する。

【００１５】一方、リモコンＲに、締結バンドでとめら
れたポジショナー１０は、バッテリ１９で常時作動して
いる。従って、音をのせた搬送波Ｃをアンテナ１２で受
信すると、同調回路１４を経由して復調回路１５で音声
信号Ａのメロディ音を復調する。そして、メロディ音
は、増幅回路１６を通ってスピーカ１８により外部に発
信信号Ｄとして発信報知する。このメロディ音の大きさ
は、図示のない音量調節器で環境条件に応じて決める。

【００１６】なお、以上の例では、テレビ受像器ＴＶの
上にサーチャー２を置き、ポジショナー１０を締結バン
ドで、リモコンＲに締結したが、それぞれをテレビ受像
器ＴＶおよびリモコンＲに組み込んで良い。また、テレ
ビを例にしたが、クーラー、ガレージシャッター、照明
灯、浴室の湯沸し、ＣＤラジカセ、ビデオデッキ、ステ
レオコンポ等にも使用できる。

【００１７】図２は、本発明の別の実施例を示し、リモ
コンサーチャー１ａのポジショナー２０以外は図１と同
様に構成した例である。即ち、ポジショナー２０は、同
調回路２４、復調回路２５、増幅回路２６からなる受発
信装置２３と、スピーカ２８と、発光回路３０と、発光
灯３１とからなる報知装置２７と、電源のバッテリ２９
が内蔵されたポジショナーケース２１と、ポジショナー
ケース２１に接続されたアンテナ２２とで構成されてい
る。これらの回路２４、２５、２６は、サーチャー２の
発信する音声信号Ａを復調してメロディ音を発信信号Ｅ
として発信することと、音をのせた搬送波Ｃを受信して
閃光Ｆを発光するようになっている。なお、スピーカ２
８の出力は例えば５０ｍＷ、発光灯３１は例えば１Ｗで
あるが、周囲環境および使用条件で決めて良い。また、
図示しない音量調節器、発光調節器でも調節できるよう
になっている。そして、ポジショナー２０は、リモコン
Ｒに図示のない締結バンドでとめられている。

【００１８】この実施例においてポジショナー２０は、
バッテリ２９で常時作動している。従って音声をのせた
搬送波Ｃをアンテナ２２で受信すると、同調回路２４を
経由して復調回路２５で音声信号Ａのメロディ音を復調
する。そしてメロディ音は、増幅回路２６を通ってスピ
ーカ２８により外部に発信信号Ｅとして発信報知され
る。このメロディ音の大きさは、図示しない音量調節器
で環境条件に応じて決める。一方、増幅回路２６を通っ
た信号をトリガーとして発光回路３０に信号を送り、発
光灯３１から閃光Ｆを発光報知させる。この閃光Ｆの強
さも発光調節器で環境条件に応じて決める。

【００１９】

【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、次のような効果を奏する。（１）書類等に隠れて紛失しやすいリモコンが、音声
発信による所在報知で簡単に探し出すことができる。特
に、目の不自由な人には便利である。（２）発光による所在報知では、特に、耳の不自由な
人には便利である。（３）テレビ、クーラー、ガレージシャッター、照明
灯、浴室の湯沸し、ＣＤラジカセ、ビデオデッキ、ステ
レオコンポ、その他で、リモコンが使われている日常品
では、リモコンの紛失による電源の入、切不可の決定的
な不自由さだけでなく、探し出す面倒さも解消する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成の一実施例を示すブロック図。

【図２】本発明の別実施例を示すブロック図。

【符号の説明】

Ａ・・・音声信号Ｂ・・・搬送波Ｃ・・・音をのせた搬送波Ｄ、Ｅ・・・発信信号Ｆ・・・閃光Ｒ・・・リモコンＴＶ・・・テレビ受像器１・・・リモコンサーチャー２・・・サーチャー３・・・サーチャーケース４・・・サーチャースイッチ５・・・発信装置６・・・音声回路７・・・搬送波回路８・・・変調・発信回路９・・・バッテリ１０、２０・・・ポジショナー１１、２１・・・ポジショナーケース１２、２２・・・アンテナ１３、２３・・・受発信装置１４、２４・・・同調回路１５、２５・・・復調回路１６、２６・・・増幅回路１８、２８・・・スピーカ１９、２９・・・バッテリ２７・・・報知装置３０・・・発光回路３１・・・発光灯

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者梅沢吉見東京都江戸川区松江１丁目14番11号株式会社和工内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】サーチャーケース内に音声信号をのせた
搬送波を発信する発信装置を設けたサーチャーと、リモ
コンに設けられたポジショナーケース内に前記搬送波を
受信し前記音声信号を復調・発信する受発信装置におよ
び所在を知らせる報知装置を内蔵したポジショナーとで
構成したことを特徴とするリモコンサーチャー。
【請求項２】報知装置を、メロディ音を発信するスピ
ーカで構成したことを特徴とする請求項１記載のリモコ
ンサーチャー。
【請求項３】報知装置を、メロディ音を発信するスピ
ーカと、光を発信する発光回路及び発光灯とで構成した
ことを特徴とする請求項１記載のリモコンサーチャー。