JPH08251125A - Fm多重情報高速描画装置 - Google Patents

Fm多重情報高速描画装置

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JPH08251125A
JPH08251125A JP7051088A JP5108895A JPH08251125A JP H08251125 A JPH08251125 A JP H08251125A JP 7051088 A JP7051088 A JP 7051088A JP 5108895 A JP5108895 A JP 5108895A JP H08251125 A JPH08251125 A JP H08251125A
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JP7051088A
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Toshio Tanaka
寿夫 田中
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FM多重放送受信装置に関し、特に交通事故
や渋滞等の交通情報を高速に表示する車載用のFM多重
情報高速描画装置を提供する。 【構成】 FM多重信号受信手段12は、FM多重信号
を受信する。受信データ記憶手段15は、受信されたF
M多重信号のデータ情報を一時記憶する。画面データ記
憶手段16は、受信データ記憶手段に記憶されたデータ
情報から生成した所定数の簡易図形情報の画面データを
記憶する。簡易図形表示制御手段13は、表示要求がな
されているデータ情報と所定の条件を満たすデータ情報
とを優先的に画面データ記憶手段に記憶する画面データ
管理部14を有し、表示要求された画面データが画面デ
ータ記憶手段に存在する時にはその画面データに切り換
えて図形表示制御を行う。表示手段17は、表示制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM多重放送受信装置に
関し、特に交通事故や渋滞等の交通情報をFM多重放送
局からリアルタイムに受信して高速に表示する車載用の
FM多重情報高速描画装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のGPS (Global Positioning Sys
tem)等を用いたカーナビゲーションシステムは、経路誘
導のための位置情報を提供する。しかしながら、より効
率的な経路決定を行うためには、前記位置情報に加えて
時々刻々変化する交通事故や渋滞等の交通情報が必要と
なる。VICS (Vehicle Information and Communicat
ion System) は、上記要請に応えるべく、ドライバに必
要な道路交通情報や駐車場情報等を何時でも、何処で
も、ほしい形で提供し、それによって道路ネットワーク
の効率的な活用を図ることを目的としたシステムであ
る。それを実現するために新しい情報提供メディアとし
て、FM多重放送、電波ビーコン、そして光ビーコン等
が適宣使用される。
【0003】図19は、VICSのシステム構成例を図
式的に示したものである。図19において、VICSセ
ンター1は、例えば日本交通情報センター等からリアル
タイムに入手した道路交通情報(旅行時間、渋滞、事故
情報等)やその他の関連情報(駐車場満空状況等)を、
各情報提供メディアのセンター、すなわちFM多重セン
ター2,電波ビーコンセンター3及び光ビーコンセンタ
ー4へ送信する。
【0004】前記各センターでは、入手した情報を各メ
ディア用に編集・加工し、それらを各々の送信媒体、す
なわちFM放送局5、電波ビーコン6又は光ビーコン7
へ送信する。車両8は、前記各送信媒体から発せられる
交通情報をそれぞれ対応する車載搭載の受信機で受信す
る。なお、FM放送局5は、半径が数十Kmの広域ゾー
ンをそのサービスエリアとしており、また電波ビーコン
6そして光ビーコン7は、それぞれ数十メートル、数メ
ートルの間欠極小ゾーンをサービスエリアとしている。
【0005】FM多重放送はNHKや民放等の各FM放
送局に割り当てられた電波帯域の未使用部分を利用して
上記交通情報に関する文字データや図形データを空間多
重して放送するものであり、車両8に搭載されたFM多
重放送受信機は、FM多重放送局からの受信信号を従来
のFM音声信号と文字・図形等のデータ信号とに分離
し、前記データ信号から得られる情報を所定のディスプ
レイ装置に表示する。
【0006】FM多重放送によって送られる道路交通情
報には、いわゆる簡易図形情報が使われる。簡易図形情
報は、区分地図や道路を模式化した固定的な下絵データ
部及び渋滞区間や事故発生場所等を示す可変的な上書き
データ部から成り、前者の下絵図形に後者の上書きデー
タを重畳することによって1つの情報表示が成される。
固定的な下絵データ部であるマクロ画面、及び可変的な
上書きデータ部であるレベル2描画データは、一定時間
周期でFM放送局5から送信される。ここでレベル2は
図形情報であること意味する。なお、レベル1は文字情
報、そしてレベル3はリンク情報を意味する。
【0007】車両8は、FM多重放送受信機によって前
記データを受信すると、その描画装置内のデータRAM
(DRAM)に一旦格納する。そして、ドライバからあ
る画面の表示要求がなされた時に、対応する受信データ
をDRAM(DRAM)から取り出して画面データに変
換し、それを1画面分の画像用RAM(VRAM)に書
き込む。表示装置は前記VRAMの内容をディズプレイ
に表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来は表示用の1画面分のVRAMしか有して
おらず、表示画面に直接描画していたことから、描画の
完成まで情報の確認ができないという問題があった。ま
た、上記FM放送局5から送信される各画面のデータ量
には、データ量の大きいもの(一般道区分地図データ
等)、中程度のもの(首都高速地図データ等)、そして
少ないもの(メニューデータ等)が混在し、さらにはそ
のデータに含まれる各種コマンドの処理時間等も関与し
て、画面によってはその表示までの遅延が大であった
り、また各画面間の表示時間に大きなバラツキが存在す
る等の問題があった。こうした表示時間の遅れやバラツ
キ等は、運転中のドライバに対して不快なドライブ環境
を提供し、しいては安全運転に支障を来すという重大な
問題があった。
【0009】そこで本発明の目的は、上記種々の問題点
に鑑み、表示画面の種類に捕らわれず、それらの表示が
高速で且つ表示時間のバラツキが少ない高速描画装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、図1の
本発明の基本構成に示すように、FM多重放送を受信し
て簡易図形情報を高速に描画するFM多重情報高速描画
装置は:FM多重放送局からのFM多重信号を受信する
ためのFM多重信号受信手段12;前記FM多重信号受
信手段12で受信されたFM多重信号のデータ情報を一
時記憶する受信データ記憶手段15;前記受信データ記
憶手段15に記憶されたデータ情報から生成した所定数
の簡易図形情報の画面データを記憶する画面データ記憶
手段16; 前記受信データ記憶手段15から表示要求
がなされているデータ情報と所定の条件を満たすデータ
情報とを優先的に前記画面データ記憶手段16における
所定数の画面分だけ選択し、それらを各画面データに変
換して前記画面データ記憶手段16に記憶する画面デー
タ管理部14を有し、表示要求された画面データが前記
画面データ記憶手段16に存在する時にはその画面デー
タに切り換えることで図形表示制御を行う簡易図形表示
制御手段13;そして前記画面データ記憶手段16にお
ける1つの画面データを前記簡易図形表示制御手段13
からの表示制御に従って表示する表示手段17から構成
するFM多重情報高速描画装置を提供することにある。
【0011】本発明によれば、前記画面データ管理部1
4は、所定の条件を満たす情報として画面データへの変
換処理時間が長いデータ情報を優先的に選択し、それら
を各画面データに変換して前記画面データ記憶手段16
に記憶する。そして、前記画面データ管理部14は、デ
ータ量管理テーブルを有し、前記変換処理時間の判断基
準として前記データ量管理テーブルにおける各画面当た
りのデータ量を用い、データ量の多い情報を優先的に選
択する。また、前記画面データ管理部14は、ジオメト
リックコマンド管理テーブルを有し、前記変換処理時間
の判断基準として所定のジオメトリックコマンドの1画
面当たりの使用量を用い、前記ジオメトリックコマンド
の使用量の多いデータ情報を優先的に選択する。前記所
定のジオメトリックコマンドは、円、円錐、楕円又は縦
線を描くためのコマンドから成る。
【0012】前記画面データ管理部14は、さらにユー
ザによって指定された表示画面の履歴情報記録テーブル
を有し、前記所定の条件を満たすデータ情報として前記
表示画面の履歴情報を用い、履歴の多い表示画面のデー
タ情報を優先的に選択し、それらを各画面データに変換
して前記画面データ記憶手段16に記憶する。前記画面
データ管理部14は、さらにまた画面関連テーブルを有
し、前記所定の条件を満たすデータ情報として前記画面
関連テーブルの画面関連情報を用い、現に表示中の画面
と表示内容が関連する一連の表示画面のデータ情報を優
先的に選択し、それらを各画面データに変換して前記画
面データ記憶手段16に記憶する。
【0013】
【作用】本発明によれば、画面データ管理部14によっ
て、所定の条件を満たすデータ情報が、複数画面データ
を記録できる画面データ記憶手段16に記憶される。前
記所定の条件として、受信データから画面データへの変
換時間を考慮したパラメータ、例えば1画面当たりのデ
ータ量、円、楕円等の描画処理に時間のかかるジオメト
リックコマンドの使用量等、が用いられ、各パラメータ
に応じた管理テーブルを使って、特に描画に時間のかか
る画面データが優先的に画面データ記憶手段16に記憶
される。また、前記所定の条件の別のパラメータとし
て、画面の表示要求頻度や、現在の表示画面に対する関
連性等が用いられる。
【0014】そして、表示要求画面が前記画面データ記
憶手段16に存在する場合には、簡易図形表示制御手段
13による画面データの切り換えや表示メモリーへのコ
ピー等の簡単な操作によって直ちに要求画面が表示され
る。このため、画面表示要求から実際に画面が表示され
るまでの平均遅延時間は大幅に短縮され、且つその遅延
時間の間のバラツキも平準化される。
【0015】
【実施例】図2は、本発明による車載用のFM多重放送
受信装置の一実施例を示す装置ブロック図である。図2
と図1との対応関係でいえば、図2のTV受信部21の
表示器(4インチLCD)が図1の表示手段17に、図
2のシステムコントローラ27のCPUボードが図1の
画面データ管理部14を含む簡易図形表示制御手段1
3、そしてシステムコントローラ27のメモリボードが
図1の受信データ記憶手段15及び画面データ記憶手段
16にそれぞれ対応する。また、図2のFM多重放送受
信部26が図1のFM多重信号受信手段12に対応す
る。
【0016】図2において、FM多重放送受信部26
は、FM多重放送局からの電波を受信する。AM/FM
ラジオ部は、従来通りFM放送を受信し、そして次段の
FM多重デコーダ部でその受信信号からデータ情報を分
離して復号化する。その復号化されたデータは、システ
ムコントローラ27の内部メモリに格納され、システム
コントローラ27によるデータ加工・表示処理後にTV
受信部21の4インチLCD表示器に送られ、例えばあ
る交通情報画面として表示される。なお、図2には受信
装置の一般的な構成例として、VICS用の電波・光ビ
ーコンユニット23〜25や一般テレビ放送を受信する
ためのTV受信器等が示されている。
【0017】また、前記システムコントローラ27に
は、操作リモコン29と音声ユニット30〜34が接続
されている。前者はキーパッドを操作することにより、
また後者は音声認識/合成技術を使った音声操作によ
り、システムコントローラ27に対して各種指示や受信
番組の選択等の指示を与えるものである。
【0018】図3は、図2のシステムコントローラ27
の内部構成を本発明との関連において図式化したもので
ある。図3において、システムコントローラ27内部の
CPUボードは、画面データの管理を行うCPU回路1
8として描かれている。また、システムコントローラ2
7内部のメモリボードは、受信データを記憶するデータ
メモリ(DRAM)15、画面データを記憶する画像用
メモリ(VRAM)16、及び上述した各々の所定の条
件に応じて管理されるテーブルメモリ19−1〜19−
4として描かれている。なお、図1との対応関係を明ら
かにするために同様なものには同一の符号が付してあ
る。
【0019】FM多重放送受信部26からシステムコン
トローラ27のCPU回路18に対して、所定のフォー
マット信号20を用いて受信データの内容と受信データ
長が与えられる。受信データの内容は、キャラクタやベ
クトルデータのまま画面対応にDRAM15に格納され
る。CPU回路18は、また前記通知内容に基づいてD
RAM15内の画面情報を各テーブル情報として管理す
る。すなわち、データ量管理テーブル19−1の場合に
は各画面のデータ量が管理され、ジオメトリックコマン
ド管理テーブルでは各画面毎の円や楕円等の特定コマン
ドの使用量が管理され、履歴情報記録テーブル19−3
では各画面の表示頻度が管理され、そして画面関連テー
ブル19−4では各受信画面又は現に表示されている画
面と関連性を有する一連の画面が管理される。
【0020】CPU回路18は、前記1つ若しくは複数
の管理テーブルを用いて描画時間が最小となるであろう
1組の画面、すなわちVRAM16の画面数−1(1は
現在現表示に使用中の画面)個の画面を各管理条件に応
じた比較閾値等を使って選択し、それらをキャラクタ・
ベクトルデータからイメージデータに加工・変換してV
RAM16に格納する。VRAM16に格納された画面
データの1つはTV受信部21の4インチLCD表示器
に表示される。もし、表示要求された画面が前記VRA
M16内の1組の画面中に存在する場合には、CPU回
路18は表示中の画面メモリ領域を表示要求された画面
メモリ領域にハード的に切り換えたり、また表示専用の
メモリ領域に表示要求された画面データをコピーする等
によって瞬時に表示画面を要求画面に切り換える。ここ
で、前記VRAM16に存在する要求画面は、表示要求
の都度DRAM15から加工・変換等の処理に長時間を
要するものを前記各テーブル19−1〜19−4を使っ
て選別したものであり、よって描画処理の高速化や描画
処理時間バラツキの平準化が達成される。
【0021】図4は、図3のCPU回路18と先に述べ
たFM多重放送受信部26との間の通信フォーマットの
一例を示したものである。図4の(a)は、FM多重放
送受信部26とCPU回路18との間の接続を示してお
り、図4の(b)はその間の伝送信号のフォーマットの
一例を示している。本例では、STX等の制御キャラク
タを用いたテキスト風のデータフォーマットが採用され
ており、SIコード部、データ部、そしてデータ長部が
受信データ内容を示す。
【0022】SIコード部の番号は、図4の(b)に示
すように各データ種別を示す。例えば、SI=4は受信
データがレベル2データであり、またSI=5は受信デ
ータがマクロデータであることを示す。データ部には、
実画面の内容を表すキャラクタ・ベクトルデータ等が納
められている。データ長部には、前記データ部に含まれ
るバイト数が示されている。CPU回路18は、主に前
記SIコード部及びデータ長部の情報を基に上述した各
テーブルを作成する。
【0023】図5は、前記VRAM16の画面構成の一
例を示したものである。図5では、画像用メモリ16と
して、1Mビット(1024ビット×1024ビット)
のVRAMを使い、1画面が256ビット×256ビッ
トから成る16個の画面を有する場合を示している。な
お、斜線が施してある画面1は、現在の表示内容を与え
る1画面分を示しており、従来のVRAMに相当する。
他の画面2〜16は、描画用の裏画面として上記各テー
ブルを使って選択された画面が格納され、それらは前記
画面1にコピーすることによってTV受信部21の4イ
ンチLCD表示器に表示される。
【0024】次に、上記実施例につき実測データを交え
て詳細に説明する。図6は、図3のデータ量管理テーブ
ル19−1の一例を示したものである。図6の(a)の
テーブルは、VRAM16の各画面1〜16に予め格納
されているマクロ画面データのマクロ番号とそのデータ
サイズとを示している。本テーブルを使用する場合に
は、描画時間の多くを占めるマクロ画面が瞬時に切り替
わり、その下絵の上に比較的短時間で描画可能なレベル
2描画データを上書きするため、従来と比して描画時間
が大幅に短縮される。
【0025】図6の(b)のテーブルは、VRAM16
の各画面1〜16に予め格納されているページ画面のペ
ージ番号とそのデータサイズを示している。この場合
は、前記マクロ画面にレベル2ページデータを重ね合わ
せた各ページ画面としてのデータ容量(サイズ)を計算
する必要がある。しかし、この例の場合、要求画面がV
RAM内に存在する時には単にページ画面の切り換えだ
けで要求画面の更新が達成されるため、図6の(a)の
場合よりさらに高速描画が可能となる。なお、CPU回
路18は、上記いずれの場合にも受信データの更新など
によりデータ量が変化したとき、またデータ整理のため
の周期的なデータ再検索等によってデータ容量の少なく
なった画面を新たな画面と入れ換える。
【0026】図7は、番組共通マクロデータグループデ
ータの受信例を示しており先の図6の(a)と関連して
いる。図10〜図13は、図7の各マクロ画面データの
描画時間表を示しており、図14〜図19は、図7の各
マクロ番号に対応する各画面を表示している。図7の右
端に各マクロ番号と図10〜19との対応関係を示して
いる。
【0027】図7に示す各マクロ画面のデータサイズと
その描画時間との関係から、データサイズと描画時間と
の間には明らかに比例関係があることが分かる。但し、
ファイル名M202122とM202123との関係で
は、データサイズに2倍程の差があるのに対し、両者の
描画時間に殆ど差がないことが分かる。これは、各々に
対応する図16及び図17から、図16に対して図17
では円等の幾何学図形の描画を指示するジオメトリック
コマンドが使用されており、この処理に多くの時間を要
するため、データ量の割に描画時間が長くなることによ
る。
【0028】そのため、図6では例示していないが、ジ
オメトリックコマンド管理テーブルを設けることが考え
られる。この場合、特に描画時間に影響するジオメトリ
ックコマンドとして、円や楕円等の曲線を描くコマン
ド、さらには上下ラインを縦断する縦線を描くためのコ
マンドを使用し、その1画面当たりの使用量を管理す
る。なお、前記ジオメトリックコマンド管理テーブル
は、単独使用してもよく、又は先に説明したデータ量管
理テーブルと併用して使用してもよい。
【0029】図8は、レベル2ページデータグループデ
ータの受信例を示し、図9はレベル2の番組構成表を示
している。これらは先に説明した図6の(b)と関連し
ている。図9に示すように、番組は0〜255まで用意
されており(番組番号)、各番組は4つのページに細分
される(階層3のページ)。各ページ画面はマクロ画面
上にページデータを描画することによって完成する。従
って、一般に図7のマクロデータよりサイズは小さく又
描画時間も短くなる。図6の(b)のサイズは、図7と
図8の各データ容量を加算したものである。
【0030】以上では、主に画面のデータ量に基づく描
画時間について考えてきた。しかしながら、視点を変え
てユーザの立場からみると、例えば使用頻度の高い画面
はデータ量の大小に係わらず即座に表示されるのが好ま
しい。また、一般に現に表示中の画面と関連性を有する
画面が次に要求される確率が高いと考えられ、例えば同
一マクロ画面を使用し、表示中以外の他のページの画面
等も即座に表示されるのが好ましい。これらも、上述し
たデータ量管理テーブル19−1、ジオメトリックコマ
ンド管理テーブル19−2と同様に、本発明の構成にお
いて履歴情報記録テーブル19−3や画面関連テーブル
19−4として管理することができる。そして、それら
を単独で、又は前記データ量管理テーブル19−1等と
併用することによって、より高速でより使い勝手のよい
描画装置を提供できる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、描
画に長時間を要する一般道広域(4.8秒)や比較的時
間のかかる一般道路(区分地図)の描画がそのデータ量
に係わらず即座に表示可能となる。また本発明によれ
ば、描画時間と関連するジオメトリックコマンドの使用
量や、ユーザの便に供する使用画面の履歴や表示画面と
関連する画面を管理することにより要求画面を即座に表
示可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFM多重情報高速描画装置の基本
構成を示したブロック図である。
【図2】本発明によるFM多重情報高速描画装置の一実
施例を示す装置ブロック図である。
【図3】図2のシステムコントローラの内部構成を本発
明との関連において図式化したブロック図である。
【図4】図3のCPU回路とFM多重放送受信部との間
の通信フォーマットの一例を示した図である。
【図5】図3のVRAMの画面構成の一例を示した図で
ある。
【図6】図3のデータ量管理テーブルの一例を示した図
である。
【図7】番組共通マクロデータグループデータの一例を
示した図である。
【図8】レベル2ページデータグループデータの一例を
示した図である。
【図9】レベル2番組構成表を示した図である。
【図10】VICSメニューの描画時間を示した図であ
る。
【図11】首都高速関係の描画時間を示した図である。
【図12】都市間高速関係の描画時間を示した図であ
る。
【図13】一般道路関係の描画時間を示した図である。
【図14】VICSメニュー画面を示した図である。
【図15】一般道広域画面の一例を示した図である。
【図16】首都高全体図である。
【図17】首都高部分図(渋滞)の一例を示した図であ
る。
【図18】高速詳細−1の一例を示した図である。
【図19】一般道区分図−1の一例を示した図である。
【図20】VICSのシステム構成例を図式的に示した
図である。
【符号の説明】
13…簡易図形表示制御手段 14…画面データ管理部 15…受信データ記憶手段 16…画面データ記憶手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM多重放送を受信して簡易図形情報を
    高速に描画するFM多重情報高速描画装置は、 FM多重放送局からのFM多重信号を受信するためのF
    M多重信号受信手段(12)、 前記FM多重信号受信手段(12)で受信されたFM多
    重信号のデータ情報を一時記憶する受信データ記憶手段
    (15)、 前記受信データ記憶手段(15)に記憶されたデータ情
    報から生成した所定数の簡易図形情報の画面データを記
    憶する画面データ記憶手段(16)、 前記受信データ記憶手段(15)から表示要求がなされ
    ているデータ情報と所定の条件を満たすデータ情報とを
    優先的に前記画面データ記憶手段(16)における所定
    数の画面分だけ選択し、それらを各画面データに変換し
    て前記画面データ記憶手段(16)に記憶する画面デー
    タ管理部(14)を有し、表示要求された画面データが
    前記画面データ記憶手段(16)に存在する時にはその
    画面データに切り換えることで図形表示制御を行う簡易
    図形表示制御手段(13)、そして前記画面データ記憶
    手段(16)における1つの画面データを前記簡易図形
    表示制御手段(13)からの表示制御に従って表示する
    表示手段(17)から構成することを特徴とするFM多
    重情報高速描画装置。
  2. 【請求項2】 前記画面データ管理部(14)は、所定
    の条件を満たす情報として画面データへの変換処理時間
    が長いデータ情報を優先的に選択する請求項1記載のF
    M多重情報高速描画装置。
  3. 【請求項3】 前記画面データ管理部(14)は、デー
    タ量管理テーブル(19−1)を有し、前記変換処理時
    間の判断基準として前記データ量管理テーブル(19−
    1)における各画面当たりのデータ量を用い、データ量
    の多いデータ情報を優先的に選択する請求項2記載のF
    M多重情報高速描画装置。
  4. 【請求項4】 前記画面データ管理部(14)は、ジオ
    メトリックコマンド管理テーブル(19−2)を有し、
    前記変換処理時間の判断基準として前記ジオメトリック
    コマンド管理テーブル(19−2)における所定のジオ
    メトリックコマンドの1画面当たりの使用量を用い、前
    記ジオメトリックコマンドの使用量の多いデータ情報を
    優先的に選択する請求項2記載のFM多重情報高速描画
    装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のジオメトリックコマンドは、
    円、円錐、楕円又は縦線を描くためのコマンドである請
    求項4記載のFM多重情報高速描画装置。
  6. 【請求項6】 前記画面データ管理部(14)は、ユー
    ザによって指定された表示画面の履歴情報記録テーブル
    (19−3)を有し、前記所定の条件を満たすデータ情
    報として前記履歴情報記録テーブル(19−3)におけ
    る履歴情報を用い、履歴の多い表示画面のデータ情報を
    優先的に選択する請求項1記載のFM多重情報高速描画
    装置。
  7. 【請求項7】 前記画面データ管理部(14)は、画面
    関連テーブル(19−4)を有し、前記所定の条件を満
    たすデータ情報として前記画面関連テーブル(19−
    4)における画面関連情報を用い、現に表示中の画面と
    表示内容が関連する一連の表示画面のデータ情報を優先
    的に選択する請求項1記載のFM多重情報高速描画装
    置。
JP7051088A 1995-03-10 1995-03-10 Fm多重情報高速描画装置 Pending JPH08251125A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018229A1 (fr) * 1996-10-18 1998-04-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Procede de traitement de donnees d'un recepteur de radiodiffusion a multiplexage avec modulation de frequence

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WO1998018229A1 (fr) * 1996-10-18 1998-04-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Procede de traitement de donnees d'un recepteur de radiodiffusion a multiplexage avec modulation de frequence

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