JPH0825101B2 - ガスケットにおけるリング個所の嵌着装置 - Google Patents
ガスケットにおけるリング個所の嵌着装置Info
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- JPH0825101B2 JPH0825101B2 JP17220993A JP17220993A JPH0825101B2 JP H0825101 B2 JPH0825101 B2 JP H0825101B2 JP 17220993 A JP17220993 A JP 17220993A JP 17220993 A JP17220993 A JP 17220993A JP H0825101 B2 JPH0825101 B2 JP H0825101B2
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Description
構成に用いる熱交換プレートにおける蟻溝状のガスケッ
ト嵌着溝のリング個所に対してガスケットの断面が蟻ほ
ぞ状のリング個所を嵌着する、ガスケットにおけるリン
グ個所の嵌着装置に関し、詳しくは、供給用台車の上に
積み重ねて所定の位置に置れた熱交換プレート郡から熱
交換プレートの一枚ずつを取り入れてガスケット嵌着作
業台部に供給するロード装置部分と、ガスケット嵌着作
業台部上に受けた熱交換プレートのガスケット嵌着溝に
ガスケットのリング個所および襷掛状個所を嵌着するリ
ング個所および襷掛状個所嵌着装置部分と、ガスケット
のリング個所および襷掛状個所をガスケット嵌着溝に嵌
着する前にリング個所および襷掛状個所嵌着装置部分に
ガスケットを一枚ずつ供給するガスケット供給装置部分
と、リング個所および襷掛状個所嵌着溝装置部分からリ
ング個所および襷掛状個所嵌着済みの熱交換プレートを
受けて、当該熱交換プレートにおけるガスケットのスト
レート個所嵌着溝にガスケットのストレート個所を嵌着
するストレート個所嵌着装置部分と、ストレート個所嵌
着装置部分からガスケット嵌着済みの熱交換プレートを
受け取って受取用台車の上に積み重ね置くアンロード装
置部分とを備えた、熱交換プレートのガスケット嵌着溝
に対するガスケット自動嵌着機の実施に利用する、ガス
ケットにおけるリング個所の嵌着装置に関する。
溝に対するガスケットの嵌着は、回転へら状の簡単の工
具を片方の手に持ちこれを上手に使い乍ら他方の手で同
様に上手に押し込む等の手作業でなしていた。上記手作
業は、ガスケットの嵌着溝が蟻溝形状であるためにベテ
ランの作業者でも困難なものであり、その上に力もいる
ので作業者に敬遠されているものであり、一人の作業者
が行う個数も多くはない等の問題点を有していた。この
ような問題点を解消するために本発明者は上記ガスケッ
ト自動嵌着機(後に実施例として詳述する。)を案出し
た。上記ガスケット自動嵌着機の実現に際して、たとえ
ばガスケットのリング個所の嵌着部分のみを手作業で行
うようにした場合には論を俟つまでもなく上記問題点の
半分も解決できない。
の完全な解消に好適なガスケット自動嵌着機の実現を可
能にする新規のガスケットにおけるリング個所の嵌着装
置を提供することを目的とする。
に本発明に係わるガスケットにおけるリング個所の嵌着
装置は、熱交換プレートにおけるリング個所嵌着溝3に
対してガスケット1のリング個所2を嵌着処理するもの
であって、取付フレーム129にそのロッドが下方に向
って伸縮する状態として固定した上下動用シリンダ13
3と、当該シリンダ133のロッドに同ロッドと同じ軸
線上で上下に移動可能として連結したガイドシャフト1
34と、ガイドシャフト134に支承したガスケット受
取り筒125と、ガスケット受取り筒125の外周に同
ガスケット受取り筒125に沿って上下動自在として被
せ設けたリング個所押え筒136と、リング個所押え筒
の外周に同リング個所押え筒136に沿って上下動自在
として被せ設けたリング個所押込筒138を備えたもの
である。
ト受取り筒125にガスケット1が補給され且つ同ガス
ケット受取り筒125の下に熱交換プレートが正しい位
置として置かれたときに、ガスケット受取り筒125が
下降して当該ガスケット受取り筒125の下面が熱交換
プレート6aに当接し(図29参照)、この当接状態時
中にリング押え筒136がガスケット1を押し下げてリ
ング個所2をリング個所嵌着溝3に押し入れ(図30参
照)ると共にリング個所押込筒138が上下動を数回ま
で繰り返してリング個所2の片側縁部144を押込み、
この押込みの後にリング個所押込筒138、リング個所
押え筒136およびガスケット受取り125が上方に戻
って次回に備えるものである。
おけるリング個所嵌着溝3に対してガスケット1のリン
グ個所2を嵌着処理するものであって、取付フレーム1
29にそのロッドが下方に向って伸縮する状態として固
定した上下動用シリンダ133と、当該シリンダ133
のロッドに同ロッドと同じ軸線上で上下に移動可能とし
て連結したガイドシャフト134と、ガイドシャフト1
34に支承したガスケット受取り筒125と、ガスケッ
ト受取り筒125の外周に同ガスケット受取り筒125
に沿って上下動自在として被せ設けたリング個所押え筒
136と、リング個所押え筒の外周に同リング個所押え
筒136に沿って上下動自在として被せ設けたリング個
所押込筒138を備えた構成であるので、熱交換プレー
トにおけるリング個所嵌着溝3に対するガスケット1の
リング個所2の嵌着を機械的且つ自動的になすことがで
きるものであり、上記ガスケットの自動嵌着機の実施
(実現)を可能にする著効を奏するものである。
所(コーナー個所)2の嵌着溝3・襷掛状個所57の嵌
着溝58・ストレート個所4の嵌着溝5を連続状態で備
えた熱交換プレート6a、6bに対してガスケット1を
自動的に嵌着するためのガスケット嵌着用自動機であっ
て、ロード部9、ガスケット嵌着作業台部59、リング
個所および襷掛状個所嵌着部10、14、ストレート個
所嵌着部11、押ロール部12およびアンロード部13
により構成されているものである。
をもつ熱交換プレート6a、6bを前後列に重ね置くロ
ード台車18の停止位置19の前に上面に搬送用駆動ロ
ーラー20をもつ熱交換プレート第1送り台部21を配
装し、これ等ロード台車18の停止位置19、第1送り
台部21の上に第1フレーム部22を支柱7により保持
して設け、第1フレーム22において熱交換プレート6
a、6bの移動方向に直交する前・後横杆23、24の
左端部間および右端部間に左・右案内レール25、26
を渡し設け、これ等左・右案内レール25、26に同左
・右案内レール25、26に沿って摺動自在として左・
右スライダー27、28を嵌着し且つこれ等左・右スラ
イダー27、28間に前後移動杆29を渡し設けると共
に上記前横杆23に前後移動杆29をロード台車18の
前半部上面の上方から第1送り台部21の上方までの間
で往復動させる前後動用第1シリンダ30を、また当該
前後動用第1シリンダ30の前後移動ヘッド31に上記
前後移動杆29をロード台車18の後半部上面の上方か
ら同ロード台車18の前半部上面の上方までの間で往復
動させる前後動用第2シリンダ32をそれぞれ取付部材
33、34により固定し、更に上記前後移動杆29の中
間個所の上面に上下動用シリンダ35をその上下移動ヘ
ッド36が前後移動杆29の下側において上下動する状
態で取付け、上下移動ヘッド36の下面に上下移動杆3
7を左右横向きとして固定し、この上下移動杆37の左
右両端部上に左・右ガイド38、39を立設すると共に
上下移動杆37の左・右各端部の上下壁に上下に貫通す
る通孔40、41を開設して下方の通孔41にリニアブ
ッシュ42を固定し、当該リニアブッシュ42内に短管
状の上下動軸43を上下動可能に挿通してこの上下動軸
43の上端に抜落阻止用ナット44、45を螺着し、ま
た上下動軸43の下端寄り個所にバネ受用鍔46を固定
し且つ同上下動軸43においてバネ受用鍔46とリニア
ブッシュ42間にクッション用コイルバネ47を捲装し
て当該コイルバネ47の両端をバネ受用鍔46の上面お
よびリニアブッシュ42の下面に圧接させると共に上記
上下動軸43の下に円形の金属製天板49を配し、この
天板49の中央個所を上下動軸43の下端に気密に且つ
同上下動軸43の下方開口50が下方に向って開放する
状態として止着し、また天板49の下面に切離部無しの
リング形状を呈する単気泡性スポンジゴム製密着補助部
材51を配し、この密着補助部材51の上面を天板49
の周縁個所の下面に気密に止着し、また上下動軸43の
上方開口52にバキューム用チューブ53を連結したも
のである。
である。すなわち、ロート台車18の前半部上面に多数
枚まで積み重ね置いてある熱交換プレート6aを第1送
り台部21上のローラー20群の上に移送する場合に
は、先ず前後動用第2シリンダ32の縮み状態において
前後動用第1シリンダ30を伸し状態として前後移動杆
29を第1送り台部21の上方に位置させ、この位置に
おいて上下動用シリンダ35を伸して密着補助部材51
をロード台車18の前半部上面に存する最上位の熱交換
プレート6aの上面に圧着させると共にバキューム用チ
ューブ53を介して天板49と密着補助部材51と熱交
換プレート6aとにより囲繞された空間55を減圧(真
空)することによって熱交換プレート6aを天板49の
下面に吸着させ、この吸着状態を維持しつつ上下動用シ
リンダ35を縮めて熱交換プレート6aを持ち上げ、こ
の持ち上げ後に前後移動用第1シリンダ30を縮めて前
後移動杆29、上下動用シリンダ35、上下移動杆3
7、天板49および吸着されている熱交換プレート6a
等を第1送り台部21上のローラー20群の上の上方に
位置させ、この位置において上下動用シリンダ35を伸
して熱交換プレート6aをローラー20群の上に載せる
と共にバキューム用チューブ53を介して上記空間55
内を昇圧することによって天板49への吸着を解放し、
この解放後に上下動用シリンダ35を縮めて次の熱交換
プレートの移動に備え、また、ロード台車18の後半部
上面に多数枚まで積み重ね置いてある熱交換プレート6
bを第1送り台部21上のローラー20群の上に移送す
る場合には、先ず前後動用第2シリンダ32および前後
動用第1シリンダ30を一緒に伸し状態として前後移動
杆29を第1送り台部21の上方に位置させ、この位置
において上下動用シリンダ35を伸して密着補助部材5
1をロード台車18の後半部上面に存する最上位の熱交
換プレート6bの上面に圧着させると共にバキューム用
チューブ53を介して天板49と密着補助部材51と熱
交換プレート6bとにより囲繞された空間55を減圧
(真空)することによって熱交換プレート6bを天板4
9の下面に吸着させ、この吸着状態を維持しつつ上下動
用シリンダ35を縮めて熱交換プレート6bを持ち上
げ、この持ち上げ後に前後動用第2シリンダ32および
前後動用第1シリンダ30を一緒に縮めて前後移動杆2
9、上下動用シリンダ35、上下移動杆37、天板49
および吸着されている熱交換プレート6b等を第1送り
台部21上のローラー20群の上の上方に位置させ、こ
の位置において上下動用シリンダ35を伸して熱交換プ
レート6bをローラー20群の上に載せると共にバキュ
ーム用チューブ53を介して上記空間55内を昇圧する
ことによって天板49への吸着を解放し、この解放後に
上下動用シリンダ35を縮めて次の熱交換プレートの移
動に備える。
1送り台部21の前方に箱枠形状の第2フレーム60を
連設し、この第2フレーム60の左右両側の中間の高さ
位置に熱交換プレート6a、6bの移送方向と平行する
向きの左・右両側支杆61、62を、また同第2フレー
ム60の前後両側に熱交換プレート6a、6bの移送方
向と直交する向きの前・後レール63、64をそれぞれ
設け、前・後両側レール63、64の左半分間および右
半分間に当該前・後両側に沿って左右方向に左・右両側
シリンダ65、66により平行移動する状態として箱枠
型の左・右両側作業ベース67、68を載架すると共に
左側作業ベース67の内側側面および右側作業ベース6
8の内側側面における上辺部の横一線上個所に複数個の
ネオセルスポンジ製送りローラー69、70を、これ等
送りローラー69、70の上面が左・右両側作業ベース
67、68の上面より上に突出した状態および上記送り
台部21のローラー20の上面と同じ高さ状態として軸
承し、また左・右両側作業ベース67、68内に左・右
両側モータ71、72を搭載し、これ等左・右両側モー
タ71、72の回転軸73に駆動用スプロケット74
を、上記各送りローラー69、70の軸に従動用スプロ
ケット75に対してチェーン76を送りローラー69、
70が熱交換プレート6a、6bを移送する方向に回転
する状態として複数個のガイド用スプロケット77を介
して掛装すると共に左・右両側作業ベース67、68の
前端部に送りローラー69、70の上端より高く突出し
て熱交換プレート6a、6bの移送を停止しまたは没入
して同熱交換プレート6a、6bの移送を許容するコン
パクトシリンダ79駆動の一時停止用ピン80、81を
設け、更に、上記第2フレーム60において作業ベース
67、68の下側に車庫状の空間83を形成し、この空
間83の中に後に詳しく述べるガスケット補給用台車8
6を外から位置決めレール84、85を介して出入れ自
在に格納すると共に作業ベース67、68の上側に、ガ
スケット補給用台車86からガスケット1を一枚ずつ受
けて当該受けたガスケット1のリング状個所2および襷
掛状個所57を作業ベース67、68上に来た熱交換プ
レート6aのリング個所嵌着溝3および襷掛状個所嵌着
溝58に嵌着(圧入)する、後に詳しく述べる自動ガス
ケット嵌着用作業装置87と当該嵌着(圧入)時に熱交
換プレート6aを正しい位置に補正する、後に詳しく述
べるワーク位置決め装置88とを装備したものである。
ように作動するものである。すなわち、先ず、左・右両
側作業ベース67、68がシリンダ65、66の縮み作
動によって左方・右方に逃げ、この逃げによって左・右
両側作業ベース67、68間に形成された空間90を介
して下方のガスケット補給用台車86から自動ガスケッ
ト嵌着用作業装置87にガスケット1をセットし、この
セット後に左・右両側作業ベース67、68をシリンダ
65、66の伸び作業により中央に向って移動して熱交
換プレート6aの送りに適する間隔とし、当該間隔維持
状態において左・右両側作業ベース67、68の上に上
記ロード部9の送り台部21から熱交換プレート6aを
受け、この受けた熱交換プレート6aが予め回転状態と
されている送りローラー69、70の上に左・右両側作
業ベース67、68の上面から浮き離れた状態で載り且
つ当該送りローラー69、70の回転により前方に移動
されて一時停止ピン80、81に当り送りローラー6
9、70の回転を停止させると共に当該停止後にワーク
位置決め装置88が作動して熱交換プレート6aを正し
い位置に保持し、この保持状態において自動ガスケット
嵌着用作業装置87が作動してガスケット1におけるリ
ング個所2および襷掛状個所57の嵌着作業をなし、こ
の嵌着作業後に送りローラー69、70の回転を再開し
て熱交換プレート6aをストレート個所嵌着部11に移
送する。
用キャスター92、93を、両側面に装填用車輪94、
95をそれぞれもつ台盤96を構成し、この台盤96の
上面における四隅個所にガスケット1のリング個所2お
よびコーナー個所97を掛け嵌める太径パイプ製の案内
ポール98、99を、また他の適宜数個所に同ガスケッ
ト1のストレート個所4および分岐部分襷掛状個所10
0を掛け嵌める細径パイプ製の案内ポール101、10
2をそれぞれ立設すると共に台盤96の両端部の上に1
対の昇降板103、104を当該昇降板103、104
が太径案内ポール98、99および細径案内ポール10
1、102に沿って上下動可能の状態として配し且つこ
れ等各昇降板103、104に昇降力を与えるモータ1
05回転のスクリューボルト装置106を台盤96に支
持部材107、ベアリング108を介して装備し、更に
ガスケット1のリング個所2を掛け嵌める太径案内ポー
ル98内にシリンダ109をビス止め型固定板110お
よびナット111によりロッド112を上向きとして固
定すると共にロッド112の上端にブッシュ113を止
着し、このブッシュ113の上端に外周縁面を傾斜面1
14とした爪起し板115を固定し、また同ブッシュ1
13の下半部に上限用ストッパーボルト123付き爪取
付板116を上下動自在として支承し、この爪取付板1
16の上面の外周個所においてガスケット1のリング個
所2の内辺部分117と対応する位置に支壁118を介
して1対の爪片119を放射方向に起伏自在として軸承
すると共にこれ等爪片119の外辺縁に上辺が水平で下
辺が傾斜の鋸歯状ギザギザ120を、またリング個所掛
け嵌め用太径案内ポール98の上端開口縁に上記鋸歯状
ギザギザ120と対応する位置関係としてスリット12
1をそれぞれ切設し、傾斜面114が爪片119を押圧
して爪片119が起立したときにギザギザ120がスリ
ット121の外に突出するようにすると共に両爪片11
9の上辺内端間に牽引バネ122の両端を係止し、上記
傾斜面114の爪片119に対する押圧が解消されたと
きに爪片119が牽引バネ122により倒れてギザギザ
120が没入するようにしたものである。
に作動するものである。すなわち、先ず、車庫状の空間
83に格納する前に、ガスケット1の多数本を太径案内
ポール98、99および細径案内ポール101、102
に掛け嵌めて昇降板103、104の上に積み重ねた状
態にセットし、このセット後にガスケット補給用台車8
6をキャスター92、93の転行により移動して装填用
車輪94、95を位置決めレール84、85に載せるこ
とによってキャスター92、93を床から浮し、この浮
し状態でガスケット補給用台車86を所定の位置まで更
に押し込んで停止させて自動ガスケット嵌着用作業装置
87およびワーク位置決め装置88の下に位置させ、上
記左・右両側作業ベース67、68が左・右方向に逃げ
て空間90が形成されたときに、最上位のガスケット1
が自動ガスケット嵌着用作業装置87のガスケット受取
り筒125に対して、シリンダ109のロッド112の
上昇、爪起し板115の傾斜面114による爪片119
の起立および当該起立した爪片119およびギザギザ1
20の上昇等作動とスクリューボルト装置106による
昇降板103、104の一本分の上昇作動とによって移
し替えて補給をなし、この補給後にシリンダ109の下
降、爪片119の倒れおよび下降をなして次回に備え
る。
ある。すなわち、ガスケット1のリング個所2の内辺部
分117の厚さxが同リング個所2の外辺部分126の
厚さyよりも僅かに薄い(y−x=z)構成になってい
るために、当該ガスケット1の多数本(通常100本前
後)を太径案内ポール98、99および細径案内ポール
101、102に掛け嵌めて昇降板103、104の上
に積み重ねた状態にセットしたときには、上記薄い差分
Zが内辺部分117のずり下りを起してしまう。このず
り下り分が1・2本のガスケットの積み重ね状態の場合
には格別には問題がないが、10本以上になると中でも
最上位のリング個所の傾きが大きくなり、ガスケット受
取り筒125に対する最上位のガスケットの移し替え作
動がスムーズになされない場合がある。
7について説明する。すなわち、これはリング個所2の
嵌着部10、襷掛状個所57の嵌着部14およびストレ
ート個所4の嵌着部11から構成され、リング個所嵌着
部10および襷掛状個所嵌着部14が上記第2フレーム
60における上部内に設けた取付フレーム129に装備
され、またストレート個所嵌着部11が第2フレーム6
0の前方に延設された第3フレーム130に装備され、
リング個所嵌着部10および襷掛状個所嵌着部14は上
記左・右両側作業ベース67、68上に正しい位置とし
て載った熱交換プレート6aにおけるリング個所(コー
ナー個所)嵌着溝3および襷掛状個所嵌着溝58と対応
する配置として設けてある。
29に上下動用シリンダ133をそのロッド(図示せ
ず)が下方に向って伸縮する状態として固定し、このロ
ッドにガスケット受取り筒125を支承すると共にこの
ガスケット受取り筒125の外周にリング個所(コーナ
ー個所)押え筒136を同ガスケット受取り筒125に
沿って上下動自在として被せ設け、またこのリング個所
押え筒136の外周にリング個所(コーナー個所)押込
筒138を同リング個所押え筒136に沿って上下動自
在として被せ設けたものであって、後で述べるように作
動してガスケット1のリング個所2およびコーナー個所
97を熱交換プレート6aにおけるリング個所(コーナ
ー個所)嵌着溝3に嵌着(押込)するようになってい
る。
ム129に上下動用シリンダ139をそのロッド(図示
せず)が下方に向って伸縮する状態として固定し、この
ロッドにガスケット受取り体141を支承すると共にに
このガスケット受取り体141の外周に襷掛状個所押え
体142を同ガスケット受取り体141に沿って上下動
自在として被せ設け、また襷掛状個所押え体142の外
周に襷掛状個所押込体143を同襷掛状個所押え体14
2に沿って上下動自在として被せ設けたものであって、
次に述べるように上記リング個所嵌着部10とセットで
作動してガスケット1の襷掛状個所57を熱交換プレー
ト6aにおける襷掛状個所嵌着溝58に嵌着(押込)す
るようになっている。
所嵌着部14は、上記左・右両側作業ベース67、68
が左・右方向に逃げて空間90を形成しているときにガ
スケット受取り筒125およびガスケット受取り体14
1がシリンダ133、139により下方に移動してガス
ケット補給用台車86からガスケット1の補給を受けた
のち左・右両側作業ベース67、68の上に戻って待機
し、そして左・右両側作業ベース67、68の上に熱交
換プレート6aがワーク位置決め装置88により正しい
位置に保持されている間に、ガスケット受取り筒125
およびガスケット受取り体141の下面が下降して熱交
換プレート6aに当接し、この当接状態時にリング個所
押え筒136および襷掛状個所押え体142がガスケッ
ト1を押し下げてリング個所(コーナー個所)2および
襷掛状個所57をリング個所(コーナー個所)嵌着溝3
および襷掛状個所嵌着溝58に押し入れると共にリング
個所押込筒138および襷掛状個所押込体143が上下
動を数回まで繰り返して、上記リング個所押え筒136
および襷掛状個所押え体142による押し入れによって
不充分となってしまったガスケット1のリング個所(コ
ーナー個所)2および襷掛状個所57の片側縁部144
を充分な状態に押込し、この充分な押込の後にリング個
所押込筒138、襷掛状個所押込体143、リング個所
押え筒136、襷掛状個所押え体142、ガスケット受
取り筒125およびガスケット受取り体141が上方に
戻って次回に備える。
作業ベース67、68上においてリング個所(コーナー
個所)嵌着部10および襷掛状個所嵌着部14によりガ
スケット1のリング個所(コーナー個所)2の嵌着(押
込み)処理および襷掛状個所嵌着(押込み)処理の終っ
た熱交換プレート6aを、第3フレーム130の下側に
設けた第2送り台部146上の搬送用駆動ローラー14
7群上に受け、この受けた熱交換プレート6aにおける
ガスケット1の両側ストレート個所4を同熱交換プレー
ト6aにおけるストレート個所嵌着溝5に押込むための
部分であって、第3フレーム130に前・後に位置変更
可能として左右向き平行支持杆150、151を設け、
これ等左右向き各平行支持杆150、151に多数本の
シリンダ152、153を下向きに伸縮する状態として
固定し、これ等各シリンダ152、153のロッド15
4の下端に前・後ストレート個所押込板155、156
をその撓み性をもつ押込み先157、158が前後に平
行する線上となる状態として取付けると共に第2送り台
部146の搬送用駆動ローラー147間において上記前
・後ストレート個所押込板155、156の押込み先1
57、158と対応する個所に受台部材159、160
を渡し設け、更に上記前・後ストレート個所押込板15
5、156の前後両側に前用ガイド板161および後用
ガイド板162を配し、これ等前・後用ガイド板16
1、162の上辺を軸163、164により軸承して下
側を揺動自在とし且つ同前・後用各ガイド板161、1
62にアーム165、166を介してコイルバネ16
7、168により外方に揺開する力を賦与すると共に上
記左右向き平行杆150、151において前・後用各ガ
イド板161、162の上に位置する個所に下方に向っ
て伸縮する状態として開閉用シリンダ169を固定し、
このシリンダ169の下端に両脚部の長さが異なる逆さ
Uの字形状部材170をその両端が前後用各ガイド板1
61、162の外側に位置する状態として止着し、当該
逆さUの字形状部材170の両端に遊輪171、172
を軸承し、開閉用シリンダ169のロッド173の上下
動により遊輪171、172が前・後用ガイド板16
1、162の外面に圧接して移動するときに当該ガイド
板161、162が揺開・揺閉するようにしたものであ
る。
プレート6aにおけるガスケット1の前後両側ストレー
ト個所4を同熱交換プレート6aにおけるストレート個
所嵌着溝5に押込むときには、先ずガイド板161、1
62が時間差をもって揺閉してから前・後ストレート個
所押込板155、156の全部(一部の場合もある)を
ランダムに上下動させることによりなすものである。
前方に延長し、この延長部175の途中に押ロール17
6とピンチロール177を設けることにより構成したも
のであって、当該押ロール部12の押し作用によってガ
スケット1のリング個所(コーナー個所)2、襷掛状個
所57およびストレート個所4の嵌着溝3、58、5に
対する押込みを更に充分にするものである。
46に延設した延長部175の前方に前後列に重ね置く
形式のアンロード台車179の停止位置180を形成
し、これ等延長部175、停止位置180の上に第4フ
レーム部181を支柱178により保持して設け、第4
フレーム部181において熱交換プレート6a、6bの
移動方向に直交する前・後横杆182、183の左端部
間および右端部間に左・右案内レール184、185を
渡し設け、これ等左・右案内レール184、185に同
左・右案内レール184、185に沿って摺動自在とし
て左・右スライダー186、187を嵌着し且つこれ等
左・右スライダー186、187間に前後移動杆188
を渡し設けると共に上記前横杆182に前後移動杆18
8を延長部175の上方からアンロード台車179の後
半部上面の上方までの間で往復動させる前後動用第3シ
リンダ189を、また当該前後動用第3シリンダ189
の前後移動ヘッド190に上記前後移動杆188をアン
ロード台車179の後半部上面の上方から同アンロード
台車178の前半部上面の上方までの間で往復動させる
前後動用第4シリンダ191をそれぞれ取付部材19
2、193により固定し、更に上記前後移動杆188の
中間個所の上面に上下動用シリンダ194をその上下移
動ヘッド195が前後移動杆188の下側において上下
動する状態で取付け、上下移動ヘッド195の下面に上
下移動杆196を左右横向きとして固定し、この上下移
動杆196の左右両端部上に左・右ガイド197、19
8を立設すると共に上下移動杆196、の左・右各端部
の上下壁に上下に貫通する通孔199、200を開設し
て下方の通孔200にリニアブッシュ201を固定し、
当該リニアブッシュ201内に短管状の上下動軸202
を上下動可能に挿通してこの上下動軸202の上端に抜
落阻止用ナット203、204を螺着し、また上下動軸
202の下端寄り個所にバネ受用鍔205を固定し且つ
同上下動軸202においてバネ受用鍔205とリニアブ
ッシュ201間にクッション用コイルバネ206を捲装
して当該コイルバネ206の両端をバネ受用鍔205の
上面およびリニアブッシュ201の下面に圧接させると
共に上記上下動軸202の下に円形の金属製天板207
を配し、この天板207の中央個所を上下動軸202の
下端に気密に且つ同上下動軸202の下方開口208が
下方に向って開放する状態として止着し、また天板20
7の下面に切離部無しのリング形状を呈する単気泡性ス
ポンジゴム製密着補助部材209を配し、この密着補助
部材209の上面を天板207の周縁個所の下面に気密
に止着し、また上下動軸202の上方開口210にバキ
ューム用チューブ211を連結したものである。
るものである。すなわち、第2送り台部146の延設部
175上において押ロール部12により処理された熱交
換プレート6a、6bをアンロード台車179の後半部
の上面に多数枚まで積み重ね置く場合には、先ず前後動
用第4シリンダ191の縮み状態において前後動用第3
シリンダ189を縮み状態として前後移動杆188を延
設部175の上方に位置させ、この位置において上下動
用シリンダ194を伸して密着補助部材209を延設部
175に存する熱交換プレート6aまたは6bの上面に
圧着させると共にバキューム用チューブ211を介して
天板207と密着補助部材211と熱交換プレート6
a、6bとにより囲繞された空間212を減圧(真空)
することによって熱交換プレート6a、6bを天板20
7の下面に吸着させ、この吸着状態を維持しつつ上下動
用シリンダ194を縮めて熱交換プレート6a、6bを
持ち上げ、この持ち上げ後に前後移動用第3シリンダ1
89を伸して前後移動杆188、上下動用シリンダ19
4、上下移動杆196、天板207および吸着されてい
る熱交換プレート6a等をアンロード台車179の上方
に位置させ、この位置において上下動用シリンダ194
を伸して熱交換プレート6a、6bをアンロード台車1
79の上に載せると共にバキューム用チューブ211を
介して上記空間212内を昇圧することによって天板2
07への吸着を解放し、この解放後に上下動用シリンダ
194を縮めて次の熱交換プレートの移動に備え、ま
た、第2送り台部146の延長部175上において押ロ
ール部12により処理された熱交換プレート6a、6b
をアンロード台車179の前半部の上面に多数枚まで積
み重ね置く場合には、先ず、前後動用第4シリンダ19
1および前後動用第3シリンダ189を一緒に縮み状態
として前後移動杆188を延長部175の上方に位置さ
せ、この位置において上下動用シリンダ194を伸して
密着補助部材209を延長部175に存する熱交換プレ
ート6aまたは6bの上面に圧着させると共にバキュー
ム用チューブ211を介してて天板207と密着補助部
材211と熱交換プレート6a、6bとにより囲繞され
た空間212を減圧(真空)することによって熱交換プ
レート6b、6bを天板207の下面に吸着させ、この
吸着状態を維持しつつ上下動用シリンダ194を縮めて
熱交換プレート6a、6bを持ち上げ、この持ち上げ後
に前後動用第3シリンダ189を伸して前前後移動杆1
88、上下動用シリンダ194、上下移動杆196、天
板207および吸着されている熱交換プレート6a等を
アンロード台車179の前半部の上方に位置させ、この
位置において上下動用シリンダ194を伸して熱交換プ
レート6a、6bをアンロード台車179の前半部の上
に載せると共にバキューム用チューブ211を介して上
記空間212内を昇圧することによって天板207への
吸着を解放し、この解放後に上下動用シリンダ194を
縮めて次の熱交換プレートの移動に備える。
1の通過を確認するセンサ、222は当該センサの取付
ポール、223は把手、224はナット部、225はカ
ップリング、226はワーク位置装置88における上下
動するテーパー状雄側部材、227は当該雄側部材22
6が嵌合する、熱交換プレート6a、6bに設けられた
切欠、228はストレート個所嵌着の際に熱交換プレー
ト6aを正しい位置に維持するための位置決め装置を示
す。
しく図42に依拠して説明すると次の通りである。すな
わち、リング個所嵌着溝10は取付フレーム129に上
下動用シリンダ133をそのロッド(図示せず)が下方
に向って伸縮する状態として固定し、このロッドの下端
にガイドシャフト134を同ロッドと同じ軸線上で上下
に移動可能として連結すると共にガイドシャフト134
の下端部のまわりにガスケット受取り筒125を被せ設
け且つ当該ガスケット受取り筒125の上端壁232を
ガイドシャフト134にリニアブッシュ233およびシ
ャフト受け234を介して支承し、このガスケット受取
り筒125の外周にリング個所(コーナー個所)押え筒
136を上下動自在として被せ設け且つ当該リング個所
(コーナー個所)押え筒136の上端壁236をガイド
シャフト134にリニアブッシュ237およびシャフト
受け238を介して支承し、またリング個所(コーナー
個所)押え筒136の外周にリング個所(コーナー個
所)押込筒138を上下動自在として被せ設け且つ当該
リング個所(コーナー個所)押込筒138の上端壁23
9をリニアブッシュ240およびシャフト受け241を
介して支承すると共にガイドシャフト134においてガ
スケット受取り筒125の上端壁232とリング個所
(コーナー個所)押え筒136の上端壁232との間の
個所に同押え筒136を押し戻す第1バネ243を、同
じく押え筒136の上端壁236とリング個所(コーナ
ー個所)押込筒138の上端壁239との間の個所に同
押込筒138を押し戻す第2バネ244をそれぞれ捲装
し、更に上記リング個所(コーナー個所)押込筒138
の外周に案内筒245を上下動自在として被せ設け且つ
当該案内筒245の上端壁246をリニアブッシュ24
7およびシャフト受け248を介して支承すると共に上
記ガスケット受取り筒125の上端壁236の上面に押
え筒136の下降量を限定する規制杆249を立設し、
また押え筒136の上端壁236の上面に同押え筒13
6の押下棒250を立設し且つ当該押下棒250の上端
251を押込筒138の上端壁239および案内筒24
5の上端壁246等に貫設した通孔252を介して案内
筒245の上に貫出させると共にこの押下棒250にお
いて押込筒138の上端壁239と案内筒245の上端
壁246との間の個所に案内筒245を押し戻す第3バ
ネ253を捲装し、また案内筒245の上端壁246の
上方に、上記上下動用シリンダ133のロッドの上下動
に従って上下に作動する作動杆254と当該作動杆25
4をその下端が上記押下棒250の上端251に当った
状態で案内筒245を押下する位置と当らない状態で案
内筒245を押下する位置とにする位置替え装置(ラッ
クと同ラックにより回転するギヤを用いる)とを設けも
のである。
の嵌着装置の実施例を示す全体の側面図である。
面図である。
同要部の断面図である。
る。
る。
正面図である。
態で示す断面図である。
状態で示す断面図である。
ある。
示す断面図である。
面図である。
ガスケットを嵌着する過程を示す説明図である。
ある。
示す側面図である。
す側面図である。
同要部の断面図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱交換プレートにおけるリング個所嵌着
溝3に対してガスケット1のリング個所2を嵌着処理す
るものであって、取付フレーム129にそのロッドが下
方に向って伸縮する状態として固定した上下動用シリン
ダ133と、当該シリンダ133のロッドに同ロッドと
同じ軸線上で上下に移動可能として連結したガイドシャ
フト134と、ガイドシャフト134に支承したガスケ
ット受取り筒125と、ガスケット受取り筒125の外
周に同ガスケット受取り筒125に沿って上下動自在と
して被せ設けたリング個所押え筒136と、リング個所
押え筒の外周に同リング個所押え筒136に沿って上下
動自在として被せ設けたリング個所押込筒138を備え
たことを特徴とするガスケットにおけるリング個所の嵌
着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17220993A JPH0825101B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ガスケットにおけるリング個所の嵌着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17220993A JPH0825101B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ガスケットにおけるリング個所の嵌着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074887A JPH074887A (ja) | 1995-01-10 |
JPH0825101B2 true JPH0825101B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15937620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17220993A Expired - Fee Related JPH0825101B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ガスケットにおけるリング個所の嵌着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825101B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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CN108311867A (zh) * | 2018-04-11 | 2018-07-24 | 苏州工业职业技术学院 | 一种垫圈压入封盖的压装机 |
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CN110561083A (zh) * | 2019-10-10 | 2019-12-13 | 东莞市沃德精密机械有限公司 | 交叉轴承与骨架油封自动装配机 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17220993A patent/JPH0825101B2/ja not_active Expired - Fee Related
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