JPH08249932A - フラット・ハーネス - Google Patents

フラット・ハーネス

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JPH08249932A
JPH08249932A JP5421795A JP5421795A JPH08249932A JP H08249932 A JPH08249932 A JP H08249932A JP 5421795 A JP5421795 A JP 5421795A JP 5421795 A JP5421795 A JP 5421795A JP H08249932 A JPH08249932 A JP H08249932A
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Hisaki Hayashi
寿樹 林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0286Programmable, customizable or modifiable circuits

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラット・ハーネスの回路部の配線構造を容
易に変更することができるようにし、かつ製造コストの
削減を図る。 【構成】 所要の回路を構成する導電材の上下両面を絶
縁フィルム13a,13bで挟んで形成したフラット・ハ
ーネスであって、上記フラット・ハーネスを、共通回路
14を設けた本体ハーネス11と、オプション回路を設
けたオプション・ハーネスとに分け、上記本体ハーネス
11の共通回路14にオプション回路との接点14aを
設けて、該接点14aを露出させておき、該接点14aに
選択して用いるオプション回路の接点を接続させて本体
ハーネス11にオプション・ハーネスを取り付ける一
方、オプション回路と接続しない共通回路14の接点1
4aは絶縁フィルムで閉鎖して用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FPC(フレキシブル
・プリンテッド・サーキット)などの銅箔を打抜いて回
路部を形成しているフラット・ハーネス(平形電線)に関
し、特に、車両のドア用ハーネスなどの車種に応じて回
路部の配線構造が相異するフラット・ハーネスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のドア用ハーネスとして、図
8に示すFPC、FWC(フレキシブル・ワイヤリング
・サーキット)、PCB(プリント・サーキット・ボー
ド)からなるフラット・ハーネス1が用いられており、
図9に示すドア2のドアフレームに貼付けて内部に設置
し、ドア2に装備したドアミラー3a、ドアロック3b、
ステップランプ3c、パワーウインドウ3d、ドアスピー
カ3eなどの電装品と電源(図示せず)とをフラット・ハ
ーネス1に設けた回路部4を介して接続している。
【0003】フラット・ハーネス1は、シート状の銅箔
を金型(図示せず)によって一体に打抜いて設けた回路部
4の両面を、絶縁フィルム6で被覆して形成されてい
る。回路部4には複数の接続部(図示せず)が設けられて
おり、各接続部はそれぞれコネクタ5a〜5eを介して各
電装品の導電部材(図示せず)に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ドア用ハーネス等
においては、車両のグレード、仕向地などに応じて必要
とする回路部の配線構造が相異する。すなわち、ドアミ
ラー3aおよびドアロック3bはほとんどすべての車両に
装備されるが、パワーウインドウ3d、ステップランプ
3c、ドアスピーカ3eなどは車両によって設けられない
場合があり、接続すべき電装品の数や種類に合わせて回
路部の配線構造が決められる。
【0005】このため、従来のフラット・ハーネス1で
は、回路部4が打抜き加工によって一体に形成されるの
で、必要な回路部4の配線構造の種類に対応して数種類
の回路部4を製作する必要がある。このように回路部4
全体を何種類も製作するには、回路部4全体を製作可能
な大形の金型が何種類も必要となり、製造コストがかさ
み、フラット・ハーネス1の製造に手間がかかる。ま
た、設計の変更が行なわれた場合、回路部全体の設計を
変更しなければならず、融通性が悪い。
【0006】たとえば、図10(A)(B)(C)に示される
ように、4つのコネクタ7a〜7d間の接続を行う場合、
配線構造の違いによって異なる回路部4a〜4cをそれぞ
れ有する複数種類のフラット・ハーネス1a〜1cを作成
する必要がある。図10(A)のフラット・ハーネス1a
では、回路部4aによってコネクタ7a〜7dが共通に接
続されており、図10(B)のフラット・ハーネス1bで
は、回路部4bによってコネクタ7aとコネクタ7bとの
間、およびコネクタ7cとコネクタ7dとの間が接続され
ており、図10(C)のフラット・ハーネス1cでは、回
路部4cによってコネクタ7aとコネクタ7dとが接続さ
れている。
【0007】また、他の従来技術として、図11に示さ
れるように、上述の図10(A)(B)(C)に示される必要
とされる全ての回路部4a〜4cに対応可能な配線構造を
有する1種類の回路部4dを予め作成し、搭載する電装
品を所要のコネクタ7a〜7dに接続している。しかしな
がら、本従来技術では、予め予想される全てのオプショ
ン電装品に対応する回路部4dを作成しておかなけらば
ならないため、回路部4dの構成が大形で、かつ複雑に
なり、回路部の製造コストが高くなる。
【0008】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、車両のグレード、仕向地の相違により、搭載する
電装品が相違しても、回路部の配線構造を容易に対応で
きるようにし、かつ製造コストの削減を図ることを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、請求項1で、所要の回路を構成する導
電材の上下両面を絶縁フィルムで挟んで形成したフラッ
ト・ハーネスであって、上記フラット・ハーネスを、共
通回路を設けた本体ハーネスと、オプション回路を設け
たオプション・ハーネスとに分け、上記本体ハーネスの
共通回路にオプション回路との接点を設けて、該接点を
露出させておき、該接点に選択して用いるオプション回
路の接点を接続させて本体ハーネスにオプション・ハー
ネスを取り付ける一方、オプション回路と接続しない共
通回路の接点は絶縁フィルムで閉鎖して用いることを特
徴とするフラット・ハーネスを提供するものである。
【0010】請求項2では、上記共通回路およびオプシ
ョン回路に設ける上記接点は、接点のピッチを一定とし
て、共通回路に任意のオプション回路を接続可としてい
る。
【0011】請求項3では、上記本体ハーネスに共通回
路と上側絶縁フィルムとを除いた略矩形状のオプション
・ハーネス取付領域を設け、該オプション・ハーネス取
付領域の対向する両側縁に沿ってオプション回路との接
点を設ける一方、上記オプション・ハーネスはオプショ
ン・ハーネス取付領域に嵌合する略矩形状とし、該オプ
ション・ハーネスに形成するオプション回路は対向する
両側縁に沿って共通回路との接点を設けている。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載のフラット・ハーネス
によると、オプション・ハーネスのオプション回路は複
数種類の配線構造のものが用意されており、本体ハーネ
スの共通回路に接続するオプション回路を複数種類のう
ちから選択して、本体ハーネスにオプション・ハーネス
を取り付けることによって、フラット・ハーネスの回路
の配線構造を容易に変更できる。共通回路の露出されて
いる接点のうち、オプション回路が接続される接点はオ
プション・ハーネスによって閉鎖され、オプション回路
が接続されない接点は絶縁フィルムで閉鎖されるため、
共通回路の接点に異物などが接触してショートしない。
【0013】したがって、本発明のフラット・ハーネス
が車両のドア用ハーネスに用いられる場合、フラット・
ハーネスの回路全体を複数種類作成しなくとも、共通回
路に接続するオプション回路を車両のグレード、仕向地
に合わせて替えるだけで、複数の種類の車両に対応する
ことができる。
【0014】請求項2に記載のフラット・ハーネスによ
ると、上記共通回路およびオプション回路に設ける接点
は、接点のピッチが一定とされているので、共通回路に
任意のオプション回路を接続することができ、複数種類
の共通回路と複数種類のオプション回路との間で接続が
行える。
【0015】請求項3に記載のフラット・ハーネスによ
ると、オプション・ハーネスは本体ハーネスのオプショ
ン・ハーネス取付領域に嵌め込むようにして本体ハーネ
スに取り付けられ、オプション・ハーネス取付領域にオ
プション・ハーネスが嵌め込まれると、共通回路の接点
とオプション回路の接点とが当接して接続される。
【0016】したがって、共通回路の接点とオプション
回路の接点との位置合わせをしなくとも、オプション・
ハーネス取付領域にオプション・ハーネスを嵌め込むだ
けで、共通回路の接点とオプション回路の接点とが当接
するので、共通回路にオプション回路を簡単かつ確実に
接続することができる。
【0017】また、オプション・ハーネス取付領域にお
いて共通回路が取り除かれているので、オプション・ハ
ーネス取付領域の対向する両側縁に沿った接点の間の領
域にオプション・ハーネスが対向する部分に、オプショ
ン回路を設けることができる。よって、回路構造が比較
的複雑なオプション回路も余裕をもって設けることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。本発明のフラット・ハーネスは、図1
(A)(B)(C)および図2に示される本体ハーネス11
と、図3(A)(B)(C)に示されるオプション・ハーネス
16a,16b,16cとから構成される。本体ハーネス1
1には、本体ハーネス11に備えられる共通回路14の
接点14aが露出される矩形状のオプション・ハーネス
取付領域15が設けられる。図1(A)の図示例では、取
付領域15は、3箇所設けれている。各取付領域15に
は、後述する図3(A)(B)(C)に示されるようなオプシ
ョン・ハーネス16a,16b,16cが取り付けられ、共
通回路14にオプション・ハーネス16a,16b,16c
のオプション回路20が接続される。
【0019】本体ハーネス11は、共通回路14の上下
両面を絶縁フィルム13a,13bで挟んで構成され、共
通回路14の各先端の接続部(図示せず)には、コネクタ
12a〜12jがそれぞれ接続される。本発明のフラット
・ハーネスはたとえば車両のドア用ハーネスであり、各
コネクタ12a〜12jには、ドアミラー、ドアロック、
ステップランプ、パワーウインドウ、ドアスピーカなど
の電装品の接続部材(図示せず)や、電源(図示せず)など
が接続される。本体ハーネス11の共通回路14および
オプション・ハーネス16a,16b,16cのオプション
回路20は、銅箔を金型で打ち抜いて形成される。
【0020】取付領域15は、上下両面の絶縁フィルム
13a,13bのうちの一方の絶縁フィルム13a,13b、
図示例では絶縁フィルム13aが部分的に矩形状に取り
除かれて形成される。取付領域15の露出される領域に
は、共通回路14に設けられる複数の接点14aが形成
される。接点14aは、取付領域15の互いに対向する
両側縁15a,15bに沿って、対向して2列で形成され
る。取付領域15において、両側の接点14a列の間の
領域15c、すなわち図2における左側の接点14a列と
右側の接点14a列との間の領域には、共通回路14は
設けられていない。
【0021】図3(A)(B)(C)に示されるように、各オ
プション・ハーネス16a,16b,16cは、大略的に、
取付領域15に嵌まり込む矩形状の絶縁フィルム18の
表面にオプション回路20が配置されて構成されてい
る。絶縁フィルム18は、絶縁フィルム18よりも大き
い絶縁性の取付シート17に貼り付けられており、オプ
ション回路20が取付領域15の上記領域15cに対向
する部分は絶縁フィルム19によって被覆されている。
絶縁フィルム18と取付シート17とは一体の構成であ
ってよい。
【0022】上記オプション・ハーネス16a,16b,1
6cの各オプション回路20には、絶縁フィルム18の
両側縁18a,18bに沿って、すなわち共通回路14の
接点14aに対向する位置に複数の接点20aが設けられ
ている。各オプション・ハーネス16a,16b,16cの
オプション回路20は、それぞれ配線構造が異なってお
り、オプション・ハーネス16a,16b,16cのうちか
ら所要のオプション・ハーネス16a,16b,16cを選
択して、本体ハーネス11に取り付けることによって、
共通回路14の接点14a同士の接続構造が変化し、共
通回路14の配線構造を所要の配線構造にすることがで
きる。オプション回路20の配線構造の種類としては、
図3(A)(B)(C)の図示例に限らず、任意の配線構造が
考えられる。図3(C)のオプション・ハーネス16cで
は、図3(C)における左側の接点20aと右側の接点2
0aとを接続するオプション回路20が絶縁フィルム1
8の外周部に沿って設けられている
【0023】オプション・ハーネス16a,16b,16c
の本体ハーネス11への取り付けは、図4(A)(B)に示
されるように、オプション回路20の各接点20aに半
田鍍金を施し、本体ハーネス11の絶縁フィルム13a
に当接する取付シート17の外周縁部17aに接着剤を
塗布し、本体ハーネス11の取付領域15にオプション
・ハーネス16a,16b,16cの絶縁フィルム18を嵌
めこむようにして行なわれる。絶縁フィルム18は取付
領域15に丁度嵌まりこむ大きさおよび形状としている
ため、共通回路14の接点14aとオプション回路20
の接点20aとの位置合わせをしなくとも、取付領域1
5に絶縁フィルム18を嵌めこむだけで、互いに対応す
る共通回路14の各接点14aにオプション回路20の
各接点20aが当接する。
【0024】このように、本体ハーネス11の取付領域
15にオプション・ハーネス16a,16b,16cが嵌め
込まれると、接点14aと接点20aとが当接している部
分に対応するオプション・ハーネス16a,16b,16c
の表面に、発熱バー51が押し当てられ、発熱バー51
からの熱が取付シート17および絶縁フィルム18を介
して接点14aと接点20aとの各当接部に伝わり、接点
20aに鍍金された半田が溶けて、各接点14aと各接点
20aとが接続される。発熱バー51を用いずに、鍍金
された半田で超音波溶着によって接点14aと接点20a
との接続を行ってもよい。
【0025】接点14aと接点20aとが半田接合される
と、本体ハーネス11とオプション・ハーネス16a,1
6b,16cとがリベット21によって固定される。リベ
ット21は、接点14aと接点20aとが接続されている
部分を貫くようにして設けられ、接点14aと接点20a
とが離反しないようになっている。
【0026】本体ハーネス11の各取付領域15の大き
さと各オプション・ハーネスの絶縁フィルム18の大き
さとは一定の大きさに規定されている。また、共通回路
14の接点14aの配列ピッチP1とオプション回路2
0の接点20aの配列ピッチP2とは一定の等しい配列
ピッチに規定されており、各取付領域15における両側
の接点14a間の間隔W1と各オプション・ハーネスに
おける両側の接点20a間の間隔W2とは一定の等しい
間隔に規定されている。よって、いずれの取付領域15
にも任意のオプション・ハーネス16a,16b,16cが
取付可能となっている。
【0027】本体ハーネス11のオプション・ハーネス
16a,16b,16cが取り付けられない取付領域15に
は、穴塞ぎ用の絶縁フィルム(図示せず)が貼り付けら
れ、該絶縁フィルムによって共通回路14の接点14a
が被覆される。
【0028】したがって、本体ハーネス11の取付領域
15にオプション・ハーネス16a,16b,16cを選択
して取り付けることによって、共通回路14の配線構造
を所要の配線構造に容易に変更することができる。
【0029】たとえば、図5(A)に示す本体ハーネス3
1には取付領域33が1つだけ設けられている場合、該
取付領域33に取り付けるオプション・ハーネスを、図
5(B)(C)(D)に示す3つののオプション・ハーネス3
7,38,39のうちから適当に選択することによって、
コネクタ32a〜32d間を3種類の異なる配線構造で接
続することができる。
【0030】上記本体ハーネス31において、共通回路
は4本の配線34a〜34dからなり、各配線34a〜3
4dの一端にはそれぞれコネクタ32a〜32dが個別に
接続され、他端には接点35a〜35dがそれぞれ形成さ
れている。オプション・ハーネス37,38,39の接点
36aは本体ハーネス31の接点35aに接続され、接点
36bは接点35bに接続され、接点36cは接点35cに
接続され、接点36dは接点35dに接続される。
【0031】図5(B)のオプション・ハーネス37に
は、接点35a〜35dを共通に接続するオプション回路
40aが設けられており、図5(C)のオプション・ハー
ネス38には接点35aと接点35bとの間と、接点35
cと接点35dとの間とをそれぞれ独立に接続するオプシ
ョン回路40bが設けられており、図5(C)のオプショ
ン・ハーネス39には、接点35aと接点35dとを接続
するオプション回路40cが設けられている。したがっ
て、図10(A)(B)(C)の従来のように回路部4a〜4c
全体を3種類作成する必要がない。
【0032】図6(A)(B)は、本発明の第2実施例であ
るフラット・ハーネスに備えられるオプション・ハーネ
ス16d,16eの構成を示す平面図である。図7は、第
2実施例のフラット・ハーネスの部分的構成を示す断面
図である。図6(A)(B)および図7において、図1(A)
(B)(C)〜図4(A)(B)のフラット・ハーネスと対応お
よび類似する部分には同一の参照符号を付す。本実施例
のフラット・ハーネスの特徴点は、オプション・ハーネ
ス16d,16eのオプション回路20にヒューズ41や
ダイオード42などの電子部品が備えられている点であ
る。
【0033】図6(A)のオプション・ハーネス16dで
は、両側の接点20a間を接続する配線にヒューズ41
が介在されている。図6(B)のオプション・ハーネス1
6eでは、両側の互いに対向する各接点20a間を個別に
接続する各配線に、それぞれダイオード42、コンデン
サ43、および抵抗44が介在されている。ダイオード
42、コンデンサ43、および抵抗44は、オプション
回路20に設けられる接点に端子が半田付けされてオプ
ション・ハーネス16eに取り付けられる。
【0034】本体ハーネス11の取付領域15における
上記領域15cの部分は、共通回路14が設けられてい
ないので、オプション・ハーネス16d,16eの両側の
接点20a間にヒューズ41などの電子部品を備えて
も、電子部品や配線が共通回路14に接触してショート
することがない。
【0035】なお、上述の各実施例では、取付領域15
を矩形状にし、接点14aが設けられる領域全体を露出
させるようにしたが、接点14a列に沿って細長形状の
取付領域を設け、各接点14a列の部分のみを露出させ
るようにしても良いし、接点14aのみを露出させても
よい。この場合、対向する接点間の上述の実施例では露
出されていた取付領域15の領域15cの部分が絶縁フ
ィルム13aによって被覆されることとなり、領域15c
の部分にも共通回路14を設けることができる。領域1
5cに共通回路14を設けた場合には、例えば、図3
(A)(B)(C)に示すオプション・ハーネス16a〜16
cが共通回路14の上面に重ねて取り付けられ、回路密
度を高めることができ、その分、フラット・ハーネスの
小型化が図れる。
【0036】また、上述の各実施例では、各取付領域1
5において取付領域15の対向する両側縁15a,15b
にそって接点14aを2列で設けたが、1列で設けても
よい。また、取付領域15の上下左右の縁に沿って接点
14aを設けてもよい。
【0037】また、上述の各実施例では、フラット・ハ
ーネスとして、本体ハーネスおよびオプション・ハーネ
スともFPCを用いているが、両方ともFWC、PCB
に変えても良いし、また、本体ハーネスをPCB、オプ
ション・ハーネスをFPCで形成する等、本体ハーネス
とオプション・ハーネスとで種類を変えてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のフラット・ハーネスでは、フラット・ハー
ネスの回路全体を複数種類作成しなくとも、共通回路に
接続するオプション回路を車両のグレード、仕向地に合
わせて替えるだけで、フラット・ハーネスの回路の配線
構造を車両の種類に対応させて容易に変更することがで
きる。かつ、1種類の共通回路を作成した後は、フラッ
ト・ハーネスの回路の一部分をなす小形のオプション回
路を必要に応じて複数種類作成すればよいので、共通回
路を形成する銅箔打抜用金型の小型化が図れる。
【0039】請求項2のフラット・ハーネスでは、上記
共通回路およびオプション回路に設ける上記接点は、接
点のピッチが一定とされているので、共通回路に任意の
オプション回路を接続することができ、複数種類の共通
回路と複数種類のオプション回路との間で接続を行える
ようになる。その結果、フラット・ハーネスの回路構成
を多様化できる。
【0040】請求項3のフラット・ハーネスでは、共通
回路の接点とオプション回路の接点との位置合わせをし
なくとも、オプション・ハーネス取付領域にオプション
・ハーネスを嵌め込むだけで、共通回路の接点とオプシ
ョン回路の接点とが当接するので、共通回路にオプショ
ン回路を簡単かつ確実に接続することができ、本体ハー
ネスへのオプション・ハーネスの取付作業の作業効率を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)(B)は本発明の第1実施例であるフラッ
ト・ハーネスに備えられる本体ハーネスの構成を示す平
面図、(C)は本体ハーネスの構成を示す図1(B)の切
断線IVーIVの断面図である。
【図2】 図1の本体ハーネスの取付領域の構成を示す
平面図である。
【図3】 (A)(B)(C)は本体ハーネスの取付領域に取
り付けられるオプション・ハーネスの構成を示す平面図
である。
【図4】 (A)(B)はオプション・ハーネスの本体ハー
ネスへの取付工程を示す断面図である。
【図5】 (A)(B)(C)(D)は本体ハーネスおよびオプ
ション・ハーネスの具体的構成例を示す平面図である。
【図6】 (A)(B)は本発明の第2実施例であるフラッ
ト・ハーネスに備えられるオプション・ハーネスの構成
を示す平面図である。
【図7】 本体ハーネスへのオプション・ハーネスの取
付方法を示す断面図である。
【図8】 従来のフラット・ハーネスの平面図である。
【図9】 図8のフラット・ハーネスが取り付けられる
ドアの構成を示す斜視図である。
【図10】 (A)(B)(C)は従来のフラット・ハーネス
の具体的構成例を示す平面図である。
【図11】 従来のフラット・ハーネスの具体的構成例
を示す平面図である。
【符号の説明】
11 本体ハーネス 12a〜12j,32a〜32d コネクタ 13a,13b,18,19 絶縁フィルム 14 共通回路 14a,20a,35a〜35d,36a〜36d 接点 15,33 取付領域 16a〜16e,37〜39 オプション・ハーネス 17 取付シート 20,40a〜40b オプション回路 41 ヒューズ 42 ダイオード 43 コンデンサ 44 抵抗 P1,P2 配列ピッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の回路を構成する導電材の上下両面
    を絶縁フィルムで挟んで形成したフラット・ハーネスで
    あって、 上記フラット・ハーネスを、共通回路を設けた本体ハー
    ネスと、オプション回路を設けたオプション・ハーネス
    とに分け、上記本体ハーネスの共通回路にオプション回
    路との接点を露出させて設けておき、該接点に選択して
    用いるオプション回路の接点を接続させて本体ハーネス
    にオプション・ハーネスを取り付ける一方、オプション
    回路と接続しない共通回路の接点は絶縁フィルムで閉鎖
    して用いることを特徴とするフラット・ハーネス。
  2. 【請求項2】 上記共通回路およびオプション回路に設
    ける上記接点は、接点のピッチを一定として、共通回路
    に任意のオプション回路を接続可としている請求項1に
    記載のフラット・ハーネス。
  3. 【請求項3】 上記本体ハーネスに共通回路と上側絶縁
    フィルムとを除いた略矩形状のオプション・ハーネス取
    付領域を設け、該オプション・ハーネス取付領域の対向
    する両側縁に沿ってオプション回路との接点を設ける一
    方、上記オプション・ハーネスはオプション・ハーネス
    取付領域に嵌合する略矩形状とし、該オプション・ハー
    ネスに形成するオプション回路は対向する両側縁に沿っ
    て共通回路との接点を設けている請求項1または請求項
    2に記載のフラット・ハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004241187A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Alps Electric Co Ltd コネクタ及びコネクタの接続方法
JP2006199288A (ja) * 2006-03-03 2006-08-03 Furukawa Electric Co Ltd:The 車両用パワーシートの配線方法
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JP2018207625A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線モジュールの敷設構造及び配線モジュール

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