JPH08249855A - 記録媒体収納カセット - Google Patents
記録媒体収納カセットInfo
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- JPH08249855A JPH08249855A JP7047579A JP4757995A JPH08249855A JP H08249855 A JPH08249855 A JP H08249855A JP 7047579 A JP7047579 A JP 7047579A JP 4757995 A JP4757995 A JP 4757995A JP H08249855 A JPH08249855 A JP H08249855A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
- G11B23/08707—Details
- G11B23/08785—Envelopes
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録媒体収納カセットにおいて、十分な強度
を確保すると共に、従来にはない高級感を出す。 【構成】 カセットの外装体の一部(例えば、上シェル
3と下シェル4の中間の側面の一部)を、プレス加工に
よって成形された金属板材40で形成する。 【効果】 外装体の一部が金属となることで、十分な強
度と高級感が得られる。金属板材40はプレスによって
成形されるため、成形性が良く簡単に製造できる。
を確保すると共に、従来にはない高級感を出す。 【構成】 カセットの外装体の一部(例えば、上シェル
3と下シェル4の中間の側面の一部)を、プレス加工に
よって成形された金属板材40で形成する。 【効果】 外装体の一部が金属となることで、十分な強
度と高級感が得られる。金属板材40はプレスによって
成形されるため、成形性が良く簡単に製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体収納カセットに
関し、特に強度的に有利な記録媒体収納カセットに係る
ものである。
関し、特に強度的に有利な記録媒体収納カセットに係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図1〜図4において従来例を説明
する。
する。
【0003】図1及び図2は、いわゆるD8カセットの
例である。尚、このD8カセットは、元来ビデオ録画用
として開発された8mmビデオテープカセットをデータ
記録用としたものである。
例である。尚、このD8カセットは、元来ビデオ録画用
として開発された8mmビデオテープカセットをデータ
記録用としたものである。
【0004】図において1はD8カセットを全体として
示し、2はそのカセット匣体で、このカセット匣体2は
上シェル3と下シェル4とを組み合わせ、螺子止め等で
固着して構成される。このカセット匣体2を構成する上
シェル3と下シェル4は何れも樹脂材(例えば、ABS
とポリカーボネートを混合し、これにグラスファイバー
を15wt%程度添加したもの)を材料とし、射出成形
により形作られている。
示し、2はそのカセット匣体で、このカセット匣体2は
上シェル3と下シェル4とを組み合わせ、螺子止め等で
固着して構成される。このカセット匣体2を構成する上
シェル3と下シェル4は何れも樹脂材(例えば、ABS
とポリカーボネートを混合し、これにグラスファイバー
を15wt%程度添加したもの)を材料とし、射出成形
により形作られている。
【0005】そしてこのカセット匣体2の内部には、下
シェル4に形成された左右のリール駆動軸挿入孔5a,
5bに対応して一対のリール(巻取側リール6,供給側
リール7)が回転可能に収納されている。
シェル4に形成された左右のリール駆動軸挿入孔5a,
5bに対応して一対のリール(巻取側リール6,供給側
リール7)が回転可能に収納されている。
【0006】このリール6,7は、夫々ハブ6a,7a
と上下のフランジ6b及び6c,7b及び7cとにより
なり、このリール6,7のハブ6a,7aに記録媒体と
しての磁気テープ8がその両端末部を止着した状態で巻
回される。尚、このリール6,7は夫々ハブ6a,7a
と下フランジ6c,7cとが一体に成形されており、こ
れに別体の上フランジ6b,7bが固着されてなる構造
である。
と上下のフランジ6b及び6c,7b及び7cとにより
なり、このリール6,7のハブ6a,7aに記録媒体と
しての磁気テープ8がその両端末部を止着した状態で巻
回される。尚、このリール6,7は夫々ハブ6a,7a
と下フランジ6c,7cとが一体に成形されており、こ
れに別体の上フランジ6b,7bが固着されてなる構造
である。
【0007】下シェル4の前部には左右にテープガイド
部9a,9bが設けられており、供給側リール7から導
出された磁気テープ8がテープガイド部9bを経由して
カセット匣体の前方面を通り、その後テープガイド部9
aを経由して巻取側リール6に巻取られるようにテープ
走行経路が形成されている。
部9a,9bが設けられており、供給側リール7から導
出された磁気テープ8がテープガイド部9bを経由して
カセット匣体の前方面を通り、その後テープガイド部9
aを経由して巻取側リール6に巻取られるようにテープ
走行経路が形成されている。
【0008】10はカセット匣体の前方面を通る磁気テ
ープ8を保護するためのリッドで、これはカセット不使
用時にはカセット匣体の前方面の磁気テープ露出部を覆
い、カセット使用時(カセットがカセットデッキに挿入
されたとき)には上方へ回動されて開き、磁気テープ8
を露出させるものである。
ープ8を保護するためのリッドで、これはカセット不使
用時にはカセット匣体の前方面の磁気テープ露出部を覆
い、カセット使用時(カセットがカセットデッキに挿入
されたとき)には上方へ回動されて開き、磁気テープ8
を露出させるものである。
【0009】図3及び図4は、いわゆるDDSカセット
の例である。尚、このDDSカセットは、元来オーディ
オ録音用として開発されたDAT(デジタルオーディオ
テープレコーダ)用テープカセットをデータ記録用とし
たものである。
の例である。尚、このDDSカセットは、元来オーディ
オ録音用として開発されたDAT(デジタルオーディオ
テープレコーダ)用テープカセットをデータ記録用とし
たものである。
【0010】図において21はDDSカセットを全体と
して示し、22はそのカセット匣体で、このカセット匣
体22は上シェル23と下シェル24とを組み合わせ、
螺子止め等で固着して構成される。このカセット匣体2
を構成する上シェル23と下シェル24は何れも樹脂材
を材料とし、射出成形により形作られている。
して示し、22はそのカセット匣体で、このカセット匣
体22は上シェル23と下シェル24とを組み合わせ、
螺子止め等で固着して構成される。このカセット匣体2
を構成する上シェル23と下シェル24は何れも樹脂材
を材料とし、射出成形により形作られている。
【0011】そしてこのカセット匣体22の内部には、
下シェル24に形成された左右のハブ駆動軸挿入孔25
a,25bに対応して一対のハブ(巻取側ハブ26,供
給側ハブ27)が回転可能に収納されており、このハブ
26,27に記録媒体としての磁気テープ28が巻回さ
れる。
下シェル24に形成された左右のハブ駆動軸挿入孔25
a,25bに対応して一対のハブ(巻取側ハブ26,供
給側ハブ27)が回転可能に収納されており、このハブ
26,27に記録媒体としての磁気テープ28が巻回さ
れる。
【0012】上シェル23の中央部には、透明な樹脂材
によりなる窓部29が設けられており、この窓部29を
通してハブ26,27に巻回される磁気テープ28を外
部から目視できるようになっている。
によりなる窓部29が設けられており、この窓部29を
通してハブ26,27に巻回される磁気テープ28を外
部から目視できるようになっている。
【0013】磁気テープ28は、供給側のハブ27から
導出されてカセット匣体の前方面を通り、その後巻取側
のハブ26に巻取られるようにテープ走行経路が形成さ
れている。
導出されてカセット匣体の前方面を通り、その後巻取側
のハブ26に巻取られるようにテープ走行経路が形成さ
れている。
【0014】30はカセット匣体の前方面を通る磁気テ
ープ28を保護するためのリッドであり、これはカセッ
ト不使用時にはカセット匣体の前方面の磁気テープ露出
部を覆い、カセット使用時(カセットがカセットデッキ
に挿入されたとき)には上方へ回動されて開き、磁気テ
ープ28を露出させるものである。
ープ28を保護するためのリッドであり、これはカセッ
ト不使用時にはカセット匣体の前方面の磁気テープ露出
部を覆い、カセット使用時(カセットがカセットデッキ
に挿入されたとき)には上方へ回動されて開き、磁気テ
ープ28を露出させるものである。
【0015】またこのDDSカセット21では、カセッ
ト匣体の前方面を通る磁気テープ28の裏側に対応する
部分を凹状に開放したポケット部31が底面側に設けら
れている。このポケット部31は、カセットをカセット
デッキに挿入したときに、カセットデッキ側のテープロ
ーディング用部材が挿入される部分である。
ト匣体の前方面を通る磁気テープ28の裏側に対応する
部分を凹状に開放したポケット部31が底面側に設けら
れている。このポケット部31は、カセットをカセット
デッキに挿入したときに、カセットデッキ側のテープロ
ーディング用部材が挿入される部分である。
【0016】さらにこのDDSカセット21において
は、カセット匣体の下ハーフ24の底面側に、ハブ駆動
軸挿入孔25a,25b及びポケット部31を開閉する
ためのスライダー32が装着されている。
は、カセット匣体の下ハーフ24の底面側に、ハブ駆動
軸挿入孔25a,25b及びポケット部31を開閉する
ためのスライダー32が装着されている。
【0017】このスライダー32は、下シェル24のハ
ブ駆動軸挿入孔25a,25bに対応した孔33a,3
3bを有し、カセット匣体22に対し前後方向に移動可
能に取り付けられている。またこのスライダー32もカ
セット匣体22と同様に樹脂材によって成形されてい
る。
ブ駆動軸挿入孔25a,25bに対応した孔33a,3
3bを有し、カセット匣体22に対し前後方向に移動可
能に取り付けられている。またこのスライダー32もカ
セット匣体22と同様に樹脂材によって成形されてい
る。
【0018】そしてカセット不使用時にはこのスライダ
ー32は前方位置にあり(図4A)、この状態では孔3
3a,33bがハブ駆動軸挿入孔25a,25bと非対
応位置にあってハブ駆動軸挿入孔25a,25bが閉塞
されていると共に、ポケット部31も閉塞された状態に
ある。カセットをカセットデッキに挿入すると、スライ
ダー32は後方へ移動され(図4B)、この状態では孔
33a,33bがハブ駆動軸挿入孔25a,25bと対
応する位置に来ることによってこのハブ駆動軸挿入孔2
5a,25bが開放されると共に、ポケット部31も開
放された状態となる。
ー32は前方位置にあり(図4A)、この状態では孔3
3a,33bがハブ駆動軸挿入孔25a,25bと非対
応位置にあってハブ駆動軸挿入孔25a,25bが閉塞
されていると共に、ポケット部31も閉塞された状態に
ある。カセットをカセットデッキに挿入すると、スライ
ダー32は後方へ移動され(図4B)、この状態では孔
33a,33bがハブ駆動軸挿入孔25a,25bと対
応する位置に来ることによってこのハブ駆動軸挿入孔2
5a,25bが開放されると共に、ポケット部31も開
放された状態となる。
【0019】尚このスライダー32には、スライダーロ
ック機構を構成する係合孔34a,34bが形成されて
おり、カセット匣体22の下シェル24側に設けられた
スライダーロック片がこの係合孔34aまたは34bと
係合することによってスライダー32は前方位置(閉じ
位置)と後方位置(開き位置)で夫々ロックされるよう
になっているが、ここではこのスライダーロック機構に
ついての詳細な図示及び説明は省略する。
ック機構を構成する係合孔34a,34bが形成されて
おり、カセット匣体22の下シェル24側に設けられた
スライダーロック片がこの係合孔34aまたは34bと
係合することによってスライダー32は前方位置(閉じ
位置)と後方位置(開き位置)で夫々ロックされるよう
になっているが、ここではこのスライダーロック機構に
ついての詳細な図示及び説明は省略する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上の如きD8カセッ
トやDDSカセットにおいては、近年さらなる記録容量
の増加や、多岐の情報データの保存の要求が高まり、よ
り厳しい環境における記録の保護が必要となってきてい
る。
トやDDSカセットにおいては、近年さらなる記録容量
の増加や、多岐の情報データの保存の要求が高まり、よ
り厳しい環境における記録の保護が必要となってきてい
る。
【0021】このような状況下において従来、外装体で
あるカセット匣体の上シェルと下シェルが樹脂材のみに
よって形成されていることは、強度面において不十分な
部分もある。特にデータ記録保存用のカセットは、厳し
い条件下で使用されることがあり、それへの対応が必要
である。本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
である。
あるカセット匣体の上シェルと下シェルが樹脂材のみに
よって形成されていることは、強度面において不十分な
部分もある。特にデータ記録保存用のカセットは、厳し
い条件下で使用されることがあり、それへの対応が必要
である。本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
である。
【0022】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、内部に記
録媒体が収納されてなるカセットにおいて、その外装体
の一部(例えばカセット匣体の上シェルと下シェルの中
間の側面の一部、上シェルの一部、下シェルの一部、カ
セット匣体の下シェルの底面側に装着されるスライダー
など)を金属板材で形成したものである。そしてこの金
属板材は、プレス加工によって成形されたものであるこ
とを特徴とする。
録媒体が収納されてなるカセットにおいて、その外装体
の一部(例えばカセット匣体の上シェルと下シェルの中
間の側面の一部、上シェルの一部、下シェルの一部、カ
セット匣体の下シェルの底面側に装着されるスライダー
など)を金属板材で形成したものである。そしてこの金
属板材は、プレス加工によって成形されたものであるこ
とを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明によるカセットでは、外装体の一部が金
属となることで、耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性など
が向上し、また従来のカセットにはない高級感が得られ
る。そして特に本発明では、金属板材はプレス加工によ
って成形されるため、成形性が良く製造が簡単である。
属となることで、耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性など
が向上し、また従来のカセットにはない高級感が得られ
る。そして特に本発明では、金属板材はプレス加工によ
って成形されるため、成形性が良く製造が簡単である。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0025】図5〜図10は、D8カセットの実施例で
ある。尚、この実施例において前述した図1及び図2の
従来例と対応する部分には同一符号を付してある。
ある。尚、この実施例において前述した図1及び図2の
従来例と対応する部分には同一符号を付してある。
【0026】図5及び図6は、D8カセット1におい
て、カセット匣体2の上シェル3と下シェル4の中間の
側面の一部を金属板材で形成した例である。即ちこの例
では、カセット匣体2の左右の両側面と後側面とが一部
を除いてアルミニウムやステンレスなどの金属板材40
に置き換えられている。
て、カセット匣体2の上シェル3と下シェル4の中間の
側面の一部を金属板材で形成した例である。即ちこの例
では、カセット匣体2の左右の両側面と後側面とが一部
を除いてアルミニウムやステンレスなどの金属板材40
に置き換えられている。
【0027】上シェル3と下シェル4は、従来と同じ樹
脂材によりなり、その形状は従来例と比較して明らかな
ように、左右の両側壁部と後側壁部が一部を残して取り
除かれた形状を有している。本例では、この取り除かれ
た部分に代わるものとして金属板材40が用いられてい
る。
脂材によりなり、その形状は従来例と比較して明らかな
ように、左右の両側壁部と後側壁部が一部を残して取り
除かれた形状を有している。本例では、この取り除かれ
た部分に代わるものとして金属板材40が用いられてい
る。
【0028】この金属板材40は、左右の両側面部40
a,40bと後側面部40cとを連続して有する略コ字
形の折り曲げ形状をなし、左右の両側面部40a,40
bの外面側の後部には、カセット1を掴むときのグリッ
プ部として多数の溝11が刻設されている。
a,40bと後側面部40cとを連続して有する略コ字
形の折り曲げ形状をなし、左右の両側面部40a,40
bの外面側の後部には、カセット1を掴むときのグリッ
プ部として多数の溝11が刻設されている。
【0029】この金属板材40は、プレス加工によって
成形されるものである。即ち、先ずアルミニウムやステ
ンレスなどの金属平板をプレス機によって所定型で打ち
抜き、この打ち抜かれた金属板をさらにプレス機で折り
曲げることによって図示の如き形状の金属板材40を作
る。また溝11もプレス機によって簡単に刻設できる。
成形されるものである。即ち、先ずアルミニウムやステ
ンレスなどの金属平板をプレス機によって所定型で打ち
抜き、この打ち抜かれた金属板をさらにプレス機で折り
曲げることによって図示の如き形状の金属板材40を作
る。また溝11もプレス機によって簡単に刻設できる。
【0030】さらに、図面には表われていないが、金属
板材40の後側面部40cの外面側に、プレスによって
ラベルエリア(ラベルを貼り付けるための凹部)を形成
することもできる。また金属板材40の外面側の適当な
部分に、ロゴやデザイン的模様などをプレスによって刻
印することも簡単にできる。
板材40の後側面部40cの外面側に、プレスによって
ラベルエリア(ラベルを貼り付けるための凹部)を形成
することもできる。また金属板材40の外面側の適当な
部分に、ロゴやデザイン的模様などをプレスによって刻
印することも簡単にできる。
【0031】本例において、金属板材40の上シェル3
と下シェル4に対する固定構造例を図7に示す。図7A
は、金属板材40を上シェル3と下シェル4で挟み込ん
で固定する構造である。即ちこの例では、金属板材40
の上下の端縁部40d,40eを内側に直角に折り曲
げ、さらにその先端を夫々上方、下方に直角に折り曲げ
て形成してあり、上シェル3と下シェル4を組み合わせ
るときに、この金属板材40の上下端縁部40dと40
eの先端部を夫々上シェル3と下シェル4の内面側の凹
溝部3aと4aに嵌め込むようにして金属板材40を上
シェル3と下シェル4の間に挟み込む。
と下シェル4に対する固定構造例を図7に示す。図7A
は、金属板材40を上シェル3と下シェル4で挟み込ん
で固定する構造である。即ちこの例では、金属板材40
の上下の端縁部40d,40eを内側に直角に折り曲
げ、さらにその先端を夫々上方、下方に直角に折り曲げ
て形成してあり、上シェル3と下シェル4を組み合わせ
るときに、この金属板材40の上下端縁部40dと40
eの先端部を夫々上シェル3と下シェル4の内面側の凹
溝部3aと4aに嵌め込むようにして金属板材40を上
シェル3と下シェル4の間に挟み込む。
【0032】同図Bは、上シェル3と下シェル4を挟持
するように金属板材40を嵌め付けて固定する構造であ
る。即ちこの例では、金属板材40の上下端縁部40
d,40eを夫々内側に直角に折り曲げて形成してあ
り、上シェル3と下シェル4を組み合わせた後に、この
金属板材40の上下縁部40dと40eを夫々上シェル
3と下シェル4の外面側の凹段部3bと4bに嵌め付け
るようにして金属板材40を上シェル3と下シェル4に
跨って圧入状に固定する。またこの例では、金属板材4
0を上シェル3と下シェル4に対し接着剤で固定しても
よい。
するように金属板材40を嵌め付けて固定する構造であ
る。即ちこの例では、金属板材40の上下端縁部40
d,40eを夫々内側に直角に折り曲げて形成してあ
り、上シェル3と下シェル4を組み合わせた後に、この
金属板材40の上下縁部40dと40eを夫々上シェル
3と下シェル4の外面側の凹段部3bと4bに嵌め付け
るようにして金属板材40を上シェル3と下シェル4に
跨って圧入状に固定する。またこの例では、金属板材4
0を上シェル3と下シェル4に対し接着剤で固定しても
よい。
【0033】この図7のA,B何れの例においても、カ
セット匣体2内は高い密閉性が確保され、十分な防塵効
果が得られる。また特に図7Bの例では、ユーザーが上
シェル3と下シェル4を容易に分解することが難しくな
るため、カセットとしての安全性が高まる。尚、これら
の例において金属板材40の上下の端縁部40d,40
eの折り曲げ形状は、プレスによって容易に成形できる
ものである。
セット匣体2内は高い密閉性が確保され、十分な防塵効
果が得られる。また特に図7Bの例では、ユーザーが上
シェル3と下シェル4を容易に分解することが難しくな
るため、カセットとしての安全性が高まる。尚、これら
の例において金属板材40の上下の端縁部40d,40
eの折り曲げ形状は、プレスによって容易に成形できる
ものである。
【0034】以上のように本例のカセット1では、樹脂
材によりなる上シェル3と下シェル4の中間の側面の一
部を金属板材40で形成したことにより、カセット全体
としての耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が
従来よりも大きく向上する。また、金属板材40を用い
ることで、カセット1の全体的な質感、重厚感が増し、
従来にはない高級感が得られる。
材によりなる上シェル3と下シェル4の中間の側面の一
部を金属板材40で形成したことにより、カセット全体
としての耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が
従来よりも大きく向上する。また、金属板材40を用い
ることで、カセット1の全体的な質感、重厚感が増し、
従来にはない高級感が得られる。
【0035】また特に本例のカセット1では、カセット
匣体2の左右の両側面と後側面の殆どが金属板材40で
構成されているため、この金属板材40の全幅によって
カセット全体の強度が十分に保たれるので、より堅牢な
カセットを実現できる。
匣体2の左右の両側面と後側面の殆どが金属板材40で
構成されているため、この金属板材40の全幅によって
カセット全体の強度が十分に保たれるので、より堅牢な
カセットを実現できる。
【0036】図8及び図9は、カセット匣体2の下シェ
ル4の一部を金属板材で形成した例である。即ちこの例
では、下シェル4の底面部において、基準面(カセット
がカセットデッキ内で載置支持される部面)を除く中央
部面がアルミニウムやステンレスなどの金属板材41に
置き換えられている。
ル4の一部を金属板材で形成した例である。即ちこの例
では、下シェル4の底面部において、基準面(カセット
がカセットデッキ内で載置支持される部面)を除く中央
部面がアルミニウムやステンレスなどの金属板材41に
置き換えられている。
【0037】下シェル4は従来と同じ樹脂材によりな
り、その底面部の中央部面には基準面より金属板材41
の厚みと略等しい深さで一段引込ませた凹部12があ
り、この凹部12に平板状の金属板材41を嵌め込んで
固定してある。
り、その底面部の中央部面には基準面より金属板材41
の厚みと略等しい深さで一段引込ませた凹部12があ
り、この凹部12に平板状の金属板材41を嵌め込んで
固定してある。
【0038】この金属板材41の下シェル4に対する固
定手段としては、両面接着テープが好適に用いられる。
あるいは、接着剤を用いることもできる。また、下シェ
ル4を成形する際に、アウトサート成形あるいはインサ
ート成形によって金属板材41と一体に成形してもよ
い。
定手段としては、両面接着テープが好適に用いられる。
あるいは、接着剤を用いることもできる。また、下シェ
ル4を成形する際に、アウトサート成形あるいはインサ
ート成形によって金属板材41と一体に成形してもよ
い。
【0039】この金属板材41もまた、プレス加工によ
って成形されるものであり、即ちアルミニウムやステン
レスなどの金属平板をプレス機によって所定型で打ち抜
くことにより、図に示す如き金属板材41を作る。また
金属板材41には、下シェル4のリール駆動軸挿入孔5
a,5bと対応する孔13a,13bをはじめ複数の孔
があるが、これらの孔もプレス機によって容易に穿孔で
きるものである。
って成形されるものであり、即ちアルミニウムやステン
レスなどの金属平板をプレス機によって所定型で打ち抜
くことにより、図に示す如き金属板材41を作る。また
金属板材41には、下シェル4のリール駆動軸挿入孔5
a,5bと対応する孔13a,13bをはじめ複数の孔
があるが、これらの孔もプレス機によって容易に穿孔で
きるものである。
【0040】このように本例のカセット1では、樹脂材
によりなるカセット匣体2の下シェル4の一部を金属板
材41で形成したことにより、カセット全体としての耐
摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が従来よりも
向上する。また、金属板材41を用いることで、カセッ
ト1の全体的な質感、重厚感が増し、従来にはない高級
感が得られる。
によりなるカセット匣体2の下シェル4の一部を金属板
材41で形成したことにより、カセット全体としての耐
摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が従来よりも
向上する。また、金属板材41を用いることで、カセッ
ト1の全体的な質感、重厚感が増し、従来にはない高級
感が得られる。
【0041】図10は、D8カセットに収納されるリー
ル6,7の一部を金属板材で形成した例である。即ちこ
こでは、リール6,7の上フランジ6b,7bがアルミ
ニウムやステンレスなどの金属板材42によって形成さ
れている。
ル6,7の一部を金属板材で形成した例である。即ちこ
こでは、リール6,7の上フランジ6b,7bがアルミ
ニウムやステンレスなどの金属板材42によって形成さ
れている。
【0042】リール6のハブ6aと下フランジ6c、リ
ール7のハブ7aと下フランジ7cは夫々POMなどの
樹脂材で一体に成形されており、これに金属板材42に
よりなる上フランジ6b,7bが固着される構造となっ
ている。
ール7のハブ7aと下フランジ7cは夫々POMなどの
樹脂材で一体に成形されており、これに金属板材42に
よりなる上フランジ6b,7bが固着される構造となっ
ている。
【0043】上フランジ6b,7bには、ハブ6a,7
a側から突出されるピン状の溶着突起14の通る孔が形
成されており、この孔を通った溶着突起14を熱溶融さ
せてかしめることにより、上フランジ6b,7bをハブ
6a,7aに固着する。さらに上フランジ6b,7bに
は、ハブ6a,7a側から突出される円錐状の中心突起
15の通る孔が中心部に形成され、またハブ6a,7a
に巻回される磁気テープ8の量を確認するための孔16
が複数箇所に設けられている。
a側から突出されるピン状の溶着突起14の通る孔が形
成されており、この孔を通った溶着突起14を熱溶融さ
せてかしめることにより、上フランジ6b,7bをハブ
6a,7aに固着する。さらに上フランジ6b,7bに
は、ハブ6a,7a側から突出される円錐状の中心突起
15の通る孔が中心部に形成され、またハブ6a,7a
に巻回される磁気テープ8の量を確認するための孔16
が複数箇所に設けられている。
【0044】この上フランジ6b,7bもまた、プレス
加工によって成形されるものであり、即ちアルミニウム
やステンレスなどの金属平板をプレス機によって円板状
に打ち抜くことにより、図に示す如き上フランジ6b,
7bを作る。磁気テープの巻量確認用の孔16をはじめ
とする各種の孔も、プレス機によって簡単に穿孔でき
る。
加工によって成形されるものであり、即ちアルミニウム
やステンレスなどの金属平板をプレス機によって円板状
に打ち抜くことにより、図に示す如き上フランジ6b,
7bを作る。磁気テープの巻量確認用の孔16をはじめ
とする各種の孔も、プレス機によって簡単に穿孔でき
る。
【0045】このように本例のリール6,7では、上フ
ランジ6b,7bを金属板材42によって形成すること
で、カセット匣体2の上シェル3に透明な窓部があって
外部からリール6,7を目視できる場合、金属板材42
によってカセットの質感、重厚感が増し、従来にはない
高級感が得られる。
ランジ6b,7bを金属板材42によって形成すること
で、カセット匣体2の上シェル3に透明な窓部があって
外部からリール6,7を目視できる場合、金属板材42
によってカセットの質感、重厚感が増し、従来にはない
高級感が得られる。
【0046】図11及び図12は、DDSカセットの実
施例である。尚、この実施例において前述した図3及び
図4の従来例と対応する部分には同一符号を付してあ
る。
施例である。尚、この実施例において前述した図3及び
図4の従来例と対応する部分には同一符号を付してあ
る。
【0047】図11は、DDSカセット21において、
カセット匣体22の上シェル23の一部を金属板材で形
成した例である。即ちこの例では、上シェル23の上面
部において、窓部29の周囲の中央部面がアルミニウム
やステンレスなどの金属板材43に置き換えられてい
る。
カセット匣体22の上シェル23の一部を金属板材で形
成した例である。即ちこの例では、上シェル23の上面
部において、窓部29の周囲の中央部面がアルミニウム
やステンレスなどの金属板材43に置き換えられてい
る。
【0048】上シェル24は従来と同じ樹脂材によりな
り、その上面部の中央部面には通常の規定面より金属板
材43の厚みと略等しい深さで一段引込ませた凹部35
があり、この凹部35に平板状の金属板材43を嵌め込
んで固定してある。
り、その上面部の中央部面には通常の規定面より金属板
材43の厚みと略等しい深さで一段引込ませた凹部35
があり、この凹部35に平板状の金属板材43を嵌め込
んで固定してある。
【0049】この金属板43の上シェル24に対する固
定手段としては、両面接着テープが好適に用いられる。
あるいは、接着剤を用いることもできる。また、上シェ
ル24を成形する際に、アウトサート成形あるいはイン
サート成形によって金属板材43と一体に成形してもよ
い。
定手段としては、両面接着テープが好適に用いられる。
あるいは、接着剤を用いることもできる。また、上シェ
ル24を成形する際に、アウトサート成形あるいはイン
サート成形によって金属板材43と一体に成形してもよ
い。
【0050】また金属板材43の中央部には窓孔36が
設けられており、この窓孔36に透明の樹脂材によりな
る窓板を嵌め込んで固着することにより窓部29を構成
している。
設けられており、この窓孔36に透明の樹脂材によりな
る窓板を嵌め込んで固着することにより窓部29を構成
している。
【0051】本例における金属板材43もまた、プレス
加工によって成形されるものであり、即ちアルミニウム
やステンレスなどの金属平板をプレス機によって所定型
で打ち抜くことにより、図に示す如き金属板材43を得
る。窓孔36もプレス機によって簡単に穿孔できる。ま
た、図には表われていないが、金属板材43の表面にプ
レスによってロゴや模様などを刻印してもよい。
加工によって成形されるものであり、即ちアルミニウム
やステンレスなどの金属平板をプレス機によって所定型
で打ち抜くことにより、図に示す如き金属板材43を得
る。窓孔36もプレス機によって簡単に穿孔できる。ま
た、図には表われていないが、金属板材43の表面にプ
レスによってロゴや模様などを刻印してもよい。
【0052】このように本例のカセット21では、樹脂
材によりなるカセット匣体22の上シェル23の一部を
金属板材43で形成したことにより、カセット全体とし
ての耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が従来
よりも向上する。また、金属板材43を用いることで、
カセット21の全体的な質感、重厚感が増し、従来には
ない高級感が得られる。特に本例では、最も目に付き易
い上シェル23の上面部に金属板材43が用いられてい
るので、この効果が顕著である。
材によりなるカセット匣体22の上シェル23の一部を
金属板材43で形成したことにより、カセット全体とし
ての耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が従来
よりも向上する。また、金属板材43を用いることで、
カセット21の全体的な質感、重厚感が増し、従来には
ない高級感が得られる。特に本例では、最も目に付き易
い上シェル23の上面部に金属板材43が用いられてい
るので、この効果が顕著である。
【0053】図12は、カセット匣体22の下シェル2
4の底面側に装着されるスライダー32を金属板材によ
って形成した例である。このスライダー32は、下シェ
ル24の底面に沿う底板部32aと、この底板部32a
の左右の両側から直角に折り曲げられ、下シェル24の
両側面に沿う側板部32b,32cとを一体に有し、さ
らに底板部32aの前側からポケット部31の内方側に
向って折り曲げられる前板部32dを有する金属板材4
4によって形成されている。
4の底面側に装着されるスライダー32を金属板材によ
って形成した例である。このスライダー32は、下シェ
ル24の底面に沿う底板部32aと、この底板部32a
の左右の両側から直角に折り曲げられ、下シェル24の
両側面に沿う側板部32b,32cとを一体に有し、さ
らに底板部32aの前側からポケット部31の内方側に
向って折り曲げられる前板部32dを有する金属板材4
4によって形成されている。
【0054】底板部32aには、下シェル24のハブ駆
動軸挿入孔25a,25bと対応する孔33a,33
b、薄い金属板材44を補強するための打ち出し部3
7、下シェル24に対するスライダー32の接触面積を
小さくするための打ち出し部38及びこの打ち出し部3
8上に位置してスライダーロック用の係合孔34aと3
4bが夫々形成されている。
動軸挿入孔25a,25bと対応する孔33a,33
b、薄い金属板材44を補強するための打ち出し部3
7、下シェル24に対するスライダー32の接触面積を
小さくするための打ち出し部38及びこの打ち出し部3
8上に位置してスライダーロック用の係合孔34aと3
4bが夫々形成されている。
【0055】このスライダー32もまた、プレス加工に
よって成形されるものであり、即ち先ずアルミニウムや
ステンレスなどの金属平板をプレス機によって所定型で
打ち抜き、これをさらにプレス機で図示の如き形状に折
り曲げる。さらにプレス機によって打ち出し部37及び
38を形成すると共に、孔33a,33b及び34a,
34bを穿孔してスライダー32を成形する。
よって成形されるものであり、即ち先ずアルミニウムや
ステンレスなどの金属平板をプレス機によって所定型で
打ち抜き、これをさらにプレス機で図示の如き形状に折
り曲げる。さらにプレス機によって打ち出し部37及び
38を形成すると共に、孔33a,33b及び34a,
34bを穿孔してスライダー32を成形する。
【0056】このように本例のカセット21では、カセ
ット匣体22の下シェル24に装着されるスライダー3
2を金属板材44で形成したことにより、カセット全体
としての耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が
従来よりも向上する。特にスライダー32は摺動部品で
あるため、耐摩耗性の面で効果が大きい。また、金属板
材44を用いることで、カセット21の全体的な質感、
重厚感が増し、従来にはない高級感が得られる。
ット匣体22の下シェル24に装着されるスライダー3
2を金属板材44で形成したことにより、カセット全体
としての耐摩耗性、ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が
従来よりも向上する。特にスライダー32は摺動部品で
あるため、耐摩耗性の面で効果が大きい。また、金属板
材44を用いることで、カセット21の全体的な質感、
重厚感が増し、従来にはない高級感が得られる。
【0057】尚、以上の各実施例において、金属板材4
0,41,42,43,44の材料として適当なものに
は、アルミニウム(JIS.A−5052,H−3
4)、ステンレス(JIS.SUS−303,SUS−
430)などを挙げることができる。
0,41,42,43,44の材料として適当なものに
は、アルミニウム(JIS.A−5052,H−3
4)、ステンレス(JIS.SUS−303,SUS−
430)などを挙げることができる。
【0058】そしてこれらの金属板材40,41,4
2,43,44は何れもプレス加工によって成形される
ため、成形性が良く製造が簡単であり、また大量生産に
適しているのでコスト的にも有利である。さらにプレス
によってロゴや模様、その他の形状を簡単に形成できる
ことも大きな効果のひとつである。
2,43,44は何れもプレス加工によって成形される
ため、成形性が良く製造が簡単であり、また大量生産に
適しているのでコスト的にも有利である。さらにプレス
によってロゴや模様、その他の形状を簡単に形成できる
ことも大きな効果のひとつである。
【0059】以上の実施例のカセットにおいては、外装
体としてのカセット匣体の側面の一部、上シェルの一
部、下シェルの一部及びスライダーを個々に金属板材で
形成した例を示したが、これを複合的に構成してもよ
い。このようにすれば、強度がさらに向上し、また一層
の高級感が得られる。
体としてのカセット匣体の側面の一部、上シェルの一
部、下シェルの一部及びスライダーを個々に金属板材で
形成した例を示したが、これを複合的に構成してもよ
い。このようにすれば、強度がさらに向上し、また一層
の高級感が得られる。
【0060】また、本発明は以上の実施例に示したD8
カセットやDDSカセットに限ることなく、その他の各
種のテープカセットや、ディスクカセットなどにも幅広
く適用可能である。
カセットやDDSカセットに限ることなく、その他の各
種のテープカセットや、ディスクカセットなどにも幅広
く適用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上の如く本発明のカセットは、外装体
の一部が金属板材で形成されることにより、耐摩耗性、
ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が従来よりも向上す
る。また、外装体の一部が金属となることで、従来のカ
セットにはない高級感が得られ、デザイン的な自由度が
拡張される。そして特に本発明では、金属板材はプレス
加工によって成形されるため、成形性が良く簡単に製造
でき、また大量生産に適しているのでコスト的にも有利
である。またプレスによってロゴや模様、その他の形状
を簡単に形成することができる。
の一部が金属板材で形成されることにより、耐摩耗性、
ねじれ剛性、耐衝撃性などの強度が従来よりも向上す
る。また、外装体の一部が金属となることで、従来のカ
セットにはない高級感が得られ、デザイン的な自由度が
拡張される。そして特に本発明では、金属板材はプレス
加工によって成形されるため、成形性が良く簡単に製造
でき、また大量生産に適しているのでコスト的にも有利
である。またプレスによってロゴや模様、その他の形状
を簡単に形成することができる。
【図1】従来例を示すD8カセットの斜視図である。
【図2】同、カセット匣体の分解斜視図である。
【図3】従来例を示すDDSカセットの斜視図である。
【図4】同、裏返して見た斜視図である。
【図5】実施例を示すD8カセットのカセット匣体の斜
視図で、上シェルと下シェルの中間の側面の一部を金属
板材で形成した例である。
視図で、上シェルと下シェルの中間の側面の一部を金属
板材で形成した例である。
【図6】同、分解斜視図である。
【図7】金属板材の上シェルと下シェルに対する固定構
造例を示す断面図である。
造例を示す断面図である。
【図8】実施例を示すD8カセットの下シェルの斜視図
で、下シェルの一部を金属板材で形成した例である。
で、下シェルの一部を金属板材で形成した例である。
【図9】同、下シェルの底面側から見た平面図である。
【図10】D8カセットにおいて、リールの一部を金属
板材で形成した例である。
板材で形成した例である。
【図11】実施例を示すDDSカセットの斜視図で、上
シェルの一部を金属板材で形成した例である。
シェルの一部を金属板材で形成した例である。
【図12】実施例を示すDDSカセットの裏返して見た
斜視図で、スライダーを金属板材で形成した例である。
斜視図で、スライダーを金属板材で形成した例である。
1,21 カセット 2,22 カセット匣体 3,23 上シェル 4,24 下シェル 32 スライダー 40,41,43,44 金属板材
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に記録媒体を収納してなるカセット
において、 外装体の一部が、プレス加工によって成形された金属板
材で形成されていることを特徴とする記録媒体収納カセ
ット。 - 【請求項2】 請求項1において、カセット匣体の上シ
ェルと下シェルの中間の側面の一部を金属板材で形成し
たことを特徴とする記録媒体収納カセット。 - 【請求項3】 請求項1において、カセット匣体の上シ
ェルの一部を金属板材で形成したことを特徴とする記録
媒体収納カセット。 - 【請求項4】 請求項1において、カセット匣体の下シ
ェルの一部を金属板材で形成したことを特徴とする記録
媒体収納カセット。 - 【請求項5】 請求項1において、カセット匣体の下シ
ェルの底面側に装着されるスライダーを金属板材で形成
したことを特徴とする記録媒体収納カセット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04757995A JP3467894B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 記録媒体収納カセット |
US08/612,020 US5782422A (en) | 1995-03-07 | 1996-03-05 | Metal plate member forming a portion of a cassette housing for a recording medium storage cassette |
CN96104052.1A CN1139807A (zh) | 1995-03-07 | 1996-03-07 | 记录媒体存储盒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04757995A JP3467894B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 記録媒体収納カセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08249855A true JPH08249855A (ja) | 1996-09-27 |
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Family
ID=12779168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04757995A Expired - Fee Related JP3467894B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 記録媒体収納カセット |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5782422A (ja) |
JP (1) | JP3467894B2 (ja) |
CN (1) | CN1139807A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005027125A1 (ja) * | 2003-09-09 | 2005-03-24 | Tdk Corporation | ディスクカートリッジ |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1892713B1 (en) * | 2001-06-29 | 2009-12-02 | Sony Corporation | Disc cartridge |
TW569193B (en) * | 2001-09-21 | 2004-01-01 | Sony Corp | Disk cartridge, disk recording medium apparatus, and disk recording and/or reproducing apparatus |
ES2372862T3 (es) * | 2006-06-27 | 2012-01-27 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Estuche de tiras para diagnóstico. |
HK1128182A2 (en) * | 2008-08-26 | 2009-10-16 | Dickson Industrial Co Ltd | A heating plate for a hair straightener |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4267986A (en) * | 1979-07-23 | 1981-05-19 | Tdk Electronics Co., Ltd. | Magnetic tape cassette |
US4452408A (en) * | 1981-12-04 | 1984-06-05 | Sony Corporation | Tape cassette |
US5088656A (en) * | 1988-09-26 | 1992-02-18 | Hitachi Maxell, Ltd. | Tape cartridge using metal and plastic resin |
US5022520A (en) * | 1988-12-07 | 1991-06-11 | Skc Limited | Slider locking device of digital audio tape cartridge |
JPH0668644A (ja) * | 1992-06-19 | 1994-03-11 | Sony Corp | テープカセット |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP04757995A patent/JP3467894B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-05 US US08/612,020 patent/US5782422A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-07 CN CN96104052.1A patent/CN1139807A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005027125A1 (ja) * | 2003-09-09 | 2005-03-24 | Tdk Corporation | ディスクカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1139807A (zh) | 1997-01-08 |
US5782422A (en) | 1998-07-21 |
JP3467894B2 (ja) | 2003-11-17 |
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JPH10293986A (ja) | ディスクカートリッジ |
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