JPH0824967B2 - 鋼板の曲げ加工方法 - Google Patents

鋼板の曲げ加工方法

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JPH0824967B2
JPH0824967B2 JP5028644A JP2864493A JPH0824967B2 JP H0824967 B2 JPH0824967 B2 JP H0824967B2 JP 5028644 A JP5028644 A JP 5028644A JP 2864493 A JP2864493 A JP 2864493A JP H0824967 B2 JPH0824967 B2 JP H0824967B2
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JP
Japan
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steel plate
curved
radius
steel
lower die
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JP5028644A
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Inventor
稔 石川
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Ishikawa & Co Ltd
Original Assignee
Ishikawa & Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板を長手及び短手の
双方向に曲面を形成する加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の美観向上のために、外壁
(化粧板)にステンレス等の鋼板を使用すると共に外観
を曲面形にすることがある。その為、外壁を形成する鋼
板を曲面状に形成する必要があり、特に、長手及び短手
の双方向に曲面を形成した鋼板が必要である。そこで、
係る曲面を形成するために、曲面形状(R形状)の複数
枚の鋼板を互いに溶接して多角形状にして、疑似曲面で
代用している。或は、図5に示す曲げ加工機で製作して
いる。この曲げ加工機は、凸状のローラ50と凹状の一
対のローラ51間に、予め曲げられた鋼板を通すことに
よって、長手及び短手の双方向に曲面を形成するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した様に、疑似曲
面で外壁を形成することは手間暇がかかり、美観面にお
いても良くない。一方、図5に示す曲げ加工機を使用す
る場合には、曲げ形状毎にローラ50、51を取り替え
る必要があり、且つ上縁においては縮んでクラックが入
ることがあり、係る部分を切断する必要がある。その
為、所定寸法の曲げ鋼板を得るためには、種々の形状に
対応可能な多数の金型を準備しておく必要があるし、時
には上縁部を切断する作業を要する。そこで、本発明は
鋼板を簡便に曲げ加工する方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の鋼板を曲げ加
工する方法は、湾曲した形状の鋼板の外径の曲率半径で
湾曲面を形成した下金型と、該下金型の曲率半径より小
さい曲率半径で前記下金型と線或いは僅かの幅で面接触
可能に凸部を形成の上金型を用いて、鋼板を非湾曲方向
に所定の間隔毎に送りながら上金型と下金型で連続圧延
して鋼板を曲げるものである。
【0005】
【作用】下金型上に載置された鋼板は、非湾曲方向に所
定の間隔毎で送られながら上金型に形成された凸部で圧
延される。即ち、鋼板は上金型の凸部と線又は僅かの幅
面接触し、鋼板の中央部から上縁に向かって圧延量を
減少した状態で、送り間隔毎に圧延される。その結果、
湾曲した形状の鋼板は長手及び短手の双方向に曲面が形
成される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の全体の概念を示す図、図2、
図3は圧延機の正面、側面を示す概念図である。尚、圧
延装置は、上下動する上金型2と下金型6で構成される
圧延機30と送り機構31等で構成され、これらは既知
の圧延装置でるため、詳細な構成説明は省略する。1
は、曲げローラ等で半円形(外径R=150mm)に曲
げられた厚みtが2mmのステンレス鋼板である。2
は、厚みが30mmの半円形状の上金型であって、中央
部に曲率半径R1の凸部3が周面に形成されている。
尚、凸部3は、図3の側面図に示すように曲率半径R2
が4Rに形成してある。又、上金型2の曲率半径R1は
鋼板1の外径寸法(R=150mm)より小さく形成さ
れ、本実施例では外径Rに板厚tの値を引いた半径R1
に、即ち、R1=148(=150ー2)mmに形成し
ている。この上金型2にはクランク軸4が取り付けら
れ、モータ5を介して毎分120〜300回の範囲で上
下動可能に構成されている。6は下金型であって、厚み
が30mmで、半径R3を鋼板1の外径寸法R(=15
0mm)に形成してある。31は送り機構である。7は
鋼板1の送り台であって、両端に鋼板1の位置ずれ防止
のガイド体8が設けられ、内部に鋼板1を設定された所
定間隔に送り込むことが可能な送りゲージ9が内蔵さ
れ、押圧板10を介して鋼板1は、非湾曲方向に所定の
間隔(本実施例では0.5mm)で送られる。即ち、図
示しない制御装置を介して、鋼板1が0.5mm移動す
る毎に上金型2が降下して圧延するするように制御さ
れ、20は前記圧延機で得られた長手及び短手の双方向
に曲面を形成した製品である。
【0007】次に、前記構成の作動について説明する
と、厚み2mmの平板を曲率内径148mmの形状に曲
げられた鋼板1を送り台7上にセットする。そして、鋼
板1を送り機構31を介して0.5mm送る毎に、クラ
ンク軸4を介して上金型2を所定位置まで降下させて下
金型6とで鋼板1を圧延する。この過程において、先
ず、上金型2の凸部3の先端部Aが鋼板1と線接触し、
鋼板1の中心部(最下端位置)から上縁に向かって順次
薄く圧延される。例えば、厚み2mmの鋼板の最下部を
1mmまで圧延すると、図4に示す様に、鋼板1の厚み
は最下部が1mmとなり、順次上縁に向かって1.02
mm、1.06mm、1.13mm、1.24mm、
1.36mm、1.50mm、1.66mm、1.83
mmの様に形成されて長手及び短手方向に延伸される。
この様に、順次、鋼板1を0.5mm間隔で送って圧延
することによって、図1に示すような、長手及び短手方
向に曲折した形状の鋼板20を得ることができる。この
様に鋼板1を圧延すると、上金型2の線接触で圧延が行
われるため、押圧力は少なくて済み、モータ5の動力が
少なくて構成できる。又、金型を簡便に構成することが
でき、種々の湾曲した形状の鋼板に容易に対応すること
ができると共に種々の形状の鋼板を得ることが出来る
し、長い鋼板に対しても加工することができる。
【0008】尚、前記において、上金型と下金型の形状
を逆に構成したり、下金型も上金型と当接する位置に凸
部を形成する形状であってもよい。即ち、長手、短手方
向に湾曲する鋼板を得るためには、湾曲した鋼板に対し
て、線或は僅かの幅の面接触可能に上金型と下金型を形
成すれば良いため、凸部の形状もR形状の他に尖塔形状
であってもよい。又、上金型の上下動の動力源は、モー
タを介するクランク軸方式の他に、シリンダ方式であっ
てもよい。更には、上金型及び下金型の双方が可動可能
に構成することも、或は何れか一方を可動する様に構成
してもよいことは言うまでもない。又、鋼板の送り間隔
を異にしたり、上金型の降下する最下位置を異にした
り、或は上金型の凸部の曲率半径(R1)を異にした
り、凸部の曲率半径(R2)を異にしたりすることによ
って、種々の湾曲形状の鋼板を得ることができ、これら
に対応するための金型は小型のものでよいため、安価に
製作でき、取り替え作業も容易に対応することが出来
る。
【0009】
【発明の効果】本発明は、湾曲した鋼板を非湾曲方向に
定の送り間隔で送りながら上金型と下金型で線接触
は僅かの面接触で圧延曲げ加工する方法であるため、構
成設備を簡便に構成でき、湾曲形状の鋼板に対して長手
及び短手の双方向に曲面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板の曲げ加工を示す概念図である。
【図2】圧延機の正面概念図である。
【図3】圧延機の側面概念図である。
【図4】圧延状態圧に於ける各所の鋼板の厚みを示す図
である。
【図5】従来の圧延機の該略斜視図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2 上金型 3 凸部 4 クランク軸 6 下金型 20 製品鋼板 30 圧延機 31 送り機構 R1 上金型の曲率半径 R2 下金型の曲率半径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲した形状の鋼板の外径の曲率半径で
    湾曲面を形成した下金型と、該下金型の曲率半径より小
    さい曲率半径で前記下金型と線或いは僅かの幅で面接触
    可能に凸部を形成の上金型を用いて、鋼板を非湾曲方向
    に所定の間隔毎で送りながら上金型と下金型で連続圧延
    して鋼板を曲げ加工する方法。
JP5028644A 1993-01-25 1993-01-25 鋼板の曲げ加工方法 Expired - Lifetime JPH0824967B2 (ja)

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JPH06218438A JPH06218438A (ja) 1994-08-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SE416069B (sv) * 1977-11-10 1980-11-24 Bo Ekmark Forfarande och anordning for tillverkning av en takbeklednad av plat

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JPH06218438A (ja) 1994-08-09

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