JPH08249541A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JPH08249541A
JPH08249541A JP7051615A JP5161595A JPH08249541A JP H08249541 A JPH08249541 A JP H08249541A JP 7051615 A JP7051615 A JP 7051615A JP 5161595 A JP5161595 A JP 5161595A JP H08249541 A JPH08249541 A JP H08249541A
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JP
Japan
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tilt angle
case
holding
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Pending
Application number
JP7051615A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsushita
邦男 松下
Mitsunori Kono
光則 紅野
Yukio Tsuchiya
幸雄 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Priority to EP96103617A priority patent/EP0731430B1/en
Priority to DE69609366T priority patent/DE69609366T2/de
Priority to CN961035552A priority patent/CN1065056C/zh
Priority to US08/613,002 priority patent/US5710415A/en
Priority to KR1019960006089A priority patent/KR0174736B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】傾斜角度調整保持機構を本体内に収納させた外
観良好で小型かつ低コストの通用性の広い商品販売登録
データ処理装置を提供する。 【構成】本体10の一部を形成する上ケース13にその
下ケース11側空間とを隔離可能かつ凹部13Sを形成
する隔離壁(15R)を設けるとともに、傾斜角度調整
保持機構(16,45)を表示器30に外力を与えて回
動可能に構成しかつ該凹部13S内で表示器30の裏面
側に収納可能に構成し、しかも該隔離壁(15R)の一
部に水滴一時保留受け19を設け表示器30に付着流下
して来た水滴を一時保留可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オペレータ用の表示器
を、回動支点を中心として回動可能かつその表示画面の
傾斜角度を調整保持可能に構成された傾斜角度保持機構
を介して、本体に装着してなる商品販売登録データ処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子キャッシュレジスタ型の商
品販売登録データ処理装置は、キーボード,タッチパネ
ルあるいはスキャナを用いて商品コードを入力すると、
制御部が商品ファイルを検索して商品データ(商品名,
単価等)を求め、これを売上ファイルに登録するととも
に、オペレータが目視確認可能に表示器に表示する。顧
客買上商品の全てについて商品登録が終了した後に小計
操作すると、制御部が小計金額や消費税を算出しこれも
表示器に表示する。
【0003】引続き、オペレータが顧客から受取った預
り金額をキー入力すると、その預り金額および算出され
た釣銭金額が表示器に表示される。この釣銭やレシート
を顧客に渡すことにより、1取引きの会計処理が終了す
る。
【0004】このように、商品登録処理,会計処理を正
確かつ迅速に実行するために、表示器は重要な役割を成
す。したがって、電子キャッシュレジスタ自体は、オペ
レータがその表示画面を見易いように高さ調整してテー
ブル上に載置される。しかし、オペレータの背丈や周囲
照明環境はまちまちである。特に、表示器が例えばLC
Dの如き場合は、表示画面の傾斜角度によって見難くな
ることがある。
【0005】かくして、表示器30を、傾斜角度調整保
持機構を介して、本体に取付けたものがある。従来の一
般的な傾斜角度調整保持機構は、例えば図10に示す如
く、本体取付板13PLにピン13PPを回動中心Qと
して傾斜回動可能に装着された回動傾斜板13RLと,
この回動傾斜板13RLにピン51PPを介して回動可
能に装着された角度保持部材50Pと、複数段の傾斜係
止面21PAを有する角度保持板21Pとから構成さ
れ、回動傾斜板13RLに取付けられた表示器30の傾
斜角度を調整可能かつ保持可能に形成されている。な
お、本体10は上ケース13と下ケース11とから形成
され、その下方にドロワ65が配設されている。
【0006】したがって、オペレータは角度保持部材5
0Pを把持して、その下端を傾斜係止面21PAから外
し、所望の傾斜係止面21PAに移動させてから手を離
せば、表示器30の傾斜角度を調整できかつその重量分
力を利用して当該傾斜角度を保持させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる商品
販売登録データ処理装置も例外でなく一層の小型化,低
コスト化,取扱い容易化はもとより使用時姿態および不
使用時姿態に関する外観乃至デザイン的向上も一段と強
く求められて来た。
【0008】したがって、従来構造(図10)では、傾
斜角度範囲を拡大する程に取扱いが難しくなるばかりか
大型化しかつコスト高となる。また、使用時における表
示器30の傾斜角度の保持が不安定であり、角度保持部
材50Pに顧客が引掛かる事態が発生する等の不都合が
ある。埃もたまり易い。さらに、不使用時でも本体取付
板13PLと角度保持部材50Pとが介在するので、表
示器30を本体10(上ケース13)に密接できないの
で、外観的にも好ましくない。これは、本体搬送上も不
都合で梱包も大型化し易い。このような事由から、上記
要請に応えられるものの開発が強く望まれている。セル
フスキャニングシステム等において顧客がオペレータと
なる顧客用表示器の場合も同様である。
【0009】本発明の目的は、傾斜角度調整保持機構を
本体内に収納させた外観良好で小型かつ低コストの適用
性の広い商品販売登録データ処理装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来の傾斜角度調整保持
機構(図10)は、本体10(上ケース13)の外側上
方の特定位置に直接的かつ固定的に構築されている。し
たがって、角度保持部材50Pおよび角度保持板21P
の小型化が限界となっている。また、傾斜角度の大小に
拘らず表示器全体を本体外に突出させざるを得ない。
【0011】そこで、表示器30の下方(裏面)側でか
つ本体内に収納可能に構成した各種の傾斜角度調整保持
機構を試行してみた。この試行によると、表示器30に
外力を与えて回動調整可能な構造とすれば、外観良好で
小型化できコスト低減も達成できることが判明した。
【0012】さらに、使用対象者の立場として使用して
みたところ、例えばぬれた手で表示器を押圧(外力付
与)しつつ回動を繰返すと、表示器に付着した水滴が流
下して、制御部等に悪影響を及ぼす虞れがあるという、
新たな問題を発見した。
【0013】この問題は、例えばキーボード上に透明な
防水シートを貼り付けるという常套手段を流用すること
では解決できない。傾斜角度調整保持機構が大きく回動
しかつ本体内に収納されるからである。したがって、例
えばラーメン店,豆腐店等では、使用できず適用性が狭
い。
【0014】ここに、本発明は、本体内にはある程度の
発熱源が有りかつ流風もあることに着目し、水滴の付着
流下を是認するが、その水滴を一時保留して蒸発乾燥可
能に構成することにより、本体内に収納されかつ表示器
に外力を加えて傾斜回動させる構造の傾斜角度調整保持
機構を採用可能とした新規構成に関するものである。
【0015】すなわち、本発明は、登録商品データ等を
表示するための表示器を、回動支点を中心として回動可
能かつその表示画面の傾斜角度を調整保持可能に形成さ
れた傾斜角度調整保持機構を介して、本体に装着してな
る商品販売登録データ処理装置において、前記本体の一
部を形成する上ケースにその下ケース側空間とを隔離可
能かつ凹部を形成する隔離壁を設け、前記傾斜角度調整
保持機構を前記表示器に外力を与えて回動可能に構成す
るとともに該凹部内で前記表示器の裏面側に収納可能に
構成し、かつ該隔離壁の一部に前記表示器に付着流下し
て来た水滴を一時保留可能に形成された水滴一時保留受
けを設けた、ことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成による本発明の場合、例えば表示器を
把持して、表示器に外力を与えることにより、傾斜角度
調整保持機構を働かせて表示器の傾斜角度を調整する。
この際、表示器に付着した水滴が流下した場合、その水
滴は隔離壁で本体下方内への侵入が阻止されるととも
に、水滴一時保留受けに流れて留る。
【0017】すると、本体内の発熱,流風等により、保
留水滴は蒸発乾燥される。したがって、表示器を付着流
下する虞れのある業種店舗においても、安心して使用で
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本商品販売登録データ処理装置は、基本的構造が
図1〜図3に示す電子キャッシュレジスタ1から構成さ
れ、かつ図4〜図6に示す如く本体10の一部を形成す
る上ケース13にその下ケース11側空間とを隔離可能
かつ凹部13Sを形成する隔離壁(15R)を設けると
ともに、傾斜角度調整保持機構(16,45)を表示器
30に外力を与えて回動可能に構成しかつ該凹部13S
内で表示器30の下方(裏面)側に収納可能に構成し、
しかも該隔離壁(15R)の一部に水滴一時保留受け1
9を設け表示器30に付着流下して来た水滴を一時保留
可能に形成されている。
【0019】また、この実施例では、傾斜角度調整保持
機構を上ケース13側の起立ガイド溝16,16と表示
器30側のガイド体(45,45)とから構成し、間接
的に形成した回動中心Qを中心として表示器30を回動
可能に形成し、一段の小型化と取扱い容易化を図ってい
る。
【0020】さらに、抗力発生機構(21,50,5
2)を設け、表示器30の傾斜角度θの調整後にタッチ
パネル33への押圧力に対する抗力を発生可能に構成
し、タッチパネル33を用いてのデータ入力作業を安定
して行えるように形成してある。
【0021】図1に示す電子キャッシュレジスタ1にお
いて、下ケース11とともに本体10を形成する上ケー
ス13には、キーボード60,オペレータ用のタッチパ
ネル33付の表示器30が取付けられ、下ケース11の
下方側にはドロワ65が配設されている。また、本体1
0内には、図3に示すサーマルプリンタ61,制御部6
2,HDD63,その他の制御機器や電源装置64が格
納され、図2に示すレシートカバー14を取外すことに
より用紙補給ができ、また蓋体20を取外すことにより
内部点検ができる。なお、12は、バックカバーであ
る。
【0022】上ケース13の図4に示す中間部15に
は、下ケース11側空間とを隔離可能かつ凹部13Sを
形成する離隔壁(円弧面15R)と,縦側断面が円弧形
状の一対の起立ガイド溝16,16と,一対の係合溝1
7,17と,図4に示すケーブル37の貫通用のケーブ
ル孔18とが設けられている。円弧面15Rおよび各係
合溝17の縦側断面は、起立ガイド溝16と同じ円弧形
状とされている。角部21を有する蓋体20は、この中
間部15の図4で右端に、爪23を介して着脱可能であ
る。幅寸法はWAである。22は起立面である。
【0023】また、隔離壁(円弧面15R)の下部に
は、図4,図6に示す複数の水滴一時保留受け19が設
けられている。傾斜角度調整保持機構を働かせるために
表示器30に外力を付与した場合に、表示器30に付着
しかつ表示器30および円弧面15Rを流下した水滴を
一時保留し、かつ内部発熱や流風を利用して蒸発排出さ
せるために設けられている。
【0024】したがって、下ケース11側空間に配設さ
れた制御部62等を水滴から保護できる。この意味にお
いて、各起立ガイド溝16の周囲には起立壁16Fが設
けられ、同様にケーブル孔18の周囲にも起立壁18F
が設けられている。水滴の下方への落下侵入を確実に防
止するためである。以上から、本電子キャッシュレジス
タ1は、例えばラーメン店,豆腐店等の水を取扱う店舗
等においても、安心して使用できる。
【0025】表示器30は、図4,図5に示すように、
上表示ケース31と下表示ケース41とをネジで固定す
る型とされ、表示部(LCD)32とタッチパネル33
とは図6に示す如く上表示ケース31に取付けられてい
る。タッチパネル33は、例えば表示されたメニューキ
ーの押下操作(メニューデータ入力操作)に用いられ
る。
【0026】図5に示す下表示ケース41の下面側に
は、側壁43,43で囲まれかつ下方および奥行き側が
開放された空間部(収容空間)42が設けられ、かつそ
の手前側には一対のネジ穴付きボス45,45および係
止爪48,48が設けられている。このネジ穴付きボス
45は、図6に示す如く上ケース13側の起立ガイド溝
16に嵌挿され、かつネジ46で取付けられた板バネ4
7で抜け止めされている。このネジ46の締付け力によ
って、起立ガイド溝16内を移動する際の摩擦抵抗力が
決まる。
【0027】また、係止爪48は、図6に示すように上
ケース13側の係合溝17に嵌挿され、表示器30の上
ケース13に対する取付容易化と横振れ防止と自然的離
脱防止とを図るために設けられたものである。
【0028】図5に示す下表示ケース41の側壁43,
43に設けられた軸孔44,44には、角度保持部材5
0がその軸51,51を嵌挿させることにより回動可能
に装着されている。この角度保持部材50には、複数
(2種類)の凹型ストッパー形式の係止部53,54が
設けられ、かつこの角度保持部材自体は捩りコイルバネ
52によって外向き(軸51を中心とする左回転方向)
に付勢されている。なお、この角度保持部材50の幅寸
法WBは、図4に示す蓋体20の幅WAより小さくされ
ている。
【0029】ここに、傾斜角度調整保持機構は、図4に
示す上ケース13側に設けられた一対の縦側断面が円弧
形状の起立ガイド溝16,16と、この起立ガイド溝1
6,16に移動できるように装着可能な図5,図6に示
す下表示ケース41側のガイド体(ネジ穴付きボス4
5,45)とから構成されている。なお、起立ガイド溝
16とガイド体(45)とを、1組あるいは3組以上と
してもよい。
【0030】すなわち、この傾斜角度調整保持機構(1
6,45)は、従来例(図10)の構造が上ケース13
の外側上方に配設されかつ回動中心Qを固定的かつ直接
に形成するのに比較して、表示器30の下方で本体10
(凹部13S)内に収納されかつ回動中心Qを図7に示
す如く間接的に形成するものである。
【0031】回動中心Qが間接的に形成されるので、見
掛上、回動中心Qを上ケース13の上方側に仮想配設す
ることができるわけである。この点からも一層の小型化
が図れると理解される。また、回動中心Qは、固定的で
なく表示器30の傾斜角度θの変化に応じて、変位可能
に構成することもできるわけである。
【0032】さて、ガイド体(45)と起立ガイド溝1
6との装着保持方法は、特に限定されないが、この第1
実施例の場合は摩擦抵抗力調整手段(46,47)を利
用して装着保持するものと形成してある。
【0033】すなわち、図6において、起立ガイド溝1
6を段差付として、その小寸溝部16Sにネジ穴付きボ
ス45を挿入し、かつ大寸溝部16Lに板バネ47を納
める。そして、ネジ46で板バネ47を締め付ける。し
たがって、ガイド体(45)を起立ガイド溝16内に確
実装着できるとともに、相対移動する際の摩擦抵抗力を
調整することができる。
【0034】また、この実施例では、主に傾斜角度調整
保持機構(16,45)の荷重負荷軽減および回動調整
動作の円滑化のために、図4に示す如く、上ケース13
(中間部15)の円弧面15Rを起立ガイド溝16の円
弧形状に対応させた円弧形状に形成するとともに、図5
に示す下表示ケース41の下面41Rも対応する円弧形
状に形成してある。したがって、この円弧面15Rと下
面41Rは、補助的な傾斜角度調整保持機構を形成する
ものとしても機能する。
【0035】次に、抗力発生機構は、図5に示す表示器
30の下面側に装着された角度保持部材50と,この角
度保持部材50を外向きに付勢する捩りコイルバネ52
と,図4に示す上ケース13側に配設された係止部(角
部21)とを含み、傾斜角度調整保持機構(16,4
5)を用いて調整された表示器(表示画面)30の図
7,図8に示す傾斜角度θを保持するとともに、タッチ
パネル33に加わるオペレータ(指先)の押圧力Pに対
する抗力(圧力)を発生可能に形成されている。
【0036】すなわち、係止部は、図4に示す蓋体20
の角部21から形成され、上ケース13(中間部15)
に固定されている。一方の角度保持部材50は、図5に
示す如く、下表示ケース41(空間部42内)に軸51
と軸孔44との協働によって回動可能に装着され、かつ
捩りコイルバネ52で外向き(左回転方向)に付勢され
ている。
【0037】また、角度保持部材50には、表示器30
の傾斜角度θを図7に示すように4段階(θ1=30,
θ2=45,θ3=60,θ4=82度)に切替調整可
能とするために、2つの係合部53(θ2用),係合部
54(θ3用)が設けられている。なお、角度θ1とθ
4とは、各起立ガイド溝16の下端と上端とで位置規制
されかつ抗力を発生させるものと形成してある。
【0038】かかる構成による実施例の場合の組立は、
次のようにして行われる。図4に示す上ケース13の係
合溝17,17に図5に示す表示器30(41)の係止
爪48,48を図6に示す如く押込んで、表示器30を
上ケース13に止める。この際、ネジ穴付きボス45,
45が起立ガイド溝16,16に自動的に嵌挿されるの
で、下方側から摩擦抵抗力調整手段を形成するネジ46
を用いて板バネ47を締付けて移動時の摩擦抵抗力を調
整する。つまり、後に必要とする表示器30の傾斜回動
力は、この締付け力によって調整される。
【0039】次に、図4に示す蓋体20を上ケース13
の中間部15に取付ける。この際、幅寸法WAが表示器
30(41)の下面側に装着された角度保持部材50の
幅寸法WBよりも大きいので、角度保持部材50を捩り
コイルバネ52の付勢力に抗して、軸51を中心とする
右回転方向に押込めることができる。つまり、角度保持
部材50を手で押えつつ組立てなくともよいので、非常
に楽である。
【0040】しかる後に、上ケース13を下ケース11
にビス固定し、かつ図2に示すようにレシートカバー1
4を取付ける。かくして、図1に示す如く本体10を簡
単に組立てられるとともに、起立ガイド溝16およびガ
イド体(45)からなる傾斜角度調整保持機構は、本体
10内に収納されかつ表示器30自体で囲われる。外観
上もスッキリし、全体の小型化および低コスト化が図ら
れると理解される。
【0041】次に、この実施例の作用を説明する。図7
において、オペレータ(キャッシャー)は、角度θ1
(=30度)の状態にあったタッチパネル33付表示器
30を把持して外力を与えつつ上方手前U方向に引上げ
る。すると、傾斜角度調整保持機構(16,45)が働
く。つまり、図4に示すガイド体(45,45)が上ケ
ース13側の起立ガイド溝16,16内を上方に移動
し、表示器30を傾斜角度調整保持機構(16,45)
が間接形成する回動中心Qを中心に回動させることがで
きる。したがって、その表示画面(30)を、角度θ2
(=45度)の方向へ起立回動傾斜させることができ
る。この際、係止爪48,48も係止溝17,17を移
動する。また、下面41Rと円弧面15Rとが、回動円
滑化を補助する。
【0042】ここに、起立ガイド溝16,16は、縦側
断面が円弧形状とされているので、ガイド体(45,4
5)は、図7で右上方向に移動する。また、角度保持部
材50は、捩りコイルバネ52によって図5に示す軸5
1を中心に外向き(右回転方向)に付勢されているの
で、その起立面22を摺動しつつ上ケース13側の係止
部(蓋体20の角部21)に対応する位置まで上昇され
る。したがって、表示器30が角度θ2に傾斜すると、
ハッチング表示した最初の係合部53が係止部(21)
に係止される。
【0043】よって、表示器30から手を離しても、最
初の係合部53と係止部(21)との位置規制保持機能
によって、傾斜角度θ2を確実かつ安定して保持でき
る。ここに、抗力発生機構(50,52,21)によっ
て、オペレータによるタッチパネル33への押圧力Pに
対する抗力を発生できる。つまり、タッチパネル33を
用いたデータ入力作業を正確かつ安定して行える。
【0044】さらに、表示器30を上方手前U方向に引
上げれば、上記の場合と同様に各ガイド体(45)が各
起立ガイド溝16内を上方に移動し、かつ図7に点線で
示した角度保持部材50の次の係合部54が係止部(2
1)に係止される。したがって、表示器30を角度θ3
(=60度)に傾斜保持できる。
【0045】さらにまた、表示器30を上方手前に引上
げれば、各ガイド体(45)は各起立ガイド溝16の上
端に突当る。この際の角度θ4(=82度)は90度に
近いので、表示器30自体の重量分力のみによっては元
に戻らない。板バネ47の係止力も手伝う。したがっ
て、表示器30を傾斜角度θ4に安定保持できる。
【0046】すなわち、使用時姿勢として、表示器30
を傾斜角度(θ1,)θ2,θ3,(θ4)のいずれに
も選択的かつ段階的に安定傾斜保持できる。この場合、
傾斜角度調整保持機構(16,45)は、表示器30の
下方(裏面側)に隠れているので、外観上も好ましく、
かつかかる構造から小型で低コストである。もとより、
表示器30を上方手前U側に引上げるだけでよいので、
片手でも操作でき取扱いが極めて簡単である。
【0047】ここにおいて、外力付与の際に表示器30
に付着した水滴は、図4に示す表示器30および下ケー
ス11側空間とを隔離する隔離壁(円弧面15R)を上
から下に流下し、その下端の水滴一時保留受け19に保
留される。そして、この水滴は内部発熱等より蒸発乾燥
される。したがって、表示器30をぬれた手で把持せざ
るを得ないラーメン店等にあっても、安心して使用でき
る。換言すれば、この水滴保留乾燥機能を有することを
前提に上記傾斜角度調整保持機構(16,45)を採用
しかつラーメン店等でも使用可能となるわけである。
【0048】一方、傾斜角度θを小さくあるいは不使用
とする際は、図8に示すように表示器30を下方奥行側
(D方向)に外力を与えつつ押込み、かつ後方(図8で
右)側から角度保持部材50に捩りコイルバネ52の付
勢力に抗する外力Fを加えて、係合部(54,53)を
係止部(21)から離脱させる。さらに、外力Fを加え
て押込むと、角度保持部材50が表示器30の下面側の
軸孔44内で右回転方向に回動するから、この角度保持
部材50を下表示ケース41の空間部42に格納するこ
とができる。
【0049】これと同時的に、表示器30側の各ネジ穴
付きボス45が、上ケース13側の縦側断面が円弧形状
の各起立ガイド溝16内を下方に移動する。すなわち、
表示器30を図7,図8に示す元の状態(角度θ1)に
倒すことができる。その際、角度保持部材50は、捩り
コイルバネ52によって軸51を中心とする図5で右回
転方向に付勢されているが、蓋体21の起立面22で拘
束されるので飛出すことはない。
【0050】したがって、表示器30を本体10(1
3)に同平面的かつ一体的な姿態とすることができる。
この場合、傾斜角度調整保持機構(16,45)が完全
に本体10内に格納されるから、埃のつもる虞れもなく
外観上も好ましい。
【0051】しかして、この実施例によれば、本体10
の一部を形成する上ケース13にその下ケース11側空
間とを隔離可能かつ凹部13Sを形成する隔離壁(15
R)を設けるとともに、傾斜角度調整保持機構(16,
45)を表示器30に外力を与えて回動可能に構成しか
つ該凹部13S内で表示器30の下方(裏面)側に収納
可能に構成し、しかも該隔離壁(15R)の一部に水滴
一時保留受け19を設け表示器30に付着流下して来た
水滴を一時保留可能に形成されているので、傾斜角度調
整保持機構(16,45)が表示器30の下方で本体1
0(凹部13S)内に収納されているから外観良好で小
型かつ低コストであるとともに、表示器30に付着流下
した水滴が水滴一時保留受け19に留められ蒸発乾燥さ
れるから下ケース11側空間内に水滴が侵入することが
なく、水を取扱う店舗等でも安心して使用でき適用性が
広い。
【0052】また、離隔壁が円弧形状の円弧面15Rか
ら形成されているので、表示器30に付着して流下する
水滴のみならず表示器30から落下した水滴でも確実か
つ円滑に水滴一時保留受け19に流入させることができ
る。
【0053】また、起立ガイド溝16,ケーブル孔18
にはそれぞれ起立壁16F,18Fが設けられているの
で、大粒の水滴でも確実に水滴一時保留受け19に流入
でき、下ケース11側空間内への落下侵入を完全に防止
できる。
【0054】また、傾斜角度調整保持機構を上ケース1
3側の起立ガイド溝16,16と表示器30側のガイド
体(45,45)とから構成し、かつ間接的に形成され
た回動中心Qを中心として表示器30を回動可能に構成
されているので、表示器30の傾斜角度θの調整および
取扱いが一段と容易で調整後傾斜角度を確実かつ安定し
て保持できる。また、一段と外観良好で小型かつ低コス
トである。
【0055】また、傾斜角度調整保持機構(16,4
5)が、上ケース13(中間部15)側の縦側断面が円
弧形状の起立ガイド16と,表示器30(下表示ケース
41)側のガイド体(ネジ穴付きボス45)とから形成
されているので、回動中心Qを図7に示す如く本体10
(上ケース13)の上方側に仮想配設させることができ
る。したがって、傾斜角度調整保持機構が本体10の上
方に突出しないことはもとより、本体10内のスペース
を大幅に削減することがないので、内部レイアウトに支
障を来たさない。
【0056】また、抗力発生機構(21,50,52)
を設け、表示器30の傾斜角度調整後にタッチパネル3
3への押圧力Pに対する抗力を発生可能に形成されてい
るので、タッチパネル33を用いてのデータ入力をより
確実かつ安定して行える。
【0057】また、抗力発生機構(50,52,21)
が、上ケース13(15)側の蓋体20(角部21)
と,表示器30(41)側の角度保持部材50と,これ
を外向きに付勢する捩りコイルバネ52とから構成され
ているので、表示器30の傾斜角度θを調整すれば当該
角度に対応する角度保持部材50の係合部(53,5
4)が自動的かつ順番に係止部(21)に係止される。
したがって、その傾斜角度θを正確に保持しつつタッチ
パネル33への押圧力Pに対する抗力を安定して発生で
きるから、データ入力作業を一段と能率よく迅速に行え
る。
【0058】また、角度保持部材50が外向きにバネ
(52)付勢されかつ軸51(軸孔44)を中心に回動
可能とされているので、より多く(例えば、5つ)の係
合部を形成することができる。したがって、表示器30
の傾斜角度θを多段階に調整保持できる。
【0059】また、起立ガイド溝16は、開放溝でなく
下方の下端と上方の上端がネジ穴付きボス45の位置規
制を行える上下閉塞溝と形成されているので、この実施
例の場合を例とすれば、抗力発生機構(50,52,2
1)で規定する角度θ2,θ3以外の角度θ1,θ4も
調整保持できる。
【0060】また、摩擦抵抗力調整手段(46,47)
を設け、傾斜角度調整保持機構(16,45)を用いた
表示器30の回動を行うに必要とする摩擦抵抗力を調整
可能に形成されているので、表示器30の傾斜角度θを
無段階的に調整保持することも可能となるとともに、傾
斜角度調整保持機構(16,45)をより簡素化できコ
スト低減も図れる。
【0061】また、中間部15に起立ガイド溝16の円
弧形状と対応する円弧形状の円弧面15Rを設けるとと
もに、表示器30の下表示ケース41の下面41Rを対
応する円弧形状に形成してあるので、傾斜角度調整保持
機構(16,45)の補助機能を発現できるとともに、
表示器30をより円滑に回動させることができる。
【0062】また、表示器30側に係止爪48を設ける
とともに上ケース13側に起立ガイド溝16と同形状の
係合溝17を設けてあるので、表示器30を上ケース1
3に簡単に取付けられるとともに、ネジ穴付きボス45
の起立ガイド溝16内への装着および板バネ47の締付
け作業を安定姿勢において簡単に行える。
【0063】さらに、角度保持部材50の幅寸法WBが
係止部(21)を形成する蓋体20の幅WAよりも小さ
くされかつ蓋体20に起立面22が設けられているの
で、表示器30の組込みに際し捩りコイルバネ52の付
勢力に抗した外力で角度保持部材50を押え付けなくと
もよい。つまり、表示器30の上ケース13への組込み
を非常に簡単に行える。
【0064】なお、以上の実施例では、複数の水滴一時
保留受け19が設けられていたが、水滴一時保留受けは
この形態に限定されない。例えば図9に示す如く連通す
る1つから形成してもよい。また、排水パイプ19Hと
ホース19Pとを接続し、水滴を本体10外へ排出可能
に構成してもよい。さらに、蒸発用熱源を付設するよう
にしてもよい。
【0065】また、表示器30は、キャッシャーがオペ
レータになる場合について説明したが、顧客がオペレー
タとなる表示器30についても、本発明は適用される。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、本体の一部を形成する
上ケースにその下ケース側空間とを隔離可能かつ凹部を
形成する隔離壁を設けるとともに、傾斜角度調整保持機
構を表示器に外力を与えて回動可能に構成しかつ該凹部
内で表示器の裏面側に収納可能に構成し、しかも該隔離
壁の一部に水滴一時保留受けを設け表示器に付着流下し
て来た水滴を一時保留可能に形成されているので、外観
良好で小型かつ低コストであるとともに、表示器に付着
流下した水滴が水滴一時保留受けに留められ蒸発乾燥さ
れるから下ケース側空間内に水滴が侵入することがな
く、水を取扱う店舗等でも安心して使用でき適用性が広
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す外観斜視図である。
【図2】同じく、一部を分解した外観斜視図である。
【図3】同じく、内部構造を説明するための概略図であ
る。
【図4】同じく、上ケースと表示器との関係を説明する
ための分解斜視図である。
【図5】同じく、表示器の構造を説明するための分解斜
視図である。
【図6】同じく、水滴一時保留受けを説明するための縦
断面図である。
【図7】同じく、表示器の起立回動動作を説明するため
の図である。
【図8】同じく、表示器の横倒回動動作を説明するため
の図である。
【図9】同じく、水滴一時保留受けの変形例を説明する
ための斜視図である。
【図10】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 キャッシュレジスタ(商品販売登録データ処理装
置) 10 本体 11 下ケース 13 上ケース 13S 凹部 15 中間部 15R 円弧面(離隔壁) 16 起立ガイド溝(傾斜角度調整保持機構) 17 係合溝 19 水滴一時保留受け 19H 排水パイプ 19P ホース 20 蓋体 21 角部 22 起立面 30 表示器 31 上表示ケース 32 表示部 33 タッチパネル 41 下表示ケース 41R 円弧面 42 空間部 43 側壁 44 軸孔 45 ネジ穴付きボス〔ガイド体(傾斜角度調整保持機
構)〕 46 ネジ 47 板バネ 48 係止爪 50 角度保持部材 51 軸 52 捩りコイルバネ 53 係合部 54 係合部 60 キーボード 61 プリンタ 62 制御部 63 HDD 64 電源装置 65 ドロワ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録商品データ等を表示するための表示
    器を、回動支点を中心として回動可能かつその表示画面
    の傾斜角度を調整保持可能に形成された傾斜角度調整保
    持機構を介して、本体に装着してなる商品販売登録デー
    タ処理装置において、 前記本体の一部を形成する上ケースにその下ケース側空
    間とを隔離可能かつ凹部を形成する隔離壁を設け、前記
    傾斜角度調整保持機構を前記表示器に外力を与えて回動
    可能に構成するとともに該凹部内で前記表示器の裏面側
    に収納可能に構成し、かつ該隔離壁の一部に前記表示器
    に付着流下して来た水滴を一時保留可能に形成された水
    滴一時保留受けを設けた、ことを特徴とする商品販売登
    録データ処理装置。
JP7051615A 1995-03-10 1995-03-10 商品販売登録データ処理装置 Pending JPH08249541A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051615A JPH08249541A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 商品販売登録データ処理装置
EP96103617A EP0731430B1 (en) 1995-03-10 1996-03-08 Sales-registration-data processing apparatus
DE69609366T DE69609366T2 (de) 1995-03-10 1996-03-08 Verkaufsdatenregistriervorrichtung
CN961035552A CN1065056C (zh) 1995-03-10 1996-03-08 商品销售登记数据处理装置
US08/613,002 US5710415A (en) 1995-03-10 1996-03-08 Sales-registration-data processing apparatus
KR1019960006089A KR0174736B1 (ko) 1995-03-10 1996-03-08 상품 판매 등록 데이터 처리 장치

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JP7051615A JPH08249541A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 商品販売登録データ処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183711A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Toshiba Tec Corp 電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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