JPH08249156A - マルチウインドウシステムを有する計算機 - Google Patents

マルチウインドウシステムを有する計算機

Info

Publication number
JPH08249156A
JPH08249156A JP7048385A JP4838595A JPH08249156A JP H08249156 A JPH08249156 A JP H08249156A JP 7048385 A JP7048385 A JP 7048385A JP 4838595 A JP4838595 A JP 4838595A JP H08249156 A JPH08249156 A JP H08249156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
windows
display
computer
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7048385A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Nakamura
正義 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7048385A priority Critical patent/JPH08249156A/ja
Publication of JPH08249156A publication Critical patent/JPH08249156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示されているウインドウの位置・大きさな
どの表示構成を変更することなく、各ウインドウの表示
状況を一度に把握することを可能とする。 【構成】 複数のウインドウ2を重なりを許して表示可
能なマルチウインドウシステムを有する計算機におい
て、指示入力9を受けると、そのとき表示されている全
てのウインドウ2について、ウインドウ2の一部分であ
ってそのウインドウ2を識別するためのラベル部分2a
のみを同じ位置に再表示するラベル部分表示手段11を
備えたマルチウインドウシステムを有する計算機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画面上に複数のウ
インドウを同時に表示できるマルチウインドウシステム
を有する計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機におけるマンマシンインタ
フェースは急速に発達しており、特にディスプレイ装置
の表示画面上に複数のウインドウを表示させて、画面操
作、データ入出力を行うマルチウインドウシステムが用
いられるようになっている。
【0003】ここで、ウインドウ(窓)とは、データの
入出力等を行うための作業領域を表示する単位であり、
ウインドウシステムでは、ディスプレイの画面を幾つか
のウインドウに区切り、夫々のウインドウで別々の作業
ができる。このようなウインドウシステムの中でも、多
重ウインドウ(オーバーラップウインドウ)システムと
呼ばれるものは、ウインドウ同士の重なりを許すように
なっている。以下、マルチウインドウというときは、特
にことわらない限り、上記多重ラップウインドウのこと
を指す。
【0004】図7は、表示画面上に開かれた複数のウイ
ンドウの様子を示す説明図である。図7において、CR
T等の表示画面31上にウインドウ32a及び32bが
開かれている。ウインドウ32a及び32bには、当該
ウインドウのタイトル等を表示するタイトルバー33a
及び33bが付属している。
【0005】この表示画面31では、まず、ウインドウ
32aが開かれ、次に、ウインドウ32aに一部重なり
合うようにウインドウ32bが開かれた。したがって、
ウインドウ32aの破線で示す部分32a´は、ウイン
ドウ32bと重なって見えない、つまり表示画面31上
に表示されない部分となっている。
【0006】上記例では2つのウインドウが重なる場合
を示したが、マルチウインドウシステムでは多数のウイ
ンドウを同時に表示することができる。ここで、多数の
ウインドウ画面がお互いに重なり合って、場合によって
は、新しいウインドウが旧いウインドウの表示部分を完
全に隠してしまうこともある。このような場合でも、従
来、上記タイトルバーに示されるウインドウのタイトル
情報のみは別途表示させることが可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目的と
するウインドウが他のウインドウによって隠されている
場合、ウインドウのタイトル情報だけでは、ウインドウ
そのものがどこにあるかわからず、計算機使用者は画面
を操作して目的のウインドウを探さなければならないと
いう問題を生じる。
【0008】しかし、従来のマルチウインドウシステム
では、現在表示されているウインドウにおいて個々のウ
インドウがどこにどのような大きさで表示されているの
かを、一度に知る方法がない。
【0009】したがって、計算機使用者は、目的のウイ
ンドウを探すために、一つ一つのウインドウを選択し
て、再描画(リドロー)させて確認するか、目的でない
ウインドウを順に消去していくか、ウインドウを移動さ
せるか、ウインドウの並び替える等を行い、現状表示さ
れているウインドウの表示状態を変更する。そして、こ
れにより、ウインドウの表示状態に関する情報を得て、
目的のウインドウを探し出すようにしている。
【0010】しかし、何れの方法を用いるにしても、ウ
インドウの表示状態を変更するのには、ある程度の手間
を必要とする。また、計算機使用者の記憶違い等で目的
とするウインドウがまだ開かれていないようなとき、ウ
インドウ探しのために益々労力を費すことになる。
【0011】また、開かれた複数のウインドウは、計算
機使用者にとって使いやすい状態に配置されているので
あるから、これをむやみに変更するのは好ましいことで
はない。
【0012】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、表示されているウイン
ドウの位置・大きさなどの表示構成を変更することな
く、各ウインドウの表示状況を一度に把握することを可
能としたマルチウインドウシステムを有する計算機を提
供することにあり、第2の目的は、表示されているウイ
ンドウの位置・大きさなどの表示構成を変更することな
く、各ウインドウの表示状況を一度に把握すると共に、
当該表示構成を変更することなく、そのまま目的とする
ウインドウを選択可能としたマルチウインドウシステム
を有する計算機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、複数のウインドウを重
なりを許して表示可能なマルチウインドウシステムを有
する計算機において、指示入力を受けると、そのとき表
示されている全てのウインドウについて、ウインドウの
一部分であってそのウインドウを識別するためのラベル
部分のみを同じ位置に再表示するラベル部分表示手段を
備えたマルチウインドウシステムを有する計算機であ
る。
【0014】また、請求項2に対応する発明は、複数の
ウインドウを重なりを許して表示可能なマルチウインド
ウシステムを有する計算機において、複数のウインドウ
間の重なり関係が変化したとき、この重なり関係が変化
したウインドウについて、ウインドウを識別するための
ラベル部分の色もしくはウインドウの境界を示すウイン
ドウ枠の色を変更するマルチウインドウシステムを有す
る計算機である。
【0015】さらに、請求項3に対応する発明は、複数
のウインドウを重なりを許して表示可能なマルチウイン
ドウシステムを有する計算機において、あるウインドウ
の下に重なっている他のウインドウの重なり数を算出
し、この算出された重なり数をウインドウを識別するた
めのラベル部分に表示するマルチウインドウシステムを
有する計算機である。
【0016】さらにまた、請求項4に対応する発明は、
請求項1に対応する発明において、ラベル部分表示手段
によって表示された何れかのラベル部分が選択される
と、このラベル部分に対応するウインドウ全体を再表示
するウインドウ選択手段を備えたマルチウインドウシス
テムを有する計算機である。
【0017】
【作用】したがって、まず、請求項1に対応する発明の
マルチウインドウシステムを有する計算機においては、
マルチウインドウシステムにより複数のウインドウを重
なりを許して表示できるようになっている。
【0018】このように複数のウインドウが表示されて
いるとき、指示入力を受けると、ラベル部分表示手段に
よって、そのとき表示されている全てのウインドウにつ
いて、ウインドウの一部分であってそのウインドウを識
別するための例えばタイトルバーのようなラベル部分の
みが同じ位置に再表示される。
【0019】このようなラベル部分は、ウインドウその
ものに比べると小さいので、計算機使用者は全てのウイ
ンドウについてのラベルを一度に認識することができ、
目的のウインドウを選択することが容易になる。
【0020】次に、請求項2に対応する発明のマルチウ
インドウシステムを有する計算機においては、請求項1
に対応する発明と同様に、マルチウインドウシステムに
より複数のウインドウを重なりを許して表示できるよう
になっている。
【0021】そして、例えば計算機使用者の操作によ
り、複数のウインドウ間の重なり関係が変化したとき、
この重なり関係が変化したウインドウについて、ウイン
ドウを識別するためのラベル部分の色もしくはウインド
ウの境界を示すウインドウ枠の色が変更される。
【0022】このように、表示変更のあるごとに、その
とき関連したウインドウのラベル部分もしくは枠の色が
変わっていくことで、これらの変化した色表示がウイン
ドウ操作に関する一種の履歴となる。したがって、計算
機使用者はウインドウの表示状況を一度に認識すること
ができ、目的のウインドウを選択することが容易にな
る。
【0023】また、請求項3に対応する発明のマルチウ
インドウシステムを有する計算機においては、請求項1
に対応する発明と同様に、マルチウインドウシステムに
より複数のウインドウを重なりを許して表示できるよう
になっている。
【0024】そして、あるウインドウの下に重なってい
る他のウインドウの重なり数を算出し、この算出された
重なり数をウインドウを識別するためのラベル部分に表
示するようになっている。
【0025】したがって、計算機使用者はウインドウの
重なり表示状況を一度に認識することができ、目的のウ
インドウを選択することが容易になる。さらに、請求項
4に対応する発明のマルチウインドウシステムを有する
計算機においては、請求項1に対応する発明と同様に作
用する他、ラベル部分表示手段によって表示された何れ
かのラベル部分が選択されると、ウインドウ選択手段に
よって、このラベル部分に対応するウインドウ全体が再
表示される。
【0026】したがって、計算機使用者は、ウインドウ
の表示についての構成を変化させることなく、各ウイン
ドウの表示状況を一度に把握でき、そのまま、目的とす
るウインドウを選択表示することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明に係るマルチウインドウシステムを有する計
算機の一実施例を示す全体構成図である。
【0028】この計算機は、マウス1a,キーボード1
b等の入力装置と、複数のウインドウ2を含む表示画面
3を表示するCRT4等の表示装置と、マルチウインド
ウシステムを実現させるための各手段と、特に図示しな
いCPU,メモリ,その他の周辺要素とから構成されて
いる。また、各ウインドウ2には、そのウインドウ2を
示すラベル部分としてのタイトルバー2aが設けられて
いる。
【0029】ここで、タイトルバー2aは、対応するウ
インドウ2のタイトル、アプリケーション名、その他文
字あるいは図形による情報を表示することにより、当該
ウインドウ2がどのような内容であるかを示すものであ
る。
【0030】図1に示すように、マルチウインドウシス
テムを実現させるための各手段には、入力装置からの入
力を受け付けるマウス1a、キーボード1b等について
の入力デバイスドライバ5と、入力デバイスドライバ5
からの入力を直接あるいは間接的に受け付け、また、各
ウインドウを管理するウインドウマネージャ6とが設け
られている。
【0031】さらに、上記マルチウインドウシステムを
実現させるための各手段には、表示画面3における各ウ
インドウ2を表示、描画し、また、ウインドウ2内での
入出力に対応するアプリケーションソフトウェアを含む
ウインドウ(アプリケーション)7と、CRT4上に表
示画面3に各種表示をさせるためのグラフィックドライ
バ8と、その他図示しないOS部分等の各種情報処理手
段とが設けられている。
【0032】このマルチウインドウシステムでは、各ウ
インドウ(アプリケーション)7に対応するウインドウ
2の表示、消去、移動、拡大、縮小等が自由自在となっ
ている。
【0033】ここで、ウインドウマネージャ6は、各ウ
インドウ(アプリケーション)7からの表示要求をグラ
フィックドライバ8を経由して表示画面3上に表示し、
また、入力デバイスドライバ5から入力データを、その
ときの処理対象ウインドウであるカレントウインドウ2
cに引き渡すようになっている。
【0034】また、入力デバイスドライブ5からの入力
データは、カレントウインドウ2c等に対する入力とウ
インドウマネージャ6に対する指示入力とを含み、これ
らの入力データは直接ウインドウマネージャ6に引き渡
される場合と、一旦他の処理手段を経由してからウイン
ドウマネージャ6に引き渡される場合とがある。そこ
で、以下、入力装置からのウインドウマネージャ6に対
する指示入力等は、図1に示すように指示入力9と表記
する。
【0035】また、ウインドウマネージャ6は、各々の
ウインドウ2の表示位置、表示サイズをも管理してい
る。さらに、ウインドウマネージャ6には、表示されて
いるウインドウの状態を把握するための手段が設けられ
ており、図2を用いてこれを説明する。
【0036】図2は本実施例のマルチウインドウシステ
ムを有する計算機主要部の詳細構成例を示すブロック図
である。図2において、ウインドウマネージャ6には、
上述した機能を実現するための図示しない手段の他、表
示ウインドウ情報部10と、全タイトルバー表示部11
と、ウインドウ選択部12とが設けられいる。
【0037】表示ウインドウ情報部10は、各々のウイ
ンドウ2の表示位置、表示サイズについての情報と共
に、各ウインドウ2のタイトルバー2aについての情報
を保存している。
【0038】全タイトルバー表示部11は、第1の指示
入力9としてタイトルバー表示指示を受けると、表示ウ
インドウ情報部10から各ウインドウ2の表示位置、表
示サイズ、タイトルバー2aについての情報を受取り、
これらの情報に基づく位置及びサイズでタイトルバー2
aのみを表示画面3に描画する。
【0039】ウインドウ選択部12は、上記タイトルバ
ー表示指示を受けると、まず、入力装置からの入力デー
タの受付けはタイトルバー2aから入力を優先して処理
するように設定する。
【0040】また、ウインドウ選択部12は、何れかの
タイトルバーが選択されることにより、第2の指示入力
9としてウインドウ選択指示を受けると、カレントウイ
ンドウ2cを選択されたウインドウに変更し、変更され
たカレントウインドウ2cが一番上に表示されるように
該当するウインドウ(アプリケーション)7に再描画
(リドロー)の指令を送出する。
【0041】なお、全タイトルバー表示部11と表示ウ
インドウ情報部10とによって、ラベル部分表示手段の
一例を構成している。次に、以上のように構成された本
実施例のマルチウインドウシステムを有する計算機の動
作について説明する。
【0042】図3は本実施例の動作を示す流れ図であ
り、図4は本実施例の動作実行例を示す図である。ま
ず、図4(a)に示すように、カレントウインドウ2c
の下にカレントウインドウ2cに隠されて見えない3つ
のウインドウ2´(以下、隠されたウインドウ部分は全
体,一部にかかわらずウインドウ2´と表記する)があ
る。ここでは、ウインドウ2´は、ウインドウ全体が隠
されているが、その一部が隠されている場合、あるいは
隠されていない場合でも以下の処理は同様である。
【0043】ここで、図3に示すように、まず、タイト
ルバー表示の指示入力9がマウス1a等の入力装置より
なされる否かが判定される(ST1)。そして、タイト
ルバー表示の指示がなければ(ST1)、終了し、指示
があれば(ST1)、全タイトルバー表示部11によ
り、全ウインドウ2のタイトルバー2aのみが表示され
ているウインドウ2についての情報に基づいて表示され
て、各ウインドウ2のタイトルバー2aすべてが表示画
面3の前面に示される(ST2)。
【0044】また、このとき、ウインドウ選択部12に
より、タイトルバー2aからの入力を優先的に受け付け
るように設定される。この時点で、CRT4上の表示状
態は図4(b)に示すようになっている。
【0045】次に、この場合、図4(b)に示すタイト
ルバー2aの何れかが選択されると、図3のステップ3
において、その選択についての指令入力9があったこと
が判例され、当該ウインドウ選択指示に基づきカレント
ウインドウ2cが変更される(ST4)。
【0046】そして、ウインドウ選択部12によって、
ウインドウ(アプリケーション)7に再描画指令が送出
され、新たなカレントウインドウ2cを一番上にして表
示画面3の再構成がなされる(ST5)。
【0047】このときの状態の一例が図4(c)に示さ
れている。上述したように、本実施例によるマルチウイ
ンドウシステムを有する計算機は、表示ウインドウ情報
部10の情報に基づき、全タイトルバー表示部11によ
って、全てのタイトルバー2aのみを再表示させるよう
にしたので、ウインドウが重なり合っていても、表示さ
れているウインドウの位置・大きさなどの表示構成を変
更することなく、各ウインドウの表示状況を一度に把握
することができる。
【0048】また、上述したように、本実施例によるマ
ルチウインドウシステムを有する計算機は、全タイトル
バー表示部11によって再表示されたタイトルバー2a
の何れかを選択することにより、選択されたウインドウ
をカレントウインドウとして再表示するので、上記効果
の他、表示されているウインドウの位置・大きさなどの
表示構成を変更することなく、そのまま目的とするウイ
ンドウを選択して表示画面の一番上に表示させることが
できる。
【0049】したがって、計算機使用者は、各ウインド
ウの表示状態を保持したままでこれを切り替えることが
でき、作業性の向上を図ることができる。なお、本実施
例において、全タイトルバー表示部11は、表示ウイン
ドウ情報部10からの情報に基づいてタイトルバー2a
のみを表示画面3に描画するようにしたが、本発明はこ
れ限られるものでなく、例えば全タイトルバー表示部1
1は、タイトルバー表示の指示入力9を受けると全ウイ
ンドウ(アプリケーション)7に対し、タイトルバー2
のみを再描画させるように指示するものであってもよ
い。
【0050】このようにすれば、全タイトルバー表示部
11に描画に関する機能を付加する必要がないので簡便
である。また、この場合、図2において、ステップST
5の後、ウインドウ(アプリケーション)7に対するタ
イトルバー表示指令をクリアする必要がある。
【0051】また、本実施例において、全タイトルバー
表示部11は、タイトルバー表示の指示入力9により、
タイトルバー2aのみを表示するようにしたが、タイト
ルバー2a及びウインドウの枠のみを表示させるように
してもよい。さらに、タイトルバー表示の指示入力9に
より、タイトルバー2a及びウインドウの枠以外は表示
を消して(透明にして)、各ウインドウ2の表示状態を
知るようにしてもよい。
【0052】図5は本発明の他の実施例に係るマルチウ
インドウシステムを有する計算機主要部の詳細構成例を
示すブロック図であり、図2と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ
述べる。
【0053】本実施例におけるマルチウインドウシステ
ムを有する計算機の全体構成は、図1に示す先の実施例
の構成と同様である。また、ウインドウマネージャ6´
は、先の実施例と同様な構成を有する他、図5に示すよ
うに、表示ウインドウ情報部10´と、重なり状態判定
部13と、重なり数・色変更表示部14とを具備してい
る。
【0054】表示ウインドウ情報部10´は、先の実施
例と同様に既に表示されている各ウインドウ2及び新た
に表示されるウインドウ2についての表示に関する情報
を保存すると共に、表示画面3上ウインドウ表示状態が
変化するとき、保存されているウインドウ2の表示情報
と変化に関する情報を重なり状態判定部13に通知す
る。
【0055】重なり状態判定部13は、表示ウインドウ
情報部10´からの情報に基づいて、ウインドウ2同士
の重なり状態を判定する。ここで、重なり状態判定部1
3は、重なり状態判定から、あるウインドウ2の下に幾
つのウインドウ2があるかを示すウインドウ重なり数を
算出し、ウインドウ表示状態の変化に伴ってウインドウ
同士の重なり関係が変わるウインドウ2を検知するよう
になっている。
【0056】重なり数・色変化表示部14は、重なり状
態判定部13で算出されたウインドウの重なり数をタイ
トルバー2a上に表示し、また、ウインドウ同士の重な
り関係が変わるウインドウ2のタイトルバー2aの表示
色を変更するように構成されている。
【0057】次に、以上のように構成された本実施例の
マルチウインドウシステムを有する計算機の動作につい
て説明する。図6は、ウインドウ2の新規作成、再描
画、消去などによって、ウインドウ表示状態に変化があ
った後のウインドウ表示状態例を示す説明図である。
【0058】まず、図6(a)は、ウインドウ表示状態
の変化に伴ってウインドウ同士の重なり関係が変ったウ
インドウ2について、そのタイトルバー2aの色が変っ
た状態を示している。
【0059】ここで、タイトルバー2a”は、他のウイ
ンドウ2´を隠すように開かれ、又は、移動、拡大等さ
れて他のウインドウ2´と重なったため色が変更された
ものである。これらの変更される色は、可能なかぎりそ
れまでの変更色と異なるものにするとよい。このように
すれば、色表示そのものがウインドウ変更の履歴を示す
ことになる。
【0060】また、図示しないが、重なり合っていたウ
インドウ同士が互いに重ならない位置関係に表示変更さ
れた場合も、当該ウインドウ2のタイトルバー2a”
は、その色が変更される。
【0061】一方、図6(b)は、算出された各ウイン
ドウの重なり数に基づいて、その重なり数2bが各々の
タイトルバー2aに表示された状態を示している。この
ように当該ウインドウ2の下に幾つのウインドウ2が重
なっているか(一部分の重なりを含む)が重なり数2b
によって表示される。
【0062】上述したように、本実施例によるマルチウ
インドウシステムを有する計算機は、ウインドウ2間の
重なり関係が変化したとき、重なり数・色変更表示部1
4により、重なり関係が変化したウインドウ2について
のタイトルバー2aの色を変更するようにしたので、表
示変更のあるごとに、そのとき関連したウインドウのラ
ベル部分もしくは枠の色が変わっていくことで、これら
の変化した色表示がウインドウ操作に関する一種の履歴
となり、計算機使用者は、表示されているウインドウの
位置・大きさなどの表示構成を変更することなく、各ウ
インドウの表示状況を一度に把握することができる。
【0063】したがって、計算機使用者は、目的のウイ
ンドウを容易に選択することが可能である。また、上述
したように、本実施例によるマルチウインドウシステム
を有する計算機は、表示ウインドウ情報部10の情報に
基づいて、重なり状態判定部13によってあるウインド
ウの下に重なっている他のウインドウの重なり数を算出
し、この算出された重なり数をタイトルバー2aに表示
するようにしたので、計算機使用者はウインドウの重な
り表示状況を一度に認識することができ、目的のウイン
ドウを容易に選択することができる。
【0064】また、本実施例においては、ウインドウ同
士の重なり関係が変ったと判定されると、重なり数・色
変更表示部14によって、タイトルバー2aの色を変更
するようにしたが、本発明はこれに限られるものでな
く、例えばウインドウ2の境界を示すウインドウ枠の色
を変更するようにしてもよい。
【0065】さらに、本実施例においては、ウインドウ
の重なり数をタイトルバー2aに表示するようにした
が、当該重なり数の表示位置は、このタイトルバー2a
上に限られるものでなく、ウインドウ内に決められた他
の位置でもよい。なお、本発明は、上記各実施例に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、表
示されているウインドウの位置・大きさなどの表示構成
を変更することなく、各ウインドウの表示状況を一度に
把握することを可能としたマルチウインドウシステムを
有する計算機を提供することができ、また、タイトルバ
ーのみを再表示し、これを選択してウインドウを再表示
できるようにしたので、表示されているウインドウの位
置・大きさなどの表示構成を変更することなく、各ウイ
ンドウの表示状況を一度に把握すると共に、当該表示構
成を変更することなく、目的とするウインドウを選択可
能としたマルチウインドウシステムを有する計算機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチウインドウシステムを有す
る計算機の一実施例を示す全体構成図。
【図2】同一実施例のマルチウインドウシステムを有す
る計算機主要部の詳細構成例を示すブロック図。
【図3】同一実施例の動作を示す流れ図。
【図4】同一実施例の動作実行例を示す図。
【図5】本発明に係る他の実施例のマルチウインドウシ
ステムを有する計算機主要部の詳細構成例を示すブロッ
ク図。
【図6】同他の実施例におけるウインドウの新規作成、
再描画、消去などによって、ウインドウ表示状態に変化
があった後のウインドウ表示状態例を示す説明図。
【図7】表示画面上に開かれた複数のウインドウの様子
を示す説明図。
【符号の説明】
2…ウインドウ、2a…タイトルバー、2c…カレント
ウインドウ、3…表示画面、5…入力デバイスドライ
バ、6…ウインドウマネージャ、10…表示ウインドウ
情報部、11…全タイトルバー表示部、12…ウインド
ウ選択部、13…重なり状態判定部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウインドウを重なりを許して表示
    可能なマルチウインドウシステムを有する計算機におい
    て、 指示入力を受けると、そのとき表示されている全てのウ
    インドウについて、ウインドウの一部分であってそのウ
    インドウを識別するためのラベル部分のみを同じ位置に
    再表示するラベル部分表示手段を備えたことを特徴とす
    るマルチウインドウシステムを有する計算機。
  2. 【請求項2】 複数のウインドウを重なりを許して表示
    可能なマルチウインドウシステムを有する計算機におい
    て、 前記複数のウインドウ間の重なり関係が変化したとき、
    この重なり関係が変化したウインドウについて、前記ウ
    インドウを識別するためのラベル部分の色もしくは前記
    ウインドウの境界を示すウインドウ枠の色を変更するこ
    とを特徴とするマルチウインドウシステムを有する計算
    機。
  3. 【請求項3】 複数のウインドウを重なりを許して表示
    可能なマルチウインドウシステムを有する計算機におい
    て、 あるウインドウの下に重なっている他のウインドウの重
    なり数を算出し、この算出された重なり数をウインドウ
    を識別するためのラベル部分に表示することを特徴とす
    るマルチウインドウシステムを有する計算機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のマルチウインドウシステ
    ムを有する計算機において、 前記ラベル部分表示手段によって表示された何れかのラ
    ベル部分が選択されると、このラベル部分に対応するウ
    インドウ全体を再表示するウインドウ選択手段を備えた
    ことを特徴とするマルチウインドウシステムを有する計
    算機。
JP7048385A 1995-03-08 1995-03-08 マルチウインドウシステムを有する計算機 Pending JPH08249156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048385A JPH08249156A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 マルチウインドウシステムを有する計算機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048385A JPH08249156A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 マルチウインドウシステムを有する計算機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08249156A true JPH08249156A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12801846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7048385A Pending JPH08249156A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 マルチウインドウシステムを有する計算機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08249156A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523656A (ja) * 1999-12-30 2003-08-05 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動電話機用のバーチャルデバイスアーキテクチャ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523656A (ja) * 1999-12-30 2003-08-05 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動電話機用のバーチャルデバイスアーキテクチャ
JP4938192B2 (ja) * 1999-12-30 2012-05-23 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動電話機用のバーチャルデバイスアーキテクチャ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6600500B1 (en) Multi-window display system and method for displaying and erasing window
JP3924020B2 (ja) 1次元データ・セットの表示におけるズームの細粒度および粗粒度制御のためのシステムおよび方法
US6246407B1 (en) Method and apparatus for overlaying a window with a multi-state window
US6469722B1 (en) Method and apparatus for executing a function within a composite icon and operating an object thereby
JP3486459B2 (ja) 電子情報機器及びその制御方法
US20100088623A1 (en) Operational support computer program and operational assitance computer system
JPH0467647B2 (ja)
JPH10177466A (ja) マルチウインドウ処理装置
JP2000172398A (ja) 表示装置上の表示領域の間で切り替えるためのインタ―フェ―ス・コントロ―ル
JP2642040B2 (ja) 主ウインドウ内に表示された固定要素を見かけ上直接的に編集するための方法及びシステム
JPH08249156A (ja) マルチウインドウシステムを有する計算機
JP2002032168A (ja) ウィンドウ制御方法
JP3712749B2 (ja) 情報処理装置におけるウィンドウ表示処理方式
JPH04319775A (ja) Cad装置
JPH09128199A (ja) グラフ表示における表示と非表示の切替方法
JPH1185443A (ja) ウインドウ表示装置及び記憶媒体
JPH08249148A (ja) 複数ウィンドウ画面の整列表示制御方法
JPS6177979A (ja) 表示制御方法
JPS6177977A (ja) 画像処理装置
JPH06242760A (ja) マルチウィンドウ切り換え方式
JPH1031573A (ja) 情報処理装置
JPH10333868A (ja) マルチウィンドウシステムにおけるウィンドウ表示の自 動補正装置と方法
JPS6320525A (ja) 表示装置
JP3721759B2 (ja) 画面操作指示方法および装置
JPH056254A (ja) ウインドウの表示位置制御方式