JPH08249105A - センサコイル・パターン及び座標入力装置 - Google Patents

センサコイル・パターン及び座標入力装置

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JPH08249105A
JPH08249105A JP7942795A JP7942795A JPH08249105A JP H08249105 A JPH08249105 A JP H08249105A JP 7942795 A JP7942795 A JP 7942795A JP 7942795 A JP7942795 A JP 7942795A JP H08249105 A JPH08249105 A JP H08249105A
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sensor coils
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    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 座標入力装置の周囲にノイズ源や閉じた導電
体が存在する場合にも良好な座標検出を可能とするセン
サコイル・パターン及び座標入力装置を提供する。 【構成】 多数のセンサコイル10〜17,20〜2
7,30〜37からなるセンサ面100と、位置指示器
と、同時に1または複数個のセンサコイルを選択するた
めの切替手段110とを具備する座標入力装置における
センサコイル・パターンであって、多数のセンサコイル
のうち単独にて切替手段へと接続される少なくとも一方
の端から数えて1または複数個のセンサコイルを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの入力装
置の1つであるデジタイザまたはタブレットと呼ばれる
座標入力装置に関し、特にそのセンサ面におけるセンサ
コイル・パターンに関する。
【0002】座標入力装置における位置検出方式は、種
々のものが知られている。その中でも電磁授受方式は、
位置指示器をコードレスとすることができるという特徴
がある。図4は、その基本的動作を説明するための概略
構成図である。この方式における座標入力装置は、多数
のセンサコイルを位置検出方向に並設した位置検出面
(センサ面)と、コイルまたは共振回路を内蔵したスタ
イラスペンまたはカーソル等の位置指示器とから構成さ
れる。
【0003】通常は、XとYの2方向について座標検出
を行うため、一対のセンサ面を直交させてX方向とY方
向に設けている。位置検出においては、センサコイル
と、位置指示器に内蔵されたコイルまたは共振回路との
間の電磁相互作用を利用する。
【0004】具体的には、先ず高周波信号をセンサコイ
ルへ与えることにより、センサコイルから電磁波が発生
される。すると、位置指示器内の共振回路等が、この電
磁波により共振する。次にセンサコイルからの電磁波の
送信を止めると、位置指示器から応答電磁波が発生す
る。この応答電磁波をセンサコイルにて受信する。セン
サコイルにて受信された信号は、受信回路を介して信号
処理部へ渡される。
【0005】この動作を、センサ面上の多数のセンサコ
イルを切り替えながら繰り返す。こうして得られた受信
信号の分布から、受信信号強度の最も強いセンサコイル
及びその近隣のいくつかのセンサコイルにおける信号に
基づいて補間を含む演算を行い、座標を決定している。
この電磁授受方式の詳細については特公平2−5380
5号を参照されたい。
【0006】また、他の位置検出方式としては、センサ
面側から電磁波を送信し、これを位置指示器にて受信す
る方式、あるいはその逆に位置指示器から電磁波を送信
し、これをセンサ面側にて受信する単純な電磁作用方式
もある。
【0007】このように多数のセンサコイルを走査す
る、すなわち順次切り替えて検出動作を実行する方式で
は、検出に時間がかかり、特に大型の装置となるほど検
出に要する時間は長くなる。少なくとも最初に位置指示
器のおよその位置を求めるためには、全てのセンサコイ
ルを走査するプロセスは必ず必要である。従って、走査
時間が増大すると、高速な位置検出動作が損なわれるこ
とになる。
【0008】そこで、多数のセンサコイルの中からいく
つかを選択してこれらを互いに接続し、互いに接続され
た各センサコイルに対しては同時に送受信を実行するこ
とによって、センサコイルの走査における切替え回数を
低減させ、全センサコイルに対する走査時間を短縮する
ようなセンサコイル走査方法及びそれを実現するための
センサコイル・パターンが提示されてきた。その一例と
して、特開平3−147012号を挙げる。図5は、当
該出願に開示されたセンサ面100上のセンサコイルの
接続パターンを概略的に示している。簡潔とするため
に、X軸のみについて示しているが、Y軸についても同
様である。
【0009】図5中、右下に示すように、1つのセンサ
コイルの形状は、通常、2回巻となっている。これは感
度を向上させて、より大きな受信信号を得るためであ
る。しかしながら、図5では簡潔とするために1回巻の
コイルとして描いている。図5のセンサコイル・パター
ンでは、多数のセンサコイルが、複数のグループ(図で
は、I、II及びIIIのみを示す)に分割されている。1つ
のグループに8個のセンサコイルが含まれる。さらに、
各グループから1つずつセンサコイルが選択されて、選
択されたセンサコイル同士が互いに接続されている。例
えば、グループIのセンサコイル12と、グループIIの
センサコイル21と、グループIIIのセンサコイル30
とが互いに接続されている。
【0010】1回の送受信動作においては、各グループ
から1つずつ選択され互いに接続された複数のセンサコ
イルに同時に交流信号を与えて電磁波を発生させる。そ
して(もし位置指示器が、いずれかのセンサコイルの近
傍にあれば)位置指示器との電磁相互作用が行われ、そ
の後、互いに接続された複数のセンサコイルから同時に
信号を受け取る。例えば、図5の状態では、互いに接続
されたコイル11、コイル22及びコイル33の3つの
コイルが同時に選択されている。送受信切替器120
は、センサコイルの送信状態と受信状態の切替を行い、
送信状態では信号発生部へと接続され、受信状態では信
号検出部へと接続される。
【0011】上記の一回の送受信動作を、センサコイル
切替器110を順次切り替えて繰り返す。このようにセ
ンサコイルをグループ化した場合には、グループ化しな
い場合に比べて大幅に切替回数を減らすことができる。
図5の例では3分の1になる。
【0012】この方式では、1回の送受信動作のみで
は、互いに接続された複数のセンサコイルから得られた
受信信号が、いずれのグループ内のセンサコイルによる
信号であるかを判別することができない。しかしなが
ら、センサコイル切替器の端子番号0から7までを順次
切り替えた場合、グループIのセンサコイルは、「1
0、11、12、13、14、15、16、17」の順
に選択され、グループIIのセンサコイルは、「20、2
2、21、24、23、26、25、27」の順に選択
され、グループIIIのセンサコイルは、「31、33、
30、35、32、37、34、36」の順に選択され
る。このように、各グループ内のセンサコイルの並び方
とセンサコイルの選択順とが一致しないように、センサ
コイル同士が接続されている。従って、互いに接続され
た複数のセンサコイルから得られた受信信号を、受信さ
れた順に並べてその受信信号のパターンを解析すること
により、いずれのグループ内に位置指示器が存在してい
るかを判別することができる。この方式の詳細について
は、特開平3−147012号公報を参照されたい。
【0013】上記は、多数のセンサコイルの中からいく
つかを選択して互いに接続するようなセンサコイル・パ
ターンの一例であって、このような構成が非常に有用で
あることから、上記以外にもいくつかのセンサコイル・
パターンが提示されている。本発明は、特に、このよう
な多数のセンサコイルの中からいくつかを選択して互い
に接続するようなセンサコイル・パターンに関連する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】次に、従来の座標入力
装置及びそのセンサコイル・パターンにおける問題点
を、座標入力装置の設置環境と関連付けて説明する。
【0015】図6(A)は、センサ面100とスタイラ
スペン130からなる座標入力装置を組み込んだ液晶デ
ィスプレイ(LCD)の構成例である。LCDユニット
が最も前面に置かれる。LCDユニットは、液晶マトリ
クス、透明電極、バックライト等の各層からなる積層体
である。バックライトには、FLが用いられており放電
管が一辺に設けられている。バックライトの代わりにサ
イドライトが用いられることもある。座標入力装置のセ
ンサ面であるセンサ板100は、LCDユニットの背面
側に設置される。センサ板の一端からは、信号を送受す
るためのフラット・ケーブルが取り出されている。さら
に、センサ板の背後はシールド板が設置される。
【0016】LCDバックライトの放電管を駆動するた
めには、約1000ボルトの電圧が必要であり、通常こ
の電圧を発生するためのインバータ140が放電管の近
傍に設けられる。インバータ140は、通常、5乃至1
2ボルト程度の交流電圧から約1000ボルトの交流電
圧を発生する回路である。このようなインバータ回路は
非常にノイズを発生しやすい。従って、その近傍に設置
される他の回路は、ラインが直接接続されていなくとも
電磁結合によってその入力ラインへノイズが入ってくる
という影響を受けやすい。
【0017】図6(B)は、インバータ140から発生
するノイズが、センサ板100上のセンサコイルへ影響
を及ぼす様子を示す図である。インバータ140が図示
のように設置されている場合、最も端に位置するセンサ
コイル10が最もその影響を大きく受ける。図8は、様
々な条件における受信信号の波形を示した図である。図
8(A)は、理想的な受信信号波形である。図8(B)
が、インバータ等のノイズ源の近傍に位置するセンサコ
イルに現れる受信信号波形である。このように、本来の
波形の上に髭状のジッタが重なった波形となる。
【0018】ここで、再び図6(B)を参照する。問題
点は、最も端に位置するセンサコイル10が、端から離
れた位置にあるセンサコイル20と互いに接続されてい
ることである。センサコイル10に図8(B)に示した
ようなノイズが発生した場合、ラインが接続されている
ために、センサコイル20へも同じノイズが流れること
になるからである。その結果、センサコイル20から得
られる受信信号も図8(B)のような波形として観測さ
れる。もちろん、このような波形がセンサコイル20に
現れると、その正確な位置検出動作に悪影響を及ぼすこ
とになる。図6(B)では、もう一方の端にあるセンサ
コイル37の近傍にはインバータ等がない。このような
場合は、センサコイル37とセンサコイル26とが接続
されていても問題ない。
【0019】図7(A)は、もう1つの問題となるセン
サ板の設置環境を示している。それは、LCDユニット
が、閉じた導電体である金属枠Mによって取り巻かれて
いる場合である。この金属枠Mがセンサコイルにおける
受信信号へ及ぼす影響を図7(B)を用いて説明する。
スタイラスペン130がセンサコイル10上にあると、
ペン130からの磁束によってセンサコイル10にコイ
ル電流ICが流れる。金属枠Mもまたコイルを構成して
いるために、このコイル電流ICによる磁束を打ち消す
ような誘導電流IMが発生する。この誘導電流IMによっ
て生じる磁束が、ペン130からの磁束を弱めてしまう
ことになる。その結果、センサコイル10から得られる
受信信号の強度は本来の大きさよりも小さくなってしま
う。図8(C)に、図8(A)の理想的波形と比較した
その波形の様子を示す。この現象は、金属枠Mに最も近
いセンサコイル10で最も顕著である。
【0020】ここでも、問題となる点は、センサコイル
10がセンサコイル20と互いに接続されていることで
ある。上記の現象は、センサコイル20上にスタイラス
ペン130がある場合にも発生する。なぜなら、センサ
コイル20において発生した受信信号すなわちコイル電
流がセンサコイル10を流れるときに同じように金属枠
に誘導電流を発生させる結果、センサコイル10におい
てセンサコイル20のコイル電流が弱められてしまうか
らである。図7(B)では、もう一方の端に位置するセ
ンサコイル37も、金属枠Mから同様な影響を受ける。
その結果、センサコイル37と接続されているセンサコ
イル26もまた影響を受け、その受信信号の強度が小さ
くなる。
【0021】座標入力装置にとって問題となる上記の2
つの設置環境が、重なることもしばしば起きる。その場
合両方の効果によって、さらに受信信号の特性が悪化す
る。すなわち、信号強度が弱くなった上にノイズがのる
ため、S/N比は極めて悪くなる。
【0022】本発明の目的は、座標入力装置においてセ
ンサ面の周囲にノイズ源もしくは閉じた導電体が存在す
る場合、またはそれらが双方とも存在する場合であって
も、位置検出のために用いる受信信号が悪影響を受けな
いようなセンサコイル・パターンを有する座標入力装置
を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は以下の構成を提供する。 (1)本発明による座標入力装置におけるセンサコイル
・パターンは、多数のセンサコイルを位置検出方向に並
設したセンサ面と、コイルまたは共振回路を内蔵した位
置指示器と、該多数のセンサコイルから同時に1または
複数個のセンサコイルを選択するべく接続される切替手
段とを具備し、かつ該センサコイルと該位置指示器との
間の電磁作用により該位置指示器の座標を決定する座標
入力装置における、該多数のセンサコイルを該センサ面
上に配置するためのセンサコイル・パターンであって、
前記並設された多数のセンサコイルのうち、単独にて前
記切替手段へと接続される少なくとも一方の端から数え
て1または複数個のセンサコイルを有することを特徴と
する。
【0024】(2)上記(1)におけるセンサコイル・
パターンにおいて、前記少なくとも1方の端から数えて
1または複数個のセンサコイルが、最も端に位置するセ
ンサコイルのみであることを特徴とする。
【0025】(3)上記(1)または(2)のセンサコ
イル・パターンにおいて、前記少なくとも1方の端から
数えて1または複数個のセンサコイル以外のセンサコイ
ルが、少なくとも1つの他のセンサコイルと互いに連結
されていることを特徴とする。
【0026】(4)上記(1)または(2)のセンサコ
イル・パターンにおいて、前記少なくとも1方の端から
数えて1または複数個のセンサコイル以外のセンサコイ
ルが、同数ずつ互いに連結されていることを特徴とす
る。 (5)本発明による座標入力装置は、多数のセンサコイ
ルを位置検出方向に並設したセンサ面と、コイルまたは
共振回路を内蔵した位置指示器と、該多数のセンサコイ
ルから同時に1または複数個のセンサコイルを選択する
べく接続される切替手段とを具備し、かつ該センサコイ
ルと該位置指示器との間の電磁作用により該位置指示器
の座標を決定する座標入力装置において、前記並設され
た多数のセンサコイルのうち、単独にて前記切替手段へ
と接続される少なくとも一方の端から数えて1または複
数個のセンサコイルを有することを特徴とする。
【0027】(6)上記(5)における座標入力装置
は、前記センサコイル・パターンにおける前記少なくと
も1方の端から数えて1または複数個のセンサコイル
が、最も端に位置するセンサコイルのみであることを特
徴とする。
【0028】(7)上記(5)または(6)の座標入力
装置は、前記少なくとも1方の端から数えて1または複
数個のセンサコイル以外のセンサコイルが、少なくとも
1つの他のセンサコイルと互いに連結されていることを
特徴とする。
【0029】(8)上記(5)または(6)の座標入力
装置は、前記少なくとも1方の端から数えて1または複
数個のセンサコイル以外のセンサコイルが、同数ずつ互
いに連結されているを特徴とする。
【0030】(9)上記(5)乃至(8)のいずれかの
座標入力装置は、LCDユニットの一構成要素として組
み込まれることを特徴とする。
【0031】(10)上記(9)の座標入力装置は、前
記少なくとも1方の端から数えて1または複数個のセン
サコイルが、前記座標入力装置外部のノイズ源近傍に位
置することを特徴とする。
【0032】(11)上記(10)の座標入力装置は、
前記ノイズ源が、前記LCDユニットに含まれるインバ
ータであることを特徴とする。
【0033】(12)上記(9)の座標入力装置は、前
記多数のセンサコイル全体が、閉じた導電体により囲周
されることを特徴とする。
【0034】(13)上記(12)の座標入力装置は、
前記閉じた導電体が、前記LCDユニットに含まれる金
属枠であることを特徴とする。
【0035】
【作用】本発明においては、座標入力装置におけるセン
サコイル・パターンを、並設された多数のセンサコイル
のうち、少なくとも一方の端から数えて1または複数個
のセンサコイルが、接地端を除いて他のいずれのセンサ
コイルとも連結されていないように構成した。他のセン
サコイルと連結されていないセンサコイルは、仮にノイ
ズ源からノイズをひろったり、周囲の誘導体の影響で信
号が弱まったとしても、それらの不良信号を他のいずれ
のセンサコイルへも伝播することがない。本発明では、
このような悪影響を受けやすい位置にあるセンサコイル
を他のセンサコイルと接続しないようなセンサコイル・
パターンとすることによって、本来直接的には悪影響の
及ばない位置にあるセンサコイルへ悪影響が伝播するこ
とを防ぐことができる。
【0036】
【実施例】図1及び図2を参照して、本発明を説明す
る。図1は、本発明による座標入力装置のセンサ面の一
実施例の概略構成図である。図5の従来例と対比するた
めに、センサコイルの接続方法以外は図5と同じ構成と
している。図1も、簡潔とするために、X軸のみについ
て示しているが、Y軸についても同様である。図5の従
来例と異なる点は、両末端に位置するセンサコイル10
及びセンサコイル37が、接地端(COM)を除いて他
のいずれのセンサコイルとも接続されていないことであ
る。
【0036】図5の従来例では、センサコイル10が、
センサコイル20及びセンサコイル31と連結され、そ
してセンサコイル切替器110の端子0へと接続されて
いた。また、図5の従来例では、センサコイル37は、
センサコイル15及びセンサコイル26と連結され、そ
してセンサコイル切替器110の端子5へと接続されて
いた。図1では、センサコイル10は、他のセンサコイ
ルとは連結されず単独でセンサコイル切替器110の端
子8へと接続されている。また、センサコイル37は、
他のセンサコイルとは連結されず単独でセンサコイル切
替器110の端子9へと接続されている。センサコイル
切替器110は、多数のセンサコイルから同時に1また
は複数個のセンサコイルを選択する機能を有する切替手
段であって、その端子を順次切り替えることによって、
センサ面上のセンサコイルを走査する。センサコイル切
替器110はさらに、送受信切替器120へと接続され
る。そして送受信切替器120の2つの端子は、各々信
号発生部及び信号検出部へ接続される。信号発生部や信
号検出部は、座標入力装置に含まれていてもよく、ま
た、さらに上位の情報処理装置に含まれていてもよい。
【0037】センサコイル10及びセンサコイル37の
ように、接地端を除いて他のいずれのセンサコイルとも
接続されていない接続状態を、以降、「単独接続」と称
する場合がある。本発明において「単独に接続されたセ
ンサコイル」という意味は、単にセンサ面上でのセンサ
コイルの接続パターンのみをいうのではなく、位置検出
プロセスにおける送信信号または受信信号の伝送におい
て、他のいずれのセンサコイルとも同時に同一の伝送ラ
インを共有することがないという意味も含む。
【0038】このように図1の実施例では、両末端のセ
ンサコイルが他のいずれのセンサコイルとも信号的に連
結されないように構成したので、両末端のセンサコイル
がその受信信号への悪影響を受けた場合にも、それが他
のセンサコイルへ及ぶことがない。図2は、ノイズ源が
ある場合(図2(A))及び金属枠がある場合(図2
(B))に、特に末端のセンサコイルについて図1をさ
らに詳細に示した図である。センサコイル10及びセン
サコイル37の2つのみは、各々単独でセンサコイル切
替器へ接続されている。両末端以外に位置する他のセン
サコイルは、従来と同様に、選択された複数のセンサコ
イルが互いに連結されている。ここで注記するが、図1
は概略図であって、センサコイルの数、長さ及び幅、連
結するべきセンサコイルの選択(両末端のセンサコイル
を除く)、及びセンサコイル同士の重なり等は、任意に
設計可能である。
【0039】図2(A)には、センサコイル10が、近
傍に位置するインバータ140からのノイズをひろう様
子が示されている。このノイズは、センサコイル10に
おける信号に付加されて端子8に現れるが、他のセンサ
コイルからの信号には現れない。
【0040】図2(B)には、センサコイル10が、周
囲の金属枠Mに生じる誘導電流の影響を受ける様子が示
されている。この影響によって、端子8で観察されるセ
ンサコイル10からの信号は弱まる。しかしながら、他
のセンサコイルは、センサコイル10と接続されていな
いので、他のセンサコイルにおける受信信号がセンサコ
イル10を流れることはなく、従って、他のセンサコイ
ルにおける受信信号が金属枠Mに生じる誘導電流のため
に弱められる現象は起きない。
【0041】前述のように、位置検出のプロセスにおい
ては、受信信号のピークに近い隣り合ういくつかのセン
サコイルからの信号を用いてスタイラスペンの真の位置
を決定している。従って、センサ面上のいずれのセンサ
コイルについても、その上に生じる受信信号が位置検出
プロセスのデータとして用いられる可能性がある。しか
しながら、センサ面の末端近傍に位置するセンサコイル
は、中央部に位置するセンサコイルに比べて、その受信
信号に対して高いS/N比を要求されない場合が多い。
例えば、このような座標入力装置を用いるアプリケーシ
ョンソフトウェアでは、高い精度が要求される描画部な
どは中央部に配置されるものであり、端部にはメニュー
選択機能等が配置されることが一般的である。
【0042】従って、最も端に位置する1本のセンサコ
イルが、位置検出性能に重大な影響を及ぼす可能性は少
ないと考えてよい。本発明においては、仮に最も端に位
置するセンサコイルが、周囲のインバータや金属枠によ
ってその受信信号に影響を受けた場合であっても、その
影響は、最も端に位置するセンサコイルによる受信信号
を位置検出プロセスにおいて用いなければならない隣接
するいくつかのセンサコイルに及ぶのみである。その影
響が、中央部のセンサコイルへ及ぶことはない。
【0043】本発明のようにセンサコイル・パターンを
構成すると、図1に示すようにセンサコイル切替部11
0の端子数は、両末端のセンサコイルの分すなわち2つ
ほど増加する。この分だけ切替数は増加するが、全切替
数に対するこの増加分の影響は小さく、従って、検出速
度の遅れが深刻になることはない。
【0044】図3は、本発明による座標入力装置のセン
サコイル・パターンの別の実施例である。両末端に位置
するセンサコイル38及びセンサコイル39は、図1の
実施例におけると同様に、接地端(COM)を除いて他
のいずれのセンサコイルとも接続されていない単独接続
となっている。これによって、両末端のセンサコイルが
その受信信号への悪影響を受けた場合にも、それが他の
センサコイルへ及ぶことがない。さらに、図3の実施例
は、両末端のセンサコイル38及び39を除いた他のセ
ンサコイルが、同数ずつ互いに連結されていることを特
徴とする。例えば、センサコイル10、20、30の3
本が互いに連結されている。他の互いに連結されたセン
サコイルの組も全て3本ずつの組となっている。
【0045】ここで図3のセンサコイルの連結において
特徴としているのは、連結するセンサコイルの数を等し
くすることであって、どのセンサコイルを選択するかで
はない(すなわち、図3の実施例では、グループI〜III
の各グループ内での相対位置が同じセンサコイル同士を
接続しているが、このこと自体は本発明の必須要件では
ない)。連結においてどのセンサコイルを選択するか
は、位置検出方式に関係する別の問題であって本発明の
課題ではない。
【0046】図3の実施例に対して、図1の実施例で
は、両端のセンサコイル10及び37を除いて、センサ
コイル20と30、及びセンサコイル15と26は、2
本ずつ連結され、その他のセンサコイルは3本ずつ連結
されている。このように、連結数が異なるセンサコイル
の組が混在する場合に、問題が生じることがある。図7
(B)で説明したように、センサコイルの電流によって
金属枠Mに誘導される渦電流の作る磁束がセンサコイル
の作る磁束(ペンに与える磁束)を弱めてしまう。この
センサコイルの磁束の弱められる程度は、センサコイル
が単独接続(1巻き)の場合よりも連結されて実質的に
複数巻きとなっている場合の方が大きい。さらに巻き数
の多い場合程影響が大きい。このように、金属枠Mの渦
電流の影響がセンサコイルの連結数によって異なるの
で、センサコイルの連結数が異なると得られる信号レベ
ルに段差ができてしまう。しかも、金属枠Mに発生する
渦電流は、枠の場所によってばらつきがある。その原因
の1つは、金属枠Mの電導度が一様ではないことであ
る。これは金属枠Mのメッキのばらつき(表面状態、厚
さ)等による。また別の原因としては、金属枠Mとセン
サコイルとの相対距離が、センサコイルの取り付け誤差
によってばらつくことにもよる。この金属枠Mの電導度
によるばらつきは、連結されたセンサコイルから得られ
る信号レベルの段差を益々大きくしてしまう。
【0047】従って、連結されたセンサコイルの組間の
信号レベルの段差を最小限とするためには連結数を揃え
ることが望ましい。これによって、金属枠Mの電導度の
ばらつきの影響が少なくなり、連結された中央部のセン
サコイルによる検出精度が安定する。
【0048】また、別の実施例では、最も端に位置する
センサコイルのみでなく、最も端から2番目のセンサコ
イルも他のセンサコイルと接続せずに、単独で走査する
ように構成してもよい。この場合は、1つの軸方向につ
いて合計4本のセンサコイルが単独でセンサコイル切替
器へ接続されることになる。最も端から2番目のセンサ
コイルは、最も端のセンサコイルに比べれば、周囲のイ
ンバータや金属枠の影響は小さいが、そのような小さい
影響でも中央部のセンサコイルへ及ぶことが許容できな
い場合には、このような構成を採ることによってその影
響が避けられる。
【0049】またさらに別の実施例では、一方の端のみ
について、その端から数えて1または複数個のセンサコ
イルを単独接続とする構成とする。この構成は、例え
ば、センサ面の両端のうちインバータに近い方の端のみ
について本発明を適用すれば十分な場合に用いられる。
【0050】このように本発明は、センサ面の少なくと
も一方の端の、その端から数えて少なくとも1個のセン
サコイルに対して適用され得るものであり、しかもその
数は任意である。従って、周囲のインバータや金属枠の
影響の許容限度に応じて、単独接続とするセンサコイル
の数を決定すればよい。しかしながら、単独接続とする
センサコイルの数が過度に増すと、切替器の端子数及び
センサコイルの切替数が増し、本来のセンサコイル・パ
ターンの長所が損なわれる虞があるので適切に定めなけ
ればならない。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明による座標入力装
置のセンサ・パターンにおいては、少なくとも一方の端
から数えて1または複数個のセンサコイルが、単独で切
替手段へ接続されるセンサコイル・パターンを構成した
ので、末端のセンサコイルが受信信号に対する悪影響を
受けた場合にも、それが他のセンサコイルへ及ぶことが
ない。
【0052】よって本発明による座標入力装置は、ノイ
ズ源の近傍におかれた場合や、周囲に金属枠を配置され
た場合であっても、そのセンサ面上のほぼ全域において
良好なS/N比を維持することができ精度よく位置検出
を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標入力装置のセンサ面の一実施
例の概略構成図である。
【図2】ノイズ源または金属枠のある場合について、図
1をさらに詳細に示した図である。
【図3】本発明による座標入力装置のセンサ面の一実施
例の概略構成図である。
【図4】電磁授受方式における位置検出の基本的動作を
説明するための概略構成図である。
【図5】従来技術におけるセンサ面上のセンサコイルの
接続パターンを示した概略構成図である。
【図6】センサ面100とスタイラスペン130からな
る座標入力装置を組み込んだ液晶ディスプレイ(LC
D)の構成例とその問題点を示す図である。
【図7】センサ面100とスタイラスペン130からな
る座標入力装置を組み込んだ液晶ディスプレイ(LC
D)の構成例とその問題点を示す図である。
【図8】様々な条件における受信信号の波形を示した図
である。
【符号の説明】
100 センサ面 110 センサコイル切替器 120 送受信切替器 130 スタイラスペン 140 インバータ M 金属枠

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のセンサコイルを位置検出方向に並
    設したセンサ面と、コイルまたは共振回路を内蔵した位
    置指示器と、該多数のセンサコイルから同時に1または
    複数個のセンサコイルを選択するべく接続される切替手
    段とを具備し、かつ該センサコイルと該位置指示器との
    間の電磁作用により該位置指示器の座標を決定する座標
    入力装置における、該多数のセンサコイルを該センサ面
    上に配置するためのセンサコイル・パターンであって、 前記並設された多数のセンサコイルのうち、単独にて前
    記切替手段へと接続される少なくとも一方の端から数え
    て1または複数個のセンサコイルを有することを特徴と
    する座標入力装置におけるセンサコイル・パターン。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1方の端から数えて1ま
    たは複数個のセンサコイルが、最も端に位置するセンサ
    コイルのみであることを特徴とする請求項1に記載の座
    標入力装置におけるセンサコイル・パターン。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1方の端から数えて1ま
    たは複数個のセンサコイル以外のセンサコイルが、少な
    くとも1つの他のセンサコイルと互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    座標入力装置におけるセンサコイル・パターン。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1方の端から数えて1ま
    たは複数個のセンサコイル以外のセンサコイルが、同数
    ずつ互いに連結されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載のセンサコイル・パターン。
  5. 【請求項5】 多数のセンサコイルを位置検出方向に並
    設したセンサ面と、コイルまたは共振回路を内蔵した位
    置指示器と、該多数のセンサコイルから同時に1または
    複数個のセンサコイルを選択するべく接続される切替手
    段とを具備し、かつ該センサコイルと該位置指示器との
    間の電磁作用により該位置指示器の座標を決定する座標
    入力装置において、 前記並設された多数のセンサコイルのうち、単独にて前
    記切替手段へと接続される少なくとも一方の端から数え
    て1または複数個のセンサコイルを有することを特徴と
    する座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1方の端から数えて1ま
    たは複数個のセンサコイルが、最も端に位置するセンサ
    コイルのみであることを特徴とする請求項5に記載の座
    標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1方の端から数えて1ま
    たは複数個のセンサコイル以外のセンサコイルが、少な
    くとも1つの他のセンサコイルと互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載の
    座標入力装置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1方の端から数えて1ま
    たは複数個のセンサコイル以外のセンサコイルが、同数
    ずつ互いに連結されていることを特徴とする請求項5ま
    たは6のいずれかに記載の座標入力装置。
  9. 【請求項9】 LCDユニットの一構成要素として組み
    込まれることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに
    記載の座標入力装置。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1方の端から数えて1
    または複数個のセンサコイルが、前記座標入力装置外部
    のノイズ源近傍に位置することを特徴とする請求項9に
    記載の座標入力装置。
  11. 【請求項11】 前記ノイズ源が、前記LCDユニット
    に含まれるインバータであることを特徴とする請求項1
    0に記載の座標入力装置。
  12. 【請求項12】 前記多数のセンサコイル全体が、閉じ
    た導電体により囲周されることを特徴とする請求項9に
    記載の座標入力装置。
  13. 【請求項13】 前記閉じた導電体が、前記LCDユニ
    ットに含まれる金属枠であることを特徴とする請求項1
    2に記載の座標入力装置。
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