JPH08249102A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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Publication number
JPH08249102A
JPH08249102A JP7052181A JP5218195A JPH08249102A JP H08249102 A JPH08249102 A JP H08249102A JP 7052181 A JP7052181 A JP 7052181A JP 5218195 A JP5218195 A JP 5218195A JP H08249102 A JPH08249102 A JP H08249102A
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JP
Japan
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key
character
input device
characters
conversion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7052181A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shiichi
一宏 私市
Toshiro Nose
敏郎 能勢
Toshihiko Nannichi
俊彦 南日
Nobuhiro Inoue
信浩 井上
Minoru Iwaki
実 岩城
Masanari Sasaki
勝成 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7052181A priority Critical patent/JPH08249102A/ja
Publication of JPH08249102A publication Critical patent/JPH08249102A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変換表が不要で、キー操作数が増加せず、適
切に文字入力を可能とする。 【構成】 入力文字または文字列と変換結果の候補文字
または候補文字列とが対応付けられて記憶された単語辞
書14を有し、この単語辞書14を参照して文字変換を
行う文字入力装置に用いられ、複数の仮名文字が割り当
てられた複数のキー(テンキー103の「1」キーから
「0」キー)と、上記文字変換を指示するための変換・
次候補キー(「*」キー)と、変換結果を確定させるた
めの確定キー(「#」キー)とを具備し、複数の仮名文
字が割り当てられたキー(テンキー103の「1」キー
から「0」キー)を用いて入力された入力文字または入
力文字列は意味の無い文字または文字列を含めて、操作
キー数(N)の割り当て個数(M)乗(NM )となる
が、これらについて、変換/次候補キー(「*」キー)
の操作により、単語辞書14を参照した文字変換が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力文字または入力
文字列と変換結果の候補文字または候補文字列とが対応
付けられて記憶された辞書手段を有し、この辞書手段を
参照して文字変換を行う文字入力装置に用いられるキー
入力装置に関し、特にキー数に制限がある装置、例え
ば、携帯情報端末に好適なキー入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、携帯無線電話機等の携帯
情報端末により、様々なキー入力装置が実現されてい
る。まず、図42に示されるように、携帯無線電話機の
ハンドセット201の表面中央部から下方にかけて4行
3列に配置されているテンキー(ダイヤルキー)203
を用いるものが知られている。入力手法としては、次の
2通りが知られている。
【0003】その第1の手法は、図43に示されるよう
なマトリックス文字配列表を用いるものである。つま
り、数字のペアと1文字(記号)とを対応付けて記憶し
ておく。そして、上記表を参照して、所望の文字(記
号)の行列に対応する数字のペアを入力することによ
り、1文字(記号)を入力することができる。例えば、
「とうきよう(東京)」との入力を得たいときには、図
44に示されるように、「4513228513」とテ
ンキーを操作する。これにより、図42の携帯無線電話
機の表示部202には、数字のペアに対応して「とうき
よう」が表示される。
【0004】その第2の手法は、数字コードと定型文と
を対応付けて記憶しておき、定型文のコード表を参照し
てテンキー203の操作により、所望の定型文に対応す
るコードを入力するものである。例えば、定型文の文字
コード列が図45のように、2桁のコードに対応して記
憶されているとする。この場合、「会社に電話して下さ
い。」を入力したいのであれば、テンキー203の操作
により「01」を入力する。これにより、図42の携帯
無線電話機の表示部202には、入力されたコードに対
応して「会社に電話して下さい」が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のキ
ー入力装置によると、基本的には変換表がなければキー
入力を行うことができず、不便であるという問題点があ
った。これに対し、図46に示すようにテンキー203
のそれぞれに、複数の仮名文字を割り当てた携帯無線電
話機等も知られている。この装置においては、各キーに
おける操作の回数と文字とが対応付けられて記憶されて
いる。各キーにおいて操作の回数が1であるとき、対応
する表記の左端の文字が入力され、以下操作数が1回増
加すると、表記の右方向へ1ずつシフトした文字が入力
される。例えば、「とうきよう(東京)」との入力を得
たいときには、図47に示されるように、「44444
11122888111」とテンキー203を操作す
る。これにより、図42の携帯無線電話機の表示部20
2には、キーの操作回数に対応して「とうきよう」が表
示されることになる。
【0006】このキー入力装置によると、上記のように
変換表は不要となるが、キー操作数が極めて多くなり、
場合によっては、操作回数のカウントを誤って誤入力を
起こす問題点があった。
【0007】本発明は上記のような従来のキー入力装置
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、変換表
が不要であり、しかも、キー操作数が多くなることな
く、適切に文字を入力することを可能とするキー入力装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
キー入力装置は、入力文字または入力文字列と変換結果
の候補文字または候補文字列とが対応付けられて記憶さ
れた辞書手段を有し、この辞書手段を参照して文字変換
を行う文字入力装置に用いられるキー入力装置であっ
て、複数の仮名文字が割り当てられた複数のキーと、上
記文字変換を指示するための変換/次候補キーと、変換
結果を確定させるための確定キーとを具備することを特
徴とする。
【0009】本願の請求項2に記載のキー入力装置は、
入力文字または入力文字列と変換結果の候補文字または
候補文字列とが対応付けられて記憶された辞書手段を有
し、この辞書手段を参照して文字変換を行う文字入力装
置に用いられるキー入力装置であって、複数の仮名文字
が割り当てられたテンキーと、上記文字変換を指示する
ための変換/次候補キーと、変換結果を確定させるため
の確定キーとを具備することを特徴とする。
【0010】本願の請求項3に記載のキー入力装置は、
仮名文字が割り当てられるキーを縦に5個、横に所定個
並べ、五十音図の配置に従って、各仮名文字を割り当て
たことを特徴とする。
【0011】本願の請求項4に記載のキー入力装置は、
仮名文字が割り当てられるキーを縦に5個、横に所定個
並べ、各キーに、あ行、か行、さ行、・・・の各仮名文
字を順に割り当てたことを特徴とする。
【0012】本願の請求項5に記載のキー入力装置は、
各キーに割り当てられる仮名文字の数は、不均等にされ
ていることを特徴とする。
【0013】本願の請求項6に記載のキー入力装置は、
各キーに割り当てられる仮名文字の数は、それぞれの仮
名文字の使用頻度に応じて、不均等にされていることを
特徴とする。
【0014】本願の請求項7に記載のキー入力装置は、
複数の記号を割り当てたキーを有することを特徴とす
る。
【0015】本願の請求項8に記載のキー入力装置は、
各キーに割り当てられた仮名文字の代表文字を他の文字
とは異なる態様で表記したことを特徴とする。
【0016】本願の請求項9に記載のキー入力装置は、
入力文字または入力文字列と変換結果の候補文字または
候補文字列とが対応付けられて記憶された辞書手段を有
し、この辞書手段を参照して文字変換を行う文字入力装
置に用いられるキー入力装置であって、前記文字入力装
置の筐体と、前記筐体に配置されたアルファベットキー
と、上記文字変換を指示するための変換/次候補キー
と、変換結果を確定させるための確定キーとを具備し、
前記アルファベットキーの内、母音キーが筐体の側面
に、子音キーが表面に設けられていることを特徴とす
る。
【0017】本願の請求項10に記載のキー入力装置
は、子音のキー内、母音と組み合わさると、ローマ字読
みで清音となる子音のキーのみが設けられていることを
特徴とする。
【0018】本願の請求項11に記載のキー入力装置
は、母音キーは、筐体の両側面に分散され、筐体を握っ
た場合の指の位置に対応して設けられていることを特徴
としている。
【0019】
【作用】本願の請求項1に記載のキー入力装置は、以上
の通りに構成されるので、複数の仮名文字が割り当てら
れたキーを用いて入力された入力文字または入力文字列
は意味の無い文字または文字列を含めて、操作キー数
(N)の割り当て個数(M)乗となるが、これらについ
て、変換/次候補キーの操作により、辞書手段を参照し
た文字変換が行われることになり、所望の候補が得られ
たときに、確定キーを操作して所望の入力を確定させる
ことができる。
【0020】本願の請求項2に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、複数の仮名文字が割り当
てられたテンキーを用いて入力された入力文字または入
力文字列について、変換/次候補キーの操作により、辞
書手段を参照した文字変換を行わせて、所望の候補が得
られたときに、確定キーを操作して確定させることがで
きる。
【0021】本願の請求項3に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、五十音図を思い起こしな
がらキー入力することにより、キーと仮名文字との対応
関係について誤ることなく入力作業を行うことを可能と
する。
【0022】本願の請求項4に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、あ行、か行、さ行、・・
・を意識して、キーと仮名文字との対応関係について誤
ることなく入力作業を行うことを可能とする。
【0023】本願の請求項5に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、割り当てられた仮名文字
数の少ないキーを作ることができ、このキーを用いた入
力作業を容易にする。
【0024】本願の請求項6に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、使用頻度の高い仮名文字
について、割り当てられた仮名文字数の少ないキーを作
ることができ、この使用頻度の高いキーを用いた入力作
業を容易にする。
【0025】本願の請求項7に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、不均等に割り当てを行っ
て、空いたキーに複数の記号を割り当てることができ、
記号の入力を可能にする。
【0026】本願の請求項8に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、各キーに割り当てられた
仮名文字の代表文字が明瞭であり、キーと仮名文字との
対応関係について誤ることなく入力作業を行うことを可
能とする。
【0027】本願の請求項9に記載のキー入力装置は、
以上の通りに構成されるので、母音キーの位置が明瞭で
あり、母音キーと子音キーとについて、位置関係につい
て誤ることなく入力作業を行うことを可能とする。
【0028】本願の請求項10に記載のキー入力装置
は、以上の通りに構成されるので、清音部分のキーによ
り、濁音等を代用し、少ないキー数で所望のキー入力が
可能である。
【0029】本願の請求項11に記載のキー入力装置
は、以上の通りに構成されるので、筐体を握ったとき
に、指の位置に母音キーが位置し、入力作業を容易とす
る。
【0030】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例に係
るキー入力装置を説明する。各図の説明において同一の
構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略
する。図1には本発明の実施例に係るキー入力装置が適
用された携帯無線電話機の正面図が示されている。ハン
ドセット101は、やや偏平な直方体状の筐体からな
り、その表面中央から下部にかけては、4行3列のキー
からなるテンキー(ダイヤルキー)103が設けられ、
その上方には文字・記号等の情報を表示するための表示
部102が設けられている。また、表示部102の上方
には、送られてくる音声を聴取するための受話部104
Aが設けられ、また、テンキー103の下方位置には音
声を入力するための送話部105Aが設けられている。
【0031】図2には、上記の携帯無線電話機の内部構
成が示されている。携帯無線電話機は、各部を制御する
コントローラ1と、情報を入力するための入力部2と、
電波の送受信を行うアンテナ5と、このアンテナ5に接
続され信号の送受信を行う送受信部3と、この送受信部
3と受話器104、送話器105との間で音声信号の送
受を行う通話回路4とから構成されている。受話器10
4、送話器105は、それぞれ、図1の受話部104A
と送話部105Aとに対応する。コントローラ1は、通
話に関する制御を行うための通話制御部6と、入力部2
からの入力に基づく文字入出力処理を行う文字入出力部
7とから構成されている。通話制御部6は、入力部2か
らの入力に応じた発信制御、アンテナ5及び送受信部3
を介して到来する着信信号に応じた着信制御、通話回路
4に対する増幅度の調整等の制御を行う。また、通話制
御部6は、文字入出力部7から送られるデータを送受信
部3を介して送信させ、また、受信したデータを文字入
力部7へ送出する機能を有している。入力部2には、電
話機としての動作モードと文字入力装置としての動作を
切り換えるモード切換スイッチが設けられている。この
モード切換スイッチは、フックスイッチでもよく、フッ
クスイッチを使用する場合には、例えば、オンフック時
に文字入力装置としての動作モードとなる。本実施例の
キー入力装置は、文字入力装置としての動作モードにお
いて用いられる。
【0032】図3には、図1の携帯無線電話機が文字入
力装置としての動作モードとなった場合の構成図が示さ
れている。この図3に示されている構成は、図2におい
ては、入力部2と文字入出力部7とからなる部分であ
る。文字入力装置は、文字等の入力を行うためのキーボ
ード11と、キーボード11におけるキー操作の情報を
取り込み中央制御部13に送出する入力制御部12と、
文字入力装置の各部を統括制御する中央制御部13と、
入力文字または入力文字列と変換結果の候補文字または
候補文字列とが対応付けられて記憶された辞書手段であ
る単語辞書14と、中央制御部13から与えられる入力
文字または入力文字列について単語辞書14を参照して
対応する候補文字または候補文字列を得る辞書検索部1
5と、文字等の情報が表示されるLCD等からなる表示
装置16と、中央制御部13の制御の下に候補文字また
は候補文字列等を表示装置16に表示させるための制御
を行う表示制御部17とを具備している。キーボード1
1のテンキー103の各数字キーには、仮名文字が複数
個ずつ割り当てられている。つまり、通常のダイヤルキ
ーの配置の数字キーの、「1」キーには五十音の「あ」
行の5文字が割り当てられ、「2」キーには五十音の
「か」行の5文字が割り当てられ、以下同様に「0」キ
ーまでに仮名文字が割り当てられている。但し、「8」
キーには「や」「ゆ」「よ」が割り当てられ、「0」キ
ーには「わ」「を」「ん」「ー」が割り当てられてい
る。また、「*」キーは変換/次候補キーとされ、
「#」キーは確定キーとされている。
【0033】図4には上記キーボード11の構成が示さ
れている。テンキー103の各キーに対応してキーマト
リックス10が設けられ、キーマトリックス10の各ス
イッチの一方の接点にはプルアップ抵抗及びロウ(row
)方向ラインOut0〜Out3を介して5Vの電圧が常時与
えられており、ロウ方向ラインOut0〜Out3の端点は入力
制御部12へ至っている。また、キーマトリックス10
の各スイッチの他方の接点にはカラム(column)方向ラ
インM0〜M2が接続され、カラム方向ラインM0〜M2の端点
は入力制御部12へ至っている。
【0034】一方、入力制御部12は図5に示されるよ
うに構成されている。入力制御部12は、全体の制御を
行う制御部20、タイマ21、メモリテーブル22、メ
モリ(MEM2) 23、メモリ(MEM1) 24、ラッチ25、
26とを備えて構成される。ラッチ25は制御部20か
ら送出されるカラム方向ラインM0〜M2に対するドライブ
信号をラッチする回路であり、ラッチ26はロウ方向ラ
インOut0〜Out3の信号を取り込みラッチする回路であ
る。タイマ21は、キー操作時に発生するチャタリング
を除去すべく、2重にキー操作の読み込みを行うため
に、所定時間間隔(1mS)を制御部20に通知するため
のタイマである。メモリ23にはラッチ25に出力した
ドライブ信号がセットされ、メモリ24にはその時にラ
ッチ26に保持された検出信号がセットされる。メモリ
テーブル22は操作されたキーを特定するためのデータ
が格納されているもので、その内容は図6に示されるよ
うである。即ち、メモリ23にセットされるデータが、
図6のMEM2のセット値「0」、「1」、「2」のそれぞ
れのときに、MEM2の下3欄に横方向に並ぶ3パターンが
それぞれ下の欄側から対応し、ラッチ25にセットされ
ていることを示す。従って、ラッチ25にMEM2の下3欄
に横方向に並ぶ3パターンのいずれかがセットされる
と、これに対応して、メモリ23に図6のMEM2における
セット値「0」、「1」、「2」の数字いずれかがセッ
トされ、これに対してラッチ26には、図6のMEM1の下
方横方向に並ぶ4パターンのいずれかがセットされ、こ
の値がメモリ24にセットされる。このため、図6のME
M1の横方向の4パターンのいずれかとMEM2のセット値
「0」、「1」、「2」のいずれかとの交点の位置の数
字が操作されたキーの数字を示すことになる。例えば、
メモリ23に「1」がセットされ、メモリ24に「10
11」がセットされると、メモリテーブル22からは
「5」キーを示すコードが出力される。このとき、ラッ
チ25には「101」がセットされたことを示す。
【0035】制御部20は図7に示されるフローチャー
トのプログラムによりキー読み込みを行うので、このフ
ローチャートに従って、制御部20の動作を説明する。
まず、カラム方向ラインM0〜M2の全てに「0」を出力す
べくラッチ25に信号をラッチさせ(S1)、ロウ方向
ラインOut0〜Out3のいずれかに「0」が現れるのをラッ
チ26にラッチされる信号に基づき監視する(S2)。
「0」が現れると、タイマ21を参照して1mS待ち(S
3)、ロウ方向ラインOut0〜Out3の信号をラッチ26か
ら取り込みメモリ24にセットする(S4)。さらに、
タイマ21を参照して1mS待ち(S5)、ロウ方向ライ
ンOut0〜Out3の信号をラッチ26から取り込み、既にメ
モリ24にセットされている内容と等しいかを検出する
(S6)。ここで、等しくないときには、再びステップ
S2へ戻って動作を継続し、一方、1度目と2度目との
読み込み結果が等しいときには、カラム方向ラインM0の
みへ「0」を出力すべくラッチ25に信号「110(=
M2M1M0)」をラッチさせると共に、メモリ23に
は「0」をセットし(S7)、ラッチ26にラッチされ
るロウ方向ラインOut0〜Out3の信号のいずれかに「0」
があるかを検出する(S8)。つまり、カラム方向ライ
ンM0のみへ「0」を出力したとき、図4のカラム方向ラ
インM0に接続されている4個のキーのいずれかが操作さ
れていると、ロウ方向ラインOut0〜Out3の信号のいずれ
かに「0」が出現する。ここで、ロウ方向ラインOut0〜
Out3の信号のいずれにも「0」がなければ、カラム方向
ラインM1のみへ「0」を出力すべくラッチ25に信号
「101」をラッチさせると共に、メモリ23には
「1」をセットし(S9)、ラッチ26にラッチされる
ロウ方向ラインOut0〜Out3の信号のいずれかに「0」が
あるかを検出する(S10)。つまり、カラム方向ライ
ンM1のみへ「0」を出力したとき、図4のカラム方向ラ
インM1に接続されている4個のキーのいずれかが操作さ
れていると、ロウ方向ラインOut0〜Out3の信号のいずれ
かに「0」が出現する。更に、ここで、ロウ方向ライン
Out0〜Out3の信号のいずれにも「0」がなければ、カラ
ム方向ラインM2のみへ「0」を出力すべくラッチ25に
信号「011」をラッチさせると共に、メモリ23には
「2」をセットし(S11)、ラッチ26にラッチされ
るロウ方向ラインOut0〜Out3の信号のいずれかに「0」
があるかを検出する(S12)。つまり、カラム方向ラ
インM2のみへ「0」を出力したとき、図4のカラム方向
ラインM2に接続されている4個のキーのいずれかが操作
されていると、ロウ方向ラインOut0〜Out3の信号のいず
れかに「0」が出現する。
【0036】以上の処理の結果、いずれの場合にもロウ
方向ラインOut0〜Out3の信号のいずにも「0」が出現し
なければ、ステップS1に戻って動作を継続し、上記ス
テップS8、S10、S12のいずれかの場合にロウ方
向ラインOut0〜Out3の信号のいずかに「0」が出現する
と、ロウ方向ラインOut0〜Out3の信号をラッチ26から
取り込み、メモリ24にセットする(S13)。次に、
制御部20はメモリテーブル22に出力を指示し、この
結果メモリ23、24にセットされた信号に基づきメモ
リテーブル22の検索が行われ(S14)、メモリテー
ブル22から出力されたキーのコードを中央制御部13
へ送出する。次に、カラム方向ラインM0〜M2の全てに
「1」を出力すべくラッチ25に信号をラッチさせ(S
15)、ロウ方向ラインOut0〜Out3の全てが「1」とな
ったか(復旧したか)を検出し(S16)、オール
「1」が得られるれると検出後にタイマ21を参照して
1mSの経過後(S17)、ロウ方向ラインOut0〜Out3の
全てが「1」となったか(復旧したか)を検出し(S1
8)、オール「1」が得られるれると、ステップS1に
戻って動作を続ける。以上のようにして、テンキー10
3のいずれのキーが操作されたのかを示すコードが中央
制御部13へ送出される。
【0037】図8には上記文字入力装置の表示制御部1
7の詳細構成が示されている。表示制御部17は、文字
フォント(キャラクタパターン)が記憶された文字フォ
ントメモリ31、この文字フォントメモリ31のフォン
トを中央制御部13の制御により画像メモリ33に展開
する文字フォント展開部32、(LCD)表示装置16
に表示する画像データをビットマップにより保持する画
像(ビットマップ)メモリ33、表示中の表示フォント
データ(キャラクタコード)を表示位置と共に記憶する
ためのキャラクタ位置メモリ34から構成されている。
【0038】上記表示制御部17には、中央制御部13
から表示フォントデータ、表示位置データ、展開開始指
示信号、キャラクタ位置メモリ34の位置データ(アド
レス)が与えられる。つまり、展開開始指示信号と共
に、表示フォントデータが送られることにより、文字フ
ォント展開部32は文字フォントメモリ31をアクセス
して与えられた表示フォントデータに対応する表示フォ
ントを取り出し、展開位置データ(画像メモリ33の座
標)に基づき画像メモリ33の対応位置に格納する。こ
れにより、LCD表示装置16の画面の画素に1対1で
画像メモリ33のデータ位置が対応付けられているた
め、該当の位置に展開された表示フォントの画素データ
が記憶される。一方、キャラクタ位置メモリ34には、
表示フォントデータと表示位置データとが、中央制御部
13から送られる位置データの位置に記憶されてゆく。
中央制御部13はこれをリード信号を用いて読み出すこ
とができ、表示中のデータ(表示フォントデータ)をそ
の表示位置と共に読み出し、図2の通話制御部6、送受
信部3及びアンテナ5を介して他の端末に送信する等の
処理を行うことができる。
【0039】図9には上記文字入力装置の辞書検索部1
5の詳細構成が示されている。辞書検索部15は、この
辞書検索部15全体を統括制御する制御部40と、キー
入力された文字や文字列のコードを蓄える文字入力バッ
ファ41と、単語辞書14の辞書検索時に用いられるコ
ードポインタ42と、辞書検索の結果得られた候補文字
または文字列のコードを保持するための検索結果文字出
力バッファ43とを有して構成されている。
【0040】図10には、単語辞書14に記憶されてい
る内容が示されている。つまり、テンキー103の操作
による数字のコードに対応して、仮名による文字または
文字列、漢字による文字または文字列及び、品詞、場
所、時間等の属性情報、その他の情報からなる辞書情報
が対応付けられて記憶されている。より具体的には、単
語辞書14の構成は図11から図13に示される通りに
構成される。まず、単語辞書14は、図11に示す通
り、文字数単位に区分されたブロックから構成されてい
る。各文字数対応のブロックは、図12に示される通
り、当該文字数の数字列に対応した複数のブランチから
構成される。ここでは、文字数が5文字のブロックに5
文字の数字列に対応する複数のブランチが存在し、その
中の数字列「41281」に対応するブランチが明示さ
れている。更に、図13には、数字列「41281」に
対応するブランチの内部が示されている。ブランチ内に
は、存在する場合の後続数字(0)から(9)に対応し
たテーブル(従って、後続数字が(1)と(8)とだけ
である場合には、2テーブル)と、後続数字が無い場合
の数字列に対応する候補の先頭を示すコードSOS(0
0)に対応するテーブルとが含まれている。後続数字
(0)から(9)に対応したテーブルには、対応の後続
数字と、次テーブルのポインタNTPと、次ブランチの
ポインタNBPとがセットされている。一方、コードS
OS(00)に対応するテーブルには、後続数字が無い
場合の(つまり、数字列「41281」に対応する)候
補の先頭を示すコードSOS(00)、文字または文字
列コードStr1〜Strn、候補文字または候補文字列コード
の終了を示すコードEOS(FF)、ブランチの終了を示
すコードEOB(FF)がセットされている。
【0041】上記のように、1ブランチ内に複数の候補
文字または候補文字列が存在するのは、通常の日本語ワ
ードプロセッサのように、同音異義語が存在することに
よるばかりでなく、1キーに複数の仮名文字を割り当て
たためである。例えば、「1」キー、「2」キーが続け
て操作された場合は、「あ」行と「か」行の文字列の入
力であるから、「赤(あか)」、「秋(あき)」、「池
(いけ)」、「桶(おけ)」等が候補文字列として存在
する。図13に例示の数字列「41281」の場合に
は、「東京(とうきょう)」、「提供(ていきょう)」
等が存在する。上記の例で明らかな様に、拗音の候補、
濁音の候補、半濁音の候補等を清音に置換えて辞書化し
てある。
【0042】図9に示された辞書検索部15の制御部4
0は、図14に示されるフローチャートのプログラムに
より単語辞書14の検索処理を行うので、このフローチ
ャートに従って、制御部40の動作を説明する。制御部
40は文字入力バッファ41をクリアし(S21)、入
力文字または入力文字列のコード(数字キーのコード)
が到来するのを待つ(S22)。この例では、操作者が
図15のST1に示すように「とうきょう」を入力文字
とする。そこで、操作者は携帯無線電話機のテンキー1
03の対応キーを操作することになる。この図15のテ
ンキー103では、図1のテンキー103とは異なり、
丸い四隅を有するキートップ自体に仮名文字が表記さ
れ、しかも、仮名文字が平仮名ではなくカタカナとなっ
ている。本文字入力装置は、図1の実施例のキー入力装
置であっても、この図15のキー入力装置であっても適
切な入力が可能であることを示す。テンキー103の数
字キーは図15のST2に示されるように「4128
1」と操作される。操作者はST2の「41281」に
対応する仮名文字の内、枠により囲った仮名文字を所望
して入力を行ったことを示す。
【0043】すると、図7において説明した入力制御部
12の動作により、操作に係る数字キーに対応するコー
ドが得られ、上記「41281」に対応するコード列が
文字入力バッファ41に格納される。次に操作者は、図
15のST3に示すように、変換を求めて変換/次候補
キーである「*」キーを操作する。この「*」キーにつ
いても、図7において説明した入力制御部12の動作に
より、コードに変換されて中央制御部13へ送出され
る。これを受けた中央制御部13は図9の制御部40に
検索スタート信号を送出する。そこで、図14に示され
るように、検索スタートかを監視していた(S23)制
御部40は、コードポインタ42をリセットし(S2
4)、データセレクタ信号をセット状態とする(S2
5)。次に、制御部40は、文字入力バッファ41に格
納されているコードを先頭から取り出し、単語辞書14
の文字数1のブロックから検索を始める。検索の手法は
何番目の数字についても同様であるので、ここでは、文
字数3のブロックにおける検索から説明する。
【0044】図16には、文字数3のブロックにおける
検索からの処理が示されている。数字列「412」に応
じて、文字数3のブロックのアドレス「3F0F」のテーブ
ルに行き着く。このテーブルの後続数字は「1」であ
り、文字入力バッファ41に格納されている数字列「4
1281」の第4番目の数字「8」とは異なるので、N
TPに基づき次のテーブルを検索する。ここでは、数字
列「412」に続く数字が「1」である候補と、「8」
である候補とだけが存在しているため、たちまち、後続
数字が「8」のテーブルを検索できている。通常は、後
続数字が「1」のテーブルの次は、後続数字が「2」の
テーブル、その次は後続数字が「3」のテーブル・・・
というようにして、後続数字が「8」のテーブルに到達
する。
【0045】後続数字が一致すると、このテーブルのN
BPに基づき文字数4のブランチ「4128」の第1テ
ーブルに行き着く。ここのテーブルでは、後続数字が
「1」であり、文字入力バッファ41に格納されている
数字列「41281」の第5番目の数字「1」と一致す
る。後続数字が一致すると、このテーブルのNBPに基
づき次のブランチ「41281」のテーブルに行き着
く。ここでは本来、文字入力バッファ41に格納されて
いる後続数字が無いから、後続数字のエリアに「00」
がセットされているテーブルを検索する。この図16の
例では、単語辞書14においても数字列「41281」
に続く数字を持つ候補が無いこと、つまりテーブルがな
いことを前提としており、ブランチ「4128」のテー
ブルから、直ちに後続数字のエリアに「00」がセット
されているアドレス「98AC」のテーブルに行き着いてい
る。
【0046】図16の例では、第1番目の候補文字列に
「東京」がセットされており、コードポインタ42の出
力値「0」に対応して、「東京」のコードが読み出され
る。以上の処理が、図14におけるステップS25の
「検索」からステップS26、S27、S28のループ
の処理に対応している。ステップ27におけるコードポ
インタ42の歩進は、図16におけるテーブルを順次検
索するときに対応すると共に、目的のテーブルにおい
て、各候補文字を指示して読み出す場合にも対応してい
る。従って、実際的には図16において行われている候
補文字の検索は、図10に示した単語辞書14を検索し
ている場合と等価である。なお、この例では、「東京」
が得られたが、もし、入力された数字列に対応する候補
文字が単語辞書14内に記憶されていなければ、コード
ポインタ42にNEXT信号を与えてその値を歩進し
(S27)、ステップS28からステップS26へのル
ープを繰り返し、最終的に候補文字または候補文字列が
検出できないときには、ステップS28においてYES
へ分岐する。つまり、コードポインタ42からEND信
号が返される。そこで、制御部40は検索結果情報によ
り「該当なし」を中央制御部13へ送出する。「該当な
し」を受けた中央制御部13は表示制御部17に「該当
なし」の文字フォントを送出し、該当する候補がない旨
をLCD表示装置16に表示させる(S29)。
【0047】上記のようにして得られた「東京」のコー
ドは検索結果文字出力バッファ43に出力される(S3
0)。検索結果情報により結果出力の通知が中央制御部
13に与えられ、「東京」のコードは検索結果文字出力
バッファ43から中央制御部13に取り込まれ、更に表
示制御部17に送られ、図8により説明した通りにし
て、(LCD)表示装置16における表示に供される。
つまり、(LCD)表示装置16には「東京」が表示さ
れる。辞書検索部15の制御部40は確定キーの操作ま
たは次候補キーの操作を監視している(S31、S3
2)。確定キーの操作または次候補キーの操作は前述の
変換キーの操作の場合と同様にして入力制御部12から
中央制御部13へ送出される。
【0048】図15の例では、「東京」が所望の文字で
あるので、ST4に示すように、確定キーが操作されて
いる。中央制御部13は確定キーのコードを得て、検索
スタート信号をインアクティブに遷移させる。辞書検索
部15の制御部40はこれを受けてステップ31からY
ESへ分岐し、上記候補文字を確定させる。なお、単語
辞書14に「41281」に対応して、候補文字列「と
うきょう」、「東京」が順に格納されているときには、
図15のST5に括弧にて示されるように、まず、「と
うきょう」の表示に対して次候補キーが操作され、これ
によりコードポインタ42にNEXT信号を与えてその
値を歩進し(S27)、次候補の「東京」のコードを得
てステップS26からS30へと進む。この場合も、
「東京」が所望の文字であるので、ST4に示すよう
に、確定キーが操作される。以降の処理は前述と同様に
処理が行われることになる。
【0049】以上の通り、第1の実施例に係るキー入力
装置は、各キーに複数の仮名文字キーが割り当てられ、
かつ、変換/次候補キー、確定キーを備えるので、操作
されたキーに割り当てられた仮名文字に対応する候補文
字または操作された複数のキーに割り当てられた仮名文
字列の組み合わせから構成される候補文字列を適切に入
力して選択することができる。つまり、少ないキーを持
つ情報端末には好適である。
【0050】図17には第2の実施例に係るキー入力装
置が適用された携帯無線電話機が示されている。この携
帯無線電話機の表面に設けられているテンキー103A
の各キーには、仮名文字が不均等に複数個ずつ割り当て
られている。つまり、「8」キーには8個の仮名文字が
割り当てられている。このため、第1の実施例において
「0」キーに割り当てられた「わをんー」が「9」キー
に割り当てられる。
【0051】上記不均等、或いは偏在は、入力するメッ
セージ等の文章において、各仮名文字がどの程度の使用
頻度であるかの統計を取って決定する。図18には、或
る「ポケベル定型文例集」において使用されている仮名
文字の出現頻度が表わされている。この出現頻度表によ
れば、所謂「ポケベル」のメッセージにおいては、
「あ」行から「た」行まで仮名文字の出現頻度に比べて
「な」行から「わん」行までの仮名文字の出現頻度が極
めて低くなっていることが判る。係る統計による場合
は、図17に示した実施例の如くの仮名文字の割り当て
を行うことも可能であるが、更に、図19に示されるよ
うに、「な」行と「は」行の仮名文字を「5」キーに割
り当て、「ま」行と「や」行の仮名文字を「6」キーに
割り当て、更に、「ら」行と「わん」行の仮名文字を
「7」キーに割り当てる。この実施例の場合は、仮名文
字が割り当てられないキーが、「8」キー、「9」キ
ー、「0」キーとなり、これらのキーに必要な文字、記
号またはファンクション等を割り当てることが可能とな
る。
【0052】上記図19の実施例の場合には(図17の
実施例の場合もそうであるが)、文字入力装置の基本的
な構成は第1の実施例の構成から変化しないが、キーに
対する仮名文字の割り当ての変更に応じて辞書の内容を
変更する必要が生じる。単語辞書14が数字文字数に対
応するブロックに分割されていることは第1の実施例と
同様である。しかしながら、例えば、「とうきょう」を
例にとると、第1の実施例では「41281」とキー入
力すべきところ、図19の実施例では、「41261」
とキー入力しなければならない。図20には、図19の
実施例に対応する単語辞書の内、文字数が5のブロック
の内容が示され、このブロックに数字列「41261」
のブランチが存在することが示されている。
【0053】図21には、上記単語辞書14中の数字列
「41261」に対応するブランチの内部が示されてい
る。ブランチ内には、存在する場合の後続数字(0)か
ら(9)に対応したテーブル(従って、後続数字が
(1)と(8)とだけである場合には、2テーブル)
と、後続数字が無い場合の数字列に対応する候補の先頭
を示すコードSOS(00)に対応するテーブルとが含
まれている。後続数字(0)から(9)に対応したテー
ブルには、対応の後続数字と、次テーブルのポインタN
TPと、次ブランチのポインタNBPとがセットされて
いる。一方、コードSOS(00)に対応するテーブル
には、後続数字が無い場合の(つまり、数字列「412
61」に対応する)候補の先頭を示すコードSOS(0
0)、文字または文字列コードStr1〜Strn、候補文字ま
たは候補文字列コードの終了を示すコードEOS(F
F)、ブランチの終了を示すコードEOB(FF)がセッ
トされている。
【0054】図22には、上記図20、図21の単語辞
書14が採用されている場合において、数字列「412
61」が入力されたときに行われる文字数3のブロック
からの検索処理が示されている。数字列「412」に応
じて、文字数3のブロックのアドレス「****」のテーブ
ルに行き着く。このテーブルの後続数字は「1」であ
り、文字入力バッファ41に格納されている数字列「4
1261」の第4番目の数字「6」とは異なるので、N
TPに基づき次のテーブルを検索する。ここでは、数字
列「412」に続く数字が「1」である候補と、「6」
である候補とだけが存在しているため、たちまち、後続
数字が「6」のテーブルを検索できている。通常は、後
続数字が「1」のテーブルの次は、後続数字が「2」の
テーブル、その次は後続数字が「3」のテーブル・・・
というようにして、存在する候補のテーブルを通過して
後続数字が「6」のテーブルに到達する。
【0055】後続数字が一致すると、このテーブルのN
BPに基づき文字数4のブランチ「4126」のアドレ
ス「####」のテーブルに行き着く。ここのテーブルで
は、後続数字が「1」であり、文字入力バッファ41に
格納されている数字列「41261」の第5番目の数字
「1」と一致する。後続数字が一致すると、このテーブ
ルのNBPに基づき文字数5のブランチ「41261」
のアドレス「$$$$」のテーブルに行き着く。ここでは本
来、文字入力バッファ41に格納されている後続数字が
無いから、後続数字のエリアに「00」がセットされて
いるテーブルを検索する。この図22の例では、単語辞
書14においても数字列「41261」に続く数字を持
つテーブルが無いことを前提としており、ブランチ「4
126」のテーブルから、直ちに後続数字のエリアに
「00」がセットされているテーブルに行き着いてい
る。この例では、第1番目の候補文字列に「東京」がセ
ットされており、コードポインタ42の出力値「0」に
対応して、「東京」のコードが読み出される。以降の処
理は第1の実施例と同様な処理が行われる。
【0056】図23には、第3の実施例に係るキー入力
装置が適用された携帯無線電話機が示されている。この
携帯無線電話機の表面に設けられているテンキー103
Bの各キーには、仮名文字が不均等に複数個ずつ割り当
てられ、その結果、「0」キーに仮名文字が割り当てら
れなくなり、記号を割り当てている。上記図23の実施
例の場合には、文字入力装置の基本的な構成は第1の実
施例の構成から変化しないが、キーに対する仮名文字の
割り当ての変更に応じて辞書の内容を変更する必要が生
じる。単語辞書14が数字文字数に対応するブロックに
分割されていることは第1の実施例と同様である。
【0057】各文字数対応のブロックは、図24に示さ
れる通り、当該文字数の数字列に対応した複数のブラン
チから構成され、ここでは、文字数が1文字のブロック
に1文字の数字1、2、3・・、0に対応する複数のブ
ランチが存在することが示されている。更に、図25に
は、数字列「0」に対応するブランチの内部が示されて
いる。ブランチ内には、存在する場合の後続数字(0)
から(9)に対応したテーブル(従って、後続数字が
(1)と(8)とだけである場合には、2テーブル)
と、後続数字が無い場合の数字に対応する候補の先頭を
示すコードSOS(00)に対応するテーブルとが含ま
れている。後続数字(0)から(9)に対応したテーブ
ルには、対応の後続数字と、次テーブルのポインタNT
Pと、次ブランチのポインタNBPとがセットされてい
る。一方、コードSOS(00)に対応するテーブルに
は、後続数字が無い場合の(つまり、数字列「0」に対
応する)候補の先頭を示すコードSOS(00)、文字
または文字列コードStr1〜Strn、候補文字または候補文
字列コードの終了を示すコードEOS(FF)、ブランチ
の終了を示すコードEOB(FF)がセットされている。
【0058】上記のように「0」キーに記号が割り当て
られている場合において、記号の入力を所望するときに
は、「0」キーを操作し、変換/次候補キーを操作すれ
ば良い。すると、既に説明した通りの手順において、単
語辞書14の文字数1のブロックの数字「0」のブラン
チが検索され、更に、後続数字無しのテーブル(SOS
が先頭にセットされたテーブル)が検索される。この結
果得られる単語辞書14内のテーブルが図26に示され
ている。そして、まず、先頭の記号コードが読み出さ
れ、対応する記号が表示される。所望の記号でなけれ
ば、変換/次候補キーを操作して次の記号を表示させ、
以下同様にして所望の記号が得られるまで変換/次候補
キーを操作し、所望の記号が得られたときには確定キー
を操作して入力記号が確定される。かくして、本実施例
によれば、記号の入力を行うことができ、入力可能な文
章にバリエーションを持たせることができる。
【0059】図27、図28には、第4の実施例に係る
キー入力装置が適用された携帯無線電話機が示されてい
る。この携帯無線電話機の表面に設けられている各テン
キー103C,103Dの各キーに割り当てられた仮名
文字の代表文字を他の文字とは異なる態様で表記したも
のである。まず、図27の例では、仮名文字の代表文字
を同じキーに割り当てられた他の仮名文字の表記より大
きく表記している。つまり、「あ」行の仮名文字キーで
は、「あ」を大きく表記し、「か」行の仮名文字キーで
は「か」を大きく表記する。また、図28の例では、仮
名文字の代表文字を同じキーに割り当てられた他の仮名
文字の表記とは異なる色により表記している。つまり、
「あ」行の仮名文字キーでは、「あ」を赤色で、他を黒
色で表記し、「か」行の仮名文字キーでは、「か」を赤
色で、他を黒色で表記する。なお色には制限はない。ま
た、代表文字は複数文字であっても良く、上記例では、
「8」キーにおいて「や」と「ら」とが代表文字の態様
で表記されている。更に、上記2つの例を組み合わせ
て、代表文字を大きく、かつ、他の文字とは異なる色に
より表記する実施例も存在する。その他、代表文字の字
体を変更したり、バックライトにより明瞭に表示される
ようにするなど、様々な他の実施例が存在する。いずれ
の場合においても、代表文字が明瞭であり、キーの誤操
作を少なくできる効果を奏する。
【0060】図29には、第5の実施例に係るキー入力
装置が適用された携帯無線電話機が示されている。この
携帯無線電話機の表面に設けられているテンキー103
Eでは、仮名文字が割り当てられるキーを縦に5個、横
に2個並べ、五十音図の配置に従って、各仮名文字を割
り当てている。具体的には、表記は右側から左に縦に
「あ」行、「か」行、「さ」行、・・・、「わ」行と続
く。つまり、「1」キーには「あかさたな」が、「2」
キーには「いきしちに」が、・・・割り当てられてい
る。「*」キーが変換/次候補キーに、「#」キーが確
定キーとされている構成は第1の実施例と変更がない。
係る配列によれば、五十音図をイメージして入力を行う
ことができ、操作が行いやすい。
【0061】上記図29の実施例の場合には、文字入力
装置の基本的な構成は変化しないが、キーに対する仮名
文字の割り当ての変更に応じて辞書の内容を変更する必
要が生じる。単語辞書14が数字文字数に対応するブロ
ックに分割されていることは第1の実施例と同様であ
る。しかしながら、例えば、「とうきょう」を例にとる
と、第1の実施例では「41281」とキー入力すべき
ところ、図29の実施例では、「53203」とキー入
力しなければならない。図30には、図29の実施例の
単語辞書14中の文字数が5のブロックの内容が示さ
れ、このブロックに数字列「53203」のブランチが
存在することが示されている。
【0062】図31には、上記単語辞書14中の数字列
「53203」に対応するブランチの内部が示されてい
る。ブランチ内には、存在する場合の後続数字(0)か
ら(9)に対応したテーブル(従って、後続数字が
(1)と(8)とだけである場合には、2テーブル)
と、後続数字が無い場合の数字列に対応する候補の先頭
を示すコードSOS(00)に対応するテーブルとが含
まれている。後続数字(0)から(9)に対応したテー
ブルには、対応の後続数字と、次テーブルのポインタN
TPと、次ブランチのポインタNBPとがセットされて
いる。一方、コードSOS(00)に対応するテーブル
には、後続数字が無い場合の(つまり、数字列「412
61」に対応する)候補の先頭を示すコードSOS(0
0)、文字または文字列コードStr1〜Strn、候補文字ま
たは候補文字列コードの終了を示すコードEOS(F
F)、ブランチの終了を示すコードEOB(FF)がセッ
トされている。
【0063】図32には、上記図30、図31の単語辞
書14が採用されている場合において、数字列「532
03」が入力されたときに行われる文字数3のブロック
からの検索処理が示されている。数字列「532」に応
じて、文字数3のブロックのアドレス「****」のテーブ
ルに行き着く。このテーブルの後続数字は「1」であ
り、文字入力バッファ41に格納されている数字列「5
320」の第4番目の数字「0」と一致しないので、N
TPに基づき次のテーブルへ進む。この結果、進んだア
ドレス「????」のテーブルの後続数字は「0」に一致す
るので、NBPに基づき文字数4のブランチへ進む。こ
れにより「5320」のブランチの「####」のアドレス
のテーブルに到達する。ここでは、文字入力バッファ4
1に格納されている数字列「53203」の第5番目の
数字「3」と継続数字「1」が一致しないのでNTPに
基づき次のテーブルへ進む。この例では、後続数字が
「1」のテーブルの次は後続数字が「3」のテーブルで
あり後続数字が一致する。
【0064】一致した場合、当該テーブルのNBPに基
づき次のブランチを検索する。これにより、「5320
3」のアドレス「%%%%」のテーブル、つまり、後続数字
のエリアに「00」がセットされているテーブルに行き
着いている。この例では、第1番目の候補文字列に「東
京」がセットされており、コードポインタ42の出力値
「0」に対応して、「東京」のコードが読み出される。
以降の処理は第1の実施例と同様な処理が行われる。
【0065】図33には、第6の実施例に係るキー入力
装置が適用された携帯無線電話機が示されている。この
携帯無線電話機の表面に設けられているテンキー103
Fでは、仮名文字が割り当てられるキーを縦に5個、横
に2個並べ、「1」キーから「0」キーまで順に「あ」
行、「か」行、「さ」行、・・・、「わん」行と仮名文
字を割り当てている。この実施例によれば、数字キーの
数字の順が「あかさたな・・・わん」であり、五十音を
意識して入力を行うことができ、操作が行いやすい。こ
の実施例の場合にも、文字入力装置の基本的な構成は第
1の実施例の構成から変化しないが、キーに対する仮名
文字の割り当ての変更にに応じて辞書の内容を変更する
必要が生じる。この内容の変更については、第5の実施
例に準じるので、ここでは説明を省略することにする。
【0066】図34には第7の実施例に係るキー入力装
置が適用された携帯無線電話機の正面図が示されてい
る。ハンドセット101Aは、やや偏平な直方体状の筐
体からなり、その表面中央から下部にかけては、4行3
列のキーから構成されるテンキー(ダイヤルキー)10
3Gが設けられ、その上方には文字・記号等の情報を表
示するための表示部102Aが設けられている。また、
表示部102Aの上方には、送られてくる音声を聴取す
るための受話部104Bが設けられ、更に、テンキー1
03Gの下方位置には音声を入力するための送話部10
5Bが設けられている。
【0067】テンキー103Gの数字キーには、仮名文
字をローマ字表記した場合の「か」行から「わ」行、
「ん」に到るまでの子音の文字が割り当てられている。
「*」キーが変換/次候補キーに、「#」キーが確定キ
ーとされている構成には変更がない。更に、ハンドセッ
ト101Aの筐体の右側面には、仮名文字をローマ字表
記した場合の母音の内、「いうえお」に対応する「I」
「U」「E」「O」の各キー107〜110が設けら
れ、上記筐体の左側面には、母音の内、「あ」に対応す
る「A」キー106が設けられている。上記母音キー1
06〜110は筐体を握った場合の指の位置に対応して
設けられている。本実施例は右利きの操作者用のもので
あり、筐体を左手に握ると、親指の位置に「A」キー1
06が、人差し指の位置に「I」キー107が、中指の
位置に「U」キー108が、薬指の位置に「E」キー1
09が、小指の位置に「O」キー110が、それぞれ位
置するようにされている。そして、子音に対する入力を
右手の指を使用して行うことができる。勿論、左利きの
人用に、母音キーの位置が取り換えられた実施例が存在
する。
【0068】上記第7の実施例の場合には、文字入力装
置の基本的な構成は第1の実施例から変化しないが、キ
ーに対する仮名文字の割り当ての変更に応じて辞書の内
容を変更する必要が生じる。単語辞書14が文字文字数
に対応するブロックに分割されていることは第1の実施
例と同様である。しかしながら、例えば、「でんわ」を
例にとると、濁音の子音は用意されていないので、清音
により「TENNWA」と入力することになる。図35
には、第7の実施例において用いられる単語辞書14中
の、文字数が6のブロックの内容が示され、このブロッ
クに文字列「TENNWA」のブランチが存在すること
が示されている。なお、入力制御部12は各キーに対応
したコード、例えば、アルファベットの大文字コードを
得るテーブルメモリを持ち、得られたコードは中央制御
部13へ送られて、前述の実施例等と同様に処理が行わ
れる。
【0069】図36には、本実施例の単語辞書14中の
文字列「TENNWA」に対応するブランチの内部が示
されている。ブランチ内には、存在する場合の後続文字
(A)から(−(長音記号で、本来は文字の上にバーが
記される。))に対応したテーブル(従って、後続文字
が(A)と(N)等だけである場合には、対応数のテー
ブル)と、後続文字が無い場合の文字列に対応する候補
の先頭を示すコードSOS(00)に対応するテーブル
とが含まれている。後続文字(A)から(−)に対応し
たテーブルには、対応の後続文字と、次テーブルのポイ
ンタNTPと、次ブランチのポインタNBPとがセット
されている。一方、コードSOS(00)に対応するテ
ーブルには、後続文字が無い場合の(つまり、文字列
「TENNWA」に対応する)候補の先頭を示すコード
SOS(00)、候補文字または候補文字列コードStr1
〜Strn、候補文字または候補文字列コードの終了を示す
コードEOS(FF)、ブランチの終了を示すコードEO
B(FF)がセットされている。
【0070】図37には、上記図35、図36の単語辞
書14が採用されている場合において、文字列「TEN
NWA」が入力されたときに行われる文字数4のブロッ
クからの検索処理が示されている。文字列「TENN」
に応じて、文字数4のブロックのアドレス「****」のテ
ーブルに行き着く。このテーブルの後続文字は「A」で
あり、文字入力バッファ41に格納されている文字列
「TENNWA」の第5番目の文字「W」とは異なるの
で、NTPに基づき次のテーブルを検索する。ここで
は、文字列「TENN」に続く文字が「A」である候補
と、「W」である候補とだけが存在しているため、たち
まち、後続文字が「W」のテーブルを検索できている。
後続文字が一致すると、このテーブルのNBPに基づき
文字数5のブランチ「TENNW」のアドレス「####」
テーブルに行き着く。ここのテーブルでは、後続文字が
「A」であり、文字入力バッファ41に格納されている
文字列「TENNWA」の第5番目の文字「A」と一致
する。後続文字が一致すると、このテーブルのNBPに
基づき文字数6のブランチ「TENNWA」のアドレス
「$$$$」のテーブルに行き着く。ここでは本来、文字入
力バッファ41に格納されている後続文字が無いから、
後続文字のエリアに「00」がセットされているテーブ
ルを検索する。
【0071】この図37の例では、単語辞書14におい
ても文字列「TENNW」に続く文字を持つ候補が他に
無いことを前提としており、ブランチ「TENNWA」
のテーブルから、直ちに後続文字のエリアに「00」が
セットされているテーブルに行き着いている。この例で
は、第1番目の候補文字列に「電話」がセットされてお
り、コードポインタ42の出力値「0」に対応して、
「電話」のコードが読み出される。以降は第1の実施例
と同様な処理が行われる。
【0072】図38には第8の実施例に係るキー入力装
置が適用された携帯無線電話機の正面図が示されてい
る。この実施例のハンドセット101Bの構成は、図3
4に示した第7の実施例とほぼ同様であるが、テンキー
103Gの下方にファンクションキー部111が設けら
れている点で異なっている。そして、このファンクショ
ンキー部111の各キーには、濁音、半濁音のローマ字
表記の場合の子音が割り当てられている。つまり、保
留、短縮、音量、内線、外線の各キーにG、Z、D、
B、Pが割り当てられている。
【0073】本実施例は右利きの操作者用のものであ
り、筐体を左手に握ると、親指の位置に「A」キー10
6が、人差し指の位置に「I」キー107が、中指の位
置に「U」キー108が、薬指の位置に「E」キー10
9が、小指の位置に「O」キー110が、それぞれ位置
するようにされている。そして、子音に対する入力を右
手の指を使用して行うことができる。勿論、左利きの人
用に、母音キーの位置が取り換えられた実施例が存在す
る。
【0074】上記第8の実施例の場合には、文字入力装
置の基本的な構成は第7の実施例と変らないが、キーに
対する仮名文字の割り当ての変更にに応じて辞書の内容
を変更する必要が生じる。単語辞書14の構成は、第7
の実施例の構成にほぼ等しいが、濁音、半濁音の子音キ
ーが設けられているため、例えば、「でんわ」を例にと
ると、「DENNWA」と入力することになる。図39
には、本実施例の単語辞書14中の文字数が6のブロッ
クの内容が示され、このブロックに文字列「DENNW
A」のブランチが存在することが示されている。なお、
入力制御部12は各キーに対応したコード、例えば、ア
ルファベットの大文字コードを得るテーブルメモリを持
ち、得られたコードは中央制御部13へ送られて、前述
の第1の実施例等と同様に処理が行われる。
【0075】図40には、本実施例の単語辞書14中の
文字列「DENNWA」に対応するブランチの内部が示
されている。ブランチ内には、存在する場合の後続文字
(A)から(−(長音記号で、本来は文字の上にバーが
記される。))に対応したテーブル(従って、後続文字
が(A)と(N)等だけである場合には、対応数のテー
ブル)と、後続文字が無い場合の文字列に対応する候補
の先頭を示すコードSOS(00)に対応するテーブル
とが含まれている。後続文字(A)から(−)に対応し
たテーブルには、対応の後続文字と、次テーブルのポイ
ンタNTPと、次ブランチのポインタNBPとがセット
されている。一方、コードSOS(00)に対応するテ
ーブルには、後続文字が無い場合の(つまり、文字列
「41261」に対応する)候補の先頭を示すコードS
OS(00)、候補文字または候補文字列コードStr1〜
Strn、候補文字または候補文字列コードの終了を示すコ
ードEOS(FF)、ブランチの終了を示すコードEOB
(FF)がセットされている。
【0076】図41には、上記図39、図40の単語辞
書14が採用されている場合において、文字列「DEN
NWA」が入力されたときに行われる文字数4のブロッ
クからの検索処理が示されている。文字列「DENN」
に応じて、文字数4のブロックのアドレス「****」のテ
ーブルに行き着く。このテーブルの後続文字は「A」で
あり、文字入力バッファ41に格納されている文字列
「DENNWA」の第5番目の文字「W」とは異なるの
で、NTPに基づき次のテーブルを検索する。ここで
は、文字列「DENN」に続く文字が「A」である候補
と、「W」である候補とだけが存在しているため、たち
まち、後続文字が「W」のテーブルを検索できている。
後続文字が一致すると、このテーブルのNBPに基づき
文字数5のブランチ「DENNW」のアドレス「####」
のテーブルに行き着く。このテーブルでは、後続文字が
「A」であり、文字入力バッファ41に格納されている
文字列「DENNWA」の第5番目の文字「A」と一致
する。後続文字が一致すると、このテーブルのNBPに
基づき文字数6のブランチ「DENNWA」のアドレス
「$$$$」のテーブルに行き着く。ここでは本来、文字入
力バッファ41に格納されている後続文字が無いから、
後続文字のエリアに「00」がセットされているテーブ
ルを検索する。
【0077】この図41の例では、単語辞書14におい
ても文字列「DENNW」に続く文字を持つ候補が他に
無いことを前提としており、ブランチ「DENNWA」
のテーブルから、直ちに後続文字のエリアに「00」が
セットされているテーブルに行き着いている。この例で
は、第1番目の候補文字列に「電話」がセットされてお
り、コードポインタ42の出力値「0」に対応して、
「電話」のコードが読み出される。以降は第7の実施例
と同様な処理が行われる。尚、各実施例においては、確
定キーの操作によらずとも、次の文字をテンキー103
から入力することにより、一度変換キーが操作されたこ
とに応じて、単語辞書14の検索の結果得られて表示さ
れている候補文字または候補文字列を確定させる構成の
実施例も存在する。このようにすると、所望の候補が表
示された場合に確定キーの操作が不要であり便利であ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1に記
載の発明によれば、少ないキーを用い、しかも入力の回
数が多くなることなく、所望の文字の入力を可能とし、
必要な候補文字を得て確定させることができる。
【0079】以上説明したように本願の請求項2に記載
の発明によれば、テンキーを用い、しかも入力の回数が
多くなることなく、所望の文字の入力を可能とし、必要
な候補文字を得て確定させることができる。
【0080】以上説明したように本願の請求項3に記載
の発明によれば、五十音図を思い起しながらキー入力す
ることにより、キーと仮名文字との対応関係について誤
ることなく入力作業を行うことが可能となる。
【0081】以上説明したように本願の請求項4に記載
の発明によれば、あ行、か行、さ行、・・・を意識でき
るようにキーが配列されているため、キーと仮名文字と
の対応関係について誤ることなく入力作業を行うことが
可能となる。
【0082】以上説明したように本願の請求項5に記載
の発明によれば、割り当てられた仮名文字数の少ないキ
ーを作ることができ、このキーを用いた場合には、少な
い文字のいずれを入力するか判りやすく、入力作業を容
易にする。
【0083】以上説明したように本願の請求項6に記載
の発明によれば、使用頻度の高い仮名文字について、割
り当てられた仮名文字数の少ないキーを作ることがで
き、このキーを用いた場合には、少ない文字のいずれを
入力するか判りやすく、入力作業を容易にする。つま
り、使用頻度が高いほど文字のいずれの文字を入力する
か判りやすくでき、使いやすくなる。
【0084】以上説明したように本願の請求項7に記載
の発明によれば、不均等に割り当てを行って、空いたキ
ーに複数の記号を割り当てることができ、記号の入力を
可能にして、バラエティーのある文章の入力ができる。
【0085】以上説明したように本願の請求項8に記載
の発明によれば、各キーに割り当てられた仮名文字の代
表文字が明瞭であり、キーと仮名文字との対応関係につ
いて誤ることなく入力作業を行うことを可能とする。
【0086】以上説明したように本願の請求項9に記載
の発明によれば、母音キーの位置が明瞭であり、母音キ
ーと子音キーとについて、位置関係について誤ることな
く入力作業を行うことを可能とする。
【0087】以上説明したように本願の請求項10に記
載の発明によれば、清音部分のキーにより、濁音等を代
用し、少ないキー数で所望のキー入力が可能である。
【0088】以上説明したように本願の請求項11に記
載の発明によれば、筐体を握ったときに、指の位置に母
音キーが位置し、入力作業を容易とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るキー入力装置が適
用された携帯無線電話機の正面図。
【図2】本発明の実施例に係るキー入力装置が適用され
た携帯無線電話機の構成図。
【図3】本発明の第1の実施例に係るキー入力装置が適
用されて構成された文字入力装置の構成図。
【図4】図3に示された文字入力装置の要部であるキー
マトリックス部分の構成図。
【図5】図3に示された文字入力装置の要部である入力
制御部の構成図。
【図6】図3に示された文字入力装置の要部である入力
制御部に備えられるメモリテーブルの構成図。
【図7】図3に示された文字入力装置の要部である入力
制御部の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図3に示された文字入力装置の要部である表示
制御部の構成図。
【図9】図3に示された文字入力装置の要部である辞書
検索部の構成図。
【図10】図3に示された文字入力装置の要部である辞
書の概略構成図。
【図11】図3に示された文字入力装置の要部である辞
書の具体的構成図。
【図12】図3に示された文字入力装置の要部である辞
書の具体的構成図。
【図13】図3に示された文字入力装置の要部である辞
書の具体的構成図。
【図14】図3に示された文字入力装置の要部である辞
書検索部の動作を説明するためのフローチャート。
【図15】本発明の第1の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作を説明するための図。
【図16】本発明の第1の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作による辞書検索を説明するための図。
【図17】本発明の第2の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図18】メッセージ集において用いられた文字の各行
の出現頻度を示す図。
【図19】図18の出現頻度に基づき仮名文字を割り当
てたテンキーを示す図。
【図20】図19に示されたテンキーを持つ文字入力装
置の要部である辞書の具体的構成図。
【図21】図19に示されたテンキーを持つ文字入力装
置の要部である辞書の具体的構成図。
【図22】本発明の第2の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作による辞書検索を説明するための図。
【図23】本発明の第3の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図24】本発明の第3の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図25】本発明の第3の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図26】本発明の第3の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作による辞書検索を説明するための図。
【図27】本発明の第4の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図28】本発明の第4の実施例の変形例に係るキー入
力装置が適用された携帯無線電話機の正面図。
【図29】本発明の第5の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図30】本発明の第5の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図31】本発明の第5の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図32】本発明の第5の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作による辞書検索を説明するための図。
【図33】本発明の第6の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図34】本発明の第7の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図35】本発明の第7の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図36】本発明の第7の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図37】本発明の第7の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作による辞書検索を説明するための図。
【図38】本発明の第8の実施例に係るキー入力装置が
適用された携帯無線電話機の正面図。
【図39】本発明の第8の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図40】本発明の第8の実施例に係るキー入力装置を
持つ文字入力装置の要部である辞書の具体的構成図。
【図41】本発明の第8の実施例に係るキー入力装置を
用いた入力動作による辞書検索を説明するための図。
【図42】従来例に係るキー入力装置が適用された携帯
無線電話機の正面図。
【図43】従来の文字入力において用いられていた変換
表を示す図。
【図44】図43の変換表による文字入力動作を説明す
るための図。
【図45】従来の定型文入力において用いられていた変
換表を示す図。
【図46】従来例に係るキー入力装置のテンキー部分を
示す図。
【図47】図46のテンキーによる文字入力動作を説明
するための図。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 入力部 3 送受信部 4 通話回路 5 アンテナ 6 通話制御
部 7 文字入出力部 10 キーマ
トリックス 11 キーボード 12 入力制
御部 13 中央制御部 14 単語辞
書 15 辞書検索部 16 (LC
D)表示装置 17 表示制御部 20 制御部 21 タイマ 22 メモリ
テーブル 23、24 メモリ 25、26
ラッチ 31 文字フォントメモリ 32 文字フ
ォント展開部 33 画像メモリ 34 キャラ
クタ位置メモリ 40 制御部 41 文字入
力バッファ 42 コードポインタ 43 検索結
果文字出力バッファ 101、101A、101B ハンドセット 102、102A 表示部 103、103A〜103G テンキー 104 受話
器 104A、104B 受話部 105送話器 105A、105B 送話部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 信浩 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 岩城 実 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 佐々木 勝成 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力文字または入力文字列と変換結果の
    候補文字または候補文字列とが対応付けられて記憶され
    た辞書手段を有し、この辞書手段を参照して文字変換を
    行う文字入力装置に用いられるキー入力装置であって、 複数の仮名文字が割り当てられた複数のキーと、 上記文字変換を指示するための変換/次候補キーと、 変換結果を確定させるための確定キーとを具備すること
    を特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 入力文字または入力文字列と変換結果の
    候補文字または候補文字列とが対応付けられて記憶され
    た辞書手段を有し、この辞書手段を参照して文字変換を
    行う文字入力装置に用いられるキー入力装置であって、 複数の仮名文字が割り当てられたテンキーと、 上記文字変換を指示するための変換/次候補キーと、 変換結果を確定させるための確定キーとを具備すること
    を特徴とするキー入力装置。
  3. 【請求項3】 仮名文字が割り当てられるキーを縦に5
    個、横に所定個並べ、五十音図の配置に従って、各仮名
    文字を割り当てたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のキー入力装置。
  4. 【請求項4】 仮名文字が割り当てられるキーを縦に5
    個、横に所定個並べ、各キーに、あ行、か行、さ行、・
    ・・の各仮名文字を順に割り当てたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のキー入力装置。
  5. 【請求項5】 各キーに割り当てられる仮名文字の数
    は、不均等にされていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のキー入力装置。
  6. 【請求項6】 各キーに割り当てられる仮名文字の数
    は、それぞれの仮名文字の使用頻度に応じて、不均等に
    されていることを特徴とする請求項5に記載のキー入力
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の記号を割り当てたキーを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載のキー入力装置。
  8. 【請求項8】 各キーに割り当てられた仮名文字の代表
    文字を他の文字とは異なる態様で表記したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のキー
    入力装置。
  9. 【請求項9】 入力文字または入力文字列と変換結果の
    候補文字または候補文字列とが対応付けられて記憶され
    た辞書手段を有し、この辞書手段を参照して文字変換を
    行う文字入力装置に用いられるキー入力装置であって、 前記文字入力装置の筐体と、 前記筐体に配置されたアルファベットキーと、上記文字
    変換を指示するための変換/次候補キーと、変換結果を
    確定させるための確定キーとを具備し、 前記アルファベットキーの内、母音キーが筐体の側面
    に、子音キーが表面に設けられていることを特徴とする
    キー入力装置。
  10. 【請求項10】 子音のキー内、母音と組み合わさる
    と、ローマ字読みで清音となる子音のキーのみが設けら
    れていることを特徴とする請求項9記載のキー入力装
    置。
  11. 【請求項11】母音キーは、筐体の両側面に分散され、
    筐体を握った場合の指の位置に対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のキ
    ー入力装置。
JP7052181A 1995-03-13 1995-03-13 キー入力装置 Withdrawn JPH08249102A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0898222A1 (en) * 1997-01-24 1999-02-24 Misawa Homes Co. Ltd Keypad
JP2000115323A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 携帯型電話機
JP2009258902A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Ekitan & Co Ltd 駅名入力装置および駅名入力プログラム

Cited By (4)

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