JPH08249012A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JPH08249012A
JPH08249012A JP5556395A JP5556395A JPH08249012A JP H08249012 A JPH08249012 A JP H08249012A JP 5556395 A JP5556395 A JP 5556395A JP 5556395 A JP5556395 A JP 5556395A JP H08249012 A JPH08249012 A JP H08249012A
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JP
Japan
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abnormality
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card
input
tag
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JP5556395A
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Inventor
Masaru Kobayashi
勝 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、異常内容を把握しやすい異常履歴
を出力できるプログラマブルコントローラを提供する。 【構成】 各機器の入出力ポイントと送受信を複数ポイ
ント単位で取り扱う信号送受信単位を介してプラント2
と通信し、得られた異常情報を外部に送出するプログラ
マブルコントローラにおいて、異常情報が入力される受
信バッファ手段4,5と、外部へ送出する異常情報を保
存する送出バッファ手段23と、入出力ポイントと信号
送受信単位と各機器に対応する情報管理単位との対応関
係を定義する対応関係定義テーブル21と、受信バッフ
ァ手段内の異常情報を検出して送出バッファ手段に保存
し、また、情報管理単位に対応する異常情報であるとき
は、対応関係定義テーブルに基づき、対応する信号送受
信単位と関連付けて当該異常情報を保存する異常検出保
存手段24とを備えたプログラマブルコントローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス制御で使用す
るプログラマブルコントローラに係り、特に異常情報の
保存について改良したプログラマブルコントローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】各種プラントに接続され、プロセス制御
に用いられるプログラマブルコントローラにおいては、
監視・制御対象機器毎の設定値SV,操作量MV入力等
あるいは制御量PV出力等からなるタグと呼ばれる単位
ごとに機器に関する情報管理が行われ、表示等がされて
いる。
【0003】一方で、プラントを構成する機器には、例
えばセンサに対応する入力ポイントと、又例えば制御装
置に対応する出力ポイントとが設けられ、各ポイント毎
に入力信号が入力され、出力信号が出力されるようにな
っている。
【0004】これらの機器についての入力信号あるいは
出力信号は、それぞれ複数の信号を一つの単位として、
入力カードあるいは出力カードに入出力される。つま
り、一つのカードに対して、複数機器のポイントが接続
され、例えばプラントからの入力が入力カードを介して
プログラマブルコントローラになされている。
【0005】このように、プログラマブルコントローラ
への入出力は、入力カードあるいは出力カードごとに行
われ、プログラマブルコントローラ内部での情報管理
は、タグ単位で行われている。
【0006】このため、例えば入力信号,入力カードに
由来する異常があった場合、プログラマブルコントロー
ラは、該当する入力カードに関連する異常として検出す
ると共に、対応するタグに関連する異常としても検出す
る。したがって、たとえ異常原因が一つであっても、入
力カード及びタグで別々に異常検出が行われることにな
る。
【0007】図7は、このような従来のプログラマブル
コントローラ及びその入出力に関する周辺要素の一例を
示す構成図である。図7において、プログラマブルコン
トローラ1は、入力カードC1〜CN及び出力カードC
N+1〜CNNを介して図示しない複数の機器からなるプラ
ント2に接続されると共に、マンマシンインタフェース
3に接続されている。
【0008】プラント2内の各機器のうち、入力ポイン
ト及び出力ポイントあるいはその何れかを備えたもの
に、入力カード,出力カードからの信号線が接続されて
いる。ここで、入力カードC1〜CN何れかの入力カード
Xは、プラント2の機器のうち、入力信号nX-1+1を
出力する入力ポイントから入力信号nXを出力するもの
までに接続されている。したがって、例えば入力カード
1には、入力信号n0〜n1が入力されている。ここでn
0=1である。
【0009】同様に出力カードCN+1〜CNN何れかの出
力カードCYも出力信号nY-1+1〜nYに対応する出力
ポイントに接続され、例えば出力カードCN+1からは、
出力信号nN+1〜nN+1が出力されている。
【0010】プラント2の機器のセンサ等は、検出され
た温度、速度、圧力等の物理量を示す信号を上記入力信
号1〜nNとして送出し、各入力カードC1〜CNはこれ
を受信する。
【0011】各入力カードC1〜CNは、複数の入力信号
を読取り、プログラマブルコントローラ1で取り扱い可
能なフォーマットに変換して、プログラマブルコントロ
ーラ1内の入力バッファ4に変換入力情報(入力デー
タ)をセットする。
【0012】また、各入力カードC1〜CNは、信号線の
断線や、センサ等又は入力カード自体の自己診断による
異常結果等の異常情報を上記入力信号n0〜nNと共に入
力バッファ4にセットする。このとき、カード単位での
異常情報であるカード異常情報と、ポイント単位つまり
タグ単位での異常情報であるタグ異常情報との両方の異
常情報が含まれている。
【0013】なお、各入力カードCXは、それぞれ最大
pmaxポイントの入力ポイントと接続することができ
るようになっている。各出力カードCN+1〜CNNは、プ
ログラマブルコントローラ1内の出力バッファ5から出
力された出力データに必要な変換を施して、出力信号n
N+1〜nNNとして送出する。この出力された信号は、
対応する出力ポイントを介してプラントを構成する各機
器の制御装置等に受信される。
【0014】また、各出力カードCN+1〜CNNは、入力
カードと同様に、信号線の断線や、自己診断による異常
結果等の異常情報を出力バッファ5にセットする。この
場合も、異常情報には、カード単位での異常情報である
カード異常情報と、ポイント単位又はタグ単位での異常
情報であるタグ異常情報の両方が含まれている。
【0015】なお、各出力カードCYは、それぞれ最大
pmaxポイントの出力ポイントと接続することができ
るようになっている。プログラマブルコントローラ1
は、上記した入力バッファ4及び出力バッファ5と、こ
れらを接続する内部バスライン6と、内部バスライン6
に接続されるタグファイル7,CPU8,プログラムメ
モリ部9及び伝送バッファ10とによって構成されてい
る。
【0016】入力バッファ4は、図8に示すように入力
カードC1〜CNに対応する1番からN番までの入力カー
ド領域41〜4Nに分割されている。さらに、各入力カー
ド領域41〜4Nは、最大pmaxポイント分の入力デー
タを格納する入力データ格納部4aと、それぞれカード
異常,タグ異常の異常情報を格納するカード異常情報格
納部4b及びタグ異常情報格納部4cとからなってい
る。
【0017】出力バッファ5は、入力バッファと同様に
出力カードCN+1〜CNNに対応する出力カード領域に分
割され、各領域は、入力バッファ4と同様な構成を有し
ている。そして、CPU8の動作により格納された出力
データを出力カードCN+1〜CNNの何れかに出力し、一
方、出力カードからのカード異常情報とタグ異常情報と
を格納するようになっている。
【0018】タグファイル7は、図9に示すように1番
からM番までのタグ毎のタグ情報領域71〜7Mに分割さ
れ、タグ情報を格納できるようになっている。さらに、
各領域は、カード番号及びそのカードにおけるポイント
番号を保存するカードポイント番号部7aと、入力か出
力かの区別を示すパラメータを保存する入出力区別部7
bと、タグの正常・異常の状態を保存するタグ異常状態
部7cとを備えている。
【0019】ここで、カードポイント番号部7aにおけ
るC1からCNNまでのカード番号及び1からpmaxま
でのポイント番号と、入出力区別部7bの入出力区別情
報が決まると、タグとプラント2における入力又は出力
ポイントとの対応関係が確定する。
【0020】CPU8は、プログラムメモリ部9内のプ
ログラムに基づいて各種情報処理を実行する。プログラ
ムメモリ部9は、各種情報処理を実行するためのプログ
ラムが保存されている。このプログラムには、カード異
常検出部11とタグ異常検出部12とが含まれている。
【0021】カード異常検出部11は、入力バッファ4
及び出力バッファ5のカード異常情報格納部におけるカ
ード異常情報の内容に変更があるか否かを検出し、変更
があった場合には新たな内容を伝送バッファ10内のカ
ード異常履歴情報部13に保存する。
【0022】タグ異常検出部12は、入力バッファ4及
び出力バッファ5のカード異常情報格納部及びタグ異常
情報格納部における各異常情報の内容に変更があるか否
かを検出し、何れかあるいは両方の異常情報に変更があ
った場合には新たな内容を伝送バッファ10内のタグ異
常履歴情報部14に保存する。
【0023】伝送バッファ10は、カード異常履歴情報
部13及びタグ異常履歴情報部14とを具備している。
カード異常履歴情報部13は、カード異常の発生・回復
の履歴情報を格納するようになっており、図10に示す
ように各カードC1〜CNNに対応してカード履歴領域1
1〜13NNに区切られている。
【0024】各カード履歴領域には、入力か出力かの区
別情報が保存されている入出力区別部13aと、異常の
発生か回復かの区別情報が保存されている異常発生回復
区別部13bと、異常についての詳細情報を保存する異
常内容詳細部13cと、異常の発生又は回復時刻を保存
する異状発生回復時間部13dと、マンマシンインタフ
ェース3が各プログラマブルコントローラ1を区別する
ためのコントローラ番号部13eと、マンマシンインタ
フェース3からの履歴情報の送信要求時にフラグがセッ
トされる履歴送信要求フラグ部13fとが設けられて
る。
【0025】タグ異常履歴情報部14は、タグ異常の発
生・回復の履歴情報を格納するようになっており、図1
1に示すように1番からM番までの各タグに対応してタ
グ履歴領域141〜14Mに区切られている。
【0026】各タグ履歴領域には、入力か出力かの区別
情報が保存されている入出力区別部14aと、異常の発
生か回復かの区別情報が保存されている異常発生回復区
別部14bと、異常についての詳細情報を保存する異常
内容詳細部14cと、異常の発生又は回復時刻を保存す
る異状発生回復時間部14dと、マンマシンインタフェ
ース3が各プログラマブルコントローラ1を区別するた
めのコントローラ番号部14eと、マンマシンインタフ
ェース3からの履歴情報の送信要求時にフラグがセット
される履歴送信要求フラグ部14fとが設けられてる。
【0027】マンマシンインターフェース3は、少なく
とも表示装置を備え、複数のプログラマブルコントロー
ラ1と通信できるようになっている。さらに、マンマシ
ンインターフェース3は、各プログラマブルコントロー
ラ1内の伝送バッファ10の内容を受信し、その内容を
表示できるようになっている。
【0028】次に、以上のように構成される従来のプロ
グラマブルコントローラ及びその入出力周辺要素の異常
検出に関する動作ついて説明する。まず、各入力カード
1〜CNにより、プラント2内の各機器から入力信号n
1〜nNが受信され、入力バッファ4に入力データがセッ
トされると共にカード異常情報,タグ異常情報などの異
常情報がある場合にはこれも入力バッファ4にセットさ
れる。
【0029】同様にして、各出力カードCN+1〜CNN
より、出力バッファ5の出力データが出力信号nN+1
NNとして各出力ポイントに出力され、また、異常情報
が出力バッファ5にセットされる。
【0030】次に、CPU11は、プログラムメモリ部
9内のカード異常検出部11及びタグ検出部12の内容
に従って、入力バッファ4及び出力バッファ5における
異常情報の内容に変更があるか否かを検出し、変更があ
った場合には新たな内容を伝送バッファ10内のカード
異常履歴情報部13及びタグ異常履歴情報部14に保存
する。
【0031】このとき、カード異常に関する情報とタグ
異常に関する情報は、その実質的な内容に関係なく独立
に検出され、カード異常履歴情報部13とタグ異常履歴
情報部14各々に保存される。
【0032】さらに、マンマシンインターフェース3
は、目的のプログラマブルコントローラ1から伝送バッ
ファ10に異常履歴情報の送信要求を出し、送信要求を
受け取ったプログラマブルコントローラ1は、伝送バッ
ファ10の内容を送出する。マンマシンインターフェー
ス3は、これを異常履歴表示として表示装置上に表示す
る。
【0033】このときの異常履歴情報表示は、カード異
常履歴情報部13とタグ異常履歴情報部14との内容に
従って時系列順に順次表示されるので、図12に示すよ
うに、カード異常情報とタグ異常情報とが整理されない
ままに表示される。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では図12に
示されるように、カード異常情報とタグ異常情報とが整
理されず、両者が関係づけられないまま無秩序にマンマ
シンインターフェース3上に表示される。
【0035】しかし、実際には、カード異常とタグ異常
には密接な関係があり、例えばある入力ポイントに関連
して異常が発生した場合、その入力ポイントに対応する
カードとタグは何れも異常となる。また、例えばある入
力カードCXがカード異常になると、当該入力カードCX
からデータを受けるタグは全てタグ異常となる。
【0036】つまり、元来は同じポイントに由来する異
常等を情報管理の都合上からカード異常をタグ異常とに
分けているだけなので、カード履歴領域131〜13NN
何れかの入出力区別部13a、異常発生回復区別部13
b、異常内容詳細部13c、異状発生回復時間部13d
及びコントローラ番号部13eの内容と、これに対応す
るタグのタグ履歴情報部14内のタグ履歴領域の入出力
区別部14a、異常発生回復区別部14b、異常内容詳
細部14c、異状発生回復時間部14d及びコントロー
ラ番号部14eの内容とは、実質的に同様である。
【0037】両者にこのような関係があるにもかかわら
ず、従来のプログラマブルコントローラ1では、カード
異常とタグ異常とを独立なものとして扱っているので、
上述したように両者の対応関係をつけることができな
い。
【0038】したがって、従来のプログラマブルコント
ローラ1に基づいた異常履歴情報表示は、カード異常と
タグ異常との関連が分かりにくく、異常内容を把握しに
くいという問題点を有する。
【0039】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、互いに対応するカード異常とタグ異常とを
関連付けて保存し、異常内容を把握しやすい異常履歴を
出力できるプログラマブルコントローラを提供すること
を目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、プラントを構成する各機器における信号
の入力又は出力ポイントとの信号の送受信を複数ポイン
ト単位で取り扱う信号送受信単位を、複数用いることに
よってプラントからの入力信号の受信又はプラントへの
出力信号の送信を行い、この信号送受信に基づいてプラ
ントを監視・制御し、また送受信の情報のうち、異常情
報を外部の情報機器に送出するプログラマブルコントロ
ーラにおいて、機器についての入力信号情報、出力信号
情報あるいは入出力信号情報の何れかを少なくとも含む
機器を取扱い単位とする情報管理単位に対応する異常情
報が入力され、また、信号送受信単位に対応する異常情
報が入力される受信バッファ手段と、外部の情報機器へ
送出する異常情報を保存するための送出バッファ手段
と、入力又は出力ポイントと信号送受信単位と情報管理
単位との対応関係を定義する対応関係定義テーブルと、
受信バッファ手段に信号送受信単位あるいは情報管理単
位に対応する異常情報が入力されると、この異常情報を
検出して送出バッファ手段に保存し、かつ、異常情報が
情報管理単位に対応する異常情報であるときは、対応関
係定義テーブルに基づいて、対応関係を有する信号送受
信単位と関連付けて情報管理単位に対応する異常情報を
保存する異常検出保存手段とを備えたプログラマブルコ
ントローラである。
【0041】
【作用】したがって、まず、本発明のプログラマブルコ
ントローラにおいては、プラントを構成する各機器の入
力又は出力ポイントとの信号の送受信が、複数ポイント
単位で信号を取り扱う信号送受信単位を介して行われ、
ひいては、各機器の監視・制御が行われている。また、
これらの送受信情報のうち、異常情報の外部への送出が
行われている。
【0042】また、受信バッファ手段には、機器につい
ての入力信号情報、出力信号情報あるいは入出力信号情
報の何れかを少なくとも含む機器単位の情報管理単位に
対応する異常情報と、信号送受信単位に対応する異常情
報とが入力される。
【0043】一方、送出バッファ手段には、外部の情報
機器に送出する異常情報が保存される。また、対応関係
定義テーブルに、入力又は出力ポイントと信号送受信単
位と情報管理単位との対応関係が定義されている。
【0044】そして、受信バッファ手段に異常情報が入
力されると、異常検出保存手段によって、この異常情報
を検出して送出バッファ手段に保存する。このとき、異
常情報が情報管理単位に対応する異常情報であるとき
は、対応関係定義テーブルに基づいて、対応関係を有す
る信号送受信単位と関連付けられ、当該情報管理単位に
対応する異常情報が送出バッファ手段に保存される。
【0045】したがって、送出バッファ手段内で、情報
管理単位の異常情報が信号送受信単位の異常情報に関連
付けられており、外部の情報機器は、これらの異常情報
を関連情報とともに受け取ることになる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例に係るプログラマブルコントロー
ラ及びその周辺要素を示す構成図であり、図7に示す従
来装置と同一部分には同一符号を付して詳細説明を省略
する。
【0047】図1において、プログラマブルコントロー
ラ20は、内部バスライン6と、この内部バスライン6
に接続された、入力バッファ4と、出力バッファ5と、
タグファイル7と、CPU8と、対応関係定義テーブル
としてのカード/タグテーブル21と、プログラムメモ
リ部22と、伝送バッファ23とによって構成されてい
る。
【0048】また、入力カードC1〜CN及び出力カード
N+1〜CNNとプラント2とについては、従来装置と同
様に構成されているので、説明を省略する。カード/タ
グテーブル21は、入力カードCX又は出力カードCY
カード番号とタグ番号との対応関係が保存されるように
なっている。
【0049】つまり、各カードCX,CYには、各々複数
の入力又は出力ポイントnX,nYが接続され、各ポイン
トに対応する入力信号,異常情報等をバッファ4,5に
セットするようになっている。このとき、各カード
X,CYの最大接続可能ポイント数は#pmaxポイン
トであるので、この#1〜#pmaxがどのタグと対応
付けられているかを全てのカードについて保存しておけ
ば、カードとタグの対応関係が明確になる。
【0050】したがって、カード/タグテーブル21
は、図2に示すように、カードC1〜CNNに対応してカ
ード領域211〜21NNに分割され、かつ、各カード領
域に対応するカードCX,CYで扱うポイント#1〜#p
maxとタグ番号とを対応づけて保存する。
【0051】プログラムメモリ部22は、異常検出保存
手段としてのカード/タグ異常検出部24と、カード/
タグテーブル生成部25とを具備している。カード/タ
グ異常検出部24は、入力バッファ4及び出力バッファ
5のカード異常情報格納部及びタグ異常情報格納部にお
ける各異常情報の内容に変更があるか否かを検出する。
そして、何れかあるいは両方の異常情報に変更があった
場合、検出された新たな異常内容をカード/タグテーブ
ル21に基づき、伝送バッファ23内のカード/タグ異
常履歴情報部26に保存する。
【0052】カード/タグテーブル生成部25は、プロ
グラマブルコントローラ20の電源立上時にカード/タ
グテーブル21を作成あるいは修正する。このカード/
タグテーブル21作成・修正は、図9に示すタグファイ
ル7内のカードポイント番号部7aと入出力区別部7b
の内容を用いて行われる。
【0053】伝送バッファ23は、カード/タグ異常履
歴情報部26を具備している。カード/タグ異常履歴情
報部26は、カード異常及びタグ異常の発生・回復の履
歴情報を格納するようになっており、図3に示すように
各カードC1〜CNNに対応してカードタグ履歴領域261
〜26NNに区切られている。
【0054】各カードタグ履歴領域261〜26NN
は、入力か出力かの区別情報が保存されている入出力区
別部26aと、異常の発生か回復かの区別情報が保存さ
れている異常発生回復区別部26bと、異常についての
詳細情報を保存する異常内容詳細部26cと、異常の発
生又は回復時刻を保存する異状発生回復時間部26d
と、マンマシンインタフェース3が各プログラマブルコ
ントローラ1を区別するためのコントローラ番号部26
eとが設けられてる。
【0055】さらに、各カードタグ履歴領域には、マン
マシンインタフェース3からの履歴情報の送信要求時に
フラグがセットされる履歴送信要求フラグ部26fと、
タグ番号部26gとが設けられている。
【0056】ここでタグ番号部26gには、カード異常
の発生/回復に伴ってタグの異常発生/回復があると、
ポイント番号#1〜#pmaxのうちの対応するところ
に、カード/タグ異常検出部24によりカード/タグテ
ーブル21から取り出されたタグ番号がセットされるよ
うになっている。
【0057】また、入出力区別部26a、異常発生回復
区別部26b、異常内容詳細部26c、異状発生回復時
間部26d及びコントローラ番号部26eは、カード履
歴情報部13内の入出力区別部13a、異常発生回復区
別部13b、異常内容詳細部13c、異状発生回復時間
部13d及びコントローラ番号部13e、又は、タグ履
歴情報部14内のタグ履歴領域の入出力区別部14a、
異常発生回復区別部14b、異常内容詳細部14c、異
状発生回復時間部14d及びコントローラ番号部14e
の内容と同様な情報を保存するようになっている。
【0058】なお、カードは、信号送受信単位の一例で
あり、タグは、情報管理単位の一例である。また、受信
バッファ手段は、例えば入力バッファ4及び出力バッフ
ァ5から構成されており、送出バッファ手段は、例えば
伝送バッファ23から構成されている。
【0059】次に、以上のように構成された本実施例の
プログラマブルコントローラの動作について説明する。
まず、プログラマブルコントローラにおけるカード異常
検出及びタグ異常検出動作について、図4に示すカード
/タグ異常検出部24による異状検出の流れ図を用いて
説明する。
【0060】まず、カード異常を検出するカード番号に
相当するループカウンタCN(カードナンバ)を初期化
する(ST1)。次に、全てのカードの異常検出処理を
終了したかをチェックし(ST2)、ループカウンタC
Nが全カード数NNより大きければ、終了(リターン)
する。
【0061】一方、ループカウンタCNが全カード数N
N以下であれば(ST2)、カードCNのカード単位の
異常チェックを行う(ST3)。ここで、入力,出力バ
ッファ4,5のカード異常情報部4b等をチェックし、
異常状態に変化があれば、その各内容をカード/タグ異
常履歴情報部26に保存する。
【0062】次に、当該カードCNの入出力データを使
用しているタグのタグ異常の検出を行う。まず、タグ異
常を検出するためのカード内のポイント番号に対応する
ループカウンタTN(タグナンバ)を初期化する(ST
4)。
【0063】次に、タグ異常検出処理をすべて終了した
かをチェックし(ST5)、ループカウンタTNがカー
ド内の最大ポイント数pmaxより大きければ、ループ
カウンタCNをカウントアップして(ST6)、ステッ
プST2に戻る。
【0064】一方、ループカウンタTNが最大ポイント
数pmax以下であれば(ST5)、ループカウンタC
NとループカウンタTNとで決まるポイントについて異
常チェックを行う(ST7)。
【0065】ここで、入力,出力バッファ4,5のタグ
異常情報部4c等をチェックする。異常状態に変化があ
れば、カード/タグテーブル21を参照してカード番号
ポイント番号に対応するタグ番号を取り出し、そのタグ
番号をカード/タグ異常履歴情報部26内の該当するタ
グ番号部26gに保存するとともに、タグファイル7内
の対応するタグ番号のタグ異常状態部7cにタグ異常状
態のセットあるいはリセットを行う(ST7)。
【0066】そして、ループカウンタTNをカウントア
ップして(ST8)、ステップST5に戻る。次に、プ
ログラマブルコントローラにおけるカード/タグテーブ
ル21作成動作について、図5に示すカード/タグテー
ブル生成部25の動作を示す流れ図を用いて説明する。
【0067】まず、電源立ち上げ時に、プログラマコン
トローラの初回の電源立ち上げか否かが判定される(S
T11)。初回の電源立ち上げであれば(ST11)、
カード/タグテーブル生成部25によって、図9に示す
タグファイル7内のカードポイント番号部7aと入出力
区別部7bの内容に基づかれてカード/タグテーブル2
1が作成され(ST12)、終了する。
【0068】一方、初回の電源立ち上げでなく(ST1
1)、タグ、入力ポイント、出力ポイント等の追加や削
除があった場合(ST13)、カード/タグテーブル生
成部25によって、図9に示すタグファイル7内のカー
ドポイント番号部7aと入出力区別部7bの内容に基づ
かれてカード/タグテーブル21が修正され(ST1
4)、終了する。
【0069】また、タグ、入力ポイント、出力ポイント
等の追加や削除がない場合(ST13)、そのまま終了
する。ここで、本実施例のプログラマブルコントローラ
20により、図5の流れ図に示す手順でカード/タグテ
ーブル21が生成され、図4の流れ図に示す手順でカー
ド異常及びタグ異常の情報が伝送バッファ23のカード
/タグ異常履歴情報部26に保存されている。そして、
マンマシンインターフェース3はカード/タグ異常履歴
情報の送信要求を行う。
【0070】このとき、カード/タグ異常履歴情報部2
6の履歴送信要求フラグ部26fにフラグがセットさ
れ、カード/タグ異常履歴情報がマンマシンインタフェ
ース3に送出される。
【0071】そして、マンマシンインターフェース3
は、表示装置上に受信した履歴情報についての表示を行
う。このときの表示は、図6に示すように、カード単位
で異常表示を行い、かつ、そのカードと関連するタグの
異常があれば、カードとタグを対応づけ、図6に示すよ
うに整理した形、つまりカード異常と関連するタグ異常
を一履歴としてまとめ、タグ異常の表示を行う。
【0072】上述したように、本実施例によるプログラ
マブルコントローラは、カード/タグ異常検出部22に
よって入力バッファ4又は出力バッファ5に格納された
カード,タグ異常情報を取り出し、カード/タグテーブ
ルに基づいて両者を関連付けて伝送バッファ23に保存
するようにしたので、これらのカード,タグ異常を関連
付けてマンマシンインタフェース3上に出力することが
でき、見やすく、異常内容を把握しやすい異常履歴表示
を得ることができる。
【0073】また、従来と異なり、異常履歴表示上に同
一情報の重複表示がないので、簡潔でわかりやすい表示
となる。したがって、プラントに対する監視効率をも向
上させることができる。なお、本発明は、上記各実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々に変形することが可能である。
【0074】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、カ
ード/タグ異常検出部により、互いに対応するカード異
常とタグ異常とを関連付けて保存するので、異常内容を
把握しやすい異常履歴を出力できるプログラマブルコン
トローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプログラマブルコント
ローラ及びその周辺要素を示す構成図。
【図2】同実施例のプログラマブルコントローラにおけ
るカード/タグテーブルの構成の一例を示す図。
【図3】同実施例のプログラマブルコントローラにおけ
るカード/タグ異常履歴情報部の構成の一例を示す図。
【図4】同実施例のプログラマブルコントローラの異常
情報検出及び保存の動作を示す流れ図。
【図5】同実施例のプログラマブルコントローラのカー
ド/タグテーブル生成の動作を示す流れ図。
【図6】同実施例のプログラマブルコントローラから送
出された異常履歴情報に基づく異常履歴情報表示の一例
を示す図。
【図7】従来のプログラマブルコントローラ及びその周
辺要素の一例を示す構成図。
【図8】従来のプログラマブルコントローラにおける入
力バッファの構成の一例を示す図。
【図9】従来のプログラマブルコントローラにおけるタ
グファイルの構成の一例を示す図。
【図10】従来のプログラマブルコントローラにおける
カード異常履歴情報部の構成を示す図。
【図11】従来のプログラマブルコントローラにおける
タグ異常履歴情報部の構成を示す図。
【図12】従来のプログラマブルコントローラから送出
された異常履歴情報に基づく異常履歴情報表示を示す
図。
【符号の説明】
4…入力バッファ、5…出力バッファ、7…タグファイ
ル、21…カード/タグテーブル、22…プログラムメ
モリ部、23…伝送バッファ、24…カード/タグ異常
検出部、25…カード/タグテーブル生成部、26…カ
ード/タグ異常履歴情報部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントを構成する各機器における信号
    の入力又は出力ポイントとの前記信号の送受信を複数ポ
    イント単位で取り扱う信号送受信単位を、複数用いるこ
    とによって前記プラントからの入力信号の受信又は前記
    プラントへの出力信号の送信を行い、この信号送受信に
    基づいて前記プラントを監視・制御し、また送受信の情
    報のうち、異常情報を外部の情報機器に送出するプログ
    ラマブルコントローラにおいて、 前記機器についての入力信号情報、出力信号情報あるい
    は入出力信号情報の何れかを少なくとも含む前記機器を
    取扱い単位とする情報管理単位に対応する異常情報が入
    力され、また、前記信号送受信単位に対応する異常情報
    が入力される受信バッファ手段と、 前記外部の情報機器へ送出するための異常情報を保存す
    る送出バッファ手段と、 前記入力又は出力ポイントと前記信号送受信単位と前記
    情報管理単位との対応関係を定義する対応関係定義テー
    ブルと、 前記受信バッファ手段に前記信号送受信単位あるいは前
    記情報管理単位に対応する異常情報が入力されると、こ
    の異常情報を検出して送出バッファ手段に保存し、か
    つ、前記異常情報が前記情報管理単位に対応する異常情
    報であるときは、前記対応関係定義テーブルに基づい
    て、対応関係を有する信号送受信単位と関連付けて前記
    情報管理単位に対応する異常情報を保存する異常検出保
    存手段とを備えたことを特徴とするプログラマブルコン
    トローラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110268348A (zh) * 2017-03-06 2019-09-20 欧姆龙株式会社 控制装置以及控制方法
CN113874802A (zh) * 2019-06-03 2021-12-31 欧姆龙株式会社 控制系统、可编程逻辑控制器以及信息处理方法

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