JPH08247713A - 変位センサ - Google Patents

変位センサ

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JPH08247713A
JPH08247713A JP7825395A JP7825395A JPH08247713A JP H08247713 A JPH08247713 A JP H08247713A JP 7825395 A JP7825395 A JP 7825395A JP 7825395 A JP7825395 A JP 7825395A JP H08247713 A JPH08247713 A JP H08247713A
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JP
Japan
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measuring light
displacement
tilt
light receiving
lens
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Application number
JP7825395A
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English (en)
Inventor
Ritsugan Chiyou
立岩 張
Shinya Otsuki
真也 大槻
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 変位測定用投光素子12から出射された変位
測定用光23を変位測定用投光レンズ13でコリメート
した後、対物レンズ11で集光させて検出物体1の表面
に照射する。検出物体1で反射した変位測定用光23を
対物レンズ11に通過させてコリメートした後、変位測
定用受光レンズ14で集光して変位測定用受光素子15
に結像させる。傾き測定用投光素子19から出射された
傾き測定用光24を対物レンズ11でコリメートして検
出物体1の表面に照射する。検出物体1で反射した傾き
測定用光24を受光レンズ20で集光し、傾き測定用受
光素子21に集光させる。 【効果】 傾き測定用光学系で求めた検出物体の傾き量
βにより、変位測定用光学系で求めた変位量dを補正
し、変位量を正確に求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変位センサに関する。特
に、鏡面物体や光沢材質物体、金属物体等のほぼ鏡面反
射する表面を有する検出物体の変位を測定する、ビーム
偏心法による変位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、ビーム偏心法により検出物体1
の変位量dを測定する変位センサAの光学系の構成を示
す図である。この変位センサAは、発光ダイオード(L
ED)等の投光素子2、焦点距離f1の投光レンズ3、
焦点距離f2の対物レンズ4、焦点距離f3の受光レンズ
5、及び位置検出素子(PSD)のような受光素子6か
らなる。投光素子2と投光レンズ3は光軸7を一致させ
て配置されており、投光素子2は投光レンズ3の焦点位
置に置かれている。受光素子6と受光レンズ5も光軸8
を一致させて配置されており、受光素子6も受光レンズ
5の焦点位置に置かれている。投光側の光軸7と受光側
の光軸8とは互いに平行になっており、さらに対物レン
ズ4の光軸9とも平行となり、投光レンズ3及び受光レ
ンズ5はそれぞれ対物レンズ4の片側半分に対向してい
る。以下においては、対物レンズ4の光軸9に垂直で対
物レンズ4の焦点位置を通る平面を測定基準面SFと呼
び、測定基準面SF上の対物レンズ4の焦点位置を標準
点SPと呼ぶことにする。
【0003】しかして、投光素子2から出射された測定
用光10は投光レンズ3で集光されてコリメートされ、
コリメート光として対物レンズ4に入射した測定用光1
0は対物レンズ4で集光されて標準点SPに収束する。
このとき測定基準面SFに検出物体1(a)[以下、検
出物体1の表面の位置を検出物体1の位置という。]が
位置していると、図1に実線で示すように、標準点SP
で検出物体1により鏡面反射された測定用光10は再び
対物レンズ4を通過してコリメート光となり、さらに受
光レンズ5で集光され、受光素子6上に結像する。この
結果、受光素子6の原点(X=0)、つまり光軸8上の
点に受光スポットが生じる。
【0004】これに対し、測定基準面SFから変位した
検出物体1(b)の場合には、図1に破線で示すよう
に、測定用光10が受光レンズ5を通して受光素子6上
に集光されて生じる受光スポットの位置が移動するの
で、この受光スポットの移動量(光軸上の原点x=0か
ら受光強度の重心位置までの距離)xを検出することに
より検出物体1の変位量dを計算することができる。す
なわち、対物レンズ4と受光レンズ5との距離をg、受
光レンズ5の光軸8と対物レンズ4の光軸9との間隔を
s、受光スポットの原点からの移動量をx(対物レンズ
4の光軸9に近づく方向を正とする)とすると、測定基
準面SFを基準とする検出物体1の変位量d(測定基準
面SFから遠ざかる方向を正とする)は、次の式で表
わされる。
【0005】
【数1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような変位センサAにあっては、対物レンズ4の光軸方
向に変位し、さらに光軸9に対して傾いている検出物体
1(c)の場合には、図1に2点鎖線で示すように、受
光素子6上の受光スポットはさらに移動し、受光素子6
からの出力が変化する。しかも、この変位量dと傾き量
βとを分けて独立に検出することもできなかった。
【0007】このように受光スポットの移動量xは、検
出物体1の変位量dだけでなく、検出物体1の傾き量β
によっても変化し、受光素子6上の受光スポットの移動
量xが同じであっても、検出物体1に傾きがない場合
(β=0)と傾きがある場合(β≠0)とで、また傾き
量βの大きさによっても、検出物体1の実際の変位量d
は違ってくる。このため、傾いている可能性のある検出
物体1の変位を検出する場合には、検出物体1の傾きに
よって変位量dに測定誤差が発生し、変位センサAの測
定精度を低下させる原因となっていた。
【0008】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、ビーム偏心法による変位センサに傾
き測定用光学系を付与し、変位と同時に傾きを測定可能
にすることを目的としている。さらに、傾き測定用光学
系により検出した検出物体の傾きを用いて、計測した検
出物体の変位量を補正し、変位量を高精度に測定できる
ようにすることを目的としている。
【0009】
【発明の開示】請求項1に記載の変位センサは、対物レ
ンズ、対物レンズの光軸から離心した位置に配置されて
いて、対物レンズを通して変位測定用光を検出領域に向
けて出射する変位測定用光源部、対物レンズの光軸から
離心した位置に配置されていて、検出領域で反射された
変位測定用光を対物レンズを通して受光する変位測定用
受光部、からなる変位測定用光学系と;検出領域にある
物体の傾きを検出するための傾き測定用光学系と;を備
えていることを特徴としている。
【0010】しかして、変位測定用光源部から出射され
た変位測定用光は対物レンズを通過して検出物体上に集
光させられる。検出物体で反射した変位測定用光は対物
レンズを再度通過して変位測定用受光部に結像させられ
る。従って、変位測定用受光部における結像位置の変化
より検出物体の変位量を知ることができる。また、この
変位センサは傾き測定用光学系を備えているので、検出
物体の傾き量も同時に計測することができる。しかも、
変位測定用光学系と傾き測定用光学系とを変位センサと
して一体化することができるので、傾き測定機能を有す
る変位センサを小型化することができる。
【0011】請求項2に記載の実施態様は、前記傾き測
定用光学系からの出力情報に基づいて、前記変位測定用
光学系の出力情報を補正する補正手段をさらに備えたこ
とを特徴としている。
【0012】変位量測定の結果は検出物体の傾き量によ
って影響を受けるが、傾き量測定の結果は検出物体の変
位量によって影響を受けないので、傾き量は精度良く検
出することができる。従って、この実施態様により、変
位量測定と同時に測定された傾き量を用いて変位量を補
正すれば、傾きの有無やその大きさに影響されない変位
量を高精度に求めることができる。
【0013】しかも、変位測定用光学系と傾き測定用光
学系とが一体化されているので、変位量と傾き量とを同
時に計測することができ、測定及び補正の信頼性を高め
ることができる。
【0014】請求項3に記載の実施態様にあっては、前
記変位測定用光源部は、対物レンズの光軸から外れた位
置にレーザ光を出射するものとなっている。
【0015】すなわち、変位測定用光としてレーザ光を
用いれば、変位測定用光として放射光を用いた場合のよ
うに変位測定用光を集光したり、コリメートしたりする
ためのレンズが必要なくなり、変位測定用光源部及び変
位測定用受光部の光学的構成を簡単にすることができ
る。従って、変位センサの小型軽量化および低コスト化
に寄与する。
【0016】請求項4に記載の実施態様にあっては、前
記傾き測定用光学系は、傾き測定用光を出射する傾き測
定用投光素子と、傾き測定用投光素子から出射された傾
き測定用光をコリメートして検出物体に照射させる傾き
測定用投光レンズと、検出物体で反射した傾き測定用光
を集光させる傾き測定用受光レンズと、当該受光レンズ
の焦点位置に配置された傾き測定用受光素子とから構成
されている。
【0017】しかして、傾き測定用投光素子から出射さ
れた傾き測定用光は傾き測定用投光レンズでコリメート
光に変換されて検出物体に照射され、検出物体で反射さ
れた傾き測定用光は受光レンズを通して測定用受光素子
上に集光させられる。従って、傾き測定用受光素子の受
光位置より検出物体の傾き量を知ることができる。しか
も、コリメート光を検出物体に照射し、傾き測定用受光
素子を傾き測定用受光レンズの焦点位置に配置している
ので、検出物体の変位に影響されることなく、傾き量を
単独で高精度に計測することができる。
【0018】請求項5に記載の実施態様にあっては、前
記傾き測定用光学系は、傾き測定用光であるレーザ光を
検出物体に向けて出射する傾き測定用投光素子と、検出
物体で反射した傾き測定用光を屈折させる傾き測定用受
光レンズと、当該受光レンズの焦点位置に配置された傾
き測定用受光素子とから構成されている。
【0019】しかして、傾き測定用投光素子から出射さ
れたレーザ光(傾き測定用光)は検出物体に照射され、
検出物体で反射されたレーザ光は受光レンズを通して測
定用受光素子上に集光させられる。従って、傾き測定用
受光素子の受光位置より検出物体の傾き量を知ることが
できる。しかも、傾き測定用光としてレーザ光を用い、
傾き測定用受光素子を傾き測定用受光レンズの焦点位置
に配置しているので、検出物体の変位に影響されること
なく、傾き量を単独で高精度に計測することができる。
また、傾き測定用光としてレーザ光を用いることにより
傾き測定用投光レンズを不要にでき、傾き測定用光学系
の構成を簡略化し、変位センサの小型軽量化と低コスト
化を図ることができる。
【0020】請求項6に記載の実施態様にあっては、前
記対物レンズが前記傾き測定用投光レンズを兼ねている
ことを特徴としている。
【0021】請求項7に記載の実施態様にあっては、前
記対物レンズが、前記傾き測定用受光レンズを兼ねてい
ることを特徴としている。
【0022】従って、請求項6又は7の実施態様におい
ては、変位センサの構成部品点数を低減させることがで
き、傾き測定用光学系の合理的構成を実現することがで
きる。この結果、変位センサを小型軽量化することがで
き、組み立て工程も簡略化でき、コストも低廉にするこ
とができる。
【0023】請求項8に記載の実施態様にあっては、前
記傾き測定用受光レンズが、前記対物レンズと別個に設
けられていることを特徴としている。
【0024】傾き測定用受光レンズを対物レンズと別体
としておけば、傾き測定範囲が大きくなった場合には、
対物レンズを大きくすることなく、傾き測定用受光レン
ズのみを大きくすることによって対応することができ
る。従って、傾き測定範囲が大きくなった場合に却って
変位センサが大型化するのを防止でき、傾き測定範囲が
大きくて小型軽量な変位センサを製作することができ
る。
【0025】請求項9に記載の実施態様にあっては、前
記傾き測定用受光素子が2次元位置検出素子であること
を特徴としている。
【0026】傾き測定用受光素子として2次元位置検出
素子を用いれば、2方向の傾きを計測することができる
ので、検出物体の傾きによる変位量補正の効果をさらに
高めることができる。
【0027】請求項10に記載の実施態様にあっては、
前記傾き測定用投光素子の光出射側に開口絞りを設けた
ことを特徴としている。
【0028】傾き測定用投光素子の出射側に開口絞りを
設ければ、傾き測定用投光素子の点光源化を図って傾き
測定用光のコリメート精度を向上させることができ、あ
るいは傾き測定用光を細く絞ることができ、傾き量の計
測精度を向上させることができる。
【0029】請求項11に記載の実施態様にあっては、
前記変位測定用光源部が変位測定用光をコリメートして
対物レンズに入射させる変位測定用投光レンズを有し、
前記変位測定用受光部が検出物体で反射され対物レンズ
を通過した変位測定用光を集光する変位測定用受光レン
ズを有し、当該変位測定用受光レンズの開口径が当該変
位測定用投光レンズの開口径以上の寸法を有しているこ
とを特徴としている。
【0030】変位測定用投光レンズの開口径が小さいほ
ど検出物体に照射される変位測定用光の焦点深度が深く
なり、検出物体が移動しても検出物体上のスポット径の
変化が小さくなり、変位測定用受光素子上での像(受光
強度パターン)にボケが生じにくくなる。一方、変位測
定用受光レンズは検出物体に傾きがある場合などにも変
位測定用光を受光できるよう大きい方が好ましい。従っ
て、受光レンズ径は少なくとも投光レンズ径と等しい
か、投光レンズ径よりも大きいことが望ましい。
【0031】請求項12に記載の実施態様にあっては、
変位測定用光により検出物体の表面に生じる光スポット
が、傾き測定用光により検出物体の表面に生じる光スポ
ットの内部にあることを特徴としている。
【0032】しかして、変位測定用光と傾き測定用光が
検出物体の同一箇所に照射されるので、同一箇所で変位
測定と傾き測定を行え、変位の補正精度が向上する。ま
た、小さな検出物体の場合にも変位測定と傾き測定を行
うことができる。
【0033】請求項13に記載の実施態様にあっては、
前記変位測定用光と前記傾き測定用光とが互いに波長を
異にしていることを特徴としている。
【0034】波長の異なる変位測定用光と傾き測定用光
を用いれば、変位測定と傾き測定とを干渉させることな
く、互いに分離独立させて行なうことができる。従っ
て、互いの計測が他方の計測に影響を与えて計測精度を
低下させるのを防止することができ、変位測定と傾き測
定の各精度を向上させることができる。
【0035】請求項14に記載の実施態様にあっては、
前記変位測定用光と前記傾き測定用光がいずれも偏光で
あって、その偏光方向が互いに異なっていることを特徴
としている。
【0036】偏光方向の異なる変位測定用光と傾き測定
用光を用いれば、変位測定と傾き測定とを干渉させるこ
となく、互いに分離独立させて行なうことができる。従
って、互いの計測が他方の計測に影響を与えて計測精度
を低下させるのを防止することができ、変位測定と傾き
測定の各精度を向上させることができる。
【0037】
【実施例】図2(a)は本発明の一実施例による変位セ
ンサBの光学系を示す平面図、図2(b)は図2(a)
のX1−X1線断面図、図2(c)は図2(a)のY1
−Y1線断面図である。この変位センサBにおいては、
変位測定用光学系B1と傾き測定用光学系B2とが一体
に構成されている。変位測定用光学系B1は図2(a)
のX1−X1線断面に構成されており、この断面におい
ては対物レンズ11はほぼ全形を有している。また、傾
き測定用光学系B2は図2(a)のY1−Y1線断面に
構成されており、この断面においては、対物レンズ11
は一部を欠いた形状となっている。この実施例では、変
位測定用光学系B1の対物レンズ11が傾き測定用光学
系B2の投光レンズを兼ねている。傾き測定用投光レン
ズは対物レンズ11とは別個に設けてもよいが、この実
施例のように兼用させることにより変位センサBを小型
軽量化し、コストを低減することができる。
【0038】変位測定用光学系B1は、図2(b)に示
すように、発光ダイオード(LED)等の変位測定用投
光素子12、焦点距離f1の変位測定用投光レンズ1
3、焦点距離f2の対物レンズ11、焦点距離f3の変位
測定用受光レンズ14、及び位置検出素子(PSD)の
ような変位測定用受光素子15からなる。変位測定用光
源部を構成する変位測定用投光素子12と変位測定用投
光レンズ13は光軸16を一致させて配置されており、
変位測定用投光素子12は変位測定用投光レンズ13の
焦点位置に置かれている。変位測定用受光部を構成する
変位測定用受光素子15と変位測定用受光レンズ14も
光軸17を一致させて配置されており、変位測定用受光
素子15も変位測定用受光レンズ14の焦点位置に置か
れている。投光側の光軸16と受光側の光軸17とは互
いに平行になっており、さらに対物レンズ11の光軸1
8とも平行となり、変位測定用投光レンズ13及び変位
測定用受光レンズ14はそれぞれ対物レンズ11の片側
半分に対向している。
【0039】傾き測定用光学系B2は、図2(c)に示
すように、発光ダイオード(LED)等の傾き測定用投
光素子19、焦点距離f2の対物レンズ11(傾き測定
用投光レンズ)、焦点距離f4の傾き測定用受光レンズ
20、2次元位置検出素子(PSD)のような傾き測定
用受光素子21からなる。傾き測定用光学系B2の光源
側は傾き測定用投光素子19と対物レンズ11とから構
成されており、傾き測定用投光素子19は対物レンズ1
1からその焦点距離f2だけ離して対物レンズ11の光
軸18から離心した位置に配置されている。したがっ
て、傾き測定用投光素子19から出射された傾き測定用
光24は、対物レンズ11を通過してコリメートされ、
対物レンズ11の光軸に対して角度αだけ傾いた平行光
となって検出物体1に照射される。傾き測定用受光レン
ズ20は対物レンズ11の一部欠いた領域に納められて
いる。傾き測定用光学系B2の受光側を構成する傾き測
定用受光レンズ20と傾き測定用受光素子21の光軸2
2は、測定基準面SFで鏡面反射されたコリメート光
(傾き測定用光24)の光線方向と一致させられてい
る。すなわち、傾き測定用受光レンズ20及び傾き測定
用受光素子21の光軸22は、対物レンズ11の光軸1
8に対してαの傾きを有している。さらに、傾き測定用
受光素子21は、傾き測定用受光レンズ20の焦点位置
に配置されている。
【0040】まず、この変位センサB(傾き測定用光学
系B2)により検出物体1の傾きを測定する原理を図3
により説明する。傾き測定用投光素子19から出射され
た傾き測定用光24は、対物レンズ11を通過して光軸
18からαだけ傾いたコリメート光となり、検出物体1
の表面に照射される。検出物体1が傾いていない(β=
0)場合には、検出物体1の表面で反射された傾き測定
用光24は、傾き測定用受光レンズ20の光軸22と平
行なコリメート光として傾き測定用受光レンズ20に入
射する。従って、傾き測定用光24は傾き測定用受光レ
ンズ20の焦点に集光し、傾き測定用受光素子21の原
点位置(y=0)に集光し、受光スポットを生じる。
【0041】これに対し、図3に破線で示すように検出
物体1が測定基準面SFに対して傾き量βだけ傾くと、
検出物体1の表面で反射した傾き測定用光24は光軸2
2に対して2β傾くので、焦点距離f4の位置で集光す
る受光スポットは原点位置から y=f4・tan
(2β) … だけ移動することになる。従って、傾き測定用受光素子
21上における受光スポットの移動量yを検出すること
により、検出物体1の傾き量βを求めることができる。
【0042】一方、検出物体1が一定の傾き量βを保っ
たままで平行移動した場合には、検出物体1で反射され
た傾き測定用光24の光軸22に対する角度2βは変化
しないので、傾き測定用受光素子21上の受光スポット
の位置[y=f・tan(2β)]は変化しない。すなわ
ち、傾き測定用光学系B2は検出物体1の変位量dに影
響されることなく、傾き量βだけを精度良く検出するこ
とができる。
【0043】なお、傾き測定用受光素子21としては、
上記のように2次元位置検出素子や電荷結合素子を用い
るのが好ましいが、1次元位置検出素子をその位置検出
方向が図2(a)のY1−Y1断面と垂直な方向となる
ように配置しても差し支えない。
【0044】次に、この変位センサB(変位測定用光学
系B1)により検出物体1の変位を測定する原理を図4
により説明する。変位測定用投光素子12から出射され
た変位測定用光23は変位測定用投光レンズ13でコリ
メートされ、さらに対物レンズ11により集光されて標
準点SPに収束するので、検出物体1が測定基準面SF
にあれば、検出物体1の表面で反射された変位測定用光
23は、変位測定用受光レンズ14で集光され、変位測
定用受光素子15上の原点(x=0)に受光スポットを
生じる。また、図4に破線もしくは2点鎖線で示すよう
に、検出物体1がdだけ変位すると、標準点SPから2
dの位置に標準点SPの鏡像を生じるので、変位測定用
受光素子15上の受光スポットはxだけ移動する。この
変位測定用受光素子15上での受光スポットの移動量x
を検出すれば、結像の関係から検出物体1の変位量dを
求めることができる。しかし、変位測定用光学系B1の
場合には、従来例でも説明したように、検出物体11の
傾き量βによっても受光スポットの移動量xが影響を受
ける。
【0045】上記のように、変位測定用光学系B1によ
る変位量dの測定結果、つまり移動量xの値は検出物体
1の変位量d及び傾き量βの関数となっているが、傾き
量βは傾き測定用光学系B2によって正確、かつ独立に
求めることができる。従って、傾き測定用受光素子21
上での受光スポットの移動量yから傾き量βを求めれ
ば、変位測定用受光素子15上での受光スポットの移動
量xと傾き量βとから正確に変位量dを求めることがで
きる。
【0046】図5(a)(b)はそれぞれ、検出物体1
が対物レンズ11の光軸18上でdだけ変位し、しかも
βだけ傾いたときの、検出物体1の近傍における光線の
様子と、変位測定用受光部の近傍における光線の様子を
示している。このときβだけ傾いた検出物体1による標
準点SP(集光点)の像が変位測定用受光素子15上の
原点からxの位置に結像すると考える。図5(a)の方
向にβだけ傾いた検出物体1による標準点SPの鏡像i
1の位置は、標準点SPから光軸18の方向へ2d・cos
2β、光軸18と垂直な方向へ2d・cosβ・sinβの位
置であるから、対物レンズ11を通過後の標準点SPの
虚像i2は対物レンズ11の中心から光軸18に沿って p=f2(f2+2d・cos2β)/(2d・cos2β)、 光軸からの垂直距離が q=f2・tanβ の位置に生じる。この虚像i2が変位測定用受光レンズ
14により変位測定用受光素子15上に結像するから、
図5(b)から明らかなように、x/f3=(q+s)
/(p−g)の関係が成り立つ。従って、変位測定用受
光素子15上の受光スポットの移動量xは次の式で表
わされる。但し、gは対物レンズ11と変位測定用受光
レンズ14の距離、sは変位測定用受光レンズ14の光
軸と対物レンズ11の光軸との距離である。
【0047】
【数2】
【0048】従って、検出物体1の変位量dを求める
と、次の式が得られる。
【0049】
【数3】
【0050】図6は変位センサBの信号処理回路25の
一例を示すブロック図であって、移動量演算回路28は
傾き測定用受光素子21の出力から、受光スポットの移
動量yを求める。ついで、傾き量演算回路29は、例え
ば上記式に基づき、移動量演算回路28で求めた移動
量yから検出物体1の傾き量βを求める。求めた傾き量
βは変位量演算部27及び外部へ出力される。また、移
動量演算回路26は変位測定用受光素子15の出力か
ら、受光スポットの移動量xを求める。ついで、変位量
演算回路27は、例えば上記式に基づき、移動量演算
回路26で求めた移動量xと傾き量演算回路29で求め
た傾き量βから検出物体1の変位量dを求める。求めた
変位量dは出力される。この結果、変位センサBから
は、高精度に求めた変位量dと傾き量βとを出力するこ
とができる。
【0051】図7(a)は本発明の別な実施例による変
位センサCの光学系を示す平面図、図7(b)は図7
(a)のX2−X2線断面図であって変位測定用光学系
C1を示しており、図7(c)は図7(a)のY2−Y
2線断面図であって傾き測定用光学系C2を示してい
る。図7(b)から明らかなように、この変位センサC
も変位測定用光学系C1は前記変位センサBと同じくビ
ーム偏心法を用いた構成となっている。これに対し、傾
き測定用光学系C2においては対物レンズ11が全形を
有しており、対物レンズ11が傾き測定用光学系C2の
投光レンズを兼ね、さらに対物レンズ11が傾き測定用
受光レンズを兼ねている。傾き測定用受光素子21は対
物レンズ11から対物レンズ11の焦点距離f2と等し
い距離に配置されている。従って、この変位センサCで
は、構成を簡略化して部品点数を減らすことができ、光
学系を小型軽量化し、コストも安価にすることができ
る。
【0052】この変位センサCの傾き測定用光学系C2
においては、傾き測定用投光素子19は対物レンズ11
から焦点距離f2だけ離れた位置において対物レンズ1
1の光軸18から離心するように設けられている。ま
た、傾き測定用受光素子21も対物レンズ11の光軸1
8を挟んで傾き測定用投光素子19と反対側において、
対物レンズ11と焦点距離f2離れた位置に設けられて
いる。しかして、傾き測定用投光素子19から出射され
た傾き測定用光24は対物レンズ11の縁部分を通過し
てコリメートされ、検出物体1に照射される。検出物体
1が傾いていない(β=0)場合には、検出物体1で反
射された傾き測定用光24は光軸に対して一定の傾きα
で対物レンズ11に入射するので、検出物体1の変位量
dに関係なく一定位置に集光する。これに対し、図7
(c)に破線で示すように、検出物体1がβだけ傾く
と、対物レンズ11に入射する傾き測定用光24の角度
が2βだけ変化するので、傾き測定用受光素子21上で
の結像位置も変化する。従って、この受光スポットの移
動量yを求めることにより、検出物体1の傾き量βを検
出することができる。
【0053】上記のように傾き測定用受光素子21を対
物レンズ11を用いて構成すれば、光学系を簡単にする
ことができる。これに対し、対物レンズ11と傾き測定
用受光レンズ20とを別々に構成してあれば、傾き量β
の測定範囲を大きくとりたい場合に有益である。すなわ
ち、傾き測定用受光素子21と対物レンズ11が兼用さ
れていれば、傾き量βの測定範囲を大きくとろうとすれ
ば、対物レンズ11そのものを大きくする必要があり、
非常に大口径で開口数NAの小さな高価な対物レンズ1
1が必要となる。しかし、傾き測定用受光レンズ20と
対物レンズ11が別個であれば、図8に示す傾き測定用
光学系D2ように傾き測定用受光レンズ20のみを大き
くすればよく、傾き量βの測定範囲を大きくとりたい場
合に光学系が却って大きくなるのを避けることができ、
コストも安価にすることができる。
【0054】図9は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの傾き測定用光学系E2を示す図である。この
傾き測定用光学系E2にあっては、傾き測定用投光素子
19の光出射口に、つまり対物レンズ11から焦点距離
2の位置に開口絞り30を設けている。しかして、傾
き測定用光24を開口絞り30のピンホール31を通し
て出射させることにより傾き測定用投光素子19を点光
源とみなすことができ、傾き測定用光24のコリメート
性を向上させ、傾きがない検出物体1からの反射光を傾
き測定用受光レンズ20の焦点に、つまり傾き測定用受
光素子21の原点の小さな領域に集中させることができ
る。つまり、受光スポットのボケを小さくできる。
【0055】図10は本発明のさらに別な実施例による
変位センサの傾き測定用光学系F2を示す図である。こ
の傾き測定用光学系F2にあっては、傾き測定用投光素
子19と対物レンズ11の中間において傾き測定用投光
素子19から一定距離離れた位置に開口絞り32を設け
ている。開口絞り32の開口33を通して傾き測定用光
24を対物レンズ11に入射させることにより傾き測定
用光24のビーム径を細く絞ることができる。従って、
この変位センサは、非常に小さい検出物体1を検出する
用途に適している。
【0056】図11は本発明のさらに別な実施例による
変位センサの傾き測定用光学系G2を示す図である。こ
の実施例にあっては、傾き測定用光学系G2の光源側に
おいて、一端でピンホール状に小さくなった円錐状の開
口35を有する開口絞り34を用いている。しかして、
この開口絞り34によれば、受光スポットのボケを小さ
くすると共に傾き測定用光24のビームサイズを小さく
絞ることができる。
【0057】図12(a)は本発明のさらに別な実施例
による変位センサの変位測定用光学系H1を示す図であ
る。この変位測定用光学系H1にあっては、図12
(a)に示すように、変位測定用投光レンズ13の開口
径を変位測定用受光レンズ14の開口径よりも小さくし
ている。変位測定用光学系においては、検出物体1の変
位に従って受光素子上で見た物体からの像にボケが生
じ、このボケは測定誤差の一つの原因となっている。す
なわち、変位測定用投光レンズ13の開口数NAが小さ
ければ、投光スポット径が大きくなるが、焦点深度は小
さくなり、変位測定範囲内でスポット径の変化が大きく
なる。このため、図12(c)に示すように、検出物体
1が測定基準面SFにある場合には小さな径の受光スポ
ット36aであったものが、検出物体1が変位すると、
受光スポット36bのように広がってボケが生じる。結
像のボケを防ぐためには、できる限り変位測定範囲内で
投光スポット径の変化がないように、あるいは、投光ス
ポット径の変化が小さくなるようにする必要がある。そ
のためには、変位測定用投光レンズ13はその開口径を
小さく(開口数NAを大きく)すればよく、図12
(b)に示すように変位前の受光スポット37aは検出
物体1が変位しても受光スポット37bのように像のボ
ケを小さくする効果が得られる。従って、受光スポット
のボケ防止ためには、変位測定用投光レンズ13の開口
径は小さいことが好ましい。特に、変位測定用受光素子
15よりも小さいことが好ましい。
【0058】また、検出物体1の変位量dの測定範囲を
広くするためには、変位測定用受光レンズ14の開口径
は大きいことが望ましい。特に、検出物体1に傾きがあ
っても、大きな変位量dを検出できるようにするために
は、変位測定用受光レンズ14の開口径は大きくするの
が好ましい。特に、変位測定用投光レンズ13の開口径
よりも大きいことが望ましい。
【0059】図13(a)は本発明のさらに別な実施例
による変位センサJの光学系を示す平面図、図13
(b)は図13(a)のX3−X3線断面図であって変
位測定用光学系J1を示しており、図13(c)は図1
3(a)のY3−Y3線断面図であって傾き測定用光学
系J2を示している。この変位センサJにあっては、変
位測定用投光素子12から出射される変位測定用光23
と傾き測定用投光素子19から出射される傾き測定用光
24の波長が異なっている。このためには変位測定用投
光素子12と傾き測定用投光素子19として、発光波長
の異なる発光ダイオード等を用いればよい。あるいは、
変位測定用投光素子12及び傾き測定用投光素子19か
ら出射された変位測定用光23及び傾き測定用光24を
異なる特性の波長選択フィルタに通すことによって変位
測定用光23と傾き測定用光24の波長を異ならせても
よい。一方、変位測定用受光素子15の入射側には、変
位測定用光23の波長の光を透過する波長選択フィルタ
38を配置し、傾き測定用受光素子21の入射側には、
傾き測定用光24の波長の光を透過する波長選択フィル
タ39を配置している。しかして、変位測定用波長の光
(変位測定用光23)のみを変位測定用受光素子15に
入射させ、傾き測定用波長の光(傾き測定用光24)の
みを傾き測定用受光素子21に入射させることができ、
互いの干渉を防止して変位測定用光学系J1と傾き測定
用光学系J2とをはっきりと分離独立させることができ
る。
【0060】図14は本発明のさらに別な実施例による
変位センサKの光学系を示す平面図、図14(b)は図
14(a)のX4−X4線断面図であって変位測定用光
学系K1を示しており、図14(c)は図14(a)の
Y4−Y4線断面図であって傾き測定用光学系K2を示
している。この変位センサKにあっては、変位測定用投
光素子12から出射される変位測定用光23と傾き測定
用投光素子19から出射される傾き測定用光24とをそ
れぞれ直線偏光とし、偏光方向を互いに直交させてい
る。このためには、例えば変位測定用投光素子12と傾
き測定用投光素子19の出射側に、偏光方向を互いに直
交させた偏光子を配置すればよい。一方、変位測定用受
光素子15の入射側には、変位測定用光23のみを透過
させるように偏光ビームスプリッタ(又は、偏光子)4
0を配置し、傾き測定用受光素子21の入射側には、傾
き測定用光24のみを透過させるように偏光ビームスプ
リッタ(又は、偏光子)41を配置している。
【0061】しかして、変位測定用偏光(変位測定用光
23)のみを変位測定用受光素子15に入射させ、傾き
測定用偏光(傾き測定用光24)のみを傾き測定用受光
素子21に入射させることができ、互いの干渉を防止し
て変位測定用光学系K1と傾き測定用光学系K2とをは
っきりと分離独立させることができる。
【0062】図15(a)(b)は本発明のさらに別な
実施例による変位測定用光学系L1及び傾き測定用光学
系L2を示す図、図15(c)(d)(e)は検出物体
1上に照射されている変位測定用光23及び測定用光2
4を示す図である。この実施例においては、設定されて
いる変位測定範囲において、変位測定用光学系L1の変
位測定用光23が傾き測定用光学系L2の傾き測定用光
24の内部に含まれるようにしている。すなわち、検出
物体1が変位すると、検出物体1上に照射されている変
位測定用光23のスポット位置と傾き測定用光24のス
ポット位置とが移動するが、検出物体1が変位測定範囲
内にある場合には、常に変位測定用光23が傾き測定用
光24の内部にあるようにしている。例えば、検出物体
1の変位測定範囲が図15(a)(b)に示すように測
定基準面SFを挟んで境界MB1とMB2の間に設定さ
れているとすると、境界MB1にあるときのスポット位
置は図15(c)のようになり、測定基準面SFにある
ときのスポット位置は図15(d)のようになり、境界
MB2にあるときのスポット位置は図15(e)のよう
になるが、検出物体1が変位測定範囲内にあれば、変位
測定用光23が傾き測定用光24の外に出ないようにし
ている。この結果、変位測定箇所と傾き測定箇所とがず
れることがなく、正確に変位測定箇所の傾きを補正して
変位量を精密に測定することができる。
【0063】図16(a)は本発明のさらに別な実施例
による変位センサMの光学系を示す平面図、図16
(b)は図16(a)のX5−X5線断面図であって変
位測定用光学系M1を示しており、図16(c)は図1
6(a)のY5−Y5線断面図であって傾き測定用光学
系M2を示している。傾き測定用光学系M2は図8に示
したものと同様な構成を有している。
【0064】変位測定用光学系M1にあっては、変位測
定用光源部を構成する変位測定用投光素子12aは、ヘ
リウム−ネオン(He−Ne)レーザや半導体レーザ素
子等のレーザ発振器やレーザ発振器から出射されたレー
ザ光を導く光ファイバのような光導管などから構成され
ており、変位測定用投光素子12aからは結像レンズ1
1の光軸18と平行にコヒーレントなレーザ光(変位測
定用光23a)が出射される。変位測定用受光部を構成
する変位測定用受光素子15は対物レンズ11から距離
r(≠f2)の位置に配置されている。しかして、図1
6(b)に示すように、変位測定用投光レンズも変位測
定用受光レンズもなく、変位測定用投光素子12aから
出射された変位測定用光23aは対物レンズ11で屈折
し、検出物体1で反射される。検出物体1で反射された
変位測定用光23aは対物レンズ11で屈折して変位測
定用受光素子15に入射する。変位測定用受光素子15
は対物レンズ11の焦点距離f2から外れているので、
変位測定用光23aは検出物体1の変位によって変位測
定用受光素子15上での入射点が変化し、この入射点の
移動量xから検出物体1の変位量dを求めることができ
る。また、検出物体1の傾きによっても変位測定用受光
素子15上での入射点は移動するが、これは傾き測定用
光学系M2により求めた傾き量βから補正される。
【0065】この実施例によれば、変位測定用投光レン
ズと変位測定用受光レンズが必要なくなるので、変位測
定用光学系M1の構成を非常に簡単にすることができ
る。また、傾き測定用光学系M2では、傾き測定用受光
レンズ20が対物レンズ11と別個になっているので、
対物レンズ11の寸法を拡大することなく大きな傾き量
も測定できる。
【0066】図17(a)は本発明のさらに別な実施例
による変位センサNの光学系を示す平面図、図17
(b)は図17(a)のX6−X6線断面図であって変
位測定用光学系N1を示しており、図17(c)は図1
7(a)のY6−Y6線断面図であって傾き測定用光学
系N2を示している。変位測定用光学系N1は図16
(b)に示したものと同様な構成を有しており、変位測
定用投光レンズと変位測定用受光レンズがなく、変位測
定用投光素子12aからはコヒーレントなレーザ光が出
射される。また、傾き測定用光学系N2は図7(c)の
傾き測定用光学系C2と同じものであって、対物レンズ
11が傾き測定用受光レンズを兼ねている。
【0067】この実施例によれば、変位測定用投光レン
ズと変位測定用受光レンズと傾き測定用受光レンズが必
要なくなるので、レンズとしては対物レンズ11のみと
なり、変位センサNの構成を非常に簡単にして小型軽量
化することができる。
【0068】図18(a)は本発明のさらに別な実施例
による変位センサPの光学系を示す平面図、図18
(b)は図18(a)のX7−X7線断面図であって変
位測定用光学系P1を示しており、図18(c)は図1
8(a)のY7−Y7線断面図であって傾き測定用光学
系P2を示している。この変位センサPは、傾き測定用
光学系P2でもレーザ光を用いるようにしたものであ
る。すなわち、対物レンズ11の一部を欠いて、その部
分にHe−Neレーザ、半導体レーザ素子や光ファイバ
等の傾き測定用投光素子19aを配置し、傾き測定用投
光素子19aから出射された傾き測定用光24a(レー
ザ光)を直接検出物体1に投射させるようにしている。
傾き測定用受光素子21は対物レンズ11から焦点距離
2の位置に配置されているので、検出物体1が平行変
位しても傾き測定用受光素子21上での入射点は変化し
ないが、検出物体1が傾くと入射点が移動するので、傾
き測定用受光素子21上での入射点の移動量yを検出す
ることによって検出物体1の傾き量βを求めることがで
きる。なお、変位測定用光学系P1は図16や図17と
同じものを示しているが、これに限るものではない。
【0069】上記実施例では、変位測定用光学系と傾き
測定用光学系とは互いに直交する面内で構成されている
が、同じ面内に構成することもできる。例えば、図19
(a)(b)に示す変位センサQは、図7(b)(c)
に示した変位測定用光学系(C1)と傾き測定用光学系
(C2)を同一面内に構成したものである。対物レンズ
11は共用しているが、傾き測定用投光素子19及び傾
き測定用受光素子21は変位測定用投光素子12、変位
測定用投光レンズ13、変位測定用受光レンズ14及び
変位測定用受光素子15の外側に配置している。また、
変位測定用光23と傾き測定用光24の混乱を避けるた
め、変位測定用投光素子12から出射される変位測定用
光23と傾き測定用投光素子19から出射される傾き測
定用光24とを偏光方向の異なる直線偏光とし、変位測
定用受光素子15の入射側には変位測定用光23のみを
透過する偏光ビームスプリッタ(又は、偏光子)42を
配置し、傾き測定用受光素子21の入射側には傾き測定
用光24のみを透過する偏光ビームスプリッタ(又は、
偏光子)43を配置している。
【0070】また、図20(a)(b)に示す変位セン
サRは、図17(b)(c)に示した変位測定用光学系
(N1)と傾き測定用光学系(N2)を同一面内に構成
したものである。この変位センサRでは、傾き測定用投
光素子19及び傾き測定用受光素子21の外側に、変位
測定用投光素子12a及び変位測定用受光素子15を配
置している。また、変位測定用光23a(レーザ光)と
傾き測定用光24の混乱を避けるため、変位測定用投光
素子12aから出射される変位測定用光23aと傾き測
定用光24から出射される傾き測定用光24とを波長の
異なる光とし、変位測定用受光素子15の入射側には変
位測定用光23aのみを透過する波長選択フィルタ44
を配置し、傾き測定用受光素子21の入射側には傾き測
定用光24のみを透過する波長選択フィルタ45を配置
している。
【0071】さらには、変位測定用光と傾き測定用光と
を互いに重ね合わせて検出物体1に照射させるようにす
ることもできる。例えば、図21(a)(b)に示す変
位センサSでは、変位測定用投光素子12から出射され
る変位測定用光23と傾き測定用投光素子19から出射
される傾き測定用光24とを偏光方向の異なる直線偏光
とし、変位測定用光23を透過させ傾き測定用光24を
反射させる偏光ビームスプリッタ(PBS)46を対物
レンズ11と変位測定用投光レンズ13の間に配置して
いる。しかして、変位測定用投光素子12から出射され
た変位測定用光23と傾き測定用投光素子19から出射
された傾き測定用光24は、偏光ビームスプリッタ46
によって共軸状に重ね合わせられ、対物レンズ11を通
過した後に検出物体1に照射される。
【0072】また、対物レンズ11と変位測定用受光レ
ンズ14の間にも、変位測定用光23を透過させ傾き測
定用光24を反射させる偏光ビームスプリッタ(PB
S)47を配置している。しかして、検出物体1で反射
した変位測定用光23及び傾き測定用光24は、対物レ
ンズ11を通過した後、偏光ビームスプリッタ47によ
って分離され、偏光ビームスプリッタ47を透過した変
位測定用光23は変位測定用受光素子15に結像し、偏
光ビームスプリッタ47で反射した傾き測定用光24は
傾き測定用受光素子21に集光する。このように変位測
定用光23と傾き測定用光24を重ね合わせて検出物体
1に照射すれば、変位測定箇所と傾き測定箇所とのずれ
をなくすことができる。なお、48は変位測定用光23
のみを透過させる偏光子、49は傾き測定用光24のみ
を透過させる偏光子である。
【0073】図22(a)(b)に示す変位センサT
は、変位測定用光23aと傾き測定用光24とを重ね合
わせたさらに別な実施例である。変位測定用投光素子1
2aから出射される変位測定用光23a(レーザ光)と
傾き測定用投光素子19から出射される傾き測定用光2
4とを波長の異なる光とし、変位測定用光23aを反射
させ傾き測定用光24を透過させるダイクロイックミラ
ー50を対物レンズ11と傾き測定用投光素子19の間
に配置している。しかして、変位測定用投光素子12a
から出射された変位測定用光23aと傾き測定用投光素
子19から出射された傾き測定用光24は、ダイクロイ
ックミラー50によって共軸状に重ね合わせられ、対物
レンズ11を通過した後に検出物体1に照射される。
【0074】また、対物レンズ11と傾き測定用受光素
子21の間にも、変位測定用光23aを反射させ傾き測
定用光24を透過させるダイクロイックミラー51を配
置している。しかして、検出物体1で反射した変位測定
用光23a及び傾き測定用光24は、対物レンズ11を
通過した後、ダイクロイックミラー51によって分離さ
れ、ダイクロイックミラー51を反射した変位測定用光
23aは変位測定用受光素子15に結像し、ダイクロイ
ックミラー51を透過した傾き測定用光24は傾き測定
用受光素子21に集光する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の変位センサにおける光学系の構成を示す
図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例による変位センサの
光学系の構成を示す平面図である。(b)は(a)のX
1−X1線断面図であって、変位測定用光学系を示す。
(c)は(a)のY1−Y1線断面図であって、傾き測
定用光学系を示す。
【図3】同上の傾き測定原理を説明するための光線図で
ある。
【図4】同上の変位測定原理を説明するための光線図で
ある。
【図5】(a)(b)は検出物体が変位及び傾きを有し
ている場合の変位測定用受光素子の受光スポットの移動
量を求めるための説明図である。
【図6】同上の変位センサの信号処理回路の一例を示す
ブロック図である。
【図7】(a)は本発明の別な実施例による変位センサ
の光学系の構成を示す平面図である。(b)は(a)の
X2−X2線断面図であって、変位測定用光学系を示
す。(c)は(a)のY2−Y2線断面図であって、傾
き測定用光学系を示す。
【図8】本発明のさらに別な実施例による変位センサの
傾き測定用光学系を示す図である。
【図9】本発明のさらに別な実施例による変位センサの
傾き測定用光学系を示す図である。
【図10】本発明のさらに別な実施例による変位センサ
の傾き測定用光学系を示す図である。
【図11】本発明のさらに別な実施例による変位センサ
の傾き測定用光学系を示す図である。
【図12】(a)は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの変位測定用光学系を示す図である。(b)は
当該変位測定用光学系における変位測定用受光素子上で
の受光強度のパターンを示す図である。(c)は比較の
ために変位測定用投光レンズ13と受光レンズのレンズ
径が等しい場合における変位測定用受光素子上での受光
強度のパターンを示す図である。
【図13】(a)は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの光学系の構成を示す平面図である。(b)は
(a)のX3−X3線断面図であって、変位測定用光学
系を示す。(c)は(a)のY3−Y3線断面図であっ
て、傾き測定用光学系を示す。
【図14】(a)は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの光学系の構成を示す平面図である。(b)は
(a)のX4−X4線断面図であって、変位測定用光学
系を示す。(c)は(a)のY4−Y4線断面図であっ
て、傾き測定用光学系を示す。
【図15】(a)(b)は本発明のさらに別な実施例に
よる変位センサの変位測定用光学系と傾き測定用光学系
を示す図である。(c)(d)(e)は検出物体上にお
ける変位測定用光と傾き測定用光のスポットを示す図で
ある。
【図16】(a)は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの光学系の構成を示す平面図である。(b)は
(a)のX5−X5線断面図であって、変位測定用光学
系を示す。(c)は(a)のY5−Y5線断面図であっ
て、傾き測定用光学系を示す。
【図17】(a)は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの光学系の構成を示す平面図である。(b)は
(a)のX6−X6線断面図であって、変位測定用光学
系を示す。(c)は(a)のY6−Y6線断面図であっ
て、傾き測定用光学系を示す。
【図18】(a)は本発明のさらに別な実施例による変
位センサの光学系の構成を示す平面図である。(b)は
(a)のX7−X7線断面図であって、変位測定用光学
系を示す。(c)は(a)のY7−Y7線断面図であっ
て、傾き測定用光学系を示す。
【図19】(a)(b)は本発明のさらに別な実施例に
よる変位センサの光学系の構成を示す平面図及び正面図
である。
【図20】(a)(b)は本発明のさらに別な実施例に
よる変位センサの光学系の構成を示す平面図及び正面図
である。
【図21】(a)(b)は本発明のさらに別な実施例に
よる変位センサの光学系の構成を示す平面図及び正面図
である。
【図22】(a)(b)は本発明のさらに別な実施例に
よる変位センサの光学系の構成を示す平面図及び正面図
である。
【符号の説明】
1 検出物体 11 対物レンズ 12 変位測定用投光素子 13 変位測定用投光レンズ 14 変位測定用受光レンズ 15 変位測定用受光素子 18 対物レンズの光軸 19 傾き測定用投光素子 20 傾き測定用受光レンズ 21 傾き測定用受光素子

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ、 対物レンズの光軸から離心した位置に配置されていて、
    対物レンズを通して変位測定用光を検出領域に向けて出
    射する変位測定用光源部、 対物レンズの光軸から離心した位置に配置されていて、
    検出領域で反射された変位測定用光を対物レンズを通し
    て受光する変位測定用受光部、からなる変位測定用光学
    系と;検出領域にある物体の傾きを検出するための傾き
    測定用光学系と;を備えていることを特徴とする変位セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記傾き測定用光学系からの出力情報に
    基づいて、前記変位測定用光学系の出力情報を補正する
    補正手段をさらに備えた、請求項1に記載の変位セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記変位測定用光源部は、対物レンズの
    光軸から外れた位置にレーザ光を出射するものである、
    請求項1又は2に記載の変位センサ。
  4. 【請求項4】 前記傾き測定用光学系は、傾き測定用光
    を出射する傾き測定用投光素子と、傾き測定用投光素子
    から出射された傾き測定用光をコリメートして検出物体
    に照射させる傾き測定用投光レンズと、検出物体で反射
    した傾き測定用光を集光させる傾き測定用受光レンズ
    と、当該受光レンズの焦点位置に配置された傾き測定用
    受光素子とからなる、請求項1又は2に記載の変位セン
    サ。
  5. 【請求項5】 前記傾き測定用光学系は、傾き測定用光
    であるレーザ光を検出物体に向けて出射する傾き測定用
    投光素子と、検出物体で反射した傾き測定用光を屈折さ
    せる傾き測定用受光レンズと、当該受光レンズの焦点位
    置に配置された傾き測定用受光素子とからなる、請求項
    1又は2に記載の変位センサ。
  6. 【請求項6】 前記対物レンズが前記傾き測定用投光レ
    ンズを兼ねている、請求項4に記載の変位センサ。
  7. 【請求項7】 前記対物レンズが、前記傾き測定用受光
    レンズを兼ねている、請求項4又は5に記載の変位セン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記傾き測定用受光レンズが、前記対物
    レンズと別個に設けられている、請求項4又は5に記載
    の変位センサ。
  9. 【請求項9】 前記傾き測定用受光素子が2次元位置検
    出素子である、請求項4又は5に記載の変位センサ。
  10. 【請求項10】 前記傾き測定用投光素子の光出射側に
    開口絞りを設けた、請求項4に記載の変位センサ。
  11. 【請求項11】 前記変位測定用光源部が変位測定用光
    をコリメートして対物レンズに入射させる変位測定用投
    光レンズを有し、前記変位測定用受光部が検出物体で反
    射され対物レンズを通過した変位測定用光を集光する変
    位測定用受光レンズを有し、当該変位測定用受光レンズ
    の開口径が当該変位測定用投光レンズの開口径以上の寸
    法を有している、請求項1又は2に記載の変位センサ。
  12. 【請求項12】 変位測定用光により検出物体の表面に
    生じる光スポットが、傾き測定用光により検出物体の表
    面に生じる光スポットの内部にあることを特徴とする、
    請求項4に記載の変位センサ。
  13. 【請求項13】 前記変位測定用光と前記傾き測定用光
    とが互いに波長を異にしていることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の変位センサ。
  14. 【請求項14】 前記変位測定用光と前記傾き測定用光
    がいずれも偏光であって、その偏光方向が互いに異なっ
    ていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の変位
    センサ。
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