JPH08247629A - 断熱箱体 - Google Patents
断熱箱体Info
- Publication number
- JPH08247629A JPH08247629A JP5434195A JP5434195A JPH08247629A JP H08247629 A JPH08247629 A JP H08247629A JP 5434195 A JP5434195 A JP 5434195A JP 5434195 A JP5434195 A JP 5434195A JP H08247629 A JPH08247629 A JP H08247629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- heat
- outer box
- adhesive
- inner box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷蔵庫の断熱箱体において、製品の
廃棄時に熱処理することにより内箱及び外箱から部品が
剥離し、容易に部品分別ができ、材料リサイクルが可能
な断熱箱体を提供することを目的としたものである。 【構成】 内箱と外箱とその間に注入された発泡断熱材
から形成され、内箱あるいは外箱と部品を固定する粘着
剤として、発泡剤含有のマイクロバルーンをブレンドし
た粘着剤を使用することを特徴とする。
廃棄時に熱処理することにより内箱及び外箱から部品が
剥離し、容易に部品分別ができ、材料リサイクルが可能
な断熱箱体を提供することを目的としたものである。 【構成】 内箱と外箱とその間に注入された発泡断熱材
から形成され、内箱あるいは外箱と部品を固定する粘着
剤として、発泡剤含有のマイクロバルーンをブレンドし
た粘着剤を使用することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫、ショーケース
などに使用される断熱箱体に関する。
などに使用される断熱箱体に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、省資源の観点から材料リサイクル
の重要性が高まってきている。特に冷蔵庫は最近の大型
化に伴い材料の分別リサイクルが重要視されている。
の重要性が高まってきている。特に冷蔵庫は最近の大型
化に伴い材料の分別リサイクルが重要視されている。
【０００３】以下、図面を参照しながら、従来の断熱箱
体の一例について説明する。図４は従来の断熱箱体、図
５は図４のＡ−Ａ線断面の模式図を示す。図５におい
て、１は内箱でＡＢＳ樹脂などの合成樹脂を成形したも
のである。２は外箱で鋼板を加工したものである。３は
発泡断熱材であり、内箱１と外箱２の間に注入されてい
る。４は断熱箱体である。
体の一例について説明する。図４は従来の断熱箱体、図
５は図４のＡ−Ａ線断面の模式図を示す。図５におい
て、１は内箱でＡＢＳ樹脂などの合成樹脂を成形したも
のである。２は外箱で鋼板を加工したものである。３は
発泡断熱材であり、内箱１と外箱２の間に注入されてい
る。４は断熱箱体である。
【０００４】５は部品で金属や樹脂製の銘板、紙や樹脂
フィルム製の表示ラベル、樹脂やゴム製のスペーサー等
の場合がある。部品５は基材６の両側に粘着剤７を塗布
した両面粘着テープ８により外箱２に固定されている。
基材６としては不織布、粘着剤７としてはアクリル樹脂
などが使われる。
フィルム製の表示ラベル、樹脂やゴム製のスペーサー等
の場合がある。部品５は基材６の両側に粘着剤７を塗布
した両面粘着テープ８により外箱２に固定されている。
基材６としては不織布、粘着剤７としてはアクリル樹脂
などが使われる。
【０００５】このような構成において、作業性の面から
両面粘着テープ８を使用する例をしめしたが、部品５に
直接粘着剤７を塗布して外箱２に固定する場合もある。
両面粘着テープ８を使用する例をしめしたが、部品５に
直接粘着剤７を塗布して外箱２に固定する場合もある。
【０００６】また、部品５を内箱１に固定する場合も同
様で両面粘着テープ８を使用する場合、粘着剤７を部品
５に直接塗布する場合いずれもある。
様で両面粘着テープ８を使用する場合、粘着剤７を部品
５に直接塗布する場合いずれもある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成の断熱箱体４は内箱１あるいは外箱２に部品５が接
着しているので、廃棄時の分解が困難で、強引に分解で
きたとしても、内箱１や外箱２に粘着剤の一部（図示せ
ず）が付着し、材料リサイクルが困難という問題があっ
た。
構成の断熱箱体４は内箱１あるいは外箱２に部品５が接
着しているので、廃棄時の分解が困難で、強引に分解で
きたとしても、内箱１や外箱２に粘着剤の一部（図示せ
ず）が付着し、材料リサイクルが困難という問題があっ
た。
【０００８】内箱１あるいは外箱２から部品５を容易に
分離するためには、粘着剤７を弱いものにする方法もあ
るが、製品の輸送時の振動や保管時の高温、低温により
部品５が剥がれてしまうという問題があり、採用できな
い。
分離するためには、粘着剤７を弱いものにする方法もあ
るが、製品の輸送時の振動や保管時の高温、低温により
部品５が剥がれてしまうという問題があり、採用できな
い。
【０００９】本発明は上記問題点に鑑み、前記内箱ある
いは外箱から部品が容易に分離し、材料リサイクルが可
能な断熱箱体を提供するものである。
いは外箱から部品が容易に分離し、材料リサイクルが可
能な断熱箱体を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するため、
内箱あるいは外箱と部品を固定する粘着剤として、発泡
剤含有のマイクロバルーンをブレンドした粘着剤を使用
するものである。
内箱あるいは外箱と部品を固定する粘着剤として、発泡
剤含有のマイクロバルーンをブレンドした粘着剤を使用
するものである。
【００１１】
【作用】内箱あるいは外箱と部品を固定する粘着剤とし
て、発泡剤含有のマイクロバルーンをブレンドした粘着
剤を使用するものであるため、断熱箱体の廃棄時に熱処
理することにより、マイクロバルーン中の発泡剤が反応
し、粘着剤の粘着力が低下する。
て、発泡剤含有のマイクロバルーンをブレンドした粘着
剤を使用するものであるため、断熱箱体の廃棄時に熱処
理することにより、マイクロバルーン中の発泡剤が反応
し、粘着剤の粘着力が低下する。
【００１２】
【実施例】図１〜図３は本発明の一実施例の断熱箱体を
示す図であり、図４〜図５で説明した従来例と同一構成
については、同一番号を付してその詳細な説明を省略す
る。
示す図であり、図４〜図５で説明した従来例と同一構成
については、同一番号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【００１３】本発明請求項１につき説明する。図１は本
発明の一実施例の断熱箱体を示す。図２は、図１のＢ−
Ｂ断面の模式図である。図２において、９はマイクロバ
ルーン１０をブレンドした粘着剤である。粘着剤の成分
としてはアクリル樹脂などが使われている。マイクロバ
ルーン１０は、内部に発泡剤１１をふくみ、塩化ビニリ
デン樹脂などガスバリア性に優れた材料が使われる。発
泡剤１１としては、フロンまたは炭化水素系のものがつ
かわれる。
発明の一実施例の断熱箱体を示す。図２は、図１のＢ−
Ｂ断面の模式図である。図２において、９はマイクロバ
ルーン１０をブレンドした粘着剤である。粘着剤の成分
としてはアクリル樹脂などが使われている。マイクロバ
ルーン１０は、内部に発泡剤１１をふくみ、塩化ビニリ
デン樹脂などガスバリア性に優れた材料が使われる。発
泡剤１１としては、フロンまたは炭化水素系のものがつ
かわれる。
【００１４】図３は製品の廃棄時など熱処理した後のＢ
−Ｂ断面の模式図である。熱処理することによりマイク
ロバルーン１０中の発泡剤１１が気化し、マイクロバル
ーンが膨脹１２し、外箱２、部品５それぞれとの接着面
積が減少し、また接着面の表面抵抗が発泡剤１１の気化
により増加するので、部品５は、外箱２から容易に分離
できる。
−Ｂ断面の模式図である。熱処理することによりマイク
ロバルーン１０中の発泡剤１１が気化し、マイクロバル
ーンが膨脹１２し、外箱２、部品５それぞれとの接着面
積が減少し、また接着面の表面抵抗が発泡剤１１の気化
により増加するので、部品５は、外箱２から容易に分離
できる。
【００１５】熱処理温度は製品の使用環境から夏場の倉
庫保管を考慮し、また、内箱１の耐熱温度を考慮し、熱
処理温度を９０℃とした。９０℃でマイクロバルーン１
０が最も効率よく膨脹するように、発泡剤１１の種類と
量を決定した。
庫保管を考慮し、また、内箱１の耐熱温度を考慮し、熱
処理温度を９０℃とした。９０℃でマイクロバルーン１
０が最も効率よく膨脹するように、発泡剤１１の種類と
量を決定した。
【００１６】また、同様に部品５を内箱１に固定する場
合も上記と同等の作用効果が得られるものである。
合も上記と同等の作用効果が得られるものである。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、上記した構成によって、内箱
あるいは外箱と部品を固定する粘着剤として、発泡剤含
有のマイクロバルーンをブレンドした粘着剤を使用する
ものであるため、断熱箱体の廃棄時に熱処理することに
より、マイクロバルーン中の発泡剤が反応し、粘着剤の
粘着力が低下し、内箱あるいは外箱から部品が容易に分
離し、材料リサイクルを行うことができる。
あるいは外箱と部品を固定する粘着剤として、発泡剤含
有のマイクロバルーンをブレンドした粘着剤を使用する
ものであるため、断熱箱体の廃棄時に熱処理することに
より、マイクロバルーン中の発泡剤が反応し、粘着剤の
粘着力が低下し、内箱あるいは外箱から部品が容易に分
離し、材料リサイクルを行うことができる。
【図１】本発明の請求項１の実施例における断熱箱体の
斜視図
斜視図
【図２】図１のＢ−Ｂ線の断面図
【図３】図２相当の熱処理後の要部断面図
【図４】従来例の断熱箱体の斜視図
【図５】図４のＡ−Ａ線断面図
１ 内箱 ２ 外箱 ３ 発泡断熱材 ４ 断熱箱体 ５ 部品 ９ マイクロバルーンをブレンドした粘着剤 １０ マイクロバルーン １１ 発泡剤
Claims (1)
- 【請求項１】 内箱と外箱とその間に注入された発泡断
熱材から形成され、前記内箱あるいは外箱の表面の部品
の固定に発泡剤含有のマイクロバルーンをブレンドした
粘着剤を使用することを特徴とする断熱箱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5434195A JPH08247629A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5434195A JPH08247629A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 断熱箱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247629A true JPH08247629A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12967917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5434195A Pending JPH08247629A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 断熱箱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08247629A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038085A1 (fr) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Stratifie se destratifiant facilement et composition de resine a cet effet |
| DE102012012650A1 (de) * | 2012-06-26 | 2014-01-02 | Liebherr-Hausgeräte Ochsenhausen GmbH | Kühl- und/oder Gefriergerät |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP5434195A patent/JPH08247629A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001038085A1 (fr) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Stratifie se destratifiant facilement et composition de resine a cet effet |
| DE102012012650A1 (de) * | 2012-06-26 | 2014-01-02 | Liebherr-Hausgeräte Ochsenhausen GmbH | Kühl- und/oder Gefriergerät |
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