JPH08247433A - 焼却灰溶融炉の湯面深さ測定方法および装置 - Google Patents

焼却灰溶融炉の湯面深さ測定方法および装置

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JPH08247433A
JPH08247433A JP7814695A JP7814695A JPH08247433A JP H08247433 A JPH08247433 A JP H08247433A JP 7814695 A JP7814695 A JP 7814695A JP 7814695 A JP7814695 A JP 7814695A JP H08247433 A JPH08247433 A JP H08247433A
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molten slag
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正夫 堺
Hirotsugu Suguro
洋次 勝呂
Taro Iguchi
太郎 井口
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融スラグおよび溶融メタルの湯面の位置の
測定を、長期間測定機器の交換無しで、正確に、しかも
煩雑な作業および危険な作業をすることなく行う。 【構成】 焼却灰層Aを貫通して電極4を溶融スラグ層
Sに挿入し該電極4の先端が溶融スラグ層Sの湯面から
一定の範囲を保つように保持する。炉本体2内に溶融ス
ラグ層S、溶融メタル層Mおよび焼却灰層Aを形成しな
がら焼却灰を投入口5より順次投入していく。焼却灰層
Aに挿入した保護管付きの熱電対8によって焼却灰層A
の温度を測定し、これと同時に、ロードセル9によって
求めた溶融炉等の重量から炉本体2等の重量を減じて溶
湯の重量を求める。焼却灰温度変化と保護管付きの熱電
対8先端から溶融スラグSの湯面までの距離の関係式と
から前記距離を演算し溶融スラグの湯面の位置を求め
る。次いで、求めた溶融スラグの湯面の位置と、上記で
求めた溶湯の重量と、既知の溶融スラグと溶融メタルと
の比重値および溶融炉の炉床面積より、溶融メタルMの
湯面を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばごみ焼却灰や
下水汚泥等の廃棄物の焼却灰を溶融する溶融設備である
溶融炉において、その中の溶融スラグ湯面および溶融メ
タル湯面の深さを計測するための焼却灰溶融炉の湯面深
さ測定方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ごみの焼却灰や下水汚泥焼却灰等の
廃棄物には、各種の無機物や有機物が含まれていて、こ
れらをそのまま埋め立てると重大な二次公害が起こる。
そこで、近年、係る廃棄物を無害化処理するため、焼却
灰溶融炉が利用されている。
【0003】この溶融炉は溶融スラグ中に挿入された電
極間に通電して抵抗加熱により、廃棄物の大部分をガラ
ス状溶融物である溶融スラグにすると共に焼却灰中に含
まれる金属を溶融メタルにし、両者を分離して外部に排
出するものである。そして、溶融炉を効率的に稼働する
には、所定量の廃棄物を溶融炉に逐次投入し、多量の溶
融スラグを連続的に取り出し、少量の溶融メタルを間欠
的に取り出すことが望ましい。この場合の条件として
は、溶融スラグの湯面(スラグ面)と出滓口との高低差
が常に所定の範囲となるように炉内におけるスラグ面が
常に所定の位置範囲に保たれていることが必要である。
【0004】ところで、この溶融炉は上部が密閉されて
いるため、炉内におけるスラグ面の位置を知ることがで
きない。そして、廃棄物に含まれる有機物と無機物との
割合も分からないため、溶融炉に所定量の廃棄物を投入
しても、スラグ面の位置は変動し、スラグ面の位置が低
すぎる時には出滓口が詰まったり、一方、スラグ面の位
置が高すぎるときには、炉から溶融スラグが溢れてしま
うというおそれがあった。また、廃棄焼却灰中に含まれ
る金属分も変動するため溶融メタルの湯面(メタル面)
の位置も焼却灰の投入量から想定した位置に対して変動
し、溶融メタルを取り出す時期の判断があいまいであっ
た。更に、溶融メタル量が多くなり、出滓口より同時に
取り出されると溶融スラグにメタルが混入し、そのスラ
グが再利用しにくいものとなった。
【0005】そこで、このような事態を避けるために
は、炉内におけるスラグ面の位置を知り、それに応じて
溶融スラグや溶融メタルの取り出しを調整するとともに
焼却灰の投入量を調整してスラグ面およびメタル面を一
定の範囲内にすることが要請される。
【0006】従来、上部が密閉されている焼却灰溶融炉
では、炉内におけるスラグ面の位置を知ることができる
溶融炉の湯面深さ測定方法および装置は以下のようなも
のであった。
【0007】湯面深さ測定方法:炉蓋より炉内に挿入し
た保護管付き熱電対によって炉内の溶融スラグの温度を
感知することにより湯面の位置を知るもので、直接湯面
の温度を測定する方法である(以下、「先行技術1」と
いう)。
【0008】湯面深さ測定装置:特開平6−19420
8号公報に提案されているもので、炉頂から炉底に設け
られた端子板に向けて金属製のワイヤを所定の送り量で
送給するワイヤ送り出し装置と、ワイヤ送り出し装置に
よって送り出されたワイヤの送り量を計測するエンコー
ダと、前記ワイヤと端子板とに電圧を供給する電源装置
と、前記ワイヤと端子板との間の電圧または前記ワイヤ
に流れる電流を測定する手段と、エンコーダが計測した
ワイヤ送り量と前記電圧変化または電流変化とに基づい
て炉頂からのスラグ面およびメタル面の位置を演算する
演算手段とを備えて構成されている(以下、「先行技術
2」という)。
【0009】先行技術2によれば、ワイヤ送り出し装置
によって金属製のワイヤを溶融炉の炉頂から炉底に設け
られた端子板に向けて所定の送り量で送給していき、エ
ンコーダでワイヤ送り出し装置によって送り出されたワ
イヤの送り量を計測し、そのワイヤ送給中に電源装置で
前記ワイヤと端子板に所定の電圧を印加し、ワイヤ送給
中におけるワイヤと端子板との間の電圧変化を電圧計で
またはワイヤに流れる電流変化を電流計で計測し、演算
手段がエンコーダが計測したワイヤの送り量を電圧計の
電圧変化または電流計の電流変化とに基づいて炉頂から
のスラグ面およびメタル面の位置を演算するから、演算
手段の演算値によって溶融炉の炉頂からのスラグ面およ
びメタル面の位置を知ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の湯面測定方法の
うち、先行技術1では、非常に高温の溶融スラグの湯温
を繰り返し測定することになるので、保護管および熱電
対の寿命が短く、消耗品扱いとなりかなりの頻度で交換
する必要がある。
【0011】先行技術2では、金属製のワイヤを炉底に
対して鉛直方向に正確に送り出すことが非常に困難であ
り、曲がりが生じやすい。また、溶融炉上部は密閉され
ているため炉内のワイヤの状態を確認することができな
い。そのため測定誤差が大きくなると考えられる。それ
に加えて、測定用のワイヤは一度の使用しかできず、測
定の毎にワイヤを切断、送り込む作業が必要となる。ま
た、ワイヤードラムの交換等炉上での危険な作業も必要
となる。
【0012】従って、この発明の目的は、このような問
題点を解決するためになされたものであり、上部が密閉
されている溶融炉で、溶融スラグ上面に焼却灰層を形成
する方式のものにおいて、溶融スラグおよび溶融メタル
面の位置の測定を、長期間交換無しで使用できる測定機
器を用いて、正確に、しかも煩雑な作業および危険な作
業をすることなく行うことができる焼却灰溶融炉の湯面
深さ測定方法および装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
焼却灰溶融炉の高さ方向中間部の炉壁に溶融スラグの出
滓口を設け、前記溶融炉底面近くの炉壁に溶融メタルの
排出口を設け、前記溶融炉内に焼却灰を投入し、その焼
却灰層内を電極が貫通し前記焼却灰の溶融スラグに挿入
し電気抵抗加熱により前記焼却灰を溶融スラグと溶融メ
タルとに比重分離して溶融スラグ層およびその下の溶融
メタル層を形成し、溶融中は前記溶融スラグ層の上部を
覆っている焼却灰層を貫通させて前記電極の先端部を前
記溶融スラグ層内に配置し、前記溶融スラグを前記出滓
口から、前記溶融メタルは前記排出口からそれぞれ別々
に出湯する電気抵抗式の焼却灰溶融炉の湯面深さ測定方
法において、保護管付き熱電対の先端を前記焼却灰層内
に挿入して前記焼却灰層の温度を1200℃以下の範囲
で測定し、前記焼却灰層の温度変化と前記熱電対先端か
ら前記溶融スラグ湯面までの距離の関係式とから前記距
離を演算により求め、かくして、前記溶融スラグの湯面
の位置を求めることに特徴を有するものである。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1の方法に
より求めた溶融スラグの湯面の位置と、前記溶融炉の重
量を前記溶融炉の下部に設置されたロードセルにより測
定し前記ロードセルの測定値から前記溶融炉の炉本体お
よび前記ロードセルで測定される前記炉本体に具備され
る装置の重量を減じて求めた前記溶融炉内の溶湯の重量
と、既知の溶融スラグと溶融メタルとの比重値と前記溶
融炉内の底面の面積とにより、前記溶融メタルの湯面の
位置を演算により求めることに特徴を有するものであ
る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、複数の保護管付き熱電対をその先
端の高さをそれぞれ変えて複数配設し、各保護管付き熱
電対によって前記焼却灰層の温度を測定することによ
り、前記保護管付き熱電対の各々を相互のバックアップ
用および溶融スラグ湯面上限警報用として使用すること
に特徴を有するものである。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明において、前記保護管付き熱電対の保護
管は、サーメット耐熱材からなることに特徴を有するも
のである。
【0017】請求項5記載の発明は、溶融炉の高さ方向
中間部の炉壁に溶融スラグの出滓口を有し、前記溶融炉
底面近くの炉壁に溶融メタルの排出口を有し、その焼却
灰層内を電極が貫通し前記焼却灰の溶融スラグに挿入し
電気抵抗加熱により前記焼却灰を溶融スラグと溶融メタ
ルとに比重分離して溶融スラグ層およびその下の溶融メ
タル層を形成する電気抵抗式の焼却灰溶融炉の湯面深さ
測定装置において、溶湯ヘッド高さ制御により前記溶融
スラグ層の上部を覆っている前記焼却灰層内にのみ挿入
して前記焼却灰層の温度を1200℃以下の範囲で測定
するようにした保護管付き熱電対と、前記溶融炉の下部
に設置された前記溶融炉の重量を測定するためのロード
セルと、前記保護管付き熱電対および前記ロードセルに
接続された演算手段とからなり、前記演算手段は、前記
保護管付き熱電対によって計測された前記焼却灰層の温
度変化と前記保護管付き熱電対の先端から前記溶融スラ
グの湯面までの距離の関係式とから前記距離を演算して
前記溶融スラグの湯面の位置を求めるとともに、前記ロ
ードセルの測定値から前記溶融炉の炉本体および前記ロ
ードセルで測定される前記炉本体に具備される装置の重
量を減じて求めた前記溶融炉内の溶湯の重量と、上記で
求めた溶融スラグの湯面の位置と、既知の溶融スラグと
溶融メタルとの比重値と前記溶融炉内の底面の面積とに
より、前記溶融メタルの湯面の位置を求めることに特徴
を有するものである。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、複数の保護管付き熱電対がその先端の高さ
をそれぞれ変えて複数配設されており、各保護管付き熱
電対によって前記焼却灰層の温度を測定することによ
り、前記保護管付き熱電対の各々を相互のバックアップ
用および溶融スラグ湯面上限警報用として使用すること
に特徴を有するものである。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項5または6
記載の発明において、前記保護管付き熱電対の保護管
は、サーメット耐熱材からなることに特徴を有するもの
である。
【0020】
【作用】保護管付き熱電対により測定する焼却灰層の温
度変化と、予め求めた焼却灰層の温度と保護管付き熱電
対先端から溶融スラグ層の湯面までの距離の関係式とか
ら得られる前記距離から、溶融スラグ層の湯面(溶湯レ
ベル)の位置を求めることができる。次いで、上記によ
り求めた溶融スラグの湯面の位置と、ロードセルにより
測定した溶融炉の重量の測定値から溶融炉本体および前
記ロードセルで測定される前記炉本体に具備される装置
の重量を減じて求めた前記溶融炉内の溶湯の重量と、溶
融スラグと溶融メタルとの比重値と前記溶融炉内の底面
の面積とにより、溶融メタルの湯面の位置を演算手段に
よって求めることができる。保護管付き熱電対は、溶融
スラグ層Sの湯面を溶湯ヘッド高さ制御により湯面から
一定の範囲を保持するので溶融スラグ層の上部を覆って
いる焼却灰層内のみに挿入され、焼却灰層の温度を溶融
スラグの温度より低い1200℃以下の範囲となり、熱
電対が故障し難く寿命が長くなる。また、複数の保護管
付き熱電対の先端の高さをそれぞれ変えて配設すれば、
熱電対が使用不能になっても相互にバックアップできる
とともに、熱電対の先高さの差と、それぞれの指示温度
により、焼却灰層内の温度勾配のチェック用に使用する
こともできる。また、溶湯面上昇による熱電対とスラグ
湯面との接近による故障等の危険回避の作用を持たせる
とともに、スラグが炉体よりオーバーフローするのを防
止するための溶融スラグ湯面上限警報用レベル計として
も使用する。熱電対の保護管としては、万一溶融スラグ
に浸漬しても耐久性があることおよび交換時大気温から
直接灰層内の高温にさらされた時の熱衝撃に耐えうる材
質として、モリブデンおよびジルコニアを含む耐熱材を
使用する。
【0021】
【実施例】次に、この発明を図面を参照しながら説明す
る。
【0022】図1はこの発明の一実施例に係る焼却灰溶
融炉の湯面深さ測定装置を示す断面図、図2は溶融スラ
グ湯面を覆っている焼却灰層の温度変化および熱電対先
端から溶融スラグ湯面(溶湯面)までの距離を示すグラ
フである。
【0023】図1において、1は焼却灰溶融炉、2は焼
却灰溶融炉1の炉本体、3は炉本体2の上部に被せられ
た蓋、4は蓋3を貫通して上下動自在で、先端が炉底付
近まで達する3本の電極、5は蓋3に設けられた焼却灰
投入口、6は炉本体2の炉壁に設けられた出滓口、7は
炉本体2の炉壁に設けられたメタル排出口である。9は
焼却灰溶融炉1の下部に設けられた溶融炉1の重量を測
定するためのロードセル、8は炉内の焼却灰層内に挿入
される焼却灰層の温度測定用の保護管付き熱電対であ
り、保護管はモリブデンおよびジルコニアを含むサーメ
ット耐熱材からなっている。また、保護管付き熱電対8
と先端の高さを変えて取り付けられている保護管付き熱
電対10および11は、保護管付き熱電対8のバックア
ップおよび湯面上限管理用のものである。本実施例で
は、図2に示す湯面管理用温度計指示値(熱電対先端か
ら溶湯面までの距離x)を、900℃(x=100m
m、)を標準位置とし、700℃(x=150mm)〜
1000℃(x=80mm、)の範囲を湯面管理範囲と
した。
【0024】上記した本実施例の焼却灰溶融炉の湯面深
さ測定装置を用いて、本発明方法により湯面深さ測定を
実施した。炉本体2内に焼却炉投入口5から投入された
焼却灰は、電極4相互間の溶融スラグに通電することに
より生じた抵抗熱によって溶融して溶湯となり、比重差
により溶融スラグと溶融メタルとに分離される。溶融ス
ラグ湯面上には溶融スラグの熱対流により投入灰が層状
に拡がり、溶融スラグ層S、溶融メタル層Mおよび焼却
灰層Aが形成される。
【0025】溶融中においては、電極4は焼却灰層Aを
貫通して溶融スラグS内に位置するよう、且つ、電極4
の先端が溶融スラグ層Sの湯面から一定の距離を保つよ
うに保持する。こうして、炉本体2内に溶融スラグ層
S、溶融メタル層Mおよび灰層Aを形成しながら焼却灰
を投入口5より順次投入していく。そのときの焼却灰層
Aの温度を保護管付き熱電対8(補助的使用として熱電
対10、11も稼働)によって測定する。それと同時
に、溶湯(溶融スラグ+溶融メタル)の重量を測定す
る。溶湯の重量は、ロードセル9によって測定した溶融
炉の重量の測定値から、前記溶融炉の炉本体および前記
炉本体に具備される装置の重量を減じて求めれば求ま
る。即ち、 溶湯重量=ロードセルの測定値−(炉本体の重量+炉本
体に具備される装置の重量) である。
【0026】保護管付き熱電対8による焼却灰層Aの温
度の測定値と、予め求めた図2に示す焼却灰層Aの温度
と溶融スラグSの湯面までの距離との関係式を用い、演
算手段により前記距離を演算し溶融スラグSの湯面(溶
湯レベル)の位置を求める。本実施例において用いられ
た焼却灰層Aの温度と保護付き熱電対先端から溶融スラ
グSの湯面までの距離との関係を示すグラフである図2
において、例えば、保護管付き熱電対8による焼却灰層
Aの温度測定値が900℃であれば、溶融炉の溶湯深さ
は、熱電対先端から溶湯面までの距離xが100mmの
深さとなる。
【0027】以上のようにして測定した溶湯レベル(溶
融スラグSの湯面)と、溶湯重量と、予め求めた溶融ス
ラグと溶融メタルとの比重、炉床面積より、溶融メタル
Mの湯面(溶融メタルレベル)を演算により求めること
ができ、溶融スラグ厚Ds、溶融メタル厚Dmが求ま
る。
【0028】保護管付き熱電対8が故障した場合は、保
護管付き熱電対10により同様な管理を行う。同時に、
保護管付き熱電対11でも温度を測定し、所定値以上と
なると溶湯面上限警報を発するようになっている。即
ち、保護管付き熱電対11が警報を発するときはかなり
溶湯レベルが上昇した状態である。
【0029】図3は本実施例に使用した保護管付き熱電
対の1実施態様を示す概略断面図、図4は先端部の断面
図である。図3、図4に示すように、保護管付き熱電対
8(10、11)は、上部にステンレス製パイプ12、
下部および先端部にサーメット耐熱材からなる保護管を
有している。18はストッパーとしてのフランジ、19
はパッキン、20は端子ボックス、21はネジ、22は
溶融炉側フランジである。図4に示すように、熱電対8
8は、アルミナ絶縁管13の先端に位置し、その周囲の
アルミナ保護管14、その周囲のアルミナパウダー1
5、そして、外側はサーメット保護管16によって覆わ
れている。サーメット耐熱材の材質として、モリブデン
−ジルコニア(Mo−ZrO2 )系耐熱材が好ましい。
【0030】また、各保護管付き熱電対8、10、11
の先端の高さ位置を各々で変える手段としては、蓋3の
3箇所に蓋3の上面から高さの異なる短管17を設け、
この短管17で保護管付き熱電対のフランジ18の位置
を変えることで、各保護管付き熱電対8、10、11の
先端は蓋3から所望の挿入深さで配置することができ
る。これにより、交換用として用意する保護管付き熱電
対の規格は1種類でよく、それをどの箇所に挿入しても
所望の挿入深さとなり速やかに交換可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、焼却灰溶融炉の湯面深さを容易且つ確実に求めるこ
とができ、焼却灰層に挿入するため保護管付き熱電対の
故障が減少し、湯面上限警告により溶湯面(スラグレベ
ル)の異常上昇を未然に防げ、保護管付き熱電対は速や
かな交換が可能であり、湯面深さ(スラグ層厚、メタル
層厚)測定精度、効率、コストが大幅に向上し、かくし
て、工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る焼却灰溶融炉の湯面
深さ測定装置を示す断面図である。
【図2】溶融スラグ湯面を覆っている焼却灰層の温度変
化と熱電対先端から溶融スラグ湯面(溶湯面)までの距
離xの関係を示すグラフである。
【図3】この発明の実施例に係る保護管付き熱電対の1
実施態様を示す概略断面図である。
【図4】この発明の実施例に係る保護管付き熱電対の1
実施態様を示す先端部の断面図である。
【符号の説明】
1 焼却灰溶融炉 2 炉本体 3 蓋、 4 電極 5 焼却灰投入口 6 出滓口 7 メタル排出口 8、10、11 保護管付き熱電対 88 熱電対 9 ロードセル 12 ステンレス製パイプ 13 アルミナ絶縁管 14 アルミナ保護管 15 アルミナパウダー 16 サーメット保護管 17 短管(lは短管の長さ) 18 フランジ 19 パッキン 20 端子ボックス 21 ネジ 22 溶融炉側フランジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却灰溶融炉の高さ方向中間部の炉壁に
    溶融スラグの出滓口を設け、前記溶融炉底面近くの炉壁
    に溶融メタルの排出口を設け、前記溶融炉内に焼却灰を
    投入し、その焼却灰層内を電極が貫通し前記焼却灰の溶
    融スラグに挿入し電気抵抗加熱により前記焼却灰を溶融
    スラグと溶融メタルとに比重分離して溶融スラグ層およ
    びその下の溶融メタル層を形成し、溶融中は前記溶融ス
    ラグ層の上部を覆っている焼却灰層を貫通させて前記電
    極の先端部を前記溶融スラグ層内に配置し、前記溶融ス
    ラグを前記出滓口から、前記溶融メタルは前記排出口か
    らそれぞれ別々に出湯する電気抵抗式の焼却灰溶融炉の
    湯面深さ測定方法において、 保護管付き熱電対の先端を前記焼却灰層内に挿入して前
    記焼却灰層の温度を1200℃以下の範囲で測定し、前
    記焼却灰層の温度変化と前記熱電対先端から前記溶融ス
    ラグ湯面までの距離の関係式とから前記距離を演算によ
    り求め、かくして、前記溶融スラグの湯面の位置を求め
    ることを特徴とする焼却灰溶融炉の湯面深さ測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法により求めた溶融スラグ
    の湯面の位置と、前記溶融炉の重量を前記溶融炉の下部
    に設置されたロードセルにより測定し前記ロードセルの
    測定値から前記溶融炉の炉本体および前記ロードセルで
    測定される前記炉本体に具備される装置の重量を減じて
    求めた前記溶融炉内の溶湯の重量と、既知の溶融スラグ
    と溶融メタルとの比重値と前記溶融炉内の底面の面積と
    により、前記溶融メタルの湯面の位置を演算により求め
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 複数の保護管付き熱電対をその先端の高
    さをそれぞれ変えて複数配設し、各保護管付き熱電対に
    よって前記焼却灰層の温度を測定することにより、前記
    保護管付き熱電対の各々を相互のバックアップ用および
    溶融スラグ湯面上限警報用として使用する請求項1また
    は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記保護管付き熱電対の保護管は、サー
    メット耐熱材からなる請求項1、2または3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 溶融炉の高さ方向中間部の炉壁に溶融ス
    ラグの出滓口を有し、前記溶融炉底面近くの炉壁に溶融
    メタルの排出口を有し、その焼却灰層内を電極が貫通し
    前記焼却灰の溶融スラグに挿入し電気抵抗加熱により前
    記焼却灰を溶融スラグと溶融メタルとに比重分離して溶
    融スラグ層およびその下の溶融メタル層を形成する電気
    抵抗式の焼却灰溶融炉の湯面深さ測定装置において、 溶湯ヘッド高さ制御により前記溶融スラグ層の上部を覆
    っている前記焼却灰層内にのみ挿入して前記焼却灰層の
    温度を1200℃以下の範囲で測定するようにした保護
    管付き熱電対と、前記溶融炉の下部に設置された前記溶
    融炉の重量を測定するためのロードセルと、前記保護管
    付き熱電対および前記ロードセルに接続された演算手段
    とからなり、 前記演算手段は、前記保護管付き熱電対によって計測さ
    れた前記焼却灰層の温度変化と前記保護管付き熱電対の
    先端から前記溶融スラグの湯面までの距離の関係式とか
    ら前記距離を演算して前記溶融スラグの湯面の位置を求
    めるとともに、前記ロードセルの測定値から前記溶融炉
    の炉本体および前記ロードセルで測定される前記炉本体
    に具備される装置の重量を減じて求めた前記溶融炉内の
    溶湯の重量と、上記で求めた溶融スラグの湯面の位置
    と、既知の溶融スラグと溶融メタルとの比重値と前記溶
    融炉内の底面の面積とにより、前記溶融メタルの湯面の
    位置を求めることを特徴とする焼却灰溶融炉の湯面深さ
    測定装置。
  6. 【請求項6】 複数の保護管付き熱電対がその先端の高
    さをそれぞれ変えて複数配設されており、各保護管付き
    熱電対によって前記焼却灰層の温度を測定することによ
    り、前記保護管付き熱電対の各々を相互のバックアップ
    用および溶融スラグ湯面上限警報用として使用する請求
    項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記保護管付き熱電対の保護管は、サー
    メット耐熱材からなる請求項5または6記載の装置。
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KR101257472B1 (ko) * 2010-09-29 2013-04-23 현대제철 주식회사 슬래그 측정장치 및 그 측정방법
CN114964536A (zh) * 2022-06-10 2022-08-30 贵溪骏达特种铜材有限公司 一种铝青铜熔炼炉温度检测装置

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