JPH08247182A - ロータ固定／解放装置 - Google Patents
ロータ固定／解放装置Info
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- JPH08247182A JPH08247182A JP8044654A JP4465496A JPH08247182A JP H08247182 A JPH08247182 A JP H08247182A JP 8044654 A JP8044654 A JP 8044654A JP 4465496 A JP4465496 A JP 4465496A JP H08247182 A JPH08247182 A JP H08247182A
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- JP
- Japan
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- rotor
- releasing device
- stator
- thrust ring
- annular
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64G—COSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
- B64G1/00—Cosmonautic vehicles
- B64G1/22—Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
- B64G1/24—Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control
- B64G1/28—Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control using inertia or gyro effect
- B64G1/283—Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control using inertia or gyro effect using reaction wheels
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C19/00—Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
- G01C19/02—Rotary gyroscopes
- G01C19/04—Details
- G01C19/16—Suspensions; Bearings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/12—Gyroscopes
- Y10T74/1204—Gyroscopes with caging or parking means
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- Remote Sensing (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数回に亙り繰り返される固定及び解放操作
に対応可能な単純構造のロータ固定／解放装置を提供す
る。 【解決手段】 ロータＢは、軸線Ｚ−Ｚを横断する方向
へ延びる環状フランジ１を備え、ステータＡは、フラン
ジ１の各側で軸方向へフランジ１に対向する静止環状支
持面２及び可動環状支持面３を備える。可動環状支持面
３は、ステータ部分５に径方向へ連結されるスラストリ
ング４に形成される。スラストリング４は、ステータ部
分５内でステータ背面７とスラストリング４との間に配
置された環状エアバッグ６の作動によって、解放位置と
固定位置との間を移動する。解放位置では、両環状支持
面２、３が互いに離間配置されて、ロータＢの自由回転
並びに径方向及び軸方向移動が可能になる。固定位置で
は、可動環状支持面３が静止環状支持面２に向かって軸
方向へ押圧されて、フランジ１が固定保持される。
に対応可能な単純構造のロータ固定／解放装置を提供す
る。 【解決手段】 ロータＢは、軸線Ｚ−Ｚを横断する方向
へ延びる環状フランジ１を備え、ステータＡは、フラン
ジ１の各側で軸方向へフランジ１に対向する静止環状支
持面２及び可動環状支持面３を備える。可動環状支持面
３は、ステータ部分５に径方向へ連結されるスラストリ
ング４に形成される。スラストリング４は、ステータ部
分５内でステータ背面７とスラストリング４との間に配
置された環状エアバッグ６の作動によって、解放位置と
固定位置との間を移動する。解放位置では、両環状支持
面２、３が互いに離間配置されて、ロータＢの自由回転
並びに径方向及び軸方向移動が可能になる。固定位置で
は、可動環状支持面３が静止環状支持面２に向かって軸
方向へ押圧されて、フランジ１が固定保持される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータに対して
ロータを軸方向及び径方向へ保持するための装置に関
し、特に振動に抗してロータを固定及び解放する装置に
関する。このロータは、例えば宇宙船で使用される種類
の反動輪の一部を構成するものである。この場合、地上
からの打ち上げ時に生じる振動に抗して、ロータを効果
的に固定することが要求される。
ロータを軸方向及び径方向へ保持するための装置に関
し、特に振動に抗してロータを固定及び解放する装置に
関する。このロータは、例えば宇宙船で使用される種類
の反動輪の一部を構成するものである。この場合、地上
からの打ち上げ時に生じる振動に抗して、ロータを効果
的に固定することが要求される。
【０００２】
【従来の技術】このようなロータの固定及び解放を可能
にするための構造的対策は、様々なものが知られてい
る。例えばフランス特許出願第 2,619,176号（AEROSPAT
IALE）又は米国特許第 4,872,357号は、環状ケーブルが
複数のカム付固定アームをロータに対し径方向へ押し付
けることにより、ロータを一時的に保持する構成を開示
する。ロータの解放は、ケーブルを切断することにより
行われる。
にするための構造的対策は、様々なものが知られてい
る。例えばフランス特許出願第 2,619,176号（AEROSPAT
IALE）又は米国特許第 4,872,357号は、環状ケーブルが
複数のカム付固定アームをロータに対し径方向へ押し付
けることにより、ロータを一時的に保持する構成を開示
する。ロータの解放は、ケーブルを切断することにより
行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような対策は満足
できるものである。しかしこの対策は、構造が複雑で、
コストがかかり、装置寸法が大きくなるという課題を有
し、まれにしか生じないとはいえ多数回に亙り固定／解
放を繰り返す要求に対応するものではない。本発明の目
的は、上記の課題を解決し、簡単な連結作業のみを要す
る極めて単純な遠隔操作手段を備えたロータ固定／解放
装置を提供することにある。
できるものである。しかしこの対策は、構造が複雑で、
コストがかかり、装置寸法が大きくなるという課題を有
し、まれにしか生じないとはいえ多数回に亙り固定／解
放を繰り返す要求に対応するものではない。本発明の目
的は、上記の課題を解決し、簡単な連結作業のみを要す
る極めて単純な遠隔操作手段を備えたロータ固定／解放
装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ロータ回転軸線に略平行な方向へロータ
をステータに対し固定及び解放する装置であって、軸線
を横断する方向へロータに延設される環状フランジと、
軸線を横断する方向へステータに延設され、環状フラン
ジに軸方向へ少なくとも部分的に対向する静止環状支持
面と、ステータ部分に軸方向相対移動可能に径方向へ連
結されたスラストリングに軸線を横断する方向へ延設さ
れ、静止環状支持面の反対側で環状フランジに軸方向へ
少なくとも部分的に対向する可動環状支持面と、ステー
タ部分内でステータ背面とスラストリングとの間に軸方
向へ配置され、作動気体の供給排出手段を備えた膨張可
能な環状エアバッグとを具備したことを特徴とするロー
タ固定／解放装置を提供する。
に、本発明は、ロータ回転軸線に略平行な方向へロータ
をステータに対し固定及び解放する装置であって、軸線
を横断する方向へロータに延設される環状フランジと、
軸線を横断する方向へステータに延設され、環状フラン
ジに軸方向へ少なくとも部分的に対向する静止環状支持
面と、ステータ部分に軸方向相対移動可能に径方向へ連
結されたスラストリングに軸線を横断する方向へ延設さ
れ、静止環状支持面の反対側で環状フランジに軸方向へ
少なくとも部分的に対向する可動環状支持面と、ステー
タ部分内でステータ背面とスラストリングとの間に軸方
向へ配置され、作動気体の供給排出手段を備えた膨張可
能な環状エアバッグとを具備したことを特徴とするロー
タ固定／解放装置を提供する。
【０００５】環状領域において連続的に生じる固定作用
は、優れた機械的保持を達成し、振動発生の危惧を低減
する。言うまでもなく、固定領域の径が大きくなるほ
ど、保持作用は向上する。固定力を付与する作動気体源
は、宇宙空間すなわち真空においても、極めて簡単に使
用できる。
は、優れた機械的保持を達成し、振動発生の危惧を低減
する。言うまでもなく、固定領域の径が大きくなるほ
ど、保持作用は向上する。固定力を付与する作動気体源
は、宇宙空間すなわち真空においても、極めて簡単に使
用できる。
【０００６】本発明はさらに、上記のロータ固定／解放
装置において、環状フランジが互いに平行な２つの横断
方向面を備えるロータ固定／解放装置を提供する。本発
明はさらに、上記のロータ固定／解放装置において、環
状フランジがロータの径方向外周部から径方向へ突出す
るロータ固定／解放装置を提供する。本発明はさらに、
上記のロータ固定／解放装置において、ステータ部分が
円筒形の案内壁を備え、案内壁がスラストリングをその
軸方向移動時に径方向へ保持するとともに軸方向へ案内
するロータ固定／解放装置を提供する。
装置において、環状フランジが互いに平行な２つの横断
方向面を備えるロータ固定／解放装置を提供する。本発
明はさらに、上記のロータ固定／解放装置において、環
状フランジがロータの径方向外周部から径方向へ突出す
るロータ固定／解放装置を提供する。本発明はさらに、
上記のロータ固定／解放装置において、ステータ部分が
円筒形の案内壁を備え、案内壁がスラストリングをその
軸方向移動時に径方向へ保持するとともに軸方向へ案内
するロータ固定／解放装置を提供する。
【０００７】この場合、案内壁は、環状フランジを径方
向に囲繞しつつ静止環状支持面まで延びることができ
る。さらにこの場合、案内壁は隙間を介してスラストリ
ングを包囲することが好ましい。本発明はさらに、上記
のロータ固定／解放装置において、ステータ部分が、径
方向へ対向する２つの円筒壁を有し、それら円筒壁がス
テータ背面と協働して、環状エアバッグの実質的全体を
収容する環状ハウジングを画成するロータ固定／解放装
置を提供する。
向に囲繞しつつ静止環状支持面まで延びることができ
る。さらにこの場合、案内壁は隙間を介してスラストリ
ングを包囲することが好ましい。本発明はさらに、上記
のロータ固定／解放装置において、ステータ部分が、径
方向へ対向する２つの円筒壁を有し、それら円筒壁がス
テータ背面と協働して、環状エアバッグの実質的全体を
収容する環状ハウジングを画成するロータ固定／解放装
置を提供する。
【０００８】この場合、円筒壁の一方が、同一径の円筒
形案内壁によって軸方向へ延長され、案内壁がスラスト
リングをその軸方向移動時に径方向へ保持するとともに
軸方向へ案内する構成が好ましい。さらにこの場合、案
内壁が隙間を介してスラストリングを包囲することが好
ましい。
形案内壁によって軸方向へ延長され、案内壁がスラスト
リングをその軸方向移動時に径方向へ保持するとともに
軸方向へ案内する構成が好ましい。さらにこの場合、案
内壁が隙間を介してスラストリングを包囲することが好
ましい。
【０００９】本発明はさらに、上記のロータ固定／解放
装置において、供給排出手段が、ステータ背面を貫通す
る少なくとも１つの流路を備えるロータ固定／解放装置
を提供する。本発明はさらに、上記のロータ固定／解放
装置において、供給排出手段が、エアバッグに開口する
とともに分配器に各々連結される複数の流路を備えるロ
ータ固定／解放装置を提供する。
装置において、供給排出手段が、ステータ背面を貫通す
る少なくとも１つの流路を備えるロータ固定／解放装置
を提供する。本発明はさらに、上記のロータ固定／解放
装置において、供給排出手段が、エアバッグに開口する
とともに分配器に各々連結される複数の流路を備えるロ
ータ固定／解放装置を提供する。
【００１０】本発明はさらに、上記のロータ固定／解放
装置において、エアバッグが、２つの横断方向面と、蛇
腹状の径方向内縁及び外縁とを有するロータ固定／解放
装置を提供する。この場合、径方向内縁及び外縁が、そ
れぞれ数学記号＞又は＜の形状を有することが好まし
い。
装置において、エアバッグが、２つの横断方向面と、蛇
腹状の径方向内縁及び外縁とを有するロータ固定／解放
装置を提供する。この場合、径方向内縁及び外縁が、そ
れぞれ数学記号＞又は＜の形状を有することが好まし
い。
【００１１】さらにこの場合、径方向内縁及び外縁が、
それらを引込み位置へ付勢する軸方向への弾性を有する
ことが好ましい。
それらを引込み位置へ付勢する軸方向への弾性を有する
ことが好ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。図
１及び図２は、ステータＡに対し回転軸線Ｚ−Ｚの周り
で回転するロータＢを示す。図示の構成は逆であっても
良いが、本明細書ではステータは、２つの構成体のうち
で、相対的に移動すると見做される他方の構成体に対す
る一方の静止構成体を示すものとする。
明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。図
１及び図２は、ステータＡに対し回転軸線Ｚ−Ｚの周り
で回転するロータＢを示す。図示の構成は逆であっても
良いが、本明細書ではステータは、２つの構成体のうち
で、相対的に移動すると見做される他方の構成体に対す
る一方の静止構成体を示すものとする。
【００１３】ロータＢは、軸線Ｚ−Ｚを横断する方向へ
延びる環状ロータフランジ１を備える。ステータＡは、
静止環状支持面２と可動環状支持面３とを備える。それ
ら環状支持面２、３は、フランジ１の各側で軸方向へ少
なくとも部分的にフランジ１に対向する。
延びる環状ロータフランジ１を備える。ステータＡは、
静止環状支持面２と可動環状支持面３とを備える。それ
ら環状支持面２、３は、フランジ１の各側で軸方向へ少
なくとも部分的にフランジ１に対向する。
【００１４】環状支持面２、３は、いずれも軸線Ｚ−Ｚ
を横断する方向へ延びる。可動環状支持面３は、ステー
タ部分５に径方向へ連結されたスラストリング４に形成
される。このステータ部分５は、スラストリング４を同
心状に径方向へ保持する。スラストリング４は、解放位
置と固定位置との間を軸方向へ移動する。解放位置で
は、両環状支持面２、３が互いに離間配置されて、フラ
ンジ１、すなわちロータＢの自由回転並びに径方向及び
軸方向移動が可能になる。固定位置では、可動環状支持
面３が静止環状支持面２に向かって軸方向へ押圧され
て、フランジ１が固定保持される。
を横断する方向へ延びる。可動環状支持面３は、ステー
タ部分５に径方向へ連結されたスラストリング４に形成
される。このステータ部分５は、スラストリング４を同
心状に径方向へ保持する。スラストリング４は、解放位
置と固定位置との間を軸方向へ移動する。解放位置で
は、両環状支持面２、３が互いに離間配置されて、フラ
ンジ１、すなわちロータＢの自由回転並びに径方向及び
軸方向移動が可能になる。固定位置では、可動環状支持
面３が静止環状支持面２に向かって軸方向へ押圧され
て、フランジ１が固定保持される。
【００１５】スラストリング４は、ステータ部分５内で
ステータ背面７とスラストリング４との間に配置された
膨張可能な環状エアバッグ６の作動によって、解放位置
と固定位置との間を移動する。図３に概略で示すよう
に、固定作用時に作動空気をエアバッグに供給するとと
もに解放作用時に作動空気をエアバッグから排出させる
供給排出手段が設けられる。
ステータ背面７とスラストリング４との間に配置された
膨張可能な環状エアバッグ６の作動によって、解放位置
と固定位置との間を移動する。図３に概略で示すよう
に、固定作用時に作動空気をエアバッグに供給するとと
もに解放作用時に作動空気をエアバッグから排出させる
供給排出手段が設けられる。
【００１６】図示実施形態では、環状ロータフランジ１
は、互いに平行な２つの横断方向面を備える。フランジ
１すなわちロータＢは、フランジ１と各環状支持面２、
３との間の接触部分に生じる摩擦のみによって、径方向
へ効果的に保持される。環状ロータフランジ１は、好ま
しくはロータＢの周面から径方向へ突出する。それによ
り、ロータの所与の全体寸法に対し保持力が最も効果的
に発揮される。図示しないが、他の実施形態では、特定
の適用に関連した設計上の制約に対応して、ロータの下
端又は上端にフランジを設けることもできる。
は、互いに平行な２つの横断方向面を備える。フランジ
１すなわちロータＢは、フランジ１と各環状支持面２、
３との間の接触部分に生じる摩擦のみによって、径方向
へ効果的に保持される。環状ロータフランジ１は、好ま
しくはロータＢの周面から径方向へ突出する。それによ
り、ロータの所与の全体寸法に対し保持力が最も効果的
に発揮される。図示しないが、他の実施形態では、特定
の適用に関連した設計上の制約に対応して、ロータの下
端又は上端にフランジを設けることもできる。
【００１７】ステータ部分５は、円筒形の案内壁８を備
えることが好ましい。案内壁８は、スラストリング４が
固定位置と解放位置との間を移動する際に、スラストリ
ング４を径方向へ保持するとともに軸方向へ案内する。
案内壁８は、フランジ１を径方向へ包囲してステータの
環状支持面まで延びることが好ましい。
えることが好ましい。案内壁８は、スラストリング４が
固定位置と解放位置との間を移動する際に、スラストリ
ング４を径方向へ保持するとともに軸方向へ案内する。
案内壁８は、フランジ１を径方向へ包囲してステータの
環状支持面まで延びることが好ましい。
【００１８】図示実施形態では、案内壁８は、スラスト
リング４が容易に軸方向移動するに充分な隙間を介し
て、スラストリング４を包囲する。図示しないが、他の
実施形態では、ロータ外周部分から軸線Ｚ−Ｚに向かっ
て径方向へ突出するフランジ、又はステータ部分に直接
には連結されない静止環状支持面との組合せにより、案
内壁をスラストリングの内側に配置することもできる。
リング４が容易に軸方向移動するに充分な隙間を介し
て、スラストリング４を包囲する。図示しないが、他の
実施形態では、ロータ外周部分から軸線Ｚ−Ｚに向かっ
て径方向へ突出するフランジ、又はステータ部分に直接
には連結されない静止環状支持面との組合せにより、案
内壁をスラストリングの内側に配置することもできる。
【００１９】好ましくはステータ部分５は、径方向へ対
向する２つの円筒壁を備える。これら円筒壁は、ステー
タ背面７と協働して環状ハウジングを画成する。この環
状ハウジングには、膨張可能な環状エアバッグ６の実質
的全体が収容される。有利な形態では、これら円筒壁の
一方はそれが静止環状支持面まで延びるか否かに関わら
ず上記案内壁８であり、他方の円筒壁は壁９である。
向する２つの円筒壁を備える。これら円筒壁は、ステー
タ背面７と協働して環状ハウジングを画成する。この環
状ハウジングには、膨張可能な環状エアバッグ６の実質
的全体が収容される。有利な形態では、これら円筒壁の
一方はそれが静止環状支持面まで延びるか否かに関わら
ず上記案内壁８であり、他方の円筒壁は壁９である。
【００２０】膨張可能な環状エアバッグ６は、２つの横
断方向面と、蛇腹状の径方向内縁及び径方向外縁とを備
えることが好ましい。これら内縁及び外縁は、好ましく
は単純な数学記号である「＜」又は「＞」の形状を有す
る。図３に示すように、有利な形態において供給排出手
段は、複数の周辺分布位置でエアバッグ６に連結される
複数の流路１０を備える。各流路１０は共通の分配器１
１に連結される。分配器１１は、空気エネルギを受け取
る給圧チャネル１２と、選択的に作動可能な閉鎖手段及
び圧力測定手段を備えた圧力制御ないし手動解放チャネ
ル１３と、流体供給源又は排出部に連結される弁１５を
設けたアクセスチャネル１４とを備える。
断方向面と、蛇腹状の径方向内縁及び径方向外縁とを備
えることが好ましい。これら内縁及び外縁は、好ましく
は単純な数学記号である「＜」又は「＞」の形状を有す
る。図３に示すように、有利な形態において供給排出手
段は、複数の周辺分布位置でエアバッグ６に連結される
複数の流路１０を備える。各流路１０は共通の分配器１
１に連結される。分配器１１は、空気エネルギを受け取
る給圧チャネル１２と、選択的に作動可能な閉鎖手段及
び圧力測定手段を備えた圧力制御ないし手動解放チャネ
ル１３と、流体供給源又は排出部に連結される弁１５を
設けたアクセスチャネル１４とを備える。
【００２１】単純化された実施形態では、１つのチャネ
ルのみが設けられ、分配器が不要となる。しかしこれに
より、エアバッグの傾斜の危惧が実際に生じることがな
いのは明らかである。図４及び図５は、図１及び図２に
概略的に示したステータ／ロータ組立体の実用的な実施
態様を示す。この実施形態は、反動輪に関するものであ
る。
ルのみが設けられ、分配器が不要となる。しかしこれに
より、エアバッグの傾斜の危惧が実際に生じることがな
いのは明らかである。図４及び図５は、図１及び図２に
概略的に示したステータ／ロータ組立体の実用的な実施
態様を示す。この実施形態は、反動輪に関するものであ
る。
【００２２】ステータ部分５は、組立体のケースに固定
され、複数の流路１０は、エアバッグ６を収容したハウ
ジングの底部に開口する。フランジ１を構成する環状部
材は、その内周縁にてロータＢにねじにより固定され
る。分配器は図示されないが、例えば空気弁２０の下方
に設置できる。
され、複数の流路１０は、エアバッグ６を収容したハウ
ジングの底部に開口する。フランジ１を構成する環状部
材は、その内周縁にてロータＢにねじにより固定され
る。分配器は図示されないが、例えば空気弁２０の下方
に設置できる。
【００２３】ステータの静止環状支持面２とフランジ１
との接触領域は、この実施形態では非常に狭く、フラン
ジ１の外縁部に形成される。この接触領域は、可動環状
支持面に対し僅かに軸方向へ重畳するだけである。それ
にも関わらず、接触面間の摩擦係数を適当に調整しさえ
すれば、ロータを効果的に保持するに充分なものとな
る。
との接触領域は、この実施形態では非常に狭く、フラン
ジ１の外縁部に形成される。この接触領域は、可動環状
支持面に対し僅かに軸方向へ重畳するだけである。それ
にも関わらず、接触面間の摩擦係数を適当に調整しさえ
すれば、ロータを効果的に保持するに充分なものとな
る。
【００２４】押圧部材（スラストリング４）の移動量
は、解放状態におけるフランジと静止支持面及び可動支
持面との間の軸方向隙間の総量に少なくとも等しい。エ
アバッグ６は、径方向よりも軸方向へ大きく変形するの
で、エアバッグの全体に亙って一様な変形が得られる。
エアバッグは、別体の弾性手段を取着できるとしても、
それ自体に適度な堅さを有することが望ましい。それに
よりエアバッグは、吸気作業を要さずに、解放状態の形
状に弾性的に復元できる。そのためにエアバッグは、ス
テンレス鋼等の金属や繊維強化エラストマーから形成さ
れることが有利である。また、エアバッグの上述した蛇
腹状折曲部分（内縁及び外縁）の間に、弾性部材を配設
することもできる。この弾性部材は例えば、外向きの各
角部に固着されるエラストマー帯状体からなる。したが
って解放作用は、火工式又は電気式の弁１５を開放する
ことだけによって得られる。
は、解放状態におけるフランジと静止支持面及び可動支
持面との間の軸方向隙間の総量に少なくとも等しい。エ
アバッグ６は、径方向よりも軸方向へ大きく変形するの
で、エアバッグの全体に亙って一様な変形が得られる。
エアバッグは、別体の弾性手段を取着できるとしても、
それ自体に適度な堅さを有することが望ましい。それに
よりエアバッグは、吸気作業を要さずに、解放状態の形
状に弾性的に復元できる。そのためにエアバッグは、ス
テンレス鋼等の金属や繊維強化エラストマーから形成さ
れることが有利である。また、エアバッグの上述した蛇
腹状折曲部分（内縁及び外縁）の間に、弾性部材を配設
することもできる。この弾性部材は例えば、外向きの各
角部に固着されるエラストマー帯状体からなる。したが
って解放作用は、火工式又は電気式の弁１５を開放する
ことだけによって得られる。
【００２５】
【実施例】図４及び図５に示した装置は、例えば下記の
特性を有する。 ・移動距離…６．５mm ・固定力…３６kN以上 ・作動温度…−３０℃〜７０℃ ・作動寿命…１３年 ・径方向力…２０kN以下 ・重量…５kg 以上、本発明をその実施形態に基づき説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものでなく、当業者が本
発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を成し得る
ことは言うまでもない。
特性を有する。 ・移動距離…６．５mm ・固定力…３６kN以上 ・作動温度…−３０℃〜７０℃ ・作動寿命…１３年 ・径方向力…２０kN以下 ・重量…５kg 以上、本発明をその実施形態に基づき説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものでなく、当業者が本
発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を成し得る
ことは言うまでもない。
【図１】本発明の実施形態に係る装置を備えたステータ
／ロータ組立体の略半体部分を解放状態で示す軸方向断
面図である。
／ロータ組立体の略半体部分を解放状態で示す軸方向断
面図である。
【図２】図１のステータ／ロータ組立体の略半体部分を
固定状態で示す軸方向断面図である。
固定状態で示す軸方向断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係る装置の気圧回路を示す
図である。
図である。
【図４】本発明の他の実施形態に係る装置を備えたステ
ータ／ロータ組立体の略半体部分を解放状態で示す軸方
向断面図である。
ータ／ロータ組立体の略半体部分を解放状態で示す軸方
向断面図である。
【図５】図４のステータ／ロータ組立体の略半体部分を
固定状態で示す軸方向断面図である。
固定状態で示す軸方向断面図である。
１…環状フランジ ２…静止環状支持面 ３…可動環状支持面 ４…スラストリング ５…ステータ部分 ６…環状エアバッグ ７…ステータ背面 ８…案内壁 １０…流路 １１…分配器
フロントページの続き (72)発明者 エマニュエル トルショー フランス国，92700 コロンブ，ブールバ ール バルミー，81 ア
Claims (14)
- 【請求項１】 ロータ回転軸線に略平行な方向へロータ
をステータに対し固定及び解放する装置であって、 前記軸線を横断する方向へ前記ロータに延設される環状
フランジと、 前記軸線を横断する方向へ前記ステータに延設され、前
記環状フランジに軸方向へ少なくとも部分的に対向する
静止環状支持面と、 ステータ部分に軸方向相対移動可能に径方向へ連結され
たスラストリングに前記軸線を横断する方向へ延設さ
れ、前記静止環状支持面の反対側で前記環状フランジに
軸方向へ少なくとも部分的に対向する可動環状支持面
と、 前記ステータ部分内でステータ背面と前記スラストリン
グとの間に軸方向へ配置され、作動気体の供給排出手段
を備えた膨張可能な環状エアバッグ、とを具備したこと
を特徴とするロータ固定／解放装置。 - 【請求項２】 前記環状フランジが互いに平行な２つの
横断方向面を備える請求項１に記載のロータ固定／解放
装置。 - 【請求項３】 前記環状フランジが前記ロータの径方向
外周部から径方向へ突出する請求項１又は２に記載のロ
ータ固定／解放装置。 - 【請求項４】 前記ステータ部分が円筒形の案内壁を備
え、該案内壁が前記スラストリングをその軸方向移動時
に径方向へ保持するとともに軸方向へ案内する請求項１
〜３のいずれか１項に記載のロータ固定／解放装置。 - 【請求項５】 前記案内壁が、前記環状フランジを径方
向に囲繞しつつ前記静止環状支持面まで延びる請求項４
に記載のロータ固定／解放装置。 - 【請求項６】 前記案内壁が隙間を介して前記スラスト
リングを包囲する請求項４又は５に記載のロータ固定／
解放装置。 - 【請求項７】 前記ステータ部分が、径方向へ対向する
２つの円筒壁を有し、それら円筒壁が前記ステータ背面
と協働して、前記環状エアバッグの実質的全体を収容す
る環状ハウジングを画成する請求項１〜３のいずれか１
項に記載のロータ固定／解放装置。 - 【請求項８】 前記円筒壁の一方が、同一径の円筒形案
内壁によって軸方向へ延長され、該案内壁が前記スラス
トリングをその軸方向移動時に径方向へ保持するととも
に軸方向へ案内する請求項７に記載のロータ固定／解放
装置。 - 【請求項９】 前記案内壁が隙間を介して前記スラスト
リングを包囲する請求項８に記載のロータ固定／解放装
置。 - 【請求項１０】 前記供給排出手段が、前記ステータ背
面を貫通する少なくとも１つの流路を備える請求項１〜
９のいずれか１項に記載のロータ固定／解放装置。 - 【請求項１１】 前記供給排出手段が、前記エアバッグ
に開口するとともに分配器に各々連結される複数の流路
を備える請求項１〜１０のいずれか１項に記載のロータ
固定／解放装置。 - 【請求項１２】 前記エアバッグが、２つの横断方向面
と、蛇腹状の径方向内縁及び外縁とを有する請求項１〜
１１のいずれか１項に記載のロータ固定／解放装置。 - 【請求項１３】 前記径方向内縁及び外縁が、それぞれ
数学記号＞又は＜の形状を有する請求項１２に記載のロ
ータ固定／解放装置。 - 【請求項１４】 前記径方向内縁及び外縁が、それらを
引込み位置へ付勢する軸方向への弾性を有する請求項１
２又は１３に記載のロータ固定／解放装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9502418 | 1995-03-02 | ||
| FR9502418A FR2731203B1 (fr) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | Dispositif pneumatique de verrouillage/deverrouillage d'un rotor sur un stator |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247182A true JPH08247182A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=9476649
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP8044654A Pending JPH08247182A (ja) | 1995-03-02 | 1996-03-01 | ロータ固定／解放装置 |
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|---|---|
| US (1) | US6006871A (ja) |
| EP (1) | EP0729885B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08247182A (ja) |
| DE (1) | DE69604947T2 (ja) |
| FR (1) | FR2731203B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103754391A (zh) * | 2014-01-02 | 2014-04-30 | 上海宇航系统工程研究所 | 大型空间机构压紧释放装置 |
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-
1995
- 1995-03-02 FR FR9502418A patent/FR2731203B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-12 EP EP96400286A patent/EP0729885B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-12 DE DE69604947T patent/DE69604947T2/de not_active Expired - Lifetime
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- 1996-03-01 JP JP8044654A patent/JPH08247182A/ja active Pending
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| EP0729885B1 (fr) | 1999-11-03 |
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| DE69604947D1 (de) | 1999-12-09 |
| US6006871A (en) | 1999-12-28 |
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| DE69604947T2 (de) | 2000-05-31 |
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