JPH08247024A - クリーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプ - Google Patents

クリーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプ

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JPH08247024A
JPH08247024A JP5144295A JP5144295A JPH08247024A JP H08247024 A JPH08247024 A JP H08247024A JP 5144295 A JP5144295 A JP 5144295A JP 5144295 A JP5144295 A JP 5144295A JP H08247024 A JPH08247024 A JP H08247024A
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pump
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久也 栗林
Keiji Kawanishi
恵治 川西
Hiroshige Masuoka
宏重 増岡
Shuichi Hiramatsu
秀一 平松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料供給経路のクリーニング処理を容易に施
すことが可能であり、しかもクリーニング処理を施した
後であっても、直ちに安定した状態で液体燃料を吸引す
ることができるようにする。 【構成】 燃料タンクT内の液体燃料Fを、吸引する燃
料吸入部2aを備えたポンプ部2と、燃料吸入部2aに
取り付けられる燃料中継部7とが備えられ、この燃料中
継部7は、燃料吸入部2aを囲繞し、かつ、燃料タンク
T内の燃料液面よりも上部に吸気孔71aを有するとと
もに、液没部分に燃料流入孔71bを有する吸入部囲繞
容器71と、この吸入部囲繞容器71と連通し、かつ、
燃料タンクT内の燃料液面よりも上部に燃料排出孔72
bを有する吸引容器72と、この吸引容器72内の液体
燃料Fを燃料排出孔72bに送り出す燃料送出手段73
とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼装置の気化器や燃
焼ノズルに付着したタール成分を除去するためのクリー
ニング用空気を供給する機能を備えた電磁ポンプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電磁ポンプは、ストーブ等の燃焼装置に
付設された燃料タンク内の液体燃料を、予め設定された
一定の流量でストーブ等の燃焼室に導出するためのもの
であり、筒状のポンプ本体と、このポンプ本体に周設さ
れた電磁コイルと、この電磁コイルへの電力供給を中継
する端子板と、電磁コイルの環状磁路を形成するコ字形
状の磁性部材からなるヨークを備えた基本構成を有す
る。
【0003】上記ポンプ本体は、下部に燃料タンク内の
液体燃料に浸される燃料吸入部を備えているとともに頂
部に燃料吐出部を有しており、上記端子板を介して電磁
コイルに供給されるパルス励磁電流によって、ポンプ本
体に内装されたプランジャが上下動し、このプランジャ
の上下動によって液体燃料を燃料吸入部から吸入すると
ともに、頂部の燃料吐出部から吐出するようになってい
る。吐出された液体燃料は燃焼装置の適所に設けられた
気化器で加熱気化され、気化燃料となって燃料供給管路
を通り、同管路先端に設けられたノズルから燃焼室に噴
射供給される。
【0004】ところで、従来の上記燃焼装置において
は、気化器の内部やその下流側の燃料供給管路の内壁面
に、気化燃料の重質成分が凝縮して析出したタール類が
堆積し、この堆積によって管路が狭隘になるため、上記
タール類の堆積物を適宜取り除くいわゆるクリーニング
処理が施される。かかるクリーニング処理として、特開
平1−219405号公報、および特開平4−3566
10号公報に記載されたものが提案されている。
【0005】特開平4−356610号公報に記載され
たクリーニング処理においては、燃料タンク内の液体燃
料の液位をポンプの燃料吸入口よりも低位に位置させた
状態で気化器内の電気ヒータに通電するとともにポンプ
を駆動させ、燃料吸入口から液体燃料の代わりに空気を
吸入して気化器内に送り込み、気化器内の電気ヒータで
吸入空気を加熱して高温空気とし、この高温空気で気化
器内や燃料供給管路内に堆積しているタール類を酸化分
解させ、タール類の堆積を取り除くようにしている。
【0006】また、特開平1−219405号公報に記
載されたクリーニング処理においては、ポンプの下部の
燃料吸入口にクリーニング用空気の導入機構が設けら
れ、この導入機構への切換え操作によってポンプに燃料
の代わりに空気を吸引させ、この空気を燃料供給管路に
送り込むことによって気化器や管路に堆積したタール類
の堆積を取り除くようにしている。
【0007】そして、上記クリーニング用空気の導入機
構は、有底の外管の内部に、上部から下端面が開口した
小径の燃料吸入筒を嵌入し、これら外管の内周面と燃料
吸入筒の外径との隙間に環状の閉鎖空間を形成し、この
閉鎖空間に連通し、かつ、下端面に開口を有する燃料吸
入管を外管表面の上部から垂下させるとともに、上記燃
料吸入管の上部から吸気弁を備えた空気導入管を分岐さ
せてなるものである。
【0008】上記空気導入管を液面レベルよりも上方に
位置させた状態で、上記外筒の下部を燃料タンク中の液
体燃料に液没させ、上記吸気弁を閉止したのちポンプを
駆動させれば、燃料吸入管、外管と燃料吸入筒との間の
環状の閉鎖空間および燃料吸入筒を通って燃料がポンプ
内に吸引される。また、上記吸気弁を開通すれば、この
開通によって上記閉鎖空間内の燃料の液位が一旦燃料タ
ンク内の液面位置まで低下するので、この状態でポンプ
を駆動させれば、まず上記閉鎖空間内の燃料が吸引さ
れ、この燃料の閉鎖空間内の液位が燃料吸入筒の下端部
にまで降下してから、クリーニング用の空気が空気導入
管および閉鎖空間を通って燃料吸入筒からポンプ内に吸
引され、電気ヒータによって加熱された気化器等に供給
されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
4−356610号公報に記載されたクリーニング方式
においては、燃料タンク内の液体燃料の液位がポンプの
燃料吸入口よりも低位に位置した状態でしかポンプによ
って空気の吸入を行うことができないため、燃料ポンプ
内に液体燃料が残留しているときにクリーニング処理を
行うためには、スポイド等の吸引治具を用いて残留して
いる液体燃料を吸い出さなければならず、このような操
作は非常に面倒であり、かつ、液垂れ等によって周囲を
汚染するという問題点を有していた。
【0010】また、上記特開平1−219405号公報
に記載されたクリーニング方式においては、吸気弁を開
通状態にすることによって外管と燃料吸入筒との間の閉
鎖空間内の液位は燃料タンク内の液位と同じになるまで
一旦下降し、燃料供給筒と外管との間に形成された閉鎖
空間内の液体燃料と燃料タンク内の液体燃料とは縁切り
状態になるため、燃料タンク内に液体燃料が残留した状
態であっても、ポンプを駆動すれば燃料タンク内の燃料
がポンプに吸引されることはなく、空気供給管を介して
空気が吸引される。
【0011】従って、特開平1−219405号公報に
記載されたクリーニング機構を用いれば、上記特開平4
−356610号公報の場合のような燃料タンク内に残
留している液体燃料を抜き出す必要はないが、クリーニ
ング処理を施してから吸気弁を閉止し、ポンプを駆動し
て再度液体燃料を吸引しようとすれば、外管と燃料吸入
筒との間の閉鎖空間内に空気溜りが形成されるため、液
体燃料の吸引に先立って空気が吸引されたり、あるいは
空気を押し退ける状態で液体燃料が吸引されたりするた
め、この密封状態の空気の存在によって液体燃料の吸引
量が安定せず、ひいてはバーナへの燃料の供給量が変動
し、安定した燃焼状態が得られなくなるという問題点を
有していた。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するもので、
燃料供給経路のクリーニング処理を容易に施すことが可
能であり、しかもクリーニング処理を施した後であって
も、直ちに安定した状態で液体燃料を吸引することがで
きるクリーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプを
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のクリーニ
ング用空気供給機能を備えた電磁ポンプは、燃料タンク
に装備され、上記燃料タンク内に臨み液没される燃料吸
入口から吸引した液体燃料を燃焼部側へ供給する電磁ポ
ンプにおいて、上記燃料吸入口を囲むようにして下流側
に延びた部分を有する容器と、この容器内の燃料を上記
燃料タンク内に還流させる還流手段とを備えてなり、上
記容器は、上記燃料吸入口の下方位置に形成された燃料
流入孔と、少なくとも液位より上方となる位置に形成さ
れた吸気孔と、少なくとも上記燃料流入孔よりも下流側
に形成された燃料排出孔とを有し、上記還流手段は、上
記燃料流入孔と燃料排出孔との間に設けられていること
を特徴とするものである。
【0014】請求項2記載のクリーニング用空気供給機
能を備えた電磁ポンプは、請求項1記載のクリーニング
用空気供給機能を備えた電磁ポンプにおいて、上記吸気
孔は、上記燃料タンク内に臨むように形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項3記載のクリーニング用空気供給機
能を備えた電磁ポンプは、請求項1または2記載のクリ
ーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプにおいて、
上記容器は、上記燃料流入孔と吸気孔とを有する円筒状
の第1容器と、還流手段と燃料排出孔を有する円筒状の
第2容器とから構成され、第1容器と第2容器が上記燃
料流入孔の下流側を介して連通されていることを特徴と
するものである。
【0016】請求項4記載のクリーニング用空気供給機
能を備えた電磁ポンプは、請求項1乃至3のいずれかに
記載のクリーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプ
において、上記還流手段は、上記容器の内部に配設され
たインペラと、このインペラを回転させる駆動手段とで
構成されていることを特徴とするものである。
【0017】請求項5記載のクリーニング用空気供給機
能を備えた電磁ポンプは、請求項1乃至3のいずれかに
記載のクリーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプ
において、上記還流手段は、上記容器の中間部に介設さ
れた第2の電磁ポンプによって構成されていることを特
徴とするものである。
【0018】
【作用】上記請求項1記載のクリーニング用空気供給機
能を備えた電磁ポンプによれば、容器の液没部分に燃料
流入孔が穿設されているため、燃料タンクに液体燃料を
充填した状態で、この燃料流入孔を通して液体燃料が容
器内に導入され、電磁ポンプの燃料吸入口は液没した状
態になる。従って、この液没状態で電磁ポンプを駆動さ
せることにより、液体燃料は燃料吸入口から吸引され、
燃焼部側に向けて吐出される。
【0019】また、燃焼部側にクリーニング処置を施す
ときには、電磁ポンプの駆動を一旦停止し、あるいは電
磁ポンプの駆動を継続させた状態で、容器に設けられた
還流手段を駆動させればよい。そうすれば、容器内に貯
留された液体燃料は還流手段に吸引され、燃料排出孔を
通って燃料タンク内に戻される。その結果、容器内には
最低限の液体燃料しか存在せず、電磁ポンプの燃料吸入
口が液体燃料に液没されない状態になる。
【0020】この状態で、還流手段の駆動および燃焼装
置の気化器の通電加熱を継続させたまま、一旦停止した
電磁ポンプを再駆動することによって、あるいは継続し
ている電磁ポンプの駆動をそのまま続けることによっ
て、空気が吸気孔を通って容器内に導入され、電磁ポン
プを通って燃焼部側に供給される。そうすると、加熱状
態の気化器への空気の供給により、気化器および燃料通
路中に堆積したタール分が酸化分解され、タール分の堆
積が消滅する。
【0021】上記請求項2記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、吸気孔は、上記燃
料タンク内に臨むように形成されているため、容器内に
液体燃料が存在しない状態で電磁ポンプを駆動させるこ
とにより燃料タンク内の空気が上記吸気孔を介して吸引
される。
【0022】上記請求項3記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、容器は、上記燃料
流入孔と吸気孔とを有する円筒状の第1容器と、還流手
段と燃料排出孔を有する円筒状の第2容器とから構成さ
れ、第1容器と第2容器が上記燃料流入孔の下流側を介
して連通されているため、還流手段を駆動させないとき
は、燃料流入孔を通って第1容器および第2容器内に液
体燃料が流入して貯留された状態になり、還流手段を駆
動させたときには、上記両容器内に貯留されていた液体
燃料が燃料排出孔から排出され、電磁ポンプの燃料吸入
口は液体燃料に液没しない状態になる。
【0023】上記請求項4記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、還流手段は、容器
の内部に配設されたインペラと、このインペラを回転さ
せる駆動手段とで構成されているため、駆動手段の駆動
によるインペラの回転によって容器内の液体燃料は外部
に排出される。
【0024】上記請求項5記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、還流手段は、容器
の中間部に介設された第2の電磁ポンプによって構成さ
れているため、電磁ポンプの駆動によるプランジャの上
下動によって容器内の液体燃料は外部に排出される。
【0025】
【実施例】図1は、本発明に係る電磁ポンプの第1実施
例を示す一部切欠き斜視図であり、電磁ポンプが燃料タ
ンクに装着された状態を示している。また図2は、図1
のA−A線横断面図である。電磁ポンプ1は、燃料タン
クT内の液体燃料Fを吸引して吐出するポンプ部2と、
このポンプ部2の下部に着脱自在に取り付けられる燃料
中継部(容器)7とを備えた基本構成を有する。
【0026】上記ポンプ部は、筒状のポンプ本体20、
このポンプ本体20のシリンダ21に周設された電磁コ
イル部3、この電磁コイル部3の環状磁路の一部を構成
する磁性部材からなるヨーク4、上記電磁コイル部3の
コイルボビン31の上端鍔部に延設された端子部5、お
よび燃料導出管62をポンプ本体20に接続する接続部
6を備えている。
【0027】上記ポンプ本体20には、上端部が上記シ
リンダ21の下端部に外嵌固定され、下端部が燃料タン
クT内に充填された液体燃料Fに浸される筒状の燃料吸
入部2aが備えられている。この燃料吸入部2aの下端
面はメッシュ部材の張られた燃料吸入口2bが設けられ
ている。また、シリンダ21の上部には燃料吐出部8が
設けられている。
【0028】上記ヨーク4は、ポンプ本体20の略中央
部に設けられ、互いに平行な上下で対状をなす水平板部
41,42と、一側面に形成された垂直板部43とから
構成され、さらに上下の水平板部41,42の中央部に
は、図2に示すように、貫通孔が穿設され、これらの貫
通孔にシリンダ21が挿通されている。
【0029】また、上下部水平板部41,42の貫通孔
の内径は上記シリンダ21の外径よりも若干大きく寸法
設定され、下部水平板部42の貫通孔とシリンダ21の
外周面との隙間部分に円筒状の下部磁性体92が、上部
水平板部41の貫通孔とシリンダ21の外周面との隙間
部分に円筒状の上部磁性体91がそれぞれ所定長だけ離
間して嵌め込まれている。
【0030】上記下部磁性体92の下部にはフランジ部
92aが設けられ、このフランジ部92aが燃料吸入部
2aの上部に嵌め込まれた状態で燃料吸入部2aをヨー
ク4の下部水平板部42に密着固定している。フランジ
部92aの下端部には環状のシール部材92bが設けら
れ、下部磁性体92の下端面とシリンダ21の外周面お
よび燃料吸入部内周面との隙間がシールされるようにな
っている。
【0031】一方、上部磁性体91の上部にも径方向に
突出した環状のフランジ部91aが設けられ、上部磁性
体91が上部水平板部41の貫通孔に嵌入された状態で
このフランジ部91aが上部水平板部41の貫通孔の内
周縁部に係止されるようになっている。この状態で燃料
吐出部8をシリンダ21の上部に螺設された雄ネジに螺
合して締結することにより、燃料吐出部8の底面部でフ
ランジ部91aを介してヨーク4と上部磁性体91とが
当接固定されるようになっている。
【0032】上記シリンダ21の内部には、液体燃料F
をポンプ本体20内に吸引するためのプランジャ22が
上下方向に摺動可能に設けられており、このプランジャ
22はシリンダ21の上下両側内部に内設されたコイル
バネ23,24によって上下方向の付勢力が均衡する位
置で静止するようになっている。上記プランジャ22の
内部には、ボール体からなる吸入用逆止弁25と、この
吸入用逆止弁25を、吸入側となる閉止側に付勢する下
部弁バネ26とが設置されている。
【0033】また、上部コイルバネ23の上部には吐出
用逆止弁28が設けられており、この上部に吐出用逆止
弁28を、プランジャ22側となる閉止側に付勢する上
部弁バネ29が設けられている。
【0034】上記電磁コイル部3は、ヨーク4の水平板
部41,42間に挟持された状態で上部磁性体91およ
び下部磁性体92に外嵌される筒状体であって、上下に
上鍔部31bおよび下鍔部31aを有する非磁性のボビ
ン31、およびその筒状体に巻成された電磁コイル32
を備えている。上記上鍔部31bの一側端部には端子部
5が延設されている。この端子部5には、電磁コイル3
2にパルス状の駆動信号を供給するためのリード線Jが
接続されている。
【0035】上記端子部5には固定抵抗器51が設けら
れており、リード線Jから供給された電流はこの固定抵
抗器51を通って電磁コイル32に供給されるようにな
っている。この固定抵抗器51を取り換えて抵抗値を種
々選択することにより、プランジャ22の往復上下動の
振幅を変化させ、液体燃料Fの吐出量を設計値に合うよ
うに微調整することが可能になっている。
【0036】上記構成において、パルス駆動信号により
電磁コイル32が励磁されて磁束が発生すると、プラン
ジャ22は磁気吸引力を受けて上記上部コイルバネ23
の付勢力に抗して均衡状態から上昇させられ、このとき
燃料タンクT内の液体燃料Fが燃料吸入口2bから吸引
されるとともに、燃料吐出口61から吐出される。一
方、パルス休止期間に上記磁気吸引力が消滅すると、上
部コイルバネ23の反発力によってプランジャ22が押
し下げられ、このプランジャ22の下降時に燃料吸入部
2a内の液体燃料Fが上記吸入用逆止弁25の設置部の
上方に導入される。この動作が繰り返されることによっ
て一定量の液体燃料Fが燃料吐出口61からバーナー等
の燃焼室に供給される。
【0037】ついで、燃料中継部7について図1および
図2を基に詳細に説明する。燃料中継部7は、ポンプ部
2の燃料吸入部2aに外嵌される有底筒状の吸入部囲繞
容器71と、この吸入部囲繞容器71に隣接し、仕切壁
70を介して一体に並設された有底筒状の吸引容器72
と、この吸引容器72に装着される燃料送出手段(還流
手段)73とから構成されている。第1実施例において
は、吸入部囲繞容器71と吸引容器72とによって本発
明の容器が構成されている。
【0038】上記吸入部囲繞容器71および吸引容器7
2の上部には、両者の上縁部を一体に結合したフランジ
部74が設けられており、ポンプ部2の装着された燃料
中継部7を燃料タンクTの装着口に取り付けた状態でビ
ス止めすることによって電磁ポンプ1が燃料タンクTに
固定されるようになっている。
【0039】上記吸入部囲繞容器71の内径は、燃料吸
入部2aの上部外径よりも若干大きく寸法設定され、O
リング74aを介して摺接状態で燃料吸入部2aが吸入
部囲繞容器71に嵌入されるようになっている。そし
て、燃料吸入部2aの先細り形状に応じ、燃料吸入部2
aの外周面と吸入部囲繞容器71の内周面との間には、
上下方向に延びる環状の空気導入通路75が形成されて
いる。
【0040】そして、吸入部囲繞容器71の上部であっ
て、燃料タンクT内の液体燃料Fの最高レベルよりも上
方部分には空気を導入する吸気孔71aが穿設されてい
るとともに、吸入部囲繞容器71の下部には小さな燃料
流入孔71bが穿設されており、普段はこの燃料流入孔
71bから吸入部囲繞容器71内に液体燃料Fが流入さ
れるようになっている。吸入部囲繞容器71の底部に
は、内部の液体燃料Fを燃吸引容器72に導くための連
絡孔71cが設けられている。
【0041】一方、上記吸引容器72の底部には、吸入
部囲繞容器71内の液体燃料Fを受け入れるための連絡
孔72aが設けられ、この連絡孔72aと上記吸入部囲
繞容器71の連絡孔71cとが導油管76によって接続
されている。また、吸引容器72の上部には吸引容器7
2内の液体燃料Fを外部に導出する燃料排出孔72bが
設けられている。
【0042】従って、燃料流入孔71bから吸入部囲繞
容器71内に流入した液体燃料Fは、連絡孔71c、導
油管76および連絡孔72aを通って吸引容器72内に
導入され、この導入によって液面が上昇した分の空気が
燃料排出孔72bから外部に導出される。その結果、普
段は吸入部囲繞容器71内および吸引容器72内の液面
は燃料タンクT内の液面と同一レベルになっている。
【0043】上記燃料送出手段73は、吸引容器72の
上部に縦置きで設けられた電動モータ(駆動手段)73
aと、この電動モータ73aから垂下された駆動軸73
bと、この駆動軸73bの下端部に設けられたインペラ
73cとから構成されている。そして、電動モータ73
aに電力を供給して回転駆動させることによって、上記
インペラ73cは軸心回りに駆動軸73bと共回りし、
吸入部囲繞容器71内の液体燃料Fが吸引容器72内に
吸引されるようになっている。
【0044】そして、本発明においては、インペラ73
cの燃料吸引量は、液体燃料Fが燃料流入孔71bを通
って吸入部囲繞容器71内に流入する流入量よりも相当
大きくなるように電動モータ73aおよびインペラ73
cの能力が設定されている。
【0045】以下、図3および図4を基に第1実施例の
作用について説明する。図3は、第1実施例の電磁ポン
プが液体燃料を吸引・吐出する通常の駆動を行っている
状態を示す一部断面説明図であり、図4は、同電磁ポン
プが空気を吸引・吐出するクリーニング時の駆動を行っ
ている状態を示す一部断面説明図である。
【0046】まず、ポンプ部2を駆動させて燃料タンク
T内の液体燃料Fを吸引・吐出する通常の運転時には、
燃料送出手段73の駆動は停止されている。従って、図
3に示すように、燃料タンクT内の液体燃料Fは、燃料
流入孔71bを通って吸入部囲繞容器71内に流入し、
その一部はさらに導油管76を通って吸引容器72内に
供給され、吸入部囲繞容器71内および吸引容器72内
の液面レベルは燃料タンクT内の液面レベルと同一にな
っている。
【0047】この状態で電磁コイル部3にパルス電流を
供給してポンプ部2を駆動させると、吸入部囲繞容器7
1内の液体燃料Fは、燃料吸入部2aを通ってポンプ本
体20内に吸引され、燃料導出管62に吐出される。そ
して、吸引された分の吸入部囲繞容器71内の液体燃料
Fは、燃料流入孔71bから順次補給されるため、燃料
タンクT内の液体燃料Fが燃料吸入口2b以下のレベル
になるまでポンプ部2による液体燃料Fの吸引・吐出は
継続される。
【0048】つぎに、液体燃料Fが燃料吸入口2bのレ
ベルに低下するまでの間に、燃焼装置のクリーニング処
理を行う場合には、一旦ポンプ部2の駆動を停止し、電
動モータ73aに電力を供給して燃料送出手段73を駆
動させる。そうすると、インペラ73cの回転駆動によ
って吸入部囲繞容器71内の液体燃料Fは導油管76を
通って吸引容器72内に吸引され、インペラ73cを通
過した後は逆に押し上げられ、燃料排出孔72bを通っ
て燃料タンクT内に戻される。
【0049】そして、燃料送出手段73の吸引量は、燃
料流入孔71bを通って吸入部囲繞容器71内に流入す
る流量よりも格段に大きく能力設定されているため、吸
入部囲繞容器71には燃料流入孔71bから順次補給さ
れるものを除いて液体燃料Fは存在しない状態になる。
従って、燃料流入孔71bから液体燃料Fが吸入部囲繞
容器71内に流入すると、液体燃料Fは即座にインペラ
73cの回転駆動により気液混合状態で泡状になって吸
引されるため、吸入部囲繞容器71内はほとんど液体燃
料Fが存在しない空の状態になっている。
【0050】この状態になってから、再度ポンプ部2を
駆動させると、図4に点線矢印で示すように、燃料タン
クT内の空気は、吸気孔71aを通って吸入部囲繞容器
71内に導入され、さらに燃料吸入部2aを介してポン
プ本体20内を通過し、燃料導出管62を通って燃焼装
置の気化器や燃料管路に供給され、通電加熱を継続して
いる高温状態の気化器内や燃料管路内で堆積タール類が
酸化分解され、その結果タール類の除去が行われる。
【0051】なお、以上の実施例では、クリーニングを
行うに際し、一旦ポンプ部2の駆動を停止させるように
しているが、ポンプ部2の駆動を継続させたままで燃料
送出手段73を駆動させてもよい。そうすれば、燃料送
出手段73の駆動によって吸入部囲繞容器71内の液体
燃料Fが燃料吸入口2bのレベル以下になるまでの間
は、ポンプ本体20によって液体燃料Fは吸引されるた
め、燃焼装置での燃焼は継続されるが、吸入部囲繞容器
71内の液体燃料Fが燃料吸入口2bのレベル以下にな
った時点からクリーニング処理に自動的に切り換えられ
る。
【0052】そして、クリーニング処理が完了すれば、
燃料送出手段73の駆動を停止させればよい。そうすれ
ば、燃料タンクT内の液体燃料Fは、燃料流入孔71b
を通って吸入部囲繞容器71内および吸引容器72内に
満たされるため、ポンプ部2を駆動させることによって
液体燃料Fが燃料導出管62に吐出され、燃焼装置に供
給されるようになる。
【0053】また、以上の実施例においては、燃料排出
孔72bは吸引容器72の上部であって、液体燃料Fの
液面よりも上方に設けられているが、本発明は燃料排出
孔72bが液面よりも上方に設けられることに限定され
るものではなく、インペラ73cの下流側であれば燃料
タンクT内の液面よりも下方であってもよい。
【0054】本発明は、以上詳述したように、吸引容器
72に設けられた大きな吸引能力を有する燃料送出手段
73を駆動させることによって、燃料吸入部2aの没入
された吸入部囲繞容器71内の液体燃料Fを強制的に抜
き出して、吸入部囲繞容器71内を略空の状態にし、ポ
ンプ部2の駆動によって空気を燃焼装置に送り込むよう
にしているため、クリーニング処理の初動動作が迅速で
あり、短時間にクリーニング処理を行う上で好都合であ
る。
【0055】また、クリーニング処理が完了すれば、燃
料送出手段73の駆動を停止するだけで液体燃料Fは燃
料流入孔71bを通って吸入部囲繞容器71内に即座に
導入され、従来のように空気溜りを介することなく燃料
吸入口2bが液体燃料F内に没入した状態になるため、
液体燃料Fの安定した吸入・吐出が実現し、燃焼装置に
正常な燃焼を行わせる上で有効である。
【0056】図5は、本発明に係る電磁ポンプの第2実
施例を示す一部切欠き斜視図である。この図に示すよう
に、第2実施例の電磁ポンプ1aの場合は、導油管76
が吸入部囲繞容器71に平行になるように上方に向かっ
て折り曲げられ、この折り曲げられた部分に導油管76
と同径の吸引容器720が形成されている。そして、上
記吸引容器720の先端部に第2の電磁ポンプ77が接
続されている。第2実施例においては、この電磁ポンプ
77と、上記吸引容器720と、上記吸入部囲繞容器7
1とで燃料中継部7aが形成されている。
【0057】上記第2の電磁ポンプ77は、基本的に上
記ポンプ部2と同様の構成を有しており、上記吸引容器
720の上端部に接続されるシリンダ77aと、このシ
リンダ77a内で往復動するプランジャ77bと、上記
シリンダ77aに外嵌されたボビン77cと、このボビ
ン77cに巻成された電磁コイル77dと、ボビン77
cを上下から挟持した磁性体からなる断面視コ字状のヨ
ーク77hとを備えた基本構成を有している。上記シリ
ンダ77aはヨーク77hの上下から外方に突出してい
る。
【0058】上記プランジャ77b内の下部には球状の
逆止弁77eが内装されている。この逆止弁77eは上
部に設けられた弁バネ77fの付勢力によって下方に押
圧され、この押圧によってプランジャ77b内の燃料通
路が閉止されるようになっている。また、シリンダ77
a内であってプランジャ77bの上下には一対の支持バ
ネ77gが内装され、これら一対の支持バネ77gの付
勢力によってプランジャ77bは平衡位置に静止してい
る。上記シリンダ77aのヨーク77hから上方に突出
した部分には接続管77iが螺着され、この接続管77
iに排出管77jが接続されている。この排出管77j
は略180°折り返され、その先端部は燃料タンクT内
に引き込まれている。そして、ヨーク77hから下方に
突出したシリンダ77aが、フランジ部74に穿設され
た貫通孔に嵌入された状態で電磁ポンプ77が吸引容器
720に接続されている。
【0059】第2実施例においては、吸入部囲繞容器7
1と、吸引容器720と、排出管77jとによって本発
明の容器が形成されている。
【0060】第2実施例の上記構成によれば、電磁コイ
ル77dにパルス電流を供給することによって、平衡位
置にあるプランジャ77bは上下一対の支持バネ77g
の付勢力に抗して上下動する。そして、下動時には吐出
した燃料が狭窄孔77kからプランジャ77b上部に逆
流するが、狭窄孔77kは小径でその流体抵抗が大きい
ため、プランジャ77b上部は負圧になって逆止弁77
eは開弁状態になり、プランジャ77b下部にある流体
がプランジャ77b内に導入され、上動時には弁バネ7
7fの付勢力および逆止弁77e上の流体の抵抗によっ
て逆止弁77eは閉弁状態になり、逆止弁77e上の流
体は接続管77iおよび排出管77jを通って燃料タン
クT内に排出されることになる。
【0061】従って、吸入部囲繞容器71側のポンプ部
2の駆動を停止させた状態で、あるいはポンプ部2の駆
動を継続させた状態で、吸引容器720の電磁ポンプ7
7を駆動させることにより、燃料流入孔71bを通って
吸入部囲繞容器71内に導入された液体燃料Fは、プラ
ンジャ77bの上下往復動によって吸引され、排出管7
7jを介して燃料タンクT内に戻され、吸入部囲繞容器
71内に液体燃料Fが略存在しない状態になる。
【0062】このように、電磁ポンプ77を用いること
により、インペラ73cを用いる場合に比較して吸引容
器720の外形寸法を小さくすることができるため、電
磁ポンプ1aをその分コンパクトにすることが可能にな
る。
【0063】
【発明の効果】上記請求項1記載のクリーニング用空気
供給機能を備えた電磁ポンプは、上記燃料吸入口を囲む
ようにして下流側に延びた部分を有する容器と、この容
器内の燃料を上記燃料タンク内に還流させる還流手段と
を備えてなり、上記容器は、上記燃料吸入口の下方位置
に形成された燃料流入孔と、少なくとも液位より上方と
なる位置に形成された吸気孔と、少なくとも上記燃料流
入孔よりも下流側に形成された燃料排出孔とを有し、上
記還流手段は、上記燃料流入孔と燃料排出孔との間に設
けられてなるものである。
【0064】従って、上記還流手段を駆動させることに
よって、容器内の液体燃料は吸引され、容器は空になる
ため、電磁ポンプの駆動によって空気が吸気孔から吸引
され、高温状態の燃焼部側に供給され、この空気の供給
によって気化器や燃料通路に堆積しているタール分を酸
化除去するクリーニング処理が施されることになる。
【0065】このように、還流手段によって容器内の液
体燃料が吸引除去されるため、従来のような電磁ポンプ
の駆動による吸入部囲繞容器内の液体燃料の吸引除去に
比較してより空になるのが速やかであり、通常の燃焼状
態からクリーニング状態への切り換えを迅速に行う上で
好都合である。
【0066】また、クリーニング処理が完了した後は、
還流手段の駆動を停止することによって、液体燃料が燃
料流入孔から容器内に流入し、従来のように容器内に空
気溜りが形成されることはないため、電磁ポンプを駆動
して再度液体燃料を吸引しようとすれば、空気溜りの存
在によって液体燃料の吸引に先立ち空気が吸引された
り、あるいは空気を押し退ける状態で液体燃料が吸引さ
れたりすることに起因した燃料供給量の変動や不安定さ
がなく、燃焼部側の安定燃焼を得る上で極めて好都合で
ある。
【0067】上記請求項2記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、吸気孔は、上記燃
料タンク内に臨むように形成されているため、容器内に
液体燃料が存在しない状態で電磁ポンプを駆動させるこ
とにより燃料タンク内の空気が上記吸気孔を介して吸引
され、吸気孔が燃料タンク外に設けられている場合に比
較して電磁ポンプ内への異物の吸引を抑止する上で有効
である。
【0068】さらに、上記のようにクリーニングの際、
燃料タンクの燃料を抜き取る必要がないため、消火のた
びに毎回自動クリーニングを行うことが可能になり、常
に気化器を正常状態に保つことができる。
【0069】上記請求項3記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、容器は、上記燃料
流入孔と吸気孔とを有する円筒状の第1容器と、還流手
段と燃料排出孔を有する円筒状の第2容器とから構成さ
れ、第1容器と第2容器が上記燃料流入孔の下流側を介
して連通されているため、第1容器と第2容器とを平行
に配設することが可能になり、容器をも含めた電磁ポン
プをコンパクト化する上で好都合である。
【0070】上記請求項4記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、還流手段は、容器
の内部に配設されたインペラと、このインペラを回転さ
せる駆動手段とで構成されているため、還流手段を簡単
な構造にすることが可能であり、還流手段をも含めた電
磁ポンプを安価に製造する上で有効である。
【0071】上記請求項5記載のクリーニング用空気供
給機能を備えた電磁ポンプによれば、還流手段は、容器
の中間部に介設された第2の電磁ポンプによって構成さ
れているため、容器の外形寸法を小さくすることが可能
であり、容器をも含めた電磁ポンプをコンパクト化する
上で好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁ポンプの第1実施例を示す一
部切欠き斜視図である。
【図2】図1のA−A線横断面図である。
【図3】第1実施例の電磁ポンプが液体燃料を吸引・吐
出する通常の駆動を行っている状態を示す一部断面説明
図である。
【図4】第1実施例の電磁ポンプが空気を吸引・吐出す
るクリーニング時の駆動を行っている状態を示す一部断
面説明図である。
【図5】本発明に係る電磁ポンプの第2実施例を示す一
部断面説明図である。
【符号の説明】
1 電磁ポンプ 2 ポンプ部 20 ポンプ本体 2a 燃料吸入部 21 シリンダ 22 プランジャ 23 上部コイルバネ 24 下部コイルバネ 3 電磁コイル部 31 コイルボビン 32 電磁コイル 4 ヨーク 5 端子部 51 固定抵抗器 6 接続部 61 燃料吐出口 62 燃料導出管 7,7a 燃料中継部(容器) 70 仕切壁 71 吸入部囲繞容器 71a 吸気孔 71b 燃料流入孔 71c 連絡孔 72 吸引容器 72a 連絡孔 72b 燃料排出孔 73 燃料送出手段(還流手段) 73a 電動モータ(駆動手段) 73b 駆動軸 73c インペラ 74 フランジ部 74a Oリング 75 空気導入通路 76 導油管 77 第2の電磁ポンプ(還流手段) 8 燃料吐出部 91 上部磁性体 92 下部磁性体 91a,92a フランジ部 T 燃料タンク F 液体燃料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 秀一 大阪府八尾市北亀井町2丁目7番15号 シ ルバー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクに装備され、上記燃料タンク
    内に臨み液没される燃料吸入口から吸引した液体燃料を
    燃焼部側へ供給する電磁ポンプにおいて、上記燃料吸入
    口を囲むようにして下流側に延びた部分を有する容器
    と、この容器内の燃料を上記燃料タンク内に還流させる
    還流手段とを備えてなり、上記容器は、上記燃料吸入口
    の下方位置に形成された燃料流入孔と、少なくとも液位
    より上方となる位置に形成された吸気孔と、少なくとも
    上記燃料流入孔よりも下流側に形成された燃料排出孔と
    を有し、上記還流手段は、上記燃料流入孔と燃料排出孔
    との間に設けられていることを特徴とするクリーニング
    用空気供給機能を備えた電磁ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記吸気孔は、上記燃料タンク内に臨む
    ように形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    クリーニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプ。
  3. 【請求項3】 上記容器は、上記燃料流入孔と吸気孔と
    を有する円筒状の第1容器と、還流手段と燃料排出孔を
    有する円筒状の第2容器とから構成され、第1容器と第
    2容器が上記燃料流入孔の下流側を介して連通されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のクリーニン
    グ用空気供給機能を備えた電磁ポンプ。
  4. 【請求項4】 上記還流手段は、上記容器の内部に配設
    されたインペラと、このインペラを回転させる駆動手段
    とで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のクリーニング用空気供給機能を備えた
    電磁ポンプ。
  5. 【請求項5】 上記還流手段は、上記容器の中間部に介
    設された第2の電磁ポンプによって構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクリー
    ニング用空気供給機能を備えた電磁ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112648429A (zh) * 2020-12-31 2021-04-13 中国航发长春控制科技有限公司 一种螺旋杆支撑钢球阀套组合电磁阀结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112648429A (zh) * 2020-12-31 2021-04-13 中国航发长春控制科技有限公司 一种螺旋杆支撑钢球阀套组合电磁阀结构
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