JPH01219405A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、気化器内に付着したタールを除去するクリー
ニング機能を有する液体燃料燃焼装置に関するものであ
る。

〈従来技術〉 従来、液体燃料燃焼装置は、第６図の如く、燃料タンク
ｌから圧送手段としてのポンプ２により送出された燃料
３を気化する気化器４と、該気化器４で気化された気化
燃料を噴出するノズル５と、該ノズルより噴出された気
化燃料を燃焼させろ燃焼器６とを具え、前記燃料タンク
１と前記気化器４は送油バイブ７を介して接続される。

また、前記気化器４には先端ノズル５を開閉制御する電
磁弁８が設けられ、該電磁弁８には前記燃料タンクｌに
接続された逃しパイプ９が設けられている。

したがって、不良灯油を使用したために、または長時間
にわたって燃焼させたために、気化器４の内面、気化素
子、′ノズル等にタールが付着し、このタールが原因で
燃焼不良をおこす場合がある。

このとき、気化器４の内部に付着したタールを除去する
クリーニング運転は、気化器４を高温にすると共に、燃
料タンク１内の燃料３を抜き、ポンプ２で燃料タンクｌ
内の空気を気化器４内へ圧送してタールの燃焼を促進さ
せることによりタールを焼き切るものであった。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉上記従来技術に
おいて、燃料タンクｌ内に燃料３が残っていると、気化
器４内に燃料３が流入してしまうので、燃料タンク１内
の燃料３を抜く必要がある。

しかし、この燃料を抜く作業のわずられしさのために適
切なりリーニング運転が行なわれないということがしば
しば発生するといった問題点があった。

そこで、本発明は、上記に鑑み、燃料タンク内の燃料を
抜かずに、空気だけを気化器内に圧送して気化器内に付
着したタールを除去し得るクリーニング機能を有する液
体燃料燃焼装置の提供を目的とする。

く　問題点を解決するための手段　〉 本発明による問題点解決手段は、第１．２．３図燃焼器
６に取付けられた燃料タンクｌの内部の燃料３を気化器
４内へ送るためのポンプ２が設けられ、該ポンプ２の燃
料タンクｌ側に燃料パイプ５が接続され、該燃料パイプ
５から燃料タンクｌ内の燃料取入口１０までの燃料通路
１１が形成され、該燃料通路１１の一部が燃料タンクｌ
内の燃料３の液面よりも高い位置に設定され、該位置に
連絡部１２が形成され、該連絡部１２に空気を燃料パイ
プ５から気化器４へ供給するための空気取入口１３が設
けられ、前記気化器４内に付着したタールを除去するク
リーニング運転時に前記空気取入口１３を開放する吸気
弁１４が設けられたものである。

く作用〉 上記問題点解決手段において、気化器４内に付着したタ
ールを除去するクリーニング運転時に、吸気弁１４が解
放されると、燃料通路内の圧力は大気圧になり、燃料タ
ンクｌ内の圧力と等しくなる。このとき、燃料通路ｔｉ
内の燃料３は燃料タンク１内の燃料３の液面と同じ高さ
まで下がり、空気取入口１３より流入した空気がポンプ
２により気化器４内へ圧送される。そのため、燃料タン
ク１内の燃料３を抜かずに気化器４内に付着したタール
を除去することができる。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１図〜第５図に基づいて説
明する。第１図は本発明液体燃料燃焼装置の一実施例を
示すポンプ部および燃料タンク部の正面断面図、第２図
は同じく燃料パイプと接続体とを分離した状態を示す図
、第３図は同じく燃料パイプを接続体に装着した状態を
示す断面図、第４図は同じく通常燃焼時のポンプ部の正
面断面図、第５図は同じくクリーニング運転時のポンプ
部の正面断面図である。なお、第６図に示す従来の構成
部品と同一機能を有するものは同符号を付す。

そして、図示の如く、本発明液体燃料燃焼装置は、燃焼
器６に取付けられた燃料タンクｌの内部の燃料３を気化
器４内へ送るための電磁ポンプ２が設けられ、該ポンプ
２の燃料タンクｌ側に燃料パイプ５が接続され、該燃料
パイプ５から燃料タンク１内の燃料取入口１０までの燃
料通路１１が形成され、該燃料通路１１の一部が燃料タ
ンクｌ内の燃料３の液面よりも高い位置に設定され、該
位置に連絡部１２が形成され、該連絡部１２に空気を燃
料パイプ５から気化器４へ供給するための空気取入口１
３が設けられ、前記気化器４内に付着したタールを除去
するクリーニング運転時に前記空気取入口１３を開放す
る吸気弁１４が設けられたものである。

前記燃料タンクｌは、燃焼装置本体の下部に配されてお
り、その上面に燃料３の残量を検知するフロートスイッ
チ１５と、前記燃料パイプ５を着脱自在に挿入するパイ
プ接続体１６とが着装されている。該パイプ接続体１６
は、燃料タンクｌの上面開口１７に固定されており、該
接続体１６に、燃料パイプ５の径よりも大に形成された
上面開放で底面が閉塞した燃料パイプ挿入孔１８と、該
燃料パイプ挿入孔１８の上部孔壁１９からパイプ接続体
１６の下面までに至る燃料上昇孔２０とが形成されてい
る。そして、燃料上昇孔２０の下端が前記燃料取入口１
０とされる。前記燃料通路１１は、前記燃料上昇孔２０
と、燃料パイプ５の外周壁および燃料パイプ挿入孔Ｉ８
の孔壁２１との間に形成された空間１１ａとから構成さ
れる。

萌記述絡部１２は、燃料パイプ挿入孔１８の上部で前記
燃料上昇孔２０と連通ずる部分とされる。

前記空気取入口１３は、燃料タンクｌの外部に配されろ
パイプ接続体１６の突出体２２に形成され、前記空気取
入口１３と前記連絡部ｔ２とは空気流路２３により連通
されろ。該空気流路２３に前記吸気弁ｔ４が配されてい
る。該吸気弁１４は、空気流路２３の一部に形成された
弁孔２４付弁座に離着座自在な合成ゴム製の弁子２５と
、該弁子２５に固定されソレノイド（図示せず）等によ
り開閉移動する弁開閉環２６と、前記弁子２５を閉方向
へ付勢するばね２７とからなる。また、前記挿入孔１８
の孔壁上端には燃料パイプ５の挿入時に挿入孔１８内の
空気漏れを防止するためのリング状パツキン２８か配さ
れている。

上記構成において、通常燃焼時は、第４図の如く、吸気
弁１４は閉じた状態にある。まず、パイプ接続体１６内
に燃料３がないとする。燃料取入口１０以外は密閉され
た状０にあり、ポンプ２が作動するとパイプ接続体１６
の挿入孔１８の内部圧力Ｐ　２は燃料タンクｌ内の圧力
ｐｔより低くなる（ｐ２＜ＰＩ）。そのため、燃料３は
燃料取入口１０より流入し、連絡部１２まで上昇して挿
入孔１８の内部に溜まり、その燃料が燃料パイプ５の燃
料吸込口の高さまで溜まればポンプ２によって燃料を吸
い上げ、気化器４に送ることかできる。

ポンプ２が燃料を吸い上げ始めろと密閉されたパイプ接
続体１６内の内部圧力Ｐ２は一定であるから、パイプ接
続体１６内の燃料壜も常に一定であり、パイプ接続体１
６内の燃料の液面は燃料パイプ５の吸込口のところで釣
合い、パイプ接続体１Ｇの燃料通路１１内の燃料は連絡
部！２の高さと同じ液面で釣合う。

次に、クリーニング運転時は、第５図の如く、吸気弁１
４が開かれると、パイプ接続体１６の挿入孔１８の内部
圧力Ｐ２は燃料タンクｌの内部圧力Ｐｌと同じになる（
Ｐ１＝Ｐ２）。すると、Ｐ２＜Ｐｉの関係で連絡部１２
のところでつり合っていた燃料通路２内の液面は、内部
圧力Ｐ２と外部圧力Ｐ３が同じになったために（Ｐ３＝
Ｐ２）、燃料タンクｌ内の液面高さと同じ高さまで低下
する。このとき連絡部１２の位置の高さは燃料タンクｌ
内の液面高さに比べて十分高い位置であるからパイプ接
続体１６に燃料が流入することはない。

この状態でポンプ２を作動させると、パイプ接続体１６
内に溜まっていた少量の燃料を吸い上げた後に、空気取
入口１３から流入した空気を吸い上げることができる。

このとき空気取入口１３がら空気が流入することによっ
てパイプ接続体内部圧力Ｐ２は常に外部圧力Ｐ３と同じ
であるから燃料通路２内の燃料の液面は燃料タンクｌ内
の液面より高くなることがない。

このとき、クリーニング時における空気の圧送をはじめ
る前にパイプ接続体１６内にたまっていた少量の燃料を
気化器へ送り込んでしまうが、少量であるためにクリー
ニング効果には影響しない。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多（の修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、燃料通路は上記実施例の如く、逆Ｕ字形に形成
されたものに限らず、直管状のものであってもよい。ま
た、燃料通路は接続体に一体的に形成されていなくても
よい。さらにポンプも電磁ポンプに限るしのではない。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ポンプ
の燃料タンク側の燃料パイプから燃料タンク内の燃料取
入口までの燃料通路の一部が燃料タンク内の燃料の液面
よりも高い位置に設定され、該位置に形成された連絡部
に空気を燃料パイプから気化器へ供給するための空気取
入口が設けられ、気化器内に付着したタールを除去する
クリーニング運転時に前記空気取入口を開放する吸気弁
が設けられているから、クリーニング運転時に吸気弁を
開放すれば、燃料タンク内の燃料を抜かずに、空気だけ
を気化器内に圧送して気化器内に付着したタールを除去
し得るといった優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明液体燃料燃焼装置の一実施例を示すポン
プ部および燃料タンク部の正面断面図、第２図は同じく
燃料パイプと接続体とを分離した状態を示す図、第３図
は同じく燃料パイプを接続体に装着した状態を示す断面
図、第４図は同じく通常燃焼時のポンプ部の正面断面図
、第５図は同じくクリーニング運転時のポンプ部の正面
断面図、第６図は従来の液体燃料燃焼装置の構成図であ
る。 ｌ：燃料タンク、２：ポンプ、３：燃料、４：気化器、
５：燃料パイプ、６：燃焼器、ｌＯ：燃料取入口、１１
：燃料通路、１２：連絡部、１３：空気取入口、１４：
吸気弁。 出　願　人　　シャープ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼器に取付けられた燃料タンクの内部の燃料を気化器
   内へ送るためのポンプが設けられ、該ポンプの燃料タン
   ク側に燃料パイプが接続され、該燃料パイプから燃料タ
   ンク内の燃料取入口までの燃料通路が形成され、該燃料
   通路の一部が燃料タンク内の燃料の液面よりも高い位置
   に設定され、該位置に連絡部が形成され、該連絡部に空
   気を燃料パイプから気化器へ供給するための空気取入口
   が設けられ、前記気化器内に付着したタールを除去する
   クリーニング運転時に前記空気取入口を開放する吸気弁
   が設けられたことを特徴とする液体燃料燃焼装置。