JPH08246561A - 木製架材及び木製架材の連結構造 - Google Patents

木製架材及び木製架材の連結構造

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JPH08246561A
JPH08246561A JP596895A JP596895A JPH08246561A JP H08246561 A JPH08246561 A JP H08246561A JP 596895 A JP596895 A JP 596895A JP 596895 A JP596895 A JP 596895A JP H08246561 A JPH08246561 A JP H08246561A
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JP
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hole
joint
connecting metal
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end plate
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JP596895A
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English (en)
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Masahiro Inayama
正弘 稲山
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NIPPON JUTAKU PANEL KOGYO KYOD
NIPPON JUTAKU PANEL KOGYO KYODO KUMIAI
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NIPPON JUTAKU PANEL KOGYO KYOD
NIPPON JUTAKU PANEL KOGYO KYODO KUMIAI
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】木造構造物で、接合部の剛性を高め、長いスパ
ンのラーメン構造を構築する。 【構成】柱43は接合部29表面に、全ねじ41(連結
金物40)を突出してある。梁18は、木製の梁本体の
接合端部2に、接合孔13を有する端板12と梁本体と
の固定板14とを有する連結金物16を固定してなる。
柱の接合部29に梁18の端板12を当接し、端板12
の接合孔13から柱43の全ねじ41を突出させる。全
ねじ41に座金、ナットを螺合締結して該部を金属結合
とする。柱43の接合部29表面に、梁18の接合端部
2を突合わせて連結した柱と梁の連結構造を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木造建造物において
剛構造を構成する為の梁や柱などの木製架材及び、これ
ら木製架材相互あるいは木製架材と他の部材とを連結し
てなる木製架材の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建造物における柱等の縦架材
と梁、桁、土台などの横架材との連結はピン結合の構造
であり、剛結合ではなく、ラーメン構造を構築すること
はできなかった。そこで、出願人は、柱内に設置した連
結金物と横架材内に設置した連繋金物を連結する、柱と
横架材との接合装置を提案した(特開平2−18602
6号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
梁の端部の構造が複雑であり加工が煩雑化すると共に、
連結螺杆を介して、連繋金物を連結していたので、連結
作業が接合面から離れた位置でなされる為に連結作業を
しにくいなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、この発明は、第
一架材の接合部表面に螺筒又は螺杆からなる第一連結金
物を固着し、第二架材の接合端面に端板と固定板とから
なる第二連結金物を固定したので、前記問題点を解決し
た。
【0005】即ちこの発明は、第一架材の接合部表面
に、木製の第二架材の端面を突合わせて連結する連結構
造において、前記第一架材は接合部表面に、接合用螺筒
の端部を露出しあるいは接合用螺杆を突出した第一連結
金物を固着してなり、前記第二架材は、接合端面に、接
合孔を有する端板と該第二架材との固定板とを有する第
二連結金物を固定してなり、前記第一架材の接合面に前
記第二架材の端板を当接し、前記端板の接合孔と前記連
結金物を金属結合したことを特徴とする木製架材の連結
構造である。
【0006】また、第一架材の接合部表面に、木製の第
二架材の端面を突合わせて連結する連結構造において、
前記第一架材は接合部に軸方向に直交して貫通孔を設
け、該貫通孔に、端部を外側に露出した接合用螺筒を埋
設固定し、あるいは端部を突出した接合用螺杆を埋設固
定してなる第一連結金物を設け、前記第二架材は、接合
端面に、接合孔を穿設した端板に該第二架材との固定板
を突設した第二連結金物を固定してなり、前記第一架材
の接合面に前記第二架材の端板を当接し、前記端板の接
合孔と前記第一連結金物とを金属結合したことを特徴と
する木製架材の連結構造である。
【0007】また、木製の架材本体の連結端部に、該架
材本体の端面形状に対応した形状でかつ接合孔を穿設し
た端板に固定板を並列突設してなる第二連結金物を、嵌
装し、前記第二連結金物の固定板と前記杭本体とをねじ
で固定したことを特徴とする木製架材である。また、断
面長方形の木材の端部の両短辺側面に木材の長さ方向に
切り欠き溝を形成して架材本体を構成し、前記木材の断
面形状に対応した形状でかつ接合孔を穿設した端板の一
面に、前記切り欠き溝内に挿入できる固定板を並列突設
して第二連結金物を構成し、前記架材本体に該第二連結
金物を、前記両切り欠き溝内に固定板を挿入するよう
に、嵌装し、前記固定板に穿設した透孔から架材本体に
ねじを打ち込んだことを特徴とする木製架材である。
【0008】また、架材本体は単板を積層してなり、該
架材本体に、架材本体の積層方向に並列するように第二
連結金物の固定板を嵌装し、該固定板の透孔から単板の
積層を貫通するようにねじを固定した木製架材である。
更に、架材本体表面で、他の部材を突き合わせる接合予
定部に貫通孔を穿設し、該貫通孔に、端部に螺杆をある
いは螺穴を形成した第一連結金物を嵌挿固着した木製架
材である。
【0009】前記における第一架材と第二架材の組み合
わせとして、例えば、柱と梁、梁と柱、土台と柱、基礎
と柱、柱と胴差しなどが考えられる。また前記における
第一架材は木製の他、柱の場合には鉄骨製、基礎の場合
にはコンクリート製等でも可能である。
【0010】前記における第一架材の接合部表面は、通
常の断面四角形の架材の場合、1面から4面までの接合
構造が考えられる。
【0011】前記における金属結合とは、主にボルトと
ナットによる連結をさす。
【0012】また、前記における第二連結金物の固定板
と架材本体との固定に使用するねじは、ラグスクリュー
(コーチスクリューボルト)あるいはこれと同等のもの
を使用することが望ましい。
【0013】
【作用】第一架材の第一連結金物と、第二架材の第二連
結金物を金属結合したので、両架材は剛接合できる。第
二架材は端面に第二連結金物の端板が位置するので、第
一架材の接合部には端面が当接し、端面付近で両架材は
連結される。
【0014】
【実施例1】図3に基づきこの発明の実施例を説明す
る。この実施例では、架材として梁を構成した場合であ
る。
【0015】断面縦長長方形の梁用の木材1の両接合端
部2、2で、上面3(断面の短辺側)に切り欠き7を端
面5から所定長さL2 に亘って設ける。同様に前記木材
1の接合端部2、2で、下面(断面の短辺側)4に切り
欠き8を端面5から所定長さL2 に亘って設ける。ま
た、前記木材の端面5に前記切り欠き7、8に連通する
凹入部9を形成する。前記切り欠き7、8及び凹入部9
は、木材1の側面側6、6から所定幅を残した中央部に
幅D2 で形成してある。また、前記接合端部2の下面側
2aは端面5から長さL2 に亘って、高さH0 分だけ切
り欠いて、欠き部19とし、端面5の高さをH2 で形成
して、梁本体(架材本体)10を構成する(図3
(a))。また、前記接合端部2、2で、前記切り欠き
7、8及び凹入部9を除いた木材1の部分を接合基部1
1とする。
【0016】また、前記木材1は、横に配置した所定板
材を縦方向に積層固着してなり、縦断面図(図3
(a))で横方向に繊維が通った構造となっている(図
示していない)。
【0017】幅D2 、高さH2 の鋼板からなる端板12
の短辺側に接合孔13、13を穿設する。前記端板12
の一面で、前記接合孔13より中央側に、2枚の幅D2
の固定板14、14を並列して突設する。前記固定板1
4には、ほぼ全面に亘り、多数の固定孔15、15が穿
設してある。以上のようにして、連結金物(第二連結金
物)16を構成する(図3(a))。
【0018】前記梁本体10の接合端部2、2に、前記
連結金物16を嵌装固定する。この際、固定板14、1
4は切り欠き7、8に、端板12は凹入部9内に夫々収
容され、固定板14及び端板12は夫々接合基部11に
当接している。前記固定板14の固定孔15、15にラ
グスクリュー17、17を挿通して、梁本体10に螺合
締結する。前記ラグスクリュー17は梁本体10の積層
した繊維を貫通しているので、固定板14は梁本体10
に強固に固定される。以上のようにして、梁(第二架
材)18を構成する(図3(b)(c))。前記におい
て、端板12の接合孔13、13は切り欠き7、8内に
位置しているので、梁18を接合した際に、ボルト、ナ
ットなどは切り欠き7、8内に収容される。
【0019】前記実施例において、木材は積層した構造
の方が強度を発揮できるが、他の木材単体などでも可能
である。
【0020】
【実施例2】図4乃至図6に基づき、架材として、柱を
構成した実施例である。
【0021】断面縦長長方形の柱用の木材21の下端部
(接合端部)22で、断面の一短辺側面23に切り欠き
27を下面(端面)25から所定長さL1 に亘って設け
る。同様に前記木材21の下端部22で、断面の他短辺
24側に切り欠き28を下面から所定長さL1 に亘って
設ける。切り欠き27、28は、木材21の長辺側の側
面側26、26から所定幅残した中央部に幅D1 で形成
してある。また、前記下端部で、前記切り欠き27、2
8を除いた木材1の部分を接合基部31とする。
【0022】また、前記木材21の中間部の接合予定部
29、29に、該接合予定部29の平行する面29a、
29bを結ぶ貫通孔38を穿設する。該貫通孔は両開口
縁をナット嵌挿用に軸部より大径とした大径部39が形
成されている。以上のようにして、柱本体(架材本体)
30を構成する(図4(a))。また、前記木材21
は、縦に配置した所定板材を積層固着してなり、図4
(a)の縦断面図で縦方向に繊維が通った構造となって
いる(図4(a))。
【0023】幅D0 、高さH1 の鋼板からなる端板32
の短辺側に接合孔33、33を穿設する。前記端板32
の一面で、前記接合孔33より中央側に、2枚の所定幅
(D1 と同じ又は狭い)の固定板34、34を並列して
突設する。前記固定板34には、ほぼ全面に亘り、多数
の固定孔35が穿設してある。以上のようにして、連結
金物(第二連結金物)36を構成する(図4(a)
(c))。
【0024】前記柱本体30の下面(接合端部)25
に、前記連結金物36を嵌装固定する。この際、固定板
34、34は夫々切り欠き27、28内に収容され、固
定板34及び端板32は夫々接合基部31に当接してい
る。また、前記において、端板32の接合孔33は切り
欠き内に位置している。また、前記梁18の場合と同様
に、固定板34の固定孔35にラグスクリュー17、1
7を挿通して、ラグスクリュー17、17を夫々柱本体
30に螺合締結する。ラグスクリュー17は柱本体30
の積層した繊維を貫通している。
【0025】次に前記貫通孔38に嵌挿でき、かつ貫通
孔38より長い全ねじ41と、該全ねじ41に螺合でき
るナット42とで連結金物(第一連結金物)40を構成
する。
【0026】前記柱本体30の接合予定部29の貫通孔
38、38に前記連結金物40の全ねじ41を嵌挿し
て、全ねじ41の両端部にナット42、42を螺合し
て、柱本体30に全ねじ41を固定する。この際、全ね
じ41は貫通孔38内にねじ込むように押し込んで、全
ねじ41は柱本体30に強固に固定される。また、ナッ
ト42は貫通孔38の大径部39内に収容され、柱本体
30の表面から突出しない。
【0027】以上のようにして、柱(第一架材)43を
構成する(図4(b)(c))。
【0028】前記実施例において、全ねじ41は貫通孔
38内に押し込んで固定したが、接着剤を介して固定す
ることもできる。
【0029】また、前記実施例において、連結金物(第
一連結金物)40は柱中間部の貫通孔38に挿通できる
全ねじ41から構成したが、両端部に螺杆が突出した構
造の杆体であれば、両端をねじ切りした鉄筋でも可能で
ある(図示していない)。
【0030】また、両端部に長ナット(螺筒)46、4
6を螺合した全ねじ45から連結金物44(第一連結金
物)を構成し、該長ナット46の端縁を貫通孔38の開
口縁に臨ませることもできる(図7(a))。また、前
記全ねじ41より口径の大きな鉄筋48の端部に軸方向
の溝を穿設し、該溝壁に螺糸を施して螺筒49、49を
形成し、連結金物47(第一連結金物)とすることもで
きる(図7(b))。または、鋼管の端部内側に螺糸を
形成して、連結金物(第一連結金物)とすることもでき
る(図示していない)。
【0031】
【実施例3】図1、図5乃至図12に基づき、この発明
の連結構造として、基礎(第一架材)と柱(第二架材)
の連結構造、柱(第一架材)と梁(第二架材)の連結構
造等について夫々説明する。
【0032】基礎51の上面に、該基礎51内に埋設し
たアンカーボルト(螺杆、第一連結金物)52の上端部
が突出している。
【0033】前記基礎(第一架材)51に、前記実施例
2の柱(ここでは、第二架材)43を立設し、前記基礎
51のアンカーボルト52を柱43の端板32の接合孔
33、33に挿通し、端板32から突出したアンカーボ
ルト52に座金を嵌装し、ナットを螺合締結して柱43
を基礎51に固定して、基礎と柱との連結構造(架材の
連結構造)53を構成する(図5(a)(b)、図
1)。
【0034】続いて、柱(ここでは、第一架材)43の
中間部の平行する2面で架材接合位置29に、前記実施
例1の梁(第二架材)18の接合端部2を当接し、端板
12の接合孔13、13にボルトを挿通し、端板の接合
孔から突出した全ねじ41に座金を嵌装し、ナットを螺
合締結して梁18を柱43に固定する。以上のようにし
て、柱と梁の連結構造(架材の連結構造)54を構築す
る(図6(a)、図1、図8(b))。
【0035】ここで、基礎51と柱43、柱43と梁1
8とは、連結金物40、36、16、を介して夫々剛に
連結される。従って、柱43、43、梁18でラーメン
構造を構築できる。
【0036】また、ここで、通常は、梁18の切り欠き
7側は天井裏に位置し、あるいは梁18の上面にボード
を載置するので、梁18の欠き部19に厚さH0 の板7
0を被着すれば、連結金物16、40は室内側に露出し
ない(図示してない)。また、必要ならば、更に梁18
の切り欠き7、8内に、梁本体と同質あるいは他の材質
の木片55、55を嵌挿してもよい(図2(b))。
【0037】同様に、通常は連結金物36の端板32は
床70に隠れるので、柱43の切り欠き27、28内
に、柱本体と同質の木片55a、55aを嵌挿すれば、
連結金物36、アンカーボルト52は室内側に露出しな
い(図2(a))。
【0038】また、前記において、柱の平行する2面に
梁が連結された構造について説明したが、柱43の1面
に梁が連結された構造でも同様に可能である(図8
(a))。この場合には、柱43で、梁18が当接した
面と反対側の面に小端板56を当接し、該小端板56の
接合孔57に連結金物40の全ねじ41を挿通する(図
1実線図示、図9(a)(b)、図2(a))。また、
この場合、小端板56が挿入できる凹入部72を全ねじ
41に沿って設け(図9(b)、図2(a))、該凹入
部72内に全ねじ41の先端を位置させれば、凹入部7
2内で全ねじ41と小端板56とを連結でき、連結後に
凹入部72に木片等を嵌挿すれば、全ねじ41、端板5
6、ワッシャー及びナットが柱43の表面に露出しない
(図示していない)。
【0039】また、同様に、柱43の4面に梁18、1
8を連結することもできる。例えば、対向する梁18、
18が夫々異なる高さで柱43に連結される場合には、
前記対向する2面に柱43を連結した構造を同様に他の
対向する2面で構築すればよい。この場合、柱43には
貫通孔38とは上下に位置をずらした貫通孔38aを穿
設して、同様に梁18を連結して柱と梁の連結構造62
を構成する(図10(a)(b))。
【0040】また、柱43の4面に梁18、18を連結
する場合で、同一の梁18が柱43の同一高さ位置に接
合される場合には、柱43の接合予定部29に、梁18
の端板12の接合孔13の位置に合わせて、貫通孔38
bを穿設して、柱43を構成し、柱43に同様に梁1
8、18を接合して柱と梁の連結構造を構成することも
できる。
【0041】この場合、連結金物(第一連結金物)40
は前記と同様の全ねじ41から構成し、他方の連結金物
(第一連結金物)58は、螺筒60が形成された大径杆
体59で中間部に他の連結金物40の全ねじ41、41
を挿通する透孔61、61を穿設してある。前記柱43
の一方の貫通孔38bに大径杆体59を嵌挿し、続いて
他の貫通孔38に、全ねじ41を嵌挿し、該全ねじ41
は前記大径杆体59の透孔61、61を貫通して他側に
突出している。以上のようにして柱43を構成し、該柱
43に、同様に梁18、18を連結して柱と梁の連結構
造62aを構成する(図11(a)(b))。
【0042】また、柱43の隣接する面に、平面L状に
梁18を2本接合する場合には、前記図9(a)(b)
及び図10、図11の構造を組み合わせれば構築できる
(図8(c))。また、同様に、柱43の3面に梁18
を3本接合する場合にも前記図9(a)(b)及び図1
0、図11の構造を組み合わせれば構築できる(図8
(d))。
【0043】また、前記実施例において、柱(第一架
材)の中間部の接合予定部に梁(第二架材)の端板が接
合連結した柱と梁の連結構造について、説明したが、梁
(第一架材)の中間部に柱(第二架材)の上端部を連結
して、梁と柱の連結構造とすることもできる(図示して
いない)。この場合には、柱の上面に梁の中間部が連結
された構造で、柱の上端部に連結金物36(または、連
結金物16)を固定し、梁の中間部に貫通孔を穿設し
て、全ねじ41からなる連結金物40を固定する。
【0044】また、前記実施例において、梁18に連結
する柱を実施例2の柱としたが、他の構造の柱とするこ
ともできる。例えば、H型鋼63にスチフナー65、6
5で補強し、H型鋼63のフランジ64に梁18の端板
12の接合孔13に対応した透孔66、66を穿設し、
該透孔66からボルト(第一連結金物)68の軸を突出
させて、柱67を構成する(図12(a))。この場合
にも前記梁18の端板12をH鋼のフランジ64に当接
し、フランジ64の透孔66と端板12の接合孔13と
にボルト66を挿通しナットを螺合締結して、柱67と
梁18とを固定して、柱と梁の連結構造69を構成する
(図12(a)(b))。
【0045】
【発明の効果】第一架材の第一連結金物と、第二架材の
第二連結金物を金属結合し、第二架材は端面に第二連結
金物の端板が位置するので、第一架材の接合部には端面
が当接し、端面付近で両架材は連結され、従来に比し
て、接合部の剛性を更に高めることができる効果があ
る。従って、木造建造物で長いスパンのラーメン構造を
構築でき、広い空間を確保でき、木造構造物の利用の幅
を広げることができる効果がある。
【0046】また、部品点数が少なく、接合される第二
架材の端面付近で連結作業ができるので、連結作業を容
易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の架材の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】(a)(b)は、この発明の実施例の連結構造
を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例の梁で、(a)は部品の構成
を示す縦断面図、(b)は縦断面図、(c)は側面図で
ある。
【図4】この発明の実施例の柱で、(a)は部品の構成
を示す縦断面図、(b)は縦断面図、(c)は底面図で
ある。
【図5】この発明の実施例で、基礎と柱との連結を示す
図で(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A線にお
ける断面図である。
【図6】この発明の実施例で、柱と梁との連結を示す図
で(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図7】(a)(b)はこの発明の柱の他の実施例で、
連結金物を他の構造とした場合を表す。
【図8】(a)乃至(e)はこの発明の実施例で、柱と
梁との連結パターンを示す図で、連結金物を簡略的に記
載した一部平面図である。
【図9】この発明の他の実施例で、柱に1本の梁が連結
した構造を示す図で、(a)は横断面図、(b)は縦断
面図である。
【図10】この発明の他の実施例で、柱に4本の梁が連
結した構造を示す図で、(a)は一部を破切した正面
図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図11】この発明の他の実施例で、柱に4本の梁が連
結した他の構造を示す図で、(a)は一部を破切した正
面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
【図12】この発明の梁を他の柱に連結した構造を示す
図で、(a)は連結前の一部を破切した平面図、(b)
は連結後の一部を破切した平面図、(c)は連結後の縦
断面図である。
【符号の説明】
2 接合端部 3 上面(短辺側面) 4 下面(短辺側面) 5 端面 7、8 切り欠き 10 梁本体(架材本体) 12 端板 14 固定板 15 固定孔 16 連結金物(第二連結金物) 17 ラグスクリュー 18 梁(第二架材) 22 接合端部 23、24 短辺側面 25 端面 27、28 切り欠き 30 梁本体(架材本体) 32 端板 34 固定板 35 固定孔 36 連結金物(第二連結金物) 38 貫通孔 40 連結金物(第一連結金物) 43 柱(第一架材、第二架材) 44 連結金物(第一連結金物) 47 連結金物(第一連結金物) 51 基礎(第一架材) 52 アンカーボルト 53 基礎と柱の連結構造 54 柱と梁の連結構造 56 小端板 58 連結金物(第一連結金物) 62、62a 柱と梁の連結構造 67 柱 69 柱と梁の連結構造

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一架材の接合部表面に、木製の第二架材
    の端面を突合わせて連結する連結構造において、前記第
    一架材は接合部表面に、接合用螺筒の端部を露出しある
    いは接合用螺杆を突出した第一連結金物を固着してな
    り、前記第二架材は、接合端面に、接合孔を有する端板
    と該第二架材との固定板とを有する第二連結金物を固定
    してなり、前記第一架材の接合面に前記第二架材の端板
    を当接し、前記端板の接合孔と前記連結金物を金属結合
    したことを特徴とする木製架材の連結構造。
  2. 【請求項2】第一架材の接合部表面に、木製の第二架材
    の端面を突合わせて連結する連結構造において、前記第
    一架材は接合部に軸方向に直交して貫通孔を設け、該貫
    通孔に、端部を外側に露出した接合用螺筒を埋設固定
    し、あるいは端部を突出した接合用螺杆を埋設固定して
    なる第一連結金物を設け、前記第二架材は、接合端面
    に、接合孔を穿設した端板に該第二架材との固定板を突
    設した第二連結金物を固定してなり、前記第一架材の接
    合面に前記第二架材の端板を当接し、前記端板の接合孔
    と前記第一連結金物とを金属結合したことを特徴とする
    木製架材の連結構造。
  3. 【請求項3】木製の架材本体の連結端部に、該架材本体
    の端面形状に対応した形状でかつ接合孔を穿設した端板
    に固定板を並列突設してなる第二連結金物を、嵌装し、
    前記第二連結金物の固定板と前記杭本体とをねじで固定
    したことを特徴とする木製架材。
  4. 【請求項4】断面長方形の木材の端部の両短辺側面に木
    材の長さ方向に切り欠き溝を形成して架材本体を構成
    し、前記木材の断面形状に対応した形状でかつ接合孔を
    穿設した端板の一面に、前記切り欠き溝内に挿入できる
    固定板を並列突設して第二連結金物を構成し、前記架材
    本体に該第二連結金物を、前記両切り欠き溝内に固定板
    を挿入するように、嵌装し、前記固定板に穿設した透孔
    から架材本体にねじを打ち込んだことを特徴とする木製
    架材。
  5. 【請求項5】架材本体は単板を積層してなり、該架材本
    体に、架材本体の積層方向に並列するように第二連結金
    物の固定板を嵌装し、該固定板の透孔から単板の積層を
    貫通するようにねじを固定した請求項3又は4記載の木
    製架材。
  6. 【請求項6】架材本体表面で、他の部材を突き合わせる
    接合予定部に貫通孔を穿設し、該貫通孔に、端部に螺杆
    をあるいは螺穴を形成した第一連結金物を嵌挿固着した
    請求項3又は4記載の木製架材。
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