JPH08245924A - 道路表面処理剤および道路表面処理構造と道路表面処理装置 - Google Patents

道路表面処理剤および道路表面処理構造と道路表面処理装置

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JPH08245924A
JPH08245924A JP7052265A JP5226595A JPH08245924A JP H08245924 A JPH08245924 A JP H08245924A JP 7052265 A JP7052265 A JP 7052265A JP 5226595 A JP5226595 A JP 5226595A JP H08245924 A JPH08245924 A JP H08245924A
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伸二 関野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路表面処理剤としては、優れたすべり止め
性と高度な耐磨耗性が発揮でき、また、速乾性があり、
しかも一液型なので施工が簡単で、工期も短く、カラー
リゼーションが可能で豊富なものであり、下地調整が簡
単でわだちの修正も可能なものであり、このような道路
表面処理剤をもって継ぎ目のない仕上げの美しい表面処
理が簡単かつ確実に施工できる。 【構成】 車輪により走行可能な矩形の本体フレーム5
に、この本体フレーム5の短手辺5aと平行であり、長
手辺5bに沿って移動する走行フレーム6を設け、さら
に、この走行フレーム6の長さ方向に沿って移動するよ
うに、熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径1〜5mmの
焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からなる混合材を
主成分とする道路表面処理剤の投射機10をジャッキ20で
傾斜可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、すべり止めをなす道路
表面処理剤およびこれを用いた表面処理構造とその施工
用の表面処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路の表面を凹凸としたすべり止めを施
すことは、交通事故が多発する危険のある箇所、例えば
交差点、横断歩道、踏切、曲線部、坂道などに必要とさ
れ、これには樹脂系のすべり止め舗装が一般的である。
【0003】樹脂系のすべり止め舗装としては、略式の
慣用語としてニート工法と呼ばれる表面処理工法が従来
行われている。
【0004】これは、図17に示すように既設又は新設の
アスファルト舗装、コンクリート舗装の舗装面1上に、
樹脂バイダー2として可撓性エポキシ樹脂を薄く均一に
塗布し、その上に耐磨耗性の硬質骨材3(黒および着
色)を散布して路面に固着させる工法で、特に湿潤時で
もすべり抵抗性を高めることを目的としたものである。
このようにして施工された道路表面層は樹脂バインダー
2中に硬質骨材3の底部が埋没して固着している。
【0005】また、樹脂バインダー、着色磁器質骨材、
トップコートを適用することによって、すべり抵抗性の
他に耐久性の優れたカラー舗装が併せて得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のニート工法
による樹脂系のすべり止め舗装では、硬質骨材3が樹脂
バインダー2中に完全に混入されたものでないので、施
工中や施工後に硬質骨材3の一部が脱落・剥離して無駄
になるし、また、これを清掃する手間がかかる。
【0007】さらに、樹脂バインダー2は可撓性変性エ
ポキシ樹脂をベースとする主材およびポリアミン系など
の硬化剤より成るが、二液混合された樹脂で、架橋結合
によって次第に強度を発揮するので、養生期間等時間が
かかるものである。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、第1に、優れたすべり止め性と高度な耐磨耗性が発
揮でき、また、速乾性があり、しかも一液型なので施工
が簡単で、工期も短く、カラーリゼーションが可能で豊
富なものであり、下地調整が簡単でわだちの修正も可能
な道路表面処理剤を提供することにあり、第2に、この
目的に加えてさらにすべり止め効果を高めることができ
る道路表面処理構造を提供することにあり、第3に、こ
れらの道路表面処理剤や道路表面処理構造の目的に加え
て、継ぎ目のない仕上げの美しい表面処理が簡単かつ確
実に施工できる道路表面処理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、道路表面処理剤としては、熱可塑性樹脂100
重量部に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを400
〜900 重量部からなる混合材を主成分とすることを要旨
とするものである。
【0010】また、道路表面処理構造としては、熱可塑
性樹脂100 重量部に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサ
イトを400 〜900 重量部からなる混合材を主成分とする
道路表面処理剤を厚さ3〜10mmで塗布し、この塗布面に
道路幅方向または長さ方向に延びる溝を適宜間隔で形成
したことを要旨とするものである。
【0011】さらに、道路表面処理装置としては、第1
に、車輪により走行可能な矩形の本体フレームに、この
本体フレームの短手辺と平行であり、長手辺に沿って移
動する走行フレームを設け、さらに、この走行フレーム
の長さ方向に沿って移動するように、熱可塑性樹脂100
重量部に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを400
〜900 重量部からなる混合材を主成分とする道路表面処
理剤の投射機を設けたこと、および、投射機は、道路表
面処理剤を入れるホッパーと、このホッパーからの道路
表面処理剤を移送する送給ローラーとこの送給ローラー
に近接し送られた材料を地面に叩き付ける羽根を有する
回転体とからなること、さらに、投射機は、走行フレー
ムに対して傾斜機構を介して支承したことを要旨とする
ものである。
【0012】第2に、熱可塑性樹脂100 重量部に対し、
粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部か
らなる混合材を主成分とする道路表面処理剤を収納する
ニーダーと加圧サブタンクとコンプレッサーとを台車に
設け、加圧サブタンクから伸びるフレキシブルパイプの
先に前記コンプレッサーからのエアーホース先端が結合
するエアー噴射の吐出ノズルを設けたことを要旨とする
ものである。
【0013】第3に、熱可塑性樹脂100 重量部に対し、
粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部か
らなる混合材を主成分とする道路表面処理剤を収納し、
シャッターによるスリット開口を下面に設けた材料タン
クを台車に設け、このスリット開口の外側に長さ方向に
開口を一部閉塞する塞ぎ板を着脱自在に取付けるように
したことを要旨とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、骨材として焼
成ボーキサイトを利用しているのですり減り性や対磨耗
性にすぐれ、熱可塑性樹脂と骨材としての焼成ボーキサ
イトが完全に混合されているので、これを塗布した道路
表面では骨材等の剥離もない。
【0015】また、骨材としての焼成ボーキサイトの粒
径が大きいので表面の凹凸も大きく、滑り止め効果も大
きい。ちなみに、他との比較試験を行うと、下記表1お
よび図18に示すようなものとなる。
【0016】 測定器:Portable Skid Resistence Tester
【0017】この表1および図18において、樹脂すべり
止めは前記従来のニート工法による樹脂系のすべり止め
舗装の場合、アスコンはすべり止め処理を行わないアス
ファルトコンクリートの場合である。これにより、本発
明はウェットな場合に大きなすべり抵抗を発揮すること
がわかる。
【0018】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、特定場所では、塗布面に道路幅方向に延びる
溝を適宜間隔で形成することで、自動車のタイヤに抵抗
と振動を与え、よりすべりにくいものとするとともに注
意を喚起することができる。
【0019】請求項3記載の本発明によれば、前記のご
とき道路表面処理剤の投射機は、車輪により走行可能な
矩形の本体フレームに対して、この本体フレーム内を
X,Yいずれの方向にも自由に動くことができるものと
なり、その結果、継ぎ目のない綺麗な仕上がりの施工が
可能となる。
【0020】請求項4記載の本発明によれば、投射機は
送給ローラーとこの送給ローラーに近接し送られた材料
を地面に叩き付ける羽根を有する回転体とからなるので
効率的に路面への塗布が可能となる。
【0021】請求項5記載の本発明によれば、投射機は
傾斜機構を介して支承されることで、斜めの状態で本体
フレームに近接させ、この本体フレームよりも多少外側
部分にも道路表面処理剤の投射を行うことができる。
【0022】請求項6記載の本発明によれば、ニーダー
から加圧サブタンクへ移送された道路表面処理剤は空気
圧でフレキシブルパイプ内を流れ、先端の吐出ノズルか
ら噴射されるが、この吐出ノズルはエアーホース先端が
結合するエアーガンタイプのものでエアー噴射の誘引力
で強力な効率によい噴射が得られるので、吐出ノズルを
持って順次移動しながら路面に道路表面処理剤を吹き付
け塗装していける。
【0023】請求項7記載の本発明によれば、道路表面
処理剤は台車の移動とともに材料タンク下面のシャッタ
ーによるスリット開口から流出して路面の塗布される
が、スリット開口の幅はシャッターの開閉程度で決定で
きこれにより流出量も調整できる。また、塞ぎ板を取付
けることにより1台の装置で複数種類の幅の塗装が可能
となる。
【0024】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。先に本発明の道路表面処理剤について説明す
ると、熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径1〜5mmの
焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からなる混合材を
主成分とするものである。
【0025】このうち、熱可塑性樹脂としては、軟化点
が80〜110 °Cである石油樹脂(C5系やC9系な
ど)、ロジン樹脂、テルペン樹脂などが好適である。
【0026】また、焼成ボーキサイトは1600〜1900°C
で仮焼し、Al2 3を60%以上含有する焼成ボーキサ
イトである。
【0027】前記熱可塑性樹脂と焼成ボーキサイトとの
混合材を主成分とする他に各種の着色顔料および沈降防
止剤、接着向上剤、クラック防止剤、汚染防止剤および
シランカップリング材などの各種添加剤を加える。
【0028】着色顔料の選択により本発明の道路表面処
理剤はベンガラ、グリーン、黒等の有色とすることがで
きる。
【0029】次に、このような道路表面処理剤を路面に
塗布する本発明の道路表面処理装置について説明する。
【0030】図2〜図10は本発明の道路表面処理装置の
第1実施例を示すもので、車輪4により走行可能な矩形
の本体フレーム5に、この本体フレーム5の短手辺5a
と平行であり、長手辺5bに沿って移動する間隔を存し
た平行フレームである走行フレーム6を設ける。図中7
は本体フレーム5側に設けた走行フレーム6の走行用モ
ーターで、スプロケット、チェーンを伝達機構として走
行フレーム6を横移動させるように駆動する。
【0031】さらに、この走行フレーム6の長さ方向に
沿って移動するように投射機10を設けた。図6〜図10に
示すように、この投射機10は約100kg の前記道路表面処
理剤を収納できるタイプで、内部に攪拌翼14を有し、下
端に膜厚調整板15aを有するシャッター15を配置し、ま
た、プロパンバーナーで保温されるホッパー11と、左右
にフランジ12aを設け、このホッパー11からの道路表面
処理剤を移送する送給ローラー12と、この送給ローラー
12に近接し送られた材料を地面に叩き付ける羽根13aを
有する回転体13とからなる。
【0032】回転体13の周囲は材料が飛散しないように
カバー16で囲撓し、また、投射機10の要所には加熱用の
バーナー17を設けた。図中18は送給ローラー12の駆動用
のモーター、19は回転体13の駆動用のモーターである。
送給ローラー12は巾25cm程度、径15cm程度で、前記モー
ター18とは減速機を介して連結し、30秒に1回転する。
また、回転体13は径10cm、羽根13aは複数枚で、モータ
ー19に直結し、1,500/分程度の高速回転をする。この
回転体13は羽根13aがフランジ12a間に入り込むように
送給ローラー12に近接(0.1 〜0.3 mmのクリアランス)
させる。
【0033】図5にも示すように、前記投射機10は走行
フレーム6に対して電動シリンダー20で吊支して傾倒で
きるように軸支してなる傾斜機構を介して支承され、か
かる傾斜機構を有する投射機10の支承部は走行フレーム
6に沿ったネジシャフト21に対して螺合させた。該ネジ
シャフト21は投射機10の移動機構を構成するものとして
走行フレーム6に載置するモーター22にスプロケットや
チェーン等で連結させた。
【0034】なお、本体フレーム5と走行フレーム6の
相互、投射機10と走行フレーム6の相互は移動の円滑を
確保できるように走行輪8とレール9との係合を持って
なる。
【0035】次に使用法および動作について説明する。
前記道路表面処理装置は図示は省略するがニーダートラ
ックで牽引するものであり、このニーダートラックのニ
ーダーから前記を熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径
1〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からな
る混合材を主成分とする道路表面処理剤をホッパー11に
移送する。
【0036】シャッター15を開くと道路表面処理剤が送
給ローラー12の上に流れ、送給ローラー12の回転につれ
てこれが回転体13の羽根13aに近づく。なお、シャッタ
ー15の膜厚調整板15aにより送給ローラー12上の道路表
面処理剤の厚みが均一に決定され、フランジ12aはこの
道路表面処理剤が左右に流れてしまうのを防止する。送
給ローラー12が1/4回転した時、カウンターのプリセ
ット機構の設定によりモーター22が始動し、ネジシャフ
ト21が回転して走行フレーム6に沿った投射機10の横走
行が始まる。
【0037】この時、道路表面処理剤は回転体13の羽根
13aに叩かれて路面に叩きつけられる。そのまま横走行
が続けられ(秒速50〜55cm)、塗装が終点の12.5cm手前
まできた時、シャッター15が閉まり、送給ローラー12へ
の道路表面処理剤の供給はなくなる。前記シャッター15
の下方の道路表面処理剤はなお送給ローラー12に送られ
1/4周すすむと道路表面処理剤は切れて投射はなくな
る。
【0038】リミットが働いて投射機10は走行フレーム
6が本体フレーム5の長手辺5bに沿って移動すること
で本体フレーム5の縦方向に少し移動する。この段階で
前記のごとくシャッター15が開き、送給ローラー12が1
/4回転した時、前記方向とは逆向きの横走行が開始さ
れる。
【0039】このようにして投射機10は横方向の往復運
動と縦方向の移動を繰り返して、本体フレーム5に対し
て、この本体フレーム5内をX,Yいずれの方向にも自
由に動くこととなり、その結果、継ぎ目のない綺麗な仕
上がりの施工が可能となる。
【0040】また、投射機10が走行フレーム6に沿って
横移動する際に終点の本体フレーム5の長手辺5bに近
づいた時に電動シリンダー20を作動してこの投射機10を
約30°程度傾ける。このようにすれば投射機10を斜めの
状態で本体フレーム5に近接させ、この本体フレーム5
の長手辺5aよりも多少外側部分にも道路表面処理剤の
投射を行うことができる。
【0041】このようにして、路面には、熱可塑性樹脂
100 重量部に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを
400 〜900 重量部からなる混合材を主成分とする道路表
面処理剤を厚さ3〜10mmで塗布する。
【0042】本発明の効果をためすための試験結果を下
記に示す。下記表のうち、(1)〜(3)は本発明の実
施例、(4)、(5)は比較例である。
【0043】 〔実施例〕 〔比較例〕 No. (1) (2) (3) (4) (5) 熱可塑性樹脂 100 100 100 100 100 焼成ボーキサイト 400 650 900 300 1000 添 加 剤 15 23 30 12 33 合 計 515 773 1030 412 1033 仕上がり外観 ※1 良 好 良 好 良 好 良 好 荒 い すべり抵抗ドライ ※2 82 88 95 86 107 (BPN)ウェット※3 65 85 88 52 98 3ケ月後の外観 ※4 良 好 良 好 良 好 汚 れ 骨材の 目立つ とれあり ※1 組成物を200 °C に加熱・溶融し、すきま5mmのアプリケーターで、 アスファルトブロックに塗付した。 ※2 ※1で形成した塗膜について、Portable Skid Resistence Testerです べり抵抗値(BPN)を測定した。 ※3 試料表面を水道水で濡れた状態にして、※2と同様に測定した。 ※4 ※1で作成した試験片を構成道路上に3ケ月間バクロ試験し未供試板と 比較調査した。
【0044】この表によれば、熱可塑性樹脂100 重量部
に対し焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部以外の場合
は、少ないとウエットのすべり抵抗が低下したり、多い
と骨材の取れが発生したりすることが知見できる。
【0045】さらに、カーブや分離帯、坂道等特に滑り
やすい特定な場所では図1の鎖線で示すように、この塗
布面に道路幅方向または長さ方向に延びる幅1〜3cm程
度の溝23を適宜間隔1〜3cmで形成してもよい。この溝
23の成形は道路表面処理剤を塗布後押圧成形等による。
【0046】このようにすれば、特定場所では溝23の存
在により自動車のタイヤに抵抗と振動を与え、よりすべ
りにくいものとするとともに注意を換気することができ
る。
【0047】図11は本発明の道路表面処理装置の第2実
施例を示すもので、図中24はトラック等の荷台などの台
車で、この台車24に前記のごとき、熱可塑性樹脂100 重
量部に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜
900 重量部からなる混合材を主成分とする道路表面処理
剤を収納するニーダー25と、このニーダー25からの道路
表面処理剤を受入れる加圧サブタンク26と、コンプレッ
サー27とを設けた。
【0048】この加圧サブタンク26から伸びるフレキシ
ブルパイプ28の先端に吐出ノズル29を設けるが、前記コ
ンプレッサー27からのエアーホース30はこれを加圧サブ
タンク26に接続させるとともに、途中を分岐してその先
端を前記吐出ノズル29に結合させてエアー噴射の吐出ノ
ズルとして構成した。
【0049】前記第2実施例の道路表面処理装置では、
ニーダー25から加圧サブタンク26へ移送された道路表面
処理剤は空気圧でフレキシブルパイプ28内を流れ、先端
の吐出ノズル29から噴射されるが、この吐出ノズル29は
エアーガンタイプのものでエアーホース30の先端からの
エアー噴射の誘引力で強力な効率のよい噴射が得られ
る。従って、この吐出ノズル29を手で持って順次移動し
ながら路面に道路表面処理剤を吹き付け塗装する。
【0050】図12〜図16は本発明の道路表面処理装置の
第3実施例を示すもので、手押し式の台車31にシャッタ
ー32によるスリット開口33を下面に設けた材料タンク34
を設けた。図中35はシャッター32の操作ハンドル、36は
バーナー用の燃料ボンベである。
【0051】図14、図15に示すように前記シャッター32
は固定枠32aと可動片32bの組み合わせからなるが、こ
れは先端を鋭角にした凸条37とこれが嵌入する断面三角
形状の凹溝38との噛み合わせとした。このようにすれば
シャッター32を閉じた状態では凸条37と凹溝38とがしっ
かりと噛み合い、材料タンク34内の道路表面処理剤の漏
れがないようにできる。
【0052】さらに、凹溝38側にゴムパッキングなどの
弾性部材39を配設しておけばこれがパッキングシールと
なりより漏れを少なくすることができる。
【0053】また、シャッター32の外側に長さ方向に前
記スリット開口33を一部閉塞する橇状の塞ぎ板40a,40
bをボルト固定で着脱自在に取付けるようにした。これ
ら塞ぎ板40a,40bは幅の異なるもので、これを付ける
ことでスリット開口33を異ならせることができる。
【0054】このようにして、熱可塑性樹脂100 重量部
に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900
重量部からなる混合材を主成分とする道路表面処理剤を
材料タンク34内に収納し、台車31を手押ししながらシャ
ッター32によるスリット開口33の幅で吐出量を調整しな
がら塗布していく。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明の道路表面処理
剤は、優れたすべり止め性と高度な耐磨耗性が発揮で
き、また、速乾性があり、しかも一液型なので施工が簡
単で、工期も短く、カラーリゼーションが可能で豊富な
ものであり、下地調整が簡単でわだちの修正も可能なも
のである。
【0056】また、道路表面処理構造としては、さら
に、自動車のタイヤに抵抗と振動を与え、よりすべりに
くいものとするとともに注意を喚起することができるも
のである。
【0057】また、道路表面処理装置としては、前記道
路表面処理剤や道路表面処理構造の効果に加えて、継ぎ
目のない仕上げの美しい表面処理が簡単かつ確実に施工
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路表面処理剤による道路表面処理構
造の1例を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の道路表面処理装置の第1実施例を示す
平面図である。
【図3】本発明の道路表面処理装置の第1実施例を示す
側面図である。
【図4】本発明の道路表面処理装置の第1実施例を示す
正面図である。
【図5】本発明の道路表面処理装置の第1実施例におけ
る投射機の傾斜機構の側面図である。
【図6】本発明の道路表面処理装置の第1実施例におけ
る投射機の正面図である。
【図7】本発明の道路表面処理装置の第1実施例におけ
る投射機の背面図である。
【図8】本発明の道路表面処理装置の第1実施例におけ
る投射機の側面図である。
【図9】本発明の道路表面処理装置の第1実施例におけ
る投射機の平面図である。
【図10】本発明の道路表面処理装置の第1実施例にお
ける投射機の要部の説明図である。
【図11】本発明の道路表面処理装置の第2実施例を示
す側面図である。
【図12】本発明の道路表面処理装置の第3実施例を示
す斜視図である。
【図13】本発明の道路表面処理装置の第3実施例を示
す要部の斜視図である。
【図14】本発明の道路表面処理装置の第3実施例を示
すシャッターの閉状態の縦断側面図である。
【図15】本発明の道路表面処理装置の第3実施例を示
すシャッターの開状態の縦断側面図である。
【図16】本発明の道路表面処理装置の第3実施例の使
用状態を示す斜視図である。
【図17】従来例を示す縦断側面図である。
【図18】本発明と従来例との作用の比較を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1…舗装面 2…樹脂バインダ
ー 3…硬質骨材 4…車輪 5…本体フレーム 5a…短手辺 5b…長手辺 6…走行フレーム 7…走行モーター 8…走行輪 9…レール 10…投射機 11…ホッパー 12…送給ローラー 12a…フランジ 13…回転体 13a…羽根 14…攪拌翼 15…シャッター 15a…膜厚調整板 16…カバー 17…バーナー 18,19 …モーター 20…電動シリンダ
ー 21…ネジシャフト 22…モーター 23…溝 24…台車 25…ニーダー 26…加圧サブタン
ク 27…コンプレッサー 28…フレキシブル
パイプ 29…吐出ノズル 30…エアーホース 31…台車 32…シャッター 32a…固定枠 32b…可動片 33…スリット開口 34…材料タンク 35…操作ハンドル 36…燃料ボンベ 37…凸条 38…凹溝 39…弾性部材 40a,40b…塞ぎ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径1
    〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からなる
    混合材を主成分とすることを特徴とする道路表面処理
    剤。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径1
    〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からなる
    混合材を主成分とする道路表面処理剤を厚さ3〜10mmで
    塗布し、この塗布面に道路幅方向または長さ方向に延び
    る溝を適宜間隔で形成したことを特徴とする道路表面処
    理構造。
  3. 【請求項3】 車輪により走行可能な矩形の本体フレー
    ムに、この本体フレームの短手辺と平行であり、長手辺
    に沿って移動する走行フレームを設け、さらに、この走
    行フレームの長さ方向に沿って移動するように、熱可塑
    性樹脂100 重量部に対し、粒径1〜5mmの焼成ボーキサ
    イトを400 〜900 重量部からなる混合材を主成分とする
    道路表面処理剤の投射機を設けたことを特徴とする道路
    表面処理装置。
  4. 【請求項4】 投射機は、道路表面処理剤を入れるホッ
    パーと、このホッパーからの道路表面処理剤を移送する
    送給ローラーとこの送給ローラーに近接し送られた材料
    を地面に叩き付ける羽根を有する回転体とからなる請求
    項3記載の道路表面処理装置。
  5. 【請求項5】 投射機は、走行フレームに対して傾斜機
    構を介して支承した請求項3または請求項4記載の道路
    表面処理装置。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径1
    〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からなる
    混合材を主成分とする道路表面処理剤を収納するニーダ
    ーとこのニーダーからの道路表面処理剤を受入れる加圧
    サブタンクとコンプレッサーとを台車に設け、加圧サブ
    タンクから伸びるフレキシブルパイプの先に前記コンプ
    レッサーからのエアーホース先端が結合するエアー噴射
    の吐出ノズルを設けたことを特徴とする道路表面処理装
    置。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂100 重量部に対し、粒径1
    〜5mmの焼成ボーキサイトを400 〜900 重量部からなる
    混合材を主成分とする道路表面処理剤を収納し、シャッ
    ターによるスリット開口を下面に設けた材料タンクを台
    車に設け、このスリット開口の外側に長さ方向に開口を
    一部閉塞する塞ぎ板を着脱自在に取付けるようにしたこ
    とを特徴とする道路表面処理装置。
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