JPH08245916A - 固形状筆記具 - Google Patents

固形状筆記具

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JPH08245916A
JPH08245916A JP7945895A JP7945895A JPH08245916A JP H08245916 A JPH08245916 A JP H08245916A JP 7945895 A JP7945895 A JP 7945895A JP 7945895 A JP7945895 A JP 7945895A JP H08245916 A JPH08245916 A JP H08245916A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固着性、描画性、速乾性に優れ、固体筆記具
と同様な筆記方法で、液体筆記具に近い描線が滑らかな
筆感が得られると共に、容器内に保持しない場合でも、
比較的乾燥固化しにくい固形状筆記具の提供。 【構成】 ゲル化成分、有機溶剤成分及び色素成分を含
有し、且つ、該有機溶剤成分の蒸発抑制成分を含有する
ことを特徴とする固形状筆記具。前記ゲル化成分がジベ
ンジリデンソルビト−ル及びその誘導体のジベンジリデ
ンソルビト−ル類で全量中1〜10重量%であり、前記
有機溶剤成分が、少なくとも(1)C1 〜C3 の脂肪族
低級アルコールからなる主溶剤と(2)非プロトン系極
性溶剤からなる補助溶剤との2種を組合わせてなり、全
量中主溶剤が30〜90重量%であり、補助溶剤が1〜
30重量%であり、前記蒸発抑制成分が下記一般式
(1)で示されるポリグリセリンの高級脂肪酸エステル
であることが好ましい。 CH2(OR)-CH(OR)-CH2-O-(CH2(OR)-CH(OR)-CH2-O-)n -CH(OR)-CH2(OR) (1) (但し、Rは水素またはC6 〜C30のアシル基であり、
アシル基の数が2個以上、nは0または正の整数を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固着性、描画性、速乾
性に優れ、且つ含有する揮発性の高い有機溶剤の蒸発を
抑制した固形状筆記具に関する。詳しくは固形状の速乾
性マーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筆記具は、マーキングペンやボー
ルペン等の液体筆記具と、鉛筆やクレヨン等の固体筆記
具に大別されるが、これらはそれぞれ長所及び短所を有
している。例えば、液体筆記具は、描画性に優れる一
方、溶剤の蒸発、顔料の凝集や沈殿等の経時変化による
筆記不良等を生じるおそれがあり、又、固体筆記具に比
して、一般に、その機構が複雑で製造コストが嵩み、製
造単価が高く製品が高価なものとなりやすい。又、固体
筆記具は、上記の液体筆記具のような経時的変化による
筆記不良が生じないが、描線が粗く、筆記対象への固着
性が劣る等の短所を有する。これら液体及び固体両筆記
具のそれぞれの短所を改善するため、ゲル化剤を用い描
画性等その特性を生かした筆記具が種々提案されてい
る。例えば、特公昭54−23618号公報、特公昭5
5−18474号公報、特公昭64−4551号公報等
では、ベンジリデンソルビトール類を使用したクレヨン
及びボールペン用インキが提案されている。又、特公昭
64−8673号公報、特公平1−16437号公報等
では、キサンタンガム等の多糖類を使用した水性ボール
ペン用インキを提案している。更に、特開平1−217
090号公報や、特開平4−337372号公報等で
は、脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩や、アンモニウ
ム塩を使用した固形状着色材等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案のゲル化成分を用いた各種の筆記具は、例えばベンジ
リデンソルビトール類を使用したインキ組成物では、添
加される溶剤の蒸気圧が低く、乾燥速度が遅く、筆記直
後に触れたりすると手指、筆記面及び他の用紙を汚すお
それがあり、そのまま長時間放置して乾燥させねばなら
ない等の不都合がある。又、脂肪族カルボン酸のアルカ
リ金属塩や、アンモニウム塩をゲル化成分として使用し
た筆記具は、描線の粗さが従来の固体筆記具とほぼ同様
であり、円滑な描画性が得られていない。即ち、従来提
案のゲル化成分を用いた筆記具においても、前述の固体
筆記具や液体筆記具の短所を完全に解消できていないの
が現状である。発明者らは、上記欠点を解消できる筆記
具として、先に特願平6−282700号において、ゲ
ル化成分としてベンジリデンソルビトール類を用いると
共に、有機溶剤成分として脂肪族低級アルコールからな
る主溶剤及び非プロトン系極性溶剤からなる補助溶剤の
少なくとも2種類の有機溶剤を組合わせることを特徴と
する固形状筆記具を提案した。発明者らは、更に、固形
状筆記具について種々の観点から検討を続け、上記提案
の固形状筆記具は、固着性、描画性、速乾性に優れ、固
体筆記具と同様な筆記方法で、液体筆記具に近い描線が
滑らかな筆感で筆記可能で、特にマーキングに好適で好
ましい固形状筆記具であることが再確認されたが、主溶
剤として揮発性の極めて高い有機溶剤を用いるため速乾
性に優れる利点がある一方、主溶剤の蒸発に問題がある
ことが知見された。即ち、同時に用いるゲル化成分が有
する溶剤保持性では固形状物からの主溶剤の蒸発抑制
(ドライアップ抑制)が不十分となるおそれがあった。
本発明は、上記知見に基づき、より一層優れた固形状筆
記具を得ることを目的として鋭意研究を重ねた結果、先
に提案の固形状筆記具の優れた特長を保持したまま、主
溶剤の蒸発抑制を図ることができる蒸発抑制成分を見出
し本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ゲル化
成分、有機溶剤成分及び色素成分を含有し、且つ、該有
機溶剤成分の蒸発抑制成分を含有することを特徴とする
固形状筆記具が提案される。本発明の上記固形状筆記具
において、前記ゲル化成分としては、ジベンジリデンソ
ルビト−ル及びその誘導体のベンジリデンソルビト−ル
類であることが好ましく、上記ベンジリデンソルビトー
ル類がジベンジリデンソルビトールであり、全量中1〜
10重量%であることが好ましい。前記有機溶剤成分
は、少なくとも(1)C1 〜C3 の脂肪族低級アルコー
ルからなる主溶剤と(2)非プロトン系極性溶剤からな
る補助溶剤との2種を組合わせによるものが好ましく、
全量中、主溶剤が30〜90重量%であり、補助溶剤が
1〜30重量%であることが好ましい。また、前記蒸発
抑制成分は、下記一般式(1)で示されるポリグリセリ
ンの高級脂肪酸エステルであることが好ましく、ポリグ
リセリンの脂肪酸エステルが全量中0.05〜5重量%
であることが好ましい。 CH2(OR)-CH(OR)-CH2-O-(CH2(OR)-CH(OR)-CH2-O-)n -CH(OR)-CH2(OR) (1) (但し、Rは水素またはC6 〜C30のアシル基であり、
アシル基の数が2個以上、nは0または正の整数を表
す。)
【0005】
【作用】本発明は上記のように構成され、ゲル化成分、
有機溶剤成分及び色素成分を含有すると共に、更に、有
機溶剤成分の蒸発抑制成分を添加含有させることから、
有機溶剤を長期間十分保持でき、使用期間内は、常時、
優れた固着性、描画性、速乾性を有し、固体筆記具と同
様な筆記方法で液体筆記具に近い滑らかな筆感で筆記で
きる。特に、ゲル化成分としてベンジリデンソルビトー
ル類を用いると共に、有機溶剤成分として主に低沸点の
脂肪族低級アルコールを用い、非プロトン系極性溶剤を
補助的に用いることにより、これら双方がゲル化成分の
溶液性と固化性との両機能を効果的に発揮させることか
ら、液体筆記具の滑らかな描線と、固体筆記具のような
速乾性を併せて付与することができる。更に、蒸発抑制
成分としてポリグリセリンの高級脂肪酸エステルを用い
ることにより、低沸点の脂肪族アルコールを主溶剤とし
て用いても固形状筆記具から蒸発してしまうことを抑制
し、乾燥固化して筆記不良が生ずるのを防止する効果を
付与することができ、耐用期間内は常に滑らかな筆感が
得られる。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のゲル化成分は、主にベンジリデンソルビトール類
であって、ジベンジリデンソルビトール及びその誘導体
を用いることができる。これらベンジリデンソルビトー
ル類は、従来から油溶性のゲル化成分として用いられて
おり、公知のものを用いることができる。本発明の上記
ゲル化成分は、全成分量に対して1〜10重量%、好ま
しくは2〜6重量%含有させる。1重量%より少ないと
ゲルとして得られる固形状物の強度が低く、固形状筆記
具としての使用が困難であり、また10重量%を超えて
使用しても、効果の向上は得られない。
【0007】本発明において、有機溶剤成分は2種の混
合溶剤を用いる。即ち、混合溶剤は、主溶剤としての脂
肪族低級アルコールと、補助溶剤としての非プロトン系
極性溶剤とをそれぞれ少なくとも1種含有してなる。本
発明の混合溶剤の主溶剤の脂肪族低級アルコールは、比
較的低沸点で高い蒸気圧を有し、固形状物に速乾性を付
与することができる。一方、補助溶剤の非プロトン系極
性溶剤は、上記ゲル化成分のベンジリデンソルビトール
類の溶解性が高く、高強度の固形状物が、比較的低温で
の調合で容易に得ることができる。主溶剤のみではその
溶解性、沸点等により高強度のゲルを生成することが困
難であり、又、補助溶剤のみでは速乾性が低い等、筆記
具としての特性の不都合が解消されない。本発明の有機
溶剤成分は、上記のように異なる2種の溶剤を用い、双
方の相乗効果により、適度な強度の固形状物を得られる
と同時に、得られる固形状物に固体筆記具の速乾性と液
体筆記具の滑らかな筆記感を与えることができる。本発
明の主溶剤を構成する脂肪族低級アルコールは、C1
3 の脂肪族アルコールであり、メタノール、エタノー
ル、プロパノール及びイソプロパノールで、これらの1
又は2種以上を用いることができる。固形状物中のこの
主溶剤の配合量は、全成分量中の30〜90重量%で、
好ましくは50〜70重量%である。30重量%未満で
は筆感が重く描線も粗くなり、90重量%を超えると固
形状筆記具として強度及び濃度面で不良となるためであ
る。又、本発明の補助溶剤を構成する非プロトン系極性
溶剤は、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホ
キシド、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等であ
り、これらの1又は2種以上を任意に選択することがで
きる。固形状物中の補助溶剤の配合量は、全成分量中の
1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%である。1
重量%未満ではその性能が発揮されず、30重量%を超
えると速乾性が低下するためである。
【0008】本発明の蒸発抑制成分は、上記有機溶剤の
主成分である脂肪族低級アルコールの蒸発を抑制するも
のであって、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを用いる
ことができる。ポリグリセリンの脂肪酸エステルとして
は、好ましくは、前記一般式(1)で示され、式中、R
は水素またはC6 〜C30のアシル基であり、アシル基の
数が2個以上のものを用いることができる。具体的に
は、ヘキサグリセリンジパルミテート、ヘキサグリセリ
ンジステアレート、デカグリセリンペンタステアレー
ト、デカグリセリンヘプタステアレート、デカグリセリ
ンデカステアレート等が挙げられる。固形状物中の上記
蒸発抑制剤の配合量は、全成分量中の0.05〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%である。
【0009】本発明において、上記ゲル化成分、有機溶
剤成分、蒸発抑制成分の他、所定の色素成分、樹脂成分
等の必須成分を配合することが可能である。更に、必要
に応じて、ゲル化補助剤、粘度調整剤、強度向上剤や滑
剤等の他成分を配合することも可能である。本発明の固
体状筆記具は、上記の各成分を混合し、加熱溶解後、所
定容器内で冷却させることによりゲル化させ固形状物を
得ることができる。固形状物は、ゲル化率を調整、又は
強度向上剤の添加等により、硬度を変化させることがで
き、得られた固形状物の強度によりそのまま、または、
所定のキャップ付き容器に収容して固形状筆記具として
使用することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。但し、本発明は下記実施例により制限されるもので
はない。なお、下記実施例において、特に記載しない限
り配合量は重量%を示す。 実施例1 主溶剤のエタノールに染料、樹脂及び有機溶剤蒸発抑制
剤のヘキサグリセリンジステアレートを溶解させ約70
℃に加熱した。また別途、補助溶剤のN−メチル−2−
ピロリドンにゲル化成分ジベンジリデンソルビトールを
溶解して補助溶剤溶液を作成し、上記の主溶剤の加熱溶
液を撹拌しながら、補助溶剤溶液を添加して、全成分が
溶解した溶液を作成した。得られた全成分溶液を所定の
容器に流し込み充填した後、冷却固化して固形状物が得
られた。なお、上記操作で用いた各成分の配合比率は下
記の通りであった。 ジベンジリデンソルビトール 5.0 ケトン樹脂 5.0 染料 10.0 N−メチル−2−ピロリドン 10.0 ヘキサグリセリンジステアレート 1.0 エタノール 残 余
【0011】実施例2 有機溶剤蒸発抑制剤としてデカグリセリンヘプタステア
レートを用い、成分の配合比率を下記のようにした以外
は、実施例1と同様の操作により固形状物を得た。 ジベンジリデンソルビトール 5.0 ケトン樹脂 5.0 染料 10.0 N−メチル−2−ピロリドン 10.0 デカグリセリンヘプタステアレート 1.0 エタノール 残 余
【0012】比較例1 蒸発抑制成分を用いることなく、下記の成分及び配合比
率とした以外は、実施例1と同様の操作により固形状物
を得た。 ジベンジリデンソルビトール 5.0 ケトン樹脂 5.0 染料 10.0 N−メチル−2−ピロリドン 10.0 エタノール 残 余
【0013】実施例3 主溶剤のエタノールに染料、樹脂及び溶剤蒸発抑制剤の
デカグリセリンヘプタステアレートを添加し、ホモミキ
サーにより混合分散したものを約70℃に加熱した。ま
た別途、補助溶剤のジメチルスルホキシドにゲル化成分
ジベンジリデンソルビトールを溶解して補助溶剤溶液を
作成し、以下の配合比率で実施例1と同様の操作で固形
状物を得た。 ジベンジリデンソルビトール 5.0 ポリビニルブチラール 5.0 カーボンブラック 8.0 ジメチルスルホキシド 10.0 ヘキサグリセリンジステアレート 1.0 エタノール 残 余
【0014】比較例2 各成分及びその配合比率は下記の通りで、溶剤蒸発抑制
成分を用いなかった以外は、実施例3と全く同様にして
固形状物を得た。 ジベンジリデンソルビトール 5.0 ポリビニルブチラール 5.0 カーボンブラック 8.0 ジメチルスルホキシド 10.0 エタノール 残 余
【0015】上記実施例1〜3及び比較例1〜2で得ら
れた固形状物を筆記具として使用して固形状物の耐乾燥
性試験を行った。試験は、容器のキャップをはずして室
内(温度25℃、湿度65%)に放置し、所定時間後、
筆記テストを行った。その結果を表1に示した。なお、
表中、○は即座に筆記可能を、△は筆記可能であるが筆
感の重くなったもの、×は筆記不能をそれぞれ表す。
【0016】
【表1】
【0017】上記筆記試験により明らかなように、溶剤
蒸発抑制剤を添加含有させたものは、キャップをするこ
となく放置状態でも乾燥固化することなく、滑らかな筆
感が得られることが分かる。一方、溶剤蒸発抑制剤を添
加しない場合は、キャップを完全にすれば乾燥固化を抑
制できるが、そのままの放置では乾燥固化して筆記でき
ないことが分かる。
【0018】
【発明の効果】本発明の固形状筆記具は、ゲル化成分、
有機溶剤成分及び溶剤蒸発抑制成分を含有し各成分を所
定に選択することにより、固形状筆記具として使用に耐
える強度を有すると共に、乾燥速度が速く、べたつき、
転写等がない上、固形状物のドライアップの抑制に優
れ、常時、通常の固体筆記具と同様な筆記方法によって
液体筆記具のような滑らかな筆感で液体筆記具と同様の
描線が得られ、液体筆記具と固体筆記具の双方の長所を
併せ持つ優れた筆記具である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲル化成分、有機溶剤成分及び色素成分
    を含有し、且つ、該有機溶剤成分の蒸発抑制成分を含有
    することを特徴とする固形状筆記具。
  2. 【請求項2】 前記ゲル化成分が、ジベンジリデンソル
    ビト−ル及びその誘導体のベンジリデンソルビト−ル類
    である請求項1記載の固形状筆記具。
  3. 【請求項3】 前記ベンジリデンソルビトール類がジベ
    ンジリデンソルビトールであり、全量中1〜10重量%
    である請求項2記載の固形状筆記具。
  4. 【請求項4】 前記有機溶剤成分が、少なくとも(1)
    1 〜C3 の脂肪族低級アルコールからなる主溶剤と
    (2)非プロトン系極性溶剤からなる補助溶剤との2種
    を組合わせてなる請求項1、2または3記載の固形状筆
    記具。
  5. 【請求項5】 前記有機溶剤成分が全量中主溶剤が30
    〜90重量%であり、補助溶剤が1〜30重量%である
    請求項4記載の固形状筆記具。
  6. 【請求項6】 前記蒸発抑制成分が、下記一般式(1)
    で示されるポリグリセリンの高級脂肪酸エステルである
    請求項1〜5いずれか記載の固形状筆記具。 CH2(OR)-CH(OR)-CH2-O-(CH2(OR)-CH(OR)-CH2-O-)n -CH(OR)-CH2(OR) (1) (但し、Rは水素またはC6 〜C30のアシル基であり、
    アシル基の数が2以上、nは0または正の整数を表
    す。)
  7. 【請求項7】 前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルが
    全量中0.05〜5重量%である請求項6記載の固形状
    筆記具。
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