JPH08245180A - 移動式作業機のアウトリガ装置 - Google Patents

移動式作業機のアウトリガ装置

Info

Publication number
JPH08245180A
JPH08245180A JP4938495A JP4938495A JPH08245180A JP H08245180 A JPH08245180 A JP H08245180A JP 4938495 A JP4938495 A JP 4938495A JP 4938495 A JP4938495 A JP 4938495A JP H08245180 A JPH08245180 A JP H08245180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
outrigger
cylinders
cylinder
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4938495A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Morita
耕一 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP4938495A priority Critical patent/JPH08245180A/ja
Publication of JPH08245180A publication Critical patent/JPH08245180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 いずれかの油圧シリンダの動作の完了後にお
いても、残りの油圧シリンダの動作速度が急に速くなる
ことを防止して、アウトリガ装置の取り扱いを容易にす
る。 【構成】 油圧ポンプ21に並列に接続された複数のス
ライドシリンダ17で駆動されるアウトリガ装置3a,
3b,3c,3dにおいて、スライドシリンダ17に向
けて油圧ポンプ21から供給される圧油量を調整する油
量調整手段としてのアクセル制御装置41,アクセル装
置,およびエンジン43と、各スライドシリンダ17が
格納位置にあることを検出するセンサ33a,33b,
33c,33dと、前記センサ33a等からの信号から
検出された格納位置にあるスライドシリンダ17の数を
検知し,格納位置にないスライドシリンダ17の数に応
じて前記油量調整手段を制御する制御部32とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高所作業車やクレー
ン車等の移動式作業機の油圧式アウトリガ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車やクレーン車等の移動式作業
機においては、その作業時の車体の安定性を保持するた
め、油圧式に構成されたアウトリガ装置が設置されてい
る。
【0003】一般に、かかる油圧式のアウトリガ装置に
おいては、アウトリガ装置を構成する複数の油圧シリン
ダを、油圧ポンプからの油圧管路に並列に接続し、これ
らの複数の油圧シリンダを同時に伸縮させてアウトリガ
装置の張り出しや格納等の動作を行なわせるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる油圧
式のアウトリガ装置においては、例えば、アウトリガ装
置を構成する複数のスライドシリンダとして同一規格の
油圧シリンダを使用しても各アウトリガ装置の摺動抵抗
差や各油圧シリンダへの油圧配管の抵抗差等により各油
圧シリンダの動作の完了時にばらつきを生じる。
【0005】このように各油圧シリンダの動作の完了時
にばらつきがある場合、いずれかの油圧シリンダの動作
の完了後においては、その分の作動油は残りの油圧シリ
ンダに流れ込み、残りの油圧シリンダの動作速度が急に
速くなるのでアウトリガ装置の取り扱いに注意を要す
る。
【0006】そのため、例えば、アウトリガ装置の動作
を途中で停止させようとする場合にその停止位置の目測
が難しくなり、また、極端な場合には、油圧シリンダの
作動終端において動作部材が静止部材に高速で衝突する
ことにより異音を発することも生じる。
【0007】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、いずれかの油圧シリンダの動作の完了後
においても、残りの油圧シリンダの動作速度が急に速く
なることを防止して、アウトリガ装置の取り扱いを容易
にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、油圧源に並列に接続された
複数の油圧シリンダで駆動されるアウトリガ装置におい
て、油圧シリンダに向けて前記油圧源から供給される圧
油量を調整する油量調整手段と、各油圧シリンダの作動
終端を検出する検出器と、前記検出器からの信号から検
出された作動終端に達した油圧シリンダ数を検知し,作
動終端に達していない油圧シリンダ数に応じて前記油量
調整手段を制御する制御手段とを有することを特徴とす
る移動式作業機の油圧式アウトリガ装置である。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、検出器により作
動終端に達していない油圧シリンダ数が把握され、制御
手段で制御された油量調整手段によってその油圧シリン
ダ数に応じて調整された圧油量が供給されるので、動作
の完了した油圧シリンダの分の作動油が残りの油圧シリ
ンダに流れ込むことがない。
【0010】そのため、残りの油圧シリンダの動作速度
が急に速くなることを防止することができ、アウトリガ
装置の取り扱いが容易となる。
【0011】
【実施例】以下、まず、図1から図4に示す第1実施例
によりこの発明を説明する。
【0012】図2において、1は移動式作業機としての
高所作業車を示し、2は自走可能な車体で、その前後左
右の4箇所に後述するようなアウトリガ装置3a,3
b,3c,3dを有する。
【0013】この車体2上には、鉛直軸回りに油圧モー
タにより旋回駆動される旋回台4が設置され、この旋回
台4には一体的に立設された支柱部4aが設けられてい
る。
【0014】そして、この支柱部4aの上端部には、枢
軸4bを介して伸縮ブーム5が枢支されており、油圧シ
リンダからなる起伏シリンダ6により起伏可能となって
いる。
【0015】この実施例における伸縮ブーム5は、3本
のブーム部5a,5b,5cをテレスコピックにはめ合
わせたもので、油圧シリンダからなる伸縮シリンダ7で
伸縮可能とされており、先端側のブーム部5cの先端に
は取付金具8を介してバケット11が装着されている。
【0016】したがって、バケット11に搭乗した作業
者は、前記伸縮ブーム5を起立させて旋回台4および伸
縮ブーム5を伸長させることにより所要の高所位置に位
置することができ、作業者は高所作業を行なうことがで
きる。
【0017】ところで、かかる高所作業車1のアウトリ
ガ装置3a,3b,3c,3dは次のように構成されて
いる。
【0018】この実施例の高所作業車1において、車体
2の前後左右の4箇所に設置された各アウトリガ装置3
a,3b,3c,3dは、それぞれ同一構造を有するも
のであるので、以下に車体2の左側前部に設置されたア
ウトリガ装置3aのみについてその構造を簡単に説明す
る。
【0019】すなわち、アウトリガ装置3aは、ジャッ
キ部12とスライド部13とを有し、ジャッキ部12は
油圧シリンダを用いた油圧式ジャッキからなり、ジャッ
キシリンダ14のピストンロッド側を鉛直下方に向けて
設置したものである。
【0020】また、スライド部13は、前記ジャッキ部
12を車体側方外側の張り出し位置へ張り出させ,ある
いは、張り出し位置にある前記ジャッキ部12を車体側
方に沿った格納位置に格納するものであり、車体2上に
車側方向に向けて水平に設置した案内筒15内で前記ジ
ャッキ部12の上部に固定されて側方に延在するアウト
リガアーム16を摺動可能に設置したものである(図3
参照)。
【0021】そして、前記案内筒15とアウトリガアー
ム16との間に、油圧シリンダからなるスライドシリン
ダ17(図1)を介装し、そのスライドシリンダ17の
伸縮によりアウトリガアーム16が進退駆動されるよう
にしたものである。
【0022】このような構造の各アウトリガ装置3a,
3b,3c,3dは、図1に示す油圧回路により駆動さ
れる。
【0023】この油圧回路において、21は油圧源とし
ての油圧ポンプである。
【0024】この油圧ポンプ21の吐出口から延びる管
路には、6ポート3位置形切換弁からなる方向切換弁2
2が設置されている。
【0025】この方向切換弁22が図示の中立位置にあ
る場合、前記油圧ポンプ21からの圧油は方向切換弁2
2を経て伸縮ブーム5の起伏シリンダ6等の作業機用油
圧機器に連なるキャリーオーバー管路26に供給され
る。
【0026】方向切換弁22が左位置にある場合、前記
油圧ポンプ21からの圧油は方向切換弁22を経て各ア
ウトリガ装置3a,3b,3c,3d毎に対応して並列
に設置されている制御弁23に供給される。
【0027】これらの制御弁23は4ポート3位置形切
換弁からなる,いずれも同様のものであって、その中立
位置においては前記圧油はジャッキシリンダ14および
スライドシリンダ17のいずれにも供給されない。
【0028】制御弁23の右位置においては、制御弁2
3を経由した圧油は逆止弁24を経てジャッキシリンダ
14のピストン背後のシリンダ室内に供給され、ジャッ
キシリンダ14が伸長駆動される。
【0029】制御弁23の左位置においては、制御弁2
3を経由した圧油がスライドシリンダ17のピストン背
後のシリンダ室内に供給され、スライドシリンダが伸長
駆動されることとなる。
【0030】また、方向切換弁22が右位置にある場
合、前記油圧ポンプ21からの圧油は方向切換弁22を
経て各アウトリガ装置3a,3b,3c,3dのそれぞ
れのジャッキシリンダ14およびスライドシリンダ17
においてピストンの手前側のシリンダ室内に供給され、
ジャッキシリンダ14あるいはスライドシリンダ17の
縮小駆動が可能となる。
【0031】この際、前記制御弁23が中立位置である
場合には、ピストン背後のシリンダ室内からの作動油の
排除が不能であるので、ジャッキシリンダ14あるいは
スライドシリンダ17のいずれも縮小駆動は行なわれな
い。
【0032】前記制御弁23が右位置である場合、ジャ
ッキシリンダ17のピストン背後のシリンダ室内の作動
油は逆止弁24がパイロット圧に応じて開放するので制
御弁23を経由してオイルタンク25に還流することが
でき、その結果、ジャッキシリンダ17は縮小駆動され
る。
【0033】前記制御弁23が左位置である場合、スラ
イドシリンダ17のピストン背後のシリンダ室内が制御
弁23を経てオイルタンク25に連通するのでスライド
シリンダ17は縮小駆動されることとなる。
【0034】このように、前記方向切換弁22および各
制御弁23の操作によって前記油圧ポンプ21からの圧
油で駆動されるアウトリガ装置3a,3b,3c,3d
は、図3に全体概略を示す電気的な制御装置31を有す
る。
【0035】制御装置31は、マイクロコンピュータで
構成された制御部32(この発明の制御手段に該当す
る)と、各アウトリガ装置3a,3b,3c,3d毎に
設置されたセンサ33a,33b,33c,33d(こ
の発明の検出器に該当する)と、前記方向切換弁22お
よび制御弁23を操作するための操作レバー34の操作
を検出するためのセンサ35とを有するものである。
【0036】制御部32には、アウトリガアーム16の
格納本数を検出するための格納本数検出手段36と、操
作レバー34のリミットスイッチ等のセンサ35からそ
の操作レバー34の操作がスライドシリンダ17の縮小
操作であることを検知する操作検知手段37と、後述す
る演算を行なう演算部38とが、それぞれプログラムに
よって構成されている。
【0037】各アウトリガ装置3a,3b,3c,3d
毎に設置されたセンサ33a,33b,33c,33d
は、各アウトリガ装置3a,3b,3c,3dのアウト
リガアーム16が格納位置(作動終端)にあることを検
出するものであって、例えば、リミットスイッチや近接
センサあるいはこれら両方を用いたものであり、また、
ポテンショメータのようにアウトリガアーム16の張り
出し長さを連続的に検出するものであっても用いること
ができる。
【0038】そして、これらのセンサ33a,33b,
33c,33dからの信号は、前記格納本数検出手段3
6に入力されてその時点におけるアウトリガアーム16
の格納本数が認識され、その旨の信号が演算部38に発
せられる。
【0039】また、操作検知手段37は、操作レバー3
4のセンサ35から操作がアウトリガアーム16の格納
操作であるか否かを判断し、その操作がアウトリガアー
ム16の格納操作である場合には演算部38にその旨の
信号を発する。
【0040】このような信号を受け取る演算部38は、
図4に示すフロー図に沿って演算が行なわれ、所要の出
力がアクセル制御装置41に出力される。
【0041】なお、この実施例は、アウトリガ装置3
a,3b,3c,3dの各スライドシリンダ17の縮小
動作に伴う作動終端としての格納位置において、動作速
度を制御して衝突による異音の発生等を防止するもので
ある。
【0042】演算部38がスタートすると、まず、ステ
ップ1において操作レバー34の操作がアウトリガ装置
3a,3b,3c,3dのスライドシリンダ17を縮小
して行なう格納操作であるか否かが操作レバー34のセ
ンサ35からの信号により判断される。
【0043】YESの場合、ステップ2にすすみ、前記
センサ33a,33b,33c,33dからの信号によ
り格納の完了したアウトリガ装置3a,3b,3c,3
dの本数が0であるか否かが判断される。
【0044】NOの場合、この実施例が制御対象とする
操作ではないのでエンドとなる。
【0045】ステップ2において、YESと判断され、
格納されたアウトリガ装置3a,3b,3c,3dの本
数が0である場合には、ステップ3にすすみアクセル制
御装置41に向けてアクセル4速の信号を出力させる信
号を発する。
【0046】これに基づいて、アクセル制御装置41は
アクセル4速の信号をアクセル装置42に向けて出力
し、その結果、PTO軸を介して前記油圧ポンプ21を
駆動するエンジン43はアクセル4速に応じた速度n4
で回転することとなり、油圧ポンプ21の供給する圧油
量もそのエンジン43の回転速度n4に応じたものとな
る。
【0047】なお、ここで、アクセル4速,アクセル3
速,アクセル2速あるいはアクセル1速とは、アクセル
4速について前記したように、そのエンジン43のアク
セル開度をいうものであるが、これらのアクセル4速,
アクセル3速,アクセル2速,アクセル1速のそれぞれ
のアクセル開度は順に小さく設定されており、アクセル
4速,アクセル3速,アクセル2速,アクセル1速の各
時点での前記エンジン43の回転速度n4,n3,n2,
n1は、n4>n3>n2>n1の関係を満たすように設定
されたものである。
【0048】このように、ステップ3において高速の回
転速度n4に応じて油圧ポンプ21が駆動されるのは、
4本のアウトリガ装置3a,3b,3c,3dのいずれ
もが動作中であり、格納時の異音の発生等のおそれがな
いからである。
【0049】ステップ2において、NOと判断された場
合、ステップ4にすすみ前記センサ33a,33b,3
3c,33dからの信号で格納の完了したアウトリガ装
置3a,3b,3c,3dの本数が1であるか否かが判
断される。
【0050】YESの場合、ステップ5にすすみエンジ
ン43の回転速度を回転速度n4より少し低速の回転速
度n3とするようにアクセル3速に調整される。これに
より前記油圧ポンプ21からの供給圧油量が減少し、格
納が未完了で格納動作中のアウトリガ装置の各スライド
シリンダ17への供給油量が増加せず、格納動作の速度
が急に速まることがない。
【0051】NOの場合、ステップ6にすすみ前記セン
サ33a,33b,33c,33dからの信号で格納の
完了したアウトリガ装置3a,3b,3c,3dの本数
が2であるか否かが判断される。
【0052】YESである場合、ステップ7にすすみ、
エンジン43の回転速度を回転速度n3よりさらに低速
の回転速度n2とするようにアクセル2速に調整され
る。これにより前記油圧ポンプ21からの供給圧油量が
さらに減少し、格納が未完了で格納動作中のアウトリガ
装置の各スライドシリンダ17への供給油量が増加せ
ず、格納動作の速度が急に速まることがないのは同様で
ある。
【0053】NOの場合、ステップ8にすすみ前記セン
サ33a,33b,33c,33dからの信号で格納の
完了したアウトリガ装置3a,3b,3c,3dの本数
が3であるか否かが判断される。
【0054】YESの場合、格納動作中のアウトリガ装
置が1本であるので、ステップ9においてエンジン21
の回転速度を最も低速のn1とするようにアクセル1速
として油圧ポンプ21の吐出量を最も少なくし、そのア
ウトリガ装置の格納動作の速度が急に速まることがない
ようにする。
【0055】NOの場合は、4本全てのアウトリガ装置
の格納が完了した状態であるので、前記ステップ1に戻
され、操作レバー34の解除操作があるのを待ってエン
ドとなる。
【0056】このような実施例においては、前記したよ
うに、4本のアウトリガ装置3a,3b,3c,3dに
ついて格納の完了した本数に応じて、油圧ポンプ21か
ら供給する圧油量を漸減させるようにエンジン43の回
転速度を低下させるので、格納の完了により生じる過剰
の圧油が残りのアウトリガ装置のスライドシリンダ17
に流入して残りのアウトリガ装置の格納速度を速めるこ
とがない。
【0057】また、以上説明した実施例においては、ア
ウトリガ装置の格納本数の1本毎にきめ細かく過剰の圧
油量を調整することとしたが、前記ステップ4からステ
ップ7までを省略して、おおまかに圧油量の調整を行な
うこととしてもよい。
【0058】なお、この第1実施例において、アクセル
制御装置41とアクセル装置42およびエンジン43
は、この発明の油量調整手段に該当するものである。
【0059】次に、図5により第2実施例を説明する
が、この実施例はエンジン43による油圧ポンプ21の
回転速度が一定に維持されるものであるが、油圧ポンプ
21の吐出口から方向切換弁22に至る管路に油量調整
手段としての流量制御弁45を設置したものである点で
前記第1実施例と相違する。
【0060】このような第2実施例においても、前記演
算部38からの信号に基づいて流量制御弁45の開度を
前記実施例に準じて調整することとすれば、格納の完了
により生じる過剰の圧油が残りのアウトリガ装置のスラ
イドシリンダ17に流入して残りのアウトリガ装置の格
納速度を速めることを防止することができる。
【0061】さらに、図6に示す第3実施例は、油圧ポ
ンプ21として可変吐出量形の油圧ポンプを用いたもの
である。
【0062】このような油圧ポンプ21を用いる場合、
前記演算部38は、前記各実施例に準じた電気信号であ
って当該油圧ポンプ21の有する制御回路が許容する電
気信号を生成させることとすれば、前記各実施例と同様
に機能させることも可能である。この場合、油圧源であ
る油圧ポンプ21自体が同時に油量調整手段をも具備す
るものである。
【0063】なお、かかる油圧ポンプ21としては、そ
の制御装置として電気サーボ型あるいは電気−油圧サー
ボ型のものを備えていることが好ましいが、その他の形
式の制御装置を有するものであってもよい。
【0064】以上説明した各実施例は、アウトリガ装置
3a,3b,3c,3dのスライドシリンダ17の格納
動作について本願発明を実施したものであるが、本願発
明はこれに限らず、張り出し動作について実施してもよ
く、またアウトリガ装置3a,3b,3c,3dのジャ
ッキシリンダ14の張り出し動作あるいは格納動作につ
いて実施することとしてもよい。
【0065】なお、本願で示した技術は、アウトリガ装
置3a,3b,3c,3dに限らず、複数の油圧シリン
ダを用いて構成した同時伸縮ブームの複数の伸縮シリン
ダについても適用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、検出器により作動終端に達していない油圧
シリンダ数が把握され、制御手段で制御された油量調整
手段によってその油圧シリンダ数に応じて調整された圧
油量が供給されるので、動作の完了した油圧シリンダの
分の作動油が残りの油圧シリンダに流れ込むことがな
い。
【0067】そのため、残りの油圧シリンダの動作速度
が急に速くなることを防止することができ、アウトリガ
装置の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の油圧回路図である。
【図2】高所作業車の側面図である。
【図3】制御装置の説明図である。
【図4】演算部の動作を説明するフロー図である。
【図5】第2実施例の要部説明図である。
【図6】第3実施例の要部説明図である。
【符号の説明】
1 高所作業車(移動式作業機) 3a,3b,3c,3d アウトリガ装置 17 スライドシリンダ(油圧シリンダ) 21 油圧ポンプ 32 制御部(制御手段) 33a,33b,33c,33d センサ(検出器) 41 アクセル制御装置(油量調整手段) 42 アクセル装置(油量調整手段) 43 エンジン(油量調整手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/24 7515−3F B66F 9/24 F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源に並列に接続された複数の油圧シ
    リンダで駆動されるアウトリガ装置において、 油圧シリンダに向けて前記油圧源から供給される圧油量
    を調整する油量調整手段と、各油圧シリンダの作動終端
    を検出する検出器と、前記検出器からの信号から検出さ
    れた作動終端に達した油圧シリンダ数を検知し,作動終
    端に達していない油圧シリンダ数に応じて前記油量調整
    手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする移
    動式作業機の油圧式アウトリガ装置。
JP4938495A 1995-03-09 1995-03-09 移動式作業機のアウトリガ装置 Pending JPH08245180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4938495A JPH08245180A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 移動式作業機のアウトリガ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4938495A JPH08245180A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 移動式作業機のアウトリガ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08245180A true JPH08245180A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12829533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4938495A Pending JPH08245180A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 移動式作業機のアウトリガ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08245180A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001097A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Tadano Ltd アウトリガ装置
JP2011245909A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd アウトリガ制御装置
JP2013095547A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Namsin Tech Co Ltd 高所作業車用油圧ポンプの駆動装置
JP2016023026A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 株式会社タダノ 作業車両のジャッキ装置
CN109050491A (zh) * 2018-09-28 2018-12-21 江苏建筑职业技术学院 一种支腿操纵油门联动加速装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010001097A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Tadano Ltd アウトリガ装置
JP2011245909A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hitachi Constr Mach Co Ltd アウトリガ制御装置
JP2013095547A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Namsin Tech Co Ltd 高所作業車用油圧ポンプの駆動装置
JP2016023026A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 株式会社タダノ 作業車両のジャッキ装置
CN109050491A (zh) * 2018-09-28 2018-12-21 江苏建筑职业技术学院 一种支腿操纵油门联动加速装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100807923B1 (ko) 작업용 차량의 속도제어장치 및 그의 속도제어방법
KR860001715B1 (ko) 유압회로장치의 제어시스템
JP5719440B2 (ja) 建設機械用可変容量型油圧ポンプの流量制御装置
CN110206079B (zh) 液压减载运行稳定性控制与校准
US20110004379A1 (en) Interference prevention control device of work machine
CN111139882B (zh) 基于操作值提高作业机械稳定性的系统和方法
JP2006290561A (ja) クレーン作業制御装置
CN110206081B (zh) 用于液压作业机械的稳定性控制
JP4494535B2 (ja) 可変容量形ポンプを制御する装置および方法
US6938535B2 (en) Hydraulic actuator control
KR20050101351A (ko) 유압 작업기의 유압 제어 장치
JPH08245180A (ja) 移動式作業機のアウトリガ装置
JP7184672B2 (ja) 作業車両
JPH11101202A (ja) 油圧ショベルの制御装置及び制御方法
JP2002265187A (ja) 旋回制御装置
JP3876294B2 (ja) ブーム式作業車のブーム制御装置
JP2001303610A (ja) バックホーの油圧シリンダ制御装置
JP2001199676A (ja) 建設機械の操作系油圧回路
JPH11303807A (ja) 油圧駆動機械の流量制御装置
JP3939037B2 (ja) 作業機の油圧駆動制御装置
JP2624399B2 (ja) バックホー装置の駆動制御装置
JP2024055161A (ja) 油圧制御装置、油圧回路の制御方法、及び油圧装置
JPH0556521B2 (ja)
WO2017175814A1 (ja) 油圧ポンプの制御システム
JP3681290B2 (ja) 連動操作制御装置