JPH08244323A - インクシートカセット機構 - Google Patents

インクシートカセット機構

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JPH08244323A
JPH08244323A JP7721895A JP7721895A JPH08244323A JP H08244323 A JPH08244323 A JP H08244323A JP 7721895 A JP7721895 A JP 7721895A JP 7721895 A JP7721895 A JP 7721895A JP H08244323 A JPH08244323 A JP H08244323A
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JP
Japan
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ink sheet
cassette
sheet
roll
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP7721895A
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English (en)
Inventor
Toyoo Okamoto
豊雄 岡本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存のワンタイム記録装置に対して、インク
シートカセットと受像紙をセットし直すだけの操作によ
って、マルチタイプのインクシートを用いた画像記録が
可能となるインクシートカセット機構を提供する。 【構成】ワンタイム方式の記録装置に装着するワンタイ
ムインクシートカセットと同形状のカセットケースと、
該カセットケースにより回転自在に支持されたインクシ
ート巻取りロール及びインクシート供給ロールと、ワン
タイム方式の記録装置側の供給側駆動手段から該インク
シート供給ロールに伝達される駆動トルクの伝達経路に
配置されてインクシート供給ロールの回転数を該供給側
駆動手段の回転数の1/N回転に減速する減速機を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数回使用可能なイン
クシートを備えたカセットを、1回のみ使用可能なイン
クシートを用いる既存のワンタイム方式の熱転写式記録
装置に適用できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写式記録装置は、サーマルヘッドや
通電記録ヘッドなどの記録ヘッドによって、インクシー
ト上の染料又はインクを選択的に昇華又は溶融させてこ
れを受像シート上に転写することにより、受像シート上
に記録画像を形成するものである。異なるインク材料を
用いたインクシートカセットを一つの記録装置に交換的
に装着して用いる方式に関する提案は従来から種々なさ
れている。例えば、溶融転写インク材料と昇華転写イン
ク材料との間、更には、モノクロ転写とカラー転写との
間において、一つの記録装置における互換性を得るよう
にした提案はなされている。これは、各方式のカセット
間において、インクシートの搬送速度等に違いがない為
に互換性を有した機器を作成し易いからである。
【0003】しかし、ワンタイム昇華転写方式のインク
シートカセットと、マルチタイム昇華転写方式のインク
シートを交換的に使用できる記録装置の開発は極めて困
難であった。それは、マルチタイム昇華転写方式の場合
には、インクシート搬送速度を受像紙の搬送速度の1/
N(N:マルチ数)とする必要があるからである。即
ち、図3は従来のワンタイムインクシート専用の熱転写
式記録装置の概略構成を示すブロック図であり、インク
シート供給ロール21から繰り出された1回のみ使用可
能なインクシート(以下「ワンタイムインクシート」と
言う)22と受像シート23を、記録ヘッド24とプラ
テンローラ25との間に挟んで搬送しながら、記録ヘッ
ド24により画像情報に応じた熱パターンを発生させ、
上記ワンタイムインクシート22の染料を受像シート2
3に転写して画像記録を行うものである。他方、1回の
み使用可能なワンタイムインクシート22に対し、多数
回使用可能なインクシート(以下「マルチインクシー
ト」と言う)の搬送速度を受像シートの搬送速度より遅
い速度で搬送して画像記録を行なうことにより、マルチ
インクシートの使用密度を高め、ランニングコストの低
下を図った熱転写式記録装置が提案されている(特開昭
62−58917号公報を参照)。
【0004】ワンタイムインクシート22は、記録ヘッ
ド24からの熱により受像シート23に融着した状態
で、記録ヘッド24とプラテン25との間を通過する。
インクシート巻取ロール26は、モータ、減速機構等か
ら成る巻取ロール駆動手段27により、トルクリミッタ
等の張力付与手段28を介して回転駆動され、記録ヘッ
ド24とプラテン25との間を通過したワンタイムイン
クシート22に張力を付し、受像シート23から剥離さ
せて、これを巻き取る。インクシート供給ロール21
は、駆動手段27(或は巻取りロール軸)から駆動力の
伝達を受けて巻取り量と同等の長さのインクシートを送
り出すよう構成されている。
【0005】然し、上記のような熱転写式記録装置の構
成では、ワンタイムインクシート22しか使用できず、
マルチインクシートをワンタイムインクシート22に置
き換えた場合には、インクシートと受像シートとが等速
で搬送されてしまう。従って、マルチインクシートの搬
送速度を受像シートの搬送速度より遅い速度で搬送して
画像記録を行ない、ランニングコストの低下を図ること
は不可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱転写式記録装
置は、ワンタイムインクシート又はマルチインクシート
のどちらかのタイプの一方しか使用できないという不具
合があった。
【0007】
【発明の目的】本発明者は、ワンタイムインクシート専
用の熱転写式記録装置本体側に何らの変更を加えること
なく、ユーザが任意にカセットを交換して両タイプのカ
セットを共用できるようにするためには、カセット側に
マルチインクシートに対応したインクシート搬送を可能
とするような機構を組み込んでおく必要があることに想
至し、本発明をなすに至ったものである。即ち、本発明
は、既存のワンタイム記録装置に対して、インクシート
カセットと受像紙をセットし直すだけの操作によって、
マルチタイプのインクシートを用いた画像記録が可能と
なるインクシートカセット機構を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ワンタイム方式の記録装置
に装着するワンタイムインクシートカセットと同形状の
カセットケースと、該カセットケースにより回転自在に
支持されたインクシート巻取りロール及びインクシート
供給ロールと、ワンタイム方式の記録装置側の供給側駆
動手段から該インクシート供給ロールに伝達される駆動
トルクの伝達経路に配置されてインクシート供給ロール
の回転数を該供給側駆動手段の回転数の1/N回転に減
速する減速機を備えていることを特徴とする。請求項2
記載の発明では、減速機は、ハーモニックドライブ方式
を用いたハーモニック減速機であることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、上記Nの値は、2〜50まで
の整数であることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記のように構成されたインクシートカセット
は、カセット内に減速機を組み込んだので、ワンタイム
記録装置にこのカセットを装着するだけで、インクシー
ト供給ロールを減速駆動させて、マルチタイプの印字を
行うことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a) 及び(b) は本発明の一実施例のイ
ンクシートカセットの要部の概略構成を示す平面図及び
正面図である。図1に示すマルチインクシートカセット
MCは、インクシート巻取りロール(軸)1とインクシ
ート供給ロール(軸)2との間にインクシート3を巻き
掛けた構成を有すると共に、図示しないプラテンローラ
とサーマルヘッドとの間にインクシート3と図示しない
受像シートを挟んだ状態で、受像シートの搬送速度の1
/N(Nはマルチ印字回数)の速度で搬送しながら印字
を行うものであり、この実施例は、従来のワンタイムカ
セットと同一形状のマルチインクシートカセットMC
に、インクシート供給ロール2の回転速度を減速させて
伝達する減速機4を組込んだ構成が特徴的である。
【0011】即ち、このマルチインクシートカセットM
Cは、図3に示した如き昇華型転写方式を採用するワン
タイム記録装置に用いられるワンタイムインクシートカ
セットと同一形状のケーシング(カセットケース)11
を有するため、当該記録装置に着脱可能である。ケーシ
ング11は上記巻取りロール(軸)1と供給ロール
(軸)2を夫々回転自在に支持する支持部12、13を
有し、供給ロール軸2の一端には減速機4を組み込む。
また、巻取りロール軸1の一端にはトルクリミッタ5を
必要に応じて組み込む。
【0012】この減速機4としては、例えば周知のハー
モニック減速機を用いる。ハーモニック減速機4は、ケ
ーシング11の支持部13に固定されたサーキュラスプ
ライン15と、サーキュラスプライン15の内径側に嵌
合配置されるフレキシブルスプライン16(出力側)
と、フレキシブルスプライン16の端面に形成された円
形の凹所16aと、駆動軸と直結されたウェブジェネレ
ータ17とを有する。
【0013】フレキシブルスプライン16は供給ロール
軸2の軸端開口から内部に嵌合固定される軸部16b
と、軸部16bの他端部に同軸状に固定された大径部1
6cと、大径部16cの外周面に形成されたギヤ部16
dとを有し、少なくとも大径部16c及びギヤ部16d
は軟質の弾性変形可能な樹脂等から構成されている。ギ
ヤ部16dの歯数は,これと噛合うサーキュラスプライ
ン15の内周に設けたギヤ部15aの歯数よりも1〜2
個だけ少なく設定されている。
【0014】ウェブジェネレータ17は、ケーシング側
の軸受13aにより軸支され且つ図示しない記録装置側
の駆動軸(駆動手段)と連結して一体回転する軸部17
aと、該軸部17aの端部と一体化した楕円形状の円盤
状の作用片17bとを有し、この作用片17bをフレキ
シブルスプライン16の凹所16a内に嵌合させた状態
で組み付けられている。この状態で図示しない駆動手段
からの駆動力をウェブジェネレータ17の軸部17aに
伝達してこれを回転させると、楕円形状の作用片17b
の外周のギヤ噛合わせ用押し付け部17Aが内側から大
径部16aを外径方向に拡開(弾性変形)させることに
より、ギヤ部16dをサーキュラスプライン内周のギヤ
部15aに噛合させる。上記のギヤ同士の噛合い比か
ら、ウェブジェネレータ17の一回転によりフレキシブ
ルスプライン16は、1歯分、又は2歯分しか進まな
い。このため、駆動手段からの駆動入力回転数に比べ
て、供給ローラ軸2は、大きな減速比で回転することと
なる。従って、例えばサーキュラスプライン内周のギヤ
部15aの歯数を30個とし、フレキシブルスプライン
16のギヤ部16dの歯数を29とした場合には、供給
ローラ軸2はウェブジェネレータの1/30の速度で回
転することとなる。
【0015】昇華式のマルチインクシートは同じく昇華
式のワンタイムシートに比べて10分の1から、30分
の1のシート量であるので、マルチシートの送り量は、
ワンタイムシートの場合の1/10から1/30に設定
する必要がある。ケーシングに装備する減速機として
は、コンパクトでありながら大幅な減速比を確保するこ
とができるハーモニック減速機が最適である。
【0016】ワンタイム記録装置用の駆動手段によって
駆動される巻取りロール軸1は、ケーシング側に設けた
トルクリミッタ5により、駆動軸と滑りを起こすように
構成されているので、トルクリミッタ5により制限され
るトルク値を供給側の回転速度に合わせて適切に設定す
ることにより、安定したシートの送りを実現することが
可能となる。なお、上記Nの値が大きくなればなるほど
印字画像の濃度が薄くなるが、マルチインクシートの特
性に応じてNの値を2〜50までの整数に設定すること
が実用上好ましい。なお、本発明はサーマルヘッド方式
等、インクシートをカセット化して転写を行う記録方式
一般に適用可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明のインクシートカセットは、以上
説明したように駆動力の伝達を受けて回転する供給ロー
ルを減速させるようにしたので、ワンタイムタイプの記
録装置に対して、このカセットを装着するだけでマルチ
タイプの印字が可能となる。即ち、本発明のインクシー
トカセットは、減速機をマルチインクシートカセットに
設けたので、ワンタイムインクシートしか使用できない
従来の記録装置にこのマルチインクシートカセットを装
着することにより、マルチインクシートを使用したラン
ニングコストの低い記録を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマルチインクシートカセッ
トの構成を示す断面図。
【図2】本発明に使用する減速機の一例の分解斜視図。
【図3】従来のワンタイム記録装置の要部構成を示す略
図。
【符号の説明】
1 インクシート供給ロール、2 インクシート巻取ロ
ール、3 インクシート、4 減速機、MC マルチイ
ンクシートカセット、11 ケーシング、12、13
支持部、15 サーキュラスプライン、16 フレキシ
ブルスプライン16、16a 凹所、17 ウェブジェ
ネレータ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワンタイム方式の記録装置に装着するワ
    ンタイムインクシートカセットと同形状のカセットケー
    スと、該カセットケースにより回転自在に支持されたイ
    ンクシート巻取りロール及びインクシート供給ロール
    と、ワンタイム方式の記録装置側の供給側駆動手段から
    該インクシート供給ロールに伝達される駆動トルクの伝
    達経路に配置されてインクシート供給ロールの回転数を
    該供給側駆動手段の回転数の1/N回転に減速する減速
    機を備えていることを特徴とするインクシートカセット
    機構。
  2. 【請求項2】 上記減速機は、ハーモニックドライブ方
    式を用いたハーモニック減速機であることを特徴とする
    請求項1記載のインクシートカセット機構。
  3. 【請求項3】 上記Nの値は、2〜50までの整数であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のインクシート
    カセット機構。
JP7721895A 1995-03-08 1995-03-08 インクシートカセット機構 Pending JPH08244323A (ja)

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