JPH08243974A - 湾曲マニピュレータ - Google Patents

湾曲マニピュレータ

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JPH08243974A
JPH08243974A JP7050698A JP5069895A JPH08243974A JP H08243974 A JPH08243974 A JP H08243974A JP 7050698 A JP7050698 A JP 7050698A JP 5069895 A JP5069895 A JP 5069895A JP H08243974 A JPH08243974 A JP H08243974A
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JP
Japan
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bending
memory alloy
shape memory
wire
curving
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JP7050698A
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Inventor
Yasuo Hirata
康夫 平田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で自在に湾曲動作ができ、しかも、
組立性が良好で微小化が可能な湾曲マニピュレータの提
供を目的としている。 【構成】本発明の湾曲マニピュレータ1は、両端部に球
状の連結部40を有する雄部材2と、この雄部材2の連
結部40を回転自在に保持可能な球面状の保持穴を両端
部に有する雌部材3とから成り、雄部材2と雌部材3と
を長手方向に交互に連結することによって構成される構
造体50と、構造体50の長手方向に沿って配置され、
加熱されることによってその形状が変化する形状記憶合
金部材6と、形状記憶合金部材6を変形させ、その変形
力によって構造体50を湾曲させる湾曲手段55とを具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプラントの配管
内のような狭所における検査や補修等の際に使用される
湾曲動作可能な湾曲マニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、狭く曲がりくねった配管の内部に
挿入され、所望の湾曲動作を行なうことができる管状の
マニピュレータが各種分野で数多く開発されている。こ
うした湾曲マニピュレータとしては、例えば、医療用も
しくは工業用として使用されている内視鏡の湾曲部(湾
曲機構)を例に挙げることができる。
【0003】すなわち、内視鏡は、一般に、その湾曲部
を複雑に湾曲動作させながら狭い場所や曲がりくねった
管の内部に挿入されて、その内部の観察を行なうことが
できる。湾曲動作を行なう前記湾曲部としては、ある種
の構造体に形状記憶合金線材を配設し、この形状記憶合
金線材を加熱制御することにより伸縮動作させて、前記
構造体を湾曲動作させる構造のものが知られている。
【0004】形状記憶合金線材の伸縮動作によって湾曲
する構造体は、例えば、特公平6−75565号公報に
示されるように、複数の関節駒を枢支ピン(リベット)
を介して回動自在に連結することによって構成される。
そして、この構造体にはその全長にわたって形状記憶合
金線材が配設されており、形状記憶合金線材を加熱制御
することにより伸縮動作させると、枢支ピンを中心に各
関節駒が回動して構造体が湾曲動作するものである。
【0005】また、特開昭60−172488号公報に
開示される構造体は、複数のアーム部が球面形状の凹凸
部を有する球状リンク(自在継手)を介して接続される
ことによって構成される。そして、この球状リンクの外
周部に形状記憶合金が配設されており、加熱冷却による
形状記憶合金の伸縮動作によって、各アーム部が球状リ
ンク(自在継手)を関節として屈曲して構造体が湾曲動
作するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、形状記憶
合金線材が配設される構造体は、複数の関節駒を枢支ピ
ン(リベット)を介して回動自在に連結する連結体であ
ったり、或いは、複数のアーム部を球状リンク(自在継
手)を介して接続するアーム体であったり、その機構は
様々である。
【0007】しかし、従来から存在するこのような構造
体は、前記2つの従来例に代表されるように、その機構
が非常に複雑である。すなわち、前記特公平6−755
65号公報に示される構造体は、関節駒を加工後、例え
ばリベット打ちすることで関節駒を1つ1つ連結して構
造体を形成するため、組立性が非常に悪く、したがっ
て、微小化が困難であった。
【0008】また、前記特開昭60−172488号公
報に示される構造体は、複数のアーム部を組み合わせる
構成であることに加え、関節部分(連結継手部分)に引
張力を加えると容易に抜けてしまう構成であるため、弾
性力を付与して押さえ込んだ構造とする必要があり、そ
の機構が極めて複雑で組立性が非常に悪い。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構造で自在に
湾曲動作ができ、しかも、組立性が良好で微小化が可能
な湾曲マニピュレータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明の湾曲マニピュレータは、両端部に球状の連結部を
有する雄部材と、この雄部材の前記連結部を回転自在に
保持可能な球面状の保持穴を両端部に有する雌部材とか
ら成り、前記雄部材と前記雌部材とを長手方向に交互に
連結することによって構成される構造体と、前記構造体
の長手方向に沿って配置され、加熱されることによって
その形状が変化する形状記憶合金部材と、前記形状記憶
合金部材を変形させ、その変形力によって前記構造体を
湾曲させる湾曲手段とを具備している。
【0011】
【作用】上記構成によれば、構造体を簡単に組み立てる
ことができ、形状記憶合金部材によって構造体を自在に
湾曲させることができる。特に、構造体の組立てに際し
てリベット打ち等の複雑な作業を行なわないで済むた
め、組立性が良好である。したがって、微小化が可能と
なる。また、雄部材の連結部が雌部材の保持穴に保持さ
れることによって雄部材と雌部材とが強固に連結され
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例につ
いて説明する。図1ないし図8は本発明の第1の実施例
を示すものである。図1は本実施例の湾曲マニピュレー
タ1の全体構成を示している。図示のように、マニピュ
レータ1は、長尺な構造体50の外周にこの構造体50
を湾曲動作させるアクチュエータユニット55を一体的
に取り付けて成る複数の湾曲体1a,1b…を長手方向
に連結することによって構成される。
【0013】図2に示すように、各湾曲体1a,1b…
の芯材を形成する構造体50は、雄部材2…と雌部材3
…とを交互に連結する(雌部材3,3間に雄部材2を配
置する)ことによって構成され、その連結部がボールジ
ョイント40により360°の自由度で回動できるとと
もに、部材2,3同志が互いに抜けない構造となってい
る。
【0014】すなわち、雄部材2は、図3の(a)に示
す同一形状の半体2a,2b同志を互いに接合すること
によって形成される。図示のように、半体2a,2b
は、半円筒状の胴体部31と、胴体部31の両側に設け
られボールジョイント40を形成する半球状の連結部3
0,30と、胴体部31と連結部30,30とを接続す
る半円筒状の首部32,32とから成る。この場合、首
部32,32の径は連結部30,30の径よりも小さく
形成されている。また、半体2a,2bには、その平ら
な面側の軸心部に、全長にわたってU字状の溝33が設
けられている。
【0015】一方、雌部材3は、図3の(b)に示す同
一形状の半体3a,3b同志を互いに接合することによ
って形成される。図示のように、半体3a,3bは半円
筒状を成しており、半体3a,3bの両端部には雄部材
2の半体2a,2bの連結部30,30(ボールジョイ
ント40)を受ける略円錐台形状のテーパー溝部35,
35が設けられている。これら両端部の溝部35,35
同志は半体3a,3bの中央部に設けられたU字状の溝
36によって連通している。
【0016】また、溝部35,35の最小径、すなわ
ち、半体3a,3bの端縁部に位置する溝部35,35
の出口径は、雄部材2の半体2a,2bの連結部30,
30の径よりも小さく、且つ、首部32,32の径より
も大きくなっている。したがって、後述するように、雌
部材3の半体3a,3bの溝部35,35に雄部材2の
半体2a,2bの連結部30,30を嵌め込んだ状態
で、半体2a,2b同志及び半体3a,3b同志を接合
させると、雄部材2のボールジョイント40が雌部材3
に強固に連結されて雌部材3に対する雄部材2の抜けが
防止されるとともに、雌部材3に対して雄部材2が所定
の角度で多方向に回動することができる。
【0017】なお、雄部材2及び雌部材3は、MIM(M
etal Iujection Molding :金属粉体射出成形)により加
工された金属部品であり、それぞれの部材2,3の表面
には、例えばフッ素樹脂、テフロン、シリコン、パリレ
ン、ポリイミド、セラミックス等の電気絶縁性を有する
コーティング材が被覆されている。
【0018】一方、構造体50の外周に一体的に取り付
けられ構造体50を湾曲動作させるアクチュエータユニ
ット55は、図5のように構成されている。すなわち、
アクチュエータユニット55は、構造体50の両端に位
置する雌部材3の端部外周に嵌着される固定部材4,4
と、固定部材4,4間に掛け渡された形状記憶合金線
(以下、SMAワイヤという。)6と、雄部材2もしく
は雌部材3の外周に嵌着され固定部材4,4間でSMA
ワイヤ6をガイドする複数のガイド部材5…とから成
る。
【0019】図4の(a)に示すように、ガイド部材5
は、環状に形成されており、その内径が雄部材2及び雌
部材3の外周に嵌合可能な大きさになっている。また、
ガイド部材5には、SMAワイヤ6を挿通可能な一対の
ワイヤ挿通孔20a,20bが互いに近接して設けられ
ている。なお、固定部材4,4間でSMAワイヤ6をガ
イドするガイド部材5は、例えば、構造体50を構成す
る雄部材2と雌部材3の個数分だけ設けられる。
【0020】また、図4の(b)に示すように、固定部
材4は、筒状に形成されており、その内径が雌部材3の
外周に嵌合可能な大きさになっている。また、固定部材
4には、SMAワイヤ6を挿通可能な一対のワイヤ挿通
孔21a,21bが互いに近接して設けられている。ま
た、一対のワイヤ挿通孔21a,21bと略軸対称な部
位には別個に一対のワイヤ挿通孔22a,22bが設け
られている。なお、図1に示すように、湾曲マニピュレ
ータ1の最も先端に位置する固定部材4には、ワイヤ挿
通孔22a,22bを設けなくても良い。
【0021】図5に示すように、固定部材4,4間に掛
け渡されるSMAワイヤ6は、基端側固定部材4(4
b)のワイヤ挿通孔21aと各ガイド部材5…のワイヤ
挿通20a…とに通され、先端側固定部材4(4a)の
ワイヤ挿通孔21aに通されて折り返された後、先端側
固定部材4(4a)のワイヤ挿通孔21bと各ガイド部
材5…のワイヤ挿通20b…と基端側固定部材4(4
b)のワイヤ挿通孔21bとに通されている。つまり、
ガイド部材5…と固定部材4,4とがSMAワイヤ6に
よって連結されて一体型のアクチュエータユニットが構
成されている。
【0022】この場合、SMAワイヤ6は、先端側固定
部材4(4a)の先端部と基端側固定部材4(4b)の
基端部とに対して接着または溶着等により固定されてお
り、また、SMAワイヤ6とガイド部材5とは固定され
ずに、ガイド部材5がSMAワイヤ6に沿って移動でき
るようになっている。
【0023】なお、SMAワイヤ6は、加熱すると収縮
し、冷却すると伸長する2方向性のものである。また、
基端側固定部材4(4b)のワイヤ挿通孔21a,21
bに通されたSMAワイヤ6の両端部にはSMAワイヤ
6を通電加熱するためのリード線7が接続部材25を介
して接続されている。また、固定部材4とガイド部材5
は例えばセラミックス、テフロン、ポリプロピレン、シ
リコン等の絶縁性を有する材質によって形成されてい
る。
【0024】次に、湾曲体1a,1b…を形成する方法
について説明する。まず、湾曲体1a,1b…の芯材で
ある構造体50を形成する方法について説明する。
【0025】始めに、雄部材2の半体2a,2bと雌部
材3の半体3a,3bとをMIMにより射出成形する。
金属粉体と有機バインダとの混練物である成形材料とし
てのコンパウンドは、雄部材半体2a,2bと雌部材半
体3a,3bとで同一のものを用いる。すなわち、金属
粉体として80〜90wt%のSUS316L粉末、有
機バインダとして7〜17wt%のPMMA、1.5〜
2wt%のワックス、0.5〜1wt%のステアリン酸
をそれぞれ成分として、これらを混練した後、ペレット
状に造粒したものをコンパウンドとする。
【0026】雌部材半体3a,3bと雄部材半体2a,
2bとをそれぞれ射出成形したら、雌部材半体3a,3
bに対して摺動する雄部材半体2a,2bの部分、すな
わち、雄部材半体2a,2bの連結部30と首部32と
に分離剤9(図6に二点鎖線で示す)を塗布しておく。
この分離剤9は、セラミックス粉末(平均粒径1ミクロ
ンの立方晶窒化ホウ素(cーBN)粉末)を合成樹脂塗
料(顔料を含まないアクリル系ラッカー)に分散したも
のを溶剤にて希釈したもので、連結部30と首部32と
に対してスプレーにより吹き付けられる。
【0027】分離剤9を塗布して乾燥させた後、図6に
矢印で示すように、雌部材半体3a,3bの溝部35,
35に雄部材半体2a,2bの球状連結部30,30を
嵌め込んだ状態で、半体2a,2b同志及び半体3a,
3b同志を張り合わせる。そして、こうした張り合わせ
を繰り返し行なって、雄部材2と雌部材3とを必要な数
だけ連結する。
【0028】このような状態に張り合わせて組み付けら
れたものを360°Cの大気雰囲気中で2.5時間脱脂
した後、昇温速度5°C/min で1200°Cまで昇温
して、3時間保持し、炉内で放冷して焼結させる。これ
によって、雄部材半体2a,2b同志及び雌部材半体3
a,3b同志が焼結により互いに溶着されて構造体50
が形成されるとともに、雄部材半体2a,2bと雌部材
半体3a,3bとの摺動部分は分離剤9によって分離さ
れるため溶着されない。
【0029】次に、以上のようにして形成された構造体
50に対して、予め別体として形成された図5に示すア
クチュエータユニット55を一体的に組み付ける。すな
わち、アクチュエータユニット55を構成する固定部材
4…とガイド部材5…のそれぞれの内孔に構造体50を
挿通させる。そして、構造体50の先端に位置する雌部
材3の先端部と先端側固定部材4aの基端部とを接着
し、構造体50の基端に位置する雌部材3の基端部と基
端側固定部材4bの先端部とを接着する。また、SMA
ワイヤ6に対して摺動自在な各ガイド部材5…は、構造
体50を構成するそれぞれの雄部材2及び雌部材3の外
周に接着固定される。この場合、SMAワイヤ6とガイ
ド部材5…とが固定されずにガイド部材5がSMAワイ
ヤ6に沿って移動できるようになっているため、組み付
けが容易である。
【0030】このようにして、SMAワイヤ6が固定部
材4…及びガイド部材5…を介して構造体50の全長に
わたって取り付けられ、湾曲体1aが形成される。ま
た、湾曲体1aに連なる他の湾曲体1b…も同様にして
形成される。
【0031】なお、第1の湾曲体1aに第2の湾曲体1
bを連結する場合には、第1の湾曲体1aの基端側固定
部材4bの基端部と第2の湾曲体1bの先端の雌部材3
とを接着固定する。また、この時、第1の湾曲体1aに
配設されるSMAワイヤ6と第2の湾曲体1bに配設さ
れるSMAワイヤ6とが構造体50の軸心に対して略対
称に配置されるようにする。すなわち、この場合、第2
の湾曲体1bに配設されるSMAワイヤ6は、第1の湾
曲体1aの基端側固定部材4bのワイヤ挿通孔22a,
22bに挿通された状態で配置されるとともに、第2の
湾曲体1bのガイド部材5…は、第1の湾曲体1aのガ
イド部材5…を略180度回転させたような状態で配置
され、基端側固定部材4bのワイヤ挿通孔22a,22
bに挿通されたSMAワイヤ6の各端部が第2の湾曲体
1bのガイド部材5…のワイヤ挿通孔20a,20b
(図1では、下側に位置する)にそれぞれ挿通される。
【0032】次に、上記構成の湾曲マニピュレータ1の
動作について説明する。ボールジョイント40によって
連結された雄部材2と雌部材3の連結部の湾曲態様が図
7に示されている。図7の(a)は連結部が図面の向こ
う側へ湾曲した状態を、図7の(b)は連結部が下側へ
湾曲した状態を、図7の(C)は連結部が図面の手前側
へ湾曲した状態を、図7の(d)は連結部が上側へ湾曲
した状態をそれぞれ示している。このように、連結部は
ボールジョイント40の作用によって360°自在に曲
がることが可能である。
【0033】したがって、各連結部(関節部)がこのよ
うに360°自在に屈曲可能であることから、リード線
7を介して第1の湾曲体1aに配設されたSMAワイヤ
6を変態点(As 点)以上に通電加熱すると、SMAワ
イヤ6の長さが収縮しはじめ、第1の湾曲体1aが図8
に示すように図中上側に湾曲を開始して、変態点(Af
点)まで湾曲する。温度As からAf まで段階的に湾曲
できる。この状態でSMAワイヤ6への通電を止める
と、SMAワイヤ6が自然冷却されて元の長さに戻り、
第1の湾曲体1aが直線形状になる。また、第2の湾曲
体1bに配設されたSMAワイヤ6を通電加熱すると、
第2の湾曲体1bが図中下側に湾曲する。
【0034】なお、本実施例では、各湾曲体1a,1
b,1c…上に配置されているそれぞれのSMAワイヤ
6…を選択的に加熱できるようになっている。したがっ
て、湾曲マニピュレータ1に複雑な湾曲動作を行なわし
めることができる。さらに、本実施例では、各湾曲体1
a、1b…の湾曲量を制御できるようになっている。そ
のため、各SMAワイヤ6…の抵抗値をモニターするこ
とにより各SMAワイヤ6…の湾曲量を制御できる制御
部(図示しない)が設けられる。
【0035】以上説明したように、本実施例の湾曲マニ
ピュレータ1は、簡単な構造によって自在に湾曲するこ
とができるとともに、構造体50の組立てに際してリベ
ット打ち等の複雑な作業を行なわないで済むため、組立
性が良好である。したがって、微小化が可能である。
【0036】また、雄部材2と雌部材3とが強固に連結
されるため、自在継手のごとく、互いの外れを防止する
ために弾性力を付与するという複雑な手段を講じる必要
もなくなる。
【0037】また、本実施例の湾曲マニピュレータ1
は、アクチュエータユニット55を構造体50に対して
容易に着脱できるため、小型化に適し、アクチュエータ
ユニットが疲労して性能が落ちた場合にはこれを容易に
取り換えることができる。
【0038】さらに、構造体50がMIMにより型成形
されるため、構造体50を複雑な形状に形成することも
できる。また、型成形であるため、大量生産ができ、コ
ストの低減を図ることができる。
【0039】図9及び図10は本発明の第2の実施例を
示すものである。図9に示すように、本実施例の湾曲マ
ニピュレータ12は、第1の実施例と同一構成の構造体
50の長手方向の所定の位置にSMAワイヤ6を配設
し、このSMAワイヤ6を加熱する線状ヒータ15(1
5a,15b,15c…)を構造体50の構成部材であ
る雄部材2と雌部材3の外周に巻き付けて構成されてい
る。
【0040】この構成では、図9に示すように、温度変
化によって伸縮する2本のSMAワイヤ6a,6bが構
造体50の長手方向に沿って並列に配置されている。各
SMAワイヤ6a,6bは、その位置関係が左右対称と
なるように、雄部材2と雌部材3の1つ1つに対して個
々に溶接されている。なお、溶接部が添字14を付した
スポットで示されている。
【0041】また、各SMAワイヤ6a,6bは、構造
体50の先端側においては構造体50の上側部位に配置
されているが、途中の雌部材3aの位置で下方に折り曲
げられた状態に溶接されて、その配設位置が構造体50
の下側部位に変更されている。
【0042】さらに、構造体50の下側部位に配設され
た各SMAワイヤ6a,6bは、その基端側の雌部材3
bの位置で上方に折り曲げられた状態に溶接されて、そ
の配設位置が元の上側部位に戻されている。このような
配設状態の変更は、それ以降、構造体50の全長にわた
って繰り返される。これによって、SMAワイヤ6a,
6bの配設状態が変更されるまでの各区間がそれぞれ湾
曲体12a,12b,12c…を形成する。すなわち、
最先端の雌部材3から途中の雌部材3aまでの区間が第
1の湾曲体12aを形成し、雌部材3aから次の変更点
である雌部材3bまでの区間が第2の湾曲体12bを形
成し、雌部材3b以降の各区間が第3の湾曲体12c、
第4の湾曲体12d……を形成する。
【0043】なお、図10は、各湾曲体12a,12b
…を正面から見た際のSMAワイヤ6の配置状態を示し
ている。すなわち、図10の(a)は第1の湾曲体12
aにおける配置状態を、図10の(b)は第2の湾曲体
12bにおける配置状態を、図10の(c)は第3の湾
曲体12cにおける配置状態をそれぞれ示している。
【0044】また、各湾曲体12a,12b,12c…
には別個に線状ヒータ15a,15b,15c…が巻装
されている。これらの線状ヒータ15a,15b,15
c…は、左右のSMAワイヤ6a,6bを外側から一体
的に取り囲んでSMAワイヤ6a,6bを同時に加熱す
る。また、各線状ヒータ15a,15b,15c…は図
示しない通電制御装置に接続されており、線状ヒータ1
5a,15b,15c…を選択的に発熱させることがで
きるようになっている。
【0045】なお、第1の湾曲体12aの外周に巻装さ
れる線状ヒータ15aが図中実線で示され、第2の湾曲
体12bの外周に巻装される線状ヒータ15bが図中破
線で示され、第3の湾曲体12cの外周に巻装される線
状ヒータ15cが図中一点鎖線で示されている。
【0046】以上のように構成された湾曲マニピュレー
タ12は、その構造体50の各連結部(関節部)が36
0°自在に屈曲可能であることから、第1の線状ヒータ
15aに通電してこの線状ヒータ15aを発熱させる
と、第1の湾曲体12aに配設されたSMAワイヤ6が
変態点(As 点)以上となり、SMAワイヤ6の長さが
収縮しはじめて、変態点(Af 点)まで収縮する。そし
て、構造体50上のSMAワイヤ6の各溶接部14間の
長さがそれぞれ短くなり、連結部の各部が曲がって、第
1の湾曲体12aが図中上側に湾曲する。この時、温度
As からAf まで段階的に湾曲できる。
【0047】この状態で第1の線状ヒータ15aへの通
電を止めると、線状ヒータ15aの温度が下がり、SM
Aワイヤ6が自然冷却されて元の長さに戻り、第1の湾
曲体12aが直線形状になる。このようにして、各湾曲
体12a,12b,12c…上のそれぞれの線状ヒータ
15a,15b,15c…を選択的に発熱させること
で、各湾曲体12a,12b,12c…の湾曲動作を行
なって、全体として複雑な湾曲動作を行なうことができ
る。
【0048】以上説明したように、本実施例の湾曲マニ
ピュレータ12は、簡単な構造によって自在に湾曲する
ことができるとともに、構造体50の組立てに際してリ
ベット打ち等の複雑な作業を行なわないで済むため、組
立性が良好である。したがって、微小化が可能である。
【0049】また、構造体50がMIMにより型成形さ
れるため、構造体50を複雑な形状に形成することもで
きる。また、型成形であるため、大量生産ができ、コス
トの低減を図ることができる。
【0050】さらに、SMAワイヤ6が線状ヒータ15
a,15b,15c…によって間接的に加熱されるた
め、構造体50に対して絶縁コーティングを施す必要が
なく、作業が簡易化される。
【0051】また、構造体50に対してSMAワイヤ6
を溶接により直接に取り付けるため、強度が強く、正確
な取り付けが可能であり、精度の良いマニピュレータを
製作することができる。
【0052】図11及び図12は本発明の第3の実施例
を示すものである。本実施例の湾曲マニピュレータは、
第1の実施例においてSMAワイヤ6とリード線7とを
接続する接続部25を固定部材4に対して固定する固定
手段を備えている。なお、固定手段以外の構成は第1の
実施例と同一であるため、以下、固定手段のみについて
説明することとする。
【0053】アクチュエータユニット55を構成する固
定部材4は、その外周面に切欠部60を有している。切
欠部60の具体的な形状が図11及び図12の(c)に
示されている。この構成では、切欠部60に接続部25
が配置された状態でその上から接着剤が盛られ、接続部
25が固定部材4に対して固定される。これによれば、
SMAワイヤ6とリード線7との接続部25によってマ
ニピュレータ1の外径が太くなってしまうことを防止で
きるとともに、接続部25をしっかり固定することがで
きるため、信頼性が高くなる。
【0054】図13及び図14は本発明の第4の実施例
を示すものである。図14に示すように、本実施例の湾
曲マニピュレータ70は、第1の実施例と同一構成の構
造体50に対して図13に示すアクチュエータユニット
75を一体的に組み付けることにより形成される各湾曲
体70a,70b…を長手方向に連ねて構成されてい
る。
【0055】図13に示すように、アクチュエータユニ
ット75は、2つの固定部材4,4の間にコイル17を
架設して成るものである。また、固定部材4,4間には
SMAワイヤ6が掛け渡されている。このSMAワイヤ
6は、基端側固定部材4(4b)のワイヤ挿通孔21a
に通され、先端側固定部材4(4a)のワイヤ挿通孔2
1aに通されて折り返された後、先端側固定部材4(4
a)のワイヤ挿通孔21bと基端側固定部材4(4b)
のワイヤ挿通孔21bとに通されている。
【0056】この場合、SMAワイヤ6は、先端側固定
部材4(4a)の先端部と基端側固定部材4(4b)の
基端部とに対して接着または溶着等により固定されてい
る。そして、基端側固定部材4(4b)のワイヤ挿通孔
21a,21bに通されたSMAワイヤ6の両端部には
SMAワイヤ6を通電加熱するためのリード線7が接続
部材25を介して接続されている。
【0057】この構成では、コイル17は、固定部材
4,4間でSMAワイヤ6をガイドし且つSMAワイヤ
6を構造体50の外周上に保持する役目を果たす。な
お、コイル17は、金属巻線に絶縁コーティングを施し
たものや、セラミックス等の絶縁性を有する材質によっ
て形成されている。
【0058】本実施例の構成は、第1の実施例のアクチ
ュエータユニット55からガイド部材5…を取り除くこ
とによって部品点数を少なくしたため、第1の実施例に
比べて組立性が良好となる。
【0059】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。 1.両端部に球状の連結部を有する雄部材と、この雄部
材の前記連結部を回転自在に保持可能な球面状の保持穴
を両端部に有する雌部材とから成り、前記雄部材と前記
雌部材とを長手方向に交互に連結することによって構成
される構造体と、前記構造体の長手方向に沿って配置さ
れ、加熱されることによってその形状が変化する形状記
憶合金部材と、前記形状記憶合金部材を変形させ、その
変形力によって前記構造体を湾曲させる湾曲手段とを具
備することを特徴とする湾曲マニピュレータ。
【0060】2.前記湾曲手段は、前記形状記憶合金部
材を通電加熱させる加熱制御手段を有し、前記構造体の
表面に電気絶縁材料がコーティングされていることを特
徴とする第1項に記載の湾曲マニピュレータ。
【0061】3.前記湾曲手段は、前記形状記憶合金部
材の近傍に設けられた抵抗発熱体を有していることを特
徴とする第1項に記載の湾曲マニピュレータ。 4.前記抵抗発熱体は、前記形状記憶合金部材を外側か
ら取り囲むように前記構造体の外周に巻装される線状の
ヒータであることを特徴とする第3項に記載の湾曲マニ
ピュレータ。
【0062】5.前記形状記憶合金部材は、前記構造体
に取り付けられるガイド手段によって、前記構造体の長
手方向に沿って配置されることを特徴とする第1項に記
載の湾曲マニピュレータ。
【0063】6.前記ガイド手段は、前記構造体の外径
よりも大きい内径を有する環状部材であり、前記形状記
憶合金部材を挿通可能な挿通孔を有していることを特徴
とする第5項に記載の湾曲マニピュレータ。
【0064】7.前記ガイド手段が螺旋状のコイル部材
であることを特徴とする第5項に記載の湾曲マニピュレ
ータ。 8.前記ガイド手段が電気的絶縁性を有する絶縁材料に
よって形成されていることを特徴とする第5項に記載の
湾曲マニピュレータ。
【0065】9.前記絶縁材料がセラミックス、テフロ
ン、ポリウレタン、ポリプロピレン、シリコン等の少な
くともいずれか1つであることを特徴とする第8項に記
載の湾曲マニピュレータ。
【0066】10.前記ガイド手段は、金属によって形
成され、その表面に電気絶縁材料がコーティングされて
いることを特徴とする第5項に記載の湾曲マニピュレー
タ。 11.前記電気絶縁性のコーティング材がフッ素樹脂、
テフロン、シリコン、パリレン、ポリイミド、セラミッ
クス等からなることを特徴とする第2項または第10項
に記載の湾曲マニピュレータ。
【0067】12.前記形状記憶合金部材は、温度変化
に応じて伸縮する2方向性を示す形状記憶合金材である
ことを特徴とする第1項に記載の湾曲マニピュレータ。 13.前記形状記憶合金部材は、温度変化に応じて曲げ
形状および直線形状を呈する2方向性を示す形状記憶合
金材であることを特徴とする第1項に記載の湾曲マニピ
ュレータ。
【0068】14.前記形状記憶合金は、温度変化に応
じて可逆的に形状を変える全方位型の形状記憶合金材で
あることを特徴とする第1項に記載の湾曲マニピュレー
タ。 15.円筒状の湾曲部品を複数個連結した湾曲構造体
と、前記湾曲構造体の長手方向に対して配置した形状記
憶合金と、前記形状記憶合金を加熱する加熱手段とを有
する管状マニピュレータにおいて、前記湾曲部品は金属
粉体と有機バインダとの混練物からなり、その形状が半
円筒状で2つを重ね合わせて両端部が球状である雄型部
材と両端部が球面上の穴部を有する雌型部材とを交互に
連結してなり、焼結前に、前記雄型部材同士および前記
雌型部材同士をそれぞれ接触させ、雄型部材と雌型部材
の連結部には互いを非接触とする分離材を塗布して焼結
した構造体であることを特徴とする管状マニピュレー
タ。 16.前記雄型部材の球状部の外径は前記雌型部材の溝
部の内径より大きいことを特徴とする第15項に記載の
管状マニピュレータ。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の湾曲マニピ
ュレータは、簡単な構造で自在に湾曲動作ができ、しか
も、組立性が良好で微小化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る湾曲マニピュレー
タの全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の湾曲マニピュレータを構成する構造体の
湾曲状態を示す断面図である。
【図3】(a)は図2の構造体を構成する雄部材の半体
の斜視図、(b)は図2の構造体を構成する雌部材の半
体の斜視図である。
【図4】(a)は図1の湾曲マニピュレータのアクチュ
エータユニットを構成するガイド部材の斜視図、(b)
はアクチュエータユニットを構成する固定部材の斜視図
である。
【図5】アクチュエータユニットの全体構成を示す斜視
図である。
【図6】雄部材と雌部材とを連結する方法を示す断面図
である。
【図7】雄部材と雌部材との連結部の屈曲状態を示す図
である。
【図8】図1の湾曲マニピュレータの湾曲動作状態を示
す図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る湾曲マニピュレー
タの全体構成を示す斜視図である。
【図10】(a)は図9の湾曲マニピュレータの第1の
湾曲体におけるSMAワイヤの配置状態を示す正面図、
(b)は第2の湾曲体におけるSMAワイヤの配置状態
を示す正面図、(c)は第3の湾曲体におけるSMAワ
イヤの配置状態を示す正面図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係る湾曲マニピュレ
ータの固定部材付近の斜視図である。
【図12】(a)は図11の固定部材の正面図、(b)
は図11の固定部材の側面図、(c)は図11の固定部
材の背面図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係る湾曲マニピュレ
ータのアクチュエータユニットの斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施例に係る湾曲マニピュレ
ータの全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,12,70…湾曲マニピュレータ、2…雄部材、3
…雌部材、6…SMAワイヤ(形状記憶合金部材)、1
5…線状ヒータ(湾曲手段)、50…構造体、55,7
5…アクチュエータユニット(湾曲手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に球状の連結部を有する雄部材
    と、この雄部材の前記連結部を回転自在に保持可能な球
    面状の保持穴を両端部に有する雌部材とから成り、前記
    雄部材と前記雌部材とを長手方向に交互に連結すること
    によって構成される構造体と、 前記構造体の長手方向に沿って配置され、加熱されるこ
    とによってその形状が変化する形状記憶合金部材と、 前記形状記憶合金部材を変形させ、その変形力によって
    前記構造体を湾曲させる湾曲手段と、 を具備することを特徴とする湾曲マニピュレータ。
JP7050698A 1995-03-10 1995-03-10 湾曲マニピュレータ Withdrawn JPH08243974A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006239139A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用処置具
JP2008521484A (ja) * 2004-11-24 2008-06-26 ノバレ サージカル システムズ, インコーポレイテッド ケーブルによって接続されるリンク構成要素の対を備え、簡単に組み立てることができる連接機構
WO2023153166A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17 キヤノン株式会社 湾曲体マニピュレータおよび湾曲体ロボット

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